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第10回 人に嫌われたくない心理

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第10回 人に嫌われたくない心理
こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの森川陽太郎です。
好きな人を前にした時、「こんなことを言ったら嫌われないかな…」と、思い悩んでしまうことはありませんか?私たちは、好きな人を目の前にしたとき「愛されたい」「興味を持ってもらいたい」という気持ちと同時に、「嫌われたくない」という心理が働いています。しかし、この「嫌われたくない」という心理は、恋愛やその他の人間関係をストレスに変えてしまう原因にもなってしまいます。今回のテーマ「人に嫌われたくない心理」について、詳しく掘り下げてみましょう。
同僚や友達など、みんなと仲良くすることは大切なことのように感じますが、実際にそれを完璧にやろうとすると、とてもストレスがかかります。仕事をしていくなかでは、イヤな人とも付き合わなくてはいけないこともたくさんありますし、そんなときは表面上を取り繕ってうまくやればいいのですが、「人に嫌われたくない人」はそういう相手にも無意識に嫌われないように振る舞ってしまうのです。言いたいことを我慢したり、思ってもいないことを口にしたり。
そうやって、本当の自分を押し殺してしまうことで、ストレスはどんどん溜まっていきます。
これは恋愛でも同じで、恋人に嫌われたくないあまり、自分を押し殺して相手に合わせていることすら自覚していない女性もたくさんいます。しかし、いったんそうしてしまうと、彼の前ではずっとそのままでい続けなくてはなりませんから、そのうちに幸せな恋愛からどんどん遠ざかってしまいます。
この「嫌われたくない心理」はどこから出てくるのでしょうか?それは、ひとことでいうと自分の自信のなさが原因です。自分に自信が持てない時、人から好かれたり、必要とされていることを、自信のよりどころにしたくなりますが、そのよりどころを失うことを恐れるあまり、嫌われることを避けるようになるのです。
この状態では、周りの人次第で自分の自信の有無が左右されてしまいます。しかし、他人がどう感じているかを、自分自身でコントロールすることはできないため、さらにストレスを溜め込んでしまうことになるのです。

では、この「嫌われたくない心理」とどう付き合っていけばいいのでしょうか?さまざまな人間関係をシンプルにするためのひとつの方法は「みんなから好かれることをあきらめる」です。
好きじゃない人になら嫌われてもいいという勇気を持つことで、心理的な負担を無くすことができます。そもそも、自分が苦手な人や嫌いな人にまで好かれる必要はあるのでしょうか?どうせ頑張るのなら、自分にとって大事な人に限定した方が、あなたの幸せにつながっていきます。
恋愛でも、「相手のことは好きだけど、お互いが合わないのであれば嫌われてもいい」と思える恋愛をしているときの方がうまくいくものです。付き合いが長く続けば続くほど、自分の本心を受け入れてくれる相手との方が、よりよい信頼関係を築いていくことができます。
まずは、人に左右されない自信を持ち、彼との恋愛をうまくいかせるための第一歩として、「好きじゃない人に嫌われてもいい心構え」を持つことをおすすめします。表面上の関係を悪くしないため気遣いは別として、嫌われないように自分自身に必要以上の負担を強いている場合は、「嫌われたくない心理」が強いかもしれませんので、初めは怖いかもしれませんが、思い切って嫌われないための努力をやめてみましょう。
人に嫌われる勇気を持てた時、恋愛も人間関係ももっといい方向に進むはずです。
■森川陽太郎
(もりかわようたろう)
1981 年東京生まれ。
元サッカー選手。 スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という 独自のトレーニング方法を展開。丸の内朝大学で「恋愛を通して心理を学ぶ」講座を担当している。著書に、『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』(かんき出版)『「いつもの自分」トレーニング』(ダイヤモンド社)がある。また、自分の心の整理や人をサポートするためのスクールも主宰している。
●スクールウェブサイトhttp://recollect.jp/schoollp/
●森川陽太郎公式サイトhttp://ameblo.jp/youtarou-morikawa/
●森川陽太郎facebookhttps://www.facebook.com/youtarou.morikawa

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