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重松清の同名小説を映画化した『ステップ』の大ヒットを記念し7月24日、“『ステップ』ファミリーのリモート家族会議”と銘打ったオンライントークショーが行われ、主演・山田孝之をはじめ、共演する國村隼、白鳥玉季(子役)、角田晃広(東京03)、飯塚健監督、主題歌『在る』を提供した秦基博が登場した。妻に先立たれ、仕事と子育てを両立させるシングルファザーと一人娘の10年間を描いた本作。当初4月3日に封切られる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、7月17日より全国劇場で公開されている。山田は「こうして画面上で皆さんにお会いできたことがうれしいです、元気そうで」と、義理の父親を演じた國村、娘役の白鳥ら“家族”とのリモート再会に喜びの声。娘との再出発を決意しながら、思い通りにならない日常に悩む等身大の役どころに「つらかった。(試写は)全然客観的に見られなくて」と本音を明かした。それでも、山田のもとには「泣けた」という感想も多く届いているそうで、「ありがたいし、やったかいがあった。すてきな映画だねって言われるのが一番うれしい」とファンに感謝を示した。そんな山田に対し、過去にも共演経験がある國村は「現場での集中力がすごくて、想像もつかないお芝居がポンと出てくるので、いつも楽しみにしている」とほれぼれ。劇中では義理の父親という設定だが「どんどん素直に、本当の息子だと思えてきた」と振り返っていた。また、山田と共演した感想を問われた白鳥が「優しかったです!」と即答すると、当の山田は思わずホッコリ。「将来は現場を明るくできる女優さんになりたい」(白鳥)、「すてき。おれなんて、負のオーラばっかり垂れ流すから」(山田)と丁々発止のやり取りで、リモートでも変わらぬ父娘のきずなを見せていた。その様子に、飯塚監督も「現場でも二人は暖かくて、お似合いでしたね」としみじみ回想していた。トークショーでは山田、國村、角田が共演するシーンが上映され、角田は「緊張しましたけど、3人だけの贅沢な空間だった」。映画の完成後に、主題歌のオファーを受けたという秦は「そこ(映画本編)からのインスピレーションで書きました。(登場人物の)関係性から印象に残ったのが、『そこに存在する、在る』ということで、自分が一番言いたいことだった」と楽曲とタイトルに込めた思いを話していた。取材・文=内田 涼『ステップ』公開中
2020年07月24日東京芸術劇場の芸術監督・野田秀樹によって、1996年に初演された代表作『赤鬼』が7月24日(金・祝)に開幕する。1700人以上にのぼる応募者の中から野田によって選び抜かれ、錚々たるアーティストたちとワークショップを重ねてきた「東京演劇道場」の道場生たちによる初舞台だ。新型コロナウイルスの感染防止を期して臨時休館していた東京芸術劇場。満を持して上演される自主事業公演第一弾がこの作品だ。言葉が通じず得体の知れない男が、小さな漁村に現れるところから物語は始まる。その男とのコミュニケーションを模索する者があり、それを遠巻きに覗き見る者があり、徹底的な駆逐や排除を望む者もある。人が、突然「異物」に出くわしてしまった場合の、あらゆる反応が描きこまれた問題作である。日本の人気俳優陣をはじめ、海外でもイギリス・タイ・韓国で上演を重ねてきた本作に、今回挑戦するのは「東京演劇道場」の面々だ。野田秀樹の指揮のもと、2019年より始動。国内外から野田が招いた講師によるワークショップを行い、芝居の自由な交流の場を目指して訓練を重ねてきた彼らが、4つのチームを形成し、物語世界を縦横無尽に行き交う。折しも現在、世界中が、目に見えない脅威を恐れている。その様を、野田はこの物語に重ねる。「ひとたび、見えないものを怖がり出すと、見えないだけに、その“恐怖心”はなかなか拭い去れない。(中略)その“見えないもの”に耐えきれず、時に“精神”は暴発する。向かう先は、“他者”である」と野田はコメント。責めるべきものを見つけるやいなや、寄ってたかって大炎上する昨今の風潮は、まさにその縮図である。「この時節だからこそ、やる価値も見る価値もある作品に仕上がってしまった。そう信じて疑わない。“表現”は、恐怖心とはまた別の、人間が誇るべき“精神の暴発”だからである」と野田。SNSにあふれる不健全なエネルギーにお疲れの向きは、じかに触れて、目に焼き付けるべき舞台だ。公演は8月16日(日)まで東京芸術劇場シアターイーストにて。文:小川志津子
2020年07月24日King & Princeの永瀬廉主演映画『弱虫ペダル』が8月14日(金)に公開される。この度、本作の新しい場面写真が公開された。累計2500万部突破の青春漫画を実写映画化した『弱虫ペダル』。あることをきっかけに自転車競技部に入部することに小野田坂道。坂道は、そこで出会ったかけがえのない仲間たちのために、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。主人公の坂道役でKing & Princeの永瀬が主演を務め、坂道のライバル・今泉俊輔役を伊藤健太郎、自転車競技部のマネージャー・寒咲幹役を橋本環奈が演じるほか、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets)、皆川猿時が出演する。この度公開されたのは、アニメ好きで自転車レース経験のない坂道と、自転車競技部・期待の新人エースで努力型の天才である今泉が出会い、ともに裏門坂を自転車で走るシーン。ママチャリで激坂を登る坂道に対して、初心者相手でも絶対に妥協しない今泉と、お互いの性格が現れる注目のシーンとなっている。この裏門坂のレースによって、坂道は自転車で走る楽しさに気づき、物語が動き出していく。本作を見るうえで欠かせないのが、永瀬演じる坂道と、伊藤演じる今泉俊輔、坂東演じる鳴子章吉の関係性。同じ総北高校自転車部の1年でありながら、全く異なるタイプの3人によって、熱い青春ストーリーが描かれている。坂道を演じるために、永瀬はまだ寒い時期のクランクイン前から過酷な自転車練習を繰り返してきたという。撮影を終えた際には「今日の激坂はとにかくキツかった!でも、皆でずっと練習から頑張って、苦しい時もありましたが、それすら今はいい思い出です!」と、ポジティブな気持ちで撮影を乗り越えたことを明かす。一方で、坂道と対照的なのが、総北の期待の新人エース・今泉だ。既に中学時代から数々の成績を残し、当然のように、強豪である総北高校自転車部に入部した今泉。どんな時も自分にも周囲にも妥協を許さず、ストイックに練習を積み重ねてきた努力型の天才は、容姿端麗ながらクールで、どこか孤独すら感じさせる。今泉を演じた伊藤は、原作を飛び越えた実写を作り上げたいと、忙しいスケジュールの合間を縫って自転車を猛練習。「体力というよりも気持ちでどれだけ行けるかという状況でした」と語るほどに精神的にも追い込まれていたことを明かしている。そして、ムードメーカーとして欠かせないのが、関西出身で「浪速のスピードマン」の異名を持つ、仲間思いで面倒見がいい鳴子章吉。鳴子を演じた坂東もまさにムードメーカーとして寒い屋外での撮影でもキャストやスタッフを全力で盛り上げ、さらに撮影の合間、メイキングカメラマン並みに共演者の写真を撮影したり、一方で伊藤から写真にダメ出しを受けたりと、常に現場を明るく盛り上げていたという。『弱虫ペダル』8月14日(金)全国公開
2020年07月24日宮本浩次が新曲「P.S. I love you」のMusic VideoをYouTubeにてフルサイズ公開、各サイトにて配信をスタートした。「P.S. I love you」は、2020年3月4日に発売され、ロングセールスを続けているファーストソロ・アルバム『宮本、独歩。』以来の新曲で、NHKドラマ10「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」の主題歌にも起用されている楽曲。関和亮氏が務めたMVには、想いを歌に乗せる宮本と、想いを手紙にしたためている宮本、二人の宮本が登場。白と黒を基調とした空間の中で、「愛してる」というメッセージをストレートに届ける映像作品となっている。「P.S. I love you」Music Video「P.S. I love you」配信サイト一覧 関連リンク宮本浩次HP
2020年07月24日あいみょんが9月9日(水)に3rdアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』を発売することが決定した。今回のアルバムはシングル曲「ハルノヒ」「真夏の夜の匂いがする」「空の青さを知る人よ」「さよならの今日に」「裸の心」に加え、新曲を7曲収録した全12曲入り。前作『瞬間的シックスセンス』から1年7か月ぶりとなるアルバムのリリースとなる。また、初回限定盤には未発表曲「サラバ」を含む10曲入りの弾き語りCDを同梱。あいみょんの音楽制作の拠点としているPOTATOSTUDIOのダイニングルームでレコーディングを実施し、「誰かの実家」の様なリラックスした雰囲気の中でその場の空気もまるごと収録、臨場感や息づかいまで感じられる貴重な弾き語り音源となっているとのこと。さらに今回の発表に合わせアーティスト写真、アルバムのジャケット写真、初回限定盤特典の弾き語りCDジャケット、そしてアルバムのティザー映像も公開。いずれのアートワークも過去作に続き、とんだ林蘭が手掛けている。各店舗別の購入者特典も発表され、タワーレコード・楽天ブックスでは限定Tシャツ付きのCDも販売されるなど、ラインナップ豊富な購入者特典も合わせてチェックしよう。あいみょん – おいしいパスタがあると聞いて【very short teaser】リリース情報3rdアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』予約リンク()2020年9月9日(水)発売通常盤:WPCL-13210 / ¥2,800(税抜)初回限定盤:WPCL-13235~6 / ¥4,000(税抜)通常盤ジャケット初回限定盤ジャケット■収録内容DISC-1(CD) ※初回限定盤・通常盤共通01 黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を02 ハルノヒ03 シガレット04 さよならの今日に05 朝陽06 裸の心07 マシマロ08 空の青さを知る人よ09 真夏の夜の匂いがする10 ポプリの葉11 チカ12 そんな風に生きているDISC-2(CD) ※初回限定盤のみ01 ふたりの世界02 愛を伝えたいだとか03 サラバ04 二人だけの国05 ハッピー06 葵07 ハルノヒ08 裸の心09 マリーゴールド10 青春と青春と青春■AIM STORE限定盤CD『おいしいパスタがあると聞いて』&トートバック付セット予約リンク()■タワーレコード限定盤CD『おいしいパスタがあると聞いて』&オリジナルTシャツ(SIZE:M/L)付セット予約リンク()■楽天ブックス限定盤CD『おいしいパスタがあると聞いて』&オリジナルTシャツ(SIZE:M/L)付セット予約リンク()■先着購入者特典Amazon.co.jp:メガジャケ(通常盤絵柄)TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/ TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ):A4サイズクリアファイル)ローソンHMV:缶バッジ(直径76mm)タワーレコード:A4サイズクリアファイル楽天ブックス:オリジナル・カラビナキーホルダーセブンネットショッピング:ランチトートエコバッグ応援店:A4サイズクリアファイル(対象店舗後日公開)※一部のCDショップ(およびネットショッピングサイト)では特典プレゼントを実施していない場合もございます。※特典は数に限りがございますので、予めご了承ください。※特典に関するお問い合わせは、直接、各CDショップ(およびネットショッピングサイト)にてご確認ください。ライブ情報AIMYON TOUR 2020 “ミート・ミート”10月3日(土) 神奈川・ぴあアリーナMM10月4日(日) 神奈川・ぴあアリーナMM10月10日(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月11日(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール10月24日(土) 新潟・朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター10月25日(日) 新潟・朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター10月31日(土) 北海道・真駒内セキスイハイムスーパーアリーナ11月1日(土) 北海道・真駒内セキスイハイムスーパーアリーナ11月10日(火) 広島・広島グリーンアリーナ11月11日(水) 広島・広島グリーンアリーナ11月14日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ11月15日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ11月21日(土) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ11月22日(日) 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ11月30日(月) 大阪・大阪城ホール12月1日(火) 大阪・大阪城ホール12月5日(土) 愛媛・愛媛県武道館12月6日(日) 愛媛・愛媛県武道館12月9日(水) 愛知・日本ガイシホール12月10日(木) 愛知・日本ガイシホール12月18日(金) 神奈川・横浜アリーナ12月19日(土) 神奈川・横浜アリーナ12月26日(土) 福岡・マリンメッセ福岡12月27日(日) 福岡・マリンメッセ福岡料金:¥7,500(税込)※未就学児童入場不可関連リンクあいみょんオフィシャルサイト: ワーナーミュージック・ジャパンHP:
