じつは誰もが持っている恋の正解
男子との出会いがないという悩みからはじまり、ちょっと気になる男子に出会えたら「好きかどうかわからない」と悩み・・・・・・まことに恋愛には「悩みがないときはない」ものです。でもじつは、誰だって恋の正解を知っているんです。今回は、そんなお話をしたいと思います。
■■今回はプロのご意見を参考に・・・
今回は、たくさんの恋愛相談を受けているカウンセラーからお聞きしたことをもとにお話をします。というのは、著者は恋愛相談に答えたことがないからです。たとえば、「24歳の女子です。大手都市銀行でマーケティングの仕事をしています。4つ年上の彼氏がいます。
その彼を日本に残したまま、銀行を辞めてわたしひとりで半年間、モロッコに旅に出たいと思っています。彼はあまり賛成してくれていません。わたしは旅に出かけるべきでしょうか」という質問があったとします。
そういう質問を前に著者は、答えがひとつも出てこないのです。若い女子がひとりでモロッコに行く危険性を指摘することは、当然できます。大手都市銀行のマーケの部署に入る大変さも理解できます。だから「行かないほうがいいんじゃないの?」というくらいのことは言えます。だって大手都銀に就職することの大変さを思えば、なにもモロッコまで行って大変な思いをすることもないですよね?それ以上の提案が、なにひとつとして浮かんできません。
というわけで、プロのカウンセラーから聞き知ったお話をします。
■■カウンセラーのお仕事
カウンセラーの役割で大きいのは「相談者の背中を押してあげること」なんだそうです。つまり、相談者の多くは「こうしたいと思っているんですが、ホントにそうしても大丈夫なんでしょうか」という言い方をするのだそうです。要するに「自分が出した答えが『正解であること』を証明してほしい」という主旨で、相談に来るそうです。
冒頭に書いた「誰だって、恋の正解を知っている」という意味は、たとえばこういうことです。
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ではなぜ背中を押してもらいたいのか?と言えば・・・・・・カウンセラーの先生いわく「みんな、きちんと生きていないから」となります。
「わたしはこう生きます」という明確な方針を持たないまま、多くの人は暮らしているから、いざとなったときに「わたしはこうしたいのですが、センセ、ホントにそれでいいのでしょうか」となる・・・・・・こういうことのようです。
■■自分が持っている「恋の正解」のとおりにやる方法
「きちんと生きる」という言い方には、じつにさまざまな要素が含まれます。
たとえば、他者に対して十分な心配りをしつつ生きていますか?ということ。あるいは、他人の顔色やお金のことばかりに気を奪われることなく、正しいことを「正しい」と、まちがっていることを「まちがっている」と、ちゃんと言えていますか?ということ。
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カウンセラーいわく、そうやって「きちんと」生きていないと、誰だっていざというときに、自分の言動に自信が持てなくなるのだそうです。
いざというとき・・・・・・たとえば好きな人ができたときに告白するとき・・・・・・たとえば彼を残してひとりでモロッコに旅立つ決意を迫られたとき・・・・・・などなど。
つまり、誰しも「自分はどう生きていきたいのか(=自分はどういう恋愛をしたいのか)」という正解を持っているものの、日々の雑事のなかで「ちゃんと生きること」ができなくなってしまっていて、ゆえに恋の悩みが増え続け、それをひとりで解決することができないということ。
ということは、自分の気持ちにウソをつくことなく暮らしていると、きっと、いざというときに、自分なりの「恋の正解」があなたの背中を押してくれて、カウンセラーいらずのステキな恋ができるということです。(ひとみしょう/ライター)
(ハウコレ編集部)