将来ママになるなら!知っておきたい「妊娠中のお口ケア」
みなさんこんにちは!歯科医師の中嶋麻優子です。
女性にとって、妊娠、出産、育児は人生の大切なイベントですよね。
妊娠中は、ホルモンバランスが変化するため、心も体も不安定になります。さらに、これからの生活や夫婦関係の変化、母親になることに対する不安など、たくさんの悩みを抱え、ナーバスになってしまう女性も多いと思います。
そんな大切な時期に少しでも心穏やかに過ごせるように、今回は、妊娠中の口腔ケア方法をみなさんにお教えしたいと思います!
■1.妊娠中のお口の中の特徴は?
妊娠中はホルモンバランスの変化によって唾液がネバり、お口の中に食べカスが残りやすくなり、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そして、ホルモンバランスの変化により、歯茎が腫れやすくなっています。
また、酸っぱいものが食べたくなる傾向があるので、お口の中が酸性に傾き、歯にとって良くない口腔環境になりがちです。
さらに、お腹が大きくなると胃が圧迫されてしまい1度に食べられる量が減るので、必然的に食事の回数が増え、お口の中が不衛生になりがちです。
妊娠初期に見られるつわりの時は、匂いや味に敏感になるので、ちょっとしたことがきっかけで気分が悪くなってしまい、本当に辛いものです。