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辻仁成の人気小説を、彼の妻で女優の中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』が1月23日(土)に公開を迎え、都内の劇場で中山さんと共演の西島秀俊、石田ゆり子を迎えて舞台挨拶が行われた。タイのバンコクを舞台にした、婚約者(石田さん)との結婚を控えたサラリーマンの豊(西島さん)と、自由奔放な女・沓子(中山さん)の燃えるような恋、さらにその25年後を描いた本作。12年ぶりの映画主演を果たした中山さんに、客席から「おかえり!」という声援が飛び、「緊張して昨夜は眠れなかった」という中山さんもホッとしたような笑顔を見せた。3人には、これまでに試写会などで映画を観た観客から寄せられた質問が投げかけられた。「“女の本性”、“男の本性”を感じさせられたシーンは?」という質問に、中山さんは「(石田さん演じる)光子に対して、本性というか妻としての強さを感じました」と回答。中山さん自身、この12年の間に妻となり、母となっただけになかなか興味深い答え。石田さんも「光子が沓子に会いに行く“怖いシーン”は女の本性を感じます(笑)。優しい顔して『いなくなって』って言うんですからね。キツイことを言うときは余裕を持っていたい、という気持ちでしょうか」とうなずいた。一方、西島さんは婚約者がいながらも、魅力的な女性を前に、恋に落ちてしまうところに“男の本性”を感じたようで「初めて沓子と結ばれるシーンは…まあ、しょうがないんじゃないかと(苦笑)。いろんな人に『ひどい男だね』とか言われましたが、しょうがないんじゃないかなぁ…」と苦笑いを浮かべつつ「しょうがない」を連発していた。西島さんは劇中、タイ語での演技を披露しているが、タイ語の難しさ…というよりもイ・ジェハン監督の要求にかなり苦労した様子。「一応、勉強して現場に行ったんですが、監督はひどい人で、撮影直前に違うセリフを持ってくるんですよ、『これ覚えて』って」。そんな西島さんにタイ語のセリフの再現をお願いすると「やれますよ!」と快諾。タイ語でバンコクの長〜い正式名称を諳んじてみせ、会場は大きな拍手に包まれた。3人にはさらに、また海外の監督と仕事がしたいか?という質問が。中山さんは「スペイン映画に出てみたい」、西島さんも「一緒に仕事をしてみたい人はたくさんいます」と乗り気。石田さんは「私は、メリル・ストリープさんが大好きなので、おこがましいですが、ご一緒にお仕事できるなら何でもやります!」と語った。最後に、中山さんはこの“サヨナライツカ”というタイトルが持つ意味について「私は“始まり”を意味するニュアンスを持っていると思います。人生の中にはたくさんのサヨナラがありますが、同じ数だけ出会いもある。その繰り返しの中で永遠が見えてくるのではないでしょうか」と語り、観客に向けて「25年後に、もう一度観られたらいかがでしょうか?」と粋な言葉で呼びかけた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?
2010年01月23日実話を基に、書道に青春を捧げる少女たちの姿を描いた『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』の撮影が先日より愛媛県の四国中央市で始まっているが、このほど新キャストが発表され、コメントと写真が到着した。主演の成海璃子と共に書道パフォーマンスを行う書道部員役として出演が発表されたのは、山下リオに桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子の4人。さらに、書道部の顧問の役を金子ノブアキが演じることが決まった。日本テレビの情報番組「ズームイン!!SUPER」で紹介され大きな反響を呼んだ“書道パフォーマンス”に青春を懸ける少女たちの実話を映画化した本作。成海さんが主演することは先日より報じられていたが、成海さんの仲間の“書道ガールズ”にも人気急上昇中の面々が。成海さん演じる里子に劣らぬ実力の持ち主でありながら、家庭の事情で部を去ってしまう岡崎美央を演じるのは、『魔法遣いに大切なこと』で映画初出演にして初主演を果たして以来、話題作への出演が続く山下リオ。山下さんは「本格的な書道は初めてで、不安やプレッシャーもありますが、特訓して少しはうまくなれたかな?と思っています。まだまだ練習して、一生懸命頑張って本番までに形作れれば」と意気込みを語る。書道部副部長にしてムードメーカーの篠森香奈を演じるのは、NHKドラマ「ふたつのスピカ」への主演と『サマーウォーズ』への声の出演で注目を集めた桜庭ななみ。「活発で突っ走っちゃう女の子の役なんですが、自分に似ている部分がたくさんあるので、自分に重ねてお芝居していければと思っています。普段、メールなどで文章を打つことが多くなってますが、字を書くことを、この現場を通してもっと好きになれればと思います」とコメントしてくれた。同じく部員の好永清美を演じる高畑充希は、昨年、舞台「奇跡の人」にてヘレン・ケラー役を熱演し話題を呼んだ注目株。「これまで、同年代が集まる作品への出演はなかったのですが、みんな、高校生の部分とプロの女優という面の切り替えがあるので、わいわい楽しくやりながらもメリハリのある良い現場です」と現場の様子を明かした。少しミステリアスの部員の山本小春を演じたのは、ドラマ「小公女セイラ」(TBS)にて志田未来扮するセイラをいじめるお嬢様、真里亜役で強烈な印象を残した小島藤子。「結構前から書道を練習していましたが、予想していたよりも過酷で、テニスやバスケなどスポーツをやっているかのようです」と書道シーンの難しさを語ってくれた。音楽活動に加え、昨年の『クローズZERO II 』、このほど公開された『BANDAGEバンデイジ』など、俳優としての活躍も評価を得ているRIZEの金子ノブアキは、産休の先生の臨時教員として赴任し、書道部の顧問となるが、全く教える気がない池澤を演じる。現在も撮影が進む『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』。強力なキャスト陣を得てどのような作品に仕上がるのか?公開は5月、全国にて。■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月、全国にて公開■関連記事:成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶成海璃子が書道で青春!「ズームイン!!」で放送の“書道ガールズ甲子園”が映画化
2010年01月23日海外でも高い評価を受ける諏訪敦彦監督が、フランスの俳優イポリット・ジラルドと共同監督で製作し、昨年のカンヌ国際映画祭でも喝采を浴びた『ユキとニナ』。本作で、フランス人の父親と日本人の母親の不仲のあおりを受け、そのはざまで揺れる少女・ユキを演じ、“小さな大女優”と称賛を浴びたノエ・サンピからシネマカフェに向けてメッセージが届いた。ノエ自身、劇中のユキと同じく、日本人とフランス人の血を引く女の子。普段はフランスで暮らし、フランス語で話すことが多いというが、こちらの動画メッセージは日本語で語ってくれている。昨年のカンヌ国際映画祭の雰囲気をすっかり楽しんだ様子で、同じ日に行われた舞台挨拶でも「次はベルリンに行きたい」と語っていたノエ。少しはにかみながら語る彼女の姿に思わず微笑んでしまうが、映画の中で見せている、揺れ動く少女を繊細に演じるさまには心打たれること間違いなし!諏訪監督が「ルノワールの絵画から抜け出てきたよう」と評した小さな名女優にご注目あれ!『ユキとニナ』は恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開中。※こちらの動画コメントは、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ユキとニナ 2010年1月23日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開■関連記事:フランスの天才少女が来日!『ユキとニナ』舞台挨拶でさくらまやが歓迎の熱唱!主演ノエ・サンピ&諏訪敦彦監督舞台挨拶付き『ユキとニナ』試写会に5組10名様ご招待女優選びは“直感”!『ユキとニナ』諏訪敦彦×イポリット・ジラルド記者会見モデルの雅姫らが審査員に!『ユキとニナ』お手紙コンクール開催【カンヌ国際映画祭】日仏の国境越え、2つの才能が描く“家族”『ユキとニナ』会見
2010年01月23日女優の宮沢りえが1月23日(土)、東京・日劇3で行われた日本版のナビゲーターを務めるドキュメンタリー映画『オーシャンズ』の“初日”舞台挨拶で、同作唯一の日本人水中カメラマン、奥村康氏と対面した。『WATARIDORI』などで知られるフランスの俳優で監督のジャック・ペランの最新作で、ドキュメンタリー映画史上最高と言われる製作費約70億円をかけ、海をテーマに世界50か所で4年にわたり撮影した海洋ドキュメンタリー。仏語版ではペラン監督自身がナレーションを務めている。日本では22日(金)に初日を迎えた。宮沢さんは「私の(仕事の)場合、台本があってそれを積み重ねて作り上げていく感じですが、魚が相手だとどんな動きをするのか分からないし、待っているときはどんな気持ちですか?」と質問。奥村さんが「ひたすら待っているしかないですね。でも寒いしタンクの空気はなくなりお腹は減ってくるんですけど。でも、生き物が本当に素晴らしい瞬間を見せてくれるのを待つしかない」と苦笑いで回答。宮沢さんは「B型の私には無理ですね。『早くして!』ってなっちゃうので。でもそういった結果がこれ(同作)だと思うと、労力と心に敬意を表したいです」とちょこんと頭を下げながら語った。一方でお気に入りの場面について「セイウチやアザラシの親子のシーンで、慈愛に満ちた愛情と未来に向かってキラキラしているのが印象に残りました。私も(昨年5月に)子供を産んで(同作のナレーションが)初めての仕事でしたので」と母の顔を垣間見せていた。『オーシャンズ』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR■関連記事:“波”になりたい宮沢りえ、ママになっても挑戦忘れず「躍動の1年にしたい!」と誓う5万匹のイワシをバックダンサーにさくらまや「オーシャンまつり」熱唱!想像さえも呑み込まれる海の世界『オーシャンズ』試写会に5組10名様ご招待新米ママ・宮沢りえ、海から母の慈愛を吸収?海老蔵については「幸せそうで何より」ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜
