FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (751/854)
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍を紹介します。■「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」豊川斎赫1949年から1959年の10年間に渡り、丹下健三本人が撮影した写真(コンタクトシート)を原寸大でまとめた本書。無類のカメラ好きだった丹下が、自身の作品や渡航先での様子、桂離宮などを訪れた際に撮影した写真の数々。竣工当時の風景を捉えた貴重な丹下作品集でもある。世界的建築家の地位を確固たるものにしたこの10年間に丹下健三がカメラを通して見ていたものとは。建築史に残る永久保存版必須の名著です。【書籍情報】「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」著者:豊川斎赫言語:日本語、英語ハードカバー/252ページ/278×310mm発刊:2015年価格:1万4,999円
2015年04月24日六本木の森美術館が約4ヶ月にわたる改修工事期間を経て、ついにリニューアル。4月25日からリニューアル・オープン記念「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」(7月5日まで)を開催する。開幕を前日に控え、説明会・内覧会が行われた。プレス説明会には、森美術館館長南條、アソシエイト・キュレーター椿を始め、エルメス財団理事長ピエール=アレクシィ・デュマ、パレ・ド・トーキョー プレジデントであり展覧会共同キュレーターのジャン・ド・ロワジー、ポンピドゥー・センター・メス館長エマ・ラヴィーニュの他、出品アーティストら豪華な出席者がそろった。本展は、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパで注目を集めた「シンプルな形態の美」に再度着目した展覧会だ。ポンピドゥー・センター分館「ポンピドゥー・センター・メス」が「エルメス財団」とコラボレーションして昨年開催された展覧会が、日本展として森美術館に巡回した形となる。出品作品約130点の内、30から40%を日本展だけの限定出品作として組み直し、美術、デザイン、考古学、生物学、数学、物理学、機械工学など幅広いジャンルから作品をそろえ、展示構成を九つのセクションに再編成し、先史の石器から現代アートに至る約2万年もの時を超えた大規模なテーマ展として仕上げた。展示ストーリーは、ル・コルビュジエやブラッサイが浜辺で拾った石や、杉本博司が水平線を写した「スペリオール湖、カスケード川」など、自然が生み出したシンプルなかたちへの問いかけから始まる。グザヴィエ・ヴェイヤンの新作大型インスタレーション「光線」は、展示室に“シンプルなかたち”を鑑賞するにふさわしい静かな空間を創出した。侘び茶の精神を示す長次郎の黒樂茶碗は日本展限定出品作であり、日本文化が誇るシンプルな美と静謐な精神性を感じさせる。また、オラファー・エリアソンの「丸い虹」や、「エルメス(HERMES)」社と関係の深いサン=ルイガラス工芸職人と協力し、本展のために制作したスザンナ・フリッチャーの「息」など、円や曲線が放出する宇宙的なエネルギーを感じさせる作品も興味深い。柔らかな素材をファンの力で空中浮遊させる、大巻伸嗣のインスタレーションシリーズ「リミナル・エアー スペース-タイム」は、館内でも眺望を見わたす印象的なスペースに設置されることで、息を呑むほど美しい「かたち」を提示している。展示のクライマックスを飾るカールステン・ニコライの《アンチ》は、アルブレヒト・デューラー「メランコリアI」に描かれたブラックモノリスを立体化した大型作品で、手で触れるとミステリアスな低音を発しつつ、鑑賞者に人類と宇宙の起源についての謎を問いかける。他にも、航空力学に触発されたブランクーシの「空間の鳥」、幾何学形態に注目したアンソニー・マッコールの映像インスタレーション「円錐を描く線」、妊婦の腹部が壁面から飛び出したかのようなアニッシュ・カプーアの「私が妊娠している時」など、全人的にアートを捉えた作品がそろう。南條氏は「この展覧会は日仏のコラボレーション展ながら、日本美術や日本文化が誇るシンプルな美を示す作品を多数盛り込むことができ、リニューアルされた館内を見てもらうにも相応しい展覧会となった。この展覧会は美術史的なものというよりも、むしろ「官能的」な、つまり感覚を駆使して美を感じ取るようなタイプのテーマ展であり、極めて美しく、そしてセクシーな展覧会である」と語った。19世紀から20世紀には、あらゆる分野において新発見や発明による近代化が進んだ。機能美や自然科学が発見した基本的な形態に注目が集まるなかで、多くのアーティストたちが「シンプルなかたち」が持つ豊かで普遍的な美に魅了され、作品を生み出した。21世紀のグローバル化と多様化の波に直面する現代、この「シンプルなかたち」の背景に広がる豊かな美の世界に立ち戻ることから見えてくるものがあるのではないかと、本展は我々に問うている。【イベント情報】「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階会期:4月25日から7月5日まで時間:10:00から22:00(火曜日のみ17:00まで、4月25日は翌朝6:00まで、5月5日は22:00まで)入場料:一般1,800円学生1,200円4歳から中学生まで500円、65歳以上1,500円
2015年04月24日アディダス コンソーシアム(adidas Consortium)が4月25日、カナダのセレクトショップ「オーティーエイチ(OTH)」とのコラボレーションによるスニーカー「チューブラー モカ ランナー(Tubular Moc Runner)」(1万6,000円)を発売する。オーティーエイチの15周年を記念したプロジェクトの一環となる同スニーカー。18世紀から19世紀初頭にかけて、徒歩とカヌーによりネイティブアメリカンと交易所の間を往来していたフランス系カナダ人の商人、“ヴォワヤジェールス(Voyagurs)”からインスピレーションを得て制作された。その土地固有のものから得た多くのアイディアを様々なスタイルに用いてきたという、彼らの伝統的要素をアディダスのスニーカーに取り入れている。トゥボックスにはスムースプレミアムブラックレザーを採用。一方、ウール素材を使用したアッパーには伝統的なモカシンのステッチがあしらわれた。2つに割れたシュータンも印象的。また、インソールにプリントされた凍った湖、アウトソールの青が、冬の遠征の交易路に潜む危険な湖を想起させている。取り扱い店舗はmita sneakersやStyles DAIKANYAMAなど。
