行き過ぎ妄想ドラマ「妄想彼女」でわかる恋愛ベタ男子との付き合い方
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ドラマでは主人公の行き過ぎた妄想を描いていますが、実際、男子は多かれ少なかれ“理想の女性の姿”を妄想しているもの。このドラマからは、そんな男子の妄想と上手に付き合う恋愛のコツが見えてきます。
●妄想と少しでも違うと恋心が冷める!?
今まで頭の中で妄想していたことを現実の彼女がしてくれれば、男子にとってこれほど楽しく、嬉しいものはないでしょう。
しかし「こうなってほしい」「ああしてほしい」といった理想や要望が強すぎる男子は、少しでも自分の理想と違った彼女の姿を見ると、一気にガッカリしてしまう可能性があります。思っていたような状況にならないことで「やっぱり現実の恋愛ってめんどくさい」と思い始めてしまうことも。
ドラマでは、最初は主人公・高島圭祐の妄想どおりに恋愛がうまくいっていたものの、彼女・はるの感情的な面を見た途端に恋心が一気に冷めていく様子が描かれます。感情の起伏が激しい女性は、妄想男子にとって、かなりのカルチャーショックなのです。
“ありのまま”の自分をさらけ出すのは、もう少しあとにしておきましょう。
●仕事などがうまくいっていないときは“妄想どおり”でもダメ
かといって、妄想どおりならOKかというと、そうともかぎりません。とくに注意したいのは、彼が仕事や人間関係などで行き詰まっているとき。恋愛にかぎらず何かがうまくいっていない状況では、男子は自分の殻にこもりがちになります。付き合った当初は妄想どおりで楽しかった「私のこと好き?」「好きだよ」といった甘~いやりとりも、余裕がないときにはウザいだけ。
そういうときは、少し連絡を避けたり距離を置いたりすることで、「やっぱり恋愛したい。一緒にいたい」という彼の気持ちを増幅させることが大切です。このタイミングで「私のこと嫌いなの?会いたい!会いたい!」とダダをこねると、拒否反応が出てしまうので注意しましょう。
●彼の理想どおりになろうと頑張らなくていい
妄想好き男子と付き合ううえで大切なのは、女性自身が彼の理想どおりに頑張ろうとしないことです。ドラマでも、はるが圭祐の好きな髪型や服を身にまとっているのに、2人にとって本当の幸せが何かわからなくなる場面がありました。読者の中にも、「彼に喜ばれたい」「なんでもしてあげたい」と頑張っているうちに、自分の本当の姿を偽ることが次第に苦しくなったり、なんでも言うことを聞く単なる都合の良い女で終わってしまったりした経験がある人もいるのでは?また、偽れば偽るほど、素が出たときの彼のショックも大きくなります。本当の自分を偽って“可愛い彼女”を演じ続けることは、自分にとっても彼にとってもマイナスなのです。
●いかに妄想を壊し、現実を教えるかがカギ
彼の理想どおりの言動や振る舞い、髪型やメイクといった外面的な問題は、付き合ううちにどうでもよくなっていくもの。妄想どおりの女性など現実にはいないということをいかに気づかせ、早く本当の自分を表現できるかが大事になってきます。
彼は今までの価値観が壊されショックを受けるかもしれませんが、妄想と現実の差をしっかりと認識した妄想好き男子は、現実の恋愛を教えてくれた女性のことを大切にしてくれるでしょう。恋愛に不慣れな男性の妄想を壊して、現実の恋愛を教えてあげるチャンスととらえてみて。
ドラマ「妄想彼女」では行き過ぎた妄想と現実とのギャップに混乱する恋愛下手な男子の心情が描かれますが、程度の差こそあれ多くの人に当てはまること。妄想はパートナーに強要したりされたりするのではなく、自分の中でだけ楽しむことが大切ですね。ドラマは6月20日(土)に最終回を迎えるので、気になる人はチェックしてみて。
<文/石狩ジュンコ>