FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (771/854)
資生堂は3月5日、企業文化誌『花椿』の4月号を発刊した。掲載された記事はスマートフォン向けアプリ「花椿」でも配信される。今号では“Voyage”をテーマに様々な企画が展開される。その中心となるのがカメラマンのヴィヴィアン・サッセンが撮り下ろしたファッション特集だ。彼女が国内の雑誌でこのような特集を撮り下ろすのは、今回が初の試みとなる。撮影にあたりサッセンは今回のテーマを“観光(Sightseeing)”、易経における“国の光を観る行為”と解釈。日本独特の光、メイクアップ、ファッション、ポージングを通じて、京都のトラディショナルな風景の中に、彼女らしい異次元の世界観を創造している。その他、対談連載ではゲストに美術ライターの橋本麻里を招き、“美術を翻訳する”という職業の実体へと接近。多和田葉子による短編小説「インド・ゲルマンへの旅」、美術家・森村泰昌の「美の毒な人々」、イラストレーターの浅生ハルミンによる「きれいの顕微鏡」などの連載企画も興味深い。
2015年03月05日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)は3月4日、伊勢丹新宿店本館6階=インターナショナルラグジュアリーに、チルドレンウェア売り場をリニューアルオープンした。新宿伊勢丹のフロア改装に伴って行われた今回のリニューアルでは、温もりあるベージュを用いて、ブランドの主要テーマとなる“家族”を表現。ウォールはベルベットに、ラックはシャンパンゴールドに彩られた。カーネーション、藤の花、サボテンなどをモチーフとした今季のコレクションをラインアップしている。入学シーズンに向けたフォーマルな装いやデイリーウエア、更に新生児向けギフトなどが幅広く取り扱われる。
2015年03月05日英陶磁器メーカー、ウェッジウッド(WEDGWOOD)は3月5日、新シリーズ「スプリング ブロッサム」を発売する。このシリーズはマグ、プレート、カップ&ソーサーの全6点から構成され、それぞれに桜の絵付けが行われた。マイカ(雲母)で仕上げたシルエットは絵柄に奥行きを与え、そこにピンクのグラデーションが咲き誇る桜を繊細に表現している。縁にはアーカイブにインスピレーションを得た金模様が配置され、印象をエレガントにまとめ上げた。更に、「スプリング ブロッサム カップ&ソーサー」(1万から)では、カップの内側にも桜が描かれ、それが水面に揺れる姿が楽しめる。一方、「スプリング ブロッサム プレート 20cm」(8,000円)はベースにブルーを配色して、青空に桜が舞い散るような美しい光景を描き出した。取り扱いは全国百貨店の直営ショップ、または公式サイトで行われる。
2015年03月05日ニューヨーク発のセレクトショップ「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」の渋谷パルコ店「オープニングセレモニー モノショップ」が1周年を迎える。これを記念してショップでは、3月6日から様々な限定アイテムを販売。「オープニング セレモニー ジャパン エクスクルーシブ ライン」からは、ニット(1万2,000円)、スカート(1万6,000円)、オールインワン(2万3,000円)などが登場。また、ブランドのロゴが入った人気のスウェット(1万3,000円)でも、限定のカーキ色が展開される。その他、雑貨ではアニバーサリーアイテムとして、メッシュ素材のトートバッグ(5,000円)とポーチを展開。「TOGA ARCHIVES FOR OPENING CEREMONY」のドレスも先行発売する予定だ。更に、期間中に1万5,000円以上購入すると、先着でオリジナルUSBカードメモリがプレゼントされる。渋谷パルコ店はブランドの日本4号店となるショップ。“モノ(唯一の)ショップ”をコンセプトとして昨年3月にオープンした。ブランドの定番アイテムに加え、オープニング セレモニー ジャパン エクスクルーシブ ラインも展開。同ショップは、モデルの水原希子とのコラボレーションライン「キコ ミズハラ フォー オープニングセレモニー(Kiko Mizuhara for OPENING CEREMONY)」をはじめ、様々なブランドとのコラボも行っている。
2015年03月05日クロエ(Chloe)がアイコンバッグ「ドリュー(DREW)」のポップアップイベントを開催する。銀座三越は3月11日から17日まで、阪急うめだ本店は3月18日から24日まで。このイベントで提供されるアイテムは、世界でも5店舗のみの発売となるエクスクルーシブコレクションで、国内での取り扱いは上記の2店舗のみ。スエードのカーフスキンを基調とし、フラップ部分にカーフスキンを組み合わせたモデル(SMALL/18万5,000円、MINI/16万7,000円)として、3つのカラーパターンを用意。更に、メタリックコートを施したモデル(SMALL/21万円、MINI/19万3,000円)、パイソンレザーのモデル(SMALL/26万9,000円、MINI/25万2,000円)と合わせて5型をラインアップしている。会場ではこれらの限定品に加え、カラフルなドリューバッグを豊富なバリエーションでそろえる予定だ。
2015年03月05日バーバリー(BURBERRY)が3月4日から10日まで、阪急メンズ東京(東京都千代田区有楽町2丁目5番地)1階でポップアップショップをオープンする。取り扱われるアイテムの中でもやはり注目なのは、メイド・イン・イングランドの「ヘリテージ・トレンチコート」(19万5,000円)。ブランドの代名詞であるトレンチは、時代を超えて愛されるデザインで、オン・オフ問わずマルチに、またスプリングコートとして活躍しそう。その他、シンプルかつモダンなバッグやスコットランド製カシミアを使用したストール、財布やカードケースといったレザーグッズなど、インポートアクセサリーのコレクションも用意される。
