みなさん、こんにちは!歯科医師の中嶋麻優子です。
みなさんの中には、歯科治療の際に、保険適用の金属の被せ物をするか、少し高くなってしまうけれど自費で綺麗な白い歯を入れるかで迷った経験がある方も多いと思います。
「歯にお金をかけるなんてもったいない」と保険治療を選択された方もいると思いますが、本当にそうなのでしょうか?
ということで、今回は保険治療と自費治療の違いについて詳しくお話ししていきたいと思います。
■1.保険制度とは?
そもそも保険制度とは、全ての国民に平等な医療を提供できるように国が作った制度のことをいいます。
患者さんはそれぞれ加入している保険(国民保険、社会保険など)から給付を受け、自己負担金を何割かを払って治療を受けることができます。
保険診療であれば、どこの病院でも同じ金額で同じ診療を受けることができるので、患者さんが安心して病院にかかれるようになるだろう、という考えから保険制度は作られたそうです。
■2.保険診療のデメリットは?
保険診療によって、患者さんがちょっとしたことで病院にかかれるようになったということは大きなメリットですが、行える治療や扱える材料に制限がある、というデメリットもあります。