スペインを代表する高級パティスリー、ブボ バルセロナ(bubo BARCELONA)は、2016年の日本1号店オープンに先駆け、伊勢丹新宿店で5月31日まで、本国の人気商品をプレ販売している。ブボ バルセロナは、スペイン最優秀パティシエの称号を持つシェフパティシエのカルレス・マンペルが05年にオープンしたパティスリー。フレッシュな食材や厳選した原料を使用し、素材本来のナチュラルな美味しさを活かしながら、考え抜かれた組み合わせで奥深い味わいに仕上げたスイーツを提供。商品の個性に合わせてバターではなくスペイン産のフレッシュなオリーブオイルを使用するなど、健康的でシンプルな味わいも特徴となっており、ボンボンショコラなどのチョコレートやケーキの他、マカロンや焼菓子、ヴィエノワズリーも取り扱う。今回のプレ販売の注目は、パティシエの世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(La Coupe du Monde de la Patisserie)」にて“Best Chocolate Cake(世界一のチョコレートケーキ)”を受賞した「シャビーナ(Xabina)」(800円)が販売されることだ。スペインオムレツのような形状の天然バニラシロップを染み込ませたスポンジ生地を滑らかなチョコレートムースでコーティングし、底にはシナモンやグローブなどのスパイスを混ぜたオリーブオイルケーキ生地を、天面にはチョコレートのマカロンをトッピングしている。このほか、高級豆のトンカを使用したクリームを中心に、底にはクレープ生地とフィナンシェ生地を敷いた「ナメラカ(NAMERAKA)」(740円)や、カカオ水を染み込ませたスポンジ生地の「サシャ」(640円)、キャラメルバナナを酸味のある柚子ムースで包んだ「サハラ」(640円)など、本国スペインで人気ケーキも展開している。また、繊細な生地に口解けの良いガナッシュを包んだマカロン(5種類/各300円)や、大粒のナッツが入った「チョコフルーツ」(100g/2,400円、190g/3,700円)、ボンボンショコラの詰め合わせ(4個入り/2,000円、6個入り/2,800円)なども販売されている。
2016年05月07日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)のハート(HaaT)が、アーティスト・山元勝仁の作品をイメージソースとした今シーズンのコレクションを展開するイベント「山元勝仁 “AIR” × HaaT」が5月6日から31日まで全国の店舗にて開催。9日から17日まで伊勢丹新宿店、18日から31日までHaaT / AOYAMAでは、山元勝仁が手掛けた空間にて、「AIR」を含む山元の作品も展示される。山元勝仁の3作品を主なイメージソースとして、コレクションを展開する今シーズンのHaaT。山元の作品「AIR」をカットジャカードで表現したシリーズ「“AIR2” JACQUARD」、山元の作品「ココロゴコロ」からイメージを得た、サークル柄の刺繍が全面に浮遊する軽やかなコットンのフルアイテム「CIRCLE BROAD」、キュプラとコットンを使用し、ジャカードで「AIR」の柄を織り上げたシリーズ「S-AIR 5」などの新作が展開される。その内、HaaT / AOYAMA、伊勢丹新宿店、福岡岩田屋の3店舗限定で「S-AIR 5」のトップス(5万5,000円)、ドレス(6万5,000円、7万5,000円)も登場。その他、18日からHaaT / AOYAMAではジュエリー作家の矢島千佳子による限定ネックレスが、9日から伊勢丹新宿店では山元勝仁による作品や「AIR2” JACQUARD」の限定色が登場する予定。また同2店舗では、山元勝仁が手掛けた空間にて、「AIR」を含む山元の作品の展示も行われる。
2016年05月07日ケリング(Kering)が、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のCEOにエマニュエル・ギンヅベルジュ(Emmanuel Gintzburger)が5月9日付けで就任したことを発表した。エマニュエル・キンヅベルジュは、フランス国籍の42歳。1997年にダノン(DANNON)に入社し、1998年から02年にルイ・ヴィトン・パシフィック(LOUIS VUITTON PACIFIC)の香港オフィスに移るまでマーケティング・アナリストとして従事。07年にインターナショナル・リテール・ディレクターとしてランバン(LANVIN)に移ったの後、09年にイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のヨーロッパのリテールディレクターとして入社。11年から16年まで同ブランドのリテール及びホールセールのディレクターを務め、世界の主要マーケットでのビジネスを発展させてきた。一方前任のジョナサン・エイクロイドは、リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)の死をはじめ激動ともいえる12年間をCEOとして支えてきた。エマニュエル・ギンヅベルジュは今後その職務を引継ぎ、ブランドのグローバル展開および成長を担っていく。
2016年05月07日世界を挑発し、世の常識に疑問符を投げかけてきた、日本映画界の鬼才・園子温が、25年前に書いたオリジナルの物語『ひそひそ星』を映画化、5月14日に公開する。同作の主人公はアンドロイド。昭和風のレトロな宇宙船に乗り、絶滅種と認定された人間たちに思い出の品々を届けるために、宇宙空間を旅するストーリーである。自主映画として公開されるこのモノクロのSF映画は、最近の園子温の動的なイメージを裏切るかのように、限りなく静かな映像と、独特のポエジーが特徴的だ。元来の詩人としての園子温が『ひそひそ星』に込めた思いとは?■最初は上映する気もなかったーー『ひそひそ星』を自主映画として公開された経緯とは?25年前にシナリオを書いた時は、すぐにでも映画化したいと思っていたのですが、なにぶん資金がなくて。同じく25年くらい前に書いたシナリオですが、『地獄でなぜ悪い』(2013年)や『ラブ&ピース』(2015年)でさえも、映画会社になかなか企画が通らなくて苦戦したのに、ましてや『ひそひそ星』はとてつもなく地味な映画ですから、通るわけがないと思って、あてもなくぼんやりとしていました。そんな中、2013年に自分で独立プロダクションを設立し、自主映画を一本撮ろうと決めました。だったらどの作品を選ぼうかという時に、他にもいくつか候補はあったのですが、やっぱり最初は『ひそひそ星』以外にないんじゃないかと。ーー独立プロダクションの設立は、商業映画界にある窮屈さゆえのことでしょうか?独立プロダクションの設立は、人生の中でやってみたかったことの一つでした。もちろん、映画を撮る体制としてベストですし、自分の会社で、もっとお金をかける映画が制作できるようになれば、それこそ最高ですよね。ーー主役に私生活のパートナーでもある女優の神楽坂恵さんを起用されたのは?『ひそひそ星』は、映画として売る気が全くなかったので、有名な俳優を起用する意味を感じなかった。最初は上映する気すらなかったので、「つくって、はい終わり」という気分で、エンドロールもつけなかった。セールスポイントをつくる必要もないし、関係者やスタッフはみんな知り合いでいい。つまりファミリー感、満載なんです。『希望の国』(2012年)で取材に応じてくれた福島の人たちに出演してもらったのも、個人的な思い入れがあったからです。明らかに一般の人で、台詞も淡々としていて(笑)。でも全然それでよかった。■実は静かな映画が出発点ーー『ひそひそ星』では、「距離と時間に対する憧れは、人間にとって心臓のときめきのようなものだろう」という言葉が、映画自体のキャッチフレーズにもなっていますが、この思いは、ずっと抱き続けてきたものですか?『ひそひそ星』は、25年前に書いたシナリオに、ほとんど変更を加えていません。いろいろなものがどんどん便利になることで、ときめきが消えてなくなる。遠いからこそ、憧れているけれども、それがメッチャ近くなったら、想像力が働かなくなり、どうでもよくなる。フランスが隣町にあったら、その途端、お洒落でも何でもなくなる。