ROBEがお届けする新着記事一覧 (5/11)
EAUSEENON(オウシーナン)2017年秋冬コレクションは ”The Inocents” がテーマ。古いホラー映画に登場する女性像を参考に、純粋で騙されやすい主人公が物語の終盤に見せる「成長し、自立していく様」を表現。EAUSEENONが作り出すアイテムは一見すると少女らしさを感じる甘いデザインが特徴ですが、ほのかに匂い立つ妖艶な雰囲気が他の甘さとは違う魅力。まるですっと抜ける花の香りがする、甘さ控えめのミルクティーのような。袖からカメリアの花が咲いたようにフリルが際立つコート、デイジーのスパンコール刺繍が施されたチュールスカートなど、淡い色合いや刺繍、丸みをおびたカッティングやシルエットはヨーロッパなどの子供服のヒストリカルコスチュームから来ています。少女が好むペールトーンの色彩、ビーズ刺繍、花のモチーフなどの組み合わせは幻想的な女性を数多く描く、海外の女流画家が用いた色をヒントに。絵画の様なテキスタイルは油絵を専攻していたデザイナーによるオリジナルプリント。物語が進むにつれ少女から大人の女性に変わっていく心の混乱と成長を、花が溶けていく様子で表現しています。一般参加も可能な2017年秋冬コレクションの展示会と過去シーズンの展示販売会は4月2日まで原宿で開催中。リサーチが詰まったデザインノートを見ながら、ぜひ実物に袖を通してみてください。EAUSEENON 2017AW LOOKEAUSEENON 2017AW imageEAUSEENON水野 惠梨佳が手がけるファッションブランド。幼い頃から絵を描く事が好きで、高校では油絵を勉強する。ファッションの基礎を日本で勉強した後、アントワープでデザインを学ぶ。2015年に自身のブランド EAUSEENON(オウシーナン)を設立。ブランド名の由来は自身の名前でもあるエリカの花から。独自で描いたオリジナルテキスタイル、刺繍を中心としたコレクションを東京、NYを拠点に展開する。HP / Instagram17AW展示会 & サンプルセール会場:atelier sunnyday〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-31-21 ヴィアレット原宿002号室会期 : 3月25日(土)~4月2日(日)11:00~19:00問い合わせ先:EAUSEENON 水野(080-4180-8764 / info@eauseenon.com )※バイヤー・関係者は事前アポイントを推奨※一般入場可能
2017年03月28日“ヒトの手から始まるストーリー、いつもの毎日に偶然を”という言葉をブランドコンセプトに掲げ、東京の職人によるハンドメイドバッグの製造・販売を行う apples & orangesが3月22日〜4月17日の期間、伊勢丹新宿店にてポップアップストアを開催!オリジナルテキスタイル4柄を使用したファーストシーズンのバッグ12型がフルラインナップで揃います。クラッチバッグ ¥8,800トートバッグ ¥11,800ショルダーバッグ ¥15,800テキスタイル各4柄 sora / kaze / daichi / umiファーストシーズンのデビューに際し始めたMakuakeでのクラウドファンディングでは先行予約を行い、開始1ヶ月で約170万円以上の支援が集まる程の人気。今回のポップアップは実物を手に取れる貴重な機会となっています。apples & oranges伊勢丹新宿 POP UP 会場:伊勢丹新宿本店 本館 2 階・メンズ館 2 階の一角(Makuake 展示スペース)会期:3月22日(水)〜4月17日(月)apples & orangesヒトの手から始まるストーリー、いつもの毎日に偶然を早起きをした。いつもと違う道を歩く。友だちに電話して、笑った。少しだけ、立ち止まる。久しぶりに泣いた。その瞬間はちょっとした偶然。毎日でも使いたくなる、心地よさと毎日が少しだけ違って見える、テキスタイル。いつもいっしょにいたくなるような毎日を“手渡せる”ように ハンドメイドにこだわりました。HP / Facebook / Instagram / Makuake
2017年03月22日1971年創業の日本発デニムブランド Bonbson が2016年秋冬シーズンよりWHEIR Bobson(ウェアボブソン)としてリニューアル。2シーズン目となる2017年春夏コレクションからウィメンズラインに注目の東京ブランド CINOH デザイナーの茅野誉之氏が就任しました。メンズラインは16年秋冬に続き SISE デザイナーの松井征心氏が手がけています。マニッシュなカッティングや深めに入ったスリット、オフショルダーといったディテールによって適度に露出することで、デニム本来の存在感とシャープな印象を併せ持つのが新生WHEIR Bobsonの特徴。シルエットを良くみせるためにステッチカラーは同色を使用し、デニム特有のアタリも綺麗に出るようにステッチワークもmm単位というこだわりぶり。ワイドパンツのように見える深めにスリットが入ったロングスカートや前後で長さが異なるジャケット、ガウンのようなノースリーブベストなど、どれも個性的かつ取り入れやすいアイテム。価格もボトムで1万8千円前後、ワンピースで2万5千円前後と検討しやすいのも嬉しいポイント。来年はデニムで攻めるコーデに挑戦!WHEIR Bobson 2017年春夏 LOOKWHEIR BobsonWESTERN (⻄洋)と HEIR (後継者)からなる造語。その新時代の担い手になりたいという願いが込められており、 「FABRIC ・ FIT ・ FINISH × “イマドキ”の空気」デニムの可能性を追求し続ける。HP / Facebook / Instagram / TwitterWHEIR BOBSONの春夏展示会で見つけたジャケットに一目惚れ!深く入ったスリットで他にはない個性を???? #WHEIR #WHEIRBOBSON #bobson #denim #デニム #ウェアボブソン #denimjacket #デニムジャケット #robetokyo #robe #越境レディ #fashion #mode #tokyoROBEさん(@robetokyo)が投稿した写真 - 2016 11月 11 8:53午後 PST1971年創業のデニムブランドBobsonが生まれ変わってWHEIR Bobsonに????2シーズン目となる17年春夏はレディースデザイナーにCHINOを手がける茅野誉之氏を迎えパワーアップ!オフショルダーのデニムワンピースは素材感とのコントラストでデコルテをスッキリ見せてくれるお助けアイテム????これで2万円代なのでコスパ良し! #WHEIR #WHEIRBOBSON #bobson #denim #デニム #ポプソン #ウェアボブソン #robetokyo #robe #越境レディ #fashion #mode #tokyo #17ss #ワンピース #デニムワンピースROBEさん(@robetokyo)が投稿した写真 - 2016 11月 10 2:57午前 PST
