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俳優の蒼井優(37)が、23年度後期の連続テレビ小説『ブギウギ』に出演することが6月22日に明らかとなった。蒼井は、趣里(32)演じるヒロイン・鈴子が憧れる梅田少女歌劇団(USK)のトップスター・大和礼子役を務める。発表に際して、蒼井は「放送を心待ちにしていたので、まさか自分にもお声がけいただけるなんて思ってもいませんでした。しかも、小さい頃から大好きな歌劇の世界で、憧れの先生方とご一緒させていただけて、私にとっては夢のような時間です」と、コメントを寄せていた。『ブギウギ』で朝ドラ初出演を果たす蒼井。同作は昨年8月に夫の山里亮太(46)との間に第1子を出産した彼女にとって、産後の復帰作でもある。「朝ドラといえば若手女優の登竜門というイメージがある一方で、近年ではベテラン女優の活躍も目立ちます。’19年『スカーレット』の主演で主演を務めた戸田恵梨香(34)は放送当時31歳。’21年『カムカムエブリバディ』のヒロイン・深津絵里(50)は放送当時48歳でした。売れっ子女優たちが改めて注目を集めました」(芸能関係者)さらに最近は、朝ドラがママ女優たちの復帰の場にも。’15年8月に男児を出産した菅野美穂(45)は、’16年の朝ドラ『べっぴんさん』で女優復帰し、17年の朝ドラ『ひよっこ』にも立て続けに出演。『べっぴんさん』で母親役を演じたことについて、「子どもを産んだ後にこのお話をいただけるっていうのは本当に幸運」と’17年10月13日に放送された『A-Studio』(TBS系)で語っていた。マイコ(38)も、’21年の朝ドラ『おかえりモネ』で女優業に復帰。Webメディアのインタビューで、「具体的にいつ復帰するのか、全く考えていない中でいただいたオファー」(MANTANWEB編集部、’21年9月19日配信)と語っているように、“育休復帰”の思わぬ契機となったようだ。また’18年の朝ドラ『まんぷく』ヒロインの安藤サクラ(37)は、産後4か月でNHKからオファーをされた。出産したら子育てに専念すべきという考えから、一度は断ったが家族に背中を押されて出演。1歳に満たない娘を連れて大阪に向かい、長期間の撮影に挑んだ。なぜ、朝ドラはママ女優たちの第一歩に選ばれるのだろうか。前出・芸能関係者はこう語る。「競争の激しい芸能界において、産休明けの復帰作は重要です。朝ドラは話題になりやすいですし、本人としても、事務所としてもオファーを快諾しやすいのではないでしょうか。またNHKは子連れ女優さんたちに全面的なサポートを約束してくれるそうです。実際に安藤さんが“ママさんヒロイン”になった際には、おむつ交換台や授乳スペースのあるキッズスペースを局内に新たに設置し、ベビーシッターも付き添えるように制度を整えていました」安藤は『日経エンタテインメント!』’18年11月号のインタビューにて、「もちろん、NHKの器の大きなスタッフの方々の説得も心にしみました。実際に制作のために動き出してからは、朝ドラのスタッフの方だけでなく、お掃除のおばちゃまや受付のお姉さんまで、みなさんが娘の面倒のサポートをしてくださっています」と、NHKの手厚いサポートを明かしている。朝ドラはママ女優の強い味方となっているようだ。
2023年06月28日広末涼子(42)とのW不倫が波紋を広げているミシュラン1つ星シェフ・鳥羽周作氏(45)。6月14日にTwitterを通じて不倫を認め謝罪をしたが、騒動は泥沼化の様相を呈している。広末の夫であるキャンドル・ジュン氏(49)が18日に、緊急で記者会見を実施。家族や自らの活動への思いを語ったが、質疑応答では「彼からは謝罪がないんです」と鳥羽氏から連絡を無視されていたことを暴露。さらに22日発売の「週刊文春」では広末自ら文春に電話をかけてきたと報じており、広末は所属事務所「フラーム」の社長の対応を痛烈に批判したのだった。一方で、鳥羽氏は謝罪文を発表して以降は沈黙を守ったまま。そうしている間に騒動は波及し、一部ネット上では鳥羽氏に対して“同情論”まで飛び出る事態に。27日に「日刊ゲンダイDEGITAL」は、「ネットには同情論も…広末涼子に溺れ破滅の道を選んだ鳥羽周作シェフ『恋愛経験値』の低さ」と題する記事を公開。鳥羽氏が“広末に舞い上がってしまった”と見るネットユーザーの同情の声を紹介しつつ、恋愛アドバイザーが「恋愛経験値の低い男性が恋愛巧者の女性に手玉に取られた挙げ句、自業自得とはいえ、火だるまになっている姿に同情する意見が出るのも頷けます」と解説している。そんななか、同日には長野県小谷村で鳥羽氏が手掛ける7月1日オープンの古民家レストラン「NAGANO」のレセプションが開かれた。だが、「スポニチアネックス」によれば、中心人物である鳥羽氏は姿を現さなかったようだ。村の担当者は「村としては運営については(鳥羽氏の会社に)任せているが、個人的にはケジメを付けるべき」と述べ、記者会見を開くなりして騒動を収めるよう求めたという。「古民家レストランを立ち上げたきっかけは、昨夏に村の担当者が地域活性化を期待して鳥羽さんに声をかけたことだそうです。古民家は築140年以上で、約1億2000万円をかけてレストランに改修したと聞いています。鳥羽さんは不倫騒動によって“降板ドミノ”が続いていますが、同村では『個人ではなく企業とお付き合いをしている』との見解からプロジェクトの見直しは行わない方針だといいます。ただ、地元の食材を豊富に使ったメニューは鳥羽さん監修です。これまでも同村の観光地域振興課や地元農家の方々と一緒に協議や試食を重ね、鳥羽さんは『歴史や文化含めみんなと一緒に何かを作っていきたい』と語っていました。にもかかわらず、レセプションという大切な場に出席しなかったのは、“逃げている”と思われても仕方がないでしょう」(週刊誌記者)14日に公表した謝罪文では、《自分が一番世の中にできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした》《少しずつでも、失った信用を取り戻せるよう、努力を重ねてまいります》と綴っていた鳥羽氏。しかし、キャンドル氏の会見後も沈黙を貫き、主要メンバーとして参加する地域活性化の一大イベントにも姿を現さずーー。ひとり逃げ回る様子に、ネット上では厳しい声が相次いでいる。《メンタルは凄いですね… 関係するスタッフの方々には謝罪したのでしょうか…》《いつまでも雲隠れしていたら不誠実だと言われ続けるだけ。表に出てくる良い機会だったと思うけど、残念でした》《今まで散々マスコミに出ていたくせに、騒ぎになった途端に雲隠れ。鳥羽氏の逃げ回る態度は不愉快です。紙切れ一枚で済ますのではなく、不倫はやましいことではありますが、自分に信念があるなら、こそこそ広末さんと連絡を取るだけでなく、公の場に出て自分の信念を語るべきだと思います》
2023年06月28日有名人の子供が多く通うことでも知られる都内の名門小学校。6月下旬の静かな朝の通学路に目にも眩しいゴールドの車が停車した。運転席から出てきたのは歌舞伎俳優の市川團十郎(45)。小学校に登校する長女・ぼたん(11)と長男・新之助(10)を車で送り届けるところだった。「よくも悪くも團十郎さんらしいというか……。“金ピカ”でひときわ目立つ車ですね。英国の超高級メーカー製で、3千500万円ほどです」(車雑誌の編集者)’17年に妻の小林麻央さん(享年34)を失って以来、團十郎はシングルファーザーとして2人の子供たちを育てている。「6月22日の命日は墓参りのあと記者会見に応じました。麻央さんが好きだった演目の『助六』を新之助くんが最近初めて踊ったので、見てほしかったと話していました」(芸能記者)梨園に生まれた宿命を背負い、幼いながらも舞台に立つ2人の子供たち。学校生活に影響は出ていないのだろうか。「新之助くんは昨年の襲名時、2カ月ほど学校を休むことになりましたが、なんとか楽しく通えているようです。ぼたんちゃんは春から牧瀬里穂さんらが所属する芸能事務所に入りましたから、学業との両立は大変でしょう」(前出・芸能記者)学校の中でも特に注目を集める一家。じつは以前から保護者の間で“ブーイング”が起こっているという。「團十郎さんはお子さんたちを自家用車で送ることが多いのですが、ウチの学校では車での登下校は基本的に禁止です。公共交通の便が必ずしもよくない家庭もたくさんありますが、皆さん規則は守られています」(保護者)通学ルールは保護者にとって大問題。車送迎の禁止が理由で、受験を思いとどまる家庭もある。前出の保護者が続ける。「以前は正門前に堂々と車を止めることもあったのですが、ある保護者が学校にクレームを入れると、團十郎さんは停車位置を少し離れたところに変更したそうです。でも位置の問題ではないと思います。“多額の寄付金を払っているから許されるのか”と怒りをにじませる保護者もいます」そんなクレームや怒りも意に介さず、團十郎は車での送迎を続けていたのだ。学校に取材すると「車での送迎につき、事情のある場合は認めております。またクレームなどにつき、個々の案件にはお答えできません」と回答が寄せられた。子供がケガをした場合などには特別に車での送迎が認められるケースもあるという。校則違反であると理解しているのか、本誌の撮影に気づいた直後に團十郎はブログに投稿した。《今日はカンカン少し足痛めてたので、そのまま送っていく事にしました。そうしたら週刊誌いて、写真撮ってました、おいおい、朝からご苦労様です》新之助が足を痛めていたから、たまたま車を使ったと主張したいようだが、保護者たちから“特別扱い”と不満の声が上がっていたのは、1年ほど前からだという。継承した名跡とド派手な車に負けない、堂々としたふるまいを見せてほしい。
2023年06月28日6月27日、母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された歌舞伎役者の市川猿之助こと喜熨斗(きのし)孝彦容疑者(47)。5月18日に都内の自宅で両親とともに倒れているのが発見され、猿之助容疑者だけが一命を取り留めた。母親の延子さん(享年75)はその場で死亡が確認され、父親の市川段四郎さん(享年76)は搬送先の病院で死亡が確認された。猿之助容疑者は自らに処方された睡眠薬を用意するなどしたといい、「両親が自殺する手助けをしたことは間違いありません。私も両親の後を追って自殺するつもりでした」と容疑を認めているという。名門・澤瀉屋の“一家心中騒動”の余波は、市川中車こと香川照之(57)の長男・市川團子(19)にも及んでいる。事件発生直後、猿之助容疑者の代役として白羽の矢が立った團子。5月20日から東京・明治座の歌舞伎公演の昼の部で舞台に立ち、27日の千秋楽まで代演を務めたことは多くの歌舞伎ファンの感動を呼んだ。「團子さんはたった1日の稽古時間しかなかったにもかかわらず、座頭の役を見事に演じ切りました。リハーサルでは宙乗りなど技術的な部分の確認はしたものの、実際にセリフを言う時間は取れないままでした。それでもミスをすることなく、乗り切ったのです。團子さんの熱演ぶりに客席からはすすり泣く声が聞こえ、幕が下りても拍手が鳴りやまず、スタンディングオベーションが起こったほどでした」(歌舞伎関係者)一門のピンチに際して大活躍が讃えられた團子だが、叔父であり師匠の猿之助容疑者が逮捕されたことでさらなるプレッシャーを抱えることに……。「團子さんは以前から『5代目猿之助』の名跡を継ぐと期待されており、香川さんも息子をバックアップするべく46歳で歌舞伎の世界に入りました。猿之助さん自身にも子供がいないことから、團子さんの歌舞伎界入りを後押ししたそうです。猿之助さんの事件発生後、梨園では團子さんがいつ“5代目”を継ぐことになってもいいように、サポートしようという動きが広がっていたそうです。團子さんは4年前のインタビューで香川さんを『努力の人』、猿之助さんを『憧れの人』と尊敬の気持ちを表していました。しかし、昨年8月に香川さんに性加害疑惑が報じられ、猿之助さんが逮捕されてしまいました。團子さんは事態を冷静に受け止めていたそうですが、『大好き』と語っていた澤瀉屋の行方に心中は穏やかではないはず。仮に團子さんが5代目を襲名したとしても、猿之助さんが引き起こした“一家心中騒動”のレッテルはこの先もついて回るでしょう」(歌舞伎関係者)“次期後継者”の團子を見舞う不運に、ネット上では同情の声が相次いでいる。《縁起が悪いから次の人は嫌でしょう》《誰が後継であろうともう猿之助を名乗れないよね。死者が出ている事件の犯罪者の名前だからね》《團子さんはもう猿之助を継がないほうがいいと思う。未来ある若者に犯罪歴付きの名前を継がせるのはあまりに酷。猿之助はもう終わりにして、團子という名を育てれば》5月22日の集英社オンラインによると、猿之助容疑者は‘12年3月に開かれたファンとの食事会で「後継を決めるのは僕の意志。彼(團子)がだめだったら別の人に継がせますし、4代目で抹殺するとしたら、止め名にしちゃう」と語っていたという。“一家心中騒動”によって「止め名」となってしまうのか、果たしてーー。