2010年01月23日ピッパ・リー、50歳。30歳も年上のベストセラー作家の妻であり、2人の子供を育てた母。そんな、誰もが羨む“完璧な”女性であることに疲れた彼女が、15歳も年下の男性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す姿を描いた『50歳の恋愛白書』がまもなく公開を迎える。ピッパを演じたのは2人の女優。50歳を迎えた現在のピッパを演じたのはロビン・ライト・ペン。そして、物語を進める上で欠かすことの出来ない、若き日のピッパ――現在の彼女からは想像もできないような麻薬とセックスに溺れる10代から20代にかけての彼女を演じたのが「ゴシップガール」ヒットで、文字通り一夜にして“シンデレラガール”となったブレイク・ライヴリー。ロビンとブレイク、1つの体に2人の人物が同居しているかのように、同一人物を重層的に演じた2人が語ったピッパとは…?「ブレイクがいなければ、大人のピッパは存在しなかった」(ロビン)原作者であり監督のレベッカ・ミラーが、映画の見どころであり、かつ最も難しい部分であったと言うのが、まさにこの若き日々と年齢を重ねた現在のピッパ……一人の人物でありつつも全く別人のような“2人”の描写。ロビンは、ピッパへのアプローチについて、レベッカとのやり取りの重要性を明かしてくれた。「ありがたいことに、撮影まで1年と少しかけて、レベッカと詳細を詰めることができたの。彼女は『朝の4時に電話してくれても構わない』と言ってくれて、実際に電話しちゃったのよ!『ちょうどいま起きたんだけど、名案がひらめいたの』って。彼女は、私が知りたいこと全てに答えてくれたわ。だから撮影前に、ある程度役について固めることができた。これは本当に珍しいことよ」。マトリョーシカのように、局面ごとに様々な表情を見せるピッパ。ロビンは言う「ブレイクがいなければ、大人のピッパは存在しなかった」と。その意味するところは?「“いつ”、そして“なぜ”いまのピッパになったのかを見なければ意味がなく、訳が分からなくなってしまうの。ブレイクが演じた若き日のピッパがいるから、自己が崩壊し、口を閉ざしたいまのピッパを演じることができる。『あなた(=ブレイク)がその仕事を全部引き受けてくれるなら、こちらは私がやります』――そう言えたから、開放的にピッパを演じることができたわ」。「ロビンのそばにいると、魔法をかけられたみたいに惹き込まれるの」(ブレイク)逆にブレイクもまた、ロビンの存在がいかに大きかったかを明かしてくれた。「実際にロビンとも会ったし、彼女の撮影現場にも同席したわ。彼女はL.A.に住んでいて、私はドラマの撮影でN.Y.にいた関係でゆっくりと話が出来なかったのは残念だったけど…。でも、彼女のそばにいると、魔法をかけられたみたいに惹き込まれるの」。ブレイクは演じる上で「ロビンとレベッカから感じたことを表現しようとした」と言う。「身体的なものを真似るというよりは、雰囲気をつかむことが大切だと感じたの。レベッカの助けも大きかったわ。私は彼女の判断を信じていた。ロビンのシーンと組み合わせても、同じ人物として見てもらえると信じて演技したわ」。自堕落な若き日のピッパと理想の妻で母である現在のピッパ。“1人の女性”としてのピッパに対する“共感”を、ブレイクはこんなふうに表現する。「彼女の人生を見て、ひとつひとつの決断を下した理由を理解してほしい。壊れた結婚生活や、年老いた夫といることだけで彼女という人物を判断されがちだけど、彼女が(薬物中毒の)母親から受けた苦痛やその影響、そしてそんな母親への愛情の深さも知ってほしいの。そうすれば、現在のピッパを認めることができるはずよ」。50歳から“新たな人生”を歩み始めるピッパという女性が、どのように形成されていったのか?2人の競演から感じてほしい。最後に紹介するのは、このインタビューの最中にロビンが発したひと言。「泣きながら笑う。痛みを笑う。それが人生だもの」。© AFLO■関連作品:50歳の恋愛白書 2010年2月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開© Lam Duc Hien,Photographer © Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited■関連記事:大地真央が50代に“喝”!『50歳の恋愛白書』宣伝部長に就任悩める大人の恋と人生『50歳の恋愛白書』 R40“大人の女性”試写会に65組130名様ご招待
2010年01月22日ときに柔和で無防備な男性から、ときに狂気を内に秘めた役まで、日本映画界を牽引する数々の監督から引く手あまたの存在として、“色”を変え応えていく、加瀬亮。そんな彼が次の出演作として選んだのは、日本を代表する巨匠、山田洋次監督の10年ぶりの現代ドラマ『おとうと』。どこかノスタルジックで温かい空気に満たされた本作で、彼は主人公の娘・小春(蒼井優)を優しく見守る青年をまっすぐに演じた。「上の世代の方たちとすすんで仕事をしたい」。そう語る彼が、巨匠の現場を経て見据えるものとは――。初めて足を踏み入れた、巨匠の世界縁側から日が差し、引き戸の音とともに近所の住人が現れる。昔ながらの平屋の家を軸に描かれるのは、切っても切れない家族の絆。まさに『男はつらいよ』シリーズを彷彿とさせる本作だが、加瀬さんはそんな「山田監督の世界に自分がいるのは想像できなかった」と話す。「祖父が『寅さん』のビデオを全巻持っていて、祖父の家に行くと必ず観ていたので、山田監督と言うとまず出てくるイメージは『寅さん』ですね。今回お話をいただいたときは、びっくりしました。いままで本当に色々な人に怒られてやってきて、先輩方の演技を見せてもらってきましたが、技術もないですし、同じようにできない。自分はきちんとお芝居ができるタイプではないので、山田監督の作品に入れるのかどうかという思いはすごくありました」。そんな不安を抱えた状態で臨んだ、山田組の世界。撮影の様子を尋ねると、とある玄関でのワンカットを思い出して語った。「最初にドアから入ってくるシーンを何度もテストしたのですが、ドアを閉めるのは左の手がいいとか、カットごとに本当に細かいところまで指示がありました。最初は何がダメなのかが分からなかったのですが、よく見たら、外を歩いているとき寒そうじゃなかったとか、左手で閉めれば蒼井さんと喋るときに自然に行けるとか、一個一個の小さなことがどういうふうに生きてくるのかがだんだん分かってきて、自分に足りないところがたくさん分かってすごく面白かったです」。幼なじみの淡い恋愛にほのかな共感今回、加瀬さんが演じる亨は、山田監督ならではのどこか昔気質な雰囲気をまとっている。彼が想いを寄せる小春に向ける言葉も、少し照れてしまうほど至ってストレートだ。そんな恋愛シーンについて尋ねると、困ったような笑みを浮かべた。「蒼井さんとはお互いによく知っていて、普段のキャラクターから遠い役だったので(笑)、正直に言えば、照れるというかやりづらい面はありました。でも照れていたらお芝居ができないので、途中から協力しようという暗黙の了解があったと思います。(小春に気持ちを伝え)『やったぜ!』と喜ぶ場面でも、なかなか自分にはない感覚だったのですが、蒼井さんもきっと、そこが一番照れくさいというのを分かっていたので、カメラの後ろですごく真剣にお芝居をしてくれていて、すごく助かりました」。監督の創りあげた亨という役に、世代間のギャップを感じながらもそこに「男らしさや丈夫さ」を感じたという加瀬さん。一方で、亨と小春の、幼なじみならではの淡い恋愛についても「感覚が分かる」とも。「小さい頃からの幼なじみにどこかで想いを寄せているんだけど、言うタイミングを逃して別の人と付き合ったり、距離が近いと逆にそういう想いがずれていくと思うんですよね。僕も小さい頃に、近所の子と遊んだりしていて、やっぱりどこか好きだったと思うんですが、結婚したと聞いて『おめでとう』と言えますし、でも、『あの頃いいな』と思っていた気持ちもまだありますし、そういうのはいつでも、『状況によって開くんじゃないかな』と思います。特に男の人はそうだと思いますね」。「ちゃんと年をとっていきたい」2000年に『五条霊戦記』で俳優デビューし現在、35歳。改めてデビューからふり返ってみて感じる、内なる変化とは?「余計なものがいっぱいくっついているとは何となく思いますけど、それはそれで汚れがついたらしょうがないかなと。でも、いまちょうど中途半端な年齢になったなという感じはします(笑)。まだ若い役もよくいただくのですが、年齢的にちょっと無理かなと。ちょうど『ハチミツとクローバー』のときが31歳でしたが、海に向かって叫ぶのは限界だと思いましたね(笑)。20代から30代になって、ちょっと先が見えなくてどうしようかなと思ったのですが、『それは自分で決められることじゃないな』と思って、そこからは役をいただくままにやってきました」。そして、今回共演した吉永小百合や笑福亭鶴瓶然り、山田監督然り、先輩の積み重ねてきたものを見て「ちゃんと年をとっていきたい」という言葉に力を入れる加瀬さん。「僕は最後のお姉さん(吉永さん)の背中を見てすごく感動したのですが、ああやってちゃんと続けて重ねてきたものが出ているのを見ると励まされます。今回もそうですが、自分のこれからの指針となる役者さんや監督など、ずっと続けられている方々と出会って、感じたいという気持ちはあるんだと思います。ちゃんと年をとるということの答えは全然出てないことですが、年をとると自分の感覚が変わってくるんですよね。それを、毎回変わるごとに素直に受け入れていきたいんです」。本作に続き、北野武の最新作『アウトレイジ』ではヤクザ役に、さらに『海炭市叙景』では熊切和嘉監督と再タッグを組むなど、今後の活躍からも目が離せない、加瀬亮。まずは、巨匠・山田洋次が引き出した、新たな彼の表情を本作で確かめてほしい。(photo:Yoshio Kumagai/Hairmake:KATSUHIKO YUHMI<THYMON>/stylist:Sonya S.Park)衣裳・シャツ:ドリス ヴァン ノッテン/TFC・パンツ:LOSTHILLS■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:山田洋次監督『おとうと』がベルリン国際映画祭クロージング・フィルムに決定!五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待温泉宿泊券&山田洋次監督サイン入りプレスをプレゼント!『おとうと』“かぞく”川柳コンテスト開催