2017年03月18日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第29回目。前回はG.V.G.V. 2017AWのアゲアゲなショー風景をお届けしました。今回はファッションが発信するメッセージに関するお話です。ファッションは世界を変えない?誰かの平和は、誰かの不幸の元に成り立っている場合もあって、誰かの声が、誰かを傷つけることがある。先日惜しまれながら最終回を迎えたテレ朝ドラマ『奪い愛、冬』でも笑ってしまうくらいドロドロの愛憎劇を通して、その不都合で当たり前の真実を伝えてくれました。世界平和のためにファッションができることなんて、そんなにないと思っています。個々人の心の平和をもたらしてくれるものではあるけども、たぶん世界を衝撃的に変えることはできない。それでも、ファッションは何かを伝えることをやめようとしません。というかやめることはできない。自分の肌に触れて、他人の目に触れるものである以上、必ず何かしらのメッセージを作り出してしまう厄介なものです。そしてそのメッセージはコントロールが難しい。メッセージを分かりやすくパッケージ化できる”トレンド”という機能もありますが、「あの人おしゃれだよね」「そう?奇抜過ぎない?」「一周回っておしゃれというか...」そんな答えのない会話が行われるのも、ファッションから受け取るメッセージをそれぞれが違った捉え方をするからです。何を伝える?何を感じる?ファッションから受け取るメッセージとして最近もっとも強烈だったのは、言うまでもなくDior 2017年春夏コレクションで発表された一枚のTシャツでしょう。"WE SHOULD ALL BE FEMINISTS"と書かれたロゴTシャツはSNSを通し一瞬にして世界中へ広まりました。真っ黒な文字が乗った真っ白なTシャツはデザインとしてはシンプルの極みですが、その迫力は画面越しからでも十分に伝わってきます。...Feminist is a recurring word for #MariaGraziaChiuri. #DiorSS17 #PFWSS17Dior Officialさん(@dior)がシェアした投稿 - 2016 9月 30 4:23午後 PDT"WE SHOULD ALL BE FEMINISTS" この言葉はフェミニストとしても活動するナイジェリア出身の作家 Chimamanda Ngozi Adichie によるエッセイのタイトルからつけられたもの。2017年1月21日に行われた Women’s March (女性たちの行進)に代表されるように、いま再び世界中で女性の権利が訴えられている中で、このDiorのセンセーショナルなロゴTは大きな物議を醸しました。賞賛の声が多く上がる一方、フェミニズムを金儲けに利用していると言った批判の声も上がっています。’We should all be feminists’, a manifesto from #MariaGraziaChiuri’s first ever collection for Dior, a hommage to Chimamanda Ngozi Adichie’s essay from 2014 on feminism that our Artistic Director share the convictions. #DiorSS17Dior Officialさん(@dior)がシェアした投稿 - 2017 1月 19 8:40午前 PSTDiorが打ち出した直球のメッセージとまではいきませんが、選択して服を着ているということはメッセージを発しているということ。あなたはファッションでどんなメッセージを発信しますか?意味なんて持たせない、という意志だってひとつのメッセージ。明日服を選ぶときはメッセージってなんだろう?と一瞬だけ考えてみてください。text. Azu Satoh
2017年03月14日ラグジュアリーかつしっかりと日常に溶け込む絶妙なバランス感覚で幅広い層の女性に支持されるブランドAcne Studiosが、3月4日パリにて2017年秋冬コレクションを発表しました。「今季は生き生きとしたプレイフルで自由なコレクションを造りたいと考えました。ロマンティックでプリミティブでありながら、大人のフェミニンな部分もあり、個性や直感といった個々の生き方からなる世界観を表現したコレクションです。」ー Jonny Johansson, Creative DirectorAcne Studios 2017AW LOOK
2017年03月08日水曜日は気まぐれ更新で思っていることをつらつら書き留めていくことにしました。週の半ばの箸休め的な感じです。ニュアンスで略して《水曜のケセラセラ》ROBE編集長のAzuです。どうぞお付き合い願います。青いワンピースの話。誰にでも背伸びして買ってしまった服やバッグってあるはず。それ自体は輝いて見えるんだけど、ちっぽけな自分とはちぐはぐなモノたち。きっと一つや二つじゃないでしょう。小学生の時はマルキュー系ブランドに憧れ、他の子と差をつけたくて、赤文字系アンサンブルを着て慣れないヒールをグラグラと履いていた高校時代。女の子って背伸びしたがる生き物なのよね、小さい時から。現状に満足することは永遠にない。こうして私の洋服遍歴の中には埋もれていった「背伸び服」が数知れず。その中でも一番背伸びをしていたのは、「MM6の青いワンピース」だと思う。当時20歳。ファッションについて何も知らなかった私は、それに関してとても博識で大人な雰囲気を持つ2つ上の先輩に一目惚れ。彼がよく着ていたブランド「Maison Martin Margiela(メゾンマルタンマルジェラ)」(今はMaison Margielaに名前が変わっています)の存在を知り、近づきたい一心でブランドのことを調べたり、緊張しながら路面店に行ってみたり。乙女の探究心は凄まじい。時に恐ろしい。彼が好きなブランドを身につければ、フィロソフィーを少しでも理解できると思い込んでいた。