Currytion(カレーション)がお届けする新着記事一覧 (1/8)
TOP画像出典:こんにちは。またまたレトルトカレーを食レポする時間がやってまいりました。改めましてですが、編集部メンバーは、日々カレーを食べてはこの“カレー×キュレーションメディア”『Currytion(カレーション)』に食レポ記事を配信しています。今回、筆者が担当することになったカレーは、『てらおか風舎 能登里山カレー』。能登の肉料理レストラン『==』が開発したカレーです。著者はこれまで能登牛を口にしたことがなかったので、とてもわくわくしています。ちなみに部下の同期の子が、まさにこの「てらおか風舎」に行って実際に能登牛を食べてきたそうです。感想は、「ヤバい、とろける。」「ほんとにおいしい」「一見普通のファミレスみたいで、でもメニューが2,000円とかするから、正直どうなんだろう、と思ったけど、まじで、おいしかった!!」「レトルトカレーはどれだけ美味しいのか分かんないけどね。」「レトルトカレーはどれだけ美味しいのか分かんないけどね。」そうですね。そこですよね。レトルトカレーがそんなにおいしいわけがない…なんて思っている著者からすると、まあ期待値はほどほどに下げておこうと思います。 目次1.能登(牛)とは?2.どれほどの価値があるカレーなのか。3.実食と感想4.総評1.能登(牛)とは? 能登は、本州中央部に位置する日本海側最大の半島です。石川県の北半部を占め,一般に能登地方と呼ばれています。そんな能登県内で肥育されている黒毛和種(毛色が一面に黒またはこげ茶)の肉牛の中で、全国同一の基準で格付された肉質、肉色などの優れたものを「能登牛」という名称で認定しています。そのほか、そこで大切に育まれた能登牛をはじめ、能登豚、能登どりもいます。…ということらしいです。そんな、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」で大切に育てられた「能登牛・能登豚・能登どり」を贅沢に使用した、ワンランク上のレトルトカレーだそうです!(そんなお肉をレトルトカレーにしちゃっていいだろうか、レトルトカレーにしても味が落ちないのだろうか、、と思いつつ、、)本レトルトカレーのパッケージ裏にはこのようなことも書いてあります。“特に能登牛は『幻の肉』といわれるほど数が少なく、こだわりの赤身とバランスの取れた資質の甘味(旨味)、後味の良さが特徴です。能登の老母肉屋レストランが激選した自慢の味をご賞味ください。”能登牛がどれほど貴重で重宝された食材なのかがよくわかります。<てらおか風舎>出典:.どれほどの価値があるカレーなのか。 レトルトカレーというと、一般的に安くてお手軽、簡単に食べられる、というイメージですが、今回のように、貴重なお肉がレトルトカレーになって売られているものもあるのですね。 どうやら、この「てらおか風舎」というお店がとても素敵なお店らしく、このレトルトカレーに対する想いが語られている記事を発見しましたのでちょっとご紹介を。 てらおか風舎の寺岡社長は、“家でも食べられる能登牛メニュー開発”にこだわり続けること、約10年だそうです。“レストランの味をそのまま食卓で再現できるように”を目標に幾度も試作を重ね、再現するのは無理かと諦めかけた時、遂に「これならレストランの味だ!」という味に成功したのだそうです。 ※参考:「旅ぐるなび」そんな長年の研究を重ねて生み出されたレトルトカレー。そこらのレトルトカレーと一緒にしてはいけませんね。 ちなみに、噂の「てらおか風舎」はどんなお店かというと・・・部下の同期の女の子が実際に行ってきて、頼んだメニューの写真を提供してもらったのでご紹介します!撮影:柳澤みくちゃんのPNお願いします。 3.実食と感想 さて、お待ちかねの、実食タイムです。今回から、レトルトごはんの種類が増えたようで、玄米ご飯を選んでみました。1人暮らしにはありがたいです。 レンジでパパっとチンして、サッと盛り付けます。おおおおおおお、 おいしそう。 ・・・ん?大きなお肉は一つ・・・? でも能登牛100%らしいので、ルーに刻み込まれている具材も、能登牛です。 さて、いただきます。 うっっま!!! ・・・と思いきや、、著者がレンジで温めるのがヘタだったみたいで、玄米が固いわ、ルーが冷たいやら。 急いでいるのでもう温めなおすことはしないけど、レトルトカレーは熱々なくらいにあたためないとですね。反省。。。 4.総評 味★★★☆☆辛さ★★☆☆☆本格度★★★☆☆お肉感★★★★☆ 今回、このレトルトカレーを通じて、著者はお店で出されるホンモノの、温かいカレーが食べたいと強く思いました。 石川県に行くときには、必ずこのてらおか風舎を検索して訪れたいと思います。それでは、また! 参考記事・てらおか風舎HP・・・・【筆者略歴】目黒区にお住いの独身男性さん
2019年06月27日野菜はほとんどが水分と言われていますが、トマトは94%くらいらしいです。その水分のみを利用して創られたのがこちらの越前トマトのカレー!実は果物より野菜の方が水分の割合が多いようです。今回は福井市農業協同組合から発売されている「越前トマトのカレー」を食べてみました!水を一切使わず特産の大玉トマトの水分だけで作られていて内容量160グラムのうち6割の108グラムを越前トマトが占めている鮮やかな色合いのカレー。直径8~9cmの越前トマト「麗容(れいよう)」は福井市東安居地区を中心に栽培され、出荷規格に沿わないトマトが加工用に使用されています。肉厚がよくしっかりとした酸味が特徴です。これはトマト嫌いには厳しい商品かもしれません…。私はトマトジュース以外は大好きなので美味しく頂けそうです!食べてみると期待を裏切らない酸味が効いたコクのある味わい。トマトそのものの味がしっかりと感じられる女子が好みそうであろう味。ご飯以外にもパスタに合わせてイタリアン風にも食べるのも良いかもしれません。 そしてご飯は「ササニシキ」をセレクトしました!なぜならコシヒカリに次いで有名と感じていたササニシキの値段が高騰し食べられなくなっているようなのです。本来、コシヒカリはもっちり感があり粘り気が強いのに対して、ササニシキはさっぱりとした食感でお寿司など和食との組み合わせに向いているようです。ではカレーはコシヒカリでも良かったのではと意見が飛びそうですが、食べられなくなるかと思うと食べておきたくなるというのが心情というもので…。カレーとともに美味しく頂きました。 下記今回のカレーの情報になります。箱450円カレーの味★★★辛さ★酸味★★コスパ★★食べた瞬間からトマトの酸味が口の中に広がります。トマト好きにはぜひ食べて頂きたいカレー。【筆者略歴】kazueごはん
2019年06月16日五十六カレー 中辛と記載されたカードを引き当てた著者。これはまさか、山本五十六(やまもといそろく)なのでは⁈と思い、それらしいパッケージを探し当てるとやはりそこには山本五十六艦長のシルエットが。良いものを引き当てました。30歳も過ぎると、当然かも知れないですが、マネージメントを求められる事もあるわけで、そこでわたくしが折に触れて意識しているのが、山本五十六氏のこの格言。 「やってみせ 言って聞かせて させてみて褒めてやらねば 人は動かじ」 これは、人を動かすにはこれだけやらないといけないんです、大変なんです、難しい事なんです!と受け止められるのが一般的なようですが、著者個人の印象はむしろ逆で、これだけやれば良いんでしょ?だったら4つしかないし、しかも明確だし、それだけで動いてくれるんだったらOK!みたいな受け止め方をしております。 この格言は、その順番も大事で、まず自分が「やってみせる」事が大切なんだと思います。そして最後には「褒めてやらねば」人は動かないのです。そういうことなので著者は良くまず自分でやってみせます。上司でも百発百中で上手くいくわけではないよ、というところも敢えて見せています。笑 カレーのレポートまだかよ!と思われた方へ。お待たせしております! でも、もう少しだけ五十六艦長について書かせて下さい 笑 「やってみせ」から始まるこの格言。続きがあるのをご存知でしょうか。 その後には「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」と続き、さらに「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」で締めくくられます。 なるほど。若い頃とんでもない無茶振りや丸投げを有り難くも山ほど(喰らいまくった)経験させていただいた著者ですが、任せてもらうだけでは足りず、その前に話し合い、耳を傾けてもらい、承認してもらう事が必要だったんですね!さらには、感謝と信頼によって人は実りに至るんですね。 この格言は、現代の多くの経営者の方々の座右の銘や企業の社員育成方針として採択されているようです。 長いですか⁇ 笑長いですよね。カレー出て来てないですもんね。 では、ようやくですが、カレーのレポートに参りましょう! ■実食 なんかこう、、、もうちょっと上手に盛り付けたかったのですが、、すみません。以後頑張ります。 ルーは赤みがかった色で、スパイシーな香りが漂っております。さて、お味は、、 欧風カレーの系統ですね。マイルドで野菜の旨味が凝縮された奥深い味わいに中辛らしくスパイスのピリっとした辛味もだんだんと口の中に溜まってくる。あとを引く辛さ、というやつでしょうか。次々に食が進みます。美味い。、、、これは美味い!! 存在感のある大きめのビーフは3つほど。カレーをまとった美味しそうなビーフを口に入れるとホロホロとほぐれ、カレーと肉の旨味が合わさり柔らかい食感と共に溶けていきます。美味い!!! 美味しかったです!あっという間に完食でした。 ちなみに、コレなんで五十六カレーと命名されたのかと言いますと、パッケージの裏に記載がありまして、ホテルニューオータニ長岡さんが出されているんですね。あ~、なるほど、そういう事ですか。 となる方はなかなかの五十六マニアだと思います。 ちゃんと補足します。コレもしっかりパッケージ記載があるのですが、山本五十六氏は越後長岡が出身なんですね。このカレーを作られたシェフの長岡さんが、その名を、長岡出身の山本五十六氏となぞらえて「五十六カレー」と命名したのだそうです。おかげで著者は楽しくレポートをする事が出来ました。 ■総評味★★★★★辛さ★★★☆☆五十六度★★★☆☆味は本当に美味しかったです、また食べたいと思うくらい美味しいです。「五十六カレー」か、というと、、、TOPの画像は著者がハワイに行った時に撮影した空(海)の写真なのですが、こちらのカレーもせっかく海軍の山本五十六氏になぞらえたのであれば、もう少しパッケージに海や戦艦といった親和性のある画像があればなお良いかな、などと思いました。 最後までお読み下さりありがとうございます。ではまた別の記事で。 【参考】【筆者略歴】目黒区にお住いの独身男性さん