2010年01月22日中山美穂12年ぶりの映画主演、しかも原作は夫の辻仁成ということでも話題の映画『サヨナライツカ』。数年前に、一度映画化の話がありましたが実現せず。当時作品を読んだ際は、「思いきりロマンティックな話だな」と思った私ですが、いま映画として観てみると、「思いきり男目線(男都合)な話だな」と、ちょっと冷めた感情を抱いた私。これが、“年を経て、いろいろ見えてくるようになる”ということなのでしょうか。映画のタッチは、少し韓流ドラマ的。それもそのはず、監督は韓国映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハンなのですから、韓流ドラマ好きにはたまらないのではないでしょうか。そんな話題作『サヨナライツカ』で、私が最も興味を惹かれたものといえば、ロケ地と衣裳。まずは、なんとも煌びやかなロマンスの舞台をご紹介します。中山美穂演じる自由奔放で欲望に正直な女性・沓子と、西島秀俊演じるビジネスマン・豊がロマンスを花開かせる舞台はタイのバンコク。劇中、庶民たちの生活の場であるチャオプラヤー川から、黄金色の王宮まで、様々なタイの風景が映し出されますが、一番の見どころは、二人の密会の場であるホテル“ザ・オリエンタルバンコク”(現マンダリン オリエンタルバンコク)でしょう。世界各国の王侯貴族、セレブリティを顧客に持つ世界屈指の名門ラグジュアリーホテルが、およそ130年もの歴史の中で、初めて映画撮影を許可。ホテルでのシーンは、すべて実際のオリエンタルで撮影。優雅で風格のあるホテル内部、歴史と伝統が染み付いた重厚感のあるムード、そして美しく整えられた庭園などを存分に眺めることができます。このホテルは原作にも実名で登場し、ヒロインの沓子は、このホテルを愛した文豪(ジョセフ・コットン、グレアム・グリーンら)の名がつけられた特別室、オーサーズ・ウイングにある“サマーセットモームスイート”に暮らす設定。それだけに、なかなかお目にかかることの出来ない美しいオーサーズ・ウイング内部、豪華ながらも慎ましさを持つサマーセットモームスイートの室内も、たっぷりと見せてくれるのです。撮影に際しては、ホテルを利用するゲストに配慮し、スタッフはみな、ホテルのドレスコードを守って正装して撮影に臨んだというのも“ならでは”のお話ですよね。“ドレス”といえば、中山美穂が身につける衣裳の数々にもまたため息。欲望に忠実で挑発的な若き日の沓子は、常に肌を露出し、いわば男を誘う服ばかりを身につけています。男性の目を常に意識し、自分の魅力を惜しみなく披露する。そんな彼女のセクシーな魅力を表現するため、衣裳は全体の90%がオーダーメイドだったといいます。物語がスタートした時代は1970年代ですから、露出と言っても現代のように過度な肌見せではなく、そのスタイルはあくまでもクラシカルにする必要が。しかも、沓子はザ・オリエンタルバンコクのサマーセットモームスイートの住人。安っぽくならないよう、常に素材や質感、シルエットのどこかにゴージャス感を漂わせる必要があったといいます。しかも、豊を挑発するとき、豊を本気で好きになったとき、関係が進んだとき、やさぐれているとき…と、豊との関係性が変わっていくに連れて、身につけるものの露出度、素材感、色味などが変化していくのですから、既成のものを用意するのは難しいはず。そこで監督は、中山美穂のために、実に200枚以上のスケッチを用意し、採用したデザインの服を特別に仕立てることにこだわったそう。例えば、挑発用にはゆったりシルエットの花柄ワンピースながらスケスケ、真剣な恋には少し清楚感も漂うコットンの上下で露出も少なく、やさぐれているときは夜の女風の派手な色の光ものドレスや濃厚メイク、関係が進んだときは露出がありながらも白いレース使いで花嫁を意識したワンピースをといった具合。ロマンスの名手であるイ監督は、恋する微妙な女心を表現するのにファッションは必要不可欠だと考えて、女優の表情、セリフと同じぐらい、衣裳にも雄弁に感情を語らせたというわけですね。なるほど、中山美穂は、驚くほどたくさんの服をシーンに応じて着こなしています。これを見ていると、女心はこれほどまでに簡単にファッションから読み取れてしまうものなのかと少し不安にもなったりします。もしかして、あなたも油断していると、“うきうきしている日”“落ち込んでいる日”“勝負の日”…などと、服を通して大声を出して叫んでいたりするかもしれません。ご用心、ご用心。(text:June Makiguchi)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定
2010年01月22日劇場公開された長編映画としては初のフルCGアニメーション作品として、映画界に新風を吹き込み、世界中の子供から大人までの心を掴んだ『トイ・ストーリー』(’95)から早15年。『ファインディング・ニモ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の感動作を送り出してきたディズニー/ピクサーの集大成とも言える最新作『トイ・ストーリー3』が今夏、日本に上陸する。これに先駆けて、現在発売中の本作の前売り券が、ピクサー作品として過去最高の驚異的な売れ行きを記録している。子供たちに愛される“おもちゃの世界の住人たち”の友情をユーモアたっぷりに描いた本シリーズ。第3作目となる本作では、おもちゃたちのご主人様であるアンディはとっくにおもちゃを卒業し、大学進学のために家を出るまでに成長。ご主人様を失ったおもちゃたちは、手違いで託児施設に預けられてしまうのだが、ここがおもちゃにとっての地獄だった…というストーリー。まだ映画本編の完成はもちろん、ポスターなども未発表。公開7か月以上も前という異例とも言える早い時期となる、昨年12月5日の『カールじいさんの空飛ぶ家』の公開初日から全国約200劇場にて前売り鑑賞券が発売開始されたが、初日から幅広い年齢層が購入し、7週間経過した現在でもその勢いは衰えず。7週間で8,156枚(全国主要RS15館)を売上げ、『カールじいさんの空飛ぶ家』の325%、『ファインディング・ニモ』(興収110億円)の152%、『モンスターズ・インク』(興収95億円)の172%という好調ぶりを見せている。前作からの変わらぬ根強い人気と期待の高さが伺える本作。公開時の興行収入がどこまで伸びるか、いまから楽しみなところ。『トイ・ストーリー3』は7月、全国にて公開。■関連作品:トイ・ストーリー3 2010年7月、全国にて公開© 2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠面白さの秘密は?『カールじいさん』プロデューサーが明かすピクサー映画の作り方美しい映像だけでない、ストーリーにぜひ注目してほしい『カールじいさんの空飛ぶ家』公開直前!カールじいさんの家が浮かび上がる瞬間の特別映像をお届けアニメ界のアカデミー賞候補が発表!『コララインとボタンの魔女』が一歩リード
2010年01月22日昨年劇場公開された『愛のむきだし』で圧倒的な存在感を見せ、国内の各映画祭などでの高い評価を含め、若手女優の中でも高い注目を集める、安藤サクラ。このたび、アジア版アカデミー賞と呼ばれる「アジアン・フィルム・アワード」にて、松田翔太、高良健吾との共演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で、堂々の助演女優賞ノミネートを果たした。今年で4回目の開催となるアジアン・フィルム・アワードは、アジア最大の複合型エンターテイメントイベント「エンターテインメント・エキスポ香港」の一つとして開催され、アジア全体から最高峰の映画を決めようという試みにより、「アジア版アカデミー賞」と呼ばれるほど、注目度の高い映画祭の一つ。昨年は、『おくりびと』で本木雅弘が主演男優賞、『トウキョウソナタ』が作品賞を受賞。本年度も『しんぼる』で松本人志が主演男優賞にノミネートされているほか、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』で松たか子と広末涼子がそれぞれ主演女優賞、助演女優賞でノミネートされている。本作は、2月に開催される第60回ベルリン映画祭フォーラム部門での出品も既に決まっているが、そもそも国際映画祭での上映や日本での劇場公開がまだされていない作品が、同賞にノミネートされるのは異例。俳優デビューしてまだ幾年も経たない安藤さんだが、早くも海外での評価に注目が集まる。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は6月12日(土)より新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2010年01月22日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督最新作『ラブリーボーン』に主演した、シアーシャ・ローナンが来日し、1月21日(木)に記者会見が行われた。特別ゲストとして元モーニング娘。の石川梨華も駆けつけ、15歳の名女優の初来日を祝った。13歳にして『つぐない』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。本作でも、連続殺人犯の手にかかり殺されてしまう主人公の少女を好演しているシアーシャ。原作小説では殺人シーンはかなり凄惨な描写がなされていることもあり、その映画化ということで出演をためらう気持ちはなかったか?と問われると「正直、躊躇する気持ちはありました。でも、映画の方の脚本を読んでみると、殺人の部分に関しての描写は原作のように激しくはなっておらず、物語は“(自分の身に)何が起こったのか?”を考えていくような形になってました。何より、ピーター・ジャクソン監督たちとお会いして、彼らに任せれば大丈夫、という安心感を持つことができました」とふり返った。シアーシャ曰く、ジャクソン監督は「地に足のついた素敵な人で、確固たるビジョンを持っている。子供っぽいところもあって、それが現場を楽しい雰囲気にしてくれた」とのこと。「彼と撮影で過ごした日々が恋しい」とも。シアーシャと同じ10代の観客に、映画を観て何を感じてほしいか?という質問には「10代は、きっとロマンスに興味があるでしょうね(笑)。だから、(シアーシャ演じる)スージーと(その初恋の相手)レイの2人の関係を感じてほしい。それから、普通の物語とはエンディングが違うけれど、希望や愛、そして再生できるということを感じてほしいです」と答えた。この後、本作を鑑賞して強く感動し、シアーシャの魅力にとり憑かれたという石川さんが大きな花束を抱えて登場。シアーシャは嬉しそうに花束を受け取った。石川さんは映画について「CGの部分も素晴らしかったし、何よりこんなに泣いてしまったのは久しぶりでした。一番泣いたシーンは、(失踪した)スージーの帽子を家族が受け取り、もしかしたらもう彼女は戻ってこないかもしれない、とお父さんとお母さんが泣く場面。ティッシュもタオルも持ってなかったので手で涙をぬぐいながら観てました」と興奮した様子で語った。そして、シアーシャと対面しての印象を尋ねると「映画を観て、目がきれいだな、という印象を持っていたのですが、実際に会うとムチャクチャかわいいですね!かわいいだけでなく、15歳と思えない大人の色気があります」とメロメロ。これにはシアーシャも「梨華さんこそ大人っぽいですよ。私には歌は歌えませんし…」と照れながら返した。これに気を良くしたのか?司会者からの「石川さんの周りでシアーシャと同じような雰囲気を持った人はいますか?」という質問に、「私ですかね?」とぬけぬけと答え、「シアーシャはピュアで演技も素晴らしい。そうなりたいという願望を込めて…頑張ります!」と笑顔を見せた。『ラブリーボーン』は1月29日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.つぐない 2008年4月12日より新宿テアトルタイムズスクエア、日比谷シャンテ シネほか全国にて順次公開©2007 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連記事:徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に【どちらを観る?】奇才×ファンタジー『ラブリーボーン』&『Dr.パルナサスの鏡』【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞
