30代で年収300万は今や勝ち組!? 今ドキ男性が求める結婚条件とは?
結婚しない、というか、結婚できない女性が増えてます。
「男性が稼いで女性は家に」なんて時代は錯誤の域に達してしまったよう。ダーウィンの進化論ではありませんが、そんな現代だからこそ、女性が結婚への理想を捨てて(あるいは変えて)環境に適応することが、結婚に必要な新条件になりつつあるのかも。そこでリアルな現代の男性像を探ってみました。
●現代の20、30代男性の年収って本当はどのくらい?
男性の年収って、気になりますよね。一体どのくらい貰っているのでしょう?
平成24年度の国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、20代で200~300万円台、30代でも400万円台の男性が一般的なのが現状。少しでも高い年収の男性をゲットしたい理想はあっても、やはり社会全体的に給料が抑えられているのがよーく分かります。
でも、ちょっと待って。
これは“平均値”なのです。
(株)リクルートの転職サイトDODAの調査によれば、20代の26%が年収300万未満、39%が400万未満で、合わせるとなんと65%が400万に満たない年収という結果が。先ほどの国税庁の調査よりもさらに厳しい数字です。500万以上の高収入男性はたったの1割。
世の中の男性のほとんどは、女性が思っているより薄給だということが分かります。
●「いつか結婚するわよ」の“いつか”っていつ!?最大のネックは「お金」
総務省「国勢調査(2013年)」によれば、生涯未婚率を30年前と比較すると、女性で4.45%(1980年)~10.61%(2010年)と約2倍に、男性はなんと2.60%(1980年)から20.14%(2010年)で約10倍も上昇しています。[caption id="attachment_111384" align="aligncenter" width="300" caption="年齢別未婚率は上昇している(内閣府HPから)"][/caption]
でも「結婚したくない人」が増えているワケではないんです。国立社会保障・人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査結婚と出産に関する全国調査(独身者調査)」(2010年)によると「いづれ結婚するつもり」と答えた男性は86.3%。
ほとんどの男性は「いつかは結婚したい」と願っているんです。その中で『1年以内に結婚するとして障害になるものは?』との回答には、男女とも「結婚資金」と挙げた人が最も多く、男性43.5%、女性41.5%も。
ということは相手に求める条件を収入や貯蓄以外で考え直せば、結婚出来るチャンスは大幅アップかも!?
●“夫婦共働き”を望む男性が増えて働く女性に大チャンス到来!
実は今、「女性にも働いて稼いでもらいたい」という男性が増えています。
リクルートマーケティングパートナーズが行った調査によれば、20~30代男性の何と85%が「結婚後も女性に仕事を続けてほしい」と回答。理由として“収入面の不安”が大多数という結果が。
ならば、普通に働いているOLにも大チャンスかも。「結婚後も働いて家計をサポートするわよ!」というスタンスへ意識を変えていけば“結婚への大幅な近道”が見えてくるかも。
理想の年収や希望はあっても、ただそれだけでは結婚の幸せは保証されません。
好きな人と同じ思いを共有したり、子どもを育てていく中で楽しい経験を積み上げたりと、お金以外でも幸福を感じさせてくれる要素は色々あります。
男性の収入の現状を踏まえたうえで、年収以外の部分でも結婚に納得できる要素を見つけることで、意外とすぐに結婚への道が開けるかもしれませんよ。
<文:西村亜希子>