よく僕のアトリエにフランス人が1ヶ月くらい泊まるのですが、「下北沢はパリよりカッコイイ!」って(笑)。お互いにそういうものなんですかね。ーー編集とダビングに1年という長い歳月をかけたそうですね?思い残すことがないようにしたかったんです。このところ、ものすごいスピードで映画をつくってきて、それはそれでよいところもあるのだけれども、いろいろと目をつむるところも多かった。自主映画はそういうものがないようにしたいと思いました。ーーこれまで「動」的な映画を数多く撮られていますが、『ひそひそ星』で限りなく「静」の世界を描いた理由とは?そもそも僕は「静」的な映画を撮りたくて、映画の世界に入りました。25年前、デビューをした頃は、静かな映画でいこうと思っていたけれども、なかなか上手くいかない。それからはからずも動的な映画主体になったけど、実は静かな映画が出発点なんです。■いつも心の中に詩を忘れたことは一度もないーー園さんは高校生の頃から詩を書かれていて、『ひそひそ星』はとりわけ詩的な作品ですね?もし詩を書いてなかったら、いまの僕はないと思うくらい、詩は欠かせないものだし、これまでの映画の中にも詩がいっぱい散りばめられている。台詞一つとっても、あの頃、詩で勉強したことが、全部役に立っているな、と思う時がありますね。10代の頃、詩を読み漁っていましたからね。日本の現代詩はもちろんですが、世界中の詩人の作品を読んで、本当に勉強になった。それが根底にあり、いつ何をやっても心の中に詩があり、詩を忘れたことは一度もありません。ーー映画の世界観にも、詩の影響は大きいですか?25年前、僕にとってよい映画とは、オリジナリティー溢れるもので、オリジナルの刻印がない映画はダメだと思っていた。すごくよくできているけど、誰の作品だかよくわからない映画よりは、駄作でもいいから、パッと見ただけで、誰の映画かわかるような作品をつくるべきで、自分もそうありたいと願っていた。その時、僕に何ができるかといえば、映画に詩を取り込むことだった。それが一番、自分のオリジナリティーが出るのではないか。「映画詩」、つまり映画で詩をやりたい。そういう思いで『ひそひそ星』のシナリオを書きました。ーー25年の時空を超えて『ひそひそ星』と対峙する時、制作に対する思いや人生観など、変わった部分、変わらない部分はありますか?全く変わってないところもあるけれど、25年前、このシナリオを書いた本人からすれば、想像もつかないほど、変わったところもある。当時、女の裸が出てくるような映画を撮るなんて、思いもよらなかっただろうし、血が噴き出たり、ゲリラ的な映画をつくる発想はこれっぽっちもなかった。当時の彼からすれば、意表をついた展開になったでしょうね。フォークシンガーでデビューしようとしていたのに、キッスみたいなメイクしてロック歌っているみたいな(笑)。そのくらいの大変化があったと思いますね。後編へ続く
2016年05月06日エルメス(HERMES)が4月29日、新作フレグランス「ミュゲ ポースレン」を発売した。「ミュゲ ポースレン」は、04年以来豊かに広がりつづける「エルメッセンス」コレクションの第13作目となるもの。調香師のジャン=クロード・エレナが深く魅せられたすずらんの花をベースに製作した。同フレグランスは、「エルメッセンス」コレクションの中から好きな香り4種類をセットにできる「ノマードスプレー」(15ml×4本セット 1万9,200円)のひとつとして購入が可能。また、16年夏には、「オードトワレ ナチュラルスプレー」(100ml 3万1,000円)、「オードトワレ レザーケース入りナチュラルスプレー」(100ml 7万900円)も発売される。
2016年05月06日金魚絵師・深堀隆介の初となる回顧展「金魚養画場~鱗の向こう側~」が、5月11日から29日まで西武渋谷店で開催される。深堀隆介は美術作家で、器の中に樹脂を流し込み、その上に直接金魚を描くというオリジナル技法で作品を制作している。07年には横浜にアトリエ「金魚養画場(R)」を開設。11年には西武渋谷店にて個展「金魚養画場」を開催。以降、ニューヨークやロンドン、ミュンヘンなど世界各地で個展を開催している。今回開催される個展では、初期の枡の作品から新作の箪笥の作品まで約50点以上を展示。新作の「鱗化シリーズ」を初披露する他、一般公開としては初となるエミール・ガレやドーム兄弟などの器に金魚を泳がせた樹脂作品も登場。また、会場内には自身のアトリエを再現。5月14日、15日の14時から17時までは本人による公開制作も行われる。物販コーナーでは、同氏プロデュースの扇子やマグカップ、ポストカードなどを販売。西武渋谷店限定Tシャツ7型も登場する他、西武渋谷店館内では金魚をテーマにした装飾が展開される予定だ。【イベント情報】深堀隆介回顧展「金魚養画場~鱗の向こう側~」メイン会場:西武渋谷店A館7階 特設会場住所:東京都渋谷区宇田川町21-1会期:5月11日~29日時間:10:00~21:00(日・祝日は20:00まで)※入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場入場料:一般・大学生 税込500円※高校生以下無料サブ会場:西武渋谷店B館8階オルタナティブスペース(「深堀隆介作品展~金魚養画場~」)※入場無料、B館3階コンポラックス、A館1階ショーウィンドウ
2016年05月06日プロスケートボーダーでありアーティストのマーク・ゴンザレスによる展覧会「マーク・ゴンザレス“トーキョーシルクスクリーン”」が、5月13日から20日まで東京・原宿のアートスペースAMにて開催される。マーク・ゴンザレスは、80年代のカリフォルニアに彗星のように現れたプロスケートボーダー。比肩なきテクニックと自由なストリート・スピリットで多くの若者たちを魅了し、現在でもスケートボード界のレジェンドとして語り継がれている。また、アーティストとしての活動も行っており、その痛快なペンタッチとユーモラスな中に独自の世界観があふれ出すかのような構図、ときに加えられるポエトリーなメッセージが、アーティスト、詩人としての評価にとどまらず、ファッション界や様々なメディアを惹き付けている。今回開催される展覧会では、そんなマーク・ゴンザレスのエッセンスを、新たな素材と技法でこれまでとはひと味違ったインスタレ-ションとして再現。代表作を様々な特殊塗料で再現した限定アートワークや、日本独自の素材である和紙にシルクスクリーンで再現した作品などが展示される。なお、アートワークは絶版の手漉(てすき)和紙などに1枚1枚シルクスクリーンされ、限定5枚で販売される予定だ。【イベント情報】「MARK GONZALES - TOKYO SILK SCREEN」会場:ART SPACE AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ301/302会期:5月13日~20日時間:13:00~19:00
2016年05月06日トッズ(TOD'S)から、3年間に渡りブランドを支えてきたアレッサンドラ・ファッキネッティが、ウィメンズコレクションのクリエイティブ・ディレクターを辞任することが発表された。今回の辞任について、トッズグループ会長でCEOのディエゴ・デッラ・ヴァッレは「アレッサンドラのトッズへの貢献に感謝の意を表します。私達はイタリアンスタイルとともにファッションにおける明確な視点を育てようとしてきたので、ミラノで見逃せないショーのひとつとなったことで、これらの目標を達成できたと思っております。今回の決定に至るまでには熟考を重ね、互いの事を思いやる対話を経た結果としてこの結論に達しました。アレッサンドラの今後の活躍に幸多かれと祈ります」とコメント。アレッサンドラ・ファッキネッティは、「私はこれまでトッズの戦略が達成できるようにするために、ニの次にしていた他のプロジェクトに今後は邁進したいと思っています。品質とクラフツマンシップそして卓越した物作りをビジネスの根幹とするこの類稀なるファミリー企業で働けたことはとても誇りであり、トッズに、そして特にディエゴとアンドレア・デッラ・ヴァッレには感謝しています。ふたりは多大なるサポートをしてくださり、今後もこの友好な関係は継続すると思います」と語っている。