2019年06月15日今回のレビューは金谷ホテルの百年カレーです。パッケージからして丁寧なヨーロピアン系、もはや辛口であることを期待すらできない、ある意味すがすがしいカレーとなります。 ■こだわりのソースと具の別仕立てソースの作り方もこだわりがありますね。調理した具材が入ったパウチと、ソースが入ったパウチの二段構成。確かにソースとしてカレーを考えるのであれば、具材とソースを分けて準備し、いただく前にアツアツのソースを掛けるのは非常に筋が通る話です。今日は玄米ご飯と一緒にいただきます。実際に素材の味を楽しみつつ、ソースと共にいただくことを考えるとそれでいいと思います。パウチを空けてみると、存在感のあるマッシュルームと鶏肉がたくさん入っていました。 ■丁寧な味だとは思いつつ…パンチが弱いこれは期待が持てるかも、と思って一口目、うーん、ちょっと香りと味が薄い……。やっぱりレトルトだと、素材の香りが飛んでしまうのだろうかと感じた次第です。鶏肉もしっかりした存在感があるのですが、ソテーした後で煮た時の香ばしさとか、食感とか、再現は難しいものですねぇ……。金谷ホテルの百年カレーのルーは、どちらかというとカレー味のソース的な立ち位置で、クリームが結構強めでお上品な味でした。その分、比較的甘めな日本の米との相性は今一つな印象があります。ご飯と一緒に食べるとして、パンチがほしいなら、コショウとかをうまく使うと味がまとまるかなぁ、と感じた次第です。ごちそうさまでした! ■総評:これからのレトルトカレー界の発展のために味★★★☆☆辛さ★★☆☆☆丁寧度★★★★★レトルトカレーとしてのレビューは、まぁここまでにいたしましょう。本当はもっとおいしいカレーなんだろうな、と思いホテルの公式サイトを拝見し、このレトルトの基となった『日光金谷ホテル』の『クラフトラウンジ』の定番メニュー『百年ライスカレー』をチェックしてみました。すると、ビーフ、チキンのほかに“鴨”で作ったカレーも供されている模様。鴨も鶏も鳥ではありますが、濃厚な皮目の味わいとあっさりした赤身肉が鴨の特徴です。鶏は比較的あっさりですよね。ソースが濃厚で、レトルトの鶏だと結構負けがちなので、味わい的には鴨の方が親和性高そうだと感じました。レトルトカレーの試食もこれで5件くらいになりましたが、丁寧に作ったカレー、というものの丁寧さをうまく伝えられるカレーは、果たして存在するのでしょうか。パックにして商品化すると、特に動物性たんぱく質の素材の香りや食感が飛んでしまいがちなので、ここを克服できるかが課題でしょう。一つアリだなと思ったのが、ベジタリアン系のカレー。野菜をいためた具材にカレーソースは合いそうですね。お肉を使うと、やはり香りが飛んでしまいやすいので、繊細に煮た調理よりも焼いたものや、フリーズドライ系のものとかも世に出てくると面白いかと思いました。 【参考】※ 日光金谷ホテル※ 金谷ホテルベーカリー-商品ページ【ほかの「金谷ホテルの100年カレー」レビューはこちら】※ 「日光金谷ホテル」の百年カレーはやさしいお味。【筆者略歴】しゃんぷ
2019年01月15日こんにちは。最近、年齢からくる不調に悩まされているアラサー筆者です。咳とともにせり上がる吐き気、眼精疲労からくる肩こり頭痛。仕事を終えて、家に帰るころには疲れきっていて、夕飯をつくる体力は残っていません。そこで最近は、冷ミールキットを利用するように。使う前はなんだか罪悪感があったのですが、1度使用すると家庭料理が手軽に作れることに感動しました!楽をしたい休日には最適です。ですがさすがに毎日利用するとお高くつくので、時々はレトルト食品を挟んで節約します。そんなわけで今日のお昼は、美味しいレトルトカレーを。今回ご紹介するのは、『完熟ミニトマトが入ったやまがた地鶏のスパイシーカレー』です! ■ミニトマトのパワーを侮るなかれ!トマトと言えば、リコピンはもちろん、βカロテン、ビタミンCやビタミンE、食物繊維などの栄養分が含まれているそうです。美容効果やダイエット効果、健康効果が期待され、テレビでもよく取り上げられる食品ですね。ミニトマトは、そんな栄養抜群なトマトよりもリコピンが多く含まれていて、老化や動脈硬化の予防にも効果的と言われています。また、シミの原因となるメラニンを生成するチロシナーゼを抑制する働きが期待できるとのこと!もちろん食物繊維も豊富で、痩せたいし老化を防ぎたい筆者には最適な食べ物です。 ■今回のカレーはこんな感じ!ルーのお味は、とにかくトマト!トマト!トマト!甘いトマトが全体を支配した、トマト好きにはたまらないカレーです。ごらんの通り、地鶏もゴロっと入っています。スパイスの芳醇な香りと山形県の大自然で育った、高糖度の完熟ミニトマトの濃厚な甘み、そして「やまがた地鶏」のコクと食感がある、まろやかなカレーでした。実際食べてみると、スパイシーさは少々控えめでしたが、ハヤシライスの様な感覚で食べると、美味しくいただけますよ。 ■総評味★★★☆☆辛さ★☆☆☆☆美容への期待値★★★★☆濃厚ミニトマトがつまっていて、非常に満足度が高かったです!トマト好きにはぜひおすすめしたいレトルトカレーでした。【参考】※ 東日本リコピン総合研究所【筆者略歴】kazueごはん
2019年01月14日煌びやかなパッケージに導かれ、今回レポートすることになった『黒華牛ビーフカレー』。実はこちらのカレー、熊本県で育てられた黒毛和牛が使われているらしく、最近熊本産のカレーをいただくことが続いたため、勝手に熊本県にご縁を感じている筆者です。ちなみに、熊本県には一度も訪れたことがないものの……馬刺し、からしれんこん、熊本ラーメンなど、熊本県のご当地グルメは大好物であり、いつかは行きたいとずっと思っていたため、今回のカレーを食すことで、ますます熊本に行きたい欲が増すことを期待……! ■高級感あふれるパッケージとパウチ華やかやな金文字と光沢感のあるパッケージ。左下には、「熊本ホテルキャッスル料理長監修」と、期待を煽る文句がこれまた鮮やかに書かれています。裏面には、海外旅行者向けなのか、英語表記もあります!ちなみに、『黒華牛(くろはなぎゅう)』とは、熊本県の矢岳牧場で飼育された最高級黒毛和牛なんだとか。さらに驚いたのは、パウチの豪華さ。ここまで高級感があるレトルトカレーははじめてで、勝手に期待が上がります。 ■実食お皿に盛って驚いたのは、お肉の大きさ! 3㎝ほどの牛肉が、ゴロゴロと4つほど入っています。ルーはこっくりとかなり深みがかった色で、ドロッとしており、かなり濃厚そう。ではいただきます!牛肉は柔らかいものの、しっかりとした肉質で、噛みごたえ十分。噛むたびに口の中で牛肉の旨味が広がり、正直、これまで家で食べてきたカレーのなかでは一番おいしいお肉かもしれません……!!ドロッとしたルーは甘めな印象。口当たりまろやかで、辛いのが苦手な人でもパクパク食べられるような味付けです。また、肉のうまみがルーにも感じられたのは、だしに牛テールスープを使い、煮込まれているからなのかもしれません。 ■総評味★★★★☆辛さ★☆☆☆☆お肉の美味しさ★★★★★とにかく、具材の牛肉が美味しかったので、「お肉の旨さ」は星5つ!辛いもの好きの筆者からすると、かなり甘めな味付けだったので、辛さは1をつけました。もし熊本に行ったときは、ぜひ黒華牛を地元でいただきたいっ!と思った筆者なのでした。【筆者略歴】ナタリー
2019年01月13日『やまと豚』とは、食品会社フリーデンが開発したブランド豚。2015年から4年連続で、「iTQi(国際味覚審査機構)」(※1)において三ツ星を獲得した上質な豚です(※2)。「iTQi」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、ベルギーに本部を置く“食品の味を品評する”独立機関なんだそうです。品評メンバーには、『ミシュランガイド』や『ゴー・ミヨー』などによって、優れた資質をもっていると認められたシェフやソムリエなどが名を連ねており、一説には『食品のミシュランガイド』とも称されているんだとか。そんな上質な豚で作ったハンバーグが入ったカレー、それが今回レポートする『やまと豚で作ったハンバーグカレー』なんです。 ■ブランド豚のハンバーグが丸ごと入っている!パッケージはこちら。金色の文字でふちどりされた「ハンバーグカレー」の文字がなんだか高級感を演出しているようで、非常に期待が高まります。今回も、手っ取り早くレンジで用意してしまったので、ものの5分程度で食べる準備完了。パウチを開けると、スパイスの豊かな香りが漂ってきます。パッケージをよく読むと、「40種類のスパイスを調合・熟成させた非常に香り高いカレー」とあったので、納得です。レトルトカレーなのに、ここまでしっかりパウチに封じ込められたのは素晴らしい……!思ったよりルーの色が茶色いです。パッケージの写真と、ハンバーグソース(※ 余談ですが筆者宅では、トマトをベースに、ワインを入れて煮込んでつくったハンバーグソースなので、赤茶色です)から、もっと赤褐色を想像していたので、勝手に意外!と。だらだらと前置きが長くなりましたが、早速いただきたいと思います! ■なぜハンバーグとカレーを出会わせたのか正直な感想は「なぜハンバーグにしたんだろう」、そして、「なぜハンバーグとカレーを合わせたんだろう」。とにかく40種類のスパイスのカレールーの香りが高く、味もしっかり濃い。どろっと重めのルーで、一口食べるとルーの味が口いっぱいに広がります。……つまり、ルーの味しかしません。ハンバーグを食べてみましたが、カレー味。せっかく、高級ブランド豚のお肉を使ったハンバーグなのだろうけど、正直お肉の味を十分楽しめません。お肉の味に集中するために、一度お水を飲んで、目をつぶって何十回と噛んでみましたが、お肉の味に集中できない。さらに、ハンバーグ自体もしょっぱめの味つけ。もう少しブランド豚そのもののお味が楽しめるかたちになっていれば……!と、思ってしまいました。 ■総評味★★★☆☆辛さ★★☆☆☆ハンバーグ★★★★☆もちろん、ハンバーグというだけあってボリュームは十分。お肉の歯ごたえも満足のいくものでした。お腹いっぱい食べたいランチにはもってこい、といった感想です。ですが、「ハンバーグのお肉の味わいを楽しめるか」という点では正直イマイチかも。いつか、やまと豚のハンバーグ(※ カレールーなし)を食べてみたいです。 【参考】※1 国際味覚審査機構(International Taste & Quality Institute)※2 安心・安全・おいしさのブランド フリーデン-日本の豚やまと豚【筆者略歴】R
2019年01月12日皆様、今日もカレーを元気に食べていますか?筆者は相変わらず、オフィスにスパイシーなカレーの香りを漂わせ、社員の士気を高めながらカレーを食べています。今回ご紹介するのは『びえい豚カレー とろとろ煮込み』。なんとまあ、名前から美味しそうな雰囲気のカレーです。でもこの「びえい」って、一体何なんでしょうか? ■「日本で最も美しい村連合」の一員・びえいびえいとは、北海道旭川の南に位置する「美瑛町」のことのようです。この町は『日本で最も美しい村連合』に加盟しているらしく、自然豊かなとにかく“美しい”村なんだそうです。そんなびえい豚カレー、まずはパッケージを見てみましょう。シンプルながらも洗練されたパッケージ。なんとなく高級感もありますね。裏面には「素材に、敬意を。」というキャッチコピーが。「とれたての上をいくおいしさ」?つまりこのびえい豚カレーには、生きている豚肉よりも新鮮なものが詰まっているのでしょうか。こんなにハードル上げて大丈夫なんでしょうか、びえいさん! ■百聞は一食に如かずレンジでチンして、湯煎して盛り付けるだけ。いつもながらに、この利便性には脱帽です。盛り付けてみると、美瑛の自然で優雅に育った豚さんからにじみ出たであろう油分がぎっしり。胃もたれしそうなほどの油分に驚きつつも、漂ってくるいい香りに食欲が爆発しそうになります。豚肉もレトルトにしては、大きめサイズがゴロゴロ入っており、最後までお肉たっぷりで食べられそうです。では美瑛に感謝しいただきます。まずはルーから!油分たっぷりですが、そこまでしつこくはなく、非常にまろやかで美味しいです!筆者の感覚では、標準的な中辛よりやや辛口のルーですね。このルーがまたご飯と相性が良く、食欲をさらに引き立てます。まだ本丸の美瑛豚にたどり着いていないにもかかわらずこの満足感、恐るべしです。では、いよいよお肉をいただきます。ジュワっと口に溶け出す“あぶら”。とにかくすごいです。煮込まれ続けた角煮のようなとろける食感と、引き締まったお肉が共存しており、まさに一口で二度美味しい食感。レトルトカレーとは思えないクオリティに驚き、ご飯をおかわりしたくなるほどの味わいに、心を躍らせながら最後まで美味しくいただくことができました。 ■総評味:★★★★★辛さ:★★★☆☆食欲:★★★★★(食べすぎ注意)パッケージからハードルを上げているなと感じていたこのびえい豚カレーも、食べ終えてみると書くだけのことはあると思うだけの美味しさがありました。中辛~辛口程度のルーに、美瑛豚の脂が溶け出し、ルーに絡んで濃厚かつまろやかな味わいに。そして本命の美瑛豚は、とろとろ脂にしっかりお肉が混ざり合っていて、これぞ食欲増進カレー(筆者が勝手に命名)といえるクオリティでした。ごちそうさまでした!【参考】※ 美瑛町観光協会トップ【筆者略歴】よっすぃ