2020年07月23日河瀬直美監督を審査員長に迎えた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選ばれた映画作品『人数の町』が9月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開される。この度、本作に出演する立花恵理の場面写真が公開された。本作は主演に中村倫也を迎え、石橋静河、山中聡などが配役に顔を揃えた。今回が初の長編作品となった荒木伸二は、数多くのCMやミュージックビデオなどを多数手がけてきた人物。本作では監督だけでなく脚本も務めている。中村が演じるのは、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできないという謎の町で、借金で首の回らなくなった蒼山という男。本作はそこで出会う人々との交流を経て、町の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリーとなっている。本日、7月23日(木・祝)は海の日と言うことで、海の日にふさわしい立花の美しい水着姿の場面写真が公開。蒼山に町のルールをいろいろ教えてくれる謎の美女・緑役を演じた立花は、本作で映画デビューを飾ったが、それを感じさせない堂々たる存在感で映画を盛り上げる。場面写真は、謎に包まれている町の社交場である「プール」のワンシーン。プールは健康のために運動をしたり、町の住人たちと出会い・交流し、気になる相手にアピールする場となっているらしい。立花演じる緑は、この町の嬢王様的存在なのか、数人の男性を集め、ピコピコハンマーで人間もぐらたたきに興じている。『人数の町』9月4日(金)より公開※河瀬直美監督の瀬は旧字体
2020年07月23日ヨルシカが、7月22日(水)にリリースした新曲「盗作」のミュージックビデオを、ヨルシカ公式YouTubeチャンネルで公開した。「盗作」は、7月29日発売の3rdアルバム『盗作』からの先行配信曲。アルバム『盗作』は「音楽の盗作をする男」を主人公とした男の“破壊衝動”を形にした全14曲を収録。アルバムジャケットデザインを手がけたアートディレクター永戸鉄也氏が「盗作」MVの制作ディレクターも務め、ヨルシカのミュージックビデオ作品としては初となるオール実写映像で『盗作』の世界観を表現。楽曲コンセプトである破壊衝動を楽器や機材など様々な物が壊れる瞬間を捉えたシーンで構成している。ミュージックビデオに関して永戸氏は「“盗む”ということはこのルールの中で良くないことだが、角度を変えれば人は盗みながら、もしくは、なんらかの搾取の循環の中生きている。物が壊れる瞬間は、破壊、破損と見えるが、視点を変えれば、変形、変容として捉えることができる。盗作家の心情と『ハイスピード撮影した”物が壊れる瞬間=形を変えてゆく様子”』を並列に見せることで、このMVを見る人の感情にも変化をおこせないかと考え制作しました」とコメントしている。■配信情報「盗作」ダウンロード&サブスクリプション7月22日配信スタート
2020年07月22日和田彩花によるソロライブ「2020 延期の延期の延期」が、「uP!!!」にてオンライン独占配信される。アンジュルムの初代リーダー、そしてハロー!プロジェクトの6代目リーダーを務めた和田彩花。本公演はハロプロ卒業後、初のソロライブとなる。2020年2月~3月には初のソロツアー「和田彩花ライブツアー前2021―この気持ちの先にあるものはなに?―」の開催が予定されていたが、新型コロナウィルスの影響により、初日の名古屋公演を除き全て延期・中止となっていた。再延期を踏まえて開催される本公演で、和田はコロナ禍の中で生まれた視点を加えて新たなステージで表現を目指す。和田彩花ライブ「2020 延期の延期の延期」●配信日時:8月1日(土)OPEN18:30/START19:00予定※視聴チケットのご購入者を対象とした期間限定のアーカイブ配信を予定しております。アーカイブ配信日時:8月2日(日)12:00~8月5日(水)12:00●視聴チケット※auスマートパスプレミアム会員なら割引価格!・前売りauスマートパスプレミアム会員:1,500円(税込)一般;2,500円(税込)・当日auスマートパスプレミアム会員:2,500円(税込)一般:3,500円(税込)※auスマートパスプレミアム会員はau以外をご利用の方でもご入会いただけます。(月額税抜き499円/初回30日間無料)●視聴チケット購入期間・前売り:2020年7月22日(水)18:00~2020年7月31日(金)23:59・当日:2020年8月1日(土)0:00~2020年8月5日(水)9:00●お申込みはこちら
2020年07月22日2018年にアニメ化もされた青春ダイビングコメディー漫画の実写映画化作品『ぐらんぶる』が、8月7日(金)に公開される。この度、本作の公開を記念して公開前日の8月6日(木)に、“ぐらんぶる前夜祭”の開催が決定した。本作は、講談社『good!アフタヌーン』にて2014年4月から連載中の、原作・井上堅二、漫画・吉岡公威のコンビによる累計発行部数555万部超えの同名漫画を実写化する青春コメディ。『ヒロイン失格』『映画 賭ケグルイ』の英勉がメガホンを取り、ダブル主演を竜星涼と犬飼貴丈が務める。竜星演じる史上最も服を着ていない主人公・伊織と、犬飼演じる無駄にイケメンなオタク・耕平。そして彼らとキャンパスライフを謳歌する個性キツめなキャラクターたち。伊織のイトコで、バットを振り回しメンチを切るクーデレ美少女・古手川千紗役に乃木坂46の与田祐希、さらに千紗の姉で彼女に近づく男を縛り上げる重度のシスコン・古手川奈々華役に朝比奈彩、伊織と耕平が付き合っていると勘違いする美ボディの先輩・浜岡梓役に小倉優香、強烈なメイクで大学デビューしてしまったケバめ女子・吉原愛菜役に石川恋、そして伊織のおじでダイビングショップ「グラン・ブルー」のオーナー兼ピーカブーのOB・古手川登志夫役にべテラン俳優・高嶋政宏が、本作にキャスティングされている。この度決定した前夜祭では、主演の竜星、犬飼、そして本作に出演している与田祐希のキャスト陣に加え、主題歌と挿入歌を担当したsumikaの出演も決まった。前夜祭では、撮影中の裏話やリモートでファンとの交流、さらに特別映像を見ながらの生オーディオコメンタリーなどの内容を予定しているという。映画『ぐらんぶる』前夜祭概要◆開始時間:20:30~21:30(仮)◆出演:竜星涼、犬飼貴丈、与田祐希◆ゲスト:sumika(ボーカル・ギター:片岡健太、キーボード・コーラス:小川貴之)※ワーナーブラザース公式YouTubeチャンネルにてライブ配信URL: 『ぐらんぶる』8月7日(金)公開※高嶋政宏の「高」は、はしごだかが正式表記。
2020年07月22日今年デビュー40周年を迎えた佐野元春のマンスリー有料配信シリーズ「佐野元春 40周年記念フィルムフェスティバル」が7月29日(水)にスタートする。新型コロナウイルスの影響により、コンサートツアーの中止など残念なニュースが相次いでいる中、佐野元春がネットを通じた40周年記念コンテンツの配信を発表した。これは佐野が提唱するオンラインイベント「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」の一環として行なわれるもの。コロナ禍が明けた後の新しい日のために、今ある夢や計画を大事にしておこう、というメッセージが込められている。「佐野元春40周年記念フィルムフェスティバル」では、2020年7月から年末にかけて毎月1タイトル、アーカイブ映像からのライブショーや、未公開フィルム、新作ライブ・ドキュメンタリーなど、貴重な映像コンテンツをシリーズで配信。第1回目となる7月29日(水)には、全国6大都市1万人以上を動員した佐野元春&THE COYOTE BAND「マニジュ・ツアーファイナル 東京ドームシティ・ホール」のライブ映像を、今回の配信用にサウンド映像を編集・マスタリングした60分を届ける。また、 「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」の特設ページでは、有料配信シリーズ「佐野元春 40周年記念フィルムフェスティバル」だけではなく、セレクトショップ・ブランドBEAMSとのコラボレーションによるオリジナル・ウェア、グッズの制作提供など、7月から年末にかけてインターネットをプラットフォームにしたさまざまな催しを展開予定。収益は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で困窮するミュージシャンやコンサート制作スタッフなど、音楽制作者支援の基金として役立てるとのことだ。 以下、佐野元春からコメントが届いている。ゆっくりと世界は息を吹き返すその日を楽しみに希望を蓄える合言葉は ’SAVE IT FOR A SUNNY DAY’2020.7 佐野元春「佐野元春 40周年記念フィルムフェスティバル」配信ページURL: 第1回配信日時:2020年7月29日(水)20:00配信スタート第1回配信映像:佐野元春&THE COYOTE BAND「2018’MANIJU’ ツアーファイナル 東京ドームシティ・ホール」配信チケット料金:2,000円配信プラットフォーム:Stagecrowd(ステージクラウド)配信チケット発売:2020年7月22日(水)17:00~「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」特設ページ
2020年07月22日M・ナイト・シャマランの次回作に、ガエル・ガルシア・ベルナルが出演することになった。すでに、トマシン・マッケンジー、エリザ・スカンレン、アレックス・ウォルフらの出演が決まっている。タイトル、設定などは不明。近年のシャマランの作品同様、製作費はシャマラン自身が負担する。配給はユニバーサル・ピクチャーズ。北米公開は来年7月の予定。ベルナルの次回日本公開予定作は、チリ映画『エマ、愛の罠』。文=猿渡由紀