2016年05月06日東京・多摩川の京王閣競輪場にて5月14日、15日に、「第9回東京蚤の市」が開催される。これまで東西で10回開催し、年間約6万人を動員するイベントに成長した「蚤の市」プロジェクト。東京では9回目となる今回は、200組以上の古道具・古家具店、古書店、古着屋などが集結し、食器やカトラリー、古い暮らしの道具、家具など古き良きアイテムの数々を販売する。当日は古道具、雑貨、古書、古着、フード、ワークショップの各ジャンルの他、パレードやライブも実施。その他、会場内では「東京北欧市」や、“アナログ”をテーマにした新たな特集イベント、飾れて使える個性的な手のひらサイズの豆皿にフォーカスした「東京豆皿市」などが同時開催される。【イベント情報】「第9回東京蚤の市」会場:東京オーヴァル京王閣住所:東京都調布市多摩川4-31-1会期:5月14日、15日時間:14日は10:00~18:00、15日は9:00~17:00料金:500円
2016年05月06日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)がダンスフロアで華やかに映えるシューズをそろえた2016春夏コレクションを発売する。同コレクションでは、ユニークな装飾が施された新鮮味のあるサンダル、ローウェッジ、フラットシューズ、スニーカーなどを鮮やかなカラーパレットで展開。「Bikee Deck」は、バイカージャケットを連想させる、メタリックスパイクが施された太いストラップのウェッジサンダル。少しソフトなバージョンとして、ホーン(角)のようなスパイクの付いた6センチのスエードウェッジサンダルでも展開している。また、「Bikee Deck」との“シスタースタイル”とも言える「Bikee Bike」はポニーのレオパードプリントを使用することでワイルドに仕上げられている。その他、スエードの上に並外れた大きさのスワロフスキーが施された「Octolady」や、レザーのメタリックなディテールが輝きを与える、古代エジプトの伝統的なドレスからインスパイアされた「Very Sekmet」なども登場。また、今季はスニーカーにも複雑な装飾、織り方やハイテクニカルな素材のミックスなどを採用。「Tre Tipi Flat」と名付けられたカジュアルなスニーカーは、メキシコのウイチョル族からインスピレーションを得て、鮮やかなカラーでグラフィカルな柄のビーズ刺繍が施され、パテントのストライプ柄パイピングも印象的なモデルとなっている。なお、取り扱いはクリスチャンルブタンブティック。
2016年05月06日フェンディ(FENIDI)がブランド第1号店のオープンから90年を迎える7月7日、ローマでファッションショー「オートフリュール(Haute Fourrure)」を開催する。フェンディの誇るふたりのデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagarfeld)とシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のコラボレーション50周年を祝し、15-16AWシーズンにパリと東京・国立博物館で発表された同コレクション。今回、創業地ローマにある1号店のオープン90周年を記念し、現地で開催されることになったショーについて、フェンディのチェアマンでCEOのピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)は、「ローマでオートフリュールファッションショーを開催すること以上に、フェンディの90周年を祝うにふさわしいことはありません。それは私たちのルーツとDNAを表現しつつ、ファーに発揮される大胆な創造性と職人技を伝えるものだからです。ローマは魅惑的な永遠の都であり、伝統と歴史を守りながらも未来を見据えるという、フェンディの価値観を表しているのです」と語っている。
2016年05月06日先ごろ9枚目となるアルバム「頂き物」を発表したばかりの歌姫、安藤裕子さん。ジャケットと同じく、美しい着物をまとった彼女と共に東東京を楽しむ東東京ぶらり散歩の後編。■特許取得の隠し技で、美味しいステーキが食べられる「レストラン カタヤマ」3軒目に向かった「レストランカタヤマ」は、安藤さんにとってこの日の目玉といえる店かもしれない。なんせ彼女、常日頃、肉好きを公言していて、最新アルバム『頂き物』ではDJみそしるとMCごはんさんと共に「霜降り紅白歌合戦」なんて曲も披露しているのだ。隅田川に架かる白鬚橋の程近くにある「レストラン カタヤマ」「気分転換に贅沢したいなってときは、ブランドものだとか洋服よりも、肉ですね。デパートでちょっといい肉を買ってきて焼くのが好きなんです」。そう語る彼女は、カタヤマのご主人が肉のおいしさを極めるために編み出した加工法「駄敏丁カット」についても「もちろん知ってました。2、3回テレビで観ました」と言い、さらに「肉がテーマのTV番組は録画することも多いんです」とさらり。店での食べっぷりもさすがで、切った肉を口元に運ぶさまはなんとも美しいのだが、気付けば運ばれてきた料理をぺろりと平らげてしまっている。美味しいお肉は人を幸せにしてくれるチョイスしたメニューは、マルキンオムライスステーキ定食(100g/税込2,855円)、特選テンダーロイン定食(100g/税込6,480円)とどちらもかなりボリューミーなものでありながら、「おいしいからごはんをつけても250gはいける!」と豪語。オムライスに関しても、「クラシカルな懐かしい味がすてき」と笑顔を浮かべた。オムライスとステーキ、どちらも味わえるのも魅力の一つ!マルキンオムライスステーキ定食(100g/税込2,855円)【お店情報】レストラン カタヤマ東京都墨田区東向島4-2-603(3610)1500営業時間:月~金/11:00~14:30、16:30~20:45LO 土日祝/11:00~20:45LO年中無休大満足の彼女に、次の店へ向かう道中、多彩なアーティスト陣による書き下ろし楽曲で構成されるアルバム『頂き物』について伺ってみると、これまでにないスタイルの一枚が誕生した経緯が判明した。「ここ数年、おばあちゃんが亡くなったり子どもが生まれたり、東北で震災があったりしたことから、生まれることや命を終えることに目を向けることが多く、自分が作る音楽にも死生観・終焉観が大きく反映されていったんです。と同時に、以前は音楽と向き合うとき、“楽しい”が中心にあったのに、ふざけて曲を書けなくなってきて」そんな安藤さんにディレクターが「曲が書けないなら、“うたう”ことをやってみたら?」と提案したことがきっかけとなり、今回のアルバムを発表するに至ったのだという。「はじめにオファーしたのはスキマスイッチだったんですけど、依頼時はとにかく自分から離れたいという想いが強かったので、『安藤裕子が歌うということを考えずに作ってください』とお願いしました。でも、一人ひとりに頼んでいるうちに、だんだんそのルールは崩れてきましたけどね(笑)」他のアーティストが書き下ろした曲を歌うことで、音への言葉の割り当てから子音の発声に至るまで、人によってさまざまなクセがあることを存分に楽しんだというが、最後の一曲を自分で書いたことによって「やっぱり自分の曲を歌えるっていいな」ということにも改めて気付かされたという。「自分の曲を歌うことは、楽しいだけじゃなくて切なくもある。生きてるって実感が持てるんです」。その感覚を大切にすべく、日々の生活での発見や出会い、それに伴って生まれる感情をインプットすることも楽しんでいることは、次に訪れたアンティークボタン屋「CO(コー)アンティーク&コレクタブルズ」で安藤さんが目を輝かせていたことからも明らかだ。■「CO アンティーク&コレクタブルズ」「ボタンって使う予定がなくても買っちゃいますよね。小さい頃は、着物の端切れなんかをおばあちゃんにもらうのも大好きでした」と安藤さん。アンティークボタンがそろう馬喰町「co-」安いものだと100円程度だが、高くて10万円のアンティークボタンまでそろう店内は、まるでボタンのミュージアム。イギリスやフランスで直接買い付けしているという店主いわく、「ボタンって小さいですけど、その一粒の中に時代が反映されているのが魅力です」。アールヌーボー調、アールデコ調のものなど、眺めているだけでも楽しい気持ちになってくるボタンは、脚がついているタイプなら、店オリジナルのリング台座に取り付けて世界に一つの指輪を作ることもできる。「小さなボタン一粒の中に時代が反映されているのが魅力」と店主の小坂さん【お店情報】CO(コー)アンティーク&コレクタブルズ東京都千代田区東神田1-8-11森波ビル1F03(5821)0170営業時間:12:00~19:00定休日:日曜、祝日安藤裕子さん【安藤裕子さんプロフィール】1977年生まれ。シンガーソングライター。03年ミニアルバム「サリー」でデビュー。物語に対する的確な心情描写が高く評価され、多くの映画/ドラマの主題歌も手がけている。CDジャケット、グッズのデザインや、メイク、スタイリングまで全て自身でこなし、時にはミュージックビデオの監督まで手がける。14年には、大泉洋主演 映画「ぶどうのなみだ」でヒロイン役に抜擢。16年3月には、最新アルバム『頂き物』を発売。5月には、東京・大阪の2会場で”Live 2016「頂き物」”を開催する。--「下町情緒が宿る東京・谷中を安藤裕子が着物でぶらり歩く。懐かしの給食食器やナチュラルスムージーまで名店巡り【東東京タイムトラベルvol.3】へ