2010年01月22日21日、英国アカデミー賞(BAFTA)ノミネーションが発表され、『アバター』、『ハート・ロッカー』(写真)、『17歳の肖像』の3本がそれぞれ最多8部門で候補に選出された。作品賞には上記3本のほかに『マイレージ、マイライフ』、『プレシャス』が候補となり、本家アメリカのアカデミー賞にも有力視される作品が揃った。低予算ながら昨年アメリカでスマッシュヒットとなった『第9地区』が7部門で候補となるサプライズも。『マイレージ、マイライフ』と『イングロリアス・バスターズ』が次いで6部門にノミネートされた。監督賞は、ジェームズ・キャメロン(『アバター』)とキャスリン・ビグロー(『ハート・ロッカー』)の元夫婦の対決に関心が集まる中、『第9地区』のニール・ブロムカンプ、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ、『イングロリアス・バスターズ』のクエンティン・タランティーノが候補に。主演男優賞は、ジョージ・クルーニー(『マイレージ、マイライフ』)、ジェレミー・レナー(『ハート・ロッカー』)、ジェフ・ブリッジス(『Crazy Heart』<原題>)といった今年の賞レース常連に加えて、『A Single Man』(原題)のコリン・ファース、『Sex & Drugs & Rock & Roll』(原題)で実在のロック・ミュージシャン、イアン・デューリーを演じたアンディ・サーキスといったイギリスならではの候補も登場している。主演女優賞は、BAFTA候補となるのはこれが13度目というメリル・ストリープ(『ジュリー&ジュリア』)のほかは、『プレシャス』のガボレイ・シディビー、キャリー・マリガン(『17歳の肖像』)、シアーシャ・ローナン(『ラブリーボーン』)というフレッシュな顔ぶれに『ココ・アヴァン・シャネル』のオドレイ・トトゥも名を連ねる。作品賞とは別に設定された英国映画(Outstanding British film)賞は『17歳の肖像』、『月に囚われた男』、『Fish Tank』(原題)、『In the Loop』(原題)、『Nowhere Boy』(原題)の5本が、外国語映画賞は『ココ・アヴァン・シャネル』、ペドロ・アルモドバル監督の『抱擁のかけら』、ミヒャエル・ハネケの『The White Ribbon』(原題)、ジャック・オディアール監督の『A Prophet』(原題)、スウェーデンのヴァンパイア映画『Let the Right One In』(原題)の5本が選出された。授賞式は、アメリカのアカデミー賞授賞式の2週間前にあたる2月21日、ロンドンの王立オペラハウスで行われる。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.プレシャス 2010年GW、全国にて公開第9地区 2010年4月、全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDジュリー&ジュリア 2009年12月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinemaラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]■関連記事:『ラブリーボーン』15歳の天才女優シアーシャ・ローナンが笑顔で初来日!【どちらを観る?】奇才×ファンタジー『ラブリーボーン』&『Dr.パルナサスの鏡』M・ローク扮する“最強の敵”も登場 『アイアンマン2』ポスタービジュアル解禁【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠
2010年01月22日『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』ではアカデミー賞監督賞にも輝いたピーター・ジャクソンと、『未来世紀ブラジル』から『ブラザーズ・グリム』まで数々の注目作を放ち、熱狂的なファンを増やし続けているテリー・ギリアム。ふたりの奇才が手掛けたファンタジーが続けて公開される。アリス・シーボルトのベストセラー小説を映画化した『ラブリーボーン』は、14歳の少女・スージーの死というショッキングな展開から始まる。変質的な隣人に殺されたスージーは、無念を抱えたまま天国へ。天国と現世の間に留まり、残された家族や初恋の男の子を見守っていく。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで驚異の映像世界を作り上げたピーター・ジャクソンだけに、スージーが身を置く世界のビジュアルも思い入れたっぷりのもの。美しくもおどろおどろしく、どこか不安を駆り立てる映像を、スージー自身の内面にリンクさせている。そんな映像世界に囲まれ、永遠に14歳の姿のまま、心だけ月日を重ねていくスージーの矛盾がやるせない。家族の再生ドラマや殺害犯を巡るサスペンスにも2時間強の尺の中で言及しているため、初恋の男の子の日常が自分の存在なしに過ぎていく切なさを知り、幼かった妹に年齢を追い越されていくスージーの複雑な心の変遷がやや粗雑に描かれている感もあるが、そこは天才女優シアーシャ・ローナンの熱演がフォローしている。一方、『Dr.パルナサスの鏡』は、映像至上主義を嬉々として潔く貫いた趣き。砂糖菓子のようにラブリーなギリアム監督入魂の色彩世界で語られるのは、不死の魂と引き換えに、自分の娘を悪魔に差し出す契約を結んでしまった男・パルナサス博士のドタバタ劇。抜き差しならない状況に陥った博士の物語に、やはり抜き差しならない事情を抱えた謎の男・トニーの物語が絡んでくる。トニー役のヒース・レジャーが撮影中に急死し、同役をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が引き継いだのはいまや周知の事実だが、それを成立させているのがギリアム流映像至上主義の極みとも言うべき必殺アイテム、魔法の鏡。通り抜けることで自らの欲望の世界を体験できる魔法の鏡“イマジナリウム”が物語の中心にどんと据えられ、一連の騒動を一層ダイナミックに、さらにはドラマティックに色づかせるのと同時に、ヒースがジョニーに、はたまたジュードやコリンに変化するマジックに説得力を持たせながら映画の力を見せつけている。ショッキングなストーリーが生んだファンタジー映像を楽しむか、めくるめくファンタジー映像が生んだドラマティックなストーリーを楽しむか。観るならどちら?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:理想の世界へとあなたを誘う!『Dr.パルナサスの鏡』女優鏡を3名様にプレゼント鬼才ギリアムを虜にしたミューズ、リリー・コール 彼女が見る“鏡”の中の世界は…メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦T・ギリアム、故ヒースを「最高の俳優」監督志望の爆笑太田には「現場そうじから」
2010年01月21日女優の柴咲コウが1月21日(木)、東京国際フォーラムで行われた主演映画『食堂かたつむり』の完成披露試写会で舞台挨拶を行い、自炊生活について語った。失恋のショックで心因性失声症になった倫子(柴咲さん)が、故郷に戻り食堂で愛情を込めた料理をふるまい、周囲の人々を幸せにし自身も癒し、確執があった母親・ルリコ(余貴美子)との関係を修復していくという本作。料理が得意なことで知られる柴咲さんは、劇中の料理シーンを全て吹き替えなしでこなしている。自身にとっての幸せを呼ぶ料理メニューを司会者がキャスト陣に質問。共演のブラザートムは「ずっと母親と2人で住んで2人の食事でしたが、母親が死んでしまい、最初に1人で食べたとき、1人で食べるご飯はエサだと思いました。結婚して2人に戻り、子供ができて4人で食べたときには、何を食べても美味い!と思いました」と心に沁みる話を披露。柴咲さんは「最近、1人で自炊して食べることが多いんですけど、先日、七草がゆを作って自分で自分を労うみたいなことをしました。七草は買って冷蔵庫にあったので。鶏がらスープを入れたら心があったまりました」と1人ご飯を楽しんでいる様子。トムさんは「料理上手の良い手をしているんだから、いろんな人に作ってあげたら?料理が上手い、良い手を大事にして、ね!」と2人以上での食事のススメ。柴咲さんは「ありがとうございます」と照れながら頷いた。一方、余さんは「トムさんのいい話の後にスミマセン、焼肉です。やっぱり勝負するときに元気ややる気が出るので」と勇ましい発言。観客の笑いを誘った。この日は、劇中でルリコ(余さん)が飼っているブタのエルメス役を演じた(?)ブタが大きく成長しすぎたため、その娘にあたるブタがエルメスとして登場。ブタとの初共演をふり返り柴咲さんは「最初、緊張していたら伝わったみたいでナイーブな子だなと思いましたが、だんだん慣れてブラッシングさせてくれたりして心を開いてくれた」と“エルメス”に温かい眼差し。だが、飼いたい?と聞かれると、「飼わなくていいです。所有したいとは思わない。共演は楽しいですけど」と即答していた。『食堂かたつむり』は2月6日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:食堂かたつむり 2010年2月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2010「食堂かたつむり」フィルムパートナーズ■関連記事:柴咲コウ、正月に手作りおせち3段中6個分配布、評判は「まあまあ」愛情たっぷりのご飯がもたらす奇跡『食堂かたつむり』試写会に10組20名様ご招待映画と食の新たなコラボレーション“生”の食材当たる『食堂かたつむり』前売券発売
