私の知らぬ間に離婚が成立していた!? 元夫との壮絶法廷記①
等によって夫婦関係を破綻させる原因をつくった配偶者を指します。原則として、有責配偶者からの離婚の請求は、裁判では認められていません。
①すべての始まり
ことの始まりは去年の1月。普段仕事で忙しい夫のよし夫(仮名)はある日、連休を取り
「3日間実家に帰るね」
と妻のまゆこ(仮名)に言い残し、子供を連れて実家に帰りました。
キャリアウーマンのまゆこは、子供がいない寂しさを感じつつも、家事をしなくていい解放感に浸りながら、3日間を気ままに過ごしていました。
しかし、よし夫と子供は3日を過ぎても一向に帰ってきません。
電話をかけても、連絡がつかない! 普段ならあり得ないことに慌てふためくまゆこでしたが、一週間後さらに驚くことが起こりました。なんと、よし夫が「離婚したから」と連絡をしてきたのです。
要するに、よし夫が勝手に離婚届を提出してしまったのです。
離婚届は一方が勝手に記入し、提出すると『有印私文書偽造罪』などの罪に問われる可能性があります。
しかし、この離婚届は、よし夫と結婚する際に口車に乗せられ、まゆこ自身が記入したものでした。