2023年06月28日6月27日、自殺ほう助の疑いで逮捕された、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)。猿之助容疑者は、5月18日に東京目黒区の自宅で、父親の市川段四郎さん(76)と母の喜熨斗延子さん(75)とともに倒れているのが見つかり、両親は死亡が確認された。猿之助容疑者は、母の延子さんに対して睡眠薬を服用させ、自殺を手助けした疑いがもたれている。各メディアによると、猿之助容疑者は逮捕前の任意の事情聴取で「週刊誌報道があり、家族会議でみんなでさよならすることにした」「なるべく苦しまずに死ぬ方法として、睡眠薬を飲んで眠ったあとにビニール袋を被せることにした」などと話をしていたという。事件当日には、「女性セブン」で猿之助に関するパワハラとセクハラ疑惑が報じられていた。実の母にビニール袋をかぶせ、命を絶つ手助けをする。息子としての猿之助容疑者の胸中はどのようなものだったのかーー。母の延子さんはとても愛情深い人だったという。「一人息子である猿之助さんを”カメちゃん”と呼んで溺愛していました。梨園の妻としてもよく気をまわし、評判はとてもよかったです。歌舞伎に対し誇りを持っていたのでしょう」(歌舞伎関係者)同時に、とても厳しい人だったという。猿之助は過去のインタビューで、母の鋭い指導をこう振り返っている。《踊りで体の使い方を間違えるとそれは恐ろしいことになる。足の割り方が悪いとバーン!》《バーン!は日によって物差しでありセンスであり革のベルトになる》《舞台の批評が一番怖い。「何だ、アレは!」。この一言で終わり。居ないときでもどっかで見られているような気がする。母は永遠に怖い》(’05年7月20日「スポーツニッポン」)「延子さんは日本舞踊の坂東流の名取だったこともあり、特に芸には厳しかったようです。きちんと踊らないと『ごまかすな!』と叱声がとんでいたそう。それでも、猿之助さんにとって延子さんが自慢の母であったことは間違いないでしょう。それだけに、どうしてこのようなことになってしまったのか……。ほかの手段はなかったのかと思ってしまいます」(前出・歌舞伎関係者)当初、「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と語っていた猿之助容疑者。真相解明を待つほかないが、厳しかった母はもう帰ってこないーー。
2023年06月28日6月27日、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)が母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された。歌舞伎界のスター俳優に関する衝撃的な報道に波紋が広がっている。5月18日発売の「女性セブン」で、弟子や俳優へのハラスメント疑惑が報じられた猿之助容疑者。すると同日、東京・目黒区の自宅で猿之助容疑者と両親が倒れているのをマネージャーが発見。119番通報したものの両親は死亡した。司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられ、ひとり生き残った猿之助容疑者は警視庁に「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と説明していた。そして6月27日、猿之助容疑者は逮捕されることとなった。猿之助容疑者は警視庁の調べに対して「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません」と容疑を認めており、さらに動機について「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われて、みんなでさよならすることにした」という趣旨の供述をしているという。猿之助容疑者は歌舞伎界きってのスター俳優の一人であるだけでなく、ドラマでも大活躍。’20年の『半沢直樹』(TBS系)を筆頭に、’22年には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)や『最初はパー』(テレビ朝日系)に出演。さらにバラエティ番組にも登場し、そのキャラクターが親しまれていた。「同じく歌舞伎界に縁のある俳優・香川照之さん(57)が’22年8月、性加害報道で大幅に露出が減りました。そのためテレビの視聴者にとって、猿之助さんは最も距離の近い歌舞伎役者でもありました」(芸能関係者)そんな人気者の猿之助容疑者が、両親とともに命を絶とうとした、そしてその母の自殺を猿之助が手助けしたーー。ネット上では、衝撃的な事実に絶句する人々が。《猿之助さん、なんでこんな事しちゃったんだろう。ほんとうに残念でならない》《反省をして出直すことだってできた筈》《死して詫びなきゃいけないなんて…。そんなつまらないプライドが邪魔しちゃったのかな?悪い点を認めて裸一貫でやりなおせばいいのに。本当に残念》
2023年06月28日《本作品のナレーションとして広末涼子氏が出演しています。あらかじめご了承ください》6月21日、広末涼子(42)がナレーションを務めるプラネタリウム作品について、運営会社が公式サイトで注意喚起を行った。「『過剰対応』との声もありますが、クレームがくる前に手を打ったのでしょう。それほど広末さんのイメージが悪くなっているということでもあります」(芸能関係者)シェフ・鳥羽周作氏(45)との不倫発覚で、無期限謹慎中の広末。22日発売の『週刊文春』によると、広末は文春へ直電し、所属事務所「フラーム」の社長・Aさんの対応を痛烈批判した。Aさんと広末は30年近い付き合いだという。「広末さんが’94年、14歳で芸能界入りしたときの最初のマネージャーがAさん。地元・高知から上京した広末さんの仕事面だけでなく、私生活まですべて面倒を見ていた、いわば“育ての親”です。4年後の’98年、Aさんは広末さんを連れて独立し、『フラーム』を設立。絆は強固とみられてきました」(テレビ局関係者)“プッツン女優”とも呼ばれた広末が過去に起こした数々のトラブルはAさんが尻ぬぐいしてきた。「広末さんが連ドラの撮影をすっぽかしたことがあったのですが、Aさんが全員にすごい勢いで謝罪して、その場は収まりました。また、スキャンダルが出るたびに、Aさんは彼女のクリーンなイメージが壊れないように動いてきたそうです」(前出・芸能関係者)だがいま広末は、自分を守ってくれてきたAさんを批判した。「広末さんは、Aさんとキャンドル・ジュンさん(49)が“組んでいる”と疑っているようです。また、鳥羽氏との交際に関して、Aさんはノーコメントを貫くという姿勢を続けていますが、彼女としては不満なのでしょう。交際を明らかにして、鳥羽氏と新しい人生を歩むという覚悟を決めたのかもしれません。たとえ待っているのが地獄であっても“周作さんといっしょに”という強い決意を感じます」(前出・芸能関係者)しかし、恩人への“逆ギレ”の代償は大きいようだ。「迷惑をかけないことを確約できないとリスクが高く、仕事先も怖くて契約を結べないでしょう」(芸能リポーター・長谷川まさ子氏)また、前出のテレビ局関係者によると、業界では今回の件で「広末さんは今後10年間テレビで使えない」ともささやかれている。昨年発売したエッセイ『ヒロスエの思考地図しあわせのかたち』(宝島社)で、Aさんをはじめとする仕事仲間を《間違いなく私の最高の財産だ》と語っていた広末。最高の財産をなげうってまで、暴走禁断愛を続けようとする彼女にどんな運命が待っているのか。
2023年06月28日夫である三浦清志被告が業務上横領の疑いで逮捕・起訴されて以降、テレビ出演などを休止し、表舞台から姿を消している国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)。彼女が代表を務める山猫総合研究所がオフィスを移転していたことが分かった。移転先は渋谷区の高層複合ビル内にあるシェアオフィスだった。「瑠麗さんのオフィスは国会議事堂や首相官邸に徒歩5分以内という永田町の一等地にありました。ビルの1階で、夫・清志氏の会社『トライベイキャピタル』と同じフロアに入居していたのです。オフィスはガラス張りの開放的な作りで中の様子が外からも見え、美脚を組んで椅子に座った瑠麗氏の姿も度々目撃されてきました。しかし登記簿謄本によれば、5月17日にこのビルから所在地を移しています」(全国紙社会部記者)引越し先はサービスオフィス業界大手が提供しているシェアオフィス。個人起業家向けのコワーキングスペースから、スタッフが電話対応や郵便物の受け取りを代行してくれるバーチャルオフィスまで、様々な使い方ができるという。作家の百田尚樹氏は自身のYouTubeチャンネルで「僕の友人の知り合いが調べたところ、レンタルオフィスでもなくバーチャルオフィスなんです。料金は月額1万5000円です」と語っている。「永田町時代のオフィスは、三浦さんが賃料を50万円負担していたと報じられています。新しいオフィスの賃料が1万5000円となると、30分の1以下となりますね」(前出・社会部記者)本誌記者が27日に永田町のオフィスを訪ねてみると、清志氏のトライベイキャピタル社は移転していないようで数人の社員が働いていた。しかし瑠麗氏の姿はなく、また大の猫好きで知られる瑠璃氏はかつてオフィスで猫を放し飼いにしていたが、猫たちの姿も消えていた。夫婦で六本木ヒルズに暮らし、高級ブランドの服を愛用するなど、セレブな私生活も話題になった瑠璃氏。身の丈に合った生活により再起を図っているのだろうか。
2023年06月27日6月27日、歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗(きのし)孝彦容疑者(47)が母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された。報道によれば、猿之助容疑者は「両親が自殺する手助けをしたことに間違いない。私も後を追って自殺するつもりだった」と逮捕後の取り調べに供述したという。先月18日に東京都内の自宅で、父・市川段四郎さん(享年76)と母・延子さん(享年75)とともに倒れているのが発見され、両親は死亡が確認された“一家心中事件”。司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬中毒で死亡した疑いがあることが判明した。「猿之助さんは逮捕前の取り調べで、『死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ』『ビニール袋を両親に被せた』と供述していました。警視庁が慎重に捜査を進めた結果、猿之助さんが自らに処方された睡眠薬を用意するなどして延子さんの自殺を手助けしたとの判断から逮捕に至ったといいます。警視庁は現在、段四郎さんが死亡した経緯についても慎重に調べています」(全国紙記者)猿之助容疑者をめぐっては、一部週刊誌で弟子やスタッフらにセクハラ・パワハラが報じられていた。逮捕された同日には、「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、みんなでさよならすることにした」と逮捕前の任意聴取で語っていたことも明らかになった。逮捕を受けて猿之助容疑者の所属事務所は、公式サイトを通じて《このような事態に至りましたことを重く受け止め、今後も当局の捜査に協力して参ります》とコメント。歌舞伎の興行元である松竹も、《これまで数多くの歌舞伎公演に出演いただいた弊社としましては、このような事態に至りましたことを重く受け止めております》とコメントを発表し、捜査の行方を見守る意向を示した。しかし、逮捕されてしまったことで、猿之助容疑者の復帰は絶望的だという。「猿之助さんは澤瀉屋の当主として一門を率いてきました。事件発生後は中村隼人さん(29)や甥の市川團子さん(19)らが代役を務め、隼人さんは明治座代役の千穐楽の終幕後に『われわれは猿之助兄さんに育てられ、支えられて今があります』と挨拶しました。松竹も猿之助さんについては10月まで休演すると発表していましたし、皆が猿之助さんの復帰を待っていたのでしょう。しかし、一門の座頭が母親に対する自殺ほう助で逮捕されるなんて前代未聞のこと。明治時代から続く“市川猿之助”の名を汚してしまった今、有罪にならなかったとしても再び舞台に立つのは難しいのではないでしょうか」(歌舞伎関係者)一方、ドラマや映画でも活躍していた猿之助容疑者だが、芸能界を追放される可能性も指摘されている。「猿之助さんが総理大臣役で出演していた劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は、事件発生後に6月16日の公開を見送りました。製作のテレビ朝日は猿之助さんの逮捕を受けて『公開延期という判断に変更はありません』とコメントしていますが、ますます公開は難しくなるのではないでしょうか。過去に逮捕・起訴された俳優を見ても、第一線で再起するのは困難なはず。制作サイドも起用をためらうでしょうし、共演NGを申し出る俳優がいてもおかしくありません」(芸能関係者)猿之助容疑者が引き起こした代償はあまりにも大きい。不安を抱える澤瀉屋の行方は、果たしてーー。