(あぁどうかこの記事を見ないでほしい!)とはいえ、マルジェラは学生が買えるようなお値段ではありません。留学資金も貯めなければいけないし、服にばかりお金をかけていられない...でも憧れの(人が着ている)ブランドを身につけてみたい...悩んでいたある日、私のスマホ画面に現れたのがこのワンピースでした。マルジェラのセカンドラインであるMM6のワンピースをリサイクルショップのECで発見したのです。目が覚めるような青。前身頃のサテンの光沢と後ろ身頃の深く潔いブルーのコントラスト。当時の私にとっては大人っぽすぎるかな、と思うシンプルなシルエットに心を奪われました。着こなせる自信はなかったけど、思い切って買うことに。数日後に届いた青いワンピースと対面した時、なんだか武器を手に入れたような気がしました。きっとこのワンピースを着たら、彼の前で背筋をしゃんと伸ばして、ハキハキ話せるはずだと。なんとなく大人になりたいからと背伸びしていた今までの服とは違って、明確に届きたい目標があっての「背伸び服」。飽きたら捨てて次の服へ、を繰り返していた私の価値観が変わった時でもありました。背伸びした証を残して、何度も着直すことで、目標に届いた瞬間が分かるから。あれから数年経った今、少しは似合うようになったかなぁと、季節は早いけど着てみました。うーん、まだまだ着直す必要はありそう。相変わらず綺麗な青だと思いながら、前はなかった染みを見つけて、時の流れを感じたのでした。これは青空よりも青いソーダブルーがラッキーカラーになる前の話。この時はまだ、ラッキーカラーじゃなかったみたい。Text. Azu Satoh
2017年03月08日近しいくせに永遠に手に届かない純白さを保っていてほしい響き= “17歳”。今月のSpring Sweet Seventeenというテーマからも、そんな香りがしてきません?“17歳” にあったミュージカルドラマ今春注目の映画『スウィート 17 モンスター』が驚異的な共感度が物語るよう、現実の “17歳” の1年間は、キラキラフィルターの色眼鏡をかけて過ごせた記憶がありません。にもかかわらず、爽子ちゃんと風早くんも、アオハライドやストロボエッジの2人も、セーラームーンこと月野うさぎだって、描くクライマックスでは皆17歳だった覚えがあります。さて、ミレニアル世代ド真ん中のわたしが “17歳” だった2008年。キラキラワクワクしていた学園生活とは程遠いうえに決定打は親友の誕生日とびこんできたリーマンショック。今日につづく混沌とした時代の幕開けのような漠然とした不安は容易に想像がつくのではないでしょうか。そんな悩めるティーンを救い続けてくれたのが、ディズニーチャンネル発のかの名作『ハイスクール・ミュージカル』シリーズでした。アメリカでは2006年1月の初TV放映後、瞬く間に大フィーバー。無名に等しいアイドルであったザック・エフロンやヴァネッサ・ハジェンズらを物語さながらにスターダムへと押し上げたのでした。遅れること2007年、留学先の寮のTVで偶然目にした “HSM” に大衝撃を受けたわたしは帰国後、愛用していたSONYのWALKMANに入れたサントラを、新宿高島屋のHMVで買ったDVDを、毎日のように鑑賞していました。インスタグラムもなかった時代、同じテイストを持つ世界中にいる友人をもとめ、my spaceやTumblrそして個人ブログを彷徨う日々は、エモ過ぎるので割愛します。そして、 “17歳” の夏にリリースされた第二作目の『ハイスクール・ミュージカル2』になるとその症状は格段とエスカレート!セリフや歌詞を頭に焼き付け、挙句ディズニーアイドルを追いかけNYまで行ったこともありました。そこまでして!?といまとなってはその熱量が羨ましくもあるものの、ハイスクールを舞台に歌って踊って、しかも70年代ミュージカルを踏襲しつつも新しい。校則も制服もない自由のなかでもがき苦しみ悩みつづけ、そして成長していくキャラクターたちは、自由と程遠い毎日を過ごしていたわたしの憧れであったし、希望のようなものでした。(どこかの作品と違って、リアルティーンが演じていたのも今となっては好感度が高かった)もう届くことはないという "甘美な呪縛"“17歳” という境界線をとうの昔にまたぎ、省みるという作業を介すほどの時を経ると、気づいたことがいくつかあります。何気なく褒めてもらっていたことが今の仕事につながっていたり、当時のコンプレックスはちっとも解消されてなかったり。時を経て解消されることもあればされないことがあること、仕事の9割は苦しみで楽しさは1割であること、それと、知っていないことがごまんとあることも、気づいているつもり。「あのころ手に入れることのできなかった青春を永遠に追い求めているような気がする(秋元康)」 「君らに死は関係ない、存在しないも同然なのだ(『山猫』、ルチーノ・ヴィスコンティ)」といった言葉が頭を反芻するたび、憧れながらも決して境界線の向こうへ引き返せないことを思い知らされます。おまけに、万国共通、誰もが少なからずその感覚をもっているということも。その “甘美な呪縛” ともいうべきものの強弱こそ、“17歳” と自分との絶対値のように感じます。40歳になったら、50歳になったら、わたしたちはどれだけ縛られているのかな?それでも “17歳” に戻りたい?と聞かれてYes.と答える大人は、意外と少ないみたいです。これは、 “17歳” が人生のピークである可能性が低いという証明なのかもしれないし、こちら側の世界で手に入れた旨みを手放せないからだったりして。過ごせなかった『ハイスクール・ミュージカル』が良い例で、届かないと認めて初めて、“17歳” という無垢な偶像はその存在を完成させるのでしょう。もっとも、『セブンティーン・アゲイン』や今年公開の映画『Relife リライフ』のようなファンタジーは抜きにして、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』〈 HIGH SCHOOL MUSICAL 〉のこの歌詞のように、あの頃の新鮮な気持ちのうえにできるだけ、あらゆるものを軽く軽く、積み重ねていきたいと誓うわけですが。" I want the rest of my life to feel just like a High School Musical! "『ハイスクール・ミュージカル』シリーズ (2006-2008)監督:ケニー・オルテガ出演:ヴァネッサ・ハジェンズ、ザック・エフロン、アシュリー・ティスデイル、コービン・ブルー ほかこんな時に観たい:高校時代の友達とキャッキャしたくなった時参照:美少女戦士セーラームーンスターズ 200話「うさぎの愛! 月光銀河を照らす」〈 山猫 (1963) 〉 ルチーノ・ヴィスコンティ監督〈 Relife リライフ (2017) 〉 古澤健監督〈 セブンティーン・アゲイン (2010) 〉バー・スティアーズ監督アーカイヴはこちら〈 洒脱なレディ論 〉では映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていきます。目指すのは、混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きるための指南書です。Text. Midori TokiokaIllustration. Sandra Jockus