2015年04月24日ニナ リッチ(NINA RICCI)でのピーター・コッピングのラストシーズンとなった15SSコレクションにフラワートップス(16万1,000円)とフラワーショートパンツ(9万円)が登場した。同ブランドの15SSコレクションは、第2次大戦後の資材の制限された環境下で作られた、当時のコレクションからインスパイアされたもので、「Make do and mend(古いものを修理して使う)」をシーズンのテーマとしている。今回、紹介するフラワートップスとフラワーショートパンツは、落ち着いたバーガンディーカラーに、春を感じさせる白い花びらの大胆なプリントが映える。また、肩からバストにかけて黒いエンブロイダリーレースの切り替えが涼しげなニュアンス。素材は滑らかなシルクで、リラックス&ラグジュアリーな気分で着こなせる。<問い合わせ先>コロネットTEL:03-5216-6517
2015年04月24日ウィメンズ向けシューズブランド「ル タロン(Le Talon)」が5月2日、セレクトショップ「ル タロン アンサンブル(LE TALON Ensemble)」をオープンする。住所は東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ1階。同ショップでは、まとまりや調和を意味する“Ensemble”をコンセプトとし、これまで洋服の脇役だった服飾小物にフォーカス。セレクトアイテムやオリジナルアイテムを、月ごとに決めるテーマに沿って展開していく。ベーシックかつミニマルなグッズから、遊び心感じるキャッチーなトレンドアイテムまで、多彩なラインアップが普段のスタイリングに彩りを添えてくれそうだ。なお、赤と黒の2色展開のキュートなストライプ柄オリジナルトートバッグが、オープン記念アイテムとして数量限定でプレゼントされる。
2015年04月24日セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」が、4月25日に2つの新作コレクションを発売する。そのうちの一つが、ショップの8周年を記念して数量限定販売される、「STUDIOUS 8thh ANIVERSARY Limited TEE COLLECTION」。ショップゆかりの8ブランドとコラボレーションし、それぞれのブランドを象徴するTシャツを完成させた。参加ブランドは「ファクトタム(FACTOTUM)」「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」「サーカス(08sircus)」「M of M(man of moods)」「シャリーフ(SHAREEF)」「イロコイ(Iroquois)」「ネーム(Name.)」「トローヴ(TROVE)」など。ショップの8周年に掛けて、価格はすべて8,000円で統一。一部アイテムの購入者には、ブランドのノベルティーがプレゼントされる。取り扱いはステュディオス全店を予定。一方、ネームの完全別注コレクション「GO BLACK」では、人気のアーカイブアイテムから、今回のために作られた新作までをブラック1色で統一。全16アイテムをラインアップした。通常は白いブランドアイコンまでがブラックに変えられ、よりスタイリッシュな仕上がりとなっている。取り扱い店舗は公式オンラインストア、及びステュディオスの2nd原宿店、新宿店、南堀江店、名古屋店、横浜店、福岡店など。
2015年04月24日表参道、渋谷、広尾駅の中間に位置する花屋「ル・ベスベ(Le Vesuve)」は、この地に店舗を構えて19年。六本木通りの裏路地にひっそりと佇む“知る人ぞ知る花屋"だ。建物の外壁にはグリーンが生い茂り、出入口には溢れるほど植木が並ぶ。店内に入ると、赤や黄、ピンク、紫など色分けされた花々がぎっしり咲き誇り、店内は丸ごとブーケのよう。奥には、真っ白な花だけを集めたロマンティックな部屋も。今回、取材のために用意いただいたのは、ホワイトのバラを中心に、クレマチス、オレンジのシャクヤクなど、季節の花をふんだんに使用したアレンジメントフラワー(5,000円)。素焼きのポットに優しいグラデーション、何本も束ねたペーパーラフィアはナチュラルでどこかパリシック。生き生きとしたありのままのパワーと春を直に感じられる。「花には四季を伝える情緒的作用があると思う。日々を忙しく過ごしている人にも、花を見て季節の移り変わりを一瞬一瞬感じて気持ちを豊かにしてほしい」と話すのは代表の松岡龍守さん。「ル・ベスベ」では、その時々の旬の花を用いたブーケ、アレンジメント、ウェディングやパーティー、イベントの装花、レストラン、ショップの生け込みなど、暮らしの中のあらゆるシーンにおいての様々な花を提供する。店舗に訪れた人以外に、電話、FAXでのオーダーも受け付け、全国各地から依頼が来るそう。「オーダーする人と、気持ちのリレーションがいかに取れるかが重要」と語る松岡さん。贈る相手、シーン、その背景の物語をイメージし、“贈り手の思いを伝える花屋でありたい”と考えてるという。「例えば、会社の帰り道でもいいけど、花屋に寄り道して1本だけ花を我が子に買って帰る父親がいてもいいよね。特別な日じゃなくても花を贈って気持ちを伝える習慣が当たり前になれば、暮らしの豊かさの本質を今よりもっと見出せると思うよ」と笑顔の松岡さんが印象的だ。【ショップ情報】Le Vesuve東京都港区南青山7-9-3電話:03-5469-5438FAX:03-5469-5439営業時間:11:00から18:00定休日:毎週火曜日
2015年04月24日この春、DeNAショッピングからファッションWEBマガジン「Lily」が誕生。人気モデルをカバーガールに、女性それぞれの“LIFE”を彩るスタイルを提案していくというものとなっている。近年、ネット上では様々なショッピングサイト(ECサイト)が立ち上がり、それぞれ独自のスタイルで人気を博しているが、「Lily」は「私らしさが見つかるファッションマガジン」をコンセプトにした“提案型”のスタイル。人気モデルをカバーガールに毎月更新されるコンテンツの中で、自分に似合うファッションが見つからない…という“迷子”たちに、様々なコーディネートにチャレンジするきっかけを提供しており、また紹介されているファッションアイテムはすべて「DeNAショッピング」でそのまま購入することが可能なのが大きな特徴となっている。カバーガールは、4月号では石田ニコルと有末麻祐子がモデルとして登場。この春の“NEWレディ”や“NEWクール”といったスタイルや、“ワントーンの清涼マジック”と銘打ちトレンドのブルー&白を使ったコーディネートなど、様々な切り口で紹介している。