2023年06月27日広末涼子(42)のW不倫騒動に新たな火種が生まれた。広末の夫であるキャンドル・ジュン氏(49)が、自身が運営している会社のスタッフに暴力をふるっていたと6月26日に報じられたのだ。「週刊女性PRIME」によると、2019年に被害者の男性は会社内で女性と不倫をしていることがキャンドル氏に知られたことで、何十発も殴る蹴るなどの暴行を受け、髪を強制的に丸刈りにさせられるなどし、全治2か月ほどの重傷を負うことに。また男性によると不倫相手は、広末の夫であるキャンドル氏とも不倫関係にあったというが、キャンドル氏は「週刊女性」の取材に対して、メールで《手をだしたことは事実です》と回答し、いっぽう不倫関係については《わたしと女性には特別なことはありませんでした》と否定したという。そんなキャンドル氏だが、これまで対照的な“聖人ぶり”が話題を呼んできた。18日、広末のW不倫について自ら会見を開き、「まず、お伝えしたいことの一番は、妻・広末涼子が育児放棄をしたことは今まで一度もありません。私にとっても良き妻ですし、なによりも子供たちにとって最高の母であり、家族や親戚の中でも最も頑張る、すてきな女性です」と擁護。また広末がこれまで取ってきた不倫などの奔放な行動について咎めないような姿勢を見せ、涙ながらに「何よりもの自分の幸せは、自分の子供たちと自分の妻がいる家が一番幸せです」と発言。質疑応答の時間では質問者を壇上に上げて1対1で向き合うシーンもあり、その姿に《真っ直ぐで涙が出た》《ほんとに心が広く優しい人なんだと思う》といった声が、ネットで上がっていた。■“聖人”の暴力報道に困惑の声も……家庭内でも真摯な人柄だったようだ。「キャンドルさんは“家族ファースト”としても知られていました。広末さんは俳優として多忙な毎日を送っていましたが、それを支えていたのがキャンドルさんです。キャンドルさんも自身の仕事で忙しくしていましたが、それでも6月の父の日に行われた長男の授業参観にはきちんと出席していました。またキャンドルさんとの結婚時、広末さんはすでに一児のママでした。結婚に際し、キャンドルさんは苗字を広末さんのものにしたのですが、それは“子供が苗字を変えなくていいように”という気遣いがあったためだといいます。派手な見た目ですが、情が深い性格なんです」(芸能関係者)‘16年11月上旬、本誌は都内の有名私立小学校の入学試験へと向かうキャンドル氏と広末を目撃している。次男の片方の手を広末が、そしてもう片方の手をキャンドル氏が引く姿は、幸せな家族そのものだった。しかし広末のW不倫騒動のさなかに、今度はキャンドル氏の“聖人”とは言い難い暴力や不倫疑惑が報じられることにーー。イメージの落差から、SNSでは《キャンドル氏、会見見て、騙されたわ》《あの会見すっかり人がよく見えたのにひでー奴じゃねーか》と困惑する声も上がっており、会見でついた支持者も離れていっているようだ。
2023年06月27日「三谷さんが脚本を手がけた大河ドラマは、結果的に3作すべてで逮捕者が出ることになってしまいました」こう語るのはNHK関係者。6月27日、市川猿之助容疑者(47)が母親の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助容疑で逮捕された。取り調べに「両親が自殺する手助けをしたことに間違いない。私も両親の後を追って自殺するつもりでいた」と供述し、容疑を認めているという。「猿之助さんは22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や07年の大河ドラマ『風林火山』などNHKの作品に出演していました。しかし事件後、NHKは猿之助容疑者が出演した作品の再放送を止めていると明かしました。現在でも『鎌倉殿』『風林火山』どちらもNHKオンデマンドで有料配信されていますが、逮捕となると配信停止になる可能性は高いです」(前出・NHK関係者)『鎌倉殿』の脚本を担当した三谷幸喜(61)はその功績が讃えられ、5月23日に「第41回(2022年度)向田邦子賞」を受賞。同作には根強いファンも多く、SNS上では《嗚呼、もう鎌倉殿は再放送ないのかな…》との声もあがっている。大河ドラマをめぐっては、『いだてん』(19年)のピエール瀧(56)の降板に続き、『麒麟がくる』(20年)では沢尻エリカ(37)が降板するなど、出演者の不祥事が相次いで発覚。それを受けて、20年1月に行われた『鎌倉殿』の制作発表会見で三谷は「オファーを受ける俳優さんたちに言いたいんですけど、もし『俺ちょっとやばいかな?』、『俺スネに傷持ってるかな?』と思っている人がいたらぜひ断ってください」と発言していたが……。「三谷さんが脚本を手がけた大河ドラマはこれまでに3作。『新選組!』(04年)、『真田丸』(16年)、そして『鎌倉殿』です。『新選組!』には中村雅俊さん(72)の長男が出演していました。しかし、長男は09年に大麻所持で逮捕。そのためか、NHKオンデマンドで『新選組!』が配信されたことはありません。さらに『真田丸』では、新井浩文さん(44)が19年に強制性交罪で逮捕されました。その後、『真田丸』の配信は停止となりました。すべて放送後の逮捕ですが、これで3作とも再放送などが難しい事態になってしまいました。普通の連続ドラマとは異なり、出演者の多い大河ドラマでは当然リスクも大きい。しかし、3作ともに災難が降りかかるとは……」(前出・NHK関係者)残念な結末を迎えることとなった三谷大河の出演者たち。しかし、どれも名作であることは変わりない。
2023年06月27日6月27日、母親への自殺ほう助の疑いで警視庁に逮捕された市川猿之助容疑者(47)。各局の報道・情報番組がこの事件を報じる中、『DayDay.』(日本テレビ系)での、番組MCを務める山里亮太(46)の発言に疑問が続出している。この日の放送では、番組開始直後から猿之助の逮捕について特集を組み、これまでのいきさつや最新情報が伝えられ、弁護士や元刑事といった専門家が解説を加えていた。約30分にわたって取り上げ、終盤に猿之助容疑者が身柄拘束を伴う逮捕をされた理由として、「事件当時にすでに自殺を図っており、今後も自ら命を絶つ可能性があるためでは」という説明が。するとその後、コメントを求められた山里は、こう語った。「逮捕に至った経緯に、一度自殺を考えた人だからもう一度可能性があるって言ってるのに、憶測だったりテレビで、ただでさえ、自分のご両親がこうなったことで精神的にショックが大きい中で、我々は報道するときに本当に気をつけないといけない。これがきっかけとなることもある」報道することによる当事者や関係者への精神的な余波を懸念したうえで、「繊細な状態の話なので……。これからは法律で決まったこと、裁くこと以外は何も勝手なことを言うべきじゃはないなと思いました」と結んでいた。番組として冒頭から大々的に特集を組んでおきながら、進行する立場であるMCとして「勝手なことを言うべきではない」と意思表明をした山里。この発言について、ネット上では懐疑的な声が相次いでいる。《報道番組のMCがこんなこと言い出したら終わりな気もするけどねえ》《だとしても報道を扱っている限りしっかりとしたコメントを言うべき。プロだろ。今後なにかあった時法律で決定してないのでなんとも言えないし法が決定したことが全てです。ってコメントする気かね山里は》さらに山里は、自身の発言の直後にゲストのアンミカ(51)らへコメントを求めていたのだ。これにも矛盾を感じた視聴者は多かったようだ。《勝手ながらことを言うべき出ないと言った直後に、アンミカさんどうですか?って話振るの矛盾してるし、困るでしょ。びっくりしたよ。アンミカさんは言葉選んで上手に発言されてたけど、司会は落ち着いてきちんと整理して話して欲しい》《山里さん相当矛盾してますね、この番組見てたがゲスト二人も読んで、30分くらい延々と猿之助さんの報道ばかりしてましたよ。勝手な憶測言うべきでないと発言してるなら、視聴者に事件の概要や説明を長々と丁寧に取り上げない方がいいのでは?単なるニュース報道で「今日、猿之助容疑者は○○でつかまりました」だけでいい気がする。ワイドショーがやたらと騒ぎ立てるから、世間もいろんな憶測をしてしまうんです》《報道番組のMCがこんなこと言い出したら終わりな気もするけどねえ》《山ちゃん、それは違う!!︎ だったらこのネタ扱うなって話》
2023年06月27日6月27日、市川猿之助容疑者(47)が自殺ほう助の疑いで逮捕された。5月18日に都内の自宅で両親と共に倒れているのが見つかり、両親は死亡。猿之助容疑者は自身の睡眠薬を手渡したとみられ、任意の調べに対しては「両親が薬を飲んだ」という趣旨の説明をしているという。5月18日に母親の喜熨斗延子さん(享年75)が自宅で死亡が確認され、父親の市川段四郎さん(享年76)は搬送先の病院で死亡した事件。猿之助容疑者自身も自殺を図り救急搬送されていた。歌舞伎関係者は“猿之助”の不在を危惧している。「ほとんどの名跡は一時的に途絶えています。たとえば“團十郎”は22年に13代目が襲名しましたが、先代が亡くなってから約9年ぶりの復活でした。“中車”は12年に香川照之さん(57)が9代目を襲名しましたが、8代目の没後41年ぶりのことでした。しかし、“猿之助”は初代が1890年に名乗ってから一日も途絶えることなく、連綿と続いてきた珍しい名跡なのです」(歌舞伎関係者)しかし猿之助容疑者の逮捕によってその歴史が途絶えかねないという。「歌舞伎の興行主である松竹は、猿之助さんの10月までの休演を発表しています。松竹としては、人気役者の猿之助さんには復帰してもらいたいというのが本音でしょうが、逮捕ともなればさすがに難しいでしょう。“猿之助”は代々革新的な芸を披露してきた名跡で、猿之助さんも人気コミック『ワンピース』の歌舞伎化に成功するなど、革新の精神を受け継いできました。しかしそれが今回の逮捕で、澤瀉屋を牽引してきた“猿之助”が史上初めて不在ということになりそうです」(前出・歌舞伎関係者)自らの行いが130年以上の歴史に傷をつけることにーー。猿之助容疑者はいま、澤瀉屋一門にどのような思いを抱えているのだろうか。
2023年06月27日「没後34年となる美空ひばりさんですが、最近もフィルムコンサートがたびたび行われています。命日の6月24日は、“生誕の地”である横浜にてイベントが開催されました。’19年の『NHK紅白歌合戦』に登場した“AI美空ひばり”が賛否両論で大きな話題となりましたが、結果的には幅広い世代にファン層が拡大したのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)’89年に52歳という若さで亡くなった美空ひばりさん。“昭和の歌姫”としていまも注目を集める彼女に会える場所として知られているのが、東京都目黒区にある「美空ひばり記念館」だ。もともと彼女が自宅として住んでいた建物で、ひばりファンが聖地と呼ぶ場所だが、近年は“消滅の危機”がささやかれていた。「’20年に『週刊新潮』が事務所の借金トラブルを報じました。ひばりさんの養子で『ひばりプロダクション』社長の加藤和也さんによる放漫経営が原因で、記念館が売りに出されているという記事でした」(芸能関係者)登記簿を見ると、美空ひばり記念館に対して’17年に不動産金融会社が根抵当権を設定しており、かなり資金繰りが悪化していたようだ。「経営悪化の原因は’08年にリニューアルオープンした『京都嵐山ひばり座』で、13億円をつぎ込んだといわれています。営業がうまくいかず、5年で閉館に追い込まれました。その後も東京ドームでのコンサート企画や記念CDの発売などがありましたが、赤字を埋めることはできなかったそうです」(前出・芸能関係者)『週刊新潮』の報道後も借り入れ先を変えながら綱渡りの経営が続いていた加藤氏だが、じつは記念館の売却回避に“救世主”が現れていた。’21年7月に新たに抵当権を設定したのはロー・晴代氏が代表取締役を務める「オフィス・ロー」。債権額は6億8千万円とある。女性経営者のようだが、いったい何者なのか。「重機の輸出を行う企業などでも取締役を務めていますが、何よりも“インドネシア石炭王の妻”として知られています。夫のロー・タク・ウォン氏はインドネシアに複数の鉱山を持つ大富豪。経済誌『フォーブス』の億万長者特集に掲載されたこともあり、総資産は1兆円といわれています」(マネー誌記者)まさに桁違いの資産家。さらに調べてみると、’17年1月に放送された『日本一うらやましいのは誰だ!?国民的お金持ちグランプリ』(フジテレビ系)に出演していることがわかった。番組では「東京、インドネシア、シンガポール、オーストラリアなどに6軒の家を所有」「誕生日にライフライン、住居、使用人などを整備した無人島をプレゼントされた」など、とんでもないエピソードが紹介されていた。「ロー・晴代氏は山梨県出身で、大学生のころ日本語学校でアルバイトしていたときに夫と出会ったそうです。インドネシアつながりでデヴィ夫人とも交流があるそうですよ」(前出・マネー誌記者)“第二のデヴィ夫人”と呼ばれそうな彼女が、なぜ美空ひばりさんの救済に立ち上がったのか。本誌が本人に取材を申し込むと、対応したスタッフはこう答えた。「取材には慣れていないため、申し訳ありませんがお答えできません。さらに昨今は強盗などの話題も増えていますから、メディアに出ることに対して怯えておりまして……」そんなロー・晴代氏だが、じつは2年前の美空ひばりさん命日に東京タワーで行われたイベントには姿を見せていた。加藤和也氏はイベントの開催がひばりさんの熱烈なファンであるロー夫妻の協賛によって実現したことも明かした。会場で加藤氏はこう語っていた。「ここまで母の名前を残してくださったのは、ふだんから母を応援してくださるファンの皆さまの変わらないお心だと思って感謝するところであります」“不死鳥”美空ひばりさんの歌声は海を越え、ファンを魅了し続けていた――。
