更に抗菌ペプチド(体の表面で病原菌が増えないように保っている必要不可欠な免疫物質)を作り、悪玉菌が増えるのを抑えてくれています。
その他に肌を弱酸性に保つ『善玉アクネ菌(タイプII、III)』などがあり、悪玉菌の増殖が抑えられています。通常アクネ菌は3種類に大別され、その内の1種類は善玉菌ですが、それ以外はニキビの原因にもなる悪玉菌です。
このように善玉菌を増やすことで、肌水分が保たれ、自然なしっとりとした肌がキープできるようになるのです。
・悪玉菌悪玉菌の代表は『黄色ブドウ球菌』です。黄色ブドウ球菌はバリア機能の形成を妨げ、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を引き起こす原因になります。
皮膚以外にも消化器官の常在菌(腸内細菌)でもあり、食中毒などを引き起すのもこの菌が原因です。その他にニキビなどの原因とされている『悪玉アクネ菌(タイプI)』、中耳炎や喉の痛みなど引き起こす『レンサ球菌』なども悪玉菌として常在しています。
■3.善玉菌を増やす方法
では、どのように善玉菌を増やせば良いのでしょうか。その秘密は洗顔方法にあります。みなさんは、朝と晩(入浴時)に洗顔されると思いますが、両方とも洗顔料を使っていませんか。