走ること=体育でのイヤな思い出−−そんなネガティブな記憶から、体にいいとは知りつつも一歩を踏み出せないという方は多いと思います。特に社会人になると日常での運動量はガクッと低くなり、さらに体を動かすことが億劫になりがちですよね。
そんな運動不足の人に朗報。ランニング=長距離走といった“ツラい競技”というイメージを払拭してくれる、新常識を紹介します。
なんと、ダイエットや体質改善が目的であれば長く走る必要はなく、1日の始まりである朝に、たったの10分走れば、ヤセ体質になれるというのです。
■朝の10分ランが効果的なワケ
私たちの体は副交感神経と交感神経からなる自律神経の働きによって正しく機能しています。副交感神経は体をリラックスさせる働きがあり、交感神経は体を活動的な状態にし、脂肪を分解・消費するとされています。
朝、走ると交感神経が刺激され、体が活動的な状態にシフト。
そして、朝ランで交感神経を優位な状態にしておくことでランニング後のシャワーや、通勤途中の歩行、階段の上り下り、といった日常の動作でさえ、いつも以上に多くの体脂肪が使われるようになるというのです。
しかも、交感神経にスイッチをいれるのはたったの10分でOK。