2023年06月27日公園に並べられた300本ほどの大小さまざまなキャンドル。日が暮れ始め、1本1本に灯がともされるころには150人ほどの人々が集まっていた。「どうも……“キャン・ドルジュン”です」世間で名前が取りざたされていることへの照れ隠しでもあるのか、名前の区切り方をあえて間違ってみせると、聴衆から温かな笑い声が返ってきた――。広末涼子(42)の夫であり、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏(49)。彼が代々木公園でイベント「CANDLE NIGHT TOKYO 2023」を開催したのは6月21日。日本中を驚かせた“単独電撃会見”から3日後ということもあってか盛況で、このイベントのために福島県から車でやってきたという家族連れもいた。「不倫騒動の渦中にある女優の夫が自ら報道各社に連絡をして会見を開くというのはとても珍しいケースで、物議を醸しました。“広末さんの過去の行状まで明かすべきではなかった”という否定的な意見もあるいっぽう、“心を込めた訴えに涙が出た”“誠実そうな人に見えた”といった好意的な意見も多かったです。結婚当時はほぼ無名で、“ヒロスエの格下夫”という印象もあったキャンドル氏ですが、会見により多くの人々が彼のキャラクターを知ることとなりました。奔放な妻を支え続けたことから聖人夫とも報じられていました。会見により、そのイメージが強まったようです」(芸能ライター)21日のイベント会場では、1回2千円でキャンドルづくりを体験できるワークショップが開催されており、イベント終了まで参加者の列が途切れることはなかった。またキャンドル氏はオンラインショップでもキャンドルを販売している。価格帯は1320円~66000円と幅広いが、そのうち8割以上が売り切れ状態になっているほどの人気ぶりだった(6月23日時点)。いまや“時の人”となったキャンドル・ジュン氏だが、6月26日には「週刊女性」が元スタッフに対する暴行疑惑を報じた。「記事によれば2019年の出来事で、スタッフだった男性は、“何十発も殴ったり蹴ったり”され、全治2カ月ほどの重傷を負った、と証言しています。男性は原因を女性問題だったとか。男性によれば当時、キャンドル氏は女性スタッフと不倫関係にあったそうです。その女性スタッフと男性が関係を持ったことに、キャンドル氏が激怒したそうです。『週刊女性』の取材に対し、キャンドル氏は男性への暴行は認めたものの、女性との関係は否定しています」(前出・芸能ライター)本物の聖人なのか、それとも……。キャンドル・ジュン氏の原点について長野県松本市在住の弦楽器製作者の実父・井筒信一さん(87)は、本誌の取材にこう語っている。「私には3人の子供がおり、ジュンは次男です。私は弟子をとったことがありませんが、長男がバイオリン作りの道に進んでいます。ジュンも工房にはなじんでおり、“物づくり”には興味を持っていたようです。ただ、兄と同じ仕事はしたくなかったのかもしれません。私の母がクリスチャンだったこともあり、私もジュンを子供のころから教会に連れていっていました。教会ではキャンドルをともして礼拝を行います。いまジュンはイベントでキャンドルを使っていますが、子供時代の体験も影響しているのだと思います」■ひきこもり生活から生まれたキャンドルアートもっともキャンドル氏がキャンドルアーティストとして目覚めるまでには時間が必要だったようだ。上京後、彼はしばらくの間、“魂の放浪”ともいうべき期間を過ごしている。10代の終わりごろはフリーター生活を送り、仕事がない日は、ずっと部屋にひきこもっていたという。キャンドル氏自身のインタビューにより構成された記事にはこのように記載されている。《「人と同じではいけないと思って、睡眠、食事も取らないで生きる意味を考えました」部屋に置いたキャンドルの炎が、しっくりきた。が、新品を買うお金の余裕はない。使い終わると古いものを溶かして、新しいものに足して使うと、様々な色が混じり合った作品が生まれた。それが、原点だ》(『AERA』’11年2月7日号)“人と同じではいけない”、そんな思いと、彼のトレードマークになっている鹿の角ピアスとは無関係ではないのだろう。キャンドル販売、有名ブランドのレセプションの演出、被災地の復興支援……、彼の活動は多岐にわたる。ピュアな求道者と称されるいっぽうで、彼には現実的な実業家としての一面もあるという。「『湘南乃風』の若旦那など、音楽イベントなどで知り合ったアーティストをはじめ、多くの有名人とも交流しています。広末さんとの結婚前には、有名女性タレントと交際していました。有名人の出入りするようなカフェに、キャンドルを無料で配って置いてもらったりと、営業力も高いのです」(芸能関係者)昨年1年で彼が参加したイベントは10を超える。謝礼がきちんと発生しているものから、手弁当に近いものまでさまざまだったが、キャンドルアートという分野では日本有数の成功者であることは間違いないようだ。「広末さんとの結婚当時、キャンドル氏の年収は3千万円と報じられています。当時よりも参加しているイベントが増え、キャンドル販売の売り上げも増加していますので(’21年度は1億5千万円)、その年収以上を維持しているのは間違いないでしょう」(広告代理店関係者)21日のイベントでキャンドル氏はこう語っていた。「もう離婚とか、謝罪とか、どうでもいいんです。子供たちのことだけを何とかしたい。自分の奥さんに一刻も早く平穏な気持ちを取り戻してもらいたい。それだけなんです」はたして彼の呼びかけは、妻・広末や3人の子供たちの未来に希望の灯をともすことができるのか。
2023年06月27日バレエ教室で働くセクシー女優が、講師として務めている教室に、セクシー女優として仕事をしていることが知られてしまったことをTwitterで報告した。そのセクシー女優とは、藤かんな(33)。4歳からクラシックバレエを続けており、『ヘアヌードの湖』(小学館)など、バレエをモチーフにしたヘアヌード写真集も発売している。これまでもTwitterでバレエ教室で講師を務めていることを明かし、バレエ姿を公開してきた藤。しかし6月14日、Twitterに《私はあるバレエ教室に所属してるんだけど》と投稿し、こう続けた。《最近、私、教室で浮いてる気がする。 疎外感というか、先生や他の生徒さんから距離感じるねんな・・・。 みんな、何か、知ってるのかな。気のせいか》すると、その日以降、藤のなかでバレエ教室への不信感は募っていったようだ。15日には《同じバレエ教室に通ってるマダムから、「かんなさん一体なんのお仕事してるの?」と唐突に聞かれた。マダムがそれを聞いた時、教室中が一瞬静かになった気がした。 なんか、この感じ、嫌だなぁ》と明かし、18日には《秋に、バレエ教室で発表会があるんだけど、 私には一切、声がかからなかった。 異様な感じ。 みんな私のことが見えてないみたい。この感じ、疲れるなぁ》とレッスン中のバレエ教室の画像とともにツイートしていた。そして19日、藤は《私はバレエ教室で指導もしているんだけど》と切り出し、バレエレッスンをする子供の足元が写る画像とともにこう綴ったのだ。《来月のシフト、私の知らないうちに全部決まってた。 私の指導担当日、1日もなかった。 もう何がしたいか、分かってきたよ。それにしても、あんまりだな…》そんななか25日、ついに“その時“が来たようだ。藤は《今、バレエ教室の先生から連絡があった。「かんなちゃんの仕事のことを知りました。正直戸惑っているし、ショックです」 あぁ…ついにきた》と記し、《今日の夜、先生と話すことになった》と報告。藤はその数時間後、《今から行ってくる!》と綴っている。同じくセクシー女優である月島さくらは《「ショック」この言葉に差別されている事実が詰め込まれている。していたらショックな仕事。そんな言い方をされたら、いくらなんでも酷い。AV女優だからなんだというのか。何が悪いというのか。》《AV女優は現実に差別されている。私はこういう状況をなんとかしたい。》と、藤を擁護するコメントを投稿。また、西本めいさは《私もAV女優でいながらキッズチアの講師しています》と同様の境遇を明かしていた。藤は過去にも、勤務していた副業禁止の一般企業にセクシー女優としての副業がばれ、退職したことを明かしている。
2023年06月26日6月26日、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(50)が就職活動へのAI技術導入について持論を展開。共感が寄せられている。堀江氏は同日、自身のTwitterで「朝日新聞デジタル」の《就活にChatGPT活用広がる30秒でES作成「タイパ良い」》とする記事を引用。そのうえで、《マジレスするとお前じゃなくてAIでいいので採用したくない》とコメントしたのだ。引用元の記事によると、就職活動において対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」の活用が普及しており、志望動機などを記入するエントリーシート(ES)の場合、定型的な記入項目であれば30秒ほどで文面作成できるというサービスを提供する企業もあるという。エントリーシートといえば、就職活動の第一段階として与えられる、最初の自己PRの手段といえる。採用する企業側は、エントリーシートの内容から人柄やある程度の能力などを読み取り、選考の要素としているとされる。AI活用について様々な見解が世に出されているが、堀江氏の苦言に対しては共感の声が多々寄せられた。《入社してから苦労すんの自分なんやけどなぁ。お互いに不幸になる》《もうエントリーシートいらんな》《確かにこいつら採用するよりAIで良くね?ってなるわ》《ChatGPTで作ったものをそのまま出す学生は、AIで充分だよねってことになる。これから先、「普通に働く」ためには、普通じゃない能力、またはAIには出来ない能力が求められる。今でも上がった「働く」の難易度がさらに3段階くらい上がる。厳しい世の中だ》いっぽうで、《あくまでも素案であればいいんじゃないかな…》《ESの配分が小さくなる流れかなまぁAI使いこなすような要領のいい子は採用されそう?》など、活用の方法によっては、AIの導入に前向きな声も見られた。今後、就職活動のありかたが変化する可能性もあるかもしれない。
2023年06月26日6月25日、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(50)が自身のYouTubeチャンネルを更新。「楽天に今後起こりうるシナリオについて解説します」と題された動画で、事業不振にあえぐ楽天モバイルの今後について解説した。動画内で堀江氏は、前提として楽天が5月16日に行った公募増資により楽天グループの代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏による楽天グループの株式保有比率が全体の3分の1を切ったことに言及。「原理的にはいつ三木谷さんが解任されてもおかしくない状況になっている」と指摘した。さらに、巨大赤字が続くモバイル事業について、今後ユーザー数を大きく増やすのは難しく、赤字を埋めるための資金調達も厳しくなっていると推測。一方、モバイル事業をやめた場合には一時的に何千億円もの赤字を抱えることになるが、現状の楽天市場や金融業の黒字をふまえると業績の急回復はありえるのではないかとも語った。そのうえで、堀江氏は三木谷氏への退任要求やモバイル事業停止の流れに拍車をかける要因の1つとして、「日本郵政」の存在を挙げたのだ。堀江氏は「日本郵政がですね、約1500億円くらいの、ちょうどそのころ株価が1145円だったんですけれども、2年ぐらい前に投資をしていると」と’21年に日本郵政が楽天の株主になっていることを指摘。当時、日本郵政の出資比率は8.32%となったことが報じられている。そんな楽天株について堀江氏は「減損、ついに減損のレベルを超えました」とし、「要は、1145円の半分以下に、先週末の終値で。なので、次の決算月までに株価が回復しなかったら日本郵政は750億円減損しなければなりません」と厳しく語った。6月23日の楽天グループ株の終値は489.5円だった。堀江氏は「日本郵政の半分の株主は、日本政府なので、つまり国有財産の毀損につながっていて、これに関しては国会でも追及される可能性がある。“なんで日本郵政は楽天なんかに投資して、しかも事業シナジーも全然効いてねえじゃねえか”と。“楽天モバイル郵便局で売るって言ってたけどほとんど撤退したじゃねえか”と。僕はそろそろどっかの国会議員が言ってもいいんじゃないかと」と述べ、楽天の業績不振が国会で議題となる可能性を示唆した。なお、日本郵政株の政府保有割合は、2023年3月31日時点で34.33%となっている。さらに、「言わなかったら逆に怠慢だよね。だって僕たちの税金がつぎ込まれている、国民の財産、共有の財産である日本郵政株が楽天株によって毀損しているんですよ。だって750億円減損されるのは、もう確実なわけですからね」と郵政株が国民の財産であることも強調していた。
2023年06月26日米テキサス州エルパソで今月16日、タクシーの運転手の頭を撃って殺害した女が殺人罪で起訴された。USA TODAYなどが報じている。ケンタッキー州からボーイフレンドに会いにやって来たフォービー・コパス被告(48)は、Uberでタクシーをつかまえた。コパス被告は、運転手にエルパソ市内の目的を告げたが、「メキシコ・フアレス市」と書かれた道路標識を目にして動転。エルパソとフアレスはメキシコ国境を挟んで隣り合っているため、このままメキシコに連れ去られると思い込み、持っていた銃で運転手のダニエル・ピエドラ・ガルシアさん(52)を撃ったという。コパス被告は銃による加重暴行で逮捕されたが、集中治療室に入っていた被害者が亡くなったため罪状は殺人罪に“格上げ”された。保釈金は150万ドル(約2億1500万円)だが、支払うことができず、米国時間25日現在も拘留中だという。宣誓供述書によると、コパス被告はガルシアさんに誘拐されると思い込み、自衛のために撃ったと話している。車は高速道路の路側帯に衝突して停止したという。その後の捜査で、ガルシアさんに誘拐の意志があったことも、車が正規のルートから外れていたことも確認されなかったと捜査当局はプレスリリースで明かしている。ガルシアさんの姪は「叔父は働き者で本当におもしろい人でした。不機嫌だったことなんてありません。誰かが気落ちしていればそばに来て元気づけてくれるような人だったんです」とEl Paso Timesの取材に応えて語った。