2017年03月07日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》気づけば第20回目になりました。前回はパリコレ取材に連れてって!のお願いをしましたが、今回はこの夏出かけた島々を巡る旅で起きたハプニングのお話。見知らぬ土地ほど興奮と緊張と恐怖が入り混じった感情を掻き立てるものはありません。何キロ歩いても構わない強靭な足なので、旅先ではついつい歩き過ぎてしまいます。スマホ、一眼レフがあれば面白いモノコトを捉えようとどんな小道でも直感に従いグングン進む。そんな好奇心旺盛具合は自分でも誇る長所なのですが、同じくらい間抜けなのが致命傷。この夏、山口の角島、広島の大久野島、愛媛の伯方島、香川の豊島、直島、男木島の6島を巡ってきました。それぞれのエピソードは記事でご覧いただくとして、今回はスピンオフといったところです。さて、先ほども言ったようにどこかアホをしてしまうのが致命傷の私。過去にはパスポートをコピー機に挟んだままリヨン→パリへ引っ越してしまい一週間も気づかなかったり、サロペットのショルダーをトイレにつけたまま(以下ご想像にお任せします)だったり、やらかしてしまうことがよくあります。今回の島々を巡る旅も、例にもれずやらかしました。一眼レフの紛失一体どうやったらあんなに大きなものを忘れるんでしょうか。結果から言うと、ドルフィンスイムをした伯方島から今治に戻るバスの中に置き忘れてしまっただけで無事戻ってきたのですが、さすがに焦りました。(だってROBEの写真全部あれで撮ってるんだもの)しかし無くしていることに気づいたときには香川県松山に到着。次の日からは瀬戸内国際芸術祭や男木島を回ろうと思っていたのに「これでは写真が撮れない」そう焦った私は原点回帰。インスタントカメラ「写ルンです」で撮ることを決めました。慌てて近くのコンビニに駆け込み残っていた2つをゲット。「最近は売れないから入荷があんまりないんだけどねぇ」と物珍しそうに売り場を案内してくれたおじさんに感謝しながら松山港へと向かいました。低解像度の思い出インスタントカメラと言いつつも実は光の調節や視点を合わせるのが難しいんです。フラッシュを焚くにも強烈な光にちょっとためらってしまって、結果焚かずに真っ暗に写ってしまったり、イージーではない。一筋縄ではいかないのだけど、このザラザラとした質感が綺麗すぎる写真に見慣れてしまった私たちにとって斬新なものに写るんです、ね。現像するまでちゃんと写ってるかわからない。この間の写真を待つドキドキって、ファッションショーで服を見てから実際に袖を通すまでの半年間待つ感覚にちょっと似ているような。鮮明だった記憶がどんどん曖昧になって「あれ、こんな形だったっけ?」「こんな色してたっけ」「やっぱり素敵だなぁ」と、どんどん低くなっていく思い出の解像度が、実物を見た瞬間にふわっと一定値まで戻るあの瞬間。そこには写ルンですには写しきれなかった思い出がじんわりと浮かんでくるような気がするんです。島々を巡った低解像度の思い出をぜひご覧ください。ここはどんな空間だったか、どんな音や匂いがしたのか、想像してみてください。豊島にある「檸檬ホテル」はカップルで楽しむアート、というか、空間というか、愛というか。ちょっと酸っぱい気分になるけど一人でも楽しめます。「心臓音のアーカイブ」の目の前にある砂浜にて爆走する若者たち。真っ暗闇の空間から解放された後の水平線は異常に広く遠く感じました。最高の夏感がすごい。港へ戻る途中の坂が楽しかったので無人スーツケース遊び。無論、倒れます。吸い込まれていきそうな豊島美術館のミュージアムショップ。MOTHERの世界っぽい。どせいさんがでてきそう。中から見るとまるで宇宙船。豊島からフェリーにのって直島へ。この旅でフェリーに乗ること9回。やっぱり外が気持ちよすぎて、日焼けも気にせず甲板で寝ていました。直島で出迎えてくれたのはあの有名なかぼちゃ。間近で見ると異物感と迫力がすごい。港のすぐ近くにある作品「直島パヴィリオン」はジャングルジムのように中に入れます。ここでお弁当でも食べようと思っていたら島民の小さな坊ちゃんと仲良くなって汗だくになって遊ぶことに。どうやらインスタントカメラに触れたのが初めてだったようで、とても気に入っていました。アートと世界中からやってくる個性的な人々に囲まれ、彼の感性はどう育つのでしょう。直前まで「二十四の瞳」を読んでいたからか、どうか無事に大きくなってほしい....と謎の母性が働いたのでした。銭湯でひとっぷろ浴びた後、旅の振り返りをしながら港から眺めた夕日。ほんの少しだけ太陽が島から顔を出していて、沈んでいく瞬間を箸を止めて観察。目を閉じれば今でも世界を包み込むようなオレンジ色が浮かんでくるようで、写ルンですが写さない脳裏の思い出を噛みしめなが、今日も都会で生きています。旅中のBGMはもっぱら木綿のハンカチーフ。Text : Azu Satoh