2015年03月05日ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)は3月14日、アディダス オリジナルス(adidas Originals × からスニーカー「スタンスミス(Stan Smith)」の初めての別注モデル「adidas Originals × White Mountaineering」(GRAY、NAVY/各2万円)を発売する。スタンスミスは73年、当時としては画期的な“通気口のあるレザー製のテニスシューズ”として登場。91年までに2,200万足を売り上げ、“世界で一番売れたスニーカー”としてギネスブックに登録された。14年1月には2年ぶりの復刻が大きな話題となっている。今回登場するスタンスミスは、ホワイトマウンテニアリングによる別注モデル。シュータンには山脈のイラストがあしらわれ、ヒールパッチとインソールには寄木柄をレイアウト。ヒールパーツは耐久性を重視したやや幅広なフォルムとなり、ホワイトマウンテニアリングらしい機能美が伺える。これに、サイドソールの“オパンケ縫い”、スリーストライプを模したパーフォレーションなどオリジナルのディテールを継承。素材にはスエードとヌバックレザーが使用され、カラーパレットはネイビー×ホワイト、グレー×チャコールの2色展開となる。
2015年03月05日トッズ(TOD’S)は期間限定イベント“The JOY of Family”を、3月10日まで伊勢丹新宿店本館にて開催中。命題の通り、“家族皆でトッズの世界観を味わえる”スペシャルな機会となっている。まず、当イベントでは日本限定のバッグ&シューズコレクションをいち早く発売。バッグは伊勢丹新宿店本館1階ハンドバッグ/プロモーション、シューズは本館2階婦人靴/プロモーションと2つのスペースにまたがり、同イベントが展開されている。1階のハンドバッグのポップアップスペースは、ウィメンズの新作トートバッグ「ジョイ」を中心とした構成。普段は本館で扱われないメンズのコレクションがそろうのも特徴だ。ジョイの日本限定カラーのゴールドとシルバー(ミディアム/14万6,000円、ラージ/15万6,000円)以外にも、ブラック、ホワイトといったニュートラルカラーから春らしい淡いピンク、フラワーモチーフがペイントされたアーティな表情のデザインまでふんだんにそろう。2階、ウエストパークのエスカレーター前から婦人靴のスペースへ向かうまでの、赤い壁面のショーウィンドウも全てトッズがジャック。プロモーションスペースに足を運ぶと、壁にいっぱいに設置された動画のモニターや、ミラーの円形パネルにゴンミーニが放射線状に並べられた“ゴンミーニサークル”といったこだわりのディスプレイに目を奪われる。1階同様、婦人のフロアにも関わらず特別にメンズコレクションまで取り揃えられた。アイコンシューズ「ゴンミーニ」の日本限定デザインはウィメンズ(5万6,000~5万9,000円)・ジュニア(2万9,000円)で、「シティ ゴンミーニ」の日本限定デザイン(2型・7色/各6万3,000円)はメンズで展開。通常、旗艦店のみで扱われるジュニアサイズも白、ネイビー、ピンクの3色とウィメンズと同調するカラーバリエーションで販売されている。更に奥へ進むとゴンミーニ以外の15SS新作も数多く並んでいる。デッキシューズの「マルリン」やソールにラフィアがあしらわれたエスパドリーユ風のスリッポン、「スピッラ」のパンプスや人気定番のコインローファー、フェミニンなバレエシューズまでフルラインアップがそろう様子は圧巻。会期中、初日に続き土・日には、ミュージシャンや数々の有名ブランドとの取り組みで知られる、イラストレーターのウォルナット(WALNUT)が2階の婦人靴/プロモーションのスペースに来場し、ライブペインティングを披露。ウォルナット氏は「今回のイベントでは大人サイズからキッズまでそろうということで、それらをひとつのカンバスに並べました。カラフルにすることで色のバリエーションの多さを表現しています。サングラスやバッグも混ぜて描く事でトッズらしい世界観を出しました」とコメントしている。土・日に商品を購入すると、ウォルナットから似顔絵のプレゼントも。彼女が描いた“ゴンミーニサークル”のカードの裏に、直筆で描いてくれる。ポップアップスペースの壁面は、15SSウィメンズの広告ビジュアルのイメージとリンクしたデザイン。今季のビジュアルはタリア・ソレントのホテル パルコ ディ プリンチピ(Hotel Parco Dei Principi)で撮影されたもの。パルコ ディ プリンチピは、イタリアの現代建築の父とも言われるイタリアの建築家ジオ・ポンティによってデザインされた。同建築物をイメージした陶器のジオメトリックなモチーフや、ソレントの真っ青な海などがコラージュされ、今シーズンの特徴である、カジュアルさとエレガントさをあわせ持つ洗練されたイタリアンテイストを表わしている。限定イベントならではの特別な空間とラインアップに囲まれ、オケージョンやともに時間を過ごす相手に思いを馳せる。春のコーディネートを思い描きながら、自分らしいトッズを選ぶのに絶好の機会だ。
2015年03月05日ランコムは、3月8日の国際女性デーを祝福して、阪急うめだ本店のランコムカウンターにて、3月6日から3月8日の3日間、訪れた来店客に、ランコムのブランドの象徴であるバラの花を贈る。店頭でのテスター配布などは珍しくないが、今回配られるのは生花。繊細でありながら力強いフューシャ色のしなやかなバラを、女性らしさをあらゆる側面から讃える国際女性デーにプレゼントする。ランコムとバラとの関係は長く、ブランド創設の1935年から80年間ブランドのシンボルや香りとして用いてきた。ローズの香りの香水、ブランドのロゴ、口紅やスキンケアに至るまでバラにまつわるあらゆる成分や美しさからインスパイアされて製品を発表してきた。
