過去の自分を超えることが、いい恋に繋がっている
今の彼氏が初彼、という方を除いて、みんな、「元カノとしての私」を持ってるはず。つまり、今の彼以外の、誰かと付き合っていた頃の、過去の私。
結婚という一つの区切りまで、何度も恋を重ねていく理由は、きっと「過去の恋での私に勝つ」プロセスを経て、自分を高めていくことで幸せに近づけるからだと思います。
そんなわけで今回は、10〜20代女子と一緒に「こりゃ『過去の恋での私』に勝ったわ・・・・・・。圧勝だわ・・・・・・」と感じた瞬間についてシェアしてみましたよ。みんなどんな瞬間に「過去の自分越え」を実感しているんでしょうか。
■彼氏の幼稚さを達観できる
「彼氏がわざと女子の話をしてきたりして私の気を引こうとしてきても、前の私だったら絶対にムキになって怒ってたと思うけど、今なら微笑ましくヤキモチを焼くふりをしてあげられると思う」(受付/24才)
いつの時代も「彼氏」という存在は「彼女」よりも精神的に幼いものです。だけど、このことをわかってなくて、彼氏の幼稚さを真に受けてしまっていた自分は、きっと、彼氏のちょっとした言動にイライラしたり、「どうして私を傷つけるようなことしてくるの!?」と本気で悩んだりしていたのかもしれません。
でも、そういったものにいちいち反応していたらキリがなくて、「はいはい」と精神的にスルーできるようになってくると、「男子の扱い方わかってきた!」って実感できますよね。
ということでひとつ目は「彼氏の幼稚さを達観できる」でした。
■すがらない自分
「前は、いちいち彼氏からの連絡がないかどうかとか気にして、それで一日中気を揉んでたけど、今なら、そういう瑣末なことにはとらわれずに、会えないときには会えないなりに、自分の趣味とかを楽しんで過ごせるようになった」(公務員/23才)
そりゃ彼氏からたくさん構ってもらえたりすれば嬉しいし、それに越したことはないわけですが、結局、それがあろうとなかろうと、ふたりの関係には決定的な影響を及ぼさないっていうことが身に染みてわかるようになるのは、ひょっとしたらある程度の恋愛経験を経てからなのかもしれません。
毎日連絡が来れば、または、毎週会えたら一生別れないという法律もないし、連絡やデートの頻度がいくら少なくても、気持ちさえ繋がっていれば、別にそれ以外のことは究極的にはどうだっていいというのがカップルですからね。「ちょっとくらい寂しくたって、別にそれはそれでしょうがない! 私は自分のことするわー」って割り切れるっていうのがふたつ目でした。
■かまってちゃんはしない
「自分も未熟だったなーって思うけど、たまに『男子とふたりで遊んでくるね』みたいな、何でそれわざわざ言った私!?みたいなことしちゃってたけど、そういう無用な紛争の火種になりそうなことはなるべく控えるようになりました・・・・・・」(大学生/19才)
1で男子の永遠の幼稚さをバッシングしたばかりですが、まあ、たまには女子だってミスはしますよね(笑)。
もちろん、かまってちゃんをしていいことは基本的にはありません。かまってちゃんをするくらいなら、次に紹介するぶりっ子の方がかわいいし、簡単にかまってもらえますからね。
■ちゃんと「ぶりっ子」できてる
「皮肉なことに、いい歳になってようやくぶりっ子ができるようになってきた。でも、彼氏にぶりっ子するって、すごく楽だね! 彼氏ならよほどじゃない限り私のどんなぶりっ子でも『かわいいね」って思ってくれるから」(美容師/25才)
恋人でもない相手にぶりっ子するのはときに「あざとい」との誹りを受けてしまうことにつながりますが、恋人同士なら、ありうるとしても「かわいすぎるから勘弁して!」というクレームくらいでしょう(笑)。
素直にぶりっ子できることって、恋人に対してなら、絶対にかわいいって思ってもらえるのになぜか難しいです。これができるようになった自分は、ぜひ褒めてあげてくださいね。
■おわりに
他にも、人によって「前に誰かと付き合っていた私じゃできなかったことができるようになった!」という進化が色々あるはず。
そうやって、「かつて、今の彼氏以外と一緒にいた私を越える」をコツコツ積み重ねていくのを実感することで、一見失敗続きに思える自分の恋愛遍歴を肯定できると思いますし、実際にも、少しずつ「幸せ」に向かって行っているんだと思いますよ。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)