2015年04月24日スターバックスは5月13日、「スターバックス フローズンドリンクメーカー」(3,000円)を発売する。これはスターバックスが提供しているようなフラペチーノが、家庭で手軽に作れるアイテム。容器を冷凍庫に入れて凍らせたら、あとはジュースなどを入れてかき回すだけ。およそ7分程度で、シャーベット状のドリンクが完成する。なお、スターバックスでは製品の展開に合わせ、スティックタイプの「スターバックス ヴィア フレーバーコーヒー」を使ったレシピを提案している。これを1袋に対して、ミルクを180cc入れると、コーヒー味のフラペチーノが完成。他にも、カラメルソースをトッピングしたり、「スターバックス チャイ フルリーフティー」にミルクとガムシロップを加えるのもオススメとのことだ。
2015年04月24日ドイツのラゲージブランド「リモア(RIMOWA)」が4月24日、直営店「リモワストア(RIMOWA Store)」を表参道と心斎橋に同時オープンする。リモアはドイツのケルンで1898年に創業して以来、国内製造にこだわり続けてきたラゲージブランド。ブランドの代名詞ともいえるアルミニウム合金に加え、ポリカーボネイトなどのハイテク素材を用いたスーツケースの数々を展開している。1950年にはエレガントかつ独創的な凸凹を用いたシンボルデザイン“リブ”が誕生。現在はこれらのアイテムを世界65ヶ国以上で販売している。世界最大規模の敷地面積を誇る両店舗では、軽さと強靭さ、機能性を兼ね備えた様々なラゲージを展開。更に、荷造りに便利な収納グッズや、スーツケースのメンテナンス用品、アイコニックなリブを施したウォレットやiPhoneケースなどのスモールレザーグッズまで、幅広いアイテムをそろえる。なお、各店の住所は表参道店が東京都渋谷区神宮前5-8-2、心斎橋店が大阪市中央区南船場4-4-10。
2015年04月24日4月24日、渋谷パルコ パート1(東京都渋谷区宇田川町15-1)の1階にあるアンダーカバー(UNDERCOVER)のコンセプトストア、マッドストア・アンダーカバー(MADSTORE UNDERCOVER)にて、新ライン「マッド(MAD)」の発売がスタートする。「マッド」では、新しい世代に向けて“MAD”をキーワードに打ち出したいというブランドの願いが込められたTシャツ(6,000円から8,000円)をはじめ、コーチジャケット(1万3,000円)やハット(5,500円から)、サングラス(6,800円から)などを購入しやすい価格帯で販売。またステッカー(300円から)やリストバンド(2,000円から)の他、缶ホルダーのクージー(500円から)など、小物も充実。さらにスペイン発のヘッドウェアメーカー、バフ(Buff)に生産を依頼したストール(5,000円)も展開される。
2015年04月24日私たちは日常、人と接するとき、相手の表情からどれほどの情報を読み取っているだろう?内に秘められた悲しみ、目の奥に映る恋心、滲み出る嫉妬心…。実のところそうした感情は、いかにポーカーフェイスを装えど隠しきれるものではない。そして端々から溢れる感情に、相手の思想や過去の思い出を垣間見たとき、人は相手に強い興味を覚えるのだ。表参道ヒルズ本館地下3階「スペースオー」にて開催中の荒木経惟写真展「男-アラーキーの裸ノ顔―」で、むきだしの心のままレンズに向かう男たち1人ひとりの“裸ノ顔”と向き合っていると、ふと、そんなイメージが浮かんでくる。雑誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)にて連載中の「アラーキーの裸ノ顔」書籍化にあたり開催される運びとなった同展では、北野武、王貞治、原田芳雄、山崎努、桂歌丸ら大御所から、松田龍平、染谷将太、瑛太ら若手著名人に至るまでの男たちの顔とじっくり向き合うことができるのだ。作品背景はすべて白バック。鑑賞者のみならず荒木本人も、一切の装飾を排除した空間で、「裸ノ顔」と向き合ってきた。「背景も被写体が作るもんだから。俺はね、カメラを構えて“背景が出てくる”のを待ってるだけなんだよ」。そう明かす荒木が撮影空間にこだわるのには理由がある。「例えばTVの仕事だとかの合間に楽屋でぱぱっと撮影しちゃったら、楽屋の空気が写真に映りこんじゃうんだよ。そうじゃなくて、この作品を作るための時間を持って、“2人だけの関係”になんなきゃだめだよね」懐かしい時間、譲れない想い、望む未来…。それぞれが生み出した景色の前で、被写体たちはいかなる表情を湛えているのか。ぜひ、自身の目で確認してほしい。写真展会期は4月24日から5月6日。入場無料。会場内の特設ショップでは、「アラーキーの裸ノ男」でこれまでに撮り下ろした作品をまとめた写真集『男―アラーキーの裸ノ顔-』(KADOKAWA/4,930円)の他、トートバッグやTシャツなどのオリジナルグッズも販売している。
2015年04月24日1984年にリリースされて以来、ナイキ(NIKE)のクラシックランニングシューズの中でも名品として語られる、"南国"から着想を得た「ナイキ アロハ(NIKE ALOHA)」のプリント柄が復刻した。オレンジ、ピンク、グリーンやブルーなどカラフルなトロピカルフラワープリントは、ナイキを代表する様々なアイテムに反映。1980年代に誕生した、クラシックなバスケットボールシューズ「ナイキ ウィメンズ ダンク HIGH スキニー プリント」(1万円)には、アッパーのベースとして大胆に、かかとにエアソールユニットを採用した「ナイキ ウィメンズ エア マックス 1 プリント」(1万2,500円)には、ユニークなカッティングで取り入れられた。ソールに走る細いラインがポイントのスリッポン「ナイキ ウィメンズ トキ スリップ プリント」(5,500円)や、超軽サンダル「ナイキ ウィメンズ ベナッシ JDI プリント」(2,700円)にも同プリントがあしらわれハッピーオーラ満点。カラーはそれぞれレッド、ブラックの2色、サイズは22.5から29cmで展開される。5月から6月頃に販売予定。<問い合わせ先>NIKE カスタマーサービスTEL:0120-6453-77