2015年03月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は愛知・名古屋の支店、ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)です。現在、同店では「箱覧会フェア」を開催中。大切なものや裁縫道具を収納するのに重宝する箱を展開している。期間は4月5日まで。■「PUNK」沖 潤子2002年から自己流の刺繍を始め、今やアート、ファッション界から熱い視線を集める刺繍アーティスト沖潤子の初作品集。ここ約10年間の作品をオールカラーで掲載。一つひとつ積み重ねられてきた数え切れないほどの針目がページを埋め尽くし、作家の身近に寄り添う風景や物たちと共に収められている。「自分で撮った写真をじっと眺め、意識の海深く潜る旅をしました。ならべてみるとそれらは、いやになるほど私自身でした」(巻末文より抜粋)という言葉でも表されるように、作品制作から撮影、本編の掲載作品に対する115の解説文まで全て作家の手によるもので、細部まで意識が行き渡り、造本まで含めたこの1冊が彼女自身を見事に体現した濃密な仕上がりとなっている。【書籍情報】「PUNK」著者:沖潤子出版社:文藝春秋言語:日本語、英語ソフトカバー(コデックス装) 函入り/256ページ/A4判発刊:2014年価格:6,800円
2015年03月05日文化学園服飾博物館は展覧会「ヨーロピアン・モード」を開催する。期間は3月7日から5月13日まで。この展覧会では18世紀のロココ時代から20世紀末まで、約250年に渡るヨーロッパ女性におけるモードの歴史にフォーカスした。王侯貴族が着用していたドレスに始まって、若者や大衆の間で次々と生まれた流行、スタイルを当時の社会背景とともに紹介。デザイナーの感性や哲学がどのような変化を遂げたのか、その一連の流れを見通すことが出来る。なお、特集としてデニムに関する展示も重点的に行われる。19世紀に生まれた作業着としてのデニムが、どのようにしてファッションとして注目されるようになったのか。会場には当時の通販カタログ、80年代のデニムスーツなども展示され、現在に至るまでのデニムの流行と歴史が語られる。3月28日、4月25日にはギャラリートークを開催。時間は13時30分から。【イベント情報】ヨーロピアンモード会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル会期:3月7日から5月13日時間:10:00から16:30(4月17日、5月1日は19:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般500円大高生300円小中生200円休館日:日曜日、祝日(4月5日は開館)
2015年03月05日フランス最古のトランクメーカー「モワナ(MOYNAT)」がポップアップショップ「ル・モワナトランクショー(LE MOYNAT TRUNK SHOW)」を開催。藤原ヒロシのセンスをインプットした「ガーデナーバッグ(CabasJardinier bag)」を発売する。期間は3月25日から4月7日までで、会場は伊勢丹新宿本館4階ラグジュアリー・ステージ。ブランドを愛用する藤原がパリのアトリエに訪れた際に、アーティスティックディレクターのラメッシュ・ナイール(Ramesh Nair)と交わした会話をきっかけに製作された同バッグ。ベースは1920年にアンリ・ラパンが手掛けたイニシャルキャンバスバックのアーカイブで、リネンのキャンバス地で軽量化を追求。フラコン・カーフレザーのパイピングに、モワナのサインがプリントされている。更に、藤原が主宰するフラグメントデザイン(fragment desigin)を意味する「FRGMT」パターンがデザインに組み込まれた。サイズは2種類での展開となり、カラーパレットはセピアブラウンとカーボンブラックの2色を用意する。更に、表面加工にはマット、サテン、玉虫色に変化するモダンなフレームプリントテクニックが取り入れられた。
2015年03月04日セルゲイ・プロコフィエフの子供のための管弦楽曲「ピーターと狼」が延々と鳴り響いたボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)2015-16秋冬コレクション。モノカラーでパターンと仕様に凝った服を見せるトーマス・マイヤーだが、今回は珍しくグラフィカルなコレクションだ。目に飛び込んで来たのはカラフルなドット達。ジャケット、パンツ、ブラウス、ニットなどあらゆるガーメントにプリントされている。載る素材も様々。テクニカル素材のコートからは襟裏から別色のドットがのぞく。ブラウスやスーツにはフロッキープリントで陰翳のような表情を作っている。ニットワンピースでは丸く浮き出るような加工によりドットを表現。次に特徴的なのは直線的なディテール。厚いパッドを入れパターンでスクエアなショルダーラインやストレートシルエットで統一されたパンツ、ニードルパンチで描かれたストライプ模様のコートやニットなど、ドットの丸と対照的だ。テープで直線的に切り替えたワンピースも登場。後半はトーマスらしく手の込んだドレスが並んだ。表のレースの切り替えと合わせて裏のドットやビジューの色を微妙に変化させたり、手描きでのドットの表現など、手に取って楽しめる凝った服を見せた。足下はアッパーにマルチバックルが付いたスクエアタイプのシューズで統一。ブーツ、パンプス、ローファーなど様々なタイプで展開。新バッグ・モナコ(Monaco)はカバーにハードな素材を用い、ボディをしなやかなレザーで仕上げたハンドバッグ。素材・色・イントレチャートなど様々なタイプが作られている。