2019年01月11日今回ご紹介するレトルトカレーは、『足利マール牛ゴロゴロカレー』です。優しい色あいのパッケージですね。お値段はなんと800円(税込・公式サイトより)。スーパーで300円程度でレトルトカレーが手に入ることを考えると、結構な高級品なのではないでしょうか? ■「マール牛」とは?「マール」とは、ワインを搾った後の葡萄の果皮や種のこと。これを餌にして育てた牛のことを「マール牛」と呼ぶそうです。この「足利マール牛ゴロゴロカレー」を作っている『ココ・ファーム・ワイナリー』では、たくさんの種類のワインが作られています。こちらで作られているワインは、JAL国際線ファーストクラス・ビジネスクラスで採用された実績もあるとのこと。ワインの副産物として出来たマールには、ポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれているんだとか。体にも良さそうですね。また、ルーには一般的な小麦粉ではなく、足利名産の大麦粉が使用されています。地産地消の心意気がうかがえますね。 ■マール牛ゴロゴロカレーを食べてみるいざ実食です。大好きなリラックマのお皿に盛りつけてみました。パッケージを開けると、まず最初にデミグラスソースのような芳醇な香りが漂ってきました。少し酸味があるような香りと、少し赤みがかっている色合いが、ワインの絞りかすを想像させます。ルーは大麦を使っているせいか、さらっとしています。牛肉は、3cmくらいの大きさのものが4切れ入っていました。塊によって食感が異なっていて、筋っぽく硬いものがひとつありましたが、あとは柔らかく煮込まれていました。噛み応えもあり、「お肉を食べている!」という実感が沸いてきます。ただ、もう少し“ゴロゴロ”入っていると、なお良かったんですが……。800円というお値段を考えると、お肉の量は少なめに感じました。お肉以外の具は見当たりませんでした。パッケージの説明によると、トマトペースト、マンゴーチャツネ、りんごパルプ、オニオンパウダーなどが入っているようです。これらはルーの中にしっかりと溶け込んでマールと調和し、酸味と甘みのバランスに貢献しているように感じました。肝心のお味ですが、まず最初に酸味を感じ、食べ進めるほどに辛さも主張してきました。筆者は辛い物が苦手なのですが、こちらのカレーはほんのりとした辛さで、ちょうどいいと思います。あっという間に食べ終わりました! ■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆高級感★★★★★お値段が800円ということ、JALのファーストクラス・ビジネスクラスで出されるワインを作っているワイナリー製ということから、先入観もあるかもしれませんがとても高級感を感じました。とてもおいしかったです。ごちそうさまでした!【参考】※ COCOFARM&WINERY-足利マール牛ゴロゴロカレー【筆者略歴】くま
2019年01月10日皆さまこんにちは。今回筆者が手にしたレトルトカレーは、『マサラビーフカレー 中辛』。出版社時代やフリーランス時代に、ファッションブランドの華やかなレセプションパーティーや、タレントを起用した商品の記者発表会に参加して記事を書くことはありましたが、今回の題材はなんと“カレー”。さらに“業務用レトルトカレー”ときています。出典: マサラビーフカレー<中辛>/エム・シーシー食品株式会社 このシンプルなパウチのレトルトカレーを手にして、どう切り込もうかと悩んだときに浮かんだことは、「そもそも我が家にはカレー用のお皿がないな……」ということ。では、ここはひとつ馴染みのダイニングバーにアポなしで乗り込んでみましょう。 ■馴染みのダイニングバーへオーナーRさん(以下R)「あ!いらっしゃーい!」筆者「ども~」~中略~筆者「でね、レトルトカレーの記事書くんやけど、独身男の家にカレーを盛りつけるお皿とかないやん?」R「あ!うちの持ってく?」筆者「いや、持ってきたんよ!」R「え?」筆者「カレーを。」R「は?え??……ご飯は?」筆者「ご飯も(笑)レトルトの。」R「うけるwww」R「え、何?コレあたし作るの?」筆者「まぁ、そうなるよね。」R「www オッケー!サラダとか置いていい?ゆで卵もあるよ!」筆者「いいね!完璧!よろしく(笑)」~調理~R「ねえ、カレー入れるのってご飯の左かな、右かなぁ?」筆者「それ、入れた後180度ひっくり返せばどっちにもなるんじゃね?」R「wwww」といった感じで、わいわい談笑しながらオーナーさんがテキパキ調理してくれました。サラダを盛りつけ、ビールを添えれば完成!そこには、レトルトとは到底思えないまさにお店のカレーが!やはり、見た目は大事ですね。一気に食欲が湧いてきました! ■実食早速、いただきましょう!ルーはサラッとしていて、一見、具は入っていないように見えます。いろんな食材が煮込まれて溶けているようです。食べてみると……「マサラ」と「中辛」ということで、香辛料の利いたピリッとした味をイメージしていたのですが、実際には非常にマイルドであっさりとした味です。お子様でもおいしく食べられると思います。こちらのカレーは業務用なので、もしかしたらこれまでにも出会っているかもしれません。そういえばホテルの朝食ビュッフェで、似たようなカレーを食べた記憶も。個人的には、中辛であればもう少しスパイシーでも良いかなとも思いましたが、味はおいしいです。“マイルドな欧風カレー”という印象です。添えてもらったサラダとゆで卵も、あっと言う間に完食。ごちそうさまでした! ■総評味★★★☆☆辛さ★☆☆☆☆コスパ ★★★★☆辛さは「中辛」としてはもう少し辛くても良いかな、と思いましたが、コスパは非常に良いと思います! 美味しかったです。それでは、また次のカレーレポートでお会いしましょう!【取材協力】※ WIN COVE【筆者略歴】目黒区にお住いの独身男性さん
2019年01月09日毎日寒い日が続いていますね。皆さん、体調のほどはいかがですか?筆者は普段からジャンクフードばかり食べているせいか、最近コンディションがイマイチです。そんな状態から脱するため、本日のランチは“グルテンフリー”を謳うヘルシーカレー『オクラのカレー』をチョイス! ■グルテンフリーって何だっけ?「グルテン(gluten)」は、小麦やライ麦等の穀物の表皮の中にある、胚芽と胚乳の部分から生成されるタンパク質の一種。グルテンフリーはその名の通り、「グルテンなしでいこうぜ」という“食のムーブメント”なんだそうです。そもそもは小麦アレルギーの人たち向けに始まったらしいのですが、アレルギー関係なく健康効果が期待できるようなので、流行っているそうです。 ■これがオクラのカレーだグルテンフリーのオクラのカレー。ヘルシーでしかありません。2人前とありますが、一人で一気にいただきます! ■オクラのカレーではない、カレー味のオクラだ盛り付けた図がこちら……オクラの原型がない……。もしかしてそんなに入ってないんでしょうか?オクラを沢山食べる気満々だった筆者。少しがっかりしましたが、とりあえず食べてみることに。スプーンでひとすくいし、口に運ぶと…… ……オクラだ。これ、全部オクラです。オクラそのものを食べています。オクラのカレーではなく、カレー味のオクラ。オクラ好きだったら一生食べていられるでしょう。ルーには生姜やにんにくも入っており、なんとなく体がぽかぽかする感覚もありました。ヘルシーカレーで体が喜んでいることを実感しつつ、あっという間に完食。 ■総評味★★☆☆☆オクラ★★★★★ヘルシー★★★★★正直、味にこれといって特徴はないですが、そのシンプルさがオクラを食べやすくしていると思います。オクラが好きな人や、ヘルシーな食事が気になる人にはかなりおすすめです。~後日談~翌日の朝、まず寝起きの良さに驚きました。便通も素晴らしく良いんです。そして昼、食欲がいつもの倍に。なにより、仕事が捗る捗る。その日は残業せずに帰ることができました。今回このヘルシーカレーを食べたことで、“食事の大切さ”を実感しましたね。ぜひお試しあれ!【筆者略歴】punch-drunker
2019年01月08日今回いただいたのは、今までレビューした中で一番おしゃれ感が極まっている『奥丹波鶏とごぼうのトマトカレー』。京都のリストランテが作っているカレーとのことで、期待が膨らみます。これまで“おもしろ”や“B級”にカテゴライズされるレトルトカレーに当たることが多かった筆者。こんなおしゃれなカレーを、ちゃんとレビューできるか少し心配です。 ■京都のイタリアンがプロデュース!画像:カレーストリートご覧ください。パッケージからもうおしゃれです。リストランテ『美郷(みさと)』は京都にお店を構える、イタリアンとワインのお店。旬の素材を丁寧に使い、優しい味わいの料理を提供しています。どこか懐かしい、地方のリストランテを思い出させてくれます。画像:カレーストリートそんな美郷がカレーをプロデュースするうえで選んだ食材は、“奥丹波鶏”と“ごぼう”。トマトベースカレーと合わせます。画像:カレーストリート余白多めの器に佇むカレー……ご飯はどこに行ったのでしょうか?“スープカレー”の記載はありませんが、サラサラとした感じなのでしょうか。おしゃれなお店や食べ物に縁がない筆者、困惑しております。 ■今回も電気ポットで手間なく調理!画像:カレーストリート謎は深まるばかりですが、考えていても仕方がないので温めます!今回も電気ポットを使います。(正しい温め方はお鍋や電子レンジなので、絶対にマネしないでくださいね!)画像:カレーストリート中袋を電気ポットにセットしてスイッチオン!沸騰するまでしばらく待ちます。画像:カレーストリートおしゃれなカレーをこんな雑に温めてしまい、背徳感しかありません。ただ、手間なく簡単に食べられるのがレトルトカレーの良いところです。 ■ちょうどよい辛さで上品な味わい画像:カレーストリート盛り付けた様子がこちら。もちろんご飯とのハーフにしましたが、予想通り“サラサラ”しています。気になったのは香り。ちょっとフルーティーな香りがします。トマトでしょうか?画像:カレーストリートそれではカレールーからいだきます。気になる味は……ちょっと酸っぱい?トマトベースなので、とてもあっさりとしていています。サラサラとした食感と合わさり、まるでスープのよう。ただし味はシンプルというわけでもなく、いろいろなスパイスが入っているのか、後味がしっかりと残ります。画像:カレーストリート具材もいただきます。写真は奥丹波鶏とごぼう。このカレーのメイン食材です。奥丹波鶏は歯ごたえがあり、存在感があります。単純に柔らかいお肉はよくありますが、ちゃんと食材の味を楽しんでほしい、そんな意図が感じられました。逆にごぼうはちょうどよい柔らかさで、奥丹波鶏やトマトカレーの邪魔をしない印象でした。 ■イメージは「お昼に軽く食べたい」味★★★☆☆辛さ★★★☆☆おしゃれ度★★★★★とても美味しかったのですが、分かりやすい味が好みの筆者としては難しいカレーでした。サラサラのカレールーと小さい具材は、食事としてカレーを食べたい!という方には物足りないかもしれません。ただ、優しい味わいと程よく感じる辛さのバランスがよく、“女性がお昼に食べる”そんなイメージが湧きました。画像:カレーストリート好みの問題でちょっと低めの結果となりましたが、上品で味わい深い「奥丹波鶏とごぼうのトマトカレー」。食のレベルを上げて、もう一度チャレンジしたいカレーでした!【筆者略歴】カレーストリート
