2016年11月11日 21:00
秋の夜長にいかが?文豪たちが愛する人に読んだ「ラブレター」に胸キュン
日が短くなり、なんとなく人恋しく感じる今の季節。いつもより長くなった気のする夜に、なかなか寝付けなくなってしまっている女性も多いのではないでしょうか?こんな夜は、大切な人に手紙をしたためたくなりますね。
今でこそLINEやFacebookなどのSNSが普及し、好きなときに手軽に人と連絡がとれますが、昔はそういったツールがありませんでした。そのぶん、今より「人を想う時間」が長く、手紙にして送る人が多かったのかもしれません。そこで今回は、言葉を巧みに操る文豪たちが大切な人へどのようなラブレターを書いていたのかを調べてみました!
■■芥川龍之介→婚約者の文ちゃんへ
文ちゃんを貰いたいということを、僕が兄さんに話してから何年になるでしょう。貰いたい理由はたった1つあるきりです。そうしてその理由は僕は、文ちゃんが好きだということです。もちろん昔から好きでした。
今でも好きです。そのほかに何も理由はありません。
『羅生門』や『藪の中』などで知られ、芥川賞でも有名な芥川龍之介が、後の妻となる文へ宛てた手紙の一部。飾らない言葉でストレートに伝えている手紙ですね。本当に好きなんだなぁ・・・ということが読んでいて伝わってきます。