「太ったら離婚」と約束して結婚したけど…もし太ったら離婚は可能?
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若い頃は容姿が優れていたのに、中年になったらすっかり別人になってしまったということは、多々発生する現象です。
男女ともその要因にあがるのが、体型の変化ではないでしょうか。身体や顔に肉がつくことにより、形が変わってしまうことで、「ぜんぜん違う」人間に変貌してしまいます。
人は中年になると代謝が落ちるだけに、どうしても体重が増えてしまうもの。それを防ぐには、節制するしかありませんが、なかなか難しいのが実情でしょう。
そのようなことを抑止する意味で、結婚時に「太ったら離婚」と約束したうえで一緒になることがあるそうです。守ることができればいいのですが、なかなかそうもいかないのが現状。
仮にその合意を反故にし、太ってしまった場合、この約束は有効なものとなるのでしょうか?
エジソン法律事務所の大達一賢弁護士に見解をお伺いしました。
■「太ったら離婚」は有効?
「太ったら離婚する」というのは、いわゆる「結婚契約(婚前契約)」であると解されますが、基本的に契約は合意に基づいている以上、当事者間での合意は原則として有効です。