「PMSかと思ったら…」イライラや絶望感が抑えられない。知っておくべき“PMDD”とは
※この記事には精神疾患に関する記述が含まれます。閲覧にはご注意ください。
PMDD(月経前不快気分障害)とは何か?
生理前の心身の不調は多くの女性が経験しますが、特に深刻な症状を抱える人はPMDD(月経前不快気分障害)かもしれません。
では、PMDDとは具体的にどのような状態を指すのでしょうか?
今回はPMDDの特徴、症状、そして対処法について詳しく解説します。
PMDDの主な特徴〜PMSとの違い〜
PMDDの特徴は、月経前に強い精神症状を伴い、別人のようになってしまうことです。
とくに、「イライラや怒り」「不安や落ち込み」といった感情の変化が激しいのが特徴。
PMS(月経前症候群)と似ていますが、PMDDはその心の症状がより強く、社会生活や日常生活に大きな影響を及ぼす点で区別されます。
PMDDの主な特徴〜どんな人がなる?〜
思春期前のこどもや閉経後の女性には症状はみられません。
そして女性ホルモンにかかわる薬の投与で改善が見られることから、PMDDは女性ホルモンに関わっていると言われています。
2013年に「抑うつ症状群」の一つとなり、月経がある女性の1.8~5.8%が該当するそうです。