肌質が変わる!梅雨の「揺らぎ肌」に要注意
■化粧品の吸い込みが悪い原因は?
本来、肌は湿度が高いと潤いますが、梅雨時期はベタつくのに乾燥も気になるという、顔の中で極端に異なる肌質が並ぶことがあります。これは過剰な皮脂分泌と、汗をたくさんかいた後の水分不足が原因で起こる「インナードライ」と呼ばれる肌質で、状態が安定しないことから「揺らぎ肌」と呼ばれています。水分を保持する働きが低下し、キメが乱れて化粧品の吸い込みが悪くなるのが特徴です。
そんな揺らぎ肌を安定肌へと導くための基本は、肌の土台から整えること。
洗顔後、セラミド成分配合の化粧水を、ハンドプレスでしっかり肌に馴染ませましょう。セラミドはお肌の角質細胞内部に存在し、水分をしっかり保持する効果があります。肌の働きが順調になるとターンオーバーが正常になり、スベスベ、ふわふわの肌をキープすることが出来ます。セラミドパワーをぜひ体感してみてください。
■6月は毛穴が詰まりやすい時期
顔のベタつきがすごく気になる人、過剰な皮脂で悩んでいる人の中には、皮脂を抑えるケアを重点的に行う人がいますが、これはかえって乾燥を進ませるので危険です。梅雨時期の皮脂について、次のことを覚えておきましょう。
●皮脂は気温が高くなると分泌が活発になります。
●朝起きてから夜メイクを落とすまで、皮脂は時間を追うごとにどんどん出続けます。
●Tゾーン(おでこ、鼻、あご)は、他の部位に比べて皮脂量が多く、分泌も活発です。
今の時期は皮脂コントロールがとても難しいということがおわかり頂けたかと思います。また、余分な皮脂がファンデーションと相まって毛穴を詰まらせたり、ニキビの原因になることがあるので、いつも通りのお手入れではクリアな素肌を目指すことは出来ません。そこで毛穴に皮脂を詰まらせないための、とっておきの方法は次の通りです。■毛穴すっきりケア方法
朝と夜の一日2回、脂分が気になる部位を、「クレンジングと洗顔、拭き取り化粧水、化粧水(セラミド配合)」の順番でお手入れしましょう。朝はメイクしていないからクレンジングなんてする必要ないと思うかもしれませんが、夜、眠りについてから朝の目覚めまでの間も、皮脂はたくさん分泌されています。余分な皮脂を取り除くためにも、朝のクレンジングは欠かさないようにしましょう。肌が滑らかになって、メイク崩れが気にならなくなったら、肌状態は安定しているという目安になります。
ぜひ梅雨が明けるまで続けてみましょう。
■終わりに
お肌にとって過酷な夏を控えた梅雨時期、お肌の土台からしっかり整えて、水分と油分のバランスの取れた肌質を目指しましょう!
(米村亜希子/ハウコレ)