2015年04月23日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は愛知・名古屋の支店、ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)です。■「月映:Tsukuhae」井上芳子(和歌山県立近代美術館)、藤本真名美(和歌山県立近代美術館)、寺口淳治(広島市現代美術館)大正初期、当時画学生であった田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎によって企画された詩と木版画の同人誌『月映(つくはえ)』が創刊された。この版画誌は、1914年9月から1915年11月の間に7号、文芸誌『白樺』の版元であった洛陽堂から200部という限定部数で刊行され、当時はあまり売れなかったが、洋画や日本画が主流とされていた日本の美術界における「創作版画」の先駆けとして、今では稀有で重要な版画誌と位置付けられている。当時不治の病といわれた結核に罹った田中恭吉が、療養のため帰郷しながらも最期の時まで命を刻むように版画や詩の制作・発表を続けたように、「死」と隣り合わせの彼らの青春時代は、友情をかわしながら互いに高め合い、表現に対するエネルギーに満ちている。また、この『月映』がきっかけとなって、田中と恩地に、萩原朔太郎の詩集『月に吠える』の挿画と装丁の依頼があったことや、竹久夢二とも親しく交流していたなどからも『月映』周辺の彼らの取り組みが、美術や文化の文脈において重要な意味を持つことが分かる。現在、愛知県美術館にて『月映』刊行100年を記念した「月映」展が開催されている。(4月17日から5月31日まで)その公式カタログである本書には『月映』全7号のカラー図版を始め、田中、藤森、恩地の3人だけが所有し1部のみ現存するという私家版も収録。その他、油彩画、ペン画などの関連作品、書簡等合計344点の図版を掲載し、巻末の年譜まで充実した1冊となっている。【書籍情報】「月映:Tsukuhae」編集:井上芳子(和歌山県立近代美術館)、藤本真名美(和歌山県立近代美術館)、寺口淳治(広島市現代美術館)発行元:NHKプラネット近畿言語:日本語ソフトカバー/379ページ/152×215mm/切欠き縦スリップケース入り発刊:2014年価格:2,315円
2015年04月23日ジェロームドレフュス(JEROME DREYFUSS)が、青山店でアイコンバッグ「ビリー(Billy)」の展覧会を開催する。期間は4月29日から5月10日まで。ファッションデザイナーのジェローム・ドレフュスは、17歳でパリの服飾学校「エスモード(ESMOD)」に進学し、その後はジョン・ガリアーノ(John Galliano)の工房に勤めていた。89年にウィメンズコレクションでデビューすると、03年にはバッグコレクションを発表。トートバッグ「ビリー」をはじめ、エレガントと機能性を併せ持つアイテムを提供している。会場にはビリーの多彩なラインアップの中から、印象的なアイテムが集められた。期間中に製品を購入すると、先着順にノベルティをプレゼント。更に、5月1日から5月3日の16:00から20:00にはドリンクとフードも振る舞われる。
2015年04月23日東京・神宮前のギャラリーショップ「EDIT LIFE TOKYO」で、写真家の若木信吾と、アーティストのマイク・ミンによる展示会「Let’s go for a drive in Singapore」が開催される。期間は4月25日から7月17日まで。若木は写真家として活動する傍らで、これまでに雑誌『youngtreepress』の編集、映画『星影のワルツ』などを手掛けてきた。10年には浜松に書店「BOOKS AND PRINTS」をオープン。近年では幼なじみ『英ちゃん 弘ちゃん』の新作写真集をクラウドファンディングによって発刊した他、4月25日に監督を手掛けた映画『白河夜船』が公開される予定だ。一方、ニューヨークを拠点に活動するマイクは、クリエイター集団「Barnstormer」に所属するペイントアーティスト。旅をこよなく愛し、若木とは深い信頼関係を築いている。そんな両者のコラボワークは96年のアメリカ横断で、後の代表作となる「Let’s go for a drive」を生みだした。今回発表される作品はその続編となり、舞台には今年建国50周年を迎えたシンガポールが選ばれている。大型タンカーが行き来するマラッカ・シンガポール海峡、道路拡張によって撤去が予定されているブキット・ブラウン華人墓地、マレーシアから続く水のパイプライン。作品の中で、若木は急速な経済成長の裏側にある、シンガポールのもう一つの顔を写し出している。更に、建国の父リー・クアンユー元首相の逝去を乗り越え、様々な歴史背景を抱えながら、生き生きと活躍しているローカルクリエイターにもフォーカスした。これらの写真にマイクがアートペイントを施すことで、全部で37点の作品が完成した。この作品群は4月24日から26日までの3日間にかけて展示され、その後は1か月ごとに大サイズで4点、ポラロイドサイズで8点の作品が順次紹介されていく。なお、26日の18時からは、若木とマイクによるトークショー(要予約)を行う予定。また、展示期間中にはショップ内で「MAKERS MAKE A CITY /ものづくり、まちづくり。」が同時開催される。
2015年04月23日代官山蔦屋書店は、4月22日、トリニティ社が手掛けるブランド「ニュアンス(NuAns)」の製品8点の先行予約を開始。合わせて代官山店の1号館1階での店頭展示を行う。展示期間は5月31日まで。ニュアンスは今年1月にラスベガスで開催された世界最大級の家電展示会「Consumer Electronics Show(CES)2015」で、iPhone関連のデバイスの中でも優秀なアイテムにおくられるBEST OF CES賞を受賞。昨年に渋谷で開催された「Tokyo WorkDesign Week 2014」でも、多くの注目を集めた。ニュアンスは、同社のオリジナルブランド「シンプリズム(simplism)」と治田将之と青木亮作によるクリエイティブユニット「テント(TENT)」とがコラボレートして誕生した。コンセプトはスマホやPCをより身近なガジェットとして日常に溶け込ませること。デザインや機能性といった“新たな答え”と、生活に漂う“ニュアンス”を膨らませるような商品を提案している。ラインアップは、照明、スピーカー、Lightningドック、USBチャージャー、4つの機能が一体になったハイエンドスタンドライトやモバイルバッテリー、ケーブルホルダーなど。シンプルで使い勝手の良いシンプリズムのフィロソフィーを生かしながら、テントらしい愛着のわくような温もり感がプラスされたデザインが特徴。アイテム共通のマテリアルには、デジタル機器との組み合わせを考え、通熱性や難燃性に優れたオリジナルフェルトを使用している。
