誰目線?恋愛できない人が「恋愛アドバイス」する理由・4つ
空模様がぐずついていると外出するのもなんだか億劫になってくるよね。そんなときは家の中でのんびり過ごすのも悪くない。部屋に一人でいても、メールや電話、SNSとかでみんなとつながれるから寂しくないし。
ゲームをするのも楽しいけど、雨のしとしと降る日には恋愛のグチや悩みを聞いてもらうっていうのもいいかもしれないね。
こういうときに積極的にアドバイスをしてくれる人がたまにいるけど、意外と本人は恋愛できてないっていうケースも多いんだ。自分ができてないのにどうして人に助言できるんだろうね?
■1.受け売りだから
いい恋愛ができている人は、自分の経験から恋愛のコツを導き出せる。でも、いい恋愛ができてなくても、どこかで聞きかじった恋愛話をそのまま言うことだったらできるよね。
たとえば雑誌の恋愛特集に書いてあったとか、テレビやラジオで聞いたことがあるとか。
いまはスマホで読めるネットニュースとかも流行してるし。
それらの記事を読んで、完全に正確ではなくても大体記憶できていれば、それを思い出してそっくりそのまま誰かに話して聞かせることはできるんだね。
ときには、聞いた話をさも自分が体験した事のように臨場感たっぷりにしゃべれる人もいるくらいだよ。
■2.棚に上げているから
友達に恋愛のアドバイスをするときとかって、自分の恋愛に自信がないと「あんたは恋愛できてないくせに」って思われちゃわないかどうか、普通は不安になるよね。でも不安にならず堂々とアドバイスできる子ってなんでかっていうと、自分のことを棚に上げているからなんだ。
自分の恋愛はあきらめているとか、そもそも自分は恋愛には向いてない、もう興味がないっていう態度をとって、自分は人と違うっていうふうに分けちゃってるんだね。
そうすると同じ土俵に上がらなくてもよくなるから、自分は恋愛ができてないっていう事実を恐れることなく人に恋愛アドバイスをすることができるようになるんだね。
■3.責任がないから
自分の恋愛のことだと、当たり前だけど絶対に失敗したくないよね。
心から好きな相手に振られたりしたら人生は絶望的になっちゃう。
だけど、それが他人の恋愛だったらどうかな。そりゃあ友達だったらぜひ好きな人とうまくいってほしいとは思うけど、だからといって彼女が失恋したとしても責任をとらなきゃいけないってことはないよね。
これは無責任っていう意味じゃなく、そもそも自分の人生の責任をとれるのは自分だけっていうことなんだ。だから恋愛できてない人でも、他人の恋愛に対してはあまり負担を感じずに自由奔放にアドバイスできちゃうんだね。
■4.共感していないから
仲の良い人が不慮の事故や災害に遭った話を聞くと、つらい境遇に共感して一緒に苦しい気持ちになることがあるよね。
恋愛も同じで、恋愛問題に苦しんでいる子の気持ちに共感して深く入り込みすぎると、一緒に苦しくなってしまいアドバイスするどころではなくなってくるんだ。
だから逆に、アドバイスできるってことはそこまで共感してないってことになるよ。
「ただ寄り添ってほしい」と思ってる人からすれば共感してくれないなんてひどいって感じるけど、「ただ結果を出したい」という人からすれば、ヘンに同情されるより具体的な解決法を教えてもらえるほうがありがたいよね。
■羽林由鶴からのメッセージ
自分が恋愛できてないのに人に恋愛のアドバイスをすることは、全く悪いことじゃないよ。自分ができてないからといって、その人のアドバイスが必ずしも間違っているっていうことにはならないからね。それに、たとえ間違っていたとしても、されたアドバイスを受け入れるかどうかは聞いた人次第。
聞いた人が、それいいなと思えば採用すればいいし、よくないなと思えばボツにすればいいし、ごちゃごちゃ言われること自体がウザいと思ったらもう言わないでって言えばいいだけだからね。
人からのアドバイスに振り回されることなく、あなた自身の素敵な恋愛を楽しんでいってね。(羽林由鶴/ライター)
(ハウコレ編集部)(黒田真友香/モデル)(柳内良仁/カメラマン)