2019年01月07日今回筆者がレポートするレトルトカレーは、『昔なつかし ゲレンデ食堂のポークカレー(中辛)』。山形県の庄内豚を使用した、ゲレンデ食堂定番メニューのこちらは、どことなく懐かしい味がするそうです。「懐かしい味」と言われると、なんとなくイメージは湧いてくるものですが、ふと筆者は考えました。懐かしい味ってなんだ? ■気になりだしたら止まらない!味というのは「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」の基本五味がベースのはず。つまり、「懐かし味」はこの5種類のどれか、あるいは複合されたものに該当することになります。これはぜひとも実食してみるしかない。そう思いながら、今日も私はカレーを食らう。とその前に、ゲレンデの食堂について少し触れたいと思います。ゲレンデの食堂といえば、カレーやラーメン、丼ものは定番ですよね。ちょっとお高い気もするけれど、スキー場にゲレンデの美男美女、非日常を味わう高揚感についつい財布の紐も緩みがち。そして、なんといっても美味しいんですよね。厳しい寒さのなかで、普段使わない筋肉を動かして疲労した体に沁みるんです。食堂のおばちゃんが、一家に一人は必要だと誰もが思う瞬間でしょう(異論は認めます)。温かくて、なんだか懐かしい味……これですよ!この懐かしい味って、意味を理解していないのに思わず使ってしまっている。一刻も早くこのカレーを食べて、解き明かさなければ!という思いに駆られました。 ■カレーを食べて温まろう美味しそうなカレーの香りが立ち込めてきました。しかし、ゲレンデの食堂のカレー再現には何かが足りないのでは?と思いました。欲張りな筆者、ゲレンデ食堂では必ず“カツカレー”を頼むんです。ちょっと贅沢をしたいと思い、カツをトッピングしてみました。コンビニのカツをトッピングしたことで若干チープさが出てしまった気もしますが、これは逆にゲレンデ食堂っぽいのでは?と思いつつ、カツを絡めて一口目。ん~。これですね。これぞゲレンデカレー。一般的中辛よりもやや辛さがあり、定番ながらも絶妙な味付けです。やはりカツはあると良いなと思いつつ、どんどんスプーンが進み、あっという間に平らげてしまいました。いやー、美味しかった。またゲレンデでスノボを……って、あれ?すっかり失念しておりましたが、結局懐かしい味の正体はなんだったんだろう? ■「懐かしい味」とは結局何なのかということで、「懐かしい味」についていろいろと調べてみました。自分の中でこれだと思った考察があったのでご紹介します。懐かしい味というのは、つまり「昔食べていた味」。あれは何年前でしょうか?(皆さんも脳内でご一緒に)なにも考えず、遊びたいときに遊び、泣きたいときには周りの迷惑なんて考えずにお構いなしに泣きまくり、空腹になれば親に「お腹すいた!」とねだればよかったあの頃。あの頃食べていたのは、シャンパン片手にA5ランクのステーキ……ではなく、家庭的な料理。味噌や醤油で味付けされた定番の家庭料理を食べていたのではないでしょうか?どうやらこれらの調味料には、旨み成分の素となる“アミノ酸”が豊富に含まれているそうです。アミノ酸は定番の調味料に多く含まれており、つまり各国のソウルフードに使われているということになります(余談ですが筆者のソウルフードはラーメン二郎)。このアミノ酸ですが、グルタミン酸塩として羊水にも含まれているらしく、遡ると胎児のころからお世話になっているようです(※)。お腹の中にいるときからお世話になった、それがアミノ酸。懐かしいどころじゃありませんよね。生まれる前から、名前はまだないあの頃にすでに知っていたんですから、懐かしい味に決まっているということです。ゲレンデカレーのパッケージにもアミノ酸の表記がありました。これが懐かしさの正体のようですね。(こじつけ) ■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆ママの味★★★★★やっぱりカツカレー度★★★★★懐かしい味の正体もわかったところで、結局何が言いたいかというと、「羊水の味って何?」ということでした。【参照】※ 「おふくろの味」ってなに味なの?その正体が明らかに【筆者略歴】よっすぃ
2019年01月06日今回のカレーション企画では、『至福の翼カレー第2章・中辛』を食べてみました。しかしこちらのカレー、かなりクセが強い代物です。一体どんなクセモノだったのかをお伝えしていきます。 ■謎多きパッケージに期待値はストップ高こちらがそのパッケージ。「いや、第2章って何?(笑)」と思い調べてみると、どうやらシリーズ展開らしく、『至福の翼カレー第1章・甘口』『至福の翼カレー第3章・辛口』という商品もあるようです。まず気になるのは、「至福の翼カレー」という文字の上にある「Ailes du bonheur」という文字。どうやらフランス語で「至福の翼」という意味らしいです。なぜフランス語にしたんだ……。次に、中央にある落雷の画像。(関連性は不明)そして極めつきの「おおいた豊後牛は海を渡り空を飛ぶ」という意味深な一文。少し迷走している印象もあるのですが、ここまでくると逆に「これらのコピーを考えた人、実はセンス抜群なのでは?」と思えてきてしまいます。 ■豊後牛とは?ここで、“海を渡り空を飛ぶ”『豊後牛(ぶんごぎゅう)』について調べてみました。豊後牛は、自然豊かな大分の地で育まれる黒毛和牛で、風味豊かでまろやかで、とろけるような味わいが特長だそう。その美味しさの秘密は、種牛(たねうし)の血統にあるようで、大分県の種雄牛は、天皇賞や農林水産大臣賞を受賞するなど、全国的にも高い評価を受けているそうです。その血統の良さは、平成29年9月の「第11回全国和牛能力共進会」において、種牛の部で最高賞である内閣総理大臣賞を受賞したことからも確か。(※)牛肉への期待値が上がりますね!ご当地レトルトカレーは、その地域の特産品や名物が知れるのが醍醐味ですね。大分県を訪れた際は、絶対に豊後牛を食べようと心に決めました。 ■パッケージ裏面もブレない「飛騨高山の熟成唐辛子」というのは、つまりトンネルで唐辛子を18ヶ月も寝かして出来上がったものです!トンネルって、温度や湿度が一定に保たれるため、寝かせて熟成させるのに適しているそうですね。それにしても、トンネル熟成効果と飛騨の自然が「微笑むうまさ」を作り出してくれました。感謝!!この「感謝!!」の部分、パッケージ表面のデザインに通じるものを感じます(笑)。きっとこのパッケージデザインやコピーを担当された方は、なにかとスケールの大きい方なんでしょう。 さて、大分の豊後牛と飛騨高山の熟成唐辛子が出会ってどうなったのでしょうか?それでは、実際に食べてみましょう! ■煽り文句に偽りなし!パッケージ表面で散々「至福の」だとか「海を渡り空を飛ぶ」などとハードルを上げているため、「美味しいのは間違いないだろう」と思っていましたが、予想通り、文句なしに美味しいです。 飛騨高山の熟成唐辛子は、辛過ぎず丁度良い辛さ。悪目立ちしない辛さと言いますか、長時間寝かせただけあり(?)ルーにしっかり馴染んでいます。個人的には、このカレーを食べている途中で福神漬けやらっきょうが恋しくなったので、付け合わせとして用意しておくのもいいかもしれません。期待値の上がっていた豊後牛はご覧のとおり。レトルトカレーとしては大きめなカタマリが2切れ入っていました。柔らかく歯切れのいいお肉で、レトルトとは思えない食感!とても美味しかったです! ■総評味★★★★★辛さ★★★☆☆コスパ★★★☆☆このカレーを食べて感じたのは、レトルトカレーの進化が凄いということ!お肉へのこだわりを謳ったレトルトカレーは多いですが、お店で出されるカレーとはどうも見劣りしてしまいます。でも、本商品の牛肉はとても頑張ってました!さすが「至福」と謳うだけありますね!【参考】※ おおいた豊後牛【筆者略歴】INA
2019年01月05日本日ご紹介するカレーは、川俣シャモ専門店・地鶏屋本舗の『川俣シャモ地鶏カレー』。九州で生まれ育った筆者は、宮崎の地鶏が大好き。地鶏といえば炭火焼一択だと思っているので、地鶏をレトルトカレーに入れるのは少しもったいない気もしますが、あの旨みを知っているからこそ、お味に期待が膨らみます。せっかくなので、「川俣シャモ」について予備知識を入れ、モチベーションUPしていきましょう! ■「川俣シャモ」とは?川俣は福島県の阿武隈高地にある町のようです。特産の川俣シャモを使った町おこし『川俣シャモまつり』では『世界一長い焼き鳥』の記録に挑んでいるのだとか。ちょっと面白そうですね。そして川俣シャモは、品質にもこだわっており、福島県ブランド認証(鶏肉の部)や福島県物産振興協会長推薦証を獲得していることからも明らか。さらに、女性雑誌『LEE』や朝日新聞での紹介、その他NHK、TBSなどのテレビ番組でもたびたび紹介されてるようです。多くの認証を得て、各メディアでも紹介されている地鶏ですか……期待はますます高まります! ■実食それでは、そろそろ食レポに移りたいと思います。ごはんをお椀によそって、さらにそれをカレー皿にオン。レストランで出てくるような、丸く盛られたご飯が即完成です。盛りつけたご飯を囲むようにルーを注ぎ、パルメザンチーズとパクチーを少々。するとこんな盛りつけになりました。お家カレーにしては、おしゃれに盛りつけられたんじゃないですか?ルーはちょっと赤みがかっていて、シチューに近い色合いです。 あれ……地鶏は?と思いましたが、このカレーは川俣シャモをひき肉にしてカレーに入れているのですね。よく見ると細かなお肉がたくさん入っています。アップにするとこんな感じ。ひき肉の粒々が見えますか?さてさてお味は…… うん。美味しいです。地鶏の旨みや玉ねぎの甘さ、カレーの酸味のバランスがとても良いキーマカレーです。「地鶏」を売りにするならば、もう少し地鶏のかたまりを堪能したい気もしますが、ひき肉にしてルーに溶け込ませることで、カレー全体に川俣シャモの旨みがいき渡っている印象です。これはこれでありでしょう! ■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆鶏感☆☆★★★辛さに関しては、まさに中辛。辛過ぎず、一口食べるとピリっと後を引く辛さ。鶏肉のレベルに関しては、やはり「地鶏」というと九州で昔から食べなれたあの地鶏の炭火焼の弾力を思い出さずにはいられず、キーマカレーにしても1つ2つほど、お肉のかたまりを口にしたいところ。ですが全体として味は美味しく、自信をもっておすすめできるレトルトカレーです!【参考】※ 地鶏屋本舗-川俣シャモ地鶏カレー※ メディア掲載情報【筆者略歴】目黒区にお住いの独身男性さん
2019年01月04日「たこ」と「カレー」。一見、不釣り合いなこの組み合わせ。“海鮮系カレー”といえば、ほたてカレーやさんまカレーなどがあり、賛否両論あるジャンルという印象です。特に「たこカレー」といえば、「イケる!」という人がいる一方で、「ムリ!」と激しく拒否反応を示す人もいます。ですが、全国にご当地レトルトカレーとして開発された「たこカレー」がいくつか存在していることも事実。「本当に美味しいの?」皆さんのそんな疑問に、実食レポでお答えします! ■たこは高級食材に?こちらが今回ご紹介する『国産たこ使用 たこカレー』のパッケージ写真(のドアップ)。たこのイラストのインパクトがすごいですね。こちらがパッケージ全体写真です。パッケージの写真を見る限り、たこは大ぶりですし、ゴロゴロ入っていそうですね。こんなに大きいたこがいくつも入って、お値段は648円(Amazon価格/2019年1月現在)と、手の届く価格です。これは期待できます……! そういえば、最近たこの値段は高くなっていますよね。産経ニュースによると、スーパーなどで売られる刺し身用蒸しダコの原料となるアフリカ産冷凍タコ(主にマダコ)の輸入価格が過去最高値(円換算)を更新し、業界や食卓を揺るがしている。日本のタコ輸入量の約7割はアフリカのモロッコとモーリタニアの2カ国産で賄われているが、モーリタニア産は、漁獲量減少と昨年夏頃からのスペインの“爆買い”というダブルパンチに見舞われている。店頭価格も高騰し、「庶民の味」として親しまれたタコは「高級食材」に変貌しつつある。(※1)とのことです。たこ好きには悲しいニュースですね。ちなみに、世界のたこ類の漁獲量国別ランキングでは、日本はなんと世界4位となっています。(※2/2016年時点)たこの価格が高騰しているなか、こんなに沢山のたこを入れてくださった製造業者さんの努力に思いを馳せながら、早速開封し、食べてみます。……パっと見ても、どれがたこか分かりません……。ので、スプーンですくってみました。結構大きいたこが沢山入っていました。ルーの茶色に隠されていただけでしたね! ■たことカレーは合う!?たことカレーって合うのかな?と半信半疑でしたが、実際食べてみると、この組み合わせは当たりだなと感じました。というのも、たこの旨味が程よくカレーのルーに溶け出していて、味わい深いカレーになっているからです。筆者は最近、自炊することが多く、カレーやオムライスなどの定番メニューのアレンジレシピを検討中。せっかくですし、今度はたこをたっぷり使ったカレーを作ってみようと思います。皆さんもぜひ、食べてみてはいかがでしょうか? ■総評カレーの味★★★★☆辛さ★★☆☆☆味の深さ★★★★★たこカレー、筆者は美味しくいただいたのですが、なかには「カレーに“たこ”は合わない」という人もいるようです……。気になる方は、こちらのレビューも参考にしてみてくださいね!※ なんだこれ…ニオイも味も初めての邂逅『天草産たこカレー』【参考】※1 【経済インサイド】タコの価格がうなぎ上り「庶民の味」が「高根の花」に!?※2 GLOBAL NOTE-世界のタコ類の漁獲量 国別ランキング・推移【筆者略歴】つっくん