2015年04月23日東京・六本木のホテル「グランド ハイアット 東京(GRAND HYATT TOKYO)」内の4つレストランが、テラス席を利用したビアガーデンスタイルのプランを提案する。スタイリッシュにアレンジした伝統的なビストロ料理が楽しめる「フレンチ キッチン」では、開放感溢れるテラスにて「ラ・テラス サマープロバンス バーベキュー」(5,900円)を開催。スパークリングワインやロゼワイン、ビールを始めとしたドリンクとともに、ポークスペアリブや牛肉のテンダーロインなどのダイナミックなBBQ プレートが楽しめる。更に、追加メニューには美容効果が期待出来るチアシードなどを用いた前菜(1,200円)が用意されるなど、女性にも嬉しいプランとなっている。一方、ステーキハウス「オーク ドア」ではドラフトビールやワイン、カクテルなどのフリーフローとともにグリル料理が楽しめる「サマー ビアガーデン」を開催。日曜日から水曜日限定の「レギュラー プラン」(6,800円)に加え、ワンランク上のドリンクやフードを提供する「プレミアム プラン」(8,800円)が用意された。一方、木曜日から土曜日にはミュージシャンによる生演奏を実施。その他、ポークリブや帆立貝のローストなど、多彩なエクストラメニューをオーダー出来る。また、江戸前寿司「六緑」では、お寿司とともに全国から取り寄せたクラフトビールを提供。期間中は「馨和 KAGUA」、「紅 KOMACHI」、「江の島ビール」など、2ヵ月ごとに5 種類、合計10 種類のビールが楽しめる。また、平日の17時から19時にかけては、通常1,300円からの提供となるビールを1,000円でオーダー可能。一方、4月1日から9月30日まではランチ時間限定で、焼き魚や煮物とともにお酒が楽しめる「彩り弁当」(5,500円)も展開している。上記のプラン実施期間は6月1日から9月30日まで。この他、6月1日から8月30日にかけてイタリアンカフェ「フィオレンティーナ」では、テラス席プラン「テラスハッピーアワー」を開催。17時から19時まで限定で、イタリアンピンチョスやスプマンテなど、人気のドリンクやフードメニューを特別価格で提供する。更に、限定ドリンクとして「ガンチア アスティ スプマンテ」も登場する予定だ。
2015年04月23日デンマーク発のカスタムジュエリーブランド「パンドラ(PANDORA)」がから15年スプリングコレクションが登場。今回のコレクションがテーマとしたのは“The Magic Of Nature”。春の訪れを意味するプリムローズやデイジー、バタフライなどのフォルムが立体的に描かれている。そのホワイトエナメルやキュービックジルコニアの輝きは、春の優しい日差しのよう。ラインアップは春爛漫のチャーム、リング、ピアスなど。トレンドのフローラルモチーフが彩る軽やかな装いに、洗練された艶やかさを添えてくれそうだ。
2015年04月23日クルチアーニC(Cruciani C)より、ディズニー映画『シンデレラ』をモチーフにしたブレスレット「シンデレラ」(1,800円)が4月22日に発売される。クルチアーニCのレースブレスレットは、これまでに世界で1,600万本以上を売り上げた人気ブランド。ミッキーマウスやドナルドダックなど、ディズニーの人気キャラクターをモチーフにした乙女心をくすぐるキュートなアイテムを展開してきた。今回、ブレスレットの中央には映画を象徴する“ガラスの靴”を配置。その脇には蝶やハートなど、ストーリーからインスピレーションを得たモチーフが紡がれている。カラーはピンクにブルー、イエローなどバリエーション豊かな全17色で、コーディネートに合わせて何色かを組み合わせるのも面白い。取り扱いは公式オンラインショップ、及びブランドの直営店などにて。
2015年04月23日洋服やアクセサリーを選ぶように、花を選ぶシーンがあるお店伊勢丹新宿店本館2階のフラワーショップ「マチルダ(Matilda)」。一年を通じて同じクオリティーの花を届けたいという思いで植物を選んでいるという同ショップの中村仁美さんにフラワーギフトについて聞いた。最初に紹介するのは、黒い筒型のポックスに包まれたブーケ。「伊勢丹にお店をオープンするときに、幅広いお客さまに向けた新しい花提案の方法を考えました。その一つがこのブーケボックスです。ブーケを持って街中を歩くのは、少し気恥ずかしいという男性の声も耳にするので、一見お花が入っていることが分からない黒のボックスでブーケを包みました」と中村さん。香りのいい花をセレクトすると、ボックスを開けた時に花の香りがふわりと広がる。今回は、イエローベースの春らしいブーケに明るい黄色のバラ「カタリナ」、瑞々しいベージュのカーネーションの「テラコッタ」とオオニソガラムなどを組み合わせた。アレンジメントのギフトは、香しいブルジョアという品種のバラを使ったピンクベースのエレガントなイメージ。ガーベラの「トレイシー」、バイモユリ、グリーンの発色がきれいなカーネーション「ニューヨーク」などの花々に、木苺の葉やドラセナ、ゲイラックスなど、エアリーで表情豊かなグリーンを添えている。アレンジメントギフトは、たっぷりとお水を含ませて涼しいところに置くのが長持ちのポイントだそう。フラワーギフトをどう選んでいいのか迷ってしまう時のアドバイスとして「まず、恥ずかしがらずに店員にギフトを渡すシーンや用途、相手の好きな色など教えてくださいね。5月10日の母の日に向けては、マチルダが提案する4つのイメージのアレンジを用意しています。やさしい、元気、シック、かわいいなど、贈り相手のイメージで選んでくださいね」と中村さん。【店舗情報】マチルダ(Matilda)住所:東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店本館2階=ウエストパーク時間:10:30から20:00(伊勢丹新宿店に準ずる)電話:03-3352-1111(伊勢丹代表)