2015年03月04日ディーゼル(DIESEL)から15SSの新作スニーカー「ドラゴン 94(DRAGON 94)」(1万8,800円)が発売される。今シーズンのコレクションテーマとして“カリフォルニアへのロードトリップ”をシーンに思い描いた、アーティスティック・ディレクターのニコラ・フォルミケッティ。オレンジ、ブルー、イエローといった鮮やかなカラーは、後染めすることでユーズド感を演出。またボディと同色に淡く色づいたソールやフックのディテールと相まって、西海岸沿いに佇むガソリンスタンドの、日に焼かれて色褪せたスタッフユニフォームを彷彿とさせる。側面に施された“ONLY THE BRAVE”ロゴのラバーパッチがさりげなくアクセントになっている。コットン100%で仕立てられた柔らかな履き心地を実現した。サイズは36から40にて展開。発売は3月中旬を予定している。<問い合わせ先>ディーゼル カスタマー サポートTEL:0120-55-1978
2015年03月04日ロドルフォ・パリアルンガ2シーズン目となるジル・サンダー(JIL SANDER)2015-16秋冬コレクションはシャープな中に柔らかい温かみがある。張り感のあるドライな質感のカシミア×ウール素材のテーラードジャケット、ミニマムなコート、ワンピースなどアウター類は細く縦長なシルエット。ひざ下まで覆うコートとワンピースは脇や前後にスリットが入り、動き安さに配慮されている。シャープな印象だが、素材のダブルフェイスカシミアが温かみを醸す。ベルトのみで留めるコートはローブのようで、リラックス感に溢れる。この柔らかい印象はホームカーペットやラグのようなテクスチャーと柄でデザインされたファーコートも同様。パッチワークやジャカードで作られた手の込んだアイテムだ。インナーに合わせられるのはタートルネックニットやジル・サンダーには珍しいフリルのシャツ。付け襟タイプもあり、二重にしたり、襟のみ着用と様々なルックでスタイリングされている。カラーは深いグリーンとネイビーに明度の高いオレンジ、ピンク、イエローなどをミックス。このミニマルな色合わせに斜線やチェックが挿入され、よりグラフィカルな印象が増す。チョークストライプのようなラインの大判チェック、レザーテープをミシンで叩いて作り出したストライプ、レザーをボンティングしたジオメトリック模様などスパイスの利いた柄パターンだ。新バッグはフラップの中央部にスリットが開いたデザインのショルダーとフラップにハンドルが穿たれた2タイプが登場。様々な色とレザーで展開されている。
2015年03月04日ジル スチュアート(JILL STUART)が、15年サマーコレクションを4月17日に発売する。新商品「ジルスチュアート フォーエヴァー ジューシー オイルルージュ」(10ml/全7色・限定1色/各2,800円)は、口紅のような鮮やかな発色とグロスのような濃密なツヤ、美容液のうるおいのすべてを1本で兼ね備えたリキッドルージュ。スキンケア商品のような保湿感のある美容オイルベースに仕上げた。新配合のフィット&フラットオイルがうるおいを蓄え、ジューシーな彩りを長時間持続させる。更にピグメントを入れることで美容オイルのようなうるおい感の高いリキッドルージュを完成させた。“果実のような唇を叶えるルージュ”というコンセプトから、デザインはストロベリーをイメージ。カラーバリエーションは限定色のストロベリーのような甘く明るいカラー「08」を含め、8つをラインアップする。更に、人気のチーク「ジルスチュアート レイヤーブラッシュ コンパクト」(4,500円)の限定色として、ジューシーなオレンジのグラデーションカラー「08」が登場。しっとりとした印象に仕上げるスムースグロウオイルと、奥行きのあるツヤを演出するルーセントパウダーでクリームチークのようなしっとりとした発色を実現している。「ジルスチュアート ネイルラッカー R」(10ml/1,500円)からも全5種類の限定色が発売。ラインアップは、ライトブルー、キウイグリーン、ビビットイエロー、トロピカルレッド、フライトピンクといった夏らしいジューシーでポップな彩りがそろった。その他、ウォータープルでにじみにくく、つけたての濃密な発色と美しい仕上がりを持続出来る新商品「ジルスチュアート ステイトゥルー ジェルアイライナー」(4色/各2,300円)、4色のグラデーションカラーと目元を際立たせるリボンカラーの5色のバレットで構成されるアイカラー「ジルチュアート リボンクチュール アイズ」(5,000円)も発売。なお、同コレクションではアイライナーをのぞいて、すべてにクリスタルフローラルブーケの香りを採用した。
2015年03月04日デザイナーのニール・バレット(Neil Barrett)によってリブランディングされた「ブラックバレット(BLACKBARRETT)」。その初となる15SSシーズンよりプレ・メインコレクションが発表された。ニール・バレットの完全監修の元、プレスプリングコレクションにはイギリスのパブリックスクールをイメージしたアイテムがそろった。その最もわかりやすい特徴となるのが、名門校エトンの校庭をイメージした太いボーダー、カラーブロックなどのデザインモチーフ。更にチョークストライプやピンストライプなど、伝統的なパターンをカットソーに落とし込んでいる。またメインは、線とストライプのシンプルな美しさを追求。スカルに浮き出る幾何学模様、バスケットコート上の規則的な境界線など、現代アートに通じるグラフィックが機能的なスポーツウエアやテーラリングと調和している。一方で、木の年輪や枝の重なりによって生み出された不規則な線や円は、オーセンティックなメンズのシルエットに落とし込まれた。今シーズンよりニールが全作品の90%以上に渡ってディレクションを担当。メインブランドのフィッティングやパターンを取り入れながら、今後はデザインや素材、価格帯で彼のファンを魅了するようなアイテムが展開されることになりそうだ。