2023年06月26日気象庁は6月9日、世界的に異常気象をもたらす要因となるエルニーニョ現象が発生したと発表。4年ぶりのエルニーニョ現象は、自然災害以外の面でも私たちの生活に大きな影響を与えかねない。「異常気象になれば、農作物が不作となり、野菜や果物などの価格が上がります。世界的な穀物価格の高騰などが起こった場合は、家計を圧迫する一因になることが予想されます」こう語るのは、第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣さん。世界各地で異常気象を引き起こすエルニーニョ現象は、干ばつや水害が原因で収穫量が減ってしまうという警戒感を招く。そのため穀物の先物価格が上昇する傾向があるという。「今回もパンや麺類、乳製品のほか、肉や大豆製品、調味料類などの値上げを招く可能性があります。そうなれば、現在の値上げラッシュに追い打ちをかけるように、食費などの負担がのしかかってくるでしょう」(永濱さん、以下同)食糧を海外からの輸入に頼っている日本は、世界で起きたさまざまな出来事の影響をどうしても受けやすい。これまでエルニーニョ現象の影響で、最も家計への負担が大きかったのは’93年だった。「当時は記録的な冷夏で、国内では農作物が不作となり、海外から初めて米を輸入した“平成の米騒動”が起きました。この年と同程度の影響が出たと仮定すると、家計支出の前年からの負担増分は、金額にして1人当たり1カ月で1千239円。夫婦世帯では約2千500円増える計算になります」’93年当時に比べ、食料品の相次ぐ値上げに見舞われているなか、同等のダメージが家計におよぶことも十分考えられるという。そして、負担増が懸念されるのは食品関連だけではない。今夏予想されている“猛暑”による冷房需要の増大もその一つ。「連日気温が高くなると、エアコンに頼らざるをえません。電力料金が値上がりしているなか、猛暑によって光熱費がかさんでしまうことも考えられます」 記録的な猛暑に見舞われた場合、電気代の爆上がりに直結してしまうのだ。さらに永濱さんは、エルニーニョの影響による家計への負担が景気の停滞を招くことを懸念する。「ようやく経済が少しずつコロナ禍前の状態を取り戻しつつあるなかでの物価上昇は、消費者マインドを冷え込ませる恐れがあります。外食産業やレジャー産業への影響も小さくはないでしょう」値上げラッシュにエルニーニョが拍車をかけるなか、私たちには、家計を守るためのいっそうの工夫が求められることになるのだ。
2023年06月26日「本来であれば、体も心もいちばんくつろげるはずのわが家で、なぜか“くつろげない”“疲れがとれない”という相談者さんが多くいました。そうした相談者さんの家を見ているうちに、住んでいるだけで疲れる家には共通の特徴があることに気づいたんです」そう指摘するのは『片づけの力』(KADOKAWA)の著者で、300軒以上の家の片づけに関わってきた、整理・収納アドバイザーのFujinaoさんだ。蒸し暑いなか、くたくたになって帰ってきたら、余計に疲れる……。そんな“疲れる家”は、50代以上の読者世代にとって人ごとじゃないそう。「特に50~60代は、ものがあることに価値を感じている世代。人生分の荷物をため込み、しかも手放せない人が多いんです。こうしたものの多さが疲れる一因です。あふれたものを床に置きっぱなしにして、歩く動線の障害になっていることも。日ごろから、ほどいていない宅配の段ボールをよけて歩くのが習慣になっている人もいます」(Fujinaoさん、以下同)さらに、疲れる家は、「見る」「聞く」「嗅ぐ」など、五感に入ってくる情報が不快だというのも特徴だという。それでは、疲れる家の5つの特徴を見ていこう。【1】目や耳からの情報量が多い「『ただいま』と帰宅すると、玄関には靴が脱ぎっぱなし。リビングには、色や形のバラバラな収納ボックス。干しっぱなしの洗濯物などありませんか?まず目から入る情報量が多いと、脳に入る情報量が増えていきます。文字、形、色などの情報が絶えず意識の片隅に入り込み脳を酷使すると、そこにいるだけで疲れるのです」耳から入る情報量も重要だ。「テレビ世代の50代以上は、家に帰るとテレビをつけっぱなしにする人も多い。これも耳の情報量が増えて疲れの原因になります」【2】部屋に圧迫感がある「50代以上の家には、和ダンスをはじめ、本棚や食器棚など、背が高いうえに重厚な家具が多くあります。これが、圧迫感となり、心を乱します」近年よく見る、天井まである収納棚も同じだという。「圧迫されているだけで疲れますし、地震のときに、『落ちてこないかな』と、精神的な不安も常に抱えることになります。やはり空間は広いほうが疲れません」【3】不快なにおいがある「嗅覚もダイレクトに脳を刺激します。特に梅雨時は生乾きの洗濯物のにおいがありますし、暑くなるにつれて、キッチンの生ごみや排水口、洗う前の食器などがにおいやすくなってきます。小まめに掃除をしたり、梅雨時には、アロマの香りやお香をたいて空間のにおいを改善しましょう」【4】肌ざわりが不快「ルームウエアや寝具、タオルなどが、もともと気に入らない肌ざわりだったり、使い古してごわごわになっていたりしていないでしょうか。着心地、肌ざわりの悪さもストレスの原因。自分の気に入ったものにしましょう」【5】たくさんの「やらなきゃ」がある「未開封のダイレクトメール開けなきゃ、洗濯とりこまなきゃ、犬の散歩いかなきゃ……。ちょっとした『やらなきゃ』の未達成タスクが視界に入ることで脳を使いストレスになります」さまざまなものが目に入る部屋はよくない。ものを捨てたり、収納を工夫するなど、可能な限り目に入るものを少なくしてみよう。「五感が私たちの心身に与える影響は大きいです。ものよりも、自分自身を大切に扱うことが、疲れる家の改善に役立ちます」■夏は室温も疲れの原因に「これからの季節、さらに疲れの原因となるのが室温です」と語るのは、温活の専門家で、統合医療SDMクリニックの川嶋朗院長。「暑いからとエアコンでガンガンに部屋を冷やしていませんか?一時的には快適でも、冷やしすぎると、体の発汗作用が低下して体力が奪われてしまいます。さらに室内の温度を下げすぎると、特に更年期の女性は自律神経のバランスを崩し、疲れやすくなります。また、外に出たときに急激に暑さを感じ、熱中症にもなりやすいんです」エアコンは28度に設定し、扇風機やサーキュレーターで風を室内で循環させるのがいいという。「窓際に観葉植物などを置いてグリーンカーテンにする。朝夕の家の前への打ち水もおすすめです。家の中を快適にしつつ、適度な運動や散歩で、自律神経を整えて元気になりましょう」(川嶋先生)睡眠時間を含め、もっとも多くの時間を過ごすことになる自宅。疲れにくい家に改善して、快適に過ごそう!
2023年06月26日「エルニーニョ現象が発生した年は、台風の発生位置が南東にずれます。これは、日本の夏に暑さをもたらす太平洋高気圧の張り出しが弱くなるため。すると、台風が通常の沖縄方面から北上するのとは異なる進路を取り、本州寄りの位置から真っすぐ北上してくることが多くなり、日本列島を直撃する可能性が高くなるのです」こう警鐘を鳴らすのは、ウェザーマップの気象予報士・原田雅成さんだ。気象庁は6月9日、世界的に異常気象をもたらす要因となるエルニーニョ現象が4年ぶりに発生したと発表。エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沖にかけての海面水温が平年より0.5度以上高くなり、その状態が1年程度続くことを指す。気象庁のデータによると、1951年の観測開始以降に発生したのは18回。ただし、今回のエルニーニョ現象では、海面水温が例年より3度以上高くなる「スーパーエルニーニョ」に発達する危険性があると指摘されている。「過去に、海面水温が平年よりも3度以上高かったケースは3回観測されています(’82年春~’83年秋、’97年春~’98年夏、’14年春~’16年春)。これらの期間にはいずれも台風が本州に上陸し、大雨による被害が出ています。なかでも、’15年9月に台風18号が上陸したときは、関東・東北地方に記録的な大雨をもたらしました」(原田さん、以下同)当時、茨城県常総市では一級河川の鬼怒川が氾濫。土砂災害や浸水といった甚大な被害が各地で起きたことは記憶に新しいところだろう。台風のエネルギーは水蒸気だ。海面水温が上昇するほど、海から蒸発する水蒸気の量は増えることになる。「エルニーニョ現象の年の台風は、発生した後、日本列島に接近するまで、ゆっくりと時間をかけて北上してきます。海面水温が高い海域を通りながら勢力を拡大した台風が上陸すると、大きな水害が発生することが懸念されます」この夏、スーパーエルニーニョによる超巨大な豪雨台風が日本列島を襲う危険性が大いにある。では、いつごろ直撃するのか。「注意したいのは8月。太平洋高気圧の張り出しが弱いため、勢力の強い台風が関東、東海地方付近に上陸することが考えられます」この夏迫りくる水害のリスク。いまのうちから十分に備えておいたほうがよさそうだ――。
2023年06月26日6月22日、穂坂由美子さん(57)に対する監禁と傷害の疑いで長女の穂坂沙喜容疑者(34)と次男の穂坂大地容疑者(32)、双子で次女の穂坂朝美容疑者(30)と三女の穂坂朝華容疑者(30)の4人が逮捕された。4人には今年3月ごろから3カ月間に渡って由美子さんを繰り返し押し入れに閉じ込め、鉄パイプで複数回殴りケガをさせた疑いが持たれている。押し入れの外側には、鍵が取りつけられていたという。由美子さんは監禁されていた自宅から逃げ出し、20日深夜に車いすに乗った状態で保護された。さらに、沙喜容疑者から「息子の遺体をスーツケースに入れて、4人で運んだ」という供述が浮上。実際にスーツケースは自宅アパートから800メートルほど離れた草むらにあり、中から沙喜容疑者の息子・修(なお)くん(享年6)が変わり果てた姿で発見された。一家がこのアパートに引っ越してきたのは、2011年ごろだった。「住んでいたのは、築40年以上の古い二階建てアパートでした。一階と二階が使える、いわゆるメゾネットタイプ。広さは一階に六畳一間とダイニングキッチンとバストイレ、二階に六畳が二間。家賃は6万円、角部屋は7万円です。最初はお母さんと双子の娘である朝美さんと朝華さんが3人で暮らしていました。そこへ2017年ごろに長女の沙喜さんが一緒に住むようになり、すぐ修くんを産んだんです。そこから5人で暮らすようになっていました。修くんの父親については、見たことがありませんでした」(近所の人)近所の人たちへの取材によると、このころの一家の暮らしぶりについては穏やかな生活ぶりがうかがえるものばかりだった。「お母さんも娘さんらもみな背が低くて、ぽっちゃりとした体型でした。お母さんはいつも車椅子に乗っていて、遠くへ行く際はタクシーを使っていました。娘さんらが車椅子を押しながら外出したり、車椅子からタクシーに載せかえてあげたりする様子をよく見ていました。このころは、お母さんと娘さんたちはすごく仲がいい母子にみえました。修くんも沙喜さんに手を繋いでもらって保育園に通っていたので、関係は問題ないようにみえました。また双子の朝美さんと朝華さんも毎朝決まった時間に出かけていたので、働いて収入を得ていたんじゃないかと思います。何の仕事かはわかりません」■修くんが離れると母が首輪の紐を引っ張って…目撃された異様な光景そんな穏やかにみえた一家の生活ぶりが豹変したのは、昨年末ごろ。次男の大地容疑者(32)が一緒に住むようになってからだったという。「多くの近所の住民は、『他のきょうだいはみな次男のいいなりだった』と証言しています。大地容疑者の怒鳴り声に対して、他のきょうだいが『誓います!』と叫ぶ声が聞こえてきたこともあったといいます。『まるで王様』『異様だった』などの声もあるように、大地容疑者が引っ越してきてから一家の雰囲気がガラッと変わってしまったというのです。また、修くんの様子にも変化が見られるようになったといいます。それまで沙喜容疑者といっしょに保育園に通っていたのに、ぱたりと姿を見せなくなったそうです。家の外には、子供の泣き声が頻繁に聞こえるように。ベランダに放り出され窓の鍵をかけられて、『助けてー』と泣き叫んでいたこともあったそうです」(事件記者)そんななか、近所の住民は“ある異様な光景”を目撃していた。「あるとき、お母さんが手押し車を押しながら歩いていました。買い物に行く途中だったのでしょう。その傍らには修くんもいたのですが、よく見ると犬の首輪をつけられて手押し車と繋がれていたんです。私は『あの子、犬やん!』と、びっくりしてしまいました。しかも修くんが離れそうになると、お母さんが『そっちに行くな』と言わんばかりに首輪から伸びる紐を引っ張るんです。犬の散歩そのものでした。修くんは慣れてしまっていたのか普通にしていて、首輪をつけられていることを嫌がる素ぶりもありませんでした」さらには、こんな証言も……。「夜中にトントントンという、何かを叩くような音が聞こえて来ていました。あれは鉄パイプで誰かを叩いていたんでしょうか」(近所の人)■自動販売機でジュースを買って…かつてあった母子の微笑ましい姿実際、4月末ごろに保育園で修くんの肩とお尻に殴打されたような痕がみつかり、市に連絡があったという。「5月に入って神戸市の職員が訪問すると、沙喜容疑者と由美子さんが『子供に育てにくさがある』と修くんの一時保護を申し出ていたそうです。