2010年01月21日女優の木村佳乃が1月21日(木)、東京・中央区のスタジオで行われた、日本語吹き替え版でユマ・サーマンの声を務める映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の会見に出席。交際中の少年隊・東山紀之との結婚に関するレポーターの質問攻めをかわした。前列にズラリと陣取ったレポーター3人が順番に質問。1人目から劇中、頭が毒蛇に覆われ目を見た者を石に変えるギリシア神話の女怪物・メデューサの声を担当することに引っ掛け、石にしたい人は?と聞かれ「自分が石になりたいと思うときはあります。失敗したときや恥ずかしいとき。最近ではいま、ドラマの収録中ですが、違う日の台詞を覚えていってしまい…おっちょこちょいなので。人に対してはないですね」とお茶目なエピソードを披露。2人目から、石のように“身を固める”予定は今年ありそう?と結婚について問われると「あ、ありがとうございます」とひと呼吸おき「それはまた後ほど」と満面の笑み。報告するということ?と確認されると頷いてみせた。3人目の、神殿と寺院なら結婚式をどちらでやりたい?との問いには、司会者から「映画に関する質問のみで」と遮る声が飛び、雰囲気が張りつめたが、「劇中で出ましたが、テネシーのナッシュビルって神殿があるんですか?ナッシュビルには中学生のとき、行ったことがありますけど。アテネのパルテノン神殿にも行ったことがあります」と話題を変え、場を和ませた。途中、マイクの音声トラブルがあったときにも「メデューサの呪いですね」と機転のきいた言葉で関係者の笑いを誘った。同作は、神と人間との間に生まれた半神半人の17歳の少年の冒険を描くファンタジー。木村さんは『カンフー・パンダ』などアニメの吹き替えは経験済みだが、実写は初挑戦。「ファンタジーは大好きでユマという大好きな女優さんの声をやらせていただき、すごく光栄。今日を含めて数回、収録があるんですが、ユマの芝居と私の声で吹き替えじゃないみたいと思ってもらえるところまでいくのが目標です」と女優魂を燃やしていた。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は2月26日(金)より全国にて公開。■関連作品:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 2010年2月26日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© TWENTIETH CENTURY FOX
2010年01月21日パイ屋さんのネッドと彼に生き返らせてもらった女性・チャックの禁断の恋が展開する「プッシング・デイジー」。ですが、「プッシング・デイジー」は切ないラブ・ファンタジーであるだけでなく、実はサスペンス・ミステリーでもあるのです!今回はネッドと相棒の私立探偵・エマーソンの探偵ぶりに迫っていきましょう。触れたものを蘇らせられるネッドは、ひょんなことから私立探偵・エマーソンに自分の力を知られてしまう事態に。強欲なエマーソンはネッドの力のことを黙っている代わりに、自分の仕事に利用することを思いつきます。その利用方法とは、殺人事件の調査をエマーソンが請け負い、殺人の被害者をネッドの力で生き返らせて犯人の名前を聞き出すというもの。もちろん、ネッドとエマーソンは、ネッドの力にまつわるいけずな条件その1「生き返らせたものに60秒以内に再び触れなければ、代わりの何かが命を奪われてしまう」を気にしながら、60秒以内に手早く聞き出さなくてはなりません。…という第1話の展開を受け、エマーソンと嫌々ながらもタッグを組むネッドが、様々な事件に遭遇し、事件の解決に向けて奔走するのが毎回の流れ。第1話でネッドに蘇らせてもらったまま生き続けるチャックも、彼らの探偵業に何かと首を突っ込んできます。ここで注目したいのが、死体から事件の真相を聞き出そうとするネッドとエマーソンの探偵っぷり。もともと探偵だったエマーソンはともかく、新米探偵にも程があるネッドのオロオロ感は相当なものです。とは言え、被害者に直接話を聞くことができるのはかなりお得(ただのズル?)な状況!名探偵シャーロック・ホームズも羨みそうです。ホームズと言えば、ロバート・ダウニーJr.主演の映画『シャーロック・ホームズ』が3月12日(金)に公開されますが、こちらではダウニーJr.扮するホームズが、黒魔術を操る連続殺人犯・ブラックウッド卿が関わっていると思しき事件を懸命に推理していました。こんなとき、ネッドだったら、殺された人たちから事件の経緯を聞き出せるのに!?また、海外ドラマの世界にも「名探偵モンク」の敏腕探偵モンクさんから「CSI」シリーズの科学捜査班メンバーたち、はたまた「クローザー」の女性刑事ブレンダ・ジョンソンまで、事件の謎を解き明かそうと日々奮闘する者たちは数知れずいますが、彼らだって、死体から犯人を聞き出したい気分になるほどの難事件に立ち向かわなくてはならないこともあるでしょうし…。ネッド&エマーソンの調査方法とついつい比べたくなってしまいます。ただし、真相をまんまと聞き出して、はい終わり!とはいかないのが物語というものであり、ネッドたちも最初のうちは60秒内に上手く聞き出すコツをつかめずに悪戦苦闘したり、被害者を生き返らせたものの、犯人が誰かも分からない状態で殺されたパターンもあったり。ちょっとずるい新米探偵さんにも苦労は尽きず、それがサスペンス・ミステリーとしての「プッシング・デイジー」を盛り上げています。(text:Hikaru Watanabe)「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜<ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス」(5枚組・全9話)価格:9,800円(税込)発売日:1月27日(水)「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜<セカンド・シーズン>コレクターズ・ボックス」(6枚組・全13話)価格:9,800円(税込)発売日:2月24日(水)発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜 [海外TVドラマ]シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:M・ローク扮する“最強の敵”も登場 『アイアンマン2』ポスタービジュアル解禁【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年01月21日先日発表された第67回ゴールデン・グローブ賞で見事、主演男優賞を射止めた演技派、ロバート・ダウニーJr.(『シャーロック・ホームズ』)が新ヒーロー像を打ち立てたアクション大作『アイアンマン』。その斬新な設定とストーリーの面白さ、そして迫力あるVFX映像などにより、世界51か国で5億8,500万ドルという大ヒットを記録した本作の待望の続編『アイアンマン2』が、遂に6月11日(金)に全国公開されることが決定した。また、このほど本作のポスタービジュアルが解禁となり、最強の敵の姿も明らかに!天才的頭脳の持ち主で、好きなものは女、酒、ファストフード。そして何よりも発明が大好きな主人公トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)。表の顔は軍事企業の社長だが、裏の顔はそう、“アイアンマン”。自ら開発したパワードスーツを身につけ、体を張ってテロリストたちに戦いを挑む姿が観る者を魅了した。前作で自らが“アイアンマン”であることを明かした彼だが、今作では、何と法廷への出頭もあれば、驚異的なパワーを秘めた予期せぬ挑戦者たちの出現も。解禁となったビジュアルからは、「次なる試練」との文句と共に、鋼のパワードスーツに身を包み“アイアンマン”として闘志を燃やすトニーの姿が全面に映し出されている。さらに、その隣で堅牢な肉体に特殊器具をはめ込み、明らかに当たったらタダじゃ済まなそうなムチ…“エレクトリック・デス・ウィップ”を両手に携えた凶悪面の男の姿が。彼こそが、今回の最大の敵“ウィップラッシュ”である。その正体は、昨年『レスラー』で見事なカムバックを見せ、おまけに33歳年下の女性を略奪愛で我が物にするなど、公私共に話題を振りまくミッキー・ローク!何と、ロシアの刑務所に入所歴を持つこの役を演じるにあたり、実際にロシアの刑務所に足を運んだとか…。ハマリ役となりそうな暴れん坊役に注目が集まる。気合の入れようでは、この女性も負けず劣らず。“ブラック・ウィドー”役で出演するスカーレット・ヨハンソンが、出演を熱望するあまり、キャスティング会議に役柄と同じ赤毛に染め上げて現れた、というエピソードも漏れ伝わってきている。そんな、各々の並々ならぬ意気込みが結集した『アイアンマン2』、今回はどんな新技を繰り出すのか?期待は高まるばかり。『アイアンマン2』は6月11日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:アイアンマン2 2010年6月11日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開TM & © 2009 Marvel © 2009 MVLFFLLC. All Rights Reserved.シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.136シャーロック・ホームズよりも名探偵?【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年01月21日記憶を失った少女と彼女を取り巻く3人の男たちの切ない恋模様を描いた『誰かが私にキスをした』(写真)の完成披露試写会が1月20日(水)に開催され、上映前の舞台挨拶に主演の堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也に来日中のアントン・イェルチン、そしてハンス・カノーザ監督が登壇した。歓声と共に舞台上に姿を現したキャスト陣。最初にマイクを握った堀北さんは「普段は、観てくれる人に伝わるようにと気にしながらお芝居するんですが、今回は気にしてません…(笑)。というか、そんな余裕がなかったんです。それも監督の狙いだったんでしょうか(笑)?久々に(監督、共演者の)みなさんとお会いしたら、何気ないおしゃべりなんかがすごく楽しくて。撮影中はいっぱいいっぱいでしたが、すごいみなさんとお仕事していたんだな、と感謝の気持ちです」と笑顔で挨拶。松山さんは「いろんなところから集まったキャスト、スタッフが、いい意味で融合し新しいラブストーリーに仕上がっています」と自信をのぞかせるが、一方で自身のセリフについて「クサいなぁ、と思いました(苦笑)」と照れくさそう。会場に詰めかけた女性ファンから特に大きな声援を受けていたのは手越さん。劇中、堀北さん演じるナオミから、その独特の服装センスについてツッコミを入れられるシーンがあるが、その劇中衣裳について「(自身が演じた)ミライについては、感情をキャラクターに100%ぶつけるのではなく、ファッションだったり、メガネをふいたりする仕種で表現したいな、と思っていたので衣裳にはすごくこだわりました」とニヤリ。ちなみにこの日も、登壇陣の中でひときわ目立つ黒のジャケットと蝶ネクタイで決めていた。アントンは開口一番「アントン・イェルチンです。ありがとうございます」と日本語で挨拶。堀北さんとの共演の感想を問われると「真希とのシーンは楽しい時間でした。言葉ではない言語…心の言葉でコミュニケーションが取れたと思います。真希の英語はすごかったです。母国語以外での演技なんて、僕には出来ないし感心しました」と笑顔でふり返り、称賛の言葉を贈った。監督から「アントンも日本語のセリフあったでしょ?」と促されると「“モチロン”、“ゴメンナサイ”、“オリコウサン”」と列挙するも「まあ、僕はイマイチ意味が分からないまま、現場で発音だけ聞いて言ってただけなんだけどね…」と苦笑い。会場からは笑いと拍手が起こった。堀北さんはこれから作品を観る観客に向けて「難しいラブストーリーかもしれないけど、ピュアな心で観ていただけたら嬉しい!」とメッセージ。『誰かが私にキスをした』は3月27日(土)より全国にて公開。■関連作品:誰かが私にキスをした 2010年3月27日より全国にて公開© 2009「誰かが私にキスをした」製作委員会■関連記事:松ケン、最初のキスは「計画通りいかずテンパるタイプ」『誰かが私にキスをした』会見来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堀北真希の海外進出に監督も太鼓判!松山ケンイチ、手越祐也と共演の最新作製作会見