2016年05月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー』サイ・トゥオンブリー(1928-2011)は、絵画、彫刻、ドローイング作品で広く知られる20世紀を代表するアーティストのひとり。亡くなるまでのおよそ60年間にわたり写真作品も多くのこしており、このたび日本で初めての写真作品展「サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー」が、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館で8月28日まで開催されている。彼が撮影した写真は、奇をてらったものでは決してなく、自身のアトリエにあるテーブル上の果物や花、旅行先での風景など、身近なものが被写体となっている。それらはポラロイドカメラで撮影されたのちに複写機で拡大し制作されているため、霞がかかったようなぼんやりした独特の色調と柔らかさを感じさせ、いつの間にか異界に入り込んでいたかと思わせるような詩的な雰囲気を湛えている。本書は、写真作品のほかに同展に出品されている絵画、ドローイング、彫刻、版画作品も収録された充実した内容。日本では大変貴重な機会となる本展覧会とあわせて、ぜひ本書も手に取ってご覧頂きたい。【書籍情報】『サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー』発行:DIC川村記念美術館ハードカバー/118ページ/280×240mm発売日:2016年4月23日価格:3800円
2016年05月05日トッズ(TOD'S)の協賛により、“希代のイメージメーカー”として知られるジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)による展覧会「So Far So Goude」が、6月19日までイタリア・ミラノの現代アートパビリオンで開催されている。グラフィックアーティスト、デザイナー、写真家、映像監督として多岐に渡り活躍するジャン=ポール・グード。現代アートパビリオンで開催中の同展では、グードの才能と独特な視点を図解し、歌手のグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)や、モデルのファリーダ・ケルファ(Farida Khelfa)といったグードを刺激する女性たちの身体的特徴を具現化した作品など230点以上が出展されている。トッズ・グループは芸術と文化を支援するため、現代アートパビリオンの芸術プログラムと協働し、イタリア全域を跨いでイベントを企画主催している。ジャン=ポール・グードの作品は、ディテールへの高い集中力と最上級の品質へのこだわりがトッズの企業理念と深く通ずるとし、今回サポートに選出した。
2016年05月05日資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの計良宏文と華道家であり写真家の勅使河原城一による花を題材にした創作ヘア&メーキャップ写真展「計良 宏文 × 勅使河原 城一 Flowers ~わたしを咲かせなさい~」が、5月10日から22日まで渋谷ヒカリエ8階の8/CUBE1,2,3で開催される。同展では、06年よりファッションや広告などの撮影を共に行ってきた計良宏文と勅使河原城一が、“花”を題材に共同で制作した作品を展示。撮影現場にて互いの感性をぶつけ合い即興で創作される、ふたりのクリエイティビティ溢れる斬新な創作作品30点が展開される。メインビジュアルには、パリコレクションをはじめ国内外で活躍するモデルの松岡モナを起用した。また、会期中はトークイベントや、生け花・ヘア&メーキャップのライブなども開催。5月10日の18時30分から19時までは、ナビゲーターに『SHOOTING』編集長の坂田大作を迎えたオープニングトークを実施。計良宏文と勅使河原城一がこれまでの撮影の振り返り、展示作品への想いや撮影エピソードなどを語る。その他、5月15日の14時から、18時からは勅使河原城一による生け花ライブが、16日の14時から、18時からは計良宏文と勅使河原城一が作品をつくる様子を生で見られるシューティングライブが、17日の14時から、18時からは計良宏文によるヘアメーキャップライブが行われる。【イベント情報】「計良 宏文 × 勅使河原 城一 Flowers ~わたしを咲かせなさい~」会場:渋谷ヒカリエ8階 8/CUBE1,2,3住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:5月10日~22日時間:11:00~20:00入場無料
2016年05月05日5月8日は「母の日」。日頃の感謝を素敵なギフトに込めて伝えたい!FASHION HEADLINEでは「カーネーションに添えるもう1つの贈り物」をテーマに、旬なギフトを提案します。お母さんの喜ぶ笑顔を想像しながら、参考にしてみては?■日々の暮らしを楽しく演出!「キャス キッドソン」キャス キッドソン(Cath Kidston)を象徴する、フラワーモチーフが散りばめられたアイテムは、持っているだけでハッピーな気分に!いつまでも可愛いお母さんでいて欲しいという想いを込めて、数あるアイテムの中からオススメアイテムをピックアップ。【キャス キッドソンのホームアイテム】自宅で過ごすことの多いお母さんへ、キッチンや部屋が華やかになるギフトをチョイス。毎朝のコーヒーが楽しくなるマグカップ/1,510円「これからもおいしい料理をよろしくね!」エプロン/4,650円 ミトン/2,430円ローズ柄のポットでロマンティックな部屋を演出ディフューザー/5,810円メイクポーチや旅行にとても便利ポーチ/4,630円休日はお花と一緒にくつろいでクッション/6,960円お裁縫がもっと楽しくなるソーイング バスケット/9,750円【キャス キッドソンのおでかけアイテム】持ち物が可愛い私の自慢のお母さん。仕事でも活躍しそうなアイテムが勢ぞろい。紫陽花モチーフでこれからの季節に持ちたいバッグ/17,330円雨の日も楽しくなる折り畳み傘/4,500円最近スマホに挑戦してみましたという旬なお母さんへiPhone6ケース/3,700円友達に褒められそう眼鏡ケース/3,000円毎日のお買い物のパートナーにカードウォレット/8,330円首元には素敵な小花柄をストール/9,150円バッグに忍ばせておきたいレザーノート/5,810円
