ダイエットやプチうつ対策にも!「ひじき」の意外な魅力とは?
■1.ひじきの鉄分「非ヘム鉄」を吸収するには工夫を!
ひじきは鉄分美容で見直されている食材ではありますが、海草なので「非ヘム鉄」。単品で食べても他の栄養素は補えますが、こと鉄分に関しては動物性からとれる「ヘム鉄」と一緒に摂取しないと、体に吸収されにくいでしょう。マグロやウナギ、赤身の肉類と一緒に食べることで、吸収力アップを狙いましょう!
■2.その他の美肌、プチうつ改善栄養素
ひじきには、プチうつ対策として精神安定が望める、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リチウムといった成分が含まれています。それだけではなく、骨や髪を、キレイする「シリカ」でお馴染みのケイ素。記憶力UPに嬉しいビタミンB1、また各器官の機能を改善するフコイダンもあるので、健康には効果大!
ひじきを食べているだけで、どんなトラブルも治るのでは?!と思うほど素晴らしい栄養素がいっぱいなのです。
■3.用途別「ひじき」の食べ方
ひじきは、たまに魚売り場で生のものを見かけますが、ほとんどは乾物コーナーで乾燥させたもの!保存食にもなり、価格も安いので常にストックしておきましょう。
ひじきは使う分量だけ水に1時間程度つけて戻してくださいね。
■4.オススメ食べ合わせ術
●鉄分美容
マグロやウナギ丼に、海苔の代わりに使ってみましょう。また赤身肉のお料理のお供にするのもオススメです。
●骨美人に!
カルシウムが豊富なので、ビタミンD入り食材(鮭、青魚など)と一緒に食べると、骨や爪などが健やかになるでしょう。ケイ素も骨を丈夫に
●プチうつ改善食として
脳の栄養には牡蠣や牛肉のタンパク質や亜鉛が良いと言われています。そこにヒジキの鉄分を加えれば、落ち込み気分から脱出できるかも?!
●ケイ素ダイエット食として
いつものポテトサラダやカボチャサラダにヒジキをプラスしてみよう。話題の「ケイ素ダイエット」食に!
●妊活にも!
グリーンサラダにヒジキを入れてひと工夫。妊婦さんに不足しがちな鉄分と葉酸が取れます!味の変化が生まれるため食欲もUPです。
■おわりに
節約食としてだけではなく、美容健康にも効果的なひじき。どこでも買える万能食なので、肌や髪、イライラ、健康などいろんなトラブルを抱えている女子は毎日食べてもいいぐらいですね! ぜひ毎日の食事にひと皿、加えてみてくださいね。
(丸田みわ子/ハウコレ)
【参考】
・今泉 久美著(2012)『鉄分とれれば元気できれいに! 貧血改善レシピ』文化出版局
・姫野友美著『心療内科に行く前に食事を変えなさい』青春出版社