2019年01月03日今回、筆者がご紹介するのは、明治43年、大阪・難波に西洋料理店として創業した『自由軒』の『具材たっぷり牛スジカレー』です。自由軒は、日本全国から看板メニュー『名物カレー』を求め、多くの人が来店するカレーの名店。創業当時、自由軒には、ご飯を保温できる炊飯器などの設備はなく、熱々のカレーを出すことはできなかったそう。そんな状況下で、「いつもお客様に美味しいカレーを食べていただきたい」という想いのもと、冷めてしまったご飯を、フライパンで熱いカレーと混ぜ合わせてできたのが、今もなお人気を集める「名物カレー」なのです。残念ながら今回ご紹介するのは、この「名物カレー」ではなく、自由軒がこれまた別に、牛スジと玉ねぎをたっぷり使い、カレールーのブレンドにもこだわって作った「具材たっぷり牛スジカレー」。カレーの名店が作ったこだわりのカレー。胸の高鳴りが止まりません。 ■パッケージの主張がとにかく激しいまずはパッケージ。大阪らしいというか、なんといいますか、騒々しい(笑)。赤と黄色でとにかく派手!文字のフォントも“ドーンッ”“ジャジャジャジャーン”という感じで、主張が激しい!パッケージ裏面では、「名物カレー」の歴史やら、この「具材たっぷり牛スジカレー」へのこだわりやらがツラツラと語られており、さらに若女将じゅん子さんのイラストまで描かれています!とにかくアピールの量がものすごい!筆者、こういう感じ嫌いじゃありません。パッケージから袋を取り出してみると、「おっ!ずっしり重い!」。お肉をメインアピールポイントにしたこの手のカレーにありがちな、「チッ、肉なんて全然入ってねーじゃねーか(憤慨)」という感じがまったくありません。これは期待できます。 ■時間差で感じる「辛味」に気をつけろ!お鍋で湯煎グツグツ……待つこと5分。ご飯の上にカレーをよそいます。ジャジャジャジャーン(パッケージ風)!すごく輝いています……(惚れ惚れ)。「こ、こんなにサービスしちゃっていいの!? 」ってくらい盛りだくさんの牛スジ。みじん切り玉ねぎはキラキラ光り、カレールウも美しい色で輝きを放ち、ほどよいトロトロ感がこれまた心地よい。いざ実食!「んんんんんん~~~!美味しい~~~~~!牛スジがちょうどいい弾力で、うま味もジュワワワ~~~、んもぉ!最高ッ☆」と、幸せな気持ちになった1.5秒後。!?「辛ッ!!!!(驚愕)」辛いもの好きな筆者はノープロブレムだったのですが、辛いものが苦手な方が食べきるのは大変だろうなという辛さが、容赦なく口の中を襲ってきました。すっかり忘れていましたが、たしかにパッケージ表面に、結構な太文字で「★★★★☆ 4辛」と書いてありました。時間差攻撃には注意が必要ですね。牛スジのうま味、カレールウのほどよいピリッと感、そして玉ねぎの甘味。「具材たっぷり牛スジカレー」は、レトルトカレーのレベルを超越した、本当に本当に美味しいカレーでした。ありがとうございました。 ■総評味★★★★★辛さ★★★★☆期待を裏切らない度★★★★★食後もしばらくはお口の中が辛かったので、井村屋の『あずきバー』でお口直し。カレーとあずき、想像以上に合う(新発見)!【今日のひと言】大阪難波本店の自由軒で「名物カレー」も食べてみたいなぁ(会社経費で、出張行かせてくれないかなー)。【筆者略歴】まみにゃんキーマカレーがすき。ラッシーは取り敢えず注文するけど、別にそこまで好きじゃない。デートでカレー店は少しイヤ。
2019年01月02日今回、筆者が食べたのはこちらの『食べてもいい“オソマ” 鹿肉入りカレー』です。パッケージには何かのキャラクターが描かれていました。どうやら『ゴールデンカムイ』というコミックス作品に登場するヒロイン『アシリパ』のようです。この、ヒロインとは思えない強烈な変顔……この表情には、いったいどんな意味が込められているのでしょうか?そして、丸いくりぬきの中に横顔をみせる男性キャラクターは『杉元佐一』で、この物語の主人公だそうです。この男性の傍にある「ヒンナヒンナ」というコメント、パッケージ裏面のアシリパさんも呟いています。この「ヒンナヒンナ」の意味とは? ■ヒンナ=(食べものに)感謝!なら「オソマ」は…?こちらがパッケージ裏面の「ヒンナヒンナ」。気になったので意味を調べてみたところ、どうやらアイヌ語で「ヒンナ」=「(食事に)感謝」という意味合いで使われているようです。日本語の「いただきます」「ごちそうさま」に近い感覚なのかもしれません。ではパッケージ表面に記載された「食べてもいいオソマ」の、「オソマ」は何という意味なんでしょう?こちらも気になったので、Wikipediaの「ゴールデンカムイ」のページを覗いてみると「アシリパ」の項目にこんな一文が。年長の和人らに野生動物の脳髄生食を気前良く振る舞い世話を焼いているが、無礼・背任・失態を働いた者に容赦無い制裁を加える。反面、歳相応の幼さも見せる。杉元が携帯していた味噌やカレーなど粘性がある茶色い物体は全て「オソマ(大便)」と見做して嫌悪していたが、桜鍋を食べてからは好物となり事あるごとに杉元にねだっている。……調べるんじゃありませんでした(笑)。確かに日本の人々は、この茶色い液体をご飯に掛け、嬉々として食べていますが、初見だと「う〇ち」に見えなくもないですよね……。素直だねアシリパ。 ■忘れられない鹿肉の味筆者がこのカレーを手に取ったのは、決してゴールデンカムイのパッケージに親しみを覚えたからではなく、“鹿肉”に惹かれたからです。鹿肉には、こんな思い出があります。筆者が小学校の3年生のとき、当時の担任の先生が海外旅行のお土産にジャーキーを買ってきてくれました。ジャーキーは3種。ワニ肉、カンガルー肉、そして鹿肉でした。どれもとても美味しくて、小学生時代のメモラブルモーメントとなる、忘れられない味となりました。あれから十数年、ジャーキーのことはすっかり忘れていたのですが、今回たまたまこの「鹿肉入りカレー」を発見し、手に取ったのです。ですから、筆者のこのカレーに対する期待は大きかったのです。 ■いざ、鹿肉入りカレーを食べるそんな期待に胸を膨らませながら、沸騰する鍋の前で待つこと5分と少し。「鹿肉入りカレー」が出来上がりました。ルーが白米の上に飛び散ってしまっているのはご愛嬌です。豚肉にも牛肉にも鶏肉にも見えない、鹿肉の存在感が際立っていて素敵ですね。 画面後方に見切れて写っているのは、その日の朝に飲んだ缶コーヒー、その少し手前には、爪切りが写っています。そして、木の端材を使った机の質感。いかがでしょう?ハンティングを生業とする狩猟者の昼飯のような“ワイルドさ”が演出できていると思いませんか?お遊びはさておき、ついに思い出の鹿肉を口に運びます……。■うーん、これは…結論から言うと、筆者の期待値は超えてくれませんでした。ルーはそこそこ美味しかったのですが、肝心の鹿肉がいまいちだったのです。適度な歯ごたえであればいいのですが、歯ごたえがありすぎて噛みきりづらい。鹿肉そのものがそういう性質の肉なのかもしれませんが、歯列矯正中の筆者には少し食べにくい印象でした。 ■総評ルーの味★★★★☆肉の味★★★☆☆肉の質★☆☆☆☆結果はご覧のとおり。ジビエ料理特有のお肉の質感に慣れている人でないと、今回のカレーは厳しいかもしれません。ビーフなら、霜降り肉より赤身肉!ポークなら、バラ肉よりヒレ肉!という方はハマると思います。肉に歯ごたえを求めるワイルドな方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 【参考】※ TVアニメ『ゴールデンカムイ』※ ヒンナヒンナ…「東京に住むアイヌ」の喜びと悲しみを知っていますか【ほかの鹿肉入りカレーはこちら】※ ゲテモノ!? オシャレ食材?コンセプト大渋滞の「えぞ鹿カレー」は旨いのか※ 泣き言なんていえるか【馬鹿ヤロー】がぁ、さみしくなんかねえ。※ アスリートも食べてる!? 世にも珍しい【旨鹿カレー】【筆者略歴】高飛 車太郎
2019年01月01日2018年は、往年の人気アニメが次々とリメイクされ、業界を多いに沸かせた年だった。その一つとして、『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ第6期が2018年1月から始まったことも見逃せない。ゲゲゲの鬼太郎といえば、故・水木しげる先生の漫画が原作で、1968年の第1期放送を皮切りに今まで愛されてきた国民的アニメである。当然、アニメ界隈は大いに盛り上がっていた。 ■アニメ第6期・猫娘のキャラクターデザインが話題に放送決定の発表以来、放送期間や声優が発表されるたびに話題となっていたが、とりわけ世間を賑わせたのが、ゲゲゲの鬼太郎でヒロイン的役割を担う『猫娘』のキャラクターデザインだった。それがこちらである。出典: 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎』そう、なにを隠そう非常に“えちえち”なのだ。猫娘は400年生きた猫が人間の娘に化けているという設定。筆者の記憶ではオカッパ頭で垢抜けない女子小学生の姿をしていたのだが……。ちなみに下図が、筆者が幼少期観ていた「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘(4期:1996~1998年)である。出典: 東映アニメーションミュージアム公式YouTubeチャンネル【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第2期) 第1話「妖怪復活」それがどうだろうか。赤いスカートとリボンはそのままに、華奢な身体と、それを強調させるハイヒール。8頭身はあろうかというスタイルの良さに加え、胸は程よく膨らみ、腰回りにいたっては女子小学生とは思えないような発育をしている。大腿の7割以上を露わにし、あわや中が見えてしまうのではないかと思わず目を覆い隠したくなるほど短いスカート丈。首元に光る赤いチョーカーは、何者かの所有物であるアピールかと邪推してしまうようなセクシーさを秘める。チャームポイントであるオカッパ頭は見る影もなく、男ウケを狙った前髪残しのポニーテール。ご自慢の髪型と共に魂まで売ってしまったのだろうか。筆者が知っている猫娘はこんなものではなかった。出典: ゲゲゲの鬼太郎(アニメ第1期)第20話「猫娘とねずみ男」もっとこう、ツリ目に団子っ鼻、可愛げのかけらのない姿だった。人ならざる姿だからこそ、恐怖を感じたものだ。 ■何が猫娘のキャラデザを変えてしまったのか事実、この猫娘の新デザインには賛否両論あった。「改悪だ!」「おれたちの猫娘を返せ!」「今までどおりちゃんと敵妖怪と戦うんだろうな!」「傷付いて助けを求める6期猫娘が見たい!」「風邪を引いてボーっとしている6期猫娘ちゃんを介抱してあげたい!」などだ。特に最後の意見には強く首を縦に振らざるを得ない。 では、一体どの層がターゲットなのか。それを紐解くには、2018年の“アニメリメイクラッシュ”がヒントとなる。2018年は『キャプテン翼』や『銀河英雄伝説』、『ルパン三世』など、数々の名作アニメがリメイクされた年でもある。