2015年04月23日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)が新コレクション「セール ヴォラン」を発表した。このコレクションがオマージュしたのは、そよ風になびく凧。アジアでは守護の象徴とされるこのシンボルと、その軽やかな動きをジュエリーで表現した。中でも、凧のもつしなやかさ、躍動感を余すことなく表現しているのが、七つの個性的なハイジュエリーだ。メゾンの象徴たるミステリー・セッティングを施すことで、ジュエリーの輝きがモチーフの姿をダイレクトに浮かび上がらせている。コレクションの一つ、「ミステリユー ロングネックレス」は、ミステリー・セッティングがふんだんに施され、宝石を支える爪が表面から見えない石を際立たせたアイテム。凧の表面を飾るのはダイヤモンドとルビー。また様々なダイヤモンドのカットで表現された凧の尾は複雑な連接技術でしなやかかつ優美な動きを見せる。また、ジュエリーコレクションではネックレス、ブレスレット、クリップ、リング、イヤリングによる8種類のアイテムをラインアップした。ピンクとモーヴのサファイアといった色とりどりの石に、ブリリアント、ペアシェイプ、スクエアなど多彩なカットを施し、それを様々な方法でセッティング。その裏側にはミザジュール技法が施され、光を通すと凧の優美な気品を浮かび上がらせる。中でも、注目なのが風に舞う凧、はためくリボンを立体的な造形によって表現した「アントレ レ ドア リング」。色調の異なるマザーオブパールによる複雑な象嵌細工は、宝石との間にコントラストを生みだし、作品に生き生きとした個性を与えている。
2015年04月23日アニエスベーが5月22日、プロモーション「グラフィティが好き!!(On aime le graff!!)」のローンチパーティーを開催する。会場はアニエスベー ボヤージュ表参道店で、19時30分に開始予定。このパーティーではグラフィティをプリントしたTシャツ、ドレス、トートバッグ、iPhoneケースといった15SSコレクションの新作を発表。更に、グラフィティアーティストのマンボ(MAMBO)がライブパフォーマンスを披露する。フランス系ハンガリー人のマンボは、86年から97年までウォールぺインター集団「La Force Alphabetique」に参加。98年以降は「9eme Concept」に加わり、グラフィティアーティストとしての活動を継続してきた。彼の作品について、ポンピドゥーセンターでプロジェクトマネージャーを手掛けるSarah Matteraは「彼の作品は象徴的で、目下、よく知られている視覚的コードや絵文字といったような現代社会のアイコンを反映している。視覚的アイデンティティーの無数の形を彼自身のスタイルに磨き上げ、彼自身の符号を加える。瞬時に認識可能な手掛りは、私たちの文化的な記憶と結びつく。マンボ は自分の作品には世の中が反映されていると考えている。情報過多に圧倒されていて、疑問を投げかけてくる。しかし、現代世界に対する批判的な眼差しは作品の一部でしかない」と話している。5月27日から6月16日までのプロモーション期間中には、パリのホテル「モリトール・プール」が建て直される際、オークションに出展されたドアのグラフィティアートをモチーフとしたアイテムを展開。ラインアップはドレス、トートバッグ、iPhoneケースなどで、商品を購入するとクリアファイルが先着順にプレゼントされる。更に、期間中は国内のグラフィティアーティストFA.IRAQとMOZYSKEYが、アニエスベー青山店をジャック。“公国”をテーマとしたグラフィティが、毎週ファサードに施される。また、プロモーションに先駆けて、伊勢丹新宿店にポップアップショップがオープンする。「モリトール・プール」のドアが飾られた店内では、グラフィティアイテムや関連アートブックを販売。対象商品を3万円以上購入すると、同館で開催中のイベント「BONJOUR FRANCE」の商品引き換えチケットが先着順にプレゼントされる。ポップアップショップの会場は本館2階のセンターパーク ザ・ステージ#2で、期間は5月20日から26日まで。23日にはマンボのライブパフォーマンスも実施される。一方、プロモーション終了後には、渋谷の「347CAFE & LOUNGE」で「On aime le graff!!展」を開催。ポップアップショップを含む、アニエスベー各店舗で展示された作品の数々を、一堂に集めて展示する。期間は6月19日から28日まで。
2015年04月23日ディオール(Dior)15SSコレクションに登場したバッグコレクション「ディオラマ(DIORAMA)」は、全26パターンで制作されたが、中でも煌くフラワーがあしらわれた「エンブロイダリー マトラッセ カーフレザー」(44万円/H15.5×W25×D8cm)が印象的。カーフレザーで仕立てられたボックスシルエットのショルダーバッグ。フロントには14-15AWオートクチュールコレクションにインスパイアされた光り輝くフラワーが、ブルー、レッドのビーズ刺繍で描かれる。右下の、ディオールシグネチャーであるバッジの刺繍もポイント。斜め掛け、肩掛け、また中にチェーンを収めてハンドバッグにもなる機能性も魅力の一つ。カラーは、ブラックとホワイトの2色で展開。また、クラスプ(留め金)はエンブレムのフォルムを描き、新しいタイプの“ディオールウーマン”を表現したものとなっており、ラフ・シモンズの新たなディオールコードを感じることができる。同バッグコレクションでは、“進歩と伝統を踏まえながら、歴史をダイナミックにリミックスすることで、その先の未来を見つめること”を表現した。そこにはディオールに影響を与えた18世紀のスタイルと、アーティスティックディレクターのラフ・シモンズが持つ未来的なビジョンとが交差している。<問い合わせ先>クリスチャン ディオールTEL:0570-200-088