2020年07月22日全国で大ヒット上映中の映画『ステップ』のキャスト、監督らが参加するオンライントークショーの開催が決定した。『とんび』『流星ワゴン』など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた作家・重松清による小説を映像化。妻に先立たれた主人公・健一が、仕事と娘・美紀の育児との両立に悩みながらも、ゆっくりと成長していく姿を映した感動作となっている。主演は、個性派俳優の山田孝之。これまでのエキセントリックな役柄からは一転、本作では等身大の男性をナチュラルに演じ、高い評価を集めている。共演には、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が集結。『虹色デイズ』や『大人ドロップ』などを手がけた飯塚健監督による本作をすでに鑑賞した観客からは、「冒頭から涙腺への刺激が容赦なく何度も泣かされた」「ひたすらに心温まる2時間」「悲しさより、寂しさより人間の優しさが涙を誘う」など、SNSを中心に感動のメッセージが寄せられている。そして今回、大ヒット記念して、本作にまつわる豪華ゲストが集結するオンライントークショーの開催が決定した。主演の山田孝之をはじめ、健一の義父役の國村隼、美紀の小学生時代を演じた白鳥玉季、健一の義兄役の角田晃広(東京03)、そして飯塚健監督。さらには、本作に書き下ろしの主題歌『在る』を提供した秦基博もスペシャルゲストとして参加する予定だ。『ステップ』で家族を演じたキャスト陣たちを中心に、それぞれがリモートで参加する「家族会議」として、オンライン上に集合。トークショーの様子は、本作の配給・エイベックスピクチャーズのYouTubeチャンネル、映画『ステップ』公式Twitter、および“熱量を共感する”をテーマに、オンライン上の劇場空間を目指すインターネット生放送「共感シアター」で生配信予定。出演者たちが映画を振り返りエピソードトークを繰り広げるほか、映画公式TwitterとInstagramでユーザーから事前に募集した質問に答えるコーナーも設けられる予定なので、まだ映画を鑑賞していない方も、鑑賞した方もぜひ参加してほしい。映画『ステップ』大ヒット記念オンライントークショー『ステップ』ファミリーのリモート家族会議【配信日時】7月24日(金・祝)18:00~19:00予定【出演】山田孝之、國村隼、白鳥玉季、角田晃広、飯塚健監督&秦基博(主題歌)【配信URL】①avex pictures公式YouTube CH: ②映画「ステップ」公式Twitter: ③共感シアター: ●出演者への質問募集中!映画『ステップ』公式TwitterとInstagramでは、オンライントークショーの出演者への質問を募集しております。ご応募は、7月23日(木)午後17:00まで。皆さまからのご応募をお待ちしております!・映画『ステップ』公式Twitter: ・映画『ステップ』公式Instagram: 映画『ステップ』全国大ヒット上映中
2020年07月22日Netflixにて独占配信中の映画『オールド・ガード』のキャスト・スタッフたちが、自ら物語を解説する特別映像が公開となった。本作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』に出演し、美貌・演技力・ど迫力のアクションで話題となったシャーリーズ・ セロン主演のアクション大作。何世紀にも渡り、影で人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊<オールド・ガード>、兵士アンディ(セロン)率いるメンバーは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちだった。ある日、彼女たちの能力が何者かによって暴かれ、彼らは謎の組織から狙われることになる。『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』『Beyond The Lights(原題)』などで注目を集めたジーナ・ブリンス=バイスウッドが初のアクションとなる監督を務め、『ミッション:インボッシブル/ゴースト・ブロトコル』や『ターミネーター:ニューフェイト』などを手がけたスタジオと共に、新たなアクションヒロインを描き出す。独占配信されるや否や、SNSでも「かっこいい!」と盛り上がりを見せているが、キャスト・スタッフが物語に潜んでいる深い人間ドラマを解説する特別映像が公開された。特別映像では、セロンをはじめとするキャスト・スタッフたちか自ら物語を解説するとともに、アンディら〈オールド・ガード〉 のメンバーが、永遠に生きる上での悩みや葛藤なども描かれていることを語っている。主演のセロンは本作について「一級の製作陣が描いた重厚なストーリー」と表現。<オールド・ガード>のメンバーであるニッキーを演じるルカ・マリネッリは、ニッキーについて「彼(ジョー)の魂と強さを愛してる」とその心情を解説、遠い昔は敵同士という立場にいたこともあるニッキーとジョーの絆にも注目だ。さらに、脚本・原作者のグレッグ・ルッカが「希望に満ちた美しい切なさを味わえる」と語っているように、激しいアクションと合わせて、深みのある人間ドラマの要素も味わってほしい。Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
2020年07月22日同名の漫画原作を実写映画化する北村匠海主演『とんかつDJアゲ太郎』が、10月30日(金)に公開されることが決定。さらにこの度、本作の主題歌がブルーノ・マーズ『ラナウェイ・ベイビー』に決定し、あわせて新予告編が公開された。集英社“少年ジャンプ+”が創刊された2014年9月22日から2017年3月まで連載されていた、原案・イーピャオ、漫画・小山ゆうじろうによるウェブコミック『とんかつDJアゲ太郎』。本作は連載が開始されるやいなや、ネット上で絶大な支持を集めた伝説のギャグ漫画だ。2015年には“少年ジャンプ+”にて初めて単行本化され、全11巻を刊行し、2016年4月にはテレビアニメ化も実現。そして今回、映画化されることになったとあって、大きな注目を集めている。この度、楽曲が主題歌に決定したブルーノ・マーズといえば、2018年、第60回グラミー賞では主要3部門を含む6部門を獲得、グラミーの累計受賞歴は11回、世界が認めるトップアーティストであり、‟世界No.1のソング・メーカー“の異名をとっている。そんなブルーノ・マーズの数ある名曲の中で、ファースト・アルバム『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』に収録されている『ラナウェイ・ベイビー』は特にアップテンポの曲で、ノリノリのリズムと疾走感あふれる‟アゲアゲ”なナンバーとなっている。あわせて公開された新たな予告編では、とんかつ=DJというかつてない衝撃の発見をするアゲ太郎の様子とともに、主題歌『ラナウェイ・ベイビー』以外にも、本編では、Sugar(Maroon5)、D.A.N.C.E.(Justice)、Star Guitar(The Chemical Brothers)といった誰でも一度は聞いたことがある往年の名曲から新曲までなんと67曲も登場することが明らかに。また、本作をさらに盛り上げるべく、パパイヤ鈴木、伊藤沙莉(友情出演)、内田朝陽、山谷花純、斎藤陽一郎らも出演。北村匠海が演じる主人公・アゲ太郎が目指す‟とんかつDJ“への道のりを‟アゲアゲ”に彩る。公開日決定を受けた、北村、山本、二宮監督のコメント全文は以下の通り。■北村匠海コメント公開が遂に近づいてきました。とんかつDJアゲ太郎!おバカで真っ直ぐなアゲ太郎を筆頭に癖の強いキャラクターが皆様を笑顔にしてくれると思います。楽しみにしていてください!■山本舞香コメントいよいよ公開日が決定して皆様に届けられる日がきました。キャストみんなが可愛らしくてかっこよくて面白いそんな作品になってます。みなさんが笑顔になれたら嬉しいです!お楽しみに!!!■二宮健監督コメントとんかつDJアゲ太郎は、思いがけず大きなミッションを背負ってしまった。当初彼は、2020スペシャルイヤーにジューシーなお花を添えればとりあえずOKってはずだったが、ここに来て、とんかつDJ彼自身が、スペシャルそのものになって、日本をアゲアゲにすることを託されてしまったのだ!でも、きっと大丈夫。アゲ太郎が描き出すコロモオードブル(ココロオドルの間違い)アゲトピア(ユートピアとかけた強引な造語)は、変更を余儀なくされた僕らのこれからの世界を、より一層眩い光と油でキラッと照らして、サクッと揚げてくれること間違いないからだ。10月30日、アゲ太郎と一緒に映画館で笑って踊って、バイブスヤバめの未来をみんなでGETできる日が待ち遠しいです!どうぞよろしくです!アゲアゲ!『とんかつDJアゲ太郎』10月30日(金)より全国公開
2020年07月22日綿矢りさの小説『私をくいとめて』を、のんと林遣都で実写化した同名映画が、2020年冬に公開されることが決定した。高校在学中の2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞し、デビュー後も芥川賞、大江健三郎賞など数々の賞を受賞してきた小説家・綿矢りさ。『私をくいとめて』は、30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子が主人公。彼女には脳内に相談役「A」がいるという設定で、みつこは人間関係や身の振り方に迷った時はいつも、もうひとりの自分「A」に相談していた。そんなある日みつこは年下の営業マン多田くんに恋心を抱き、ひとりきりの生活から抜け出して、一歩前に踏み出す。そんな31歳おひとりさまと年下男性によるラブロマンスを、『恋するマドリ』で劇場長編デビュー以降、第30回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞をはじめ数々の賞を受賞した『勝手にふるえてろ』などで、女性の生き方や恋愛にスポットを当てつづけてきた大九明子監督が描く。脳内に相談役「A」を持つ31歳おひとりさまの黒田みつ子を演じるのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』で第38回ヨコハマ映画祭「審査員特別賞」を受賞した女優兼、“創作あーちすと”のん。みつ子が恋をする多田くんには、映画『バッテリー』でデビューし、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとした数多くの新人賞を受賞、近年ではNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や、ソーシャルディスタンスドラマ『世界は3で出来ている』など、話題作に出演する実力派俳優・林遣都が務める。本作は2020年冬に公開予定。主演を務めるのんは、「考えすぎて自分で行き詰まっていく不器用なみつ子が、とても愛おしい。早く皆さんに観ていただきたいです」とコメントしている。●のん(みつ子役)・林遣都との初共演について肌が白くて羨ましかったです。羨ましすぎて、いつも以上に念入りにお肌のお手入れをしてました。林さんの役に対するアプローチも、とても魅力的だったので負けられない、と気合が入りました。あと、林さん直々に並んで買ってきてくださったおすすめのクッキーサンドを現場で配っていらっしゃって、すごく優しい方なんだなと思いました。クッキーサンド、美味しかったです。・脚本を読んだ時の感想面白かった。楽しいセリフが沢山で、シリアスなシーンでも皮肉なユーモアが滲んでいて、どうやって解釈しようか……と嬉しくてニヤニヤしながら読みました。一番胸を打たれたのは、この作品のテーマであり、みつ子が大切にしているおひとりさま。おひとりさまって、一つの生き方として結構普通になってきている気がします。脳内に相談役としてAの存在を作り出す事も、楽しく生きていけるならありだなって思える。世の中の幸せは多様化している、そんな風に感じました。触れられない相手と触れられる相手の間でどう揺れ動いていくか、演じていてとても楽しかったです。考えすぎて自分で行き詰まっていく不器用なみつ子が、とても愛おしい。早く皆さんに観ていただきたいです。●林遣都(多田くん役)・のんとの初共演についてお芝居をしてる時と普段のギャップが大きい方という印象でした。人との距離の縮め方がきっと自分に近く、短い撮影期間ではあまりお話することはできませんでしたが、お芝居をしている時は常に役を通してお互いの心を探り合い、心地良い会話をさせていただけたと思ってます。よーいスタートで目の色が変わり、極めて繊細な表情で相手を引き込む力がある方で、お芝居の中で驚かされた瞬間が沢山ありました。ご一緒できて楽しかったです。・脚本を読んだ時の感想綿矢りささん、大九監督お二人の世界観を演じることを楽しみにしていました。不器用な人間同士のピュアな心の模様を大九さんがどのような演出で繋げていくのか。あまり特徴が多いとは言えない自分の役どころにどのような膨らみが生まれるのか、楽しみな要素が沢山ありました。大九監督の人間の弱い部分に寄り添った心理描写、苦しいシーンもどこか温かく微笑ましい空間に変えてしまう演出をもっと味わいたいと思いながら気付いたら撮影を終えていました。完成を心待ちにしています。●監督:大九明子・『私をくいとめて』を実写化しようと思ったきっかけ読んでみてびっくり。主人公がもうしっかりと脳内で会話してるじゃないですか!Aとか名付けちゃって!「私をくいとめて」は、綿矢文学の醍醐味である切れ味のいい言葉たちの間を、さまざまな色が漂い、ある時はスパークする。色に溢れた読書体験を終えた時には、この色と言葉をどう映像で描こうか、と考え始めていました。私、これ撮らなくちゃ。とすぐシナリオにして、プロデューサーに売り込んだ次第です。・初タッグののん、林遣都の芝居の印象についてのんさんは怒りの表現が見事で、あんなに柔らかい空気を漂わせていながら、内側に高温のマグマみたいなものを持ってる人だと思います。のんさんはいっぱい質問してくれます。その対話の中でこの映画の核を再確認できたように思います。林遣都さんは以前からご一緒してみたかった方です。振り幅が素晴らしく、少し話すと芝居がどんどん変わるので、とても楽しかったです。急に変なことお願いしてもすぐに「はい」と言ってやって下さって素敵。●原作:綿矢りさ・実写映画化の話を聞いて映画化のお話を伺ったときは、大九監督の魔法によって、どれだけキャラクターが生き生きとよみがえるんだろう、とまず最初に思いました。以前に自著を映画化していただいたとき、主人公だけでなく、物語上のすべてのキャラクターたちが、本当に実在するようにリアルで、それでいてコミカルに描かれていたのが、驚いて忘れられなかったからです。本作は想像力のたくましい女性が主人公の話で、彼女はたくさんの人と関わることを無意識に恐れています。映画化の台本を読むと、彼女の実は色鮮やかな内面が、イイ味出してる周囲の人たちとのふれあいにより、より濃く輝いてるなと感じました。現実ではさりげなく過ぎていくけど、実は心は激しく動いている。こんな場面を、のんさんと林遣都さんという、最高の方々に演じていただけると思うと、もう喜びを隠せません。お二方の過去の出演作品を見ながら「こんな素敵な方々が、あのけっこう地味な、いやかなり地味な、みつ子さんと多田くんになるなんて」と信じられない気持ちでいます。映画『私をくいとめて』2020年冬ロードショー