2016年05月05日東京・青山のブリティッシュメイド(BRITISH MADE)青山本店、及び隣接ショールームでは5月14日、15日に、イギリスの食を楽しむイベント「ブリティッシュマーケット キッチン(British Market Kitchen)」が開催される。会期中は、様々なシェフや講師が集結し、イギリス料理やお菓子の料理教室を開催。モダンブリティッシュ料理から駐日英国大使公邸シェフによるイギリス伝統料理まで個性溢れる料理を学ぶことができる。5月14日は、11時30分から「ファッジづくりワークショップ」を、13時30分から「ロンドン本店で人気のモダンブリティッシュサラダ」を、17時30分から「イギリスのプラウマンズランチを開催。5月15日には、12時からフードジャーナリストの斉藤理子によるトークイベント「イギリスの食~80年代から現代まで」が行われる他、14時30分からイギリスの伝統料理である「サルタナスコーン」、16時30分から同じく伝統料理の「コロネーションチキンサラダ」の料理教室が開催される。料理教室の各回着席定員は25名を予定。参加費は14日が1,000円、15日が2,000円で、5月15日のトークイベントのみ1ドリンク付きで1,000円。イベント当日の立ち見での参加は無料となっている。予約はブリティッシュメイドオンラインショップ()で受け付ける。また、テイクアウトメニューやキッチン雑貨、書籍なども販売。湘南 蔦屋書店による書籍や、CASALAGOによるストライプのデザインが特徴的なT.Gグリーンのコーニッシュウェアをはじめとしたキッチンウェアやテーブルウェア、北イングランド・ヨークシャーの英国王室御用達のデイリーティー、THE OLD ROCKによるイギリスのビールを始めとしたドリンクなどが展開される。【イベント情報】「ブリティッシュマーケット キッチン」会場:BRITISH MADE 青山本店及び隣接ショールーム住所:東京都港区南青山5-14-2 Kizunaビル1・2階会期:5月14日、15日時間:5月14日は11:00~20:00、15日は11:00~18:00
2016年05月05日全日空のスターアライアンスや、日航のワンワールドといった言葉を聞いたことがあるだろうか。航空会社のグローバルネットワークによりコードシェア(他社のフライトにも搭乗できるシステム)したり、マイレージを他社でも使えるサービスだ。利用者にとっても、企業にとってもウィン・ウィンのシステムとして、今では当たり前になってきている。■デジタル時代が導いたアライアンスの発想デジタルの時代、こうした「アライアンス」という発想が、出版社同士でより機能するようになるだろうという、ハースト婦人画報社代表取締役社長&CEOであるイヴ・ブコン氏の考えを裏付けるように、講談社とハースト婦人画報社、それぞれの現場から提案された企画が2016年3月2日スタートした。講談社のwebマガジン『ミモレ』()のショップコーナーが『エル・ショップ』( )と直結したのだ。『ミモレ』の社外編集長の大草直子氏(講談社初の社外編集長)はじめ、人気のライターやスタイリストたちが、ECサイト『エル・ショップ』で扱っているアイテムを使いコーディネートを提案し、お気に入りの商品があれば、『エル・ショップ』へ飛びお買い物ができるシステムだ。『エル・ショップ』は、2009年にスタートし、出版社では先駆けとなったECサイト。『エル・ショップ』の特徴は、エルのエディターやバイヤーが選んだ商品で構成され、必然的にブランド数もアイテム数も絞り込まれた、セレクトショップ型のECサイトだ。また、他のECサイトと一線を画しているのは、カスタマーレビューのコーナーがないところだ。ユーザーの反応がレコメンドアイテムなど商品動向を左右せず、目利きエディターとユーザーとの信頼関係で成立しているサイトだ。大草直子編集長率いる『ミモレ』は、リアル(現実と実用)を追求する、純粋webマガジンとして2015年1月にスタートした。webの強みを発揮し、動画による具体的な着こなしを提案したり、会員になると時間限定で編集長やスタッフと、ファッションやビューティなどのお悩み解決チャットができるという。こうしたリアル感が、ユーザーの心を掴み人気を博している。ミモレの創刊当初は、読者が掲載商品を手に入れたいと思った場合は、すぐに購入できるように、それを扱うサイトへのリンクを貼り、他社サイトでも飛べる仕組みにしていたが、『エル・ショップ』での購入頻度が高かったことから、ユーザーの親和性が強いと感じ、手を組んでみようという話が成立したのだ。『エル・ショップ』がセレクトしたアイテムを、『ミモレ』がその良さを引き出し、ユーザーに支持されたアイテムは人気商品となる。こうして理想のトライアングルが形成され、ウィン・ウィン・ウィンの関係が成立するのだ。競合他社という壁に風穴が開き、新しい時代の風を感じさせる、デジタル化へマインドセットが進む過程に起きた「ちょっといい話」と捉えるべき出来事に違いない。--「【メディアの未来を考える】デジタル戦略がもたらす未来のメディア--ハースト婦人画報社1/3:横井由利」へ--「【メディアの未来を考える】デジタルネイティブに向けたメディア『コスモポリタン』のスタイル--ハースト婦人画報社2/3:横井由利」へ
2016年05月04日下町情緒が宿る東東京エリアを散歩するなら、どんな装いで、誰と一緒がいいだろう?麗らかな春の日差しに照らされながら、ゆっくりとした時間が流れる街並みを縫っていると、「赤い花の道を二人がいつだって手と手を取り合って並んで歩くのよ」と歌った安藤裕子さんの柔らかな声を思い出す。思えば、この「のうぜんかつら」を収録したアルバム『Merry Andrew』の発売から、はや10年の年月が流れているが、彼女のイノセントな雰囲気は色褪せていない。それどころか年を重ねるほどに透明感に磨きがかかっているようにさえ感じられるのは、音と戯れ、己と向き合うことによって、より自由に羽ばたくことを覚えたからかもしれない。艶やかな着物をまとい、やさしい笑顔をみせる彼女と共に、東東京を彩る名店巡り、いざスタート。■谷中に店を構える「松野屋」の暮らしを彩る日用品まず足を運んだのは、町工場や農村の職人が作る素朴な日用品をそろえる「暮らしの道具松野屋」。松野屋は、1945年の創業以来、手ごろな値段かつ日常で使いやすい、「ベストでもベターでもない、ナイスなものづくり」から生まれる“暮らしの道具”の、卸しから製造まで行っている荒物問屋だ。谷中にある「暮らしの道具松野屋」谷中の地に小売店を構えたのは2010年のこと。このところの谷根千人気の高まりもあって、週末は若い客も多いそうで、「年配の人にとっては懐かしい品物も、若い人の目には新鮮に映るみたい」と店主が教えてくれた。店内には、セルロイド製の懐かしくも品のある小物入れからオリジナル帆布のバッグや、和ぼうきにいたるまでバラエティ豊かなアイテムが並ぶ。その中でまず木製のお弁当箱を手に取った安藤さんは、「これ、すてきですね」と惚れ惚れした様子。聞けば4歳になるお子さんのお弁当を毎朝作っているとのことで、「今はソフィア(ディズニーのキャラクター)のお弁当箱を持たせています」と母の顔。木製のお弁当箱が気になるという安藤裕子さんかと思いきや、アルマイトのトレイセットを見付けると、「給食の食器だ!懐かしい」と子どものような表情に。ちなみに、店内にそろうアルマイト製の台所用品や食器はどれも2,000円前後とリーズナブルで使いやすいものばかりなので、キッチンの雰囲気を格上げするために大人買いするのもありかもしれない。給食の思い出がよみがえるアルマイトのトレイ【お店情報】暮らしの道具谷中松野屋東京都荒川区西日暮里3-14-1403(3823)7441営業時間:月、水~金/11:00~19:00 土日祝/10:00~19:00定休日:火曜日(祝日は営業)■1号店はナイジェリア!谷中の裏路地でスムージーを楽しむ「imena」続いて向かったのは、松野屋裏の路地を下ってすぐのスムージー専門店「imena(イメナ)」。谷中店は2号店で、なんと1号店はナイジェリアにあるという。imenaのスムージーは、セネガル産バオバブをはじめ、ネパールの蜂蜜、ナイジェリアのジンジャーなど、開発途上国から仕入れた原材料を用いている。谷中の裏路地にあるスムージー専門店「Imena」中高の同級生3人で始めたというImenaだが、うち一人が、学生時代から途上国の貧困問題に関心を抱いていたことがきっかけとなり、このようなスムージー専門店のオープンに至ったという。「おいしくて身体にもいいということで、毎日飲み続けてくれる人が増えたら、その分、食材を提供してくださった途上国にも収入がうまれるはず」と胸の内を明かしてくれた。ホウレン草やニンジンなどの栄養豊富な野菜をたっぷり摂れる「グリーンパワー」(550円)、“飲む点滴”と呼ばれる甘酒を果実や牛乳とミックスした「糀スプリング」(640円/春限定)など気になるメニューがたくさん。ホウレン草やニンジンなどの野菜をたっぷり摂れる「グリーンパワー」(550円)と、“飲む点滴”と呼ばれる甘酒を果実や牛乳とミックスした「糀スプリング」(640円/春限定)マンゴーやパイナップルなどの南国フルーツに、ココナッツミルクやアロエを加えた「マンゴーココナッツトコナッツ」(660円)をチョイスした安藤さんは、「このスムージーは、層になっているからいろんな食感が楽しめる」とストローの場所によって異なる味を堪能。さらに、「東東京ってこれまでゆっくり歩いたことがなかったんですけど、昔ながらのものを扱う店があるかと思うとこういう洒落た店もあるから、散策にはもってこいですね。周りを見渡すと外国人観光客も多くいるけど、日本の文化を感じつつ、普段の生活の中で使えるものを購入することができて嬉しいんじゃないかな」と街の雰囲気そのものも気に入った模様。優しい光が差し込むImenaの店内【お店情報】Imena東京都荒川区西日暮里3-14-603(3486)5496営業時間:11:30~17:30定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)--「肉を愛する安藤裕子が下町・東向島でステーキを頂き、馬喰町でアンティークボタンに出合う【東東京タイムトラベルvol.3】」へ