それぞれの初回放送年次を見てみると、以下の通りである。・キャプテン翼→1981~1988年・銀河英雄伝説→1988~2000年・ルパン三世→1971~1985年そう、今年リメイクされたこれらの作品は、ほぼ同時期に初回放送されている。仮に上記年次の中間地点である1985年に10歳だった男の子がすくすく成長していったとすれば、今年で43歳。これは団塊ジュニアと呼ばれる世代で、現在60代後半の団塊世代の次に人口が多い世代である。出典:Wikipedia-団塊ジュニア/赤丸部分が団塊ジュニア世代母数が多い団塊世代、ジュニア世代をターゲットとするのはマーケティング戦略として定石であるが、年々テレビ視聴人口が減少しているなか、マネタイズに四苦八苦しているアニメビジネスのマーケティング的にもこれは妥当といえる。 ■6期猫娘がかわいい理由、それは…ではなぜ、6期猫娘のキャラデザはこれほどにまでえちえちなのだろう。その答えは過去の猫娘のキャラデザ遷移から考察することができる。 アニメ第1期、4期、6期のキャラデザは既に本記事で紹介しているので割愛。以下が第2期(1971~1972年)の猫娘である。出典: 東映アニメーションミュージアム公式YouTubeチャンネル【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第2期) 第1話「妖怪復活」カラーになり、リボンを付けるなど女の子らしさは出てきたものの、まだまだあどけなさが残る。そして次が問題の3期。出典: 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎(アニメ第3期)』お分かりだろうか。1期、2期の猫娘にはなかった“胸の膨らみ”が、3期猫娘では描かれていることを(ポーズは謎)。それまでの猫娘はどちらかというと「幼女」として描かれてきたのだが、3期猫娘からは「少女」として描かれている。3期の放送期間は1985年~1988年、団塊ジュニア世代が視聴していた世代として説明がつく。猫娘で性を知った団塊ジュニア世代が、30年経った今、猫娘に性を見出す……これこそ“Japanese hentai”である。惨めだ。吐き気すら覚える。 ■6期猫娘は、あの名作アニメのヒロイン似?そして団塊ジュニア世代は、猫娘のあとにも再度“hentai”の転機を与えられている。改めてもう一度、6期猫娘を見てみよう。出典: 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎』この線の細さ、ツンとした顔つき、何かを思い出さないだろうか。……そう、筆のタッチが『新世紀エヴァンゲリオン』に似ているのである。新世紀エヴァンゲリオンの初回放送は1995年。おや、団塊ジュニア世代とズレているではないかと思ったがそうではない。当時のアニメは基本的に子供向けで、10代に向けてつくられていた。しかし、エヴァは20代をターゲットにつくられたのだそうだ。1995年に20歳、今年43歳……そういうことである。 3期猫娘ではソワソワする程度だったろうが、レ○やア○カで確かに自らのリビドーを感じたのだろう。団塊ジュニア世代は“hentai”世代といっても過言ではないのだ(筆者の見解です)。 ■気を取り直してゲゲゲの鬼太郎・妖怪カレーを食レポさて、前置きが非常に長くなりましたが、『Currytion(カレーション)』はレトルトカレーを実食し、レポートするサイト。今回、『ゲゲゲの鬼太郎・妖怪ファミリーカレー』をレビューすることになったので、前章のような長々とした考察を述べましたが、ここは切り替えてこのカレーを楽しんでまいりたいと思います!親しみのあるイラストパッケージは原作のキャラクターデザイン。これこれ、この不気味さが妖怪の妖怪たる所以ですよね。 ■いざ盛り付け目玉の親父風『目玉おやじ』風に盛りつけ。妖怪カレーはこうじゃないと。 ■ゲゲゲの鬼太郎・レトルトカレーの味妖怪ファミリーカレーということで子供にも優しい味付けになっているかと思っていましたが、ピリッと大人向けの辛さがありました。「妖怪・ファミリーカレー」ではなく「妖怪ファミリー・カレー」だったんです。辛い。そこそこ辛い。食べた瞬間ではなく、2,3秒後に遅れて辛さがやってきます。だがそれがいい。鳥取和牛のコクも相まってスプーンが止まりません。ぐんぐん食べ進めます。リビドーが開放された後ごちそうさまでした!非常に美味しかったです! ■総評カレーの味★★★★★辛さ★★★☆☆第6期猫娘たんの太もも★★★★★鳥取和牛なんて聞いたことがなかったので、正直期待していなかったのですが、ルーの中にゼラチン質の旨味のかたまりのようなものがあり、それがめちゃくちゃ美味しかったです!ゲゲゲの鬼太郎・妖怪カレー、侮るなかれ……! 【画像・参考】※アイキャッチ: 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎』以下、本文内※1・7 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎』-キャラクター※2 東映アニメーションミュージアム公式YouTubeチャンネル【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第2期) 第1話「妖怪復活」※3 dailymotion-ゲゲゲの鬼太郎(1期)第20話「猫娘とねずみ男」※4 Wikipedia-団塊ジュニア※5 東映アニメーションミュージアム公式YouTubeチャンネル【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第2期) 第1話「妖怪復活」※6 東映アニメーション『ゲゲゲの鬼太郎(アニメ第3期)』【筆者略歴】スパイス野郎
2018年12月31日突然ですが、筆者は7歳と4歳の二児の母です。我が家の子どもたちと夫は、無類の洋食好き。ハンバーグ、カレー、グラタン、ドリア、コロッケ、オムライス、スパゲッティ、ピザ……etc.(じゅるり)なかでもカレーは大好物!今回は、そんな家族の大好きな「洋食カレー」を彷彿とさせる、このレトロな雰囲気のパッケージがかわいいレトルトカレーをご紹介します。ん~なんともレトロ。“迎賓館”という気高いオーラが漂ってますね。函館は五島軒という老舗の洋食レストランから届いた『究極のまろやかカレー』、いざレポートです! ■130余年の歴史!「函館五島軒」とは五島軒のおしゃれで洗練された素敵なサイトを見ると、こんなことが書かれていました。創業明治12年。北海道で最も歴史ある西洋料理店。五島軒は初代・若山惣太郎と長崎五島列島出身の初代料理長・五島英吉が、各々江戸と長崎を経て、当時国際貿易港であった函館で出会い、二人で在留外国人や外国船にパンや西洋料理を納める小さなレストランを開業した事から始まりました。 二代目若山徳次郎は東京の帝国ホテルで料理修行の後、大正6年にオーナーシェフとなり、現在の五島軒のフランス料理と洋食の礎を築きました。 特にカレーは五島英吉が創始し二代目・若山徳次郎が完成させた五島軒伝統の一品です。一言でまとめると、「北海道で最も歴史ある西洋料理店の本場仕込みのカレー」なわけですね!期待も膨らみます!!その他の歴史についてもっと詳しく知りたい人は、この記事の末にある、他の五島軒レトルトカレーシリーズをレビューした過去記事をチェックしてみてくださいね! ■いざ、実食!「究極のまろやかさ」とは、一体どのくらいマイルドなのでしょう?「究極」ですからね。そりゃハードルも高くなります。では早速食べてみましょう!西洋料理店らしさを出すために、必要ないけれどナイフも用意してみました。お、お、お、美味しそうじゃないかあぁ~~~!子どもにも食べやすい一口大の具のサイズ、子どもも大好きな洋食屋さんの、さりげない気遣いが光りますね。「洋食屋さんのカレー」ということで、きっと具の影も形も残ってないくらいとろんとろんなる―なんだろうなぁ(レトルトカレーあるある)と勝手に想像していたので、肉食女子の筆者はトッピングにベーコンを用意していました。(要らなかったね、五島軒さん。素晴らしい!)そんな「五島軒のカレーfeat.ベーコン(北海道産)」がこちら☆じゃがいも、にんじん。こちらもにんじんとじゃがいもが2つ。ちょうどよい大きさですよね。あまりの美味しさにお肉を撮り忘れてしまいましたが、もちろんお肉もほろっほろで柔らかかったです。力を入れなくても、スプーンですっと切れました。すごい……本当に「究極にまろやか」です。クリーミーなルーで、ものすごく美味しい!!!なんといっても、原材料にフォンドボー、ビ-フブイヨン、チキンブイヨン、生クリーム、バターが入ってますからね。コクがあって美味しいわけです。 ■総評!味★★★★★辛さ度☆☆☆☆☆コク&マイルド度★★★★☆リピ買いして家族にも食べさせたい度★★★★★今回、子どもたちを寝かしつけたあとにこちらのカレーを食べたのですが、子どもたちにも食べさせたいくらいの絶品でした。とにかくマイルドでクリーミーで、コクのある甘めの美味しさは、他のレトルトカレーではなかなか再現できないでしょう。洋食大好きなお子さまや、“子ども舌”のパートナーにいかがですか?【参考】※洋食バル函館五島軒【「五島軒」のカレーシリーズ】※ ちょっぴり特別!? どこか懐かしい「五島軒 函館カレー」で楽しむハイカラな味※ 大正時代から愛される洋食レストランの味。函館・五島軒の「牛舌カレー」【筆者略歴】しゅかりくママ
2018年12月30日このカレーション企画にて10食ものレトルトカレーを味わってきましたが、第11回目となる今回は、おそらく初の“ポークカレー”です。その名も『とんとんのまちカレー』。「とんとんのまち」とはどこなのか、どのような味わいのカレーなのか、謎だらけのその素顔に迫っていきましょう! ■「とんとんのまち」とはどこなのか?パッケージを見ると、「群馬」と「まえばし」の文字。早々に答えが分かってしまいましたが、「群馬県前橋市=とんとんのまち」ということのようです。ではなぜ前橋市が「とんとんのまち」なのかということですが、ヒントはこのカレーに使用されている『上州麦豚』。JA全農ぐんまの公式サイトによると、「動物性飼料を除き麦類を多く含んだ飼料で育てられた」豚肉のことを「上州麦豚」として扱っているようです。群馬県および前橋市が「とんとんのまち」と呼ばれる所以は、全国トップクラスの豚肉の産出量を誇っているから。ご当地カレーはこのような発見が醍醐味なんですよね。それでは早速開封してみましょう。 ■いざ、実食!開封してお皿に盛りつけてみると、さらっとしたルーの中にゴロゴロとした豚肉と、トロトロの玉ねぎの姿が見えます。一口いただいてみます。トロトロに煮込まれた玉ねぎと、ジューシーな豚肉の味わいが口の中に広がります。さらっとしたルーがほどよく絡まって、全体的にスパイシーなまとまりとなっています。あらためて原材料を見返してみると、パイナップルジュースや中濃ソース、白ワインやかつおエキスなどの隠し味がふんだんに使われていました。この隠し味が、カレールーの深みを演出しているのでしょうね。 ■総評味★★★☆☆たしかに美味しいカレーではあったのですが、「とんとんのまち」を推すのであれば、もう少し上州麦豚を味わいたかったです。辛さ★★★☆☆「中辛」とは書いていますが、香辛料が効いていてスパイシーな味わいです。しかし、単に辛いわけではなく、様々な隠し味によって深みのある味わいとなっています。辛いものが苦手な方でもきっと食べられるはず。コスパ★★★☆☆価格は1食540円(税込・2018年12月現在)。味は良かったのですが、豚肉が増量されるとなおよいです。蛇足ですが、「とんとんのまち」を推すのであれば、パッケージに描かれた可愛いキャラクターの『ころとん』をもっとプッシュしても良かったのかなと思います。ちなみに筆者は旅好きなのですが、群馬は未踏の地。ここで群馬と出会ったのも何かの縁なので、ぜひ行ってみたいと思います!【参考】※ ぐりーんユアサ-とんとんのまちカレー※全国農業協同組合連合会群馬県本部|ぐんまの豚【筆者略歴】KK
