2018年5月21日 17:00
「恋愛偏差値」という言葉をなくせば恋愛はもっとシンプルになる説
僕は常日頃、「人が発する言葉」を注意深く観察するようにしています。なぜならその人がなんとなく口にする言葉には、その人の心理が色濃く反映しているからです。
先日僕の友人が「私、恋愛偏差値低いから」という言葉を使いました。
この言葉の裏には「自分は恋愛に向いていない、恋愛に対して苦手意識がある」という自意識が潜んでいると考えられます。
そして、さらにもう一歩踏み込んで考えてみると、「恋愛上手な人が羨ましい。自分もあの人みたいに上手になれたらいいのに」っていう羨望の気持ちも隠れているように思います。
つまりこの人は、「誰かと自分の恋愛を比較して、自分自身の評価を低く下している」人だ、ということがわかる、ということです。
■「恋愛偏差値」って言葉おかしくないですか?
ところで、この「恋愛偏差値」という言葉、そもそも矛盾していると思うんです。
ここで偏差値についておさらいしておくと、偏差値とは、母集団の中で自分がどのあたりの位置にいるのかを把握するための指標です。
平均点が50の値になり、それより低ければ50以下に、高ければ50以上になります。
偏差値が60を越えれば「優秀」、70を越えると「群を抜いている」