ゲーム感覚で簡単にできる【会話】のつくりかた
「この人と何を話したらいいんだろう・・・」「初めてあった人とどんな会話をすればいいんだろう・・・」
デートのときや職場など、誰でも一度はこんなふうに思った経験があるのではないのでしょうか?今回はそんな時に使える、誰にでも簡単にできる雑談の作り方をお伝えしますね。
■1.会話って実は・・・
何か話そうと思ってもなかなか言葉がでてこなかったり、何を話せばいいのかわからず間がもたない経験ってあるかと思います。皆さん「連想ゲーム」ってご存知ですか?実は会話も連想ゲームと同じ仕組みで作れるんですよ。
連想ゲームを会話に応用することができれば、ゲーム感覚で簡単に会話を作り出すことができます。それでは次から連想ゲームを会話に応用する方法をお伝えしますね。
■2.連想ゲームを会話に応用する
例えば「りんご」から連想すると「リンゴは赤い」→「赤いは太陽」→「太陽は元気」・・・など、連想されていく言葉ををつなげていきますよね会話もこれと一緒なんです。
例えばデートの相手が湘南出身だとしますよね。「◯◯さん湘南出身なんですね」だけでは「はい、そうです」と会話がすぐに終わってしまいますが、「湘南出身なんすね、湘南と言えば江ノ島がありますね」とか「湘南と言えばサザンですね」とか「湘南って海がキレイなイメージがありますね」などなど・・・
湘南から連想されることを会話につなげていくことができれば、会話を途切れることなく続けることができます。
そして湘南で連想できることを話していくうちに、【相手の反応】をしっかり見ていれば、興味があること、興味がないこともわかってきます。
相手が興味をもっていることがわかれば、今度はそれについての連想ゲームを始めていけばいいんです。それだけで楽しく会話を続けることができますよ。
■3.相手の会話を自分の興味のある話につなげる
この連想ゲームは、会話を自分が話したい方向にもってくることもできます。たとえば彼が車の話をしている時に、あなたは猫の話をしたいと思っているとします。
「私、猫が好きなんです」と車の話から急に変えたら、相手に「え?急に何?」と思われてしまうかもしれません。
でも先ほどの連想ゲームを使って、「車」から連想させる「ドライブ」に続けて「今度ドライブに行くときに、国道134号線から江ノ島に行きたいな~♪江ノ島って猫が多いってこの前テレビで特集してたんだ、実は私、猫が大好きなんですよ♪」
いかがですか?ちゃんと会話になっていますよね♪こんな感じで連想ゲームを応用すると、自分が話したいことにつなげることもできちゃうんです。
■4.練習してみよう
連想ゲームはどれだけ自分の頭の中に、言葉が浮かんでくるかが大切ですよね。
会話も一緒です。
「知っている言葉」ではなく「反射で使える言葉」の数を持っているかで、会話の広がりかたもかわってきます。これは一人で練習することができます。
一つのキーワードでどれくらい多くのキーワードを想像できるか、ノートに書き出して練習してみましょう。
例えば【湘南】からですと【海・江の島・シラス・スラムダンク・湘南乃風・湘南ベルマーレ】などなど色々なジャンルの言葉が出てきますよね。
自分に関わること「出身地」「好きな音楽」「趣味」「スポーツ」など、はじめての人と話すときに出てきそうなテーマで事前に連想できることを考えておくと、会話に困らず自然に言葉がでてくるようになります。
■コミュニケーションマナー講師・吉井奈々からのメッセージ
いかがでしたでしょうか?会話は慣れです。「会話」「雑談」と難しく考えてしまうと、何を話していいのかな・・・と不安になってしまいますが、実際の会話はこのように、連想ゲームと同じようにできています。
あまり難しく考えすぎずに、ゲーム感覚で会話を楽しんでみましょう。(吉井奈々/ライター)
(ハウコレ編集部)(前田希美/モデル)(柳内良仁/カメラマン)