似た者同士が引き合う理由
人間関係には『鏡の法則』というものが働いていることをご存知ですか?
人は気づかずにうちに自分の周りに、自分と似たような性格、同じような趣味を持った人たちを揃える習性があります。この法則は「類は友を呼ぶ」ということわざで引き継がれています。
人間はできるだけ自分と似たような人と付き合いたいと思いますし、逆に言えば自分とは違う人との関係は自動的に避けようとします。
人はお互いの性格や趣味が近いと仲良くなる一般的には認識されていますが、正確には物事の捉え方や考え方が似ているから仲良くなるといった方が正確です。
例えば、「普通さ」という言葉を使った時に、その「普通」は所属するコミュニティによって全く変わって来ます。
「普通はデート代は男性がおごるものだ」と思っている人もいるし、「普通はデート代は割り勘でしょう」と思っている人もいます。この考え方が似ている人たち同士がつるみ、仲良くなるというわけです。
■鏡の法則は要注意
人間関係はこれぐらい強力に引き合ったり反発したりします。
それゆえあなたの前にはあなたに似た人がやって来ます。裏を返せば、あなたの目の前にいる人を見れば、あなたがどういう人なのかよくわかる、ということです。