2016年05月04日イラストレーター・宇野亞喜良の新たな魅力に出合える作品集『宇野亞喜良 ファンタジー挿絵の世界』が、5月16日に発売される。リボン、水玉、猫、花、お姫様などは、大人になっても忘れることのないキラキラした世界。この本には宇野亞喜良の初期から現在までの絵本の挿絵やブックデザインを中心に、“ファンタジー”をテーマに集められた作品が収録されている。同作品集の発売を記念して、5月15日15時30分からは青山ブックセンター本店内の大教室では、トークイベント「宇野亞喜良の挿絵やイラストレーションについて」(定員110人、入場料1,000円)を開催。ブックデザイナーの名久井直子と評論家で作家の海野弘とともに、宇野亞喜良が自身の挿絵やイラストレーションについて語る。また、5月8日まで渋谷ヒカリエのCUBE 1, 2, 3で開催中の「ユリカナ展II」にも宇野の携わった作品が出展される。【書籍情報】『宇野亞喜良 ファンタジー挿絵の世界』出版社:パイ インターナショナルB5版変形/ソフトカバー/280ページ発刊:2016年5月16日価格:3,200円
2016年05月04日国内外のアートシーンの第一線で活躍する写真家の田附勝と間部百合、画家の五木田智央の3人による展覧会「田附勝・五木田智央・間部百合」展が、5月5日から7月15日まで東京・吉祥寺にオープンするギャラリー・アマラ(amala)にて開催される。五木田智央は、ポップカルチャーやプロレス、ホラー映画、幾何学模様など多様なイメージを即興的に描いたドローイングなどを手掛ける画家。海外のギャラリーではモノクロで描かれた抽象的なペインティング作品を発表している五木田だが、今回は実験的なカラー作品を展示する。田附勝は、写真集『東北』で2011年度木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家。同展では、同作品と並ぶ代表作で、長年に渡り全国でアート・トラックおよびドライバーを撮り続けてきた『DECOTORA』から作品を出展。また、日本の戦後70年の節目を過ぎた今、東京から離れた山村における民族行事を撮った新作『終戦70年の日の太陽 杉並 東京』の作品も展示される。間部百合は、アメリカ・ポートランドやドイツなど国内外を行き交う中で出会った被写体を撮影した作品を発表している写真家。被写体の表情の捉え方やその写真のクオリティの高さで注目を集めている。今回は、ゴツゴツとした氷の塊がゆっくりと溶けていく時間のうちに淡い光が氷に反射した一瞬の輝きの美しさを捉えた作品『ice』や、それに続く新作を展示する。また同展に合わせて、作品集やアーティストTシャツ、青森ひばを使用したオーガニックなプロダクツを生産するプロジェクト・カルデサック-ジャポン(Cul de Sac - JAPON)と五木田がコラボレートした限定オブジェ3種(各50個サイン入り)などのアイテムを販売。雑誌『スタジオ・ヴォイス(STUDIO VOICE)』のADを務める鈴木聖がセレクトするアート古書なども取り扱われ、同時代のアーティストによるエッジの効いた世界観が体感できる機会となっている。【イベント情報】「田附勝・五木田智央・間部百合」展会場:アマラ住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-36-8会期:5月5日~7月15日不定休
2016年05月04日5月8日は「母の日」。日頃の感謝を素敵なギフトに込めて伝えたい!FASHION HEADLINEでは「カーネーションに添えるもう1つの贈り物」をテーマに、旬なギフトを提案します。お母さんの喜ぶ笑顔を想像しながら、参考にしてみては?今回は「ケータリングロケット(CATERING ROCKET)」と、フラワーアートユニット「プランティカ(plantica)」が共同開発したハーブティーブランド「Have a Herbal Harvest」を紹介。Have a Herbal Harvest「Have a Herbal Harvest」とは、ハーブ1本1本の枝ぶりや葉の形をそのままにドライ加工したハーブティー。まるで、押し花を部屋に飾るように天井から吊るしたり、壁に立てかけて楽しむことができます。鑑賞後は、ハーブを好みの大きさにカットしてティーポットにお湯を注げば、お茶として飲むことができるので、毎日仕事や家事に忙しいお母さんにピッタリなギフトです。来月の父の日に封を開けて家族でゆっくりお茶の時間を過ごすのも良いですね。先行発売されるカモミールとカレンデュラまた、金沢21世紀美術館のミュージアムショップでは、4月19日から7月3日までの期間中「Have a Herbal Harvest」が購入できるそう。カレンデュラとカモミールのハーブティーが先行販売されます。<問い合わせ>HARAJUKU ROCKET by CATERING ROCKETTEL:03-3499-1003
2016年05月04日アナ スイ(ANNA SUI)は、5月4日から8日まで、伊勢丹新宿店で“パーティー”をテーマにしたイベント「アナ スイ パーティー(ANNA SUI PARTY)」を同店本館1階ザ・ステージで開催している。同イベントは、アナ スイの日本上陸20周年を記念し、パーティーにふさわしいスタイリングやアクセサリーを紹介。会場では、ベルベットのリボンに星やバタフライをモチーフにした、会場限定で発売されるアナ スイ スペシャルドレス(7万9,000円)や、レディスドレスと同じ柄のキッズ用のアナ スイミニドレス(2万7,800円)も紹介。また、猫足ヒールに動物の耳やしっぽをあしらったウサギ・ネコパンプス(2万7,000円)も発売される。このほか、夏季に向けて、ローズ、バタフライ、レースなどアナ スイの代表的なモチーフが大胆に施された浴衣(3万円)や帯(9,800円)も展開される。雑貨・アクセサリーでは、ゴージャスな装飾が印象的なバッグとサブバッグ、バタフライモチーフの袱紗がセットになった会場限定のパーティーバッグセット(3万7,000円)が登場するほか、同ブランドで人気のローズストライプ柄が大胆に施されたA4トートバッグ(2万5,000円)、メタリックカラーにレースを重ねたスマートフォンショルダー(8,800円)などが発売される。また、アナ スイと各ブランドとのコラボレーションアイテムも見逃せない。コジェット(COURGETTE)とのコラボでは、アナ スイ本人の顔が刺繍されたクラッチバッグ(3万9,000円)が新宿伊勢丹限定で登場する。ハロー キティー(HELLO KITTY)とは、ネックレス(2万3,000円)が先行販売されるほか、サングラス姿のハロー キティーのスマホケース(5,800円)、コインケース(1万6,000円)も発売。尚、会期初日にはハロー キティーのデザイナーを務める山口裕子が来場中のアナ スイ本人に“PARTY”会場で花束を渡す一幕もあり、会場を沸かせた。このほか、アナ スイのアーカイブ生地を使用したボビーダズラー(BOBBY DAZZLER)の人形(1万6,000円)、アナ スイのランウェイルックを纏ったコケッツ(cockets.)の人形(4,500円)、5月7日に一人1点限りで発売されるというブライス(BLYTHE)とコラボした人形も展示されている。尚、会期中、ザ・ステージ、アナ スイ各ショップ、オンラインショップで税込10,800円以上の購入者、先着1,000名にアナスイオリジナルトラベル巾着がプレゼントされる。
