痩せ体質に変わる!「寝るだけダイエット」
質の良い睡眠は、身体を「痩せる体質」に変えていきます。
寝るだけでダイエットできたらラッキーですよね。
皆さんは、夜ぐっすり眠れていますか?
秋の夜長にスマホでSNSをチェックしている方も多いかもしれませんが、夜更かしは身体を肥満モードにしてしまいます。
今回は、その理由をご説明します。
■睡眠とダイエットの関係
ダイエットに有効なホルモンの一つに「成長ホルモン」があります。
成長ホルモンとは、身体の組織の修復・再生を行い、脂肪や糖質代謝等を促す、とても大事なホルモンです。
この成長ホルモンが睡眠と大きく関係しているのです。
■成長ホルモンが分泌されるタイミング
成長ホルモンの分泌は思春期にピークを迎え、それ以降は年齢とともに低下します。
しかし成長ホルモンは様々な身体の機能に影響を及ぼし、健康を維持する重要な役割を持つため、成人後も分泌されています。
この成長ホルモンが多く分泌するタイミングが、運動後と睡眠時なのです。
■成長ホルモンが分泌される時間帯
成長ホルモンは入眠から1時間~2時間位に多く分泌されます。入眠直後のノンレム睡眠(夢を見ない深い眠り)時に分泌されると言われています。
ですから、寝入りばなに起こされると体調が崩れてしまいます。
■成長ホルモンの効能
1組織の成長を促す
体の成長(身長を伸ばす・筋肉の強化)やバストアップ効果など
2代謝のコントロール
疲労回復、脂肪の燃焼、病気への抵抗力UP、肌や筋肉などの体組織の修復・再生など
■睡眠不足の弊害
1.身長が伸びにくくなる
2.疲れが取れない
3.病気への抵抗力が下がる
4.肌の老化
5.脂肪の増加
ダイエットのために食事制限などをしていても、睡眠不足だと成長ホルモンが分泌されず、脂肪が分解されなくなり、ダイエットの努力がムダになってしまいます。
例えば私のクライエントさんで、ダイエットメニューをきちんとこなしても痩せない方がいました。
お話を伺うと、「不眠症」とのこと。
睡眠不足で成長ホルモンが分泌されず、代謝が落ちていたのが原因です。睡眠の重要性が分かりますね。
■最後に
一生懸命ダイエットメニューをこなしても、睡眠不足で全て水の泡になったら悲しいですね。反対に、良い睡眠を習慣つければ、痩せやすい体質に変わるということです。また、良い眠りは美しい肌も作ってくれます。これも成長ホルモンのおかげです。美容や健康維持のためにも、規則正しく、適切な睡眠時間を確保できるよう心がけましょう。
(林田玲子/ハウコレ)