2010年01月21日19日、アメリカ・ハワイ州知事のリンダ・リングルさんが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作の『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』(原題)の撮影が今夏、ハワイのカウアイ島とオアフ島で行われる予定であることを発表した。同作を製作するウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOと知事が先週金曜に決定したもので、アイガー氏は「ウォルト・ディズニー・カンパニーとハワイは非常にいい関係にあり、キャプテン・ジャック・スパロウと仲間たちの最新の冒険をこの地で作ることを楽しみにしています」とコメント。前作『パイレーツ・オブ・カリビアンワールド・エンド』も一部マウイやモロカイで撮影されている。今回新たな撮影にまつわる現地の雇用も大幅に見込まれ、経済効果が期待されている。『Pirates of The Caribbean: On Stranger Tides』はオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイは降板を表明しているが、ジョニー・デップはもちろんジャック・スパロウ役を続投。バルボッサ船長役のジェフリー・ラッシュの出演も決まっている。過去3作のゴア・ヴァービンスキー監督から今回は『NINEナイン』のロブ・マーシャル監督にバトンタッチされ、新しく生まれ変わるシリーズへの期待は高まるばかりだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 2007年5月25日より全国にて公開©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き
2010年01月21日女優の上野樹里、俳優の玉木宏らが1月20日(水)、東京・日劇2で人気ドラマシリーズのニ部作映画第1弾『のだめカンタービレ最終楽章 前編』の大ヒット御礼舞台挨拶を行い、“1位奪取宣言”した。漫画家、二ノ宮知子の同名代表作を原作に、エリート音大生(玉木さん)と天才ピアニスト(上野さん)の恋と成長を綴るシリーズで、同映画ではパリ留学中の2人を描く。昨年12月19日の初日から30日間で観客動員270万人、興行収入33億円をそれぞれ突破。ハイペースな好稼動とこの日の大歓声に、上野さんは「テレビをつけたら(映画の)ランキングをやっていてずっと2番で。公開前は正直不安で、『のだめ』より海外の作品が観られるのかな?とか。でもずっと2位だから、お客さんでリピーターが多いのかなと」と大喜び。すかさず2位について司会のフジテレビ・軽部真一アナウンサーが「そうなんです。見事にずっと2位ですね。(ランキングチャートに同作が)初登場の時は“ワン”なんとか(注:『ワンピース ONE PIECE film STRONG WORLD』)が1位で、その後は“ア”なんとか(『アバター』)で。史上最強の2位作品です」と解説した。人気を実証すべく軽部アナがリピート鑑賞回数を観客に6回観た方?7回?と問いかけると延々と「はい!」と手が挙がり、最高回数が「今日で24回目」と叫んだ女性。玉木さんは「僕は3回です」と明かしつつ「本当に嬉しいことです。いくらになるんだろうって(笑)。普段、感想を言ってくれなかった周りの人たちがこの映画を観たよって言ってくれます」と好感触をかみしめた。一方で、ファン謝恩企画として質疑コーナーが設けられ、同シリーズを通じて学んだことは?との質問に、上野さんは「のだめがハードルを次々越えていくのと同じで、役者やっていて頑張ろうと思ったり、もう辞めたいと思うこともいっぱいあるけど、その分楽しかったりする。いろいろな人と出会っていろいろな経験をさせてもらってドラマから映画になる仕事も初めてでしたし…生きること全部です!ひと言では語りきれませんねぇ」と、のだめ口調でしみじみ。テレビシリーズから手がけてきた武内英樹監督は「天然の女優さんの扱い方ですね。上野さんは天才だと思いますけど、天然の子だから」と自ら吹き出し笑い。上野さんが「説明書?でもあたしにしか使えないんじゃ?この前、またのだめでって言ってたから、のだめでしか使ってくれないんじゃ?」とシリーズ続行を匂わせる発言。会場から「おお?」と声が上がる中、監督は「せっかく扱い方を覚えたので活用させてください」と再タッグのオファーをしてみせた。締めで玉木さんが「今日が初日と思って、ここから1位になることを…」と語ると会場から大拍手と大歓声。「ここまで来られたのはみなさんのおかげです。4月の(後編)公開もよろしくお願いします」とシリーズファンへ感謝の気持ちを表していた。『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開■関連記事:ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位上野樹里、“千秋様”玉木宏を盾に竹中のキス拒否!『のだめカンタービレ』初日ヅラ装着率高し!『のだめ』キャスト陣が劇中の衣裳でボケ&ツッコミ、4千人大興奮クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月20日もしも、自分の分身ロボットがいたら…。かつて藤子不二雄の人気漫画「パーマン」に登場した“コピーロボット”に憧れの念を抱いた方はもちろん、誰でも一度は同じ願いを持ったことがあるのではないだろうか?そんな、人間の“願望”が実現した世界を描いたSFストーリー『サロゲート』が1月22日(金)より公開となる。このほど、本作の主人公トム・グリアーを演じたブルース・ウィリスのインタビュー映像が到着!作品の見どころや撮影について語ってくれている。本作で描かれるのは、人類の98%が身代わりロボット“サロゲート”を日常生活で使用しているという世界。この画期的な技術により、犯罪や伝染病、人種差別など人類の抱える難問は激減したように見えたのだが、ある日、サロゲートの破壊による殺人事件が発生。事態は思わぬ方向に…。自分にそっくりなロボットが自分を代行してくれる、一見完璧な世界について「行き過ぎた世界」と語るブルース。本作では、完璧なブロンドの髪をなびかせる“ロボット”姿のブルースもお目見えになるが、“身代わり”に任せるだけでなく、ブルース自身、激しいワイヤー・アクションにも挑戦している。『ダイ・ハード4.0』以来のアクションとなるが、その活躍ぶりやいかに?『サロゲート』は1月22日(金)より全国にて公開。※こちらの映像は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:サロゲート 2010年1月22日より全国にて公開© Touchstone Pictures, Inc. All Rights Reserved.
2010年01月20日女優の堀北真希、俳優の松山ケンイチ、人気グループ「NEWS」の手越祐也、ロシア出身の俳優アントン・イェルチンらが1月20日(水)、東京・ホテルニューオータニで行われた映画『誰かが私にキスをした』の完成会見で、キス談義を繰り広げた。日本のインターナショナルスクールを舞台に、階段から落ちて4年分の記憶を失ったナオミ(堀北)とナオミを取り巻く男性3人の4角関係を描くラブストーリー。映画『カンバセーションズ』で2005年の東京国際映画祭で審査委員特別賞に輝いたアメリカ出身のハンス・カノーザ監督がメガホンを取った。ナオミが誰かとのキスをフラッシュバックさせる内容などに引っ掛け、恋人と最初のキスをする際、強引にする派かゆっくり責める派か?と男性キャストへ質問が。松山さんは「すっごいどうしよう〜とタイミングを計って考えるんですけど結局、計画通りいかずテンパるタイプだと思います。出来ずじまいで…」と苦笑い。手越さんも「今日しよう!と家を出る前に決めるんですけど、その日一日いつしてやろうか、スキあらばとか考えて彼女の言うことが耳に入らないで、結局別れ際になると思う」と揃って慎重派の様子。アントンは「15歳のときに大好きだった女の子がいて、1週間に3回ぐらい僕の家に遊びにきてベッドに座って音楽を一緒に聴く仲だった。毎回キスしようと思っても出来ずじまいである日、してもいい?と聞いて『イエス』と言われてした。でもふり返ると何てダサイことをしたんだろうと…聞いたってことは自信がないみたいだから」と甘く苦い(?)思い出を告白。「アグレッシブにしたかったらした方がいい。結果、嫌な顔をされるかカオスを蹴られ、心傷つくんだけど」と意見を述べた。ニコニコしながら聞いていた堀北さんは「(キスしていい?と)聞かれたら困るかな。強引に?そうですね、自信を持ってきてほしいと思います」とキッパリ。すかさずアントンが「強気でいくにも優しさを見せるでも、どちらにしろエレガントに行くべきですよね」と追加。さらに監督から「男の子は女の子からされるのも大歓迎だったりするよね」と別意見を述べると、アントンは「Oh!Yes,Yes」と喜び、松山さんらは照れ臭そうな笑顔を浮かべた。退場時、女優の小雪との熱愛が報じられている松山さんは、取材陣から順調?と声掛けされ、「有難うございます」と深々お辞儀。順調ぶりをうかがわせていた。『誰かが私にキスをした』は3月27日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:誰かが私にキスをした 2010年3月27日より全国にて公開© 2009「誰かが私にキスをした」製作委員会■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堀北真希の海外進出に監督も太鼓判!松山ケンイチ、手越祐也と共演の最新作製作会見
