「食べるだけで代謝UP」してくれる食べ物を効率よく摂るコツ
■代謝UPに効果的な食べ物5つ
(1)コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを活性化させて、脂肪を分解しエネルギーとして燃焼させる効果があります。ただし、お砂糖やミルクはカフェインの働きを妨げるのでブラックで飲むのがポイント。
(2)ショウガ
ショウガに含まれる「ジンゲロン」という成分には、ノルアドレナリンの分泌を促し体脂肪を燃焼させる効果があります。ただし、このジンゲロンは、ショウガを加熱させたときに発生する成分です。代謝UPのためにショウガを食べるのであれば必ず加熱して!
(3)紅茶
紅茶には「紅茶ポリフェノール」と呼ばれるカテキン類のポリフェノールが含まれています。
アサヒ飲料株式会社の研究によると、紅茶ポリフェノールには、食後の中性脂肪の上昇を抑え、脂肪の吸収を促す遺伝子の働きを抑制することが判っています。
(4)納豆
納豆には、大豆が発酵する過程で出来た「大豆プチペド」という成分が含まれています。この大豆プチペドには、食後のエネルギー消費を高め、基礎代謝をUPさせる働きがあることがわかっています。
(5)グレープフルーツ
グレープフルーツの香り成分のひとつ「ヌートカン」には、交感神経を刺激し、摂食中枢を刺激して食欲を抑え、脂肪の分解・燃焼を促す効果があります。実際に食べなくても、香り成分に効果があるのでアロマで取り入れるのもおススメ。
■代謝UP効果を効率的に利用できるタイミング5つ
(1)朝イチには→加熱したショウガ
日本大学平柳准教授の実験によれば、朝10gのショウガを食べると、その後3時間にわたり6~8%エネルギー代謝がUPすることが判っています。
(2)運動前には→ブラックコーヒー
カフェインが体内に吸収され効果を発揮するには30分必要と言われています。運動の30分前に飲むと効果的。
(3)食前→グレープフルーツ
香りを嗅いだり、もちろん食べてもOK!グレープフルーツは、ビタミン・ミネラルが多く、ダイエットに◎。
(4)食事中→紅茶
中性脂肪が多くなると、血液がドロドロになりやすくなります。ドロドロの血液では、細胞に栄養と酸素がスムーズに届かず、内臓の働きが悪くなって代謝の悪い余分なものを溜めこむカラダを作ってしまいます。
(5)停滞期には→納豆
ダイエット中に体重の減少が止まってしまうのは、基礎代謝が落ちてしまったから。不二製油株式会社の研究によれば、大豆プチペドを摂取することで一度落ちた基礎代謝量が回復するそう!
■終わりに
食べるだけで代謝UP!と言われている食材も、タイミング良く摂らないと効果が実感できないことも。代謝がUPするからといって、すぐに痩せると思うのも、ちょっと間違いですよ。焦らずに、太りにくい体質を作る体質改善だと思って、代謝が良くなる食べ物を効率的に食べてみて!
(岩田麻奈未/ハウコレ)