それは「余計なプライドが心から剥がれてくるから」です。
たとえば若いうちは知らないことを「知らない」と言えない人が多い。あなたの会社にも、そういう男子、いますよね?
「知らない」と答えてしまうとバカだと思われてしまう、ゆえに俺のプライドが傷つく、だから適当な答えをする(あとからウソがばれる)。あるいはグーグル先生にソッコーで尋ねる、など。
でも上手に歳を重ねた人のなかには「知らないことを知らないと言えることって、すごく快感だ」と言う人もいます。余計なプライドがなくなったんですね。なぜなくなったのか?この分野ではアホに思われても、ほかの分野で俺は秀でている、というものを持っているから、というのが、1つの答えです。
■■彼のプライド、どんどん傷つけてあげてください
つまり若いとどうしても「ひとかどの人(とくべつ優れた人)」になりきれないので、うわっつらばかりの見栄を張りたくなって、自分の気持ちにウソをついてしまうこともある。
でも歳を重ねると「できることは、ほかの人よりよくできる」から、見栄を張ろうという発想じたいがしぼんでくる。
ということで、ひとかどの人ではない若い男子の多くは、簡単にプライドが傷つきます。