■「会いたい」は重い?
「好き」という気持ちがあるならば、会えないとき、その人と会いたくなるのは当然です。「want」に欠乏・欲望というウラオモテの意味があるのと同様に、「会いたいこと」と「会えないこと」は常に表裏一体の関係にあるのです。
である以上、「会いたい」気持ちを持つことは恋人であれば当たり前ですし、逆に、その気持ちがないとなれば、それこそ一大事で、その場合には、もっと大事な「好き」の気持ちが根こそぎ「want」(欠けている)に違いありません。大好きな人に会いたくて会いたくて仕方がないことは、少しも恥じることはありません。
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一方で、「会いたいこと」と「『会いたい』と伝えること」とは、少し違います。好きならば、「会いたい」と思うのは当然である以上、これをわざわざ何度も口にしてしまうのは、野暮ったい言動で、度を越せば、「わかってるよ、うるさいな!」と煙たがられてしまっても仕方がありません。
会いたいという気持ち自体を否定することは誰もしませんが、まるで自分だけが寂しいみたいに何度も相手に伝えることは、考えものかもしれませんね。
■「会えないとき」を楽しむには
「会いたい」