だが引き渡し日時になると来なかったり『子どもが嫌がる』と理由をつけたりして、引き渡されることはありませんでした。すると5月9日になって由美子さんが『家族で育てるので、一時保護はしなくても結構です』と断ってきたそうです。ただ由美子さんはこのころ、すでに実質的な監禁状態だったとも考えられます」(前出・事件記者)さらにそれから1カ月ほどがたった6月19日、事態は大きく動く。この日の由美子さんは監禁されるだけでなく、鉄パイプのようなもので殴打された。すると同日午後4時半ごろ。暑いのに黒いコートを着て、フードをかぶり、サングラスをつけるという全身黒装束姿の4人きょうだいが目撃されている。彼らは海外旅行に持っていくような巨大なスーツケースを引いていたという。自宅アパートから800メートルはなれた草むらまでスーツケースを運び、放置した。現場は池が複数集まる場所で、通路には「危険」の看板が出ているような人気のない場所だった。このきょうだいらが家を出たタイミングで、由美子さんは監禁から脱出できたようだ。「その後は由美子さんの証言をもとに、三宮の繁華街にいる4人を逮捕。そのときに修くんがいないことを追及され、遺体を運んだことがわかったのです。スーツケースの中からみつかった修くんの遺体は、一部腐敗が進んでいたそうです。背中などには殴打の痕が複数あり、死因は外傷性ショック。死亡推定時刻は、発見の3日前。4人が黒装束姿でスーツケースを引いて自宅アパートを出た19日でした」(前出・事件記者)自宅アパートから保育園までの道の途中には、1台の自動販売機があった。近所の住民はこう振り返る。「お母さんが修くんの手を引いて、保育園まで連れて行っていました。修くんがぐずったときは、よくお母さんがこの自販機でジュースを買ってあげてね。そうしたら修くんは機嫌を直して、また保育園まで歩いて行くんです。そんな微笑ましい姿を、よく見ていました。でも今年2月以降、2人の姿を見ることはいっさいなくなりました。『あれっ』と思っていたら、今回の事件をニュースで知ったんです。お母さん、あんなに修くんのことをかわいがっていたのに……。いったい何が起こったのか。残念でなりません」
2023年06月25日兵庫県西区にある草むらの中で、スーツケースに入った状態で遺体となって発見された穂坂修(なお)くん(享年6)。発見現場から800メートルほど離れた一家のアパートは警察による鑑識のため、ブルーシートで覆われたままになっている。ときおり同じ年ごろの子どもや孫を持つ人たちが花やお菓子を持ってきては、ブルーシートの前で手を合わせる姿が見られた。6月24日夕方遅く、10代の男性が一人でアパート前を訪れた。すでにやってきた人が置いてあったお供えの前にたたずみ、手を合わせている。男性はコロナになる前まで、修くんが通う保育園を手伝っていたという。彼がお供えとして置いたのは、ペットボトルのアップルジュースだった。「修くんはすごく人懐っこくて、いつも笑顔で元気で活発な子でした。いろんなことを話して、みんなを楽しい気分にさせてくれてました。そんな子が、なんで……。どうか夢であってほしい」あまりにも凄惨な事件。この男性が語ったのは、そんな現実からは程遠い母子の意外な姿だったーー。■三輪車を押して保育園に登園「すごい仲のいい親子でした」発端は、修くんの母で長女の穂坂沙喜容疑者(34)と次男の穂坂大地容疑者(32)、双子で次女の穂坂朝美容疑者(30)と三女の穂坂朝華容疑者(30)の4人が監禁と傷害の疑いで逮捕されたことだった。4人には今年3月ごろから修くんの祖母を繰り返し押し入れに閉じ込め、鉄パイプで複数回殴りケガをさせた疑いが持たれている。押し入れの外側には、鍵が取りつけられていた。祖母は監禁されていた自宅から逃げ出し、20日深夜に車いすに乗った状態で保護された。修くんはこの前日に死亡したとみられ、母・沙喜容疑者は「息子の遺体をスーツケースに入れて、4人で運んだ」と供述しているという。そうして発覚した修くんの遺体現場。だが前出の10代男性によると、「すごい仲のいい親子でした」と語る。「私は保育士になることをめざして勉強中で、コロナの前までは保育園へ手伝いに行っていました。というのも僕自身、その保育園の卒園生だったからです。そこに修くんも通っていました。通園は、お母さんとふたりでした。いつもお母さんが修くんの手を繋いで歩いてきて。修くんの機嫌が悪いときには、お母さんが抱っこしてくるときもありました。またあるときは修くんが三輪車に乗って、それをお母さんが押して保育園に来る日も。とにかく見るからに楽しそうで、仲のいい母子でした」■「天国で大好なアップルジュースをいっぱい飲んで」コロナ前といえば、2019年ごろ。修くんはまだ3歳前後だった。このときの沙喜容疑者について、男性はこう振り返る。「お母さん(沙喜容疑者)は、すごく子どもが好きでした。すごく修くんをかわいがっていて、修くんの機嫌がよくなるまでずっと抱っこしてあげるような方だったんです。なので、『優しいお母さんなんだな』という印象です。それだけでなく他の園児にも話しかけてあげたり、ぐずっている子がいたら抱っこしてあやしてあげたりもしていました。自主的に保育園にやってきては、保育園の作業を手伝うボランティアのようなこともされていました。保育園の先生とも仲良くされていましたし、他のお母さんともママ友同士で一緒に話しながら保育園の送迎をされていました。だから、報道を見て『あのお母さんがそんなことをやれるはずがない。まさか、嘘だろ』と思ってしまいました。あまりにも、知っている姿とのギャップが大きすぎて。本当なのかと信じられないんです」最後に男性は、お供えとしてアップルジュースを持ってきた理由をこう語った。「修くん、このジュースが大好きだったんです。保育園でおやつの時間で出てくると、誰よりも先に手を伸ばして飲み干していました。機嫌が悪くなったときでも、あげるとすぐ笑顔になってね……。だから天国に行っても、大好なアップルジュースをいっぱい飲んでほしいなと思います」評判の「優しいお母さん」が豹変してしまうまでに、いったい何があったのだろうか。一家の闇は深い。
2023年06月25日榊原郁恵さん(64)。太陽のような明るさで家族や周囲を照らしてくれた渡辺徹さん(享年61)。だが、笑顔の陰には、病魔との闘いがあった。ときには無理なほどの節制を渡辺さんに求めたこともある。それは郁恵さんにとっても、つらいことだったに違いない。いま、渡辺さんは天国から「おれたち、頑張ったよな」と郁恵さんにほほ笑みかけているだろう。■郁恵さんが23歳のとき渡辺さんと初対面。2人は交際を重ね、結婚。家族に恵まれて2人の出会いは、郁恵さんが『ザ・トップテン』の司会をしているとき。渡辺さんは『約束』(82年)が大ヒットして、番組に登場したのだった。雑誌のインタビューなどで渡辺さんは、郁恵さんとの第一印象を『挨拶したのに、無視された』と、冗談交じりに回想している。「『適当にあしらわれた』なんて(笑)。でも、私は全然、そんなつもりがなくて、挨拶をされた記憶がないんです。司会進行の確認などをしていたので、気づかなかっただけなんだと思います。向こうは向こうで私の印象が悪かったようですが、反対に、私のほうも主人のことを“軽い人だな”って思っていました。歌がヒットしてたびたび番組にも来ましたが、そのたびに太ったりしていたので、最大限の嫌みとして『ずいぶん、丸くなりましたね』なんて言ってみたり」“軽い人”のイメージは、84年、ドラマ『風の中のあいつ』で共演したことで、プラスのイメージに反転した。「俳優仲間やスタッフにも分け隔てなく明るく接する様子を、私は一歩引いたところから見て“居心地のいい空間を作る人だな”って思うようになったんです」劇団出身の渡辺さんには現場マネージャーがついておらず、スタッフとも直接、スケジュールのやりとりをしているし、ファンとも気軽に交流を持ち、受け取ったお弁当をその場で食べていた。「これまで接したことがないタイプだったので、驚きもあり、惹かれていったんでしょうね」渡辺さんも、郁恵さんのことを気になり始めたのだろう。「ドラマ撮影の途中、私は舞台『ピーター・パン』の出演のために1カ月ほどお休みしたんです。そのときも『近くで撮影があったから、顔を出しに来たんだ』って、楽屋まで来てくれたりしました」渡辺さんからは電話番号を渡されていたため、郁恵さんはお礼の電話をしたかった。「でも、ホリプロは厳しく、都内で寮生活をしていたころから『親、きょうだい以外には自分の電話番号を伝えてはいけない』と言われていて(笑)。悩みながら、電話したんですが、ドラマの収録が終わるころには、毎日のように電話をするようになったと思います」有名人カップルであったが、隠れてデートすることはなかったという。「母と住む私の家に主人が来て、近場の公園や、レストランに行ったり。遠出といっても横浜ですが、主人が出演した映画のロケ地があって『おれはこういう芝居をしたんだ』という説明をされたことも。お付き合いしたてのころは、なんでも楽しいですからね。人間関係などを含め、私の世界を広げてくれるいい男友達という感覚だったんです。でも、私のほうが年上だし、25歳と、当時の結婚適齢期だったため、主人は最初から結婚を視野に入れて、覚悟してお付き合いを始めたそうです」結婚後、長男で俳優の渡辺裕太さん、次男と2人の子供に恵まれた。「主人はとっても優しい人なので、子供を猫っかわいがりすると思ったんですが、お父さんとしての出番はあまりなかったんです。私も主人も仕事が忙しく、同居している私の母が、子供たちの親代わりのように接してくれたんです。渡辺家にとっても、裕太は初孫。渡辺のお父さんはかちんこちんに緊張しながら、抱っこして、かわいがってくれて。あとになって主人に聞くと『おれがいろいろ子育てしたら、おじいちゃんとおばあちゃんの楽しみを奪っちゃうだろ』と話してくれました。『なにを都合のいいことを』なんて笑いましたが、きっと本心だったんでしょうね」幸せな家族の時間が流れたが、一方で渡辺さんが病気と向き合い、郁恵さんが伴走する日々でもあった。■病室で還暦を迎えた渡辺さんは息子たちから贈られた赤いブリーフに大喜び「主人が糖尿病になったのは、30歳くらいのとき。もともと太りやすい体質で、普通の量を食べても太ってしまうのに、お料理番組にレギュラー出演していたから、食べる量も多かったんですね。休みなく仕事をしていたから、本人は意識してなくてもかなりストレスがあっただろうし、周囲からの『痩せろ』という声に、いらだつこともあったと思います」「とにかく運動」と医師から指導されても、運動する時間がないし、時間があれば眠りたい。頑張って痩せても、地方公演で2〜3カ月巡業すると、後援会との夜のお付き合いがあるため、リバウンドしてしまう。「いまの私でも無理なほど、ぎりぎりのカロリー制限をした時期もありました。調味料に関しても、ほんのちょっとでも我慢。空腹をしのぐために、私がキャベツの千切りを山盛り出して『このまま食べて』と言ったときは、さすがに主人も怒って……。『そんな味気ないものを食べる悲しさがわかるのか』って。本当にそのとおりですよね」12年には虚血性心疾患、13年には膵炎、コロナ禍の21年には大動脈弁 狭窄症の手術を受けている。郁恵さんも万全な体調ではない渡辺さんを支えた。「21年に倒れたときは、病室で還暦を迎えました。コロナ禍ということもあり、私だけ許可をもらってお見舞いすることができたんです」その日、病院の最寄りの駅まできてくれた裕太さんから、子供たち2人のプレゼントを受け取った。「それを主人に渡して、包みを開けたら赤いブリーフが3枚入っていたんですね。すごい気の利いたプレゼントで、主人は大喜び。私は“私が顔を出すのがいちばんのプレゼント”だなんて、手ぶらで行ってしまっているのに(笑)」郁恵さんは渡辺さんの入院を、適切な治療で回復をし、仕事に復帰するための期間だと、前向きに捉えていた。「でも、主人にとっては、病院という特別な空間で、寂しいし、つらいと思うこともあったはず。時間があるので考え込んでしまい、仕事への不安を感じる瞬間もあったかもしれません。そんなときに、元気が出る赤いブリーフがすごくうれしかったはずです。主人の健康には気を使っていましたが、そうした心のケアの部分で、子供たちがフォローしてくれたんですね」何度も大病を乗り越えた渡辺さんだったが、近年は、長年の糖尿病が起因となって人工透析を受けていたという。「肉体的にも、心情的にもつらい治療です。お仕事によっては、スケジュール的にご迷惑をおかけすることも多々ありました。人工透析のことは、あえて公表することはしませんでした。仕事にも影響するし、どう受け止められるのかわからなかったためです。“だらしない生活をしていたから”と誤解されることもあるかもしれません。でも、主人は頑張っていたし、さまざまな病気に見舞われても現実を受け止め、最大限、ふんばって、治療に、仕事に意欲的でした」長期間、地方に行くときは、滞在先の医療機関で透析を受けることもあったという。「たぶん主人のことだから、行く先々で、気軽に患者の方ともお話ししたかもしれません。大勢の方が受けている人工透析の励みにもなったのではと思います」満身創痍でも、妻を愛し、家族を愛し、そして仲間や仕事を愛した渡辺さんは、11月28日、家族や親族に見守られ逝去した。棺の中には、山盛りのごはん、お気に入りのスーツや家族や親戚が書いた手紙をおさめた。「みんな、どんな手紙を書いたのかはわかりません。私は──。主人からは、よく『おれのことを愛しているのか』『本当に好きなのか』なんて言われることがありました。夫婦でベタベタする恥ずかしさもあって、私はそっけなかったのかもしれません。思い返してみれば、感謝の言葉をかけてくれるのはいつも主人で、照れもあった私からはなかなか口にすることはなかったんですね。でも……、主人と最期のお別れをするとき、思い浮かぶのは感謝の言葉以外、ありませんでした。『これまで、本当にありがとうね』と──」