2016年05月04日世界各地の朝食メニューが食べられる外苑前のカフェレストラン、ワールド・ブレックファスト・オールデイ(WORLD BREAKFAST ALLDAY)が、「キューバの朝ご飯」(1,500円)を5月10日から7月3日まで提供する。昼と夜はご飯を、朝はパンが中心に食べられることが多いキューバ。こぶし大のパンにハム、パプリカ、チーズをペーストにして挟んだボカディート(サンドウィッチ)や、ガーリックソースのモホで味付けしたローストポークなどを挟んだキューバサンドなどのメニューが好んで食べられる。そこで今回は、よく食べられるパンメニューに、トロピカルフルーツや緑のバナナを揚げたトストーネ、茹でたキャッサバ芋のワンプレートに、アルミ製のコーヒーマシンで淹れた濃いキューバコーヒーを合わせて提供される。また、たっぷりのミントとライムが入った爽やかなモヒートクリオージョなどの国民的なドリンクやラム酒を使ったカクテルなどの他、濃厚なキューバのプリン「フラン」といったデザートも用意。会期中はあわせて、キューバに関するワークショップなどのイベントも多数開催する。
2016年05月04日ハースト婦人画報社は2016年1月21日にデジタルメディア、コスモポリタン日本版(をローンチした。同社代表取締役社長&CEOのイヴ・ブゴン氏(以下ブゴン氏とする)が、「我が社は雑誌も発行するデジタル企業となることを目指す」と挨拶した通り、デジタルメディアへの大きな一歩となる、コスモポリタン日本版を創刊した。『コスモポリタン』は1886年アメリカで創刊した女性向けの総合誌で、2016年頭にデジタルメディアとして日本に上陸した。「”Fun Fearless Female” (楽しく大胆な女性)」をイメージする『コスモポリタン』は、LOVE、ビューティ、ライフスタイル、エンターテインメント、ファッションをテーマに、世界中の女性をエンパワーしているメディアだ。■ユーザーの時間を競合と奪い合うデジタルメディア雑誌制作会社からIT企業に移り、キャリアを積んだコスモポリタン日本版の白重絢子編集長に紙媒体とデジタルメディアの違いについて尋ねた。「私が紙媒体を語れる立場ではありませんが、紙媒体は、その雑誌のスタイルのファンであることが大前提で、お金を払っても読みたいと思わせる世界観があり、常に何かを提案する存在なのではと感じています。一方デジタルは、ユーザーの時間を競合同士で奪い合っている。ユーザーを振り向かせるには、今何にユーザーが興味を持っていて、何を求めているか、ユーザーのインサイトを知り、ニーズを満たす記事をつくることが大切だと考えています。また、スピードを意識して記事をアップすることも大切にしています。さまざまなプラットフォームに流れていく記事を、どれだけの人が見つけてくれ、面白がってくれるが勝負だと考えています」と白重編集長。ユーザーの気持ちを知るために、編集スタッフはTwitterやInstagramなどのSNSも含めたあらゆるサイトをチェックし、時にはコスモポリタンのターゲットと思われる人たちと会いコミュニケーションをとっている。■デジタル世代のリアルなニーズに応える記事をつくるコスモポリタンのターゲットは、20代前半から30代前半。デジタルネイティブと呼ばれる人たちだ。彼女たちは、物心ついた時には身近にコンピュータがあり、大人になる前にスマホを手にしていた世代。たとえば、コスモポリタンで最も定評のあるLOVEのコンテンツでは、Tinderを使って出会った女性の体験談をコラムにするなど、デジタルネイティブらしい出会い方をしている。「コスモポリタンのユーザーは、今、何に引っかかり、何に悩んでいるのかをきちんと知ることが大切だと思っています。女友だちのような存在となりたいと思っています。聞き上手な友だちには、いろんなことが相談できるように……。」という白重編集長も、デジタルネイティブ世代だ。■デジタルと紙媒体の編集体制における違いとはデジタルと紙媒体の編集部の体制にも違いがある。ヒエラルキーが存在しないというのもデジタルならではの発想で、プロデューサーだろうと編集長だろうと、いちスタッフだろうとフラットな関係性で成り立っている。データから得られる結果も大切にしているので、意見を裏付けるデータを見つけて示せば、誰でも意見を言うことができる。アップル社のジョブズがいつもカジュアルなスタイルだったのは、社員と同じ目線でいることの証なのだろう。これがデジタルのスタイルに違いない。※インサイト=洞察したい相手の視野から得られるその人の気持ち--「【メディアの未来を考える】デジタル戦略がもたらす未来のメディア--ハースト婦人画報社1/3:横井由利」へ--「【メディアの未来を考える】競合他社とタッグを組む『エル・ショップ』と『ミモレ』のケース--ハースト婦人画報社3/3:横井由利」へ
2016年05月03日パスザバトン(PASS THE BATON)は5月9日から24日まで、伊勢丹新宿店本館5階のパーソナル/プロモーションで「“Loved Leftovers”A BEAUTIFUL STATIONERY展」を開催する。“LovedLeftovers”とは、洋服や靴やバッグなど多くのものが製造されていく中で、残ってしまった生地や革を利用したパスザバトンのオリジナルデザインシリーズ。同展では、このシリーズの中から、シューズベーカリー(SHOESbakery)との取組みによりパンプスの生産過程で余ってしまった革を有効活用して製作したオリジナルデザインのステーショナリーグッズを発売する。ノートメーカー・LIFEのノート(A6から/550円から)やカツシカセルロイドのケース(1,800円)をはじめ、ノートカバーA5サイズ(1万円)、ペンケース(5,000円)、名刺ケース(6,000円)などを展開。倉庫で保管されていたものにセンスとアイディアを加え、リメイクすることで新たな価値を生み出したアイテムが紹介される。
2016年05月03日もうすぐ夏が到来。透けるような透明感とナチュラルな色気のあるエフォートレスムードを残しつつ、今年は太陽のようなパッションも表現したい。美を求め、ワールドワイドなテイストを旅するように楽しみながら、夏の高揚感を高めるメイクにトライ。伊勢丹新宿店本館1階=化粧品フロアより発行される夏のビューティカタログ「SUMMER BEAUTY TRIBE」には、同店で取り扱いのあるコスメアイテムの中から、ブランド別に今夏注目の新作が掲載されている。FASHION HEADLINEでは、編集部が気になるブランドをピックアップして紹介する。アディクションビーチや街中で夏の素肌に映えるアディクション(ADDICTION)の新作コレクション。5月6日には「スパークリング カラード マスカラ WP 02」(3,200円)が生産数量限定で発売される。深みのあるシックなカラーバリエーションと、瞬きするたびに輝くパールでミステリアスな眼差しに。一方で、リップにもフェイスにも使える「ティント リッププロテクター + モア 003、004」(各2,500円 SPF20)は、内からほんのり染めるかのような優しい発色が魅力。シャーベットのようなクリアな「ネイルポリッシュ 070、073」(各1,800円)で指先までモードな演出を。