2015年04月22日――現在開催中の「踊る!アート展」に展示されているインタラクティブインスタレーション「Floating Flower Garden―花と我と同根、庭と我と一体」 は、どのようなコンセプトなのでしょう?生花を用いているのが珍しいですよね。タイトルは「花を見たとき、花のほうも自分をみているという感覚を抱くに至ったときこそ、花との一体感を得られるだろう」っていう意味で、古い禅の言葉をもじったものなんだけど、つまりは、禅僧が自然を模して作った庭で修行するとき、本物の自然の中にいる錯覚を覚えると同じくらい、来場者に空間との一体感を感じてもらえたらってことを考えた。みんなお洒落な花屋に行って、部屋に花飾って共生しているつもりでいても、実際こんな間近で見たことないでしょ?――改めて花と相対した気分でした。この作品は、センサーで人を感知すると花が上がる仕組みで、自分が前に進むためには花がスペースを作ってくれるのを待たないといけない。つまりは花と対峙せざるを得ない装置。花が自分を見ることによりスペースが生まれ、そこで初めて自分が花を意識し、花も自分を意識しているという感覚を得ることが出来ると思う。――一方、「花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に―Tokyo」はデジタルでのフラワー表現がとても印象的な作品ですが。そう、Floating Flower Gardenとは全然アプローチが違うんだよ。2014年、 国東半島芸術祭に常設する作品(「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる―Kunisaki Peninsula」 )を作るにあたって国東に下見に行ったんだけど、あそこはヤバい。自生とは思えない程そこら中じゅうに花が咲きまくっているんだよね。一部は国東の人達が植え、それを種にして増え続けているらしい。だから、国東半島芸術祭に出展したオノヨーコはベンチ作っちゃうし、カラフルな花でキャッチーな作品作ってるチェ・ジョンファだって菜の花畑に丘作っちゃったんだよ。みんな国東の自然にやられちゃったんじゃないかな、自分の作品見せるより、この広大な風景見るためのもん作ったほうがいいじゃねーかって。(笑)。――なるほど(笑)。それがきっかけで、人間が自然を理解した上でコントロールしているからこそ出来る環境が存在していると気が付いた。英語で”Nature”っていうと、人の手が一切加えられていないアラスカの大地とかサハラ砂漠みたいなものを想像するけど、日本人はサハラ砂漠を見て「自然豊か」とは思わない。日本人にとっての”Nature”は、常にそこに人が存在しているんだよね。人が存在してないものは自然ですらない。つまり、日本人にとっての「自然」ってすごく居心地の良い空間なんだけど、西洋人が言う「自然」ってある種、驚異の対象のようなもの。国東には日本最古といわれる棚田もあって、自然豊かな風景だとか思ったけど、あれはどう考えてもテクノロジーの塊でしょ。そう思うと、全てをコントロールすることはできないにしても、人はそこに確かに存在して、花とともに生きているってことなんじゃないかな。――花を愛しているんですね。花々が勝手に成長、衰退を繰り返すこの映像インスタレーションは、人の存在を感じると急激に増殖したり、死滅したりする。花はコントロールできないけれども共に生きるんです。【イベント情報】チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地会場:日本科学未来館住所:東京都江東区青海2-3-6会期:2014年11月29日から2015年5月10日まで時間:10:00から17:00(土・日曜日、祝日は19:00まで、入館は閉館30分前)※ゴールデンウィーク期間中(4月29日から5月10日)も、19:00まで開館延長。休館日:火曜日(4月28日、5月5日は開館)料金:当日/大人1,800円、小学生以上18歳未満1,200円(土曜日は1,100円)、3歳以上小学生未満900円リピーター割引/大人1,600円、小学生以上18歳未満1,000円(土曜日は920円)、3歳以上小学生未満700円5月5日のこどもの日は、小学生以上18歳未満1,200円⇒1,100円前編に戻る。
2015年04月22日古来より、花はその美しさで人を魅了し、時に惑わし、時に脅威の感情さえ与えてきた。すなわち、もしもこの世に花が存在しなかったとしたら、人はいつだって正気でいられたかもしれないということだ。仮にそのパラレルワールドがあるとして、その世界はどのような発展を遂げただろうか?この禅問答に対し、「花のない世界では人類は滅びたと思う」と回答したのは、ウルトラテクノロジスト集団チームラボ代表の猪子寿之氏。その言葉の背景に隠された真意に迫ってみた。――花の魅力って何だと思いますか?花は生命の山河である一方、散る瞬間には死の美しさを呈している。あと、共生の象徴でもあるということ。植物は海から陸に上がって進化を遂げていく過程で、太陽の光や地中の栄養をよりたくさん摂取するために、より高くより深く形を変えていくんだけど、一方で突然、花や実をつけ始めるのね。植物に花が咲くと、蜜を吸いに来た虫や鳥が花粉を運んで、より広い範囲へと繁殖していくことになる。虫や鳥に選ばれるために、植物はより目立つ花を咲かせ、より栄養の高い実をつけるんだよね。花とか実っていうのは他者の食べ物になるくらいだから、エネルギーの塊なわけ。その生成にエネルギーを使うってことは、その分、自分のエネルギーが減っちゃうでしょ?そうすると自ずと、これまで重視してた“高さ”は諦めないといけなくなる。つまり、他者に勝つという戦略を手離し、選ばれるために進化したとも言えるわけ。――通常の進化とは異なる方法を採ったんですね。ではなぜ花は人をも魅了するのでしょうか?不思議だよね、なぜ人は花が好きなんだろう?といつも考えている。例えば植物が高さを競って、コケからシダ植物へ、シダ植物から裸子植物へと進化したというような分かりやすい過程が無いから。だって食べ物にも衣類にも、住居の素材にもならない、人にとって何の役にも立たないじゃん。でも、そういう無用な花を人間は愛してしまったんだよね。だから人は自然の中に神を見出すようになったんだと思う。――あまり建設的では無いですね……。合理的に考えれば、何の役にも立たない花なんて伐採したほうが良かったんだけど、「そこに神様がいる!」となるとそういうわけにもいかず、結果的に自然を守ることになった。もちろん、現代の科学を持ってしたら、自然を守ることは非常に合理的で、木々の伐採なんか続けたら、その仕打ちが自分達に返ってくるっていうのは分かるんだけど、当時の知からしたら理解を越えているよね。でもその結果として、人は滅びずに済んだ。つまり、ミツバチと花の関係性とは全く違えど、人間も花と共生してきたということ。無駄なものを美しいと思っちゃったことで、花と文化的共生関係を結んだとも言える。もしその共生関係を結んでなかったから、人類は滅んでいた可能性だってあると思う。後編に続く。
