カロリー制限しても痩せられない!スリム美人には食事内容に秘密があった
こんにちは。セルフトレーニングコーチのNaoです。今回も魅力溢れる潤い美人になる“自分自身のための”セルフトレーニング、一緒にしましょ!
「ダイエットを始める」となると、すぐに気にしてしまうのが「摂取カロリー」の数値。
■■カロリーってナニモノ?
「カロリー」とは、水1gぶんの温度を1℃上昇させるのに必要な“熱量”のこと。カロリーの数値は、食品がもつ“体内で活用できるエネルギー量”を知るのにとても便利な手がかりです。
ただし、同じカロリーの食品でも含まれている栄養素によって性質や体内での役割が違うことや、同じ食材でも生産環境や密度、大きさなどによって含まれるカロリーは同じでないこと、食べる時間や食べ方、ライフスタイルによって吸収量や消費量が異なることも知っておかなければなりません。
カロリーは、「◯◯kcalの食事をすれば、必ずこういう体型になる」というはっきりとした基準ではありません。カロリーの数値ばかりにとらわれず、あくまでカロリーオーバーを防ぐための参考程度に活用するのがおすすめです。
■■摂取すべきカロリーは人によって、日によって、食事内容によって違う
一般的に、成人女性の1日の摂取カロリーは2000kcal前後と言われています(成人男性の場合、2500kcal前後)。
ただし、これはあくまでも“目安”。人によって体質やライフスタイルは異なるため、栄養素の吸収率や、エネルギーの消費率(代謝のよしあし)が違います。一日中寝ている日と、バリバリ運動をする日とでは、消費できるエネルギー量に違いがあるのは当然ですよね。
また、総カロリー数が同じでも、食事内容によって摂取できる栄養素は異なります。多少高カロリーでも、体内のはたらきを活性化させるのに必要な栄養素ならば、優先的に消費されるでしょう。
逆に、たとえ低カロリーであっても、体内で活用されないエネルギーならば、体脂肪として溜め込まれてしまいます。
効率よくダイエットを成功させるためには、自身の体質やライフスタイル、食事の内容と向き合い、自分に合った内容や量を見つけていくことが大切です。
■■美しく痩せるための食事のコツ
「カロリーだけで判断できないなら、どうすればキレイに痩せられるの?」何を、どのくらい食べて良いのかが分からなければ、「食べたら太ってしまうのでは?」と怖くなってしまいますよね。太りにくく、シェイプアップさせやすい食事とは、“栄養バランスが整った”食事です。ビタミン・ミネラル類をたっぷりとって消化・吸収をスムーズにし、エネルギー源である炭水化物・脂質で体内のはたらきを円滑に。
そしてエネルギーを消費してくれる筋肉をつくる、たんぱく質もしっかり摂取することが重要。代謝のよい、“痩せやすい体質”に整えることができますよ。
栄養バランスが偏ると、体内のはたらきがスムーズにおこなわれなくなってしまいます。すると、「摂取カロリーは低いのに(あんまり食べていないのに!)、全然痩せない」なんてことも。キレイなスリム体型の実現には、体内のはたらきを高める栄養素を十分に摂取することが欠かせません。
■■何を、どのくらい食べたらいいの?
カロリーの数値ではなく、摂取する栄養素のバランスで“痩せやすい食事”かどうかを判断する手がかりとしておすすめなのが、自身の「手」。
カロリーオーバーを防ぎ、かつ代謝をアップさせるのに必要な栄養素をバランス良く摂取することができる食事量の目安(1食分)は、「ごはん(炭水化物)は“握りこぶし一つ分”、肉や魚は“手のひら一つ分”、そして野菜や海藻類(副菜)は“手のひらいっぱい”」。
このバランスと量を意識すると、細胞の材料とエネルギー源、代謝を高める栄養素を不足させず、食べ過ぎを防ぐことができます。
■■今日から数字よりも、食材のバランスと量を意識しよう
数値上の摂取エネルギーを基準に考えるよりも、“体内を活性化させるのに必要な栄養素をチャージできているか”を基準に食事メニューを組み立てていくことが大切。
手のひらならいつもでどこでも、簡単に大まかな量を把握することができますから、ぜひ活用してくださいね!(NaoKiyota/ライター)
(ハウコレ編集部)