2023年06月25日6月23日に公開された3篇の小品集映画『無情の世界』。その内の1編『真夜中のキッス』の主演を唐田えりか(25)が務めた。作品内で唐田は、自らが犯した取り返しのつかない事態から逃げようと、深夜の街を駆け巡るという役柄を演じている。しかし公開に際して行われたインタビューでの唐田のコメントが、波紋を広げている。6月22日の「ENCOUNT」のインタビューで、2020年1月から約1年半ほどの女優休業期間について振り返った唐田。その中で、次のように語っているのだ。《あの時間がなかったら、今の役、今の感情に繋がっていないので、本当にたくさんのことを学びましたし、知らなきゃいけなかった時間だったと思っています》唐田は’20年1月、「週刊文春」により俳優・東出昌大(35)との3年にわたる不倫関係が報じられ、直後から出演予定作品を軒並み降板。すでに撮影されていた作品についても編集作業でカットされるなど、一時は完全に表舞台から姿を消していた。「今回のインタビューでは“苦難の時期”とあるだけで休業の理由については伏せられており、“あの時間がなかったら今の自分はない”といった休業期間を前向きにとらえるような表現も見られました。もちろん、いろんな反省があった上で再び女優として表舞台に出るという決心をしたのかもしれません。しかし今回の発言に対しては、《身から出た錆なのに、苦難って言い方はちょっとモヤモヤする》《当事者が「あの時間があってよかった」とか「あの時間は必要だった」みたいに話すのは違和感を覚えます》などの批判が多数上がっています」(芸能記者)唐田といえば、同じ事務所に所属する“ある人物”が心配していた。「広末涼子さん(42)です。『東スポ』では広末さんが復帰に向けてアドバイスを送っていたと報じています。記事では広末さん発案で事務所公式のYouTube企画が立ち上がり、彼女はその裏方を担当していたことも伝えられていました。現在は広末さん自身がW不倫で世間を騒がせていますが、『週刊文春』の取材にも“今の事務所社長のやり方では、私の大好きな戸田恵梨香や唐田や有村架純を守っていけないんじゃないか”と話していたことが話題を呼びました。奇しくも、その心配通りの結果となってしまっているようです」(芸能関係者)■「このまま引退は悔しすぎる」実姉が語っていた女優業の執念本誌もこの1年半、再起に向けて歩んできた唐田の姿を目撃してきた。’21年9月にファッションブランドが製作した短編映画への出演で、“完全復帰”した唐田。その直前の同年6月、スマホを耳に当てながら明るい表情で誰かと会話するように、都内の芸能事務所から出てきた唐田。このとき所属事務所の内勤として働いており、自身の特技であるカメラを生かした雑誌の連載にも挑戦していたという。また’22年4月上旬には、東京近郊の道場に集まった若い女性たちに混ざる唐田の姿が。白のニット帽にカーキのブルゾンというカジュアルな服装で、Netflixで公開予定のドラマ『極悪女王』の撮影に向けた過酷トレーニングを行っていた。「1月から肉体改造とプロレス技のトレーニングが始まっていました。3カ月経った現在、唐田さんは4?5キロほど増量していて、顔も丸みを帯びた輪郭になってきましたが、求められるプロレスラーの体形にはまだまだ程遠いと指摘されているようです。プロレス技のほうも、唐田さんは最近締め技を習ったようですが、バランスを崩しそうになったりとうまくできず、悪戦苦闘しているみたいですね。やはり本業とは大きく異なる役柄ですから、レスラー役の女優陣には厳しいダメ出しが入ることが多いようです」(映像制作関係者)体を張って、再起に燃えていた唐田。しかしその後、10月の撮影中に主演であるタレントのゆりやんレトリィバァ(32)が背中や頭を強打するなどの怪我を負い、撮影中止せざるを得ない状況になってしまった。「もはやお蔵入りと案じられた時期もあったが、最近になってようやく撮影も再開され始めたそうです。ようやく、少しずつ再出発の芽が出始めています。ただ今回の発言で、いまだに彼女に対して好意的でない人も少なくないということが明らかになりました。“炎上女優”という印象が根付いてしまうと、今後のキャスティングへの影響も出かねません。再出発の今こそ、発言には細心の注意を払うべきでしょう」(前出・芸能関係者)並々ならぬ思いで女優業に挑む唐田。’20年7月、唐田の姉は本誌で家族としての思いをこう語っていた。「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます。(仕事再開については)事務所さんにお任せしていますが、本人も仕事を続けるつもりですし、家族としても応援を続けていきます」周囲の応援を受け、再び女優としてブレイクできるのか。インタビューで波紋が広がるなど暗雲が立ち込めるなか、依然として難しい舵取りが求められそうだ。
2023年06月25日週刊連載20周年を記念して初となる実写化が決定した漫画『ONE PIECE』。6月18日に公開された予告編動画は、YouTube上での再生回数が1日で100万回を突破するなど、注目が寄せられている。漫画における実写化作品は、映画やドラマを問わず、過去にも多数作られてきた。しかし、どんなに人気のある作品であっても、いざ実写化されると視聴者の期待する世界観が表現しきれず、酷評を受けるものも。果たして、ファンの期待を超える実写化作品とはどんな作品なのか?そして、ファンの期待を超えられなかったのはどのような作品なのか?そこで、今回は『少年ジャンプ』の漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを実施。今回は「期待以上だった実写化作品」の結果を公表する。3位に選ばれたのは、『ドラゴンボール』。『週刊少年ジャンプ』で11年間も連載を続けた国民的漫画だ。実写化映画はアメリカで制作され、『DRAGONBALL EVOLUTION』というタイトルで’09年3月に公開された。実写化された本作品は、主人公である孫悟空のキャラクターと声、さらにストーリー性も原作やアニメのイメージとあまりにも違っていたことから、公開直後から大きな波紋を呼んだ。とはいえ、ハリウッドならではの迫力満点なアクションシーンや、異星人であるピッコロ大魔王の外見など、その視覚的なクオリティに満足する人も多かったようだ。《戦闘シーンの迫力がすごいから》《ピッコロがちゃんと化け物チックだった》《意外と面白かった》2位に選ばれたのは、『DEATH NOTE』。全世界累計発行部数は3000万部を超える本作は、’06年に実写映画が前後編で公開され、いずれも大ヒットを記録。CGで再現された死神のクオリティや、俳優への評価が高かった本作品。特に、作中でも独特の雰囲気をまとうキャラクターの天才探偵L役を務めた、松山ケンイチ(38)の演技は絶賛され、’08年にはスピンオフ作品としてLを主人公にした『L change the WorLd』が公開されたほど。《松山ケンイチさんのLの再現度が素晴らしかった!藤原竜也さんの演技もよく、違和感なく見ることができた》《松山ケンイチさんのLがとても原作に合っていて、死神デュークも上手に表現されていたと思います》《Lがまるで漫画から飛び出してきたかのようにそっくりだった。死神のCG描写もとても綺麗だった》《配役も良く、世界観が再現されていたと思う》そして、1位に選ばれたのが『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。全世界シリーズ累計発行部数は7200万部を突破する超人気作品だ。主人公は幕末に最強の剣士として恐れられた緋村剣心。明治維新以降、「不殺」の誓いを立てた剣心だが、自らの意思とは裏腹に戦いに巻き込まれていく。‘12年に劇場版1作目が公開されると、剣心役を演じる佐藤健(34)を始めとした豪華キャストによる壮大なアクションシーンは瞬く間に高評価を集めた。アクションを監督するのは、香港をはじめ世界で数々のアクション映画に参加してきた谷垣健治氏。原作ファンでもある佐藤は剣心のイメージを再現しようと、練習に打ち込んだという。その後も’14年、’21年に続編が公開されている。出演する俳優の演技力やアクションに圧倒されて「想像以上」と感じた人は多かったようだ。《佐藤健のアクションが良かったし、豪華出演者に違和感がなかった》《俳優のイメージ、特に斉藤一役の江口洋介さんがぴったりだった》《佐藤健さんを中心にアクションシーンが圧巻だった。原作からはそこまでのイメージは持っていなかった》《原作通りの世界観、アクションのリアリティ》果たして『ONE PIECE』は『るろうに剣心』を超える実写化作品となるのだろうか?【期待以上だったジャンプ漫画の実写化作品】1位:るろうに剣心2位:DEATH NOTE3位:ドラゴンボール4位:こちら葛飾区亀有公園前派出所5位:ROOKIES6位:銀魂7位:シティーハンター8位:暗殺教室9位:バクマン。10位:斉木楠雄のΨ難調査日:2023年6月21~22日調査対象:20歳~69歳の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年06月25日「同居している母や、渡辺(徹)のお父さん、夫婦共通の知人から主人の夢を見たと聞くと“よかった、よかった、いろんなところに行っているんですね”って思うんですが、残念ながら、私のところにはまだ来てくれなくて。この前、雰囲気が絶対に主人だという男の人がようやく夢に出たんですが……、顔から下しか見えなかったんです。なかなか配偶者の元には来てくれないものなんでしょうか」少し残念そうに語るのは、榊原郁恵さん(64)だ。渡辺徹さん(享年61)とは、芸能界でもおしどり夫婦として有名だったが、昨年11月28日に、渡辺さんが突然の逝去。あれから約半年、現在の心境を、少しずつ語り始めた。「もう半年、まだ半年ですねえ。主人を亡くしてからも、あまり休みがなく、舞台(『ハリー・ポッターと呪いの子』)など、いろんな仕事に追われている毎日です。だから主人の部屋の整理もできないままだし、生活用品にも手をつけていません。舞台が終わって仕事が一段落したときに、落ち着いてこの事態と向き合うことになるのだと思います」いまでもお線香をあげたいという来客があることから、玄関近くの客間に遺影と位牌、一周忌に納骨する予定のお骨を安置。郁恵さんが出かけるとき、帰宅したとき、声をかけるが、返事が返ってくることはない。「ずっと一緒に住んでいたので、生活する中で、寂しさを感じることは多々あります。たとえば主人の携帯電話のパスワードがわからず、開けられなくて困っていると、結婚してすぐのことを思い出してしまったり。わりと自分の持ち物などもオープンにする人だったので、カバンの中を、私が整理しようとしたんです。すると『夫婦になっても、プライバシーは守っていこうよ』と言われ、お互い、持ち物や携帯電話なども個人で管理していました。そのわりにはゴルフや地方公演のときは、私が荷造りしてあげていたんですけどね(笑)」渡辺さんは、夫婦の会話を大事にする夫だったため、仕事から家に帰ると、お互い、仕事現場や共通の知人のことなど、毎日のたわいのない出来事を話して、一日が終わっていた。「話をすることは、ストレス発散にもなっていました。でも、いまはそんな夫婦の時間がないので、ケジメがつかず、いつ一日を終えたらいいのかわからなくなってしまったんです。眠らずに、深夜の2〜3時くらいまで起きてしまうことも……」一緒の寝室でベッドを2つ並べていたが、誰もいない隣のベッドを見て“これが共に生活をしてきた人が欠けてしまうということなのか”と実感することもある。「あまりに急に訪れた死だったために、なかなか受け止められないんですね」■渡辺さんは体調を崩し、あっという間にICUに。郁恵さんとの最期の“会話”を渡辺さんの最後の仕事となったのは、昨年11月19日、秋田県で行われた心臓病をテーマにしたフォーラムでの講演会だった。「18日から現地入りしたのですが『ちょっと熱があるようなんです』と、主人のマネージャーから連絡はもらっていました。時期が時期なので、コロナの抗原検査を2回受けたそうですが、2回とも陰性だったので、予定どおり仕事をすることに。ただ、みなさんにご迷惑をおかけしたくないと、念には念を入れ、別室からのリモート出演となったんです」無事に仕事を終え、東京の自宅に帰ってきてからも、体調がすぐれなかったようだ。「私は舞台の仕事をしていたので、主人は『うつしてはいけない』と考えてくれて、実家に帰ってきていた次男経由で『今日は別室で先に寝るから』と知らせてくれました。そんな夫の気づかいに“ありがとう”と思っていたんですが、夜も遅く、自分のことで精いっぱいだったため、あまり気にかけることもしなかったんです」翌朝、渡辺さんが起きてこないので、郁恵さんは熱が下がらないのだと思って《氷枕を持っていきますか?》とLINEを送ったというが、既読にならない。心配した次男が渡辺さんの部屋に入ると、様子がおかしいという。これまでも体調を崩し、入院するということが何回かあったため、いつものように入院の準備をして、病院に向かった。「私が車を運転するとき、主人はいつも助手席に座るんですが、体調が悪いので後部座席に乗って、ぐったりとしていました。だから、車内でも会話することもなかったんです」病院に到着したとき、救急車の搬入口に入ってしまったようで、そのまま車を止めることもできなかった。