2018年12月29日今回筆者がご紹介するレトルトカレーは、北海道の名店『mirch(ミルチ)』の『チキン ド ピアザ』。ベル食品さんがおくる『札幌 有名店のカレー』シリーズの一品です。では早速レビューにまいりましょう! ■札幌の名店がおくる、北海道産玉ねぎづくしのインドカレー札幌のカレーブームの先駆者的存在で、昭和57年の開店以来、常に“行列のできる店”にランクインしている老舗だそう。お昼時を過ぎても続々とお客さんが入ってくる人気店です。行き届いたアットホームなお店で、丁寧なお箸での盛りつけや締めのチャイの味わいまで、心のこもったおもてなしが魅力。長年のファンも多く、親子三代で通っているご家族もいるというから素敵ですね!「チキン(=鶏肉) ド(=2つの) ピアザ(=玉ねぎ)」という名前のとおり、玉ねぎのみじん切りを煮込んだカレールーに、具としても玉ねぎが入っているまさに“玉ねぎづくし”のカレーだそうです。北海道産玉ねぎのすりおろしをたっぷりと使い、チキン、トマト、スパイスを加えて仕上げたインドカレー。うーん、期待が高まってきました! ■大ボリュームの300g!ランチはこの一皿で十分かも見てください、このボリューム!大容量の300g(!)で、お皿からルーがこぼれそうです。具も盛りだくさんなので、ランチはこれで十分ですね。オレンジ褐色のルーは、さらさらっとしていてあっさり食べられるスープカレータイプ。ご飯がひたひたになるのがお嫌いな方は、分けて食べる方がよさそう。ゴロゴロっと、玉ねぎがとにかくたくさん入っている印象です。野菜も大ぶりでゴージャスですが、やたらと目立つ玉ねぎ。 見た目を観察したところで、いざ一口。最初に玉ねぎを口に運ぶと、噛むごとに甘味がじゅわっと広がります。トロトロに煮込まれていて食感もGood。もちろん玉ねぎ以外の具も充実しています。大きな鶏肉が3カット入っているので、食べ応えは十分。トマトベースのルーは、レモングラスやローリエ、シナモンの深みもばっちり。にんにくの風味も上品に刺してきます。スパイスの奥深さで、満足感のある一皿でした☆ ■総評味★★★★★辛さ★☆☆☆☆本格度★★★★☆300gのボリュームでしたが、さらさら食べられるので早食いの筆者(女性)は即座に完食……。お昼はがっつり食べたい!という方にもってこいの一品でした。ぜひご賞味あれ!【筆者略歴】Makolovesyou♡
2018年12月28日こんにちは。突然ですが先日、サッカー日本代表の試合がテレビで観ました。世代交代のため(普段サッカーを観ない筆者には)初めて名前を見る若い選手たちが多く、数分ほど横目に見ていたんですが、気づけば画面に釘づけに。素人目にも鮮やかな連携、目を見張るような攻撃でした。守備も完封で見事に抑えていて、若い力がぐんぐん伸びている場を目の当たりにしました。――そう、まるで竹の子を眺めるような。もうサッカー日本代表のことは一旦忘れて、竹の子に気持ちを切り替えてください。堂安選手も切り替え早かったですからね。 ■「竹の子」はカレーに合うのか?唐突ですが、皆さんはカレーに“竹の子”を入れたことはありますか?おそらくないでしょう。筆者は断じてないです。考えたこともないです。ところがこちらのカレーは、どうやらそんなチャレンジングなことをしてしまったようなんです。こちらが『豚と竹の子のヴィネガーカレー』。黄緑色のパッケージに描かれた、豚と竹の子の素朴なイラストがかわいい、お馴染み『にしきや』のカレーです。ここで疑問。「ヴィネガーカレー」って何なんだろう?裏面も見てみましょう。ワインヴィネガーを効かせているようですね。ヴィネガーって“お酢”ですよ。酸っぱいんでしょうか。ヴィネガーカレーについて少し調べてみると「ビンダルーカレー」や「ポークビンダルー」とも呼ぶようです。インド南西部あたりで食べられているカレーの一種で、「ヴィネガー」が訛って「ビンダルー」になったようです。勉強になりました。 ■新感覚!ヴィネガーの酸味が◎さて、開封して盛りつけます。なんか赤い……。赤みがかった油分が浮いていて、ラー油みたいなルックスです。これが「ワインヴィネガー」の力なんでしょうか……?そして竹の子と豚肉がゴロゴロ。ヴィネガーカレーというピッチの上に躍動しています。比率は竹の子:豚肉=7:3くらいで、竹の子の数的有利の状況ですね。ルーはさらっとしていて、スープカレーに近い印象です。赤々としていかにも辛そうだったので、恐る恐るスプーンを口に運んだのですが、それほど辛くはないです。辛いものが苦手な筆者でも、美味しくいただけました。やはり、辛味というより酸味が目立ちます。といっても、お酢特有のツンとくる嫌な酸っぱさではなく、さっぱりとした爽やかな酸味です。味については、普段食べているカレーの味わいとは一線を画す風味、大人な味という印象を受けました。 ■竹の子、全く違和感なしそして竹の子なんですが、全く違和感なし!!!そもそもカレーに合う食材だったのか、酸味の強いこのカレーの独特の味わい故に馴染んでいるのかは不明ですが、竹の子とカレー、うまくハマっています。「よう!竹の子さん、豚肉さん!あれ?今日は玉ねぎさんは来てないのかい?」くらいの常連感と安心感です。ここまで馴染んでくるとは驚きでした。 ■総評味★★★☆☆辛さ★★★☆☆酸味★★★★☆食べる前は竹の子に目を奪われていましたが、食べてみるとヴィネガーの酸味の方が筆者にはインパクト大でした。スパイスの刺激には飽きてしまったそこのあなた、普段とは一味違ったヴィネガーカレーはいかがでしょうか?【参考】※ 【お酢をたっぷり入れるカレー】すっぱ辛い「ポークビンダルー」のウマさは中毒性アリ【東京カリ〜番長】【筆者略歴】かにすけ
2018年12月27日今回ご紹介するカレーは『石巻産宗太カツオとトマトのうまみカレー ~9種類のスパイスがマイルドに香る~』。……商品名の長さよ!読んで字のごとく、宮城県石巻のカツオとトマトをメインの食材としたカレーです。ちなみに、このカレーを開発したのは三菱地所株式会社。なぜ不動産デベロッパーがカレーを作ったのか?実はこのカレーは、東日本大震災の復興支援活動『Rebirth 東北フードプロジェクト』の企画のひとつとして生まれたものなのです。「食べて応援」というやつですね。「宗太カツオ(ソウダカツオ)」というのは、カツオ(ホンガツオ、マガツオ)とは別の種類のサバに似た40cm程度の魚だそうです。ただ、日本ではマガツオもソウダカツオもひっくるめて「カツオ」と呼んでいるようで、石巻ではサバの次にカツオの水揚げが多く、その中でも小型の「宗太カツオ」を採用したそうです。その宗太カツオと、同じく石巻産のトマトを使って、東京と仙台の2人のフレンチシェフと石巻の水産加工会社のチームによって作られたのが、このカレーです。プレスリリースには、以下のようにあります。宗太カツオは、マリネしてから蒸し、骨まで柔らかくなるよう加熱。酸味のおだやかなトマトのうま味をかけ合わせ、スパイスで奥行きを出したルーには、シェフのアイデアで加工会社の看板商品である「鯨の大和煮」のタレを加えました。カツオのマリネ、トマト、鯨の大和煮……。およそカレーらしくないキーワードのラインナップですね。果たしてこれでカレーが成立するのでしょうか? ■パウチではなく缶詰!さまざまな「こだわり」を詰め込んで作られたこのカレーですが、パッケージもレトルトカレーの定番であるパウチではなく、缶詰になっています。外装はいい意味でカレーらしさも魚の缶詰らしさもなく、オシャレなフレンチっぽいデザイン。プルトップで簡単に開けられ、缶切りいらずでした。こういう商品デザインのスマートさに、大手不動産デベロッパーならではのセンスが活きているのでしょうか。裏面を見ると、カツオ(宮城県産)、トマト(宮城県産)という記述にもこだわりを感じます。そのほかココナッツミルク、バナナ、リンゴピューレあたりが、シェフの工夫でしょうか。 ■限りなくフレンチに近い「魚カレー」さて、いよいよ実食。普通のカレーと大きく違うのは、カツオの切り身の存在感です。食べて見ると、ココナッツミルクやバナナ、リンゴピューレのせいかルーは甘め。インド料理店の定番バターチキンカレーを思い出します。酸味の少ないトマトを使っているというだけあって、トマトらしさは感じさせつつマイルドな仕上がりです。「インドのバターチキンカレーをフレンチ寄りにして、メインをチキンからカツオに変えたもの」と表現したら伝わるでしょうか?ターメリックをスパイスの柱とした、いわゆる「カレー」を期待していると肩すかしを食らいそうですが、逆にインド料理好きのほうが納得しそうな味です。肝心のカツオ切り身は大きめのが6切れ、ゴロゴロと入っています。カツオやマグロは加熱するとどうしてもパサパサ感が出るので、日常的に食べるのは刺身やタタキが多くなりますが、このカレーでは「マリネしてから蒸した」というだけあって、繊維質は残しつつもそれほどパサつきは気になりません。カツオの歯ごたえはかなりしっかり。しかし、固すぎることもない。この絶妙な食感にも、フレンチシェフと水産会社のノウハウが活きているのだと思います。カツオ以外の具材は、ジャガイモの角切りの柔らかい食感が、対照的なアクセントになっています。 ■総評味★★★★★辛さ★☆☆☆☆カレーだけどフレンチ度★★★★★筆者はこのカレー、かなり好きです。カレールーというよりは、フレンチ魚料理のオレンジソースのようで、あと引く味わいが絶妙でした。また魚好きなので、そういう意味で美味しくいただけました。ただ、鰹独特の歯ごたえや香りが好きかどうかで評価は分かれるかもしれません。フレンチレストランで、牛や白身魚よりもジビエを選ぶような、ちょっとだけ癖があるメインディッシュを楽しめる派なら、このカレーはおすすめです。【参考】※ 食を通じた東日本復興支援活動「Rebirth 東北フードプロジェクト」 第8弾オリジナル缶詰「はらくっついTOHOKU」3rdシリーズ3月3日販売開始【筆者略歴】ネギシ1987年4月。南青山・骨董通りの某編集部にてカレー修行を開始。深夜の麹町アジャンタの激辛チキンカレーを皮切りに都内でさまざなカレーを体験。2004年、某クチコミグルメサイトで出会った食の達人たちに更にエスニック道の教えを受け、大森ケララの風、東池袋A・Rajなどで南インド料理の奥深さを知る(←大げさ)。3食カレーでもOKです。
2018年12月26日食事のメニュー一つ作るにしても、食材の組み合わせには様々な種類がありますよね。焼き鳥のようなシンプルな料理でも、塩・たれと大きく2つの味付けがありますし、シチューなら牡蠣のシチュー、ほうれん草のシチュー、ビーフシチューなどなど……。その組み合わせの数は、天文学的数値まで膨らむでしょう。最近では食のAIも出てきたらしく、すき焼きをフランス風に作る試みなどもされているそうです(※1)。これからは、今までなかったような斬新な組み合わせもどんどん出てくるのでしょう。そんな“食材の組み合わせ”で、意外とありがちなのが“果物”ですよね。生ハム×メロンや酢豚×パイナップルが代表的なものですが……“第3の組み合わせ”として名乗りを挙げるのが、今回ご紹介する“葡萄とカレー”!さて、お味はいかほどなのでしょうか?チャレンジしてみたいと思います! ■ぶどう園発の「葡萄カレー」なんですこちらが今回食レポする『ぶどう園の葡萄カレー』。「カレー屋さんの葡萄カレー」ではなく、「ぶどう園の葡萄カレー」というのは大事なポイントでしょう。“葡萄ありき”で作られたカレーということだからです。ご当地カレーによくある“フルーツカレー”には懐疑的な筆者。ですが、こちらは果物王国・山梨のぶどう園がおくる本格フルーツカレーと謳われているので、やはり期待値は高まります。早速お皿に盛り付けてみると、褐色がかったオレンジに近い色味。ルーはかなりさらさらで、なめらかなスープ状です。よく見ると、褐色のルーにところどころ赤みがかった油分が浮いているのが分かります。なんだか食欲を掻き立てられちゃいます。まずはルーだけを一口食べてみると、口当たりのまろやかさが印象的だったのですが、そのあとに辛味と酸味が追いかけてきます。想像よりも酸味が強いのですが、これが意外にも、まろやかさと辛味との抜群のバランスを保っているのです。白米と一緒に食べると、白米の甘味とルーのフルーティーな酸味の驚くべき化学反応が起きます。具の牛肉はやや小ぶりで、食感はやや硬めでサラミに近いかな。これは少し残念です。ですが、本命の葡萄が衝撃的。カレーと葡萄がこんなに合うとはまったく思っていませんでした。葡萄は皮つきですが、この皮がとても柔らかい。皮に守られていた実が絶妙な弾力を保っていて、食感がくせになりそうです。さすがぶどう園の葡萄とだけあって、葡萄のみずみずしさとジューシーさがこの絶妙な辛味と相性抜群でした。 ■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆ルーと酸味との相性★★★★☆バランス★★★★★冒頭に記載したように、フルーツ×食材の組み合わせはたくさんありますが、この「葡萄カレー」の組み合わせはすごいの一言。ぜひ皆さんも試してみてくださいね!【参考】※1 AIなのか愛なのか?食における人工知能の可能性-Forbes JAPAN【そのほかの果物×カレーはこちら】※ 「ブルーベリーカレー」が想像の斜め上をいっていた件について※ 意外と辛い!? メロンにメロメロな熊本県・菊池市が作る「メロンカレー」※ カレーにいちご!? 栃木県が本気を出すとカレーはこうなる※ 梨としいたけ!? 鳥取発のヘルシー「ナシータカレー」とは【筆者略歴】中辛