2017年03月04日“東洋の手仕事”をテーマに、日本人だから感じられる侘び、枯れ、古いもの、美しい瞬間、質感などがどこかに感じられるものにこだわって、日本のデザイナー、作家のハンドメイドのものを中心に取り揃えるセレクトショップ「水金地火木土天冥海」にて、ターキッシュ・ブルーが印象的な器ブランド「La Maison de Vent (ラ・メゾン・デ・ヴォン)」フェアが開催。海にも、空にも、宝石にも例えられる印象的な青色をした“Turkish(ターキッシュ)”をはじめ、使い手の想像力を膨らませる独特な風合いの器は、「水金地火木土天冥海」でも不動の人気で入荷するたびに直ぐに完売してしまうほど。プレート皿やスープカップシャロウ、マグカップなどの定番商品をはじめ、「水金地火木土天冥海」限定アイテム<花器とミニグラス>もお目見えします。花器¥28,000〜数量限定で販売される花器は女性の美しい曲線を思わせるフォルムが不思議な魅力を放ちます。まるで作家・鈴木麻起子さんの繊細な指先の動きが伝わってくるよう。水金地火木土天冥海をイメージして製作されたこの花器は、目でも指でもなぞりたくなるような仕上がりです。限定ミニグラス(S)¥3,300 (M)¥3,600今回のフェアに合わせて水金地火木土天冥海バイヤーのリクエストから生まれたちいさなグラス。ぐいのみとして日本酒を入れても、ワインを入れてもOK。ちょっとだけお酒を飲みたい夜にぴったりです。「La Maison de Vent ある風景」キャンペーン今回のフェアに合わせ、お客様が実際にLa Maison de Ventを使っている写真を募集しSNSで紹介するキャンペーンも実施中。素敵な写真に選ばれた3名には新作のミニグラスが貰えるチャンスも!期間は5月3日まで。応募方法は以下の2種類となっています。1)インスタグラムで応募: 水金地火木土天冥海の公式アカウント( @suikin_hpfrance )をフォロー。ハッシュタグ #水金のうつわ をつけて「La Maison de Vent のある風景」の写真を投稿。2)メールで応募: suikin@hpgrp.com に「La Maison de Vent のある風景」の写真を送信。※何枚でも応募可能。※写真は水金地火木土天冥海のBLOGやインスタグラム、FACEBOOK 等で紹介される可能性あり。「La Maison de Vent のある風景」写真例 春にぴったりのさわやかな色は今すぐにでも食卓に並べたい。新生活が始まったこの機会に、テーブルウェアをターキッシュ・ブルーに新調してはいかがでしょうか。「‘仕合せなうつわ’ La Maison de Vent Fair 開催概要」会期:2016年4月29日(金祝) 〜 5月15日(日) 11:00 〜 19:30場所:水金地火木土天冥海(東京都渋谷区神宮前 5-2-11 3F)作家在店日:5月7日(土) 14:00 〜 19:00、5月8日(日) 14:00 〜 18:00
2017年03月04日イラストレーター、ブロガー、シンガーなどなどさまざまな顔を持つアーティストのSHOKOさんが自身のブランド「S for Shoko」をローンチ!SHOKOさん、というと10代はモデルとしてご活躍されていた印象が強いかもしれませんが、その後英国に渡り、現在はロンドンと東京を中心に活躍の場を広げられています。また、S for Shokoは今年2月に開催されたインターナショナルファッションブランドの登竜門である合同展「SCOOP」に出展し、世界的にも注目されているブランドです。SHOKOさん自身はagnes b.や最近だとメリメロなどのブランドとのコラボレーションによりファッションアイテムを定期的にリリースしていたものの、オリジナルのファッションブランドを持つのは意外にもこれが初めて。その初シーズンコレクションとなる2016SS-AWのタイトルは〈 Light, light me on 〉。春の訪れを告げるかのようなパッと明るくなるタイトル名もさることながら、美大出身の彼女らしいさまざまな年代のアートからインスピレーションを受けた感性はヨーロッパの色を強く押し出したものという印象でした。・ゴダールやトリュフォーなど60年代のフランスで映画監督たちが起こした新しい波のようなインパクトをイメージした〈 NOUVELLE VAGUE(ヌーベルヴァーグ) 〉・初夏のヨーロッパをの避暑地をイメージさせる〈 WEEKEND(ウィークエンド) 〉・モネの描く絵画のような印象の〈 MONET(モネ)〉(展示会で一番人気のラインでした!)・1960年代の女の子たちが当時ロンドンのキングスロードで着て遊んでいたことを彷彿とするような〈 GIRL(ガール) 〉 この他に〈 MODS(モッズ) 〉〈 LIGHT(ライト) 〉という計6ワードで2016SSは構成されています。(画像引用元:S for Shoko)またこの〈 MONET(モネ) 〉のツイード素材(上記写真)は、なんとイギリスにあるシャネルと同じ工場で織られているものだそう。なかなか出会うことのできないこの色合いに袖を通せば毎年春が来るのが待ち遠しくなりそう。もちろん他のアイテムも全て made in England で展開されている、まさに逆輸入ブランドなのです。店内にはポール・スミスやアニエス・ベーとの写真が飾られていたり、彼女がインターナショナルに活躍していることを垣間見れます。SHOKOさんご自身もとてもチャーミングで気さくな方ですっかりファンに。4月以降しばらくはお店のオープン時にSHOKOさんご自身もいらっしゃるとの情報も入手したので、ぜひ気になる方は早めにお店に足を運んでみてはいかがでしょう。 S for ShokoAddress東京都港区東麻布2-3-4-6FOpen毎週水曜日・土曜日 11:00 〜 18:00HP / Instagram / FacebookText. Midori Tokioka
2017年03月04日キッチュなグラフィックと独特な色使いでじわじわと人気を集めるブランド、「VL by VEE」の動向を追うべし!2016年秋冬の展示会で迎えてくれたのはデザイナーのVEE(ウィー)さん。のほほんとした喋り方と柔らかい笑顔がブランドの印象通り、とてもキュートなレディです。自身でグラフィックのデザインやルックのディレクションを手がけているそう。キラキラしたホログラム、虹色のビームが差し込む未知のプラネット、光の粒がきらめく宇宙で、ワクワクする様な「SPACE PARTY」をイメージした2016年秋冬シーズン。服には宇宙に関連したモチーフがたくさん隠れています。デニムのステッチは光線のように点々としていたり、銀河のように輝く刺繍、惑星ワッペンまで!どことなく漂うレトロな雰囲気にVL by VEEらしいいたずらなアクセントが加わることで、宇宙カワイイ世界観の完成。VEEさんも着用していたオリジナルグラフィックのスウェットはテーマであるSPACE PARTYさながらの風景が描かれています。ウサギのような謎の宇宙人と猫ちゃんたちが愉快に踊る惑星からは、不思議な音色が聞こえてきそう。展示会場にはVEEさんによる原画が飾られていました。今展開中の春夏アイテムは「THE LADY / Crossing The Border」のイメージにぴったりだったのでデニムのセットアップやリボンのサンダルを企画にピックアップ。