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初めての彼氏、覚えてますか?【~恋のしかた、忘れました~ 恋愛休眠女子への処方箋】

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初めての彼氏、覚えてますか?【~恋のしかた、忘れました~ 恋愛休眠女子への処方箋】

初めての彼氏、覚えてますか?

■完璧な恋の思い出は“いい恋・結婚”への障害になる?
先日話した大学生の女子は「今、付き合っている彼は、かっこよくて、やさしくて、面白くて、本当に完璧。でもまだ彼しか知らないから、このまま結婚するのは不安」と嘆いていました。
彼に不満があるわけではない。でも、他のいろんな人を見てみたい。その上で、彼のところに戻って来れたら最高だけど、そんな虫のいい話あるわけない。ああ、もっと遅くに出会ってたら…。
確かに初めての彼が完璧すぎると、そこで決めるのも難しいし、他に目を向けるのも難しい。何ともぜいたくな悩みではありますが気持ちは分かります。

知的好奇心と彼への思いに揺れる彼女だけでなく、「最初の彼氏」「完璧だった思い出」にしばられて、次の恋に進めなくなっている女性は少なくありません。
中には「前の彼が忘れられない。海外赴任してしまった彼とは音信不通だけれど、SNSで近況はチェックしてる。今度、日本に帰ってくることも分かってる。『気持ちを確かめるために会ってみろ』って?ムリムリ!!私、あの時に比べて5キロも太っちゃってるから、彼が会おうって言ってきても会えないよ~」と、過去に完全にとらわれてしまっている例も。
また、若いころ、すごく年上の男性にちやほやされた強烈な記憶が抜けず、同年齢の普通の男性との普通の恋愛では満足できなくなっている女性も多いものです。
こうした状況は、周りをやきもきさせますが、本人は意外と楽しそうだったりするのも特徴。好きになれる人がいない」とイライラ焦るよりも、「あの頃は楽しかったな」とぼんやり思い出して、過去に浸るほうが幸せなことも多いでしょう。


■今の自分にとって、本当に必要な人を見分ける選択眼
ですがそれでも!あなたがもし、「いい恋をして結婚したい」と願うなら、次に進まなければいけません。大事なのは、新たな恋を探すのではなく、ごくごく普通にいろんな男性を見てみる、という軽い気持ち。インターネットで情報を集めるような姿勢です。
俗に「情報がゼロの状態だと、人はブランド物に走る」と言われます。確かに、右も左も分からない状況で何かを買うとなれば、無難で見映えもいい、ブランド物に手が伸びます。
そういう意味では、昔の恋、完璧だった思い出は、いわばブランド物のようなものかもしれません。決して手に入らないキラキラと輝いた「よい物」。ですがそれはもう、今のあなたにとっては「よい物」じゃなくなっている可能性も高いのです。

ですからぜひ、いろいろな男性と知り合いましょう。いろいろな人と知り合ってみて気持ちが変わればよい変化ですし、逆に、「うーん、やっぱりあの人が最高だったな、運命だったな」と確認できたら、それはそれでラッキーなことなのですから。

五百田達成
(いおた・たつなり)
作家・心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。鋭い分析と優しい語り口が人気となり、『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)、『私の何がイケないの?』(TBS系)などメディア出演多数。
また、東京・恵比寿にて女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。
“日本一女心のわかる男”として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。
最新刊は「実はあなたもやっている!? ウザい話し方」(PHP研究所)。その他の著書に13万部を超えるベストセラーとなった『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)など多数。
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