2010年01月20日去る1月17日(米ロサンゼルス現地時間)、映画界の賞レースの終盤戦を飾る話題のひとつ、第67回ゴールデン・グローブ賞が発表されました。作品賞ドラマ部門、そして監督賞は、3D時代の本格的な到来を彩るかのように、『アバター』とその生みの親であるジェームズ・キャメロン監督が受賞。3Dで奥行きを表現した映像は圧倒的。私たちが抱える環境問題、それを生み出した人間の驕りなどを盛り込みつつも、娯楽性たっぷり。自らの分身となるキャラクター=アバターというネット世代にはなじみ深い現代的なモチーフを使い、人類最大の課題のひとつである自然、そして異なるものとの共存をテーマに、2時間42分という超大作に仕上げた意欲は素晴らしい。ただ、個人的には、予定調和的ストーリー、ベースの物語に目新しさを感じられず先が見えてしまう展開、分かり易すぎる布石などがちょっと気になりましたが。とは言え、常に映画界に新風を吹き込む可能なキャメロン監督のクリエイター精神は大好き。落ち着くところに落ち着いたのかな、という感想でした。アカデミーがどう出るかが、また楽しみになりましたね。さて、役者のノミネート&受賞では、常連やベテランたちが幅を利かせていましたが、そんな中で新鮮さを感じさせていたのが、女優賞ドラマ部門。受賞したのは『しあわせの隠れ場所』のサンドラ・ブロック(右上写真)でしたが、ノミニーの中にはエミリー・ブラント(『ヴィクトリア女王世紀の愛』)や、キャリー・マリガン(上写真/『17歳の肖像』)、ガボレイ・シディビー(『プレシャス』)などのフレッシュな顔ぶれも。特に、『プレシャス』は、映画祭での上映では観客からの支持も高く、ゴールデン・グローブでも作品賞や助演女優賞にもノミネートされていて、助演女優賞ではコメディアンのモニークが受賞も果たしていますから、アカデミー賞でも台風の目となりそうな予感です。この勢いに乗って、主役を演じたガボレイが、一気に注目の新人となるのは間違いなさそう。若手男子で注目と言えば、昨年末にコラムでもご紹介したキュートな恋愛映画『(500)日のサマー』で主役を演じ、ゴールデン・グローブで男優賞ミュージカル・コメディ部門でノミネートされた、ジョセフ・ゴードン=レヴィット(左写真)。28歳ですが、映画デビューは1992年公開の『リバー・ランズ・スルー・イット』で、“10歳以下の最優秀俳優賞”=ヤング・アーティスト賞をすでに受賞しています。出演作も『陪審員』、『セントアンナの奇跡』ほか多数ですが、ノミネートとはあまり縁がなかったということ。『(500)日のサマー』を機に、認知度がより高まることでしょう。ただ、今回は、残念ながらライバルが悪かった…。受賞したのは、『シャーロック・ホームズ』のロバート・ダウニーJr.。それにしても、彼の活躍ぶりは完全復活の様相を呈していて、すっかりアカデミーの常連さんに。それにしてもこの作品が、ミュージカル・コメディとして扱われたのは意外でした。ベテラン系の女優として注目なのは、今年もペネロペ・クルス。外国語映画賞で盟友ペドロ・アルモドバルと組んだスペイン映画『抱擁のかけら』がノミネートされたばかりか、オールスターキャストで話題のミュージカル映画『NINEナイン』で助演女優賞候補に。主演のダニエル・デイ=ルイスとマリオン・コティヤール以外でのノミネートは彼女だけ。確かに、妖艶なぷりぷりボディと熱っぽい踊り、甘い甘〜い愛人ぶりは、終演後も妙に印象に残ります。『それでも恋するバルセロナ』以上の“本領発揮”でしょう。ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン(ファーギー)、そして因縁のニコール・キッドマンらを事実上抑えているのですから、やはり今年も気になる存在であり続けてくれそうです。さあ、あなたが注目するのは誰?(text:June Makiguchi)© REUTERS/AFLO■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedしあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月26日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開プレシャス 2010年GW、全国にて公開(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXシャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDNINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年01月20日ブラッド・ピットが製作を手がけ、ロビン・ライト・ペン、キアヌ・リーヴス、ジュリアン・ムーアといった豪華キャストが顔を揃えた注目作で、“理想の女性”として生きることに疲れ、50歳にして15歳年下の男性と恋に落ち、本当の自分を見つめ直す女性の姿を描いた『50歳の恋愛白書』。本作の宣伝部長に女優の大地真央が就任することが決定した。戯曲家のアーサー・ミラーの娘にして、脚本家、映画監督、小説家であり、ダニエル・デイ=ルイスの妻でもあるレベッカ・ミラーの手による本作。妻として母として“完璧”であるピッパ・リーが、15歳年下の男性との出会いをきっかけに、これまでの型にはまった自分を捨て、“女”として新たな一歩を踏み出す姿が描かれる。奇しくも大地さんは、映画の公開日2月5日(金)に54歳の誕生日を迎える。本作のターゲット層であり、現在の映画業界を支えていると言われるのがオーバー50の女性たち。輝き続ける50代女性として、この世代の女性から絶大なる支持を受ける大地さんは本作の宣伝部長に適任ということで、白羽の矢が立った。加えて、大地さんの伴侶でインテリアデザイナーの森田恭通さんは大地さんより12歳年下と、まさにこの映画にぴったり!大地さん自身も本作に強く共感し、オファーを快諾した。今回の宣伝部長就任に際し、大地さんからコメントが到着。「今回、このお話をいただき、とても光栄に思っています。この映画を拝見し、まず、これほどの豪華キャストの方々が、出演意欲をかきたてられた理由はここにあったんだと思わせる、深みのあるストーリー展開に引き込まれました。そして、同世代のヒロインが、人生や恋愛について悩みながらも、自分らしさを模索して、自分に正直な道を選択していく姿に共感を覚えました。私もいまの年齢になったからこそ初めて気づくこと、新しく挑戦してみたいと思えることって沢山あるんだなと、日々実感しています。この『50歳の恋愛白書』を観て、パワーをもらって、年齢を重ねた女性たちがもっともっと輝いてもらえるように、私もエールを送りたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。大地さんの言葉、そして何より生き方そのものが、50代に元気を与えてくれそう!『50歳の恋愛白書』は2月5日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。■関連作品:50歳の恋愛白書 2010年2月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開© Lam Duc Hien,Photographer © Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited■関連記事:悩める大人の恋と人生『50歳の恋愛白書』 R40“大人の女性”試写会に65組130名様ご招待
2010年01月20日日本の文学史に輝く文豪による近代文学の傑作短編小説6本を、向井理を始めとする旬の実力派俳優を配して映像化する連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」の放送がTBSおよびBS-TBSで2月から始まる。このドラマの主題歌を、いきものがかりが担当することが決定し、あわせてボーカルの吉岡聖恵が本ドラマのナレーションを務めることも決まった。“文豪を演る!!”というコンセプトの下、太宰治の「黄金風景」(写真)、芥川龍之介の「魔術」、梶井基次郎の「檸檬」、谷崎潤一郎の「冨美子の足」、森鴎外の「高瀬舟」、そして再び太宰の「グッド・バイ」という6篇を1日1話ずつ放送。それぞれの主演には向井理と優香、塚本高史、佐藤隆太、加藤ローサ、成宮寛貴、そして山崎まさよしと水川あさみという旬な顔ぶれが並ぶ。長編小説に比べて私小説的な要素が色濃く、作家の素の部分が顕著にあらわれているとも言える短編小説の映像化とあって、「主人公≒作家」という視点でこの出演陣を眺めてみるのも面白そう。主題歌は、昨年末にリリースされたいきものがかりにとって4枚目のアルバム「ハジマリノウタ」に収録されている「真昼の月」。主題歌とあわせてナレーションも担当した吉岡さんは高校時代、放送部に所属していたということだが「メロディなしで言葉を伝えるナレーションというものはとても新鮮な体験だった」とふり返った。豪華キャストの演技に彩りを加えるナレーションと主題歌にも注目したい。連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」はTBSにて2月15日(月)深夜より、BS-TBSにて2月20日(土)より放送。「Bungo -日本文学シネマ-」公式サイト 日本文学シネマ製作委員会■関連作品:BECKベック 2010年秋、全国公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
2010年01月20日昨秋、前立腺がんで闘病中であることを公表したデニス・ホッパーが、約14年間連れ添ったヴィクトリア夫人との離婚を申請したことを明らかにした。73歳のホッパーにとって5人目の妻であるヴィクトリアとの離婚の理由は、先週木曜(14日)にホッパーが提出した申請書によれば「和解しがたい性格の不一致」。申請書には夫妻が別居した日付も記入するが、それによると別居したのは申請書提出の2日前の火曜日だという。発表された声明でホッパーは「ヴィクトリアの幸せを祈る。だが、この辛い時期にそばにいてもらいたいのはわが子たちと親しい友人だけだ」と、闘病生活をヴィクトリアさんと過ごしたくない意思を綴った。ホッパーとヴィクトリアは1996年に結婚、2003年に娘が誕生していて、過去の妻たちの間にも3人の子供がいる。最初の結婚で生まれた娘のマリンさんは「デニスは勇敢よ。すごく困難な闘いに挑んでいる」と父の闘病について語っている。ホッパーの広報担当者は、夫妻の間にトラブルがあり、がんが骨に転移し余命わずかと言われるホッパーが静かな生活を望んでいることが離婚申請につながったと説明。夫妻は資産の取り扱いなど、婚前契約を交わしていたため、財産分与に離婚による変化は生じないという。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ヘルライド 2009年1月17日よりシアターN渋谷、銀座シネパトス、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company,LLC.All rights reserved.