2016年05月03日東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネで、タレントの安田美沙子さんが愛用のライカで撮影した写真の展示販売会「My Pleasure-my dear life-」が開催中だ。5月8日まで。イセタンサローネは、伊勢丹のエッセンスを凝縮したセレクトストア。店内の雰囲気との相性も考えながらセレクトしたという安田さんの感性で撮られた作品が展示されている。撮影した彼女の心には、シャッターを切る瞬間、どんな思いがよぎっていたのだろう?イセタンサローネで安田美沙子さんに聞いた。■写真を撮りはじめたきっかけはー自分の作品を多くの人に見てもらうのはどのような気持ちですか?昨年初の写真展を開催したのですが、その時は本当に嬉しかったです。13年程前から写真を撮りはじめたのですが、作品ストックが溜まるうちに、いつか写真展を開けたらという思いがあったので。昔からグラビア撮影などのお仕事で海外に行かせていただくことが多かったんですが、美しい景色に出合うたび、これは写真として残しておかないと!みんなにも見せてあげたい!と思ったのが写真を撮り始めたきっかけでした。ーどのカメラを愛用されていますか?最初の頃は使い捨てカメラで、その次はフィルムカメラで撮り始めました。でも、どっちも現像代がかかることから、デジカメに乗り換えて、いろんなメーカーのものを試す中でライカのカメラに出合いました。ライカと出合って初めて、思い通りの写真を撮れるようになったという実感が持てたんです。それからは、ライカを愛用しています。ーシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間ですか?「この景色好き」とか「なんだか懐かしい」とか、何かしら心が動いた時にシャッターを切りたくなります。その時、私の中に芽生えた感覚は、写真を通して見てくれる人にそのまま伝わることもあれば、まったく違う形となって届くこともあると思います。でも、それはそれで面白いと思うんですよ。生きてきた時間も経験も人それぞれで、一人ひとり感覚が違うからこそ、作品を観た人に何かを感じてもらえたら嬉しいです。ー今回の作品ロケ地で印象に残っているところはどこですか?撮影していて発見が多かったのは六本木ですね。都会的なイメージがありましたが、実は緑も多いし、夜になると月や星もよく見えるんですよ。かと思えば、街を走る車のライトは宝石みたい。絵になる場所も多くて、カメラ片手に歩くのが楽しかったですね。■ファッションブランド ルーガ(LUGHA)とのコラボにも注目ー今回のイセタンサローネでは、安田さんとルーガ(LUGHA)とのコラボアイテムもありますね。そうなんです。今回はルーガ(LUGHA)のシャツに、私が選んだアンティークボタンをつけさせていただきました。ルーガのシャツは、ベーシックと個性のバランスが魅力だと思っているので、着る人の好みに合った一着を選べるよう、ボタンは3種類用意しています。今日、私が着ているものは手元に本物のターコイズのボタンをあしらい、胸元のボタンにはシルバーをチョイスしました。他に、私の愛犬、ハンナをイメージしたボタンを使ったものと、ロンドンカラーのものがあります。スタンダードな丈のほうはシルバーアクセサリーとのスタイリングで着るのもおすすめだし、デニムとも相性がいいと思います。ロング丈のほうは前を開けて羽織って着てもかわいいですね。ーボタン選びはスタッフと一緒に楽しまれたそうですね。はい。終始わきあいあいとした雰囲気で選ばせてもらいました。実は私、京都の伊勢丹でスカウトされたんですよ。大学に入学したばかりの春休みに「大学生になったことだし春サンダルもオシャレなもの持っておきたいよね」って友人と京都の伊勢丹で靴売場を見てたらスカウトされて。だから、伊勢丹がなかったら私は今ここにいないんです(笑)
2016年05月03日“Bean to Bar”チョコレートブランド・ミニマル(Minimal)を展開するチョコレートメーカーのBaceが6月1日、東京・銀座に“カカオ豆の違いを気軽に楽しむ”がコンセプトの新路面店「Minimal 銀座ビーントゥバースタンド(Bean to Bar Stand)」(東京都中央区銀座3-8-13 光生ビル1階)をオープンする。松屋銀座の裏手の銀座・目抜き通り近くに立地する同店は、店内中央に設ける大きなカウンターテーブルで世界各国のカカオ豆を試食しながら好みのチョコレートを選べるテイクアウト専門店。店内ではカカオ豆からチョコレートができるまでの“製造工程を試食”できるようになっている。試食用として提供されるのは、焙煎したてのカカオ豆、そのカカオ豆を砕いた“スーパーフード”としても話題の「カカオニブ」、それをすり潰してペースト状にしたもの、さらに冷やして成形したチョコレートの完成形の4工程。産地で異なる風味の違いはもちろん、カカオ豆からチョコレートになるまでの味の変化も楽しめる。店内では、世界3大陸15ヶ国以上から買い付けたカカオ豆を使ったタブレット型のビーントゥバーチョコ(900円から)を販売。ナッツのような香ばしい香りの「ナッティ(NUTTY)」、果実のような酸味が特徴の「フルーティ(FRUITY)」、スパイスやハーブのような個性的な香りの「セイバリー(SAVORY)」の3カテゴリーに分けた異なる風味を常時6、7種類そろえる。ミニサイズも用意し、好みの3種類を詰め合わせできる「テイスティングセット」(2,130円)としても販売する。また、産地ごとのカカオニブをメレンゲに練りこみ焼き上げた「カカオニブ メレンゲ」(600円)や、ミルクやお湯に溶かして自分でドリンクを作るパウダー状の「チョコレートフレーク」(1,200円)などのカカオ菓子も販売。カカオ豆とミルク、砂糖、はちみつで作る「チョコレートアイス」(650円)も、板チョコと同様「ナッティ」、「フルーティ」、「セイバリー」の3カテゴリーに分けて6、7種類用意される。ドリンクでは、カカオの果肉を絞ったトロピカルフルーツのような味わいの「カカオパルプジュース」(400円)や、カカオ豆の発酵による醸造香をダイレクトに感じることができる、濃厚でトロっとした豆の舌触りが特長の「ホットチョコレート」(650円)、チョコドリンクに生姜などのスパイスを加えたエナジードリンク「ショコラトル」(650円)などを販売。その他、贈答用には、板チョコ3種類と「チョコレートフレーク」2種類を詰め合わせた「ギフトBOX」(6,500円から)も販売される予定だ。
2016年05月03日5月8日は「母の日」。日頃の感謝を素敵なギフトに込めて伝えたい!FASHION HEADLINEでは「カーネーションに添えるもう1つの贈り物」をテーマに、旬なギフトを提案します。お母さんの喜ぶ笑顔を想像しながら、参考にしてみては?■手肌や環境にも優しいホームケアブランド「エコストア」いつも部屋をきれいに保ち、家事をスマートにこなすお母さんにオススメなのが、ニュージーランド発のホームケアブランド「エコストア(ecostore)」。4月15日、アトレ恵比寿西館に日本1号店をオープンした同店は、キッチンやランドリーなど家庭用洗剤からベビー用品まで扱う自然派製品の老舗。“オーガニック大国”ニュージーランドの実力派ブランドです。また、パッケージにはサトウキビを原材料にした「カーボン・キャプチャー・パック」を採用し、店頭での計り売りをすることでゴミになってしまう外容器を削減している他、動物実験をせず、遺伝子組み換えもしないなど、環境に優しい商品を製造しています。さらに、シンプルで洗練されたパッケージデザインが、置くだけでキッチンをおしゃれに見せてくれるので、自分用としても集めたくなるほどのラインアップです。今回は、実用的な洗剤「キッチン」「ホームクリーニング」「ランドリー」を紹介。【キッチン】手肌にもにも優しく、また高い洗浄力で食器などの汚れをきれいに洗い上げます。(左から)オートディッシュウォッシュ タブレット/1600円、ディッシュウォッシュ リキッド(グレープフルーツ)/ 500円~、オートディッシュウォッシュ パウダー(レモン)/980円~【ホームクリーニング】トイレやバス、マルチクリーナーまで全て揃えたくなる。シトラスやレモンなど爽やか香りで登場(左から)トイレクリーナー(シトラス)/700円~、ガラスクリーナー(無香料)/0000円、バスクリーナー(シトラス)/700円~、クリームクレンザー(レモン)/500円~、マルチクリーナースプレー(シトラス)/700円~【ランドリー】おでかけ着からデリケート素材にも対応可能な洗剤が勢ぞろい。ナチュラル成分のほのかな香りで洗い上がりもスッキリ。(左上から)デリケート&ウールウォッシュ/700円~、ランドリーリキッド(ユーカリ)/700円~、ランドリーリキッド(無香料)/700円~、ランドリーリキッド(ゼラニウム&オレンジ)/1200円~、(左下から)ランドリーパウダー(レモン)/900円、ランドリーパウダー(無香料)/900円~、ソーク&ウォッシュパウダー(無香料)/980円~<問い合わせ先>エコストアwww.ecostore.jp
2016年05月03日