通学中の電車内で、頻繁に手足の震えが…→病院の診断の結果、わかった”原因”は?【医師監修】
この記事には発作の表現があります。閲覧には十分にご注意ください。
健康診断や普段とは異なる違和感から病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか?
「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。
そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。
Aさんの場合……
看護学生だった頃、実習と部活動を両立に毎日励んでいました。
しかし、ある日突然、通学中の電車内や部活動中に頻繁に過呼吸を起こすようになりました。
手足が震える、心臓を掴まれたように苦しくなる、吐き気などの症状が出ることもあり、電車に乗る前や部活動へ向かう前に「また苦しくなったらどうしよう」と考えてしまうように。
このような症状が続いて精神疾患を疑い、医学生の先輩に後押しされて、病院を受診することにしました。
診断の結果、パニック障害になっていました。
どのような治療を受けましたか?
初診直後から薬物療法を受けました。
夕食後に内服薬を服用し、電車に乗る前やパニック発作が起こった時に服用する抗不安薬も処方されていました。
抗不安薬は、症状に応じて種類を変えて服用していました。