2015年03月04日ディオール(Dior)が、女優のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)がミューズを務めるアイコンバッグ「ビー ディオール(Be Dior)」の新広告キャンペーンビジュアルを公開した。撮影はイタリア人フォトグラファーのパオロ・ロベルシ(Paolo Roversi)が手掛けた。オスカー女優であるローレンスのナチュラルなオーラを捉える舞台として、建築的にピュアでミニマルな場所を選択。白い階段や壁を背景に、ローレンスの持つバッグのデザインがより美しく際立されている。ビー ディオールはスムースレザーやプレシャススキン素材などを用い、ブランドネーム「D.I.O.R」の4文字を象るシルバーフォーム、レザーで覆われたレターチャームなどがあしらわれている。肩から下げたり、クロスボディで持ったりと、スタイルに合わせた持ち方を楽しめる。
2015年03月04日15SSシーズンでプレタポルテから撤退するジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)が日本で復活する。セブン&アイ・ホールディングスが15年秋冬からスタートするプライベートブランド「セット プルミエ(SEPT PREMIERES)」のゲストデザイナーとして、コラボレーションアイテムをデザインする。コラボコレクション「Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIERES」はウィメンズのみ展開。アイテム比率はアウター10%、トップス50%、ボトムス15%、ワンピース5%、雑貨20%。約50型を予定し、値段は3,900円から2万9,000円。アイコンのボーダーセーターは4,900円、トレンチコートは1万9,000円だ。販売店舗はイトーヨーカドー45店舗、そごう・西武24店舗。ECでの販売も予定。売り場デザインは佐藤オオキ率いるnendoが担当する。コラボは16SSまでの2シーズン限定。オンワード樫山が発掘し、上野の森美術館で個展を開くなど親日家として知られるゴルチエ。低価格アパレルとは以前アメリカの小売り企業「ターゲット(TARGET)」とカプセルコレクションを発表しているのみ。今回のプロジェクトは充実のラインアップで、日本のファンにとって朗報だろう。
2015年03月04日花見や家飲みを彩る時代を反映した伝統色の酒日本の伝統色で酒造りという独創的な『Nippon IRO SAKE Project』。参加した蔵元は、どのように取り組んだのだろうか? 黄櫨染(こうろぜん)という伝統色をテーマに『山田錦 黄櫨染風2005』を手掛けた石川県・福光屋で話を聞いた。「伝統色で酒造りとは、おもしろいと思いました。すぐに参加を決めて社内チームを作り、味、内容、デザインをひとつひとつ進めていきました」と進取の気性に富む福光屋13代目、代表取締役社長・福光松太郎さん。ブラインドテストの結果、風格や伝統を想起するという声が多かった福光屋。昔から天皇が儀式時に着用する装束の色として知られる黄櫨染(こうろぜん)がテーマ色に選ばれた。「高貴で品がある色ですから、時を経て濃厚かつ芳醇に変化を遂げる熟成酒のの輝きと縁起の良いラベルデザインで色感を表現しました。契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」を100%使用し、伝統の技で丹念に仕込んだ純米酒を、丁寧に熟成管理してきた10年ものの熟成酒です」と福光さん。ラベル意匠には、地元金沢に残る、婚礼道具に描かれていた、縁起文様を配した。福光さんは「10年の歳月をかけて出会える味。出会いの “めでたさ”や“縁”をラベルにも込めました」と話す。伝統的でありながらモダンで洗練された『山田錦 黄櫨染風2005』が出来上がった。その濃く豊かな味わいは、和食はもちろん洋食との相性もいいとか。最後に、『Nippon IRO SAKE Project』が生んだ五色の日本酒を紹介する。山廃仕込みで有名な秋田県・齋藤酒造店は、「支子色(くちなし)」をテーマに手掛けた『雪の芽舎山廃純米吟醸支子色風』。紅花と藍から生まれる「二藍(ふたあい)」を表現した新潟県・尾畑酒造は、熟成した果実味と香りの『二藍真野鶴純米吟醸』を。「天色(あまいろ)」を担う長野県・宮坂醸造は、変化する原酒の味わいを変わりゆく空の色に重ねた『純米吟醸 天色』を生んだ。石川・福光屋は、「黄櫨染(こうろぜん)」の輝きを放つ『山田錦 黄櫨染風2005』を。華やかな「鴇色(ときいろ)」と評された佐賀県・天吹酒造は、花酵母でかもすフルーティな香りの『天吹 大吟醸 鴾色』を手掛けた。これらの五色の酒が、3月4日から伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/和酒、日本橋三越本店本館地下1階=ラ・カーヴ、銀座三越地下3階=ラ・カーヴ店頭に並ぶ予定だ。仲間との花見酒に、宴へのおもたせに、贅沢なウチ飲みに、“日本の伝統色”をかもした日本酒は楽しき春の宵を彩ってくれるだろう。前編に戻る。
2015年03月04日ブラインドテストであぶり出される色をテーマにした独創的な酒造り2013年12月、ユネスコ無形文化遺産に和食が認定されたこともあり、日本の食文化である日本酒にも世界的な注目が集まっている。清酒蔵の海外進出の成功も引き金となり、どんな食にも合う万能な酒として、世界に発信されるアルコールへと進化しつつある日本酒。そんな中、三越伊勢丹では3月4日より『Nippon IRO SAKE Project』をスタート。口にした時に浮かぶ「色」の印象で、酒銘やラベルデザインを表現するという同プロジェクトから誕生した日本酒が登場する。お酒に内在するイメージを“日本の伝統色”で表現する、そんな難題に挑むのは5つの蔵元だ。まずは、芳醇な『雪の芽舎』が代表銘柄であり手間暇かかる山廃仕込みにこだわる秋田県・齋彌酒造店。新潟県は佐渡・尾畑酒造は、薫り高くすっきりとした飲み口『真野鶴』で知られる淡麗辛口の蔵元。