料理が得意ではない母。ある日、お弁当を見た友人の【鋭い意見】に…「母の偉大さを実感」「感謝でいっぱい」
時間も手間もかかるお弁当作り。
作ってくれた人には、心からの「ありがとう」を伝えたくなりますよね。
今回MOREDOORでは、お弁当にまつわるエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
39歳、Nさんの場合
私が通っていた高校では、毎日お弁当持参が基本でした。
私の母は料理が得意とは言えず、家庭でのごはんもほぼルーティーン化されていました。
それがお弁当ともなれば、母も大変だったろうと思います。
「嫌だな」と思うことはありませんでしたが、お弁当を楽しみにしているということもありませんでした。
友人からの一言であることに気付き……
ある日、いつも一緒にお弁当を食べている友人が、「〇〇(私の名前)のお弁当って冷凍食品入ってないね」と私に言いました。
その当時、冷凍食品をお弁当に入れるのは当たり前でしたし、スーパーなどでも見かけてはいたのですが、自分のお弁当には入っていないことに初めて気付きました。
改めて振り返ると、凝った料理ではないけれど私の好きな食べ物をかならず作ってくれていた母。
母の中で手作りのおかずを詰めることが最大の愛情表現だったんだろうと思います。