2020年07月22日亀梨和也(KAT-TUN)が7月21日、都内で行われた主演作『事故物件 恐い間取り』の完成報告イベントに出席した。自身にとって、初めて主演を務めた本格ホラー映画。「この夏の皆さんのエンタメとして、自信をもってお届けできる作品」だと胸を張った。テレビ出演と引き換えに、事故物件に住めと無茶ぶりされた売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が、かつて殺人事件があったワケあり物件に入居し、奇怪な体験をする。「事故物件住みます芸人」として、転々と事故物件に住みわたる芸人・松原タニシの実体験を記したノンフィクションを映画化した。劇中では亀梨が売れない芸人として“スベる”シーンもあり、「何をやっても(お客さんに)響かない。これはホラーだなと(笑)。ありがたいことに、今までの芸能生活でそういう経験はなかったので、ラッキーだったんだなと思った」と笑いを誘い、「頑張っているけど、空回っている感を追求した」と役作りを振り返った。イベントには亀梨に加えて、共演する奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督(『スマホを落としただけなのに』)が出席。主人公をそばで見守るヘアメイク担当を演じた奈緒は、撮影中、亀梨から焼き肉弁当の差し入れがあったと明かし「あのご恩は忘れません」と感謝しきり。「親しみやすい空気を出してくださり、最初から緊張せずにお話できた」と話していた。一方、亀梨の“相方”役で共演した瀬戸は「お笑いコンビという役どころなのか、初めての共演という感じがしなかった」。この発言に、初共演の亀梨も「そう、なんか不思議」と大いにうなずいた。ただ、ふたりで披露したコントシーンは「カットされた」(瀬戸)そうで、中田監督は「完成度が高すぎて……。売れない芸人なのに、面白くなり過ぎて」とカットした理由を説明し、恐縮していた。その中田監督といえば、Jホラーの旗手として数々の作品を手がけるが、「同じことを繰り返してはいけないと思い、新しい方向性を見つけたいなと。かなり挑戦的な、具体的にはアメリカンなテイストを目指した」と新境地に強い手応えを示していた。取材・文=内田 涼『事故物件 恐い間取り』8月28日(金)公開
2020年07月21日国会質疑で注目を集める現衆議院議員・小川淳也氏を17年間追った、大島新監督のドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が、6月13日より公開されている。この度、8月1日(土)19時より本作のスペシャルトーク付きバリアフリー版オンライン上映会が開催されることが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、座席制限の中で公開が始まった本作。緊急事態宣言解除明けにもかかわらず連日満席状態が続き、公開後1カ月に満たない7月7日には、わずか7館のみの公開で動員1万人を超え、現在57館にまで上映が拡大し、大きな話題を呼んでいる。この度、新型コロナウイルス感染の不安や地元での上映がないため映画館へ行けない、医療関係者などで映画館に足を運ぶことが難しい、視聴覚に障がいがある等、さまざまな理由により本作を配信で観たいという要望を受けて、ライブ動画配信サービスのPIA LIVE STREAMおよびuP!!!を使い、オンラインによるスペシャルトーク付きのバリアフリー版特別上映イベントが開催されることとなった。本編上映後には小川議員と大島監督のほか、田崎史郎と鮫島浩という、安倍政権に対する見解が真逆のジャーナリストふたりを加えたスペシャルトークも配信される。■配信スケジュール8月1日(土)18:00開場19:00本編上映開始21:00本編上映終了、スペシャルトーク開始22:00トーク終了予定■スペシャルトーク登壇者小川淳也議員、田崎史郎(政治ジャーナリスト)、鮫島浩(朝日新聞記者)、大島新監督※本編はバリアフリー版での上映(日本語字幕付き、音声ガイドは「UDCast」対応)※8月2日(日)24:00までアーカイブでの視聴可能■配信プラットホームPIA LIVE STREAM: : ■チケット料金1,800円(uP!!!から購入の場合、auスマートパスプレミアム会員は500円引)■購入サイトPIA LIVE STREAM: : ■チケット販売開始日7月21日(火)18時●本配信イベントのチケットは日本国内からのみ購入が可能となります。●チケット1枚につき視聴いただける端末は1台となります。第3者への譲渡・転売行為は出来ません。●スマートフォンやデジタルカメラ等による撮影および録音は一切、禁止いたします。●チケット御購入後は、配信延期・中止以外の理由による払い戻しは一切、いたしません。●インターネット回線の突発的なトラブルによる配信イベントの一時中断の可能性がある旨、ご了承ください。●お客様のインターネット環境に伴う閲覧の不具合については責任を負いかねますので、視聴前に必ず動画視聴に適した通信環境をご準備下さい。※田崎史郎の崎はたつさきが正式表記
2020年07月21日9月11日公開の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の一般試写会が、8月24日(月)~8月28日(金)の5日間連続で開催されることが決定した。同作は、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作としたラブストーリー。『100回泣くこと』引き続き、単独主演を務める大倉忠義が主人公・大伴恭一を演じる。そして、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を、『愛がなんだ』『カツベン!』に出演した実力派俳優・成田凌が担当。『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』など、繊細な表現力で様々な愛の形を提示してきた行定勲がメガホンを取り、恭一と渉の切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。今回、劇場公開に先駆け、「#恋の夏#窮鼠の夏窮鼠はチーズの夢を見る・夏休み限定特別試写会」と題して、一般試写会を連日実施することが決定。それに伴い、花火が煌めく夏休み限定のスペシャルビジュアルも解禁された。行定監督は、「映画を観ていただける喜び!しかも、5日間連続で、皆様の反応や感想を直に感じられるなんて、この上ない喜びです。今までにない新しいカタチの愛の模索する2人の男の姿を描いたこの映画を、観客の皆様がどんな風に観ていただくのか、今から楽しみです」と歓喜のコメントを寄せている。花火大会や音楽イベントが軒並み中止になる中、当日は本作ならではの演出が行われるとのことで、夏の大切な思い出の一日になりそうだ。なお、本企画は開催日毎に応募先が異なり、各サイトや公式サイトにてそれぞれ募集告知が行われているので注意してほしい。「#恋の夏#窮鼠の夏窮鼠はチーズの夢を見る・夏休み限定特別試写会」日程:8月24日(月)~28日(金)■上映時間:130分●場所:スペースFS汐留<東京会場>8月24日(月)Fan’s Voice月25日(火)Filmarks月26日(水)映画公式月27日(木)ダイアンボヌール月28日(金)fan’svoice●朝日生命ホール<大阪会場>8月28日(金)ダイアンボヌール●ユナイテッド・シネマキャナルシティ13<福岡会場>8月25日(火)ダイアンボヌール『窮鼠はチーズの夢を見る』9月11日(金)公開
2020年07月21日クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』が、来月の公開カレンダーからはずれた。アメリカでコロナが拡大を続け、抑え込みに成功したニューヨークでも映画館再オープンの予定が見えない中、来月12日の全米公開は非現実的と判断したようだ。新たな公開日は発表されていないが、9月11日になるのではとの説も聞かれる。同時に、ワーナー・ブラザースは、通常のやりかたにこだわらず、映画館がすでにオープンしているヨーロッパやアジアで先に公開することも視野に入れているようだ。『TENET』のような作品では、全世界興収の3分の2が北米外から来るため、理にかなっていると言える。これを受けて、ディズニーの『ムーラン』など、やはり来月に予定されていた作品がどう動くのかも注目される。文=猿渡由紀『TENET テネット』北米公開日未定
2020年07月21日新型コロナウイルスの影響で延期となっていたアニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の新公開日が9月18日(金)に決定した。実写映画化&テレビアニメ化もされた咲坂伊緒による大人気コミック『ストロボ・エッジ』と『アオハライド』(集英社マーガレットコミックス刊)の系譜を継ぐ「咲坂伊緒 青春三部作」の最終章、累計部数500万部を突破した『思い、思われ、ふり、ふられ』。史上まれにみるアニメーション&実写での連動W映画化プロジェクトとして、9月18日(金)に全国公開される(実写版公開は8月14日)。監督は『舟を編む』の黒柳トシマサ、アニメーション制作は、大ヒットシリーズ『ソードアート・オンライン』のA-1 Picturesが担当。脚本を『ヒロイン失格』や『センセイ君主』の吉田恵里香、音楽をスタジオジブリ作品『耳をすませば』『猫の恩返し』の野見祐二が務めるなど、豪華スタッフ陣で映像化に挑む。さらに、人気と実力を兼ね備える声優陣が集結。恋愛に対して現実的で積極的だが本当の気持ちを表現するのが苦手なヒロイン・山本朱里に潘めぐみ、朱里の義理の弟で、ある葛藤を抱える山本理央を演じるのは島崎信長、由奈の幼馴染で真っ直ぐな好青年だが、どこか周囲を冷静に見てしまう乾 和臣には斉藤壮馬、朱里とWヒロインとなる夢見がちで恋愛に対して消極的な市原由奈を、オーディションで大抜擢された新人声優、鈴木毬花が熱演する。新公開日決定に際して、黒柳監督は「混沌の中をもがいたからこそ握りしめた光がある。スタッフ同士もまともに会えない状況で、各自がそれぞれの持ち場で本当に最後まで力を尽くしてくれて映画を完成させることができました」コメントしている。今回新たに新公開日版のポスターと予告編も公開されたので、ぜひチェックしてほしい。●島崎信長(理央役)ついに!アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』公開日が決定致しましたー!嬉しい!ここの所、皆さま色んなことがあったと思いますし、今も最中ではありますが、頑張っていると素敵なご褒美があるんですね!一足先に完成品を拝見したのですが、とっても良い青春ドラマに仕上がっておりますよ。フィルムから、黒柳監督はじめ、スタッフの皆様の尽力を感じて胸が熱くなりました。「ふりふら」は、どの年代の方が見ても実体験からの共感が生まれる、リアリティを持った作品だと思っています。だからこそ、物語の中に入り込めるし、惹き付けられる。