日本酒好きなら誰もが知る『真澄』を造る長野県・宮坂醸造。全量純米造りを行う石川県・福光屋は、米醗酵技術を生かし、化粧品や食品開発まで手掛け、日本酒を国内外へ発信する。最後は、花酵母で醸す香り高い酒造りを展開する九州の佐賀県・天吹酒造。すべて個性的で魅力ある酒を醸すことで知られている蔵元ばかり。「日本の伝統色をベースにプロダクトアウトした本企画は、私達のDNAに息づく微妙なニュアンスこそ日本酒を語るにふさわしく、今回の5蔵元と取り組めたことで“新たなクリエーションを試みながらも伝統を継承していく”伊勢丹発信の和酒が表現し、見た目も意外性があるため、パーティーなどで会話のきっかけ作りのして欲しい!」とバイヤーは語る。これらの蔵元が味やデザインに反映させる伝統色は、約30名のブラインドテストによって決められた。蔵元やインポーター、バイヤー、そしてアーティストや雑誌編集者など、酒と表現のプロフェッショナルが5つの蔵元の酒を一切情報がないままに試飲。飲んでみて感じた色や思い浮かぶシーンについての意見を各自が投票。そのイメージやシーンを集約して、各蔵元が担う「日本の伝統色」を選定した。ブラインドテストにより決まった日本の伝統色をテーマにして、風味や味わい、ラベルやボトルを蔵元が作り上げていく。なんと斬新な酒造りプロジェクトだろうか!後編に続く。
2015年03月04日2014年秋から順次リモデルを行っていた伊勢丹新宿店本館5階リビングフロアが3月4日、ついにグランドオープンした。リモデルにあたって設計を担当したのは、丹下都市建築設計代表の丹下憲孝と、デザインオフィスGLAMOROUS co., ltd.代表の森田恭通。新しくなったフロアでは、“世界最高のファッションミュージアム”というコンセプトの下、フロア内を散策しながらハイカルチャーと新しい暮らしのアイデアを見つけることの出来る場を提供する。リビングフロアは、「センターパーク」「ウエストパーク」「イーストパーク」に加え、「リビングパーソナル(くつろぐ)」「キッチンダイニング(つどう)」「ベッドバスパウダー(やすらぐ)」のテーマに合わせたセクションで構成される。「キッチンダイニング」には、フラワー アーティスト東信による百貨店初の花屋「フラワー オブ ロマンス(FLOWER OF ROMANCE)」が出店。ショーケースに収められた花々は、ブーケや、アレンジメントフラワーなどオーダーメイドで受注することはもちろん、押花(3,000円から)や、瓶につめた蘭(1,000円)など、草花にまつわるアイテムを幅広く販売。また、フードやファッションに合わせた花のコンシェルサービスも行う。プレス担当者は「百貨店だからこそ、訪れる様々な方々の生活に寄り添って、花のある暮らしを提供したい」コメント。同店の周囲一帯は色鮮やかな草花の華やかな香りに包まれていた。さらに、各コーナーではリモデルオープンにあたり、様々な特別企画・コンテンツを用意。「リビングデコール」には、皆川明がデザイナーを務める「ミナ ペルホネン」と『VOGUE NIPPON』や『エル・デコ』など、数々の雑誌で活躍するインテリアスタイリストの作原文子がコラボレーションした特別展「ライフ・リブ・ラブ(LIFE LIVE LOVE)」を開催。皆川氏は、「“ファッション”でも“リビング”アイテムでも、物を選ぶときにひっかかる部分に垣根はないはず。だから、暮らしという大きな枠の中でショッピングを楽しんでもらえる空気感を作りたかった」とコメント。作原氏は「撮影で使用したもの達や、自分が実際使ってみてよかったと感じられたアイテムを集めた。ミナ ペルホネンとはあえて両極端なテイストの品々をセレクトすることで、お客様の視点の幅を広げられるのではと考えている」とセレクトしたアイテムについて話した。また、ウエストパークでは、オープニング企画として、九谷焼作家が絢爛な絵付けの技法を駆使した「ウルトラマン」のオブジェの出展や、鹿児島睦の個展「“装飾”展―花と鳥―」を開催。発売アイテムには、 「アルフレックス(Arflex)」と「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のコラボレーションソファや、同店限定マクミラン/イセタン柄、ブラックウォッチ/イセタンメンズ柄の伊勢丹オリジナルレターセット(3,000円)などが販売される。暮らしに欠かせない食カテゴリーにおいても充実のラインアップ。カフェ「賚果 | RAIKA(らいか)」を始め、「キッチンダイニング」には、約1週間から2週間ごとに出店店舗が変わるコーヒーと紅茶のカフェ「キッチン ダイニング デコール(KITCHEN DINING DECOR)」、キッチンスタジオ、一角に設けられた茶道具専門のコーナーでは“形式に囚われない自由なお茶の楽しみ方”を提案していく。その他、輸入壁紙専門ショップ「ワルパ(WALPA)」や、新たにオープンしたステーショナリーコーナー、活版印刷と箔押しを手掛けるプリントスタジオ、したためた手紙をその場で投函出来るようにと設置されたポストなど、趣向を凝らした空間となっている。
2015年03月04日フコク生命保険が東京・内幸町の自社ビルで「フコク生命ご当地キティーミュージアム」を開催中。期間は15年6月30日まで。今回の展示を手掛けたのは、デザイナー岩間直哉。岩間は10年に株式会社博報堂に入社すると、次世代型ブランディングの専門ユニット、博報堂ブランドデザインに配属。14年10月より株式会社博報堂プロダクツの空間デザイン部門、イベント・スペースプロモーション事業本部に所属し、ブランディング戦略から建築、インテリア、プロダクト、ロゴまでの統合的なデザインを手掛けてきた。そんな彼が手掛けたミュージアムは、床に描かれた日本地図に合わせて、全国62支社のオリジナルご当地キティを展示したもの。フコク生命のイメージキャラクターである「ハローキティ」と日本各地の名産品、歴史、人物などをコラボレーションさせた。個性豊かな装いのキティたちを見ているだけで、日本各地の伝統や地域性が感じられる。入口には本展のシンボルとして、ハローキティを家紋のようにあしらった暖簾を設置。その他は、ハローキティのもつシンプルで構成的なデザインを空間で表現することを目指し、余分な装飾を極力排除した。その中で、床一面に描かれた日本地図の強弱のある黒いラインが、ハローキティのアウトラインを想起させている。【展覧会情報】フコク生命ご当地キティーミュージアム会場:富国生命ビル1階エントランス住所:東京都千代田区内幸町2-2-2会期:14年12月8日から15年6月30日(予定)
