なぜ今、「略奪愛」が流行っているの? 4つの理由
みなさん、こんにちは。コンサルタントの木村隆志です。
今年は不倫をテーマにしたドラマ『昼顔』がヒットしたように、さまざまな媒体で危険な恋が特集されています。それはドラマや雑誌の世界だけでなく、私のもとを訪れる相談者さんも同じ。
特に多いのは、「私の彼を奪われた・・・・・・」「あの子の彼を奪いたい!」という“略奪愛”に関する相談です。
なぜ敢えて危険な恋を選ぶ女性が増えているのでしょうか? 今回はその理由を挙げていきます。
■1.毎日がつまらないと思っているから
食べ物、オシャレ、女子会・・・・・・「それなりに楽しく生きている」けど、「でもどこかつまらない」「ちょっとした不満がいくつかある」と感じる女性が増えています。
そんな心境のときに惹かれやすいのは、“手に届きそうな範囲の刺激やファンタジー”。
夢や刺激を追いかけるから、のちのち冷静になったら「何であんなに好きだったのか分からない」というレベルの恋にハマってしまうのです。
■2.誰かに勝つことで存在価値を得たい
“マウンティング”という言葉が流行っているように、学生時代の勉強やスポーツだけでなく、ルックス、センス、お金、暮らしなど、女性同士が比較し合うことが多い時代になりました。
なかでも、女性が最も手っ取り早く優越感に浸れるのは恋愛。
「あの子に勝っている」「彼女よりも私の方が女性として上」と感じることで、自分の存在価値を示したいのです。
だから、恋人のいない男性より、恋人や妻のいる男性に惹かれやすいのでしょう。
■3.友人には言えない秘密が欲しい
ここ数年、SNSでプライベートを公開する機会が増え、LINEでもグループで話題を共有することが増えました。
また、友人グループの中で秘密を持つと、「何で言ってくれなかったの?」と責められ、仲間外れにされかねません。
だから、友人に言えない略奪愛に惹かれる人が増えているのです。
お互いに恋人がいる男女の“ダブル略奪愛”が多いのもこのタイプ。「誰にも言えない」という状況は、2人の恋心を燃え上がらせますが、慣れると醒めやすいので気をつけましょう。
■4.実はどっぷり落ち込みたい
私の相談者さんで多いのは、「略奪愛が成功したあとも絶望している」タイプ。略奪がうまくいったのに、「きっと彼は別の女性に乗り換える」「どうせ幸せにはなれない」と思っています。
彼女たちは恋人を束縛せず、自分も自由気ままに過ごそうとするのですが、うまくいきません。そもそもこの手の女性は無意識に、「絶望的な心境でいることに居心地の良さを感じている」のです。
■相手の男性を愛していない
略奪愛の根底にあるのは、強烈な自己顕示欲。
「私を見て」「私を評価して」「私っていい女でしょ」という思いが強く、相手である男性の恋人女性のことは一切考えていません。
さらに驚くのは、ほとんどのケースで、彼女たちが恋人をそれほど愛していないこと。
ルックスの印象や、その場の勢いなどで燃え上がっただけで、相手の長所を見ていないことが多いのです。
当然、短所も見ていないため、「こんなはずじゃなかった」とすぐに別れてしまいかねません。
そのあたりを踏まえて、略奪愛にハマるのもほどほどにしましょう。
(木村隆志/ハウコレ)