理解を超えた領域の争い…弁護士が見た最も大変だった裁判が凄すぎる
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シェアしたくなる法律相談所では前回数多くの離婚裁判を経験した虎ノ門法律経済事務所池袋支店の齋藤健博弁護士に、「壮絶だと感じた離婚裁判」についてお聞きし、大きな反響を得ました。
そこで今回はその第2弾として、齋藤弁護士に「大変だった」と感じた離婚裁判の事例をお聞きしました。
Q.大変だったと思う離婚裁判は?
A.旦那の財産がすべてもぬけの殻に…
齋藤弁護士:「大変だった離婚の裁判は、やまほどあります。妻側の不貞がラインと複数の着信履歴から発覚。夫が問い詰めると、妻が音信不通になりました。旦那が困りはて、相談に。弁護士を通じて妻の捜索からはじめました。
住民票の除票を取得し、やっとのことで連絡が取れ、事務所にきました。泣きながら、不貞は一切ありませんと否認。
裁判所に調停申し立て。
第1回期日に出廷しても、妻がきません。ふたをあけると地方に。再度別の裁判所に移送され、期日がひらかれました。出廷した妻は不貞は一切の否認。ここまではよくある話です。
しかし、旦那は、妻に預貯金の管理をすべてしてもらっていました。