2015年03月04日ハイク(HYKE)と「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」のコラボレーションライン「アディダス オリジナルス バイ ハイク(adidas Originals by HYKE)」の公式サイト()が3月2日にオープンした。このサイトはハイクの公式サイトと同様に、白黒のバイカラーで構成されるシンプルなデザインとなっており、全部で5つのコーナーを用意する。「COLLECTIONS」では最新15SSコレクションのアイテムをはじめ、ムービーやバックステージの写真などを公開。「NEWS」では、ポップアップショップの展開などの最新ニュースが更新されていく。その他、「STORY」ではラインのコンセプトを、「STOCKIST」では取り扱い店舗の一覧を紹介中だ。アディダス オリジナルス バイ ハイクは、アディダス オリジナルスのスポーツウエア、プロダクトのヘリテージをベースに、それを現代的に再構築する新ライン。15SSから3シーズンに渡り、ワールドワイドでの展開を予定している。また、本コレクションは、11日から17日まで伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3にて世界先行発売されることが決まっている。
2015年03月04日ゼニアグループの「アニオナ(AGNONA)」が2015-16秋冬ウィメンズコレクションを発表した。2014年に就任したクリエーティブディレクター、ステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)により、ハイテクノロジーとメゾンの伝統であるサルトリアル技術を融合させたコレクション披露するアニオナ。チェスターコート、センタープリーツパンツなどマスキュリニティームードは昨シーズンからそのままに、今シーズンは、よりアイデンティティーと個性を強調する新たな女性像を打ち出した。かっちりとしたテーラードのコート、チュニック、ベストの下に重ねられるのは、シューズがすっぽりと隠れてしまうほど裾の長いトラウザー。上下ともにボリューミーなワイドシルエットで、新しいアニオナウーマンの姿勢を表現している。イブニングは、シフォンのブラウス、ドレスで軽く柔らかに、またそれらにあしらわれるビジューによりフェミニンでエレガントな装いだ。
2015年03月04日サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)は3月6日、新作のフレグランス「エモツィオーネ(EMOZIONE)」を発売する。ラインアップはオーデパルファム(30ml/8,900円、50ml/1万2,700円、92ml/1万6,800円)とボディローション(200ml/6,500円)の2種類。エモツィオーネとはエモーション、つまり感情を表すイタリア語。このフレグランスはありのままに生きる人生を、感情に彩られながら過ごす女性達に捧げられた。そんな彼女たちの一生を、クラシックでありながら都会的に洗練されたシプレで表現している。トップノートはジューシーなベルガモットとパウダリーなアイリス、それにホワイトピーチが加わった優しくスムースな香り。やがて、ピオニー、ブルガリアンローズといったフェミニンなフラワーブーケへと移ろうと、ラストノートをパチョリとホワイトムスクがエモーショナルに彩る。優雅でナチュラル、それでいて深みのある香りで、女の心ゆさぶる感情の起伏と凛とした姿を彷彿とさせた。スクエアシェイプのボトルは、ホワイトレザーのようなサイドの質感、ガンチーニのチェーンでエレガンスなイメージに。ビジュアルやショートフィルムではモデルのマルゴシア・ベラが、インスピレーションの源となった女性像をダイレクトに伝えている。
2015年03月04日ランジェリー総合展示会「ランジェリープラス(LINGERIE+)」が、3月12日から14日まで東京・原宿のthe SAD cafe(東京都渋谷区神宮前1-9-12 ロイスダールビル2F)で開催される。“ランジェリーこそファッション”をテーマに、世界中から15-16AWのランジェリーコレクションが集結する同展。14年3月の立ち上げから今回で第3回目を迎えた。当日はイタリア、フランス、ドイツ、スイスなど、ヨーロッパを中心としたインポートアイテムの数々を展示。国内からも個性的な20ブランドが参加し、オーガニックのインナーウエア、ランジェリー用ハンガーなどをラインアップする。更に、メンズのアンダーウエアも展開される予定だ。なお、同展は14日にのみ一般公開し、フィッテングやプロによるアドバイス、新作の販売などを行う。「ロンリー(Lonely)」からは、ブランドのオーナーでデザイナーのヘレン・モリスとパートナーのスティーブ・ファガーソンが来日し、日本未入荷の人気コレクションを販売する。更に、会場に設営されたPhoto boothで一緒に撮影することも可能だ。ロンリーはニュージーランドで生まれ、アメリカのファッショニスタに認められたことで世界のセレブから注目を集めるブランド。モデルのジェシカ・スタムや、女優のキャリー・マリガンなどにも愛用されており、今年は日本への本格上陸が決まっている。
