『病院で検査を…』異常な眠気は病気が原因で…「保健の先生に感謝」「怠けと決めつけずに」【起立性調節障害】
世の中には、まだまだ知らない病気がたくさんある……。
今回は、MOREDOORのオリジナル創作漫画『起立性調節障害って知ってますか?』より、ワンシーンをお届けします。
本作品には起立性調節障害を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。
もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。
酷い眠気で……
毎朝起きることがとても辛く寝坊を繰り返してしまう主人公・佳純(かすみ)。
佳純は夜更かししたいわけでもないのに寝付けません。朝も異様に起きるのが辛く、遅刻を繰り返します。
ある日佳純は、全校集会で倒れてしまいました。保健の先生に相談すると、“起立性調節障害”の可能性があると言われ……。
その病名は初耳で……
診察を受け……
検査結果は……
起立性調節障害と診断された
佳純は今まで、自分の寝坊癖は‟怠け”だと言われ続けてきました。
しかし、自分自身でもその原因ははっきりわかっておらず……。
今回検査を通じて、自分の症状が病気によるものだとわかった佳純。
このあと佳純は、母とともに症状とうまく付き合いながら生活をしていくことになります。
この漫画に読者は
『とにかく原因がわかれば、それに向かって解決方法が見つかると思うので良かったと思います。保健の先生に感謝ですね。
』
『保健の先生のおかげでしんどい理由がわかってよかったです。これから改善されてもっと楽になればいいです。私も中学の時、毎日ふらふらで登校していたのを思い出しました。』
『これまでなぜこうなってしまうのかと苦しかった分、診断がついたことで気持ちがラクになったと思います。また、怠けと決めつけずに向き合ってくれた保健室の先生の存在に有難さを感じました。なぜこうなってしまうのかなど、自分の思うようにいかない症状はそのままにせず相談すべきだと改めて感じました。』
など、自分や周りの判断だけでなく、専門の医者にかかることの大切さを実感するような声が多く集まりました。
自分が知らないだけかも……
朝起きれない、眠くなってしまう……などの症状は怠けだと勘違いされやすいものですよね。
しかし、中にはそういった症状で苦しみ、辛い思いをしている人も。
今回の漫画では、保健室の先生が体調を気にかけてくれたことで、病院を受診するきっかけとなりました。
みなさんはこの漫画を読んでどのように感じましたか?
※この物語は実話を元にしたフィクションです。
※起立性調節障害は、「怠け」でも「甘え」でもありません。
■監修:大和行男(こころと美容のクリニック東京院長)子どものこころ専門医、精神科専門医
■イラスト:ミノル
■脚本:石川ナオ
(MOREDOOR編集部)