スタイリングによって見え方が180度変わる遊びがいのある服たちをぜひチェックして!SPACE PARTYからイメージを膨らませて、秋冬はどんなレディに変身できるかな?VL by VEE 2016AW イメージヴィジュアルPhoto : Gunn LeeStyling : NonnonHair : Yuka TamuraMakeup : Tanin KhunkraiModel : Primmy Patnasiri VL by VEEタイ/バンコク在住のデザイナー VEE(ウィー)が手掛けるブランド。 コンセプトは「Relax&Charming」 ポップでどこかクラシカルな洋服は、明るくてハッピーな気分にさせてくれる。VEE (ウィー)タイ人の父と日本人の母をもつ。日本留学中にデザインや染織を学び、現在はバンコクに住みながら活動。ハンドメイドにこだわるチャーミングな洋服作りを続けている。タイではファッションデザイナーにとどまらず、数々の DIY の書籍の作者としても活躍中。2007年自身のファッションブランド「VL」を設立2011年古着をリメイクしたライン「VL’s Gumgum」をスタート2014年ブランド名を「VL」から「VL by VEE」に変更。春夏シーズンよりオリジナルテキスタイル作りもスタート。2012年How to リメイクを教える書籍『Vintage Veemake』(2015 年に台湾でも出版)と『Clothes to you Veemake』をリリース2014年刺繍を教える書籍『Mamuangchan Veemake』をリリースHP / Facebook / Instagram / TwitterText. Azu Satoh
2017年03月04日Paris Fashion Weekは世界中からファッション業界人が集うおしゃれ激戦期間。オンタイムのトレンドを探る絶好のチャンスでもあります。全10日間の会場スナップで見つけ出した今すぐ取り入れたいトレンドをご紹介!Part1.小物編、Part2.洋服編①に続き、今回も洋服にクローズアップ。10日間見てきて毎日のように見かけた絶対的トレンドアイテムを発表!トレンドを自分らしく自由に楽しむ参考にしてみて!デニムは切らないと始まらないおそらくメイントレンドと言ってもいいのが切りっぱなしデニム!特に「VETEMENTS」の前後で長さが違うリメイクデニムが大量発生。とにかくキーワードは「切りっぱなし」。思い切って今持っているデニムを自分でカットオフ!ストレートで癖ありカットの細身デニムを少し短めで履くのが良いバランス。切りっぱなしで裾の境界線が少しぼやっとするので、ヒールでもフラットシューズでも相性良し。犬に絡まれないかだけが心配?ワイドでストレートですっきり見せるのもいいけど、ちょっぴり脱力しているのも今の気分らしい。重ったるくならないように華奢なヒールでスタイルアップするのがポイント。ボリューミーにフリンジをバサバサと揺らしながらさもギャングのように...とまではいかないけども、存在感抜群なボリューミーなタイプ。ショートブーツと合わせてまるでブーツの装飾のように見せるのも一つの技。タイツで勝負網タイツ旋風、パリに到来。ザ・トレンドというほどではないものの、お!っと目をひくおしゃれスターの足元はNOT素肌NOT靴下!ちょっぴり上級者のコーディネートだけれど、暖かくなってきたしチャレンジしたい。黒でまとめるとちょっと妖艶になってしまうので、インパクトシューズと合わせるのがポイント!袖はゆるっとだらっと手先まで完全に覆うほど長い袖をまくらずだらりと垂らす着こなしが流行中。スリットが入ったタイプのものなら動きやすく生活に支障なし?ガツンと攻めたいレディは、細身アウターから花の如くボリューミーな袖を咲かせましょう。萌え袖なんてもってのほか。自由な着こなしを突き進むなら、垂らすべし。3回にわたってお届けしたパリコレトレンドシリーズ!世界中から集ったファッション業界人の敏感なアンテナで構築されたスタイルに、「自由な女」になるキーワードが隠されていたはず。気に入ったものは取り入れて、ま、いいかなというものは参考程度に。今日もファッションを自由に楽しみましょう!Photo,Text : Azu Satoh
2017年03月04日Paris Fashion Weekは世界中からファッション業界人が集うおしゃれ激戦期間。オンタイムのトレンドを探る絶好のチャンスでもあります。全10日間の会場スナップで見つけ出した今すぐ取り入れたいトレンドをご紹介!Part1.小物編に続き、今回は洋服にクローズアップ。トレンドを自分らしく自由に楽しむ参考にしてみて!愛をまとって、ピンク全身でもさし色でもとしかく目に付いたのがピンク!物騒なことや悲しいことが続く世界で、ファッションが訴えたいものは今、きっと「愛」なんでしょう。アウターでピンクどどんと主役級に持ってくると今っぽい!ペールトーンでもブライトピンクでも、ファーでもウールのコートでも、思い切ってピンクを取り入れてみて。デニムやブラックアイテムとあわせてクールダウンさせたり、同トーンのさし色で遊ばせるのがラブリーになりすぎないポイント。小物でピンク全身はチョット...という方も多いはず。それでもピンクは欠かせない!そんな時はお目立ち小物でピンクを主張。LOEWEのゾウさんバッグ、BAOBAO ISSEY MIYAKEのメタリックピンクがベストピンク小物賞!ヘアまでピンク彗星の如く現れ瞬く間にItモデルとなったフェルナンダ・リーの影響か、髪の毛をピンクに染めるレディが続出!毛先だけピンクにする人もいれば、全頭ピンクにする人も。髪の毛が強烈な分、ファッションは黒が多め。と思いきや、ピンクのライダースで決めている彼女が素敵!プリーツ、プリーズ!メタリックで魅せる時間に追われることも多いファッションウィーク。ショー開始時間に遅れまいと走り抜けるファッショニスタたちがヒラヒラとプリーツスカートを揺らしていたのが印象的。そこに加わるのはこれまたギラギラメタリック。同系色のアイテムやディテールで統一感を出すと派手めでもバランスが取れるはず。ロングコートの下からチラリと覗かせるレイヤードは明日にでも挑戦したい!ひとひねりプリーツの醍醐味と言えば、ひらりと生地を揺らす優雅な動き。風になびき、歩くたびに表情が変わるので動きを加えたときが一番美しい。黒のラインが入った細かなプリーツは立体的にも見える細かな不思議な柄を作り出し、よりプリーツの良さを引き立てています。アシンメトリースカートをなびかせて、プリーツを主張!小物に続いてトレンドが見えてきた洋服の流れ。ピンクかプリーツか、明日はどちらかチャレンジしてみる?次回は洋服編パート2!Photo,Text : Azu Satoh
