鍋物の名脇役・「春菊」が作るつやつや美肌
■1.つやつや美肌に嬉しいビタミン類が勢ぞろい!
春菊はホウレン草以上にカロテンが多く、体内でビタミンAに変わり、お肌の粘膜や体内の各器官の粘膜も強化してくれます。また糖質代謝に有効なビタミンB1、脂質代謝に嬉しいビタミンB2、タンパク質の合成を促してつやつや美肌を実現させるビタミンB6とビタミンCも豊富!
■2.冷え予防や美白にも!?ミネラル類が豊富!
ミネラルには、冷えを改善し、造血作用もある鉄分、マンガンなどが含まれます。また、抗酸化作用があり紫外線対策としても有効なクロロゲン酸と、飲みすぎた肝臓をいたわり、風邪などのウィルスを退治してくれるルテオリンという成分も入っています。
■3.香り成分にはダイエット効果と風邪予防効果
春菊独特の香り成分はα-ビネンとベンツアルデイド。自律神経に作用して、食べ過ぎで傷んだ胃腸を回復させ、消化も促してくれるので、ダイエットの心強い味方!また、のどの痛みを和らげてくれるので風邪を引いたときなどにもいいですよね!血液の循環を整えるので冷え予防にもなるし、お肌のくすみ対策にもなります。
■4.生でも食べれるの?
春菊は一般には加熱調理にむいている野菜。
シュウ酸という毒素成分が入っているので、必ず加熱して食べるようにと昔から伝えられているそうです。しかしその「シュウ酸」、加熱すればもちろん問題ないのですが、葉先のやわらかい部分なら、納豆や生姜、ニンニク、ネギ、わさびなど殺菌作用のあるものと一緒に食べれば生でも大丈夫!生の春菊と納豆を和えて食べるとかなり美味なので、ぜひ試してみましょう!(3歳未満のお子さんは生で食べないように)
■5.春菊の調理のコツと食べ方
鍋物なら、洗ってお鍋に入れるだけで楽チンですが、お浸しを作るとなるとイチイチ茹でるのが面倒!と感じるかもしれません。そんな時は、洗った春菊を耐熱皿に並べてラップをし、500Wの電子レンジで2分加熱してから冷水で洗いましょう。時短になるはずです。
この状態でよく水分を絞って冷凍しておけば、あまってしまいがちな春菊も無駄なく使えます。和食のイメージが強い春菊ですが、トマトと煮込んでパスタソースにすることもできますし、チヂミや炒め物ともよくあいます。面倒な時はツナやサバなどの缶詰と和えるだけでも簡単バランス美容食になりますよ。
■おわりに
ホウレン草や、小松菜、ニラの代わりに春菊を使えば、定番冬レシピもまた違った美味しさに。
香りが強いので、シソやバジルのかわりに使っても◎。ダイエットや冷え、風邪、そしてツヤツヤのお肌のためにも春菊をもっと身近に取り入れてみましょう。
(丸田みわ子/ハウコレ)
【参考】
※春菊-東芝http://www.toshiba.co.jp/living/recipe/kirei_a01.htm
・五訂増補日本食品標準成分表 – 文部科学省