「私は『申し訳ないけど、歩いて行って』と主人を降ろしてしまったんですね。次男につきそわれ、主人が病院に入るのを見守ってから、私は駐車場に車を止めて、病室に行きました。いま振り返ると、このとき、主人の意識は朦朧としていたのかもしれません」コロナ禍だったこともあって、待合室に次男とマネージャーが待機して、郁恵さんだけが病室に入った。「主人は眠っていました。『携帯とパソコン、老眼鏡をここにおいときますからね』と話しかけても、反応はありません。看護師さんは、点滴を入れようとしていますが、うまく入らず苦労していました。私が長居するのも悪いなと思い『私、行きますよー』と軽い感じで声をかけて、病室から出たんです。このとき、主人に私の声が聞こえていたのかわかりませんが、もしかしたら最後の“会話”だったのかもしれません」その日のうちに、渡辺さんの容体が悪化し病室をICU(集中治療室)に移した。コロナ禍で、重篤患者が入院するICUともなれば、家族でも面会は難しいはずだが、担当医からは「いつでも大丈夫ですから、いらしてください」と連絡があった。入院当初は細菌性胃腸炎という診断だったが、悪化して命に関わる敗血症に進んだという。「お医者さんからはあまりいいお話はありませんでした。でも、これまでも主人は、不死鳥のように復活してきたので、なかなか深刻に受け止められませんでした。いや、あえて受け止めたくなかったのかもしれません。この数年、主人の体調は万全ではなかったけど、死を近くに感じることはなかったんです」タレントの長男・渡辺裕太さん(34)も仕事先から病院に駆けつけることができた。「私は何本もの管につながれた主人を見ても、“万が一”という考え方をしたら主人の最期を受け入れることになってしまう。それは考えないようにしようと思っていたんですが……」手袋やマスクをしていたため、手を握ることもできない。郁恵さんの言葉にも反応を示さなかった。郁恵さんは、徐々に現実を受け入れていったのかもしれない。もうこれ以上は徹さんがかわいそうに見えて、“最期の時”を迎えることとなった。「ドラマのようにふっと息を吹き返す状況ではないということでした。私たち一家と同居している私の母も『お父さんは精いっぱい、頑張ったのよ』と声をかけてくれました。私もこれ以上、主人に『頑張って』とは言えませんでした。もう、これまで十分に頑張りましたから」■渡辺さんが好きだった赤いウインナーを家族で食べて。思っていたよりずっとおいしくて「じつは主人を荼毘に伏す前に、盟友の中村雅俊さんや角野卓造さんに連絡をとって、お別れに来ていただいたんです。皆さん、『徹の顔を見たら、どうなっちゃうんだろうな』と考えていたようですが、穏やかに眠っているような主人を見て、つい昔の楽しい日々が思い出されたみたいです」3月28日に行われたお別れの会でも、その人柄を感じさせる場面に遭遇した。郁恵さんや裕太さんが参列者に挨拶をしていたときだった。「目の前には俳優さんばかりでなく、裏方のスタッフさんが長蛇の列を作って……。レギュラー番組でお世話になった人ばかりでなく、年1回出演する地方の特番のスタッフさんなどが、主人との思い出を私たちに伝えたいと思ってくださったんです。それを見て、本当にみなさんから愛されていたし、主人が誰に対しても同じように接していたのだと実感しました。主人が築いてきた縁を大事にして、またその生きざまを私や裕太が受け継ぎ、仕事をしていきたいと思っています」こう決意を語ったところで「そうそう」と、郁恵さんが渡辺さんとのことを思い出し、いつもの笑顔を取り戻した。「先日、主人の誕生日にはプレゼントを送ったんです。結婚当初、主人が『ウインナーが好きだ』と言っていたので、ちょっと高価な粗びきウインナーを買ってきたんですね。すると『そうじゃなくて、赤いウインナーがいいのに』ともめて、主人が家出したのが渡辺家の“ウインナー事件”です」郁恵さんがスーパーに買い物に行くと“事件”の発端になった赤いウインナーが目に入って、はじめて買ってみたという。「徳用サイズですごく量が多かったんですが、5月12日の主人のお誕生日にお供えして、私たち家族も食べたんです。これが思っていたよりもずっとおいしくて。ちょっと得意げで、楽しそうな笑みを浮かべる主人の声が聞こえてくるようでした。『だろ!気づくのが遅いんだよ〜』って(笑)」【後編】榊原郁恵急逝した夫・渡辺徹さんとの“闘病の日々”を初告白へ続く
2023年06月25日青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!【『スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~』(TBS系・’84~’85年)】大映テレビ制作で放送された学園ドラマ。社会問題となっていた校内暴力を背景に、監督の滝沢賢治(山下真司)と、大木大助(松村雄基)、イソップこと奥寺浩(高野浩和)らラグビー部員の熱すぎる青春を描いた。「’80年代、大映テレビが制作するドラマの特徴といえば、大げさな芝居や荒唐無稽な展開ですが、『スクール☆ウォーズ』は、荒れた高校に赴任した教師がラグビー部を7年で全国制覇に導いたという、実話をベースにした物語。ボクも実在の生徒を演じていたんです」こう語るのは“川浜(ドラマの舞台)イチのワル”と恐れられた、大木大助を演じた松村雄基さん(59)。「とはいえ大映テレビは、ないものをあるように、あるものをないように描く特殊な制作会社。7話で登場した僕は入学早々、番長に目をつけられるのですが、渡哲也さんの『東京流れ者』を歌いながら相手を倒していくという“えっ!?”と驚く演出でした」伊藤かずえの登場シーンも、白馬に乗って「馬上から失礼します」というインパクトのあるもの。「僕らは始発電車で現場に入って、終電で帰るような毎日でしたから、馬に乗ろうが何に乗ろうが、精いっぱいやるしかなかったんです」■“大映トリップ”を味わえる不思議な現場撮影でもっとも過酷だったのは、寒さとの闘いだったと振り返る。「真冬のグラウンドで、撮影が始まるのは朝7時くらい。着替えも、女性はロケバスですが、男は外。髪の毛を固めるジェルがシャーベットのように凍ってしまうほど寒いなか、一日中半袖、短パンでした」一方、熱血教師・滝沢賢治を演じた山下真司は、役柄上、長袖長ズボン姿。「しかも、モモヒキまではいていて。完全装備でしたね(笑)」山下は、生徒役と打ち解けようと気さくに接してくれたが……。メークルームで、女子マネージャー役の岩崎良美が椅子に座って出演者と談笑していたときのこと。「山下さんが良美ちゃんをちょっとくすぐったりしていたんです。最初は『やめてくださいよ』と笑っていたのですが、山下さんは良美ちゃんが椅子から転げ落ちているのに、しつこくくすぐり続けて(笑)。最終的には『本当にやめてって言ってるのに!』と、本気で怒ってしまったんです」こんな現場の勢いもあり、最高視聴率は21%を超えた。「電車の中で女子学生がドラマを話題にしていることも。『大木、最近、泣きすぎじゃない』って。たしかに1話に1回は泣いていましたよね。大映ドラマ特有の展開が高揚感につながって、自然と泣けてしまうんです。そんな“大映トリップ”を味わえる、不思議な現場でした」【PROFILE】松村雄基’63年、東京都生まれ。高校在学中にドラマデビューし、’80年代は大映ドラマ常連俳優として活躍。6~8月は『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』にジドラー役として出演
2023年06月25日8月31日よりNetflixで配信される人気漫画『ONE PIECE』の実写化ドラマ。6月18日にティザー予告編動画が公開され、登場人物たちのビジュアルが明らかになったが“再現度が高い”と絶賛されているのだ。しかし、漫画の実写化はこのように評価される作品ばかりではない。過去には、漫画のイメージとは異なるキャスティングやストーリーの大幅な改変が非難されたうえ、興行成績が悪く“大爆死”となってしまう作品も。漫画の実写化は、どこでファンの期待を裏切るのか?今回は、『ONE PIECE』を含む数々の実写化作品を送り出してきた『週刊少年ジャンプ』漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケート調査を行った。今回は「がっかりした実写化作品」の結果を公表する。第3位にえらばれてしまったのは『約束のネバーランド』(’20年)。原作は’22年8月時点で世界累計発行部数が4100万部を超える超人気作品。孤児院「グレイス=フィールドハウス」で幸せに暮らしていた子供たちだが、ある日、12歳になると食用肉として自身らが”出荷”されることに気づいてしまい、孤児院からの脱出を目指す……というサスペンス作品だ。原作では12歳となっていた”出荷”される年齢は、映画で”16歳”に変更されている。オレンジ色の髪の主人公・エマを演じたのは浜辺美波(22)、白髪のノーマンは板垣李光人(21)が演じている。映画ではそれぞれの髪色や雰囲気がしっかりと再現されており、このキャスティングについてはイメージにぴったりという声も多い。しかし、そもそも“原作と年齢が違いすぎる”という声や、外国人のように描かれているキャラクターを日本人が演じるという時点で無理があるとの指摘も。また、映画化にあたってストーリーが改変されたことに関してもいただけないという声があがっていた。《原作と主人公たちの年齢が違いすぎるのと、外国人ぽく描かれているキャラクターを日本人が演じているため、違和感があった。》《話の原作改変がひどく、第二部以降の話も全て省略されていた》《キャラクターの年齢と役者の年齢に違和感があった。》第2位に選ばれたのはテレビドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(’09年、TBS系)。秋本治の人気漫画で『週刊少年ジャンプ』で’76年から’16年まで連載されていた老若男女に愛されるギャグ漫画作品。‘09年のテレビドラマ版で主人公の両津勘吉を演じたのは、香取慎吾(46)。ヒロインの「麗子」は香里奈(39)、同僚の中川圭一は速水もこみち(38)が演じていた。当時も豪華キャストのわりに視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行にとどまっていたが……。敗因とみられるのが、両津勘吉とあまりに異なる香取慎吾のキャスティングだ。両津勘吉は、身長152センチ、角刈りにつながった太い眉毛が特徴。作品内で顔立ちは「ゴリラ」「原始人」と評されている。身長183センチで端正な顔立ちの香取とは確かにキャラクターに差がある。シュッとした香取が、両津を演じるべく変顔をしまくる努力も、視聴者からは上滑りしたように見えてしまったようだ。《キャラクターのイメージと合ってなかった》《両津勘吉は香取慎吾では無いと思う》《香取慎吾さんがキャラクターのイメージと違うと思った》第1位に選ばれたのは“史上最悪の実写映画”とも呼ぶ人もいる、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を実写化した『DRAGONBALL EVOLUTION』(’09年)。主人公・孫悟空が内気な高校生であるという、原作の大幅改変から始まる本作は、公開当初から、なにもかもが「ドラゴンボール」ではないとの苦情が殺到。モントリオールの映画サイトWatchMojo.comでは、2000年代最悪の映画・第8位に選ばれてしまう事態に。その結果、製作総指揮として参加していた鳥山明までがのちに本作を酷評。朝日新聞のインタビューで「脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、ありきたりで面白いとは思えない内容だった。注意や変更案を提示しても、製作側は妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえず、出来上がったのも案の定な出来のドラゴンボールとは言えないような映画だった」と明かしているのだ。鳥山にこてんぱんにされた脚本を手掛けたベン・ラムゼイも’16年に反省の意を明かしている。当時、ドラゴンボールのファンとしてではなく大金に目がくらんでこの仕事を引受けたことを明かし、「創造的な仕事に情熱なく取り組んだ場合には、最低の結果が伴うこと、そして時として作品を薄っぺらいゴミにしてしまう副作用もあることを学びました」とファンに謝罪したのだ。キャラクターの造形から、ストーリーまであらゆる点が原作と異なっていた『ドラゴンボール』の実写映画。公開から10年以上が経つ今も辛辣なコメントが相次いだ。《ハリウッド版はドラゴンボールですらなかった。》《原作無視で低クオリティすぎてやめて欲しかった》《アニメで育った世代からはついていけなかった。》《ハリウッド版あまりにもイメージが違い過ぎて残念に思いました。》実は、この『ドラゴンボール』、「期待以上だった実写化作品」でも3位にランクインしている。これほどまでに評価が二分するほど、ファンから愛される作品であるのだろう。【がっかりしたジャンプ漫画の実写化作品】1位:ドラゴンボール2位:こちら葛飾区亀有公園前派出所3位:約束のネバーランド4位:DEATH NOTE5位:銀魂6位:テニスの王子様7位:るろうに剣心8位:ジョジョの奇妙な冒険9位:BLEACH10位:ろくでなしBLUES調査日:2023年6月21~22日調査対象:20歳~69歳の男女400人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年06月25日