2018年12月25日筆者の知人に「宇宙一〇〇!」と表現する人がいますが、基本的に「世界一〇〇」「日本一〇〇」とされているものは、疑いの眼差しでみるのが常です。言いたい気持ちは分かりますが、「宇宙」や「世界」や「日本」は個人の感覚ではかれないものなはずですもん。ということで今回は、「日本一辛い」と謳うこちらの『日本一辛い 黄金一味仕込みのアジアングリーンカレー』を、筆者の冷静な目と舌で判断させていただこうと思います。 ■日本一辛い?「黄金一味」とは日本一と謳うこちらのカレーですが、実際のところ、日本一辛い『黄金一味』という商品があって、その黄金一味が入ったカレーとのこと。ということはつまり……「カレーが日本一辛い」のでなく、「日本一辛い黄金一味が入った」カレーなんですよね。カレーに挑むというよりは、この黄金一味に挑む感じでしょうか。販売元の公式サイトをチェックすると、京都・祇園の『祇園味幸』という製造会社さん。黄金一味や祇園七味を販売されています。何やらこちらの「黄金一味」は、食品メーカーや企業からコラボレーションの依頼が多くあるそうです。その理由として以下のようにホームページに書かれています。弊社の黄金一味・祇園七味は、さまざまな加工食品に良く合い、食材本来の持つ色を従来の赤唐辛子の一味で赤く邪魔する事無く、食材の色を消す事無く、食材の自然のままの色を生かす事ができる数あるコラボ商品の中の一つが、今回のレトルトカレーなんですね。こちらの黄金一味の辛さですが、サイトによると、鷹の爪(赤唐辛子)の10倍の辛味成分を持つ日本一辛い唐辛子(日本食品分析センター調べ)-『祇園味幸』日本一辛い黄金一味よりとの記載が……。食べられるか心配になってきました。 ■前代未聞!辛すぎて途中棄権いざ一口食べてみると……本当に辛い。辛いものがそこまで得意でない筆者にとっては地獄でしかなく、二、三口食べるのがやっと。本当に無念ですが、途中でリタイアし家族に食べてもらうことになりました。楽しみにしていた読者の皆さま、ごめんなさい……。かすかな記憶では、強烈な辛さのなかにもエスニック風カレー独特の風味は味わえました。辛ささえ乗り越えれば、クセになるようなお味です。 ■総評カレーの味★★★★☆辛さ★★★★★コスパ★★★☆☆「日本一」かどうかは分かりませんでしたが、筆者がこれまで食べたカレーのなかでは間違いなく一番辛かったです。辛いもの好きな方は、ぜひチャレンジしてみてください! 【参考】※ 祇園味幸【筆者略歴】伊集院レミ
2018年12月24日カレーのルーの色といえば何色を思い浮かべますか?言わずもがな、99%の方が「茶色」と即答するのではないでしょうか。今回、筆者が食レポするカレーは、その常識を覆す“黒色のカレー”なんです。 ■衝撃のブラックカレー!黒色の正体は?その正体は、『のりクロ黒カレー』。一面真っ黒という強烈なインパクトのパッケージ。福岡県有明産の海苔と、ゆず胡椒をブレンドした新感覚ののりペースト『のりクロ』がカレーとコラボレーションした一品です。出典:株式会社高橋商店恥ずかしながら「のりクロ」という商品を知らなかった筆者(あなたは知っていましたか?)。調べてみると、有明海の海苔のなかでも味・風味が最もよいとされる、一番海苔・二番海苔のみを使用して作ったペーストだそう。生産者のこだわりを感じられます。 ■いざ、黒色のルーとご対面!海苔×ゆず胡椒のお味は?目で見ると強烈なインパクトがありますね……。「味、大丈夫なのかな」と心配しながら恐る恐る食べてみることに。 ぱくり。 意外にも普通の味!!そして、ピリ辛っ!海苔ペーストがベースなので最初は海苔の味がしっかりと、あとからカレーの味が口いっぱいに広がります。ゆず胡椒のピリッとした辛さがアクセントになっていて、辛さレベルで中辛!のりクロ特有の磯と柚子の風味がとっても新鮮なカレーでした。ただ、ひとつ残念なのは具材がほぼ入っていないこと……。食べ応えとしては△だと思います。さて、総評です。 ■総評辛さ★★★★☆今まで食べたレトルトカレーのなかでは辛いほうだと思いました。口の中がピリピリする大人の味!おいしさ★★★☆☆磯と柚子の風味が広がる、目新しさバツグンのカレー。おいしさは星3つで!アレンジ度★★★★☆前述した通り、いい意味でも悪い意味でも(笑)、具材が入っていなかったので食べ方のアレンジはできそうですね。パッケージ裏面では、ハンバーグやパスタソースとしても活用できるとおすすめされていました。これは新しい!磯と柚子の風味を感じられるレトルトカレー。次はご飯じゃなくて、さまざまな食材とあわせて食べてみたいと思います!【筆者略歴】アラサーさん
2018年12月23日ダイエット中、最も気にするのは食事の“カロリー”ではないでしょうか。そう考えると、ダイエットとカレーはなかなか結びつきにくい側面があります。通常のカレーは、ご飯の糖質に加え、ルーの糖質・脂質が多く、さらに野菜が少ないと、ダイエットを阻む3コンボ。特に、お米に小麦粉・じゃがいもがふんだんに使われていると全体の糖質量が多くなりがちです。カレーの種類にもよりますが、注意しないと一皿600~1,000kcalと、結構なカロリーになってしまいます。ダイエット中には控えたいメニューな訳です。ですが、ダイエット中でも食べられるような低カロリーなカレーがあったら、ただでさえ味気なくなりがちなダイエット生活も、いくらか楽しくなるのではないでしょうか?本日はダイエット戦士に優しい、有能すぎるレトルトカレー『野菜たっぷり さらさらカレー』をご紹介します! ■なんと86kcal!一体何が材料なんだパッケージ裏面の成分表示を覗いてみると……なんとカロリーは86kcal!!!低カロリーをウリにしたレトルトカレーは数あれど、100kcalを余裕で下回るカレーは初めて見ました。一体何を材料にしたら、こんなに低カロリーにおさまるのでしょうか?原材料を見てみると、玉ねぎを筆頭に、だいこん、にんじん、れんこん、ブロッコリーなどなど……。野菜たっぷりの名の通りですね。21種類の緑黄色野菜・淡色野菜・果物・豆・いも・きのこを、食用油脂と化学調味料を使わず、スパイスでじっくり煮込みました。とも書いてあります。ヘルシーさもピカイチです。 ■それでは実食!気になる「食べごたえ」は?カレーのルーは非常にさらっさら。カロリーの少ないカレーはさらさら傾向にあるのでしょうか。玉ねぎの甘味が強く、低カロリーといっても十分味わうことができます。だいこんに、れんこん。煮込まれすぎて溶けている、なんてこともなく、形がしっかりとした具材が入っていて、嬉しいですね。具もさっぱり系なので、スルスルと食べられて重くないです。ご飯なしでもスープとしても飲めそうな勢い。パンにつけて食べるのもよいかもしれません。 ■総評:ごはんと合わせたときのカロリーは…?カレーの味★★★★☆辛さ★★★☆☆ダイエット★★★★★だいたい白米は160g(1膳)で269kcalなので、トータルでも355kcalほど。カレーが食べたいけど、カロリーが気になるな……という気分のときにぴったりなカレーです。お野菜たっぷりで気軽に食べられる「さらさらカレー」、ダイエット中の方はぜひともトライしてみてはいかがでしょうか?【筆者略歴】たっしゃん
2018年12月22日本日のレトルトカレーは、愛媛のご当地銘柄牛を使った欧風カレー『伊予麦種牛の欧風カレー』。パッケージ表面には、グイッといきたくなる泡たっぷりのビールが!飲みの席では、乾杯のみならず3~4杯めまでビールを頼んでしまう“ビール女子”な筆者なので、今回のカレーは期待できそうです! ■ビール×ワイン!酒豪さんにおすすめしたいカレーそして、パッケージをよくみると「赤ワインに一晩漬け込んだ伊予麦酒牛のスープとオリーブオイルでソテーした玉ねぎをカレーに加えた」とのこと。ビールにワイン。酔っぱらってしまいそうなカレーですね。お皿に盛りつけてみました。思ったよりルーがさらさらしていてスープカレーのような状態です。一口食べると、ほんのりとワインのフルーティーな風味とカレーのスパイシーさが広がってなかなか美味しいです。お肉も柔らかくてしっかりとした旨みがあります。愛媛の特定農家だけが育てた伊予麦酒牛。発酵ビール粕飼料を与えて育てられた牛は、甘みのあるおいしい肉質になるそう。確かに、味わい深いお肉でした。ごちそうさまです! ■総評今回のレトルトカレーの評価は……味★★★★☆辛さ★☆☆☆☆見た目★★☆☆☆皆さんもぜひ食べてみてくださいね★ 【筆者略歴】Natsu
2018年12月21日今回ご紹介するのはこれ!どん!スープカレーで有名な札幌の名店『木多郎』さんの『札幌スープカリー 木多郎』のチキンカレーです!■圧倒的なチキンのボリュームが胃袋を襲う!チキンカレー、よくあります!レトルトカレーでも何個食べてきたことか。しかし過去、これほどまでチキンの量が多かったカレーがあっただろうか!?いや、ないでしょう。(※ 個人の感想です)しかも、ごっつりニンジン入り。こんなに大きいニンジンが入ったレトルトカレーが他にあっただろうか!?いや、こちらもないでしょうねえ……。(※ 個人の感想)さあ、具材の見た目ががっちり心をつかんでくれました。肝心の味のほうはどうでしょうか……?■スッと染み渡るスープカレーするると飲める!本当にスープみたいな食感ですね!ただ、某レビューサイトで実店舗の木多郎さん対するコメントを見る限り、もう少し脂分が多く、とろみがあるスープらしいので、レトルト用にアレンジされているのかもしれませんね。さて、総評です。■総評味★★★★☆具材たっぷりで満足感があります。スープカレーなので、ご飯と一緒に食べるとリゾットぽくなり、味が染み込んでおいしいです。辛さ★☆☆☆☆まったくと言っていいほど辛さはないです。ココナッツミルクやはちみつも含まれているので、すごくマイルドでどなたでも美味しく食べられるはず!ニンジンの大きさ★★★★★こんなに大きいニンジンがカレーのなかに入っていることを見たことがありません。むしろこのサイズのニンジンが、カットされずに料理にはいっているのを見たことがありません。このサイズのニンジンに火を通し、美味しく食べられるようにするまで、レトルトカレー工場の人はどれくらいの試行錯誤をおこなったのか……その苦労を思うだけで、あと3杯は食べられますね。製造元のタンゼンテクニカルプロダクトさんは、地元北海道でスープやたれ造りを手掛けられているようです。スープの具材の煮込み方などにも、並外れたこだわりがあるのではないでしょうか!いつかは札幌のお店で本場の味を食べてみたいですね~。札幌スープカリー、いい響きだ。【参考】※ 木多郎※ タンゼンテクニカルプロダクト【筆者略歴】ビビり
2018年12月20日