2017年03月04日UK発ファッション誌 Lula magazine の日本版「Lula JAPAN」が創刊3年目を記念して、伊勢丹新宿店にて体験型エキシビション”LULA PAVILION” を開催!LULA PAVILIONは伊勢丹が展開するセレクトショップ 「ReStyle」とタッグを組んだスペシャルなイベント。Lula JAPANと最先端のモードを発信するReStyleならではの世界はファッションを楽しむすべての女性を満足させるはず。五感で感じるLulaの世界伊勢丹新宿店本館3階フロアでは、Lula JAPAN による花やグリーンハウスのインスタレーション、過去の作品を展示したアートギャラリー、Lula JAPANのバックナンバーやUK版が楽しめるLula Libraryなど、Lula JAPANの世界観に浸ることができる仕掛けが盛りだくさん。注目は今回のために用意されたReStyleを代表するデザイナーたちによる1点ものの展示・販売。「自分だけの1点ものや少数生産の価値」を各ブランドがハンドメイドやリメイクで表現しています。参加ブランドは MOUJIC / CLEANA / BABACO / AKIRA NAKA / AKANE UTSUNOMIYA / LEUR LOGETTE / LES BRIQU’A BLAGUE / MATRIOCHKA / HELMAPH & RODITUS+++ ONLY Ma1 +++ ISETAN × LULA PAVILION 明日からスタートです。 このためだけに全て世界に1つだけのアイテムを10点作製いたしました。 one of a kindラインだけでなくインラインの一点物もあります。 たった1人似合う貴方のためだけのアイテムです。 2017.3.1 wed-3/14tue 伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3 #helmaphandroditus #oneofakind #lulaHELMAPH & RODITUS OFFICIALさん(@helmaph_and_roditus)がシェアした投稿 - 2017 2月 27 8:35午後 PSTまた、様々なファッション誌で東京のit ガールたちを撮りおろし、東京とロンドンを拠点に活躍しているフォトグラファー nico perez による撮影企画が 3月11日(土)12日(日)に開催予定。その他にもパリ発ビューティーブランドのHUYGENSによる香水の調合やハンドトリートメント体験も実施され、まさに五感で体験できるイベントとなっています。Lula JAPAN「Lula」は2005年に感性溢れるカメラマン、スタイリスト2人によって誕生したロンドン発の女性ファッションマガジン。 ビジネスで創られるクリエイティブでもなく、メディアによって煽られたトレンドを拡散するメディアでは表現出来ない、本物のクリエイションやモノゴトの本質を追求した雑誌。日本版となる「Lula JAPAN」は2014年に創刊。issue 6 は2017年3月28日発売予定。Facebook / InstagramLULA PAVILION場所:伊勢丹新宿店本館 3階=センターパーク/ザ・ステージ#3、リ・スタイル会期:2017年3月1日(水)〜 3月14日(火)問い合わせ:03-3352-1111 伊勢丹新宿店(大代表)※フォトグラファー撮影企画は 3月11日(土)・12日(日)のみを予定
2017年03月03日今年のはじめ、"占いって信じる?" という話題になったROBE編集部。懐疑的な回答をするメンズをよそに、信じるか否かを棚に上げても誰かの予感に敏感になってしまうのが、レディの性。そんな今回は、ウディ・アレンがおくる、断固迷信を信じなかった捻くれたマジシャンと、よもや全知全能かと疑いたくなるほど有能でチャーミングな占い師との、とびきり軽妙な恋愛賛歌!の映画をピックアップ。巧妙にしかけられた "魔法 vs トリック" ?物語は、東洋人の格好に扮し人気を誇る捻くれ者のマジシャン、スタンリー(コリン・ファース)がはるばるやってきた南仏で繰り広げられる。というのも、幼馴染から、「資産家の婚約者をたぶらかす占い師ソフィ(エマ・ストーン)の嘘を暴いてほしい」という依頼に応えるため。しかしソフィは、見た目も美しく、婚約者や双方の家族にも愛され、ちょっと不思議ちゃんではあるもののその天真爛漫さに誰もが好いてしまうような魅力的な女性だったのだ。スタンリーはソフィを疑ってかかるも、逆にソフィは、スタンリーがふだんは中国人奇術師に扮し世界を股にかける “東洋の魔術師” であることもいとも簡単に見破ってしまうのだった。"魔法VSトリック" 勃発?と思いきや、なんと捻くれ者のスタンリーですら、あれよあれよという間にソフィに惹かれてしまう!だけれどそこで “はい、ハッピーエンディング!” といかせないのはウディ・アレンだからこそ。二転三転しながら、どこまでも小粋なエンディングへと誘われる過程をまえに、声を大にして言いたいです。見届けてください、と。どこを切り取っても美しい南仏を切り取るスタッフワークもうひとつの見所は、なんといってもその "美しさ" に尽きる。美しい演者はもちろん、彩り豊かな映像美が終始物語を引き込み続けてくれるのだ。調べてみたらそれもそのはず、〈マリー・アントワネット(’06)〉や〈プラダを着た悪魔(‘06)〉のアン・ヘイベルを美術に迎え、衣装は同監督の〈それでも恋するバルセロナ(‘08)〉や〈ミッドナイト・イン・パリ(‘11)〉でおなじみのソニア・グランデ! 殊に衣装については、20sの本物のセカンドメイドを世界中で探し回ったという徹底ぶり。エマ・ストーン演じるソフィーのコケティッシュな魅力に十二分に貢献している。また、前作〈ミッドナイト・イン・パリ〉に次ぎ南仏が舞台の今作、物語の設定も図ってか同じ1920年代である。20年代の時点ですでにバカンス地だった南仏は、当時フィッツ・ジェラルドが別荘で−––近年レオナルド・ディカプリオ主演で映像化されたことも記憶に新しい−––〈華麗なるギャッツビー〉を執筆していたことも特筆しておきたい。ウディ・アレンのことだから、1から10まで計算の上だとしても驚くことはありません。だって、わたしたちは仕組まれているかもしれないこれらのマリアージュに “魔法とトリック” の狭間へと身を委ねるだけでよいのですから。あいにく、恋愛は往々にして予定調和とは無縁なもの。