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「春は出会いの季節」って本当?【~恋のしかた、忘れました~ 恋愛休眠女子への処方箋】

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「春は出会いの季節」って本当?【~恋のしかた、忘れました~ 恋愛休眠女子への処方箋】

「春は出会いの季節」って本当?

■オトナにとっての出会いの季節
3月も終盤に近づき、いよいよ4月がやってきます。
俗に「春は出会いの季節」なんてことを言います。「4月こそ、すてきな出会いがあるかも」と期待している人も多いのではないでしょうか?
確かに学生時代には、4月に同じクラスになったふたりが仲よくなり、GWには恋のライバルなんかも登場しつつ、6月からめでたく交際開始、秋には破局、というケースを、よく目にしたものです。
ですが同じようなことは、あなたの毎日・職場・環境にとってリアリティがあるでしょうか?
4月の異動ですてきな男性が同じ部署に入ってくるようなことはなかなかありませんし、仮に5コも10コも年下の新入社員が配属されても、「へぇー、ま、よろしくね」で済んでしまう…。
考えてみれば、3~4学年に人間関係がぎゅっと凝縮され、席替えやクラス替えといった定期的なシャッフルを学校側がしてくれた学生時代は、なんともありがたかったわけです。
それと比較すると、実はオトナにとって「春は出会いの季節」ではないのかもしれません。「春なのに全然出会いがない」としょんぼりしてしまうのは、心のどこかで「桜舞い散る入学式」といった甘酸っぱいイメージが残っているからかも。学生時代の気持ちが残っているから、変に「春」に期待してしまうというわけ。


■恋が訪れる奇跡よりも、総量を信じるべき!? オトナの出会いの作法
「確かに…。4月だからってそんないいことないよな」そうしょげているヒマはありません!オトナには学生にはない、「お金」と「自由」があります。4月を待たずとも、出会いは自分で作れるのです!
春に限らず、興味を持った趣味・勉強にはどんどんチャレンジ。特にそういったものがなくても、よどみがちな人づきあいを意識的にシャッフル。気心の知れた古い友人とばかり話すのではなく、たまには知らない人と話す場に出かけましょう(そもそも、半年以内に新しくできた友達って、何人いますか?)。
そうやって男女問わず「出会いの総量」を増やしていくうちにやっと、ひとつかふたつ「すてきな出会い」があったり(なかったり)する。これがオトナの「出会い」の作法というものです。
「春は出会いの季節」とか言ってないで、「春も(夏も秋も冬もぜーんぶ)出会いの季節」とばかりに動き続け、脳天気なまでに「最近、こんな人と知り合ったんだ~」と目をキラキラ輝かせられる…。
そういう人にだけ「恋」は訪れます。そう、イマドキ「恋」なんて、奇跡レベルのことなのです。
「え~、めんどくさーい!」という声が聞こえてくるようですが、覚悟を決めてがんばってください!

五百田達成
(いおた・たつなり)
作家・心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。鋭い分析と優しい語り口が人気となり、『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)、『私の何がイケないの?』(TBS系)などメディア出演多数。
また、東京・恵比寿にて女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。
“日本一女心のわかる男”として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。
最新刊は「実はあなたもやっている!? ウザい話し方」(PHP研究所)。その他の著書に13万部を超えるベストセラーとなった『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)など多数。
■関連リンク
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