2010年01月20日エイベックスとNTTドコモが運営する携帯電話専門チャンネル「BeeTV」において1月20日(水)より放送されるドラマ「ひだまりの場所〜初恋〜」において、溝端淳平が不良役に挑戦している。本作はBeeTVとフジテレビのタッグによって生まれた企画で、溝端さん主演でドラマ化、映画化された「赤い糸」の制作スタッフが再び集結し、10代の若者たちの姿を描いた青春ラブストーリー。溝端さんに加え、溝端さん演じる英志と恋に落ちるヒロインとして、人気急上昇中の若手女優・蓮佛美沙子が出演する。『赤い糸』への主演を始め、昨年放送された連続ドラマ「BOSS」、「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜」、そして今年は映画『君が踊る、夏』、『NECKネック』への主演など話題の作品への出演が続く溝端さん。これまでさわやかな好青年という役柄を演じることが多かったが、初の不良役で新境地を切り拓く!溝端さんは今回の役柄について「無気力でチャラチャラした不良とは違って、不器用だけど硬派で男っぽく仲間思いな青年。とりあえず“vitality(バイタリティ)”にあふれていたいって思いました。元気があり余ってて、そのはけ口が見つからないから喧嘩したりやんちゃしたりするんじゃないかって思うんです。若者らしさ、不器用さとかが滲み出ればなって思って演じてました」と語っている。撮影は昨年末に山梨県・甲府で行われたが、その様子を溝端さんは「男が多いので毎日男子校のノリでした。みんな、最初は遠慮したり上下関係もあったんですが、ホテルに帰って男全員で大浴場に行くようになって以来、すごく打ち解けました。くだらない話で盛り上がったり、芝居の話で熱くなったり毎日充実してました」とふり返る。それぞれに心の闇を抱えた若者たちが見つけた答え、そして運命的な愛の結末は?「ひだまりの場所〜初恋〜 」は1月20日(水)よりBeeTVにて全24話で配信開始(毎週木・日曜日配信)。© BeeTV■関連作品:君が踊る、夏 2010年秋、公開予定NECKネック 2010年夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演溝端淳平“よさこいマスター”への道を語る主演映画『君が踊る、夏』製作会見溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定
2010年01月20日山田洋次監督の最新作『おとうと』が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭においてクロージング・フィルムとして上映されることが決定した。山田監督作品のベルリン映画祭参加は1989年の『ダウンタウンヒーローズ』でのコンペティション部門出品から数えて7回目。今年のベルリンへは、行定勲監督の『パレード』(パノラマ部門)や松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(フォーラム部門)などの出品が決まっているが、クロージング・フィルムとしての参加は稀なケースと言える。山田監督も「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」と記念すべき60回目の映画祭のクロージングを飾る喜びを語っている。本作は、夫亡きあと女手ひとつで娘を育ててきた吟子を吉永小百合が、その弟で周囲に迷惑を掛けてばかりの男を笑福亭鶴瓶が演じ、家族の悲喜こもごもが描き出される。現時点で監督とキャスト陣の映画祭への参加は未定だが、山田監督の描く日本の“家族”の姿がどのように受け入れられるのか楽しみなところ。『おとうと』は2月20日(現地時間)に上映される予定。日本での劇場公開は1月30日(土)より全国にて。■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月20日女優の中山美穂が、1月19日(火)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた主演映画『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアで、主題歌「ALWAYS」を担当する歌手、中島美嘉のナマ歌披露に感極まって号泣した。タイ・バンコクを舞台に、自由奔放に生きる女性・沓子(中山さん)と、婚約者・光子(石田ゆり子)のいるエリートサラリーマン・豊(西島秀俊)の25年越しの恋を描くラブストーリー。サプライズゲストとして来場した中島さんの歌を、舞台脇の椅子に座って聴いていた中山さんは、歌が終わったところで大粒の涙をボロボロ。ハンカチで拭いながら隣にいた西島さんに何かを囁きかける姿を見せていた。歌い終わった中島さんが「緊張しました、すいませんでした、でも楽しかったです。この曲もこの映画も本当に好きなので、邪魔しないよう気持ちを前面に出して頑張りました」と照れ笑い。すかさず中山さんは「すごくよかったです。涙が出てきちゃいました」とまた涙をポロリ。“愛する”西島さんが差し出したハンカチで涙を拭うと「映画にピッタリで彼女(中島さん)の歌声が心に響いてきて、いいなと思いました」と中島さんに笑顔を向けた。一方、演じた役柄について西島さんは「ひどい男ですね、一般的には」と苦笑いしつつも「一生に一度の溺れるような恋に落ちた男の話。どこか憧れますね」と“不倫願望”をポロリ。小悪魔的であり一途という沓子について「(豊は)どちらの面にも惹かれたと思います。ウエディング姿の沓子もベッドシーンの妖艶な姿の沓子もどちらも本当に美しいです」と絶賛した。中山さんは「25年は短い時間ではないですね。でも愛する心を秘めて生きていくと決めた、孤独を選んだんだと思います。人ってなかなか強く人を愛して生きるってできないですよね。沓子の強さが好きですし、強さをもらえました」と共感と思い入れタップリ。左肩を出しボディラインがクッキリ出るデザインのピンク色のドレスを着こなしたセクシーな装いと表情で、終始カメラマンのフラッシュ放射を浴びていた。『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待
2010年01月19日毎年、国内外で数多くの若手俳優が進出したかと思えば、ベテラン実力派・大御所勢も負けじと新境地に挑戦したりと、ファンは好きな俳優からは片時も目が離せないもの。昨年は、俳優・歌手活動に大忙しだった大人気グループ・嵐の大躍進や、ここ数年来のお笑い人気、さらに国民的な人気を博した子役・加藤清史郎くんの人気沸騰など様々に話題となったが、さて2010年は?シネマカフェでは、読者に向けて国内外を問わず「2010年、最も活躍すると思う俳優は?」というアンケートを実施。その結果やいかに…?堂々の1位に輝いたのは、年齢を重ねるごとに男の色気を増している、不動のトップ俳優ジョニー・デップ。先日発表された「ピープルズ・チョイス・アワード」でも全米No.1の人気を証明したが、日本での人気も健在!特に今年はティム・バートン監督とのタッグ作『アリス・イン・ワンダーランド』に期待を寄せるコメントが多く届いており、「どんな役柄でも変幻自在、素晴らしい演技を見せてくれる」(57歳・女性)という声はもちろん、男性からも「(『アリス…』の)帽子屋は楽しみすぎます!」(18歳・男性)との声も。2位につけたのは、抜群の演技力で邦画の若手俳優陣の中でもピカイチの評価を受ける、松山ケンイチ。昨年は『カムイ外伝』、『ウルトラミラクルラブストーリー』など毛色の全く違う作品で新境地を開いた彼だが、今年は何と言っても村上春樹原作の『ノルウェイの森』への主演が広い世代でかなり注目を集めている様子。ジョニー同様すでに十分な人気を得ているが「『ノルウェイの森』でさらにブレイクしそうです!」(31歳・女性)とさらなる活躍を期待する声も。3位には、こちらも『告白』、『雷桜』など待機作が多く控える、岡田将生。その美貌だけでなく演技力にも定評があり、「少年から青年へ変わる彼に注目します」(43歳・女性)といった応援の声が寄せられた。続いて4位には、大河ドラマ「龍馬伝」に絶賛主演中の福山雅治。TVドラマへの出演は「ガリレオ」以来となるだけに期待値は引き続き高い様子。そして、5位には同じく大河ドラマにて一躍脚光を浴び、全国区に人気が飛び火した堺雅人。まもなく公開される『ゴールデンスランバー』を始め、各方面での活躍が期待されるひとりだ。大河ドラマと言えば、先述の加藤清史郎も例にもれず、「話題性以上の実力があると思う」(31歳・女性)、「こども店長の快進撃は2010年も続くと思う」(23歳・女性)との太鼓判を押す声も。さて、2010年あなたが注目する俳優は?「2010年、最も活躍すると思う俳優は?」1位:ジョニー・デップ2位:松山ケンイチ3位:岡田将生4位:福山雅治5位:堺雅人シネマカフェ厳選2010年心動かす映画50本■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.ノルウェイの森 2010年秋、全国東宝系にて公開告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ雷桜 2010年秋、全国東宝系にて公開ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」初日は約2,200人集客、100分待ちの大盛況J・デップ着用の衣裳も!『アリス』世界展
2010年01月19日2008年の本屋大賞に輝いた、伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』の完成披露試写会が1月18日(月)に開催され、主演の堺雅人を始め、共演の竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、貫地谷しほり、濱田岳、渋川清彦、そして監督の中村義洋という豪華メンバーが集結した。舞台挨拶では、逃亡劇である映画の内容や、タイトルが意味する“黄金のまどろみ”に引っ掛けて「逃げ出したくなる状況」「思わずまどろむ瞬間とそのときのイメージカラーは?」といった質問が投げかけられ、個性的な俳優陣からユニークな答えが返ってきて会場は盛り上がりを見せた。イベント開始直後、“仙台運送”と書かれたトラックが会場に横付けされた。運転しているのは、劇中でも宅配ドライバーの役を演じている渋川さん。制服姿の渋川さんが運転席から降り立ち、荷台を開けると“ゴールデンスランバー”と書かれたダンボールが。次の瞬間、このダンボールの壁を突き破ってスモークと共に堺さんらが登場し、会場は歓声に包まれた。壇上に上がった堺さんはオール仙台ロケで撮影された本作を「仙台の人々と一緒に作り上げた映画です」とアピール。ちなみに、堺さんの“まどろみの瞬間と色”はと言うと「冬になるたびに悩んでいたのですが、今年ついにコタツを買ってしまいました。心地良くまどろんでます(笑)。だからコタツの遠赤外線の赤ですね」とのこと。貫地谷さんもこれに「私も今年、コタツを買いました!オレンジ色ですね」と同調。これにさらに横から口を挟んだのは香川さん。「床暖房ヤバイよ!これ点けたらおれは5分でまどろむね。色は赤やオレンジを超えてピンク」と寒い夕刻のイベントとあって“暖房トーク”で盛り上がった。厚着の登壇陣の中で、竹内さんは一人だけ薄着で寒そう!「一人だけスカスカの格好で…。堺さんは手袋して、香川さんは毛皮巻いて、吉岡さんはフリース着てるのに…」と周りを見渡して苦笑していた。そんな竹内さんのまどろみの瞬間は「美容院でシャンプーしてもらってるとき」だそう。もうひとつのお題「逃げ出したくなること」について、携帯電話のメールにまつわる恥ずかしい過去の体験を披露してくれたのは、吉岡さんと中村監督。吉岡さんは「当時、好きだった女性に愛のメールを送ろうとして、男友達に送ってしまいまして…。その後、一週間ほど口をきいてもらえませんでしたね。逃げ出したいと言うより、消えてしまいたくなりました」と告白。すると中村監督も「全く同じ!(幼い口調で)『ちょっと遅くなります。でもちゃんと帰りますよ〜』みたいなラブラブなメールを間違って、竹内さんのマネージャーさんに送ってしまいました。すぐに『このことは忘れてください』とメールしたら、次にお会いしたとき、一言もそのことに触れずにいてくださいました」と感謝(?)していたが、竹内さんは初めて知る事実にびっくりした様子だった。自身の役柄について「ロックな男を演じました」とビシッと決めた渋川さんだが、逃げ出したくなることについては「僕はお腹が弱いので、大事な場面でお腹痛くなったら逃げ出したくなります」とやや弱気なコメント。これに香川さんが「いまは大丈夫なの?」と繰り返し、会場の笑いを誘った。劇団ひとりさんは映画の出来映えについて「最近は何でも3Dにすればいいだろうという風潮がありますが、本当に面白い作品は2Dでも飛び出すんです!」と熱弁。さらに舞台挨拶では「僕は自分の評判を気にして、時々、自分の名前をインターネットで検索するんです。今日も検索してきたんですが、あるブログで、この舞台挨拶に来るという人が『堺さんや竹内さん来るかな?劇団ひとりだけだったらサイアク〜』って書いてました!この中に犯人がいるはずです!!」と怒りを露わにし、これには客席のみならず共演者も笑い転げていた。濱田さんは、“まどろみ”の質問に悩んだ挙句、「僕はトイレに行きたいとなかなか言い出せなくて…。我慢してオシッコした瞬間はまどろみますね」と少し恥ずかしそうにコメント。すかさず周囲、というか香川さんが「色は?」と畳み掛けると濱田さんは「その前に飲んだ飲み物によりますね」と珍妙なコメント。堺さんや香川さんから「飲んだものがそのまま出るのか!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。貫地谷さんは撮影について聞かれ「私は1日だけだったんですが楽しかったです。みなさんと“ウニ祭り”をして、すごくおいしかったです!」と笑顔を見せたが、ここでも香川さんが横から滑り込み、「おれ知らないよ…」とブツブツ。堺さん曰く「愉快な仲間たちとワイワイ作りました」という撮影現場そのままのにぎやかな舞台挨拶となった。『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(東京)に25組50名様をご招待堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(北海道)に10組20名様をご招待
2010年01月19日