目の敵にされていたはずなのに、憎まれ口ばかりたたいていたはずなのに、そんな相手にある日突然惹かれているなんてことも日常茶飯事。幾らそんなはずじゃないと自問自答してみたところで、恋には落ちていってしまうのは世の常そして、人の常。Magic in the moonlight−––月下のマジックにて、ウディ・アレンの分身かの如き諧謔もてあそぶ登場人物たちと、スタッフの織りなす “美しさ” に、肩の力をぬいて委ねてみては?たとえいまこの瞬間に恋をしてなくても、もしかしたらある日突然憎き “あの人” へ「落ちる」魔法にかかるためかもしれないんだから。って、なんだか恋占いのような締めみたい?『 Magic In The Moonlight / マジックインムーンライト 』監督・脚本:ウディ・アレンキャスト:コリン・ファース、エマ・ストーンほかこんな時に観たい:目の保養がほしい時過去のコラムを覗いてみよう【洒脱なレディ論】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年03月01日いまモード派レディから絶大な支持を受けているニットブランドTANが都内3店舗にてポップアップストアを開催。ニットで自由自在な表現をするTANの世界観に浸ることができる貴重なチャンスです。2017 SSコレクションの他、各店にて別注アイテムも登場するのでTANファンや気になっている方はお見逃しなく!IENA 2店舗IENA ルミネ町田店では2/23(木)~3/8(水)、Maison IENA自由が丘店では2/24(金)~3/9(木)の期間で開催。コーディネートの幅を広げてくれるラップスカートが別注アイテムとして登場します。※写真はインラインの別色になります17SS-36 WIDE RIB WRAP SK (Ivory) ¥33,480(tax.in)URBAN RESEARCH 表参道ヒルズURBAN RESEARCH 表参道ヒルズ店では3/3(金)~3/12(日)の期間で開催。TANの人気アイテムであるニットブラ、バンドのワインレッドが登場。別注アイテムは3/16(木)から発売開始となります。GUM BRA ¥25,920(tax.in) GUM BAND ¥20,520(tax.in) TAN長年ニットメーカーでキャリアを積んだ村上亜樹/国府澄江がデザイナーを務め、2015年AWよりブランドスタート。国内生産にこだわりクオリティーを追求。TANgent(正接)ラテン語で"触れる"の意を持つ。また、三角関数にも紐付き、無限の正負を示すtangentの様にニットプロダクトの無限の可能性を示す。"糸から衣装へ"とテクニックを追求し、計算された編組織とプロポーションを提案している。HP / InstagramTAN ポップアップストア会場:IENA ルミネ町田店会期:2/23(木)~3/8(水)会場:Maison IENA自由が丘店会期:2/24(金)~3/9(木)会場:URBAN RESEARCH 表参道ヒルズ店会期:3/3(金)~3/12(日)※別注アイテムは3/16(木)から発売開始
2017年02月28日毎日代わり映えのない毎日でつまらない?そんなことを思っている方に勧める作品になるとはつゆぞ思いもしなかった、というのが正直なところ。きっかけは映画人と "好きな映画" の話をしていたとき久しぶりに耳にしたことだった。日本で公開された当時年端もいかぬ少女であったわたしは、母と姉とで映画館に観て以来この映画を観ていない。理由があるとすれば、有名すぎて敢えて観る対象に挙がらなかったのだ。加えて3時間という鑑賞時間を確保する難しさもさることながら、ひとたび観た日にはとてもじゃないが現実世界に戻れそうにない。ということで満を持して意を決して20年近い年を経た先日、人生2回目の〈 タイタニック 〉の航海に出た。1912年、当時浮沈船と言われた超大型客船・タイタニック号が処女航海にして沈没したわずか5日間の物語。一連の沈没事件そのものは、一世紀を経てなお謎に包まれるが、そこは歴史研究家にお任せしたい。今回なぜ誰もが知っている超大作を取り上げたかったのか、それは主人公ローズの覚悟に感銘を受けたからに尽きる。てっきり沈没船に翻弄された悲恋の物語かとレッテルを貼っていたことを軽く悔いたほどだ。とても象徴的なシーンがある。ローズがジャックのスケッチブックを見る場面だ。描かれていたのはジャックがそれぞれの旅地で出会った女性たち。下半身不随だが手がものすごく美しい女性、帰らぬ恋人を待つためにありったけの宝石を身にまとう老婆、そのなかでローズが目に留めたものがフランス人女性をモデルに描いたヌードデッサン。「パリの女はすぐ服をぬいでくれるから助かる」とジャックがいう通り、ここでフランス人女性は〈 自分で選択する意思をもち生きる Liberté のアイコン 〉として、描かれていた。その時は顰めっ面をしジャックを蔑んだローズだが、翌日、ジャックに一つのお願いをする。フランス女のように一糸纏わぬ姿を描いてほしい、と。物語ではジャックの "遺作" となったローズの絵画が現代につながるストーリーの鍵になるわけだが、さて、ジャックとの悲恋を乗り越え "惰性の世界" から抜け出すために必要だったもの、それがこの "遺作" に象徴されてはいないだろうか。一見華やかに見える社交界、だがそこは、親の政略結婚のコマにされ婚約者からは愛ではなくお飾り扱いをされ、同じ面々により同じ会話が繰り返されるーーー、誰一人として助けてくれない "惰性の世界" であった。その状況に辟易し、自殺を図ったローズにとって、助けに来たジャックはまるで青天の霹靂だったに違いない。当時のジャックは世界中を旅しながら絵描きで日銭を稼ぐその日暮らしをしていた。タイタニック号の乗船券もポーカーで勝ち取ったというほど。"奴隷船" にいた彼女にとって、服を脱ぎありのままを描いてもらうという選択は、自身を取り巻く世界のすべてを拭い去り自由になりたいという意思を暗に示していたかのようだった。ご存知の通り、その夜氷山に衝突した "浮沈船" は、1500人以上の命を伴い海の底へと沈んでいく。凍死したジャックとの別離は、同時に親の強制や婚約者の脅威といったこれまでローズを縛り付けていたものからの別離でもあった。深い悲しみは同時に、お家や婚約といった重い錨を振り解きようやく自由に人生の航海を漕ぎだしたローズの門出でもあったのだ。仮に、ジャックと出会うことなくタイタニック号が沈没していたとしても、上流階級女性であったローズは救命ボートに乗り、翌朝カルパチア号に救助されただろう