遊びがうまい人って、おなじことをやるにしても楽しくやります。たとえばコンビニでお茶とお菓子を買うだけ・・・・・・というときだって、遊び上手な人は「今日はコンビニで1,000円分、好きなものを買おうぜ!」なんて言ったりします。子どものころに、遠足のおやつを買うのと似たような感覚を出すわけです。
もっとオトナになると、「花火大会に行って花火を見よう」ではなく「船の上から花火を見よう」という遊びをする人もいます。
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つまり遊びって、よく言われるように、言ってみれば無駄なものです。コンビニでお茶とお菓子を買うのなら、500円もあれば済むところを、1,000円も(!)使うわけです。無駄ですよね。花火なんて、陸から見れば済みますが、わざわざ海の上から見る・・・・・・無駄の骨頂みたいな話です。
学校時代に男子と遊ぶ無駄な時間をすごさなければ、もっと偏差値の高い大学に入れて、いい会社に就職できただろうと後悔している人もいるかと思いますが、でもその無駄が「その人らしさ」を形づくっています。その人らしさとは、その人が持っている雰囲気のことです。雰囲気のいい人になるのは、なかなかむずかしいと言われますが、なんのことはない、よく遊ぶと、雰囲気のいい人になれます。