ぜひ一緒に、劇場で青春を感じてもらえたら嬉しいです●斉藤壮馬(和臣役)公開日の決定、改めておめでとうございます!ついに皆さまにお届けできること、とても嬉しく思っております。想いを伝えようと思っても、すれ違ったり勘違いしたり……そういう「うまくいかなさ」が、この作品ではとても丁寧に、あたたかく描かれていると思います。きれいごとだけではないからこそ、今のぼくたちの心に染み入る素晴らしい作品になっていると思います!『思い、思われ、ふり、ふられ』何卒よろしくお願いいたします!●潘めぐみ(朱里役)ようやくこの物語を皆さんのもとに…心から嬉しく思います。何気ない日常の有難さを実感する日々。そんな時、このフィルムと向き合い、家族、友人、大切な人たちと過ごす瞬間に込み上げてくるものがあって…。四季の移ろいと共に描かれた、かけがえのない時を、是非、劇場で追体験して頂けましたら幸いです。●鈴木毬花(由奈役)やっとアニメふりふらを皆様に届けられることを嬉しく思います。この数ヵ月間で家族や友達と会えず、改めてその存在の大切さに気づいた方も多かったと思います。この作品にも家族や友達の大切さが描かれており、前に進む勇気を与えてくれる作品になっていると思います。今はまだ大変な時期ですが、この作品を見て皆さんが一歩でも前に踏み出せたら嬉しいです。●咲坂伊緒(原作)こうして新たに公開日をお伝えできることを心から嬉しく思います。今まで日常だと思っていたものが、そうではなくなったという不思議さにまだ戸惑っている方も多いかと思います。だからこそこの作品の登場人物たちが何かしらの制限の中で不自由さを感じながらも自分以外の誰かを思いやり、そしてその制限の中でできることを求め進んでいく姿は、今こそ観て欲しいものになったのではないかなと思います。どうかたくさんの方に届きますように。●黒柳トシマサ(監督)混沌の中をもがいたからこそ握りしめた光がある。スタッフ同士もまともに会えない状況で、各自がそれぞれの持ち場で本当に最後まで力を尽くしてくれて映画を完成させることができました。改めて仲間の尊さと劇場で公開できることに感謝の気持ちでいっぱいです。由奈や朱里達が躍動する姿を、映画を心待ちにしてくださっていた皆様に喜んでいただけたらこんなに嬉しいことはありません。『思い、思われ、ふり、ふられ』9月18日(金)より全国公開
2020年07月21日又吉直樹が芥川賞に輝く『火花』の前から書き始めていた2作目の同名小説を、山崎賢人と松岡茉優の共演で映画史した『劇場』。売れない劇作家・永田と彼の才能を信じて寄り添う沙希の7年を描く原作を読んだ直後に、メガホンをとった行定勲監督は「これは自分が撮りたい」と思ったという。監督をそこまで駆り立てたのは何だったのか? 映画にするときに、いちばん重きを置いたのはどこだったのか?そして、永田に山崎賢人、沙希に松岡茉優をキャスティングした理由と、彼らが映画にもたらしたものとは?完成した映画に対する思いがけない反響への感想とともに、行定さんが映画『劇場』のすべてを余すことなく語ってくれた。行定勲監督永田(山崎賢人)は友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本と演出を担当していたが、前衛的な作品はことごとく酷評され、客足も伸びず、劇団員も離れていってしまう。そんな過酷な現実と演劇に対する理想との間で苦悩し、孤独を感じていた彼は、ある日、街で自分と同じスニーカーを履いていた沙希(松岡茉優)に声をかける。それが永田と、女優になる夢を抱きながら上京し、服飾の学校に通う学生・沙希との恋の始まりだったが……。そんなふたりの7年の恋の軌跡を、原作そのままに“演劇の街”として知られる東京の下北沢を舞台に映画化した『劇場』。行定勲監督のインタビューは、作品を観たスタッフや自分自身の思いがけない衝動の話から始まった。又吉直樹の原作『劇場』を手にしたとき、思ったこと――『劇場』を拝見して、自分も身に覚えのあることがいっぱい描かれていると思いました。そう言う人は多いですね。スタッフの中にも初号試写の前のラッシュを観終わったときに、号泣しながら「今晩、うちのかみさんを抱いてやろうと思いました」って言った人がいましたからね(笑)。でも、僕自身はあまりそういう映画だとは思っていなかったんです。――でも、行定さん自身も身に覚えのあることが描かれているんじゃないですか?僕はこれまで『GO』(01)や『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)など周りから「泣ける」と言われる映画を作ってきたけれど、初号試写のときにあんなにスタッフの嗚咽やしゃくり上げるような音に取り囲まれる経験はしたことがなくて。自分自身もダビング作業の最後に通しで観たときに嗚咽に近い状態になったから、どうしてだろう?って思ったんです。――思いがけない衝動だったわけですね。そうですね。原作が又吉直樹さんの半自伝的なものであるのは間違いないと思うんですけど、だから、男と女の“どうしようもなさ”がひとつひとつ具体的なエピソードに落とし込まれている。それを観ながら、嗚咽と言うか、俺もこの感情は全部分かるな~と思ったんです。俺もやってきたことだから。いや、いまもやっていることかもしれない。――男と女の“どうしようもなさ”は行定さんがこれまでの作品でも描いてきたものですしね。それこそ、誠実に向き合おうとしている男女のほぼふたりだけのミニマムな話の映画をいつか作ってみたいと思っていましたけど、僕がそれを、自分の恋愛で経験した記憶をたどりながらオリジナルの脚本で書いたとしても成立しないですよ。話が小っちゃ過ぎるし、僕が思い描くような画にはならない。でも、又吉さんの原作を読んだ瞬間に、これなら商業映画にできる!って正直思ったんです。逆に言うと、又吉直樹の名前がなければ、こんなに小さくて地味な話は絶対に映画にできない。男と女が六畳一間の部屋の中にいて、大したドラマもない中で淡々と進んでいくような映画は又吉さんがいなかったらできないことだし、オリジナルでもちょっと怖くて挑めない。この機会を逃したら、また数年、こういう映画を作れない、世の中に生まれないとだろうなと思ったので、「これを僕にやらせて欲しい」って立候補したんです。原作とは違う、映画のラストシーン――行定さんは、原作とはどんな風に出会ったんですか?2017年の雑誌「新潮」に最初に掲載されたときに気になって、普通に買って読みました。それで2日ぐらいで読了し、いまでも覚えていますけど、読み終わった翌々日の夕方にチーフプロデューサーの古賀俊輔さんに「俺、これ、やりたいんだけど」って電話したんです。同じ又吉さんの小説が原作のドラマと映画の『火花』(16・17)もプロデュースした古賀さんが、『劇場』の映画化も任されていたのは知っていましたからね。ただ、闇雲に手を挙げたわけではなく、ラストシーンが浮かんだのが大きかったです。――原作とは視点や見え方が違う、映画のあのラストシーンですか?そう。あれで、明確に演劇と映画が繋がる。それはどこかで必要だと思っていたんです。『劇場』は演劇の話ですけど、『趣味の部屋』(13)や『タンゴ・冬の終わりに』(15)などの舞台演出もしている僕は演劇の世界を垣間見る機会もあって、昔から演劇人とも仲がいい。助監督時代も演劇の俳優たちを監督に推薦していたけれど、もう消えてしまった俳優もたくさんいて。下北沢にはそんな演劇や音楽の世界で生きた彼らの青春の残照が感じられるし、その残照が『劇場』の永田と沙希に重なっていくんです。そういう意味で、俺には分からないことがひとつもなかった。逆に、その青春の残照をビジュアルとして『劇場』という映画の中にちゃんと残していくのはすごく重要なことだと思ったので、「これを俺にやらせてくれ」って言ったんです。でも、決まるまではずっと不安でした。古賀さんは「ちょっと考えてみる」とは言ってくれたけど、ただ受け流しただけで、別の監督にやらせるんじゃないかなって思ったりもしましたから。蓬莱竜太(劇団モダンスイマーズ)に絶対やってもらいたかった――沙希を演じられた松岡茉優さんも「劇中の舞台シーンの撮影になると、行定監督が演出家のモードになるのが面白かった」って言われていましたが、そういった意味でも、『劇場』の監督は行定さんが適任だったと思います。でも、現場が楽しかったわけではなくて、かなり細心の注意を払いました。脚本家は絶対に(『ピンクとグレー』(16)でも組んだ)蓬莱竜太(劇団モダンスイマーズ)でなくちゃいけないと思ったから、売れっ子の彼を1年待ったりもしたんです。――なぜ、蓬莱さんだったんですか?又吉さんと同じ関西出身で、下北沢やほかの土地の小劇場を経験している。僕が蓬莱と最初に会ったのは下北沢のOFF-OFFシアターでやった『夜光ホテル』(08)という舞台のとき。いまはものすごく人気のある演出家であり、劇作家ですけど、あんな小さな劇場をやっと満席にしたような時代もあったので、売れない演劇人の気分も分かるだろうし、地方出身者で、演劇一筋でやってきた彼にもどうしようもなさを感じる。だから、蓬莱にやってもらいたかったんです。――劇中劇の台本ももちろん蓬莱さんが書かれているんですよね?そこがいちばんの目的でした。劇中に主人公の永田がやっている「おろか」という劇団と人気劇団「まだ死んでないよ」の演劇のシーンが出てきますが、あの小劇場演劇のニュアンスをオリジナルで書けるところが蓬莱の強みです。しかも、やっぱり面白い。そのホンを見ながら舞台セットを作って、僕は確かに演劇モードで演出したけれど、それがやれたのも楽しかったですね。ただ、「まだ死んでないよ」の舞台を観た永田が打ちのめされるシーンは最も重要だと思っていたけれど、表現するのがいちばん難しくて。「やっぱ、俺たちとは次元が違うわ」っていうナレーションを僕は絶対に外したくないと思っていたけれど、それをどう見せたらいいのか!? 最初は実際にあるインパクトのある劇団の演劇を持ってこようかなと考えたぐらいです。――下北沢の小劇場で活躍している人気劇団の舞台をそのまま持ってこようと思ったんですね。散々観ましたね。でも、どの舞台もこの作品に当てはまらない。圧倒的なスゴさをワンシーンで見せなきゃいけないんだけど、既存の舞台ではどうにもならないから、蓬莱に「ワンシーン、書いて」って頼んで。あの最後のシーンでは蓬莱がやっている劇団モダンスイマーズの役者にも出てもらったし、浅香航大(行定監督のリモート映画『きょうのできごと a day in the home』(20)などに出演)も熱演していますけど、最悪、舞台の声をOFFにして客席の人たちのリアクションだけで見せる方法も考えていました。――あらゆるケースを想定されていたわけですね。だから、あの客席にはケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さんや吹越満さんの顔が絶対に必要だった。映画監督の白石和彌監督(『孤狼の血』)や、元フジテレビの笠井信輔アナウンサーもいる。自分たちの舞台の客とは明らかに次元が違う人たちが観に来ているという状況を見せるためにも本物が必要だったし、そんなの演劇関係者にしか分からないって言われるかもしれないけれど、演劇を知っている人に嘘だって思われるのはいちばんイヤだった。それは冒涜に値するから。なので、音楽も曽我部恵一さんにオリジナルで作ってもらったし、その完璧な布陣で「まだ死んでないよ」が圧倒的に人気のある劇団ということを印象づけたんです。山崎賢人の芝居は技巧じゃないから凄い。マグマの奥の方を見ている感じ――行定さんが最初に言われたように、この作品はものすごく小さな男女の話ですけど、それを主演の山崎賢人さんとヒロインを演じた松岡茉優さんが大きなものへと昇華させていますね。明らかにそうですね。--山崎さんのキャスティングは監督ですか?山崎の名前を出したのは古賀さんですけど、最初は僕も古賀さんも誰も浮かばなかったんです。山崎が演じた永田に、例えばインディーズ映画で活躍している演技派の俳優をキャスティングしたら、予算はこんなにかけられなかった。それは、古賀さんから最初にはっきり言われました。それに、映画自体も違うものになっていたかもしれない。演技派の俳優がキャスティングされていたらこんなにむき出しな愚かさを表現できていただろうかと思います。永田のピュアさや実直さ、何も分かっていない無防備さを演じるのは難しい。山崎の芝居は技巧じゃないから凄い。マグマの奥の方を見ている感じ。マグマの中に思わず手を突っ込んじゃったみたいなところがあるんです。――どこか空虚と言うか、何を考えているのか分からない、現実から少し超越した印象を受けることもありますね。いや、俺も初めて会ったときに、ピュアなんだけど、ピュア過ぎない?ってちょっと思いましたね。