2015年03月04日シャネル(CHANEL)が15SSコレクションの広告キャンペーンについて、その詳細を明らかにした。今回の3種類のキャンペーンビジュアルでは、ブランドを代表する3つのバッグにそれぞれフォーカスする。モデルにはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)、アリス・デラル(Alice Dellal)、ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)を起用。撮影はデザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が自ら手掛けた。過去には「パリーダラス メティエダール コレクション」でも広告キャンペーンのビジュアルに起用されたクリステン。今回は、ラガーフェルドが「11.12」と名付けたハンドバッグの顔として出演している。キャンペーンビジュアルには、ラムスキンにヘリンボーンのキルティングステッチを施したデザインの「11.12」が登場。シルククレープのスーツ姿で、ジャケットの下に白いTシャツを着たクリステンが、若々しくアーバンな雰囲気で、時代を超えたバッグの魅力を表現している。また、シャネルで繰り返しモデルを務めてきたヴァネッサ・パラディは、最新作「ガール シャネル」の世界観を表現することになった。撮影されたビジュアルでは、ラムスキンの「ガール シャネル」とパールのネックレスだけを素肌にまとったパラディの、型にはまらないナチュラルな美しさが切り取られている。パラディはバッグの魅力について「この上なく穏やかに、服にも肌にも調和するところがお気に入り」とコメント。一方、アリス・デラルのスタイリッシュでパンクな魅力と並び立つのが、クラスプにあしらわれた“ダブルC”がシンボリックなハンドバッグ「ボーイ シャネル」。このバッグのローンチ以来、キャンペーンモデルを務めてきたアリスは、スエードのたっぷりとしたシャツ姿で登場。デニムのパッチワークを使ったバッグを身に着け、アイテムの男性的・女性的な感覚を表現した。普段から「ボーイ シャネル」を愛用するアリスは、このバッグについて「私は『ボーイ シャネル』を斜めがけにするのが好き。ハンターが使う弾薬保管用バッグをヒントにしたバッグだから、正しい使い方でしょう。私がカジュアルな服装に抵抗なく合わせられる唯一のバッグよ」と話している。
2015年03月04日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週水曜日は、京都に店舗を構える、本と本にまつわるあれこれをセレクトしたショップ、恵文社一乗寺店(京都市左京区一乗寺払殿町10)がオススメする書籍を紹介します。■「あのこ」宇野亞喜良、今江祥智60年代よりイラストレーターとして活躍し、今なお最前線で仕事を続ける宇野亞喜良と、同じく児童文学の大家として50年以上のキャリアを持つ今江祥智。2人は数多くのコラボレーション作品を発表しているが、その原点であり、集大成と呼べる傑作が本書。1966年理論社より刊行され、改版の後長らく絶版となっていたため待望の復刊である。馬と少女という、宇野亞喜良にとってのオブセッションとも言えるモチーフと、戦後の疎開地での、幻想的なボーイミーツガール物語の組み合わせは、子供向けの絵本とはとても思えぬ詩情。【書籍情報】「あのこ」著者:宇野亞喜良、今江祥智出版社:BL出版言語:日本語ハードカバー/16ページ/250×265mm発刊:2015年価格:1,800円
2015年03月04日マイキータ(MYKITA)から、ブランド初となる子供用アイウエアコレクション「マイキータ ファースト(MYKITA FIRST)」が登場する。同コレクションは“動物たちの王国”に登場するキャラクターにちなみ、「PANDA」「SWARROW」「JAGUAR」などの名前が各モデルにつけられた。ラインアップはメガネ4種類、サングラス3種類の計7種類。そのすべてがユニセックスで、フレームは丸型、パント、キャッツアイ、パイロット、スクエアとクラシカルなフォルムを展開。カラーもシャイニーシルバー、ライラック、フルオレッド、ナイトブルー、ブラックと豊富なバリエーションがそろった。コレクションの開発にあたり、マイキータ本社に集まった子供たちとともに、人間工学的に子供の顔に合った製品、子供たちの好みに合ったデザインを追求。フレームは素材に軽量なステンレススティールを使用し、子供らしい動きに合わせて調節可能な仕様とした。更に、ラバーコーティングを施し、壊れにくく、かすり傷も付きにくい作りに仕上がっている。その中でも、シャイニーシルバーモデルだけはコーティングせず、洗練されたメタルそのままの表情を生かした。また、一部のモデルは耳にかかるテンプルエンドに、遊び心を感じる鮮やかな色を取り入れている。その他、サングラスはぎらつきを最小限に抑え、紫外線を100%カットするカールツァイス社の色付きレンズを使用。また、すべてのアイテムには特製デザインのケースが付属する。これは、耐久性に優れた薄型のカバーで、色はマットなダブグレー。そこにパウダーブルーのアクセントが添えられた。コレクションのキャンペーンビジュアルは、ブランドの15年キャンペーンと平行してフォトグラファーのマーク・ボスヴィックが担当。撮影はマンハッタンの摩天楼を遠くに望むブルックリンの巨大な屋上庭園で行われた。そこにはコレクションアイテムを身につけた子供やヤギが、緑のオアシスで楽しく過ごす様子が写し出されている。これに、イラストレーターのジョーディ・ヴァン・デン・ニューヴェンディックが、有機的でどこか隙のあるイラストを添えた。鮮明な色使いや大胆なフォルムが、作品がもたらす自然なムードや背景と見事にマッチしている。コレクションは3月4日に伊勢丹新宿店で発売。5月からは、MYKITA Shopをはじめとしたファッションブティックや、メガネ店で発売される予定だ。
2015年03月04日