2015年04月22日ナイキ(NIKE)と「リバティ(Liberty)」による新作コラボコレクション「THE NIKE X LIBERTY SUMMER ’15」が発売される。同コレクションでは、リバティが72年にシルクスカーフ用にデザインしたマーリンのプリント柄を採用。このプリントには、色とりどりの円や正方形を用いた幾何学模様が散りばめられるように配置されている。意外性のある目を引く美しさが、新旧のナイキフットウエアやアパレルを引き立て、独自性を放つコレクションを完成させた。更に、今回はベースアイテムとして、96年に発売された「ナイキ エアリフト」を復刻。アッパー部分にマーリンプリントを施した。同アイテムはテクニカル素材、調整可能なフィットを生み出す技術など、当時研究がスタートしたばかりの足の動きをスムーズにするデザインが融合されている。この他、ロゴマークの背景にマーリンプリントを控えめに施した「ナイキ ゼンジ」や、マーリンのアッパーと全体を引き締めるホワイトのシュータンを組み合わせた「ナイキ テニス クラシック ウルトラ」なども登場。「ナイキ エア マックス 90 ウルトラ」や「ナイキ コルテッツ」のアッパーにも、マーリンプリントが使用された。一方、アパレルでは全面にマーリンプリントを用いた「ナイキ QS リバティ ウインドランナージャケット」を始め、裾や袖部分にプリントをあしらった「ナイキ リバティ ティー」、プリントをひさしに用いた「ナイキ ウイメンズ リバティ キャップ」などを展開する。ナイキ エア リフトは5月4日から、その他のアイテムは5月15日からNIKE.COM/SPORTSWEAR、及び一部のナイキスポーツウエア販売店で取り扱われる。
2015年04月22日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週水曜日は、京都に店舗を構える、本と本にまつわるあれこれをセレクトしたショップ、恵文社一乗寺店(京都市左京区一乗寺払殿町10)がオススメする書籍を紹介します。■「茨木のり子の家」茨木のり子本書は、詩人・茨木のり子が32歳の時に建てて79歳で死去するまで暮らした“家”の姿を映した写真と詩で構成される。ついこの間まで主がそこに住まい、生活した気配が濃厚に感じられる室内の写真と、過去の時間を呼び起こすような「記念写真の写真」、そして遺品である色褪せたアルバムの中の写真などが巧みに編集され、時間軸が歪んだような感覚になる不思議な書物。時代を超越した詩人の美意識で選ばれた美しいモノの数々にも注目したい。【書籍情報】「茨木のり子の家」著者:茨木のり子出版社:平凡社言語:日本語ハードカバー/124ページ/214x156x18mm発刊:2010年価格:1,800円
2015年04月22日軽井沢ニューアートミュージアムが5月1日、自然とアートを融合した新チャペル「風通る白樺と苔の森」をオープンする。同ミュージアムではこれまで“ニューアートウエディング”と題して、展示空間を会場としたウェディングプランを提案してきた。今回オープンするチャペルは、その象徴的な空間となるもの。地域や環境と密着した建築を目指す日本人建築家の隈研吾と、ヴェルサイユ宮殿庭園内の「水の劇場の木立(Le bosquet du theatre d’eaueau)」を修復したアーティストのジャン=ミッシェル・オトニエルによる共同プロジェクトとなっている。今回のプロジェクトにあたり、隈はまるで大地と木々に溶け込むような透明のチャペルを製作。ここで新郎新婦はジャンが手掛けたよる赤と白、2つのハートオブジェ「心の門」をくぐって、永遠の愛を誓う。チャペルの制作にあたり、隈は「建築というものが必然的に持っている、何かと何かを分けるということを超えたい。建築が今まで持っていた宿命を超えたいという強い思いから、このチャペルは単なる建築物ではなく、ある種の世界に対するメッセージだという風に考えています」とコメント。一方、ジャンは「出来上がるのはチャペルではなくて、むしろ『サンクチュアリ(聖域)』になるのではないかと考えています。精神的に開かれたものであって、そこで結婚する人がいかなる年齢であっても国籍であっても肌の色が異なってもいい、どのような結婚であっても受け入れる、そんな『聖域』であって欲しいと考えています」と語っている。また、オープン初日にはチャペルの誕生を記念し、隈と彼の出身大学である東京大学の後輩に当たる菊川怜を迎えたオープンニングレセプションを開催。チャペルのお披露目が行われる他、併設する軽井沢ニューアートミュージアムの挙式会場やブライダルサロンなどの見学が出来る。
2015年04月22日メンズファッションの祭典「第88 回ピッティ・イマージネ・ウオモ」が、6月16日から19日まで開催される。毎回注目のゲストデザイナーが発表された。今年のメンズウエアのスペシャルゲスデザイナーに選ばれたのは「モスキーノ(MOSCHINO)」。当日はクリエイティブディレクターのジェレミー・スコットにとって、イタリアでは就任後初となるメンズファッションをフィーチャーしたショーを開催する。モスキーノの選出について、イベントのCEOを務めるラファエロ・ナポオーネは「彼は時代を読む特別なセンサーを持ち合わせており、特に繊細な素材と生地を混合させたりしているが、それは彼が高級品をデザインしているからなのである。そこに我々が彼を招待した理由がある」とコメントした。一方、ウィメンズのゲストデザイナーはロンドンを拠点とするカナダ人の若手デザイナー、トーマス・テイト(Thomas Tait)に決定。テイトは14年の「LVMH ヤング・ファッションデザイナー・プライズ(LVMH Young Fashion Designer Prize)」の受賞者でもある。コミュニケーション&イベントマネージャーのラポ・チャンキは彼について、「我々は、彼の一貫性とサルトリアルスキル、期待を裏切るシルエットとデザインに対するドライな献身的愛情が好きなのです。彼は実験すること、そして限界に挑戦することを恐れません」と語っている。更に、イタリアにおけるメンズファッションの中心人物であるNino Cerrutiへのトリビュートイベントとして、エキシビション「Il Signor Nino」を展示。会場では、これまでにデザインされてきたCerrutiの様々なファッションが、コンテンポラリーエレガンスの一例として紹介される。また、デザイナープロジェクトでは「キルゴー(KILGOUR)」のクリエイティブディレクター、カルロ・ブランデリ(CARLO BRANDELLI)を紹介。その他、若手デザイナーを支援するプロジェクト「ピッティ・イタリックス(Pitti Italics)」を始め、「ゲスト・ネーション」や「フーズオンネクスト」など様々なイベントが開催される。
2015年04月22日