最初の顔合わせの前に写真を見て「やっぱり綺麗な顔だね~」って言いながら、山崎の顔に髭を描いてみて、あっ、髭を生やしたらいいねってなって。本人に会うとやっぱりよく分からない。集中すると、何をしでかすか分からなくなる俳優っているじゃないですか。目をすごく見開いてくる山崎には、「ここはガラスの壁だから当たっちゃダメだよ」って言ったのに、ガラスにバーンって突っ込んでいきそうなその危険な匂いをちょっと感じるんです。でも、顔合わせが終わったときには、その危険な感じは永田という役に活かせるような気がして。古賀さんとも「いいですね~」って確認し合ったし、なぜこれまで誰も彼に永田みたいな役をやらせなかったんだろうと思ったぐらい、これは行ける!って思うようになりました。山崎賢人が新境地を開拓――山崎さんが現代劇でこういう底辺の役を演じることは、確かにこれまでなかったですね。ないですね。彼はすごくいいですよ。素直だし、考え方がすごく真面目。自分のこの業界での立ち位置とか見え方とか気にしてなくて、与えられたひとつひとつの役とちゃんと向き合っている。昔、『ピンクとグレー』のときに菅田将暉に「同年代の俳優で誰がいちばん気になる?」って聞いたら、「山崎賢人ですね。友だちなんですけど、アイツは、1本1本の映画との向き合い方がスゴいんです」って言ったことがあるんですけど、その通りだなと思って。ずっと、そうしてきたんだろうし、今回の永田も真正面からちゃんと向き合って演じてくれました。――山崎さんは「劇場」が描く“どうしようもなさ”みたいなこともちゃんと理解されていたんでしょうか?山崎も脚本を読んだときに、僕と一緒で自分の知っている感情がどこかにあったみたいで。それで自分から「やってみたい。なぜか分からないけれど、これは絶対にやりたい!」と思ったらしいけれど、そう言うだけあって、なかなか色気がある。だから、僕たちは忙しい彼の身体が空くのを待って、そこにヒロインの沙希を演じた松岡のスケジュールも合わせてもらったんです。彼(山崎)は目が澄んでるから、濁らせるところから始めた――山崎さんにはどんな演出を?僕はこれまでの山崎の作品をすべて観たわけではないけれど、『劇場』ではあまり見たことのない顔をすると思うし、いろいろなアプローチをしています。それこそ、彼は目が澄んでるから、濁らせるところから始めて、最初に「髭を生やせよ」って言いました。そしたら、彼はそこでもやっぱり真面目でね。撮影に入る半年ぐらい前の10日間ぐらい身体が空いたときに、髭を生やして、俺に見せにきたんですよ。それで「どうですかね~」「いや、まだポヤポヤだね」っていうやりとりがあって、「どうしたら濃くなりますかね」って聞くので「T字のカミソリで剃ると濃くなるもんだよ」って答えたら、それからずっとT字のカミソリで剃ったり、毛生え薬をつけていたみたいで。そこからスタートして、もともと痩せているけれど、少しこけた頬にして、髪もクシャクシャにしてもらいました。松岡茉優は「天才」だと思う――松岡さんの印象は?僕は昔、NHKの時代劇に出ていた松岡茉優を見たことをあるんですけど、そのときから、この子は巧みだな~と思っていました。芝居を削ぎ落すこともできるし、ある種のあざとさもちゃんと持ち合わせている。その両方ができるのは巧みだからだし、それはやっぱり優れた女優のひとつの資質だと思います。――彼女が今回演じた沙希は、特に芝居の幅が広い役ですものね。振り幅がすごいですよね。でも、その役と向き合った彼女は自分の度量を分かっているし、撮り終わった後に「まだまだだな~」って言っていたけれど、自分の限界も見えているかもしれない。だから、僕は今回の沙希役にすごくいいと思ったんです。本当に役に合っていたし、完成した映画の中では山崎がちゃんと立っていた。現場で見ていると、松岡の芝居の方が明らかに強い。彼女の方が最初からガツンと来るから確かに強いんですよ。でも、松岡は耐久力があるから、山崎の芝居を待つことができる。そこが、このふたりでよかった理由です。――ふたりはまったく違うタイプの俳優ですね。そうなんです。松岡は最初のテイクからとんでもないことをやらかしたりするし、山崎はテイクを重ねれば重ねるほどよくなっていく。感性はふたりとも素晴らしいけれど、真逆のタイプなので、どこをOKラインにしたらいいのか最初のうちは悩みましたよね(笑)。ただ、ふたりとも覚悟ができていて、お互いの感性をぶつけ合っていたから、又吉さんの私小説風の原作ではあるけれど、それとも違う風合も出て。僕自身、彼らにしかない感性でこれを映画にしようという方針を固めてやっていたような気がします。――行定さんは、松岡さんのことを以前「天才」って言われてましたね。うん、天才だと思う。去年の『蜜蜂と遠雷』で主演女優賞を総ナメにすると思いきや、全然獲れなかったという状況があったけれど、あのときに票を入れなかった批評家さんや世の中の一般の人も『劇場』を観れば、彼女の力量が少しは分かるんじゃないかな。――僕は、去年の主演女優賞は圧倒的な松岡さんでした。でしょ。いや、僕もそう思いますよ。芝居の本質ではなくキャラクター強い役を演じている女優に票が集まる。だから、ああいう結果になるんです。それに対して、松岡は芝居はすごく巧みだけど、強さを前面に出さないし、雰囲気も含めて普遍的な存在。ちゃんと見ている人は松岡の憂いの表情にハッとしたり、並々ならぬ努力に気づいているはず。『劇場』には雷が鳴っているときに部屋で沙希がパッと顔を上げるシーンがありますが、あの松岡の顔を見て欲しい。あの場面は彼女の演技に息を飲みました。泣き腫らした、腫れぼったい顔を晒し、その表情に鳥肌が立ちました。女優がひとつの映画の中で見せることはあまりないですよ。あれはたぶん、控室で何度か泣いてきたんでしょうね。――そうなんですね。間違いないです。部屋のセットがあるステージに入ってきた瞬間、すぐにそこにあった毛布をかぶりましたからね。見せたくなかったんですよ。見せたら、山崎の芝居が予定調和になってしまいますからね。それを僕も察知したので、段取りを1回だけやって、ブレイクを挟んでから、いきなり本番に入った。それはやっぱり山崎の芝居にも反映されましたよね。山崎と松岡の演技で印象的だったこと――松岡さんは「ダメ男を好きになる周りの友だちはみんなロングヘアーだから、監督と相談してエクステをつけたし、ラストの衣裳は彼に夢を見させてあげたかったから、出会ったころの服と髪で彼が好きな沙希を私も演じたんです」って言われていました。ああ、永田の部屋を最後に訪ねてきたときですね。――ええ。それを聞いて、そういうこともちゃんと考えながら演じられているのはスゴいと思いましたね。松岡はホン(脚本)の読み方がすごく客観的で冷静なんですよ。そこに自分のできることをまず思いっきりぶつけてきて、やり過ぎだったら俺が抑えたり、「間がもう少し欲しい」って言ったりしたんですけど、彼女を見ているのは楽しかったですね。最初のうちは、僕が思っていることと全然違うことをしてくるので、不安もあったんですよ。――行定さんが不安になることもあるんですね(笑)。でも、それが、だんだん楽しくなってくるんです。「次はどうするのかな~、松岡くん?」とか「どこに座りたい?」って聞いて、僕の方が彼女に合わせて考えを変えていくようなやり方をしていましたから。それに対して、山崎の方は言われたことの中でやるタイプだったから、さっきも言ったように、ふたりの関係性はものすごくよくて。松岡は頭の回転が速くて、演出意図も瞬時に汲み取るので、このふたりがやっていることを撮りこぼしちゃいけないというある種の緊張感がありましたよね。――ふたりのシーンで、ほかに撮影中に印象的だった出来事はありますか?冒頭のカフェのシーンで、永田が「アイスコーヒー、2つ」って勝手に頼んで、沙希が「あっ、勝手に決めちゃった」ってケラケラ笑いながら「ひとつはアイスティーで」って言い直すシーンがあるんです。そのときの、「あ、えっと…」っていうリアクションをするときの山崎が松岡の顔が見れないぐらい恥ずかしそうにしていて、目が泳ぐんですよね。それがすごくよかったから、僕は山崎をものすごく褒めたんです。それは演出でできることではないし、「その感覚は僕が思っていた永田に近かった」。でも、そう言ったら、山崎は「えっ、どんなことをしてました?」って分からないわけです。しかも、撮ったものをその場で見せたら「こんなことをしていたんですね~」って言うんだけど、「もう1回やったらまたできるでしょ」って聞くと、「たぶん同じになると思いますけど、こんなことをしていたんですね」って笑っている。要するに無自覚なんです。無自覚だけど、笑おうとして笑えなかったり、猫背のまま歩く感じ、どうしようもない奴だけど、ピュアさだけは持っている人柄を醸し出していて、永田ってこんな人なんだろうなって思わせてくれる。そこが、山崎は圧倒的に優れているような気がします。やっぱり泣けてくる、あのセリフ――『劇場』は原作もそうですけど、男性と女性では感想が違うような気がしますし、永田と沙希の気持ちや言葉が突き刺さる人とそうでない人がいると思うんですけど、沙希が永田に終盤で言う「いつまでたっても、なんにも変わらないじゃん。でもね、変わったらもっと嫌だよ」ってセリフはなかなか書けるものではありません。あのセリフは原作にほぼ忠実ですけど、又吉さんはなぜ、あんなセリフが書けたと思いますか?まあ、言われたんでしょうね、きっと(笑)。たぶん、言われたんだと思うな~、「変わっちゃ嫌だよ」って。でも、それを言われると、やっぱりキツいですよね。だから、みんなの胸に突き刺さる。それこそ、僕が敬愛する某映画監督は、観た直後にメールをくれて。あんなに興奮してメールをくれたのは初めてですよ。観終わった直後の気分で「男の愚かさが余すところなく描かれていた。すべてが自分のことのようで、身につまされた」と書いてあった。やっぱり、彼女が「変わっちゃ嫌だよ」って言う、そこでね。泣けてくるんです。俺たちのように物を作っている人間は、結局、そう言ってくれる人がいない自分を保てないんだよねっていう話なんです。――永田も自分の生き方や沙希に対する言動が間違っていることは分かっているんでしょうけど、変えられないんですよね。だから、いつまでこの生活や彼女との関係が持つんだろう? と思っている。まあ、そうだと思う。でも、あれは作り手の心情でしょうね。僕にしたって、先ほど話した某映画監督にしたって、又吉さんや蓬莱もそうだと思うけれど、毎回不安ですよ。作品を発表したときに、どんな評価が下るのか? それによっては人気が急に下がるかもしれないし、誰も観てくれなくなるかもしれない。そんな不安の中で、僕は未だに嫉妬もするし、人を傷つけています。「なぜ、分かってくれないだ」って言いながら。それこそ、ネットの書き込みを気にして、けなされただけで落ち込むような我々なので(笑)、あとは僕ら作り手の覚悟でしかないですよね。エンタテインメントや芸術と向き合って生きている人間は相当な覚悟をしなきゃいけない――永田にはそんな行定さんの想いも投影されているわけですね。今回のコロナで、エンタテインメントがいちばん最初に切り捨てられることが分かりましたよね。「好きなことをやっているんだから、こんなときぐらい大人しくしてないさいよ」と言っているようにも聞こえるけれど、それに文句を言ったところで仕方がない。ただ、エンタテインメントで救われている人もいるということを忘れてはいけないし、僕はその力をこれからも信じていきたい。だって、実際に救われた人間がここにいるんだから!少なくとも僕は救われた。エンタテインメントや芸術に、人は救われるんです。それを信じるしかない。――とてもよく分かります。それだけに、エンタテインメントや芸術と向き合って生きている人間は相当な覚悟をしなきゃいけない。なのに、それが認められなかったら、その状況は死にも値します。そう言うと、大袈裟だと思うかもしれないけれど、ひとりの人間にとっては大袈裟なことじゃないし、永田は特に、社会からなくてもいいと思われ、いちばん最初に切り捨てられるエンタテインメントの世界の中でも最低なクズのような人間ですからね。そんな小っぽけな人間が、己の自我で大切な人ですら救えなくなるという。そこが、この映画を観て、いちばん感じて欲しいところです。僕はそこに、人間の根源が描かれていると思っていますから。生々しく真実に近いラブストーリー――そこが数多ある普通のラブストーリーと違うところですね。普通のラブストーリーは格差社会や対立、差別がドラマの背景になることが多い。恋人たちの悲恋が社会を浮き彫りにする構造が基本だけど、永田の場合は何もないところから自我を作り上げ、上手くいくはずだった生活に背を向け、沙希と傷つけ合ってしまう。夢を諦めて、普通に働けば沙希も普通に子供を産んだかもしれないし、ふたりで昔のことを懐かしく思い出す幸せな生活を手に入れることができていたかもしれない。なのに、永田はその道を選ばない。永田のそんな愚かさが、人間らしいと思いました。僕はそこがやっぱり面白かったし、それは自分も含めて、作り手の全員が身に覚えのある感覚です。それを実感している人たちが、この映画を作るんだから、それはかなり生々しく真実に近いものだと僕は思っています。――又吉さんも喜ばれていたそうですね。自分のことだったりするから、客観的には観られなかったみたいだけど、「よかった~!」とは言っていた。「山崎くんが演じてくれたよかった」とも言っていましたね。「俺が永田をやったら相当最低な人間になっていたと思うけれど、山崎くんの永田は思っていたより品がよかったし、原作と描き方が違うラストシーンも好きですよ。最初はこんな最低な人間が主人公で大丈夫かな~? と思っていたけれど、素敵な映画になっていましたね」って。その又吉さんの感想は、とても嬉しかったです。映画『劇場』は周知の通り、新型コロナウイルス感染症の影響で当初予定していた4月17日の公開が延期に。それでも、映画を少しでも早く全国の観客のもとに届けたいと願う行定勲監督や関係者の総意で7月17日(金)から劇場公開し、同時にAmazon Prime Videoで全世界で同時配信することが決定!これで映画館が近くにない人もすぐに観ることができるし、世界中の人たちとも感動を共有することができるようになった。けれども、それが可能な人は、映画館で観ることをオススメしたい。その方が、クライマックスを原作小説とは異なる映画的な方法で提示する本作の感動がより倍増。映画館の空間そのものが、あなた自身にとっての“劇場”になるはずだから。取材・文=イソガイマサト『劇場』全国公開中、Amazon Prime Videoにて配信中※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
2020年07月21日氷室京介のソロデビュー日にあたる7月21日(火)より、1988年のソロデビュー曲『ANGEL』から2016年リリースのベストアルバム『L’ ÉPILOGUE』まで、シングル30タイトル62曲、オリジナルアルバム12タイトル130曲、ベストアルバム8タイトル181曲、全373曲のサブスクリプションがスタートした。耳の不調を理由に2016年にライブ活動無期限休止を発表し、ファイナルライブ4大ドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」のステージ上で、「今後ゆっくりじっくりと楽曲を作っていこうと思う。60になって還暦を迎える頃にアルバムをみんなに届けられたらと思う」と語っていた氷室京介。まさに氷室が60歳を迎える記念となる2020年に初のサブスク解禁が決定した。また、9月5日(土)~10月10日(土)まで、グランフロント大阪にて「氷室京介展 LX~揺るぎなき美学と挑戦~」と題し、ライブ衣装、未公開写真、映像に加え、氷室直筆の作詞原稿や創作経緯がわかる歌詞原稿などを特別公開するとともに、記念撮影ができるフォトスポットの設置など、氷室の置かれた時代背景とともに紹介され、その「美学」や「挑戦」の軌跡が展示される。なお、2020年10月に還暦を迎える氷室は、現在アルバムリリースへ向けて楽曲制作に入っているとのことだ。●「氷室京介展LX 〜揺るぎなき美学と挑戦〜」開催期間:2020年9月5日(土)~10月10日(土) 会期中無休開催時間:11:00〜19:00(金・土曜のみ20:00まで)会場:グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルイベントラボ(大阪市)※2021年春、東京巡回展覧会公式サイト:
2020年07月21日世界最高峰のオペラハウス「メトロポリタン・オペラ(通称:MET)」の最新映像をスクリーンで楽しむ「METライブビューイング」は、ダイナミックな音響と多彩なカメラワークに加え、生の劇場でも観られない舞台裏や歌手へのインタビューも収録されたゴージャスな時間を提供する新しいスタイルのエンタテインメントだ。そして、これまでの全ラインナップの中から、テーマに合わせて約10~30作を一挙上映する「アンコール上映」は、毎夏恒例の人気企画。今年は「この夏、オペラで世界を旅しよう」と第して、世界各国を舞台にした作品が、その国や地域ごとに上映されるというから楽しみだ。予定されるプログラムの中には、伝説の時代の中国で冷酷な姫の謎に挑む流浪の王子の姿を描いた『トゥーランドット』や、古代エジプトを舞台に王女の禁じられた恋を描く『アイーダ』などの超有名作品はもちろん、神秘の巫女と2人の男の三角関係の物語『真珠採り』(スリランカ・セイロン島)、アメリカ南部・港町の片隅に生きる黒人たちのドラマを〈サマータイム〉などの名曲で綴る『ポーギーとベス』など、世界各地の異国情緒あふれる名作も多数登場。アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)やヨナス・カウフマン(テノール)など、世界のトップ歌手が勢ぞろいする華麗なステージを楽しみたい。なかなか海外に行きづらい今だからこそ、スクリーンの中での世界旅行に注目だ。*上映詳細は ●METライブビューイングアンコール2020東劇 (東京/東銀座) 8/7(金)~10/1(木) *32作上映神戸国際松竹(兵庫/三宮) 8/7(金)~9/17(木) *18作上映なんばパークスシネマ(大阪/なんば)8/21(金)~9/17(木)*13作上映ミッドランドスクエアシネマ(愛知/名古屋)8/21(金)~9/17(木) *13作上映
2020年07月21日井上陽水が昨年開催したライブ「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」のBlu-ray&DVDが、9月1日(木)に発売されることが決定した。1969年9月1日、アンドレ・カンドレと名乗る青年が『カンドレ・マンドレ』という楽曲でデビ ュー。福岡から上京したその青年は、後に井上陽水という名前で日本初のミリオンセ ラーアルバムとなった『氷の世界』をはじめ、日本の音楽シーンを席巻し、数多くのヒット曲を世に送り出した。2020年9月1日をもって、井上はデビュー満50年の記念日を迎える。このたび発売となるライブBlu-ray&DVDは、2019年に開催し、36会場39公演、87,000人の動員となった50周年記念ライブツアーをまとめたもの。井上自身もMCで「感謝の気持ちを根底に、皆様のなるだけご存じの曲をたくさんやろうと思ってますので」 と語った通り、これまでのライブツアーにはない、ヒット曲が惜しげもなく披露したベストライブ作品ともいえる曲目となっている。「僕の食生活と一緒で、小皿がたくさんある感じ」という、名曲メドレーコーナーも含め、トータル26曲を収録。また、デビュー曲『カンドレ・マンドレ』も収録されており、難解な歌詞が多い井上楽曲の中でも、特に不思議な謎の呪文のような『カンドレ・マンドレ』のパフォーマンスは貴重な映像となっている。■リリース情報「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」9月1日(木)発売DVD、Blu-ray共通価格:6,300円(税別)1あかずの踏切2アジアの純真3Make-up 㻿hadow4東へ西へ5青空、ひとりきり6新しいラプソディー7瞬き8海へ来なさい9いっそ セレナーデ10帰れない二人11女神12メドレー7曲(曲目:カンドレ・マンドレ/闇夜の国から/ダンスはうまく踊れない/飾りじゃないのよ 涙は/とまどうペリカン/ワインレッドの心/ジェラシー)13少年時代14リバーサイド ホテル15最後のニュース16夜のバス17氷の世界E-1クレイジーラブE-2夢の中へE-3傘がない【購入者先着特典】■Amazonオリジナルトートバッグ■楽天ブックスオリジナルアクリルキーホルダー■全国CDショップ・インターネット販売サイト共通特典ミニクリアファイル※Amazon、楽天ブックスは上記オリジナルの特典になります。ミニクリアファイルはつきません。【注意事項】※一部お取扱いのない店舗・インターネット販売サイトもございます。詳しくはご購入ご希望の店舗・販売サイトへお問い合わせ下さい。※一部インターネット販売サイトでは特典付き商品のカートがございます。特典をご希望のお客様は詳細をご確認の上、特典付き商品をお買い求め下さい。※購入特典は先着のプレゼントです。なくなり次第終了となりますので特典をご希望のお客様はお早めにご予約ください。※各特典の絵柄は後日発表致します。
2020年07月21日『映画ドラえもん のび太の新恐竜』×TVstationの初表紙コラボ特別編集号が、7月22日(水)に発売されることが決定した。映画第1作目が公開された1980年から今年で40作目を迎える「映画ドラえもん」シリーズ。ゲスト声優に木村拓哉と渡辺直美が参加した最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が8月7日(金)に公開される。本作は、のび太が双子の恐竜キューとミューに出会って始まる物語で、映画1作目『映画ドラえもん のび太の恐竜』とは異なる、全く新しいオリジナルストーリー。キューとミューの仲間の恐竜たちを探して、6600万年前の白亜紀を舞台にのび太たちが大冒険を繰り広げる。今年で創刊34年を迎えるTVstationでは、『機動戦士ガンダム THE ORIGN III 暁の蜂起』『劇場版ONE PIECE STAMPEDE』に続く、史上3回目のアニメコラボ表紙。イラストは、TVstationの表紙を31年書き続けているたむらしげるによって描き下ろされた。表紙には、TVstationのキャラクター博士と、探検隊ルックのドラえもんが楽し気に飛び跳ねており、ランスロット(ブリキ人形)から恐竜の卵を貰って嬉しそうに笑う、探検隊ルックののび太が描かれている。中面には、ゲスト声優・渡辺直美へのインタビュー、本作で監督を務めるのが2回目となる今井一暁へのインタビューが掲載されている。今回のコラボを記念して、表紙イラストを担当したたむらしげる、そしてドラえもんから喜びのコメントが寄せられた。【たむらしげるコメント】ドラえもんとのび太君に誘われて、恐竜世界の冒険に出かけたのだ。映画にわしが写っていないって?わしは出演者じゃないからカメラに写らないようにしていたのじゃ。でもね、すごくエキサイティングな冒険だったよ。※わし=博士(TVstationのキャラクター)【ドラえもんコメント】僕たちを書いてくれたんだ!たむら先生、ありがとう!のび太くんも恐竜の卵を受け取って嬉しそ~。でも落とさないか心配だなぁ……。本当におっちょこちょいだから、冒険中も目が離せないんだぁ。博士も楽しんでくれた今回の冒険は、白亜紀の恐竜たちの世界が舞台。双子の恐竜キューとミューの仲間を探す迫力満点な旅だったんだ。みんなも雑誌を読んで、映画公開を楽しみに待っていてね!『映画ドラえもん のび太の新恐竜』8月7日(金)全国公開
2020年07月21日同名の漫画原作を実写映画化する北村匠海主演『とんかつDJアゲ太郎』が、近日公開される。この度、本作でYouTuber&芸人“フワちゃん”が本人役で映画初出演をすることが分かった。また、フワちゃんがキャストたちとともに写も公開された。集英社“少年ジャンプ+”が創刊された2014年9月22日から2017年3月まで連載されていた、原案・イーピャオ、漫画・小山ゆうじろうによるウェブコミック『とんかつDJアゲ太郎』。本作は連載が開始されるやいなや、ネット上で絶大な支持を集めた伝説のギャグ漫画だ。2015年には“少年ジャンプ+”にて初めて単行本化され、全11巻を刊行し、2016年4月にはテレビアニメ化も実現。そして今回、映画化されることになったとあって、大きな注目を集めている。北村、山本舞香、伊藤健太郎らキャスト情報公開時には、「バイブス上げまくるしかない!」「ワクワクが止まらない」「実写化はもはや意味がわからないwwwww」と、Twitterのトレンド5位、さらにYahoo!のリアルタイム検索ワードでも1位を獲得するほどの大反響を呼んだ。ビビットカラーのスポーツブラにミニスカ、ふたつのお団子とカラフルなヘアピンが特徴のフワちゃんは、2018年から自身のYouTubeチャンネル「フワちゃんTV/FUWACHAN TV」を開設。ハイテンションなキャラクターに、実は帰国子女で英語を流暢に話すというギャップで注目を集める。街や海外などで現地の方に“ダル絡み”をする動画が人気で、2020年7月現在では、登録者数68万人を突破。その底抜けに明るいキャラクターと、大物相手にも物怖じしない人柄で、今ではバラエティにも引っ張りだことなっている。老舗とんかつ屋の三代目・跡取り息子で、とんかつも“アゲ”られる男「とんかつDJ」を目指す、主人公・アゲ太郎(北村)と、その友人である“三代目道玄坂ブラザーズ”(加藤諒・浅香航大・栗原類・前原滉)が、劇中で自分たちなりの“とんかつDJ”を試行錯誤し、YouTubeに投稿する動画の中にフワちゃんはハイテンションで出演している。今回公開されたカットは、渋谷のど真ん中で、全身タイツにとんかつとレコードを身に着けた彼らと、セルカ棒を持つ笑顔のフワちゃんのカット。フワちゃんは、「とんかつ頭のぼうやたちと自撮りでYouTube撮れて、とんかつもテンションも、ブチアガりまくり~~~!!!!!!」とコメントを寄せている。『とんかつDJアゲ太郎』近日全国公開
2020年07月21日文:樋口尚文(映画評論家/映画監督)ぴあアプリ連載「銀幕の個性派」第54回から転載元子役の大ベテラン個性派俳優についてすでに本稿を書き進めていたのだが、つい先ほど三浦春馬が自ら命を絶ったという報が出て、しかも彼がやはり子役出身だったことを初めて知り、今回の稿は三浦春馬に捧げることにした。というのも数年前にさまざまな昭和の名子役の方々にインタビューして一冊の本として上梓したのだが、その仕事を通して最終的に感じたことは、子役という仕事がみんなの思っているレベルの何倍も当人の人格形成に影響を及ぼし、一生涯の道筋を変えてしまうくらいの苛酷さを含んでいるということだった。もちろん三浦春馬の自死の遠因がそこにあるなどと軽々に論ずることは慎みたいが、少なくともあのまだ三十歳になりたてなのに「老成」した感じの印象には元子役特有のものを感じた。子役には、幼い頃から年長のスタッフたちの言葉に敏感であることが求められ、ストイックにそれをこなし、また子どもらしい無邪気な感情の発露を抑えて、大人びたプロとしての振舞いが求められる。幼き日の三浦春馬が語る映像もまさにそれを感じさせるが、ハイティーン以降の彼もこうした子役としてのトレーニングデイを経た俳優特有の、落ち着きと諦観じみたものを常に漂わせていた。そんな三浦春馬が1997年のNHKテレビ小説『あぐり』や1999年の原田眞人監督の映画『金融腐蝕列島[呪縛]』に子役として出ていたとは全く知らなかったが(前者には生田斗真も出ていた)、一躍彼を広く知らしめたのは2006年の映画『恋空』だろう。ケータイ小説が原作ともの珍しく喧伝されたが、筋書は往年の『愛と死をみつめて』の新世紀版といった感じの青春メロドラマだった。それなのに、新垣結衣の無敵のフレッシュさと、それを手堅く受け止め、盛り立てる三浦春馬の安定感ゆえに、多くの若い観客を惹きつけた。みんなが16歳の大型新人だと思っていたに違いない三浦は、そんなふうに若くしてどこか自己限定的で、それが安定感を生んでいた。同年のドラマ『14才の母』でも中二の志田未来を妊娠させてしまう有名中学の三年生を演じたが、現実に翻弄されるティーンエージャーを真摯に演じている彼自身はひじょうに落ち着いて見えた。そして2008年には人気ドラマシリーズ『ごくせん』第3シリーズを経て、ドラマ『ブラッディ・マンデイ』で天才ハッカーの高校生役で主演を果たす。これは意欲的なつくりのサスペンスで、三浦が乗って演じているのがわかったが、なぜか視聴率が今ひとつだったので本人がひじょうに気にしていたとも言われる。しかし2009年のドラマ『サムライ・ハイスクール』で時おり武将の霊がおりてくる草食系男子というユニークな役柄に挑んだり、2011年のドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』では年齢的にはじめての教師役を好演したり、映画でも2010年にいかにもファンタジックで優しい二枚目を映画『君に届け』で演じたそばから、2011年の映画『東京公園』では青山真治監督の澄明な作家的世界観のなかでのびのびと主演をつとめたり、単なる二枚目俳優におさまらない振れ幅を追求しているのがよくわかった。そんな意味で、私にとっての三浦春馬は、ひたすら主役のステイタスを志向するスタア俳優ではなく、主役であれ脇役であれ役柄の面白さを第一義とする「個性派俳優」なのであった。『コンフィデンスマンJPプリンセス編』(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会この後も2013年のドラマ『ラスト♡シンデレラ』でそつなくラブコメをこなしたかと思えば、その製作陣に三浦が提案して実現した2014年のドラマ『僕のいた時間』では難病と闘い懸命に生きる主人公を熱演し、さらに2016年にはカズオ・イシグロ原作の異色作『わたしを離さないで』でも印象深い演技を見せた。同時期には映画でも、2014年の行定勲監督の意欲作『真夜中の五分前』に主演したかと思えば、2015年の樋口真嗣監督の娯楽大作『進撃の巨人』に主演するなど、こうしたチャレンジの幅を常に感じさせ、さらに『キンキーブーツ』や『罪と罰』など舞台でも果敢な芝居を見せていた。こうした三浦春馬の試みは(いま彼が子役出身と知って得心がいくのだが)若さを勢いまかせに噴出させているというよりも、はじめに書いたように一見「老成」したストイックさをもって行われるのだった。しかしこんなことになる前は、私は必ずしも三浦春馬の「老成」ぶりを(普通の子役出身俳優にありがちな)後ろ向きのおとなしさと一緒くたにする気にはなれなかった。むしろその落ち着きぶりが、これから長年にわたって本当に老熟するまで、じわじわといいものを見せ続けてくれるのではないか(ひとときの旬に散る花火ではなく)という“伸びしろ”に感じさせた。多くの俳優が、その魅力の源泉を“若さ”に負うてうるなかにあって、これはひじょうに独特なものだという気がした。NHKで3年目に入っていた『世界はほしいモノにあふれてる』という人気番組で、三浦春馬は司会をつとめていたが、その司会としての三浦のたたずまいにとても好感を持ったので、ついつい毎回チャンネルを合わせていた。そのいつも肩の力をぬいて、素朴にゆったり構えている三浦の“素”の姿勢が、くだんの“伸びしろ”の根拠なのかもしれない、と勝手に思っていた。三浦春馬が年齢を重ねたら、成瀬巳喜男の映画に出てくる上原謙のような、凄く二枚目なのに妙にあれこれ人生の苦渋や迷いやエゴを感じさせるスタア性格俳優になってくれるのではないかとずっと考えていたのだが、その妄想もこれでかなわなくなった。私は三浦春馬が出ている映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の試写を観たすぐ後に彼の訃報を聞いて愕然としたが、この映画のなかでの彼はキザなジゴロの詐欺師に扮して華麗なオーバーアクトで笑わせてくれた。こんな屈託のない演技を楽し気に見せてくれる人が、そうおいそれと自らの命を絶つものだろうか。人の抱える闇というものは本当に御し難いものだが、いずれにしてもこうしたかたちでの若すぎる才能の喪失は、ひじょうにこたえる。三浦春馬の死は、疫病禍のただなかにおける深い黒点のような記憶として、人々を憂鬱にいざない続けることだろう。最新出演作品『コンフィデンスマンJPプリンセス編』(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会2020年7月23日公開東宝監督:田中亮脚本:古沢良太出演:長澤まさみ/東出昌大/小手伸也/小日向文世/関水渚/前田敦子/ビビアン・スー/白濱亜嵐/古川雄大/滝藤賢一/濱田岳/石黒賢/生瀬勝久/柴田恭兵/北大路欣也/竹内結子/三浦春馬/広末涼子/江口洋介プロフィール樋口 尚文(ひぐち・なおふみ)1962年生まれ。映画評論家/映画監督。著書に『大島渚のすべて』『黒澤明の映画術』『実相寺昭雄 才気の伽藍』『グッドモーニング、ゴジラ 監督本多猪四郎と撮影所の時代』『「砂の器」と「日本沈没」70年代日本の超大作映画』『ロマンポルノと実録やくざ映画』『「昭和」の子役 もうひとつの日本映画史』『有馬稲子 わが愛と残酷の映画史』『映画のキャッチコピー学』ほか。監督作に『インターミッション』。新作『葬式の名人』がDVD・配信リリース。『葬式の名人』『葬式の名人』2019年9月20日公開配給:ティ・ジョイ監督:樋口尚文原作:川端康成脚本:大野裕之出演:前田敦子/高良健吾/白洲迅/尾上寛之/中西美帆/奥野瑛太/佐藤都輝子/樋井明日香/中江有里/大島葉子/佐伯日菜子/阿比留照太/桂雀々/堀内正美/和泉ちぬ/福本清三/中島貞夫/栗塚旭/有馬稲子
2020年07月21日毎年夏に親子で楽しめる展覧会を行なっている東京都現代美術館。今年は『おさなごころを、きみに』と題して7月18日(土)に開幕、9月27日(日)まで開催されている。同展は子供だけでなく、かつて子供だった大人たちも、忘れてしまったクリエイティブな心を思い起こし、アートの可能性を探るというもの。「触覚」「身体」「音と言葉」「忘却」「宇宙」などをテーマとした空間を巡りながら、インタラクティブ体験、身体表現、音や文字による作品資料や映像上映、東京都現代美術館のコレクション展示を体験することができる。会場に足を踏み入れてすぐ登場するのは名和晃平の《PixCell-Bambi》。たくさんの透明ビーズで覆われているバンビや、角度により見えたり見えなかったりするバンビがいる透明の箱といった、幻想的な世界に引き込まれる。東京都現代美術館()
2020年07月20日コミック原作のラブコメディ映画『私がモテてどうすんだ』が全国公開中だ。この度、吉野北人、神尾楓珠、伊藤あさひ、奥野壮のキャスト4人のオフショット写真が公開。また、4連休限定プレゼントキャンペーンが決定した。『私がモテてどうすんだ』は、自分の恋よりもイケメンたちのカップリングに萌える妄想大好き女子が、ある日激ヤセして超絶美少女になり、学校のスーパーイケメン4人から、突然モテまくってしまうというストーリー。出演は、スーパーイケメン4人組に『HiGH & LOW THE WORST』の吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』の神尾楓珠、 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の伊藤あさひ、 『仮面ライダージオウ』の奥野壮(男劇団 青山表参道X) と、若手俳優が集結。ヒロインを二人一役で演じるのは、E-girlsの山口乃々華と、『美食探偵 明智五郎』の富田望生。この度公開されたのは、彼らの私服でのキメショットと、仲良く肩を寄せ合う制服ショットの2枚。キャストたちの撮影現場での仲の良さはこれまでにも伝えられているが、今回のオフショットでは、さらにプライベートな雰囲気を感じさせる。また、決定した【インスタ限定】4連休に観なくてどうすんだ!半券キャンペーンは、7月23日~26日の4連休の期間中、本作の半券を写真に撮りハッシュタグ「#私モテ観なくてどうすんだ」を付けてInstagramに投稿すると、抽選で豪華賞品が当たるというもの。詳細は公式サイトのニュースページ( )で確認できる。『私がモテてどうすんだ』公開中
2020年07月20日「月刊!スピリッツ」にて連載中の同名コミックを実写ドラマ化した、乃木坂46齋藤飛鳥主演、山下美月、梅澤美波出演作『映像研には手を出すな!』が、Blu-rayとDVDで、9月16日(水)より発売されることが決定した。“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を、独特な世界観と共に描き出す本作。作品のアイデアを次々と生み出す、極度の人見知りな主人公・浅草みどり役に齋藤。超お嬢様でカリスマ読者モデルながらアニメーターを目指している天真爛漫な水崎ツバメ役に山下。アニメに興味はないものの金儲けの嗅覚と持ち前のビジネスセンスでプロデューサー的立ち位置の金森さやか役に梅澤。普段はアイドルグループのメンバーとして華麗に活躍する3人が体当たりの演技で挑み、SNS上でも盛り上がりを見せてきた。Blu-rayとDVDには、ドラマ本編はもちろんのこと、全6話分の「ビジュアルコメンタリー」、また各話終了後にSNSで解禁され、主演の齋藤本人も毎週楽しみにしていたというほど、各方面で大きな話題を呼んだ「VFX BREAKDOWN」などの映像特典を収録。さらに、5法人限定でバンドル商品の発売が決定。セブンネットショッピングでは名シーンを切り取ったポストカード18枚セット付、楽天ブックスでは水崎氏のオレンジタオルと扇子セット付商品が販売されるなど、それぞれのショップでしか手に入らないオリジナルグッズ付商品がラインナップされている。また、本シリーズは9月25日(金)に映画版公開が控えている。■リリース情報『映像研には手を出すな!』9月16日(水)Blu-ray&DVD、発売Blu-ray BOX(完全限定生産盤):価格:10,800円+税VD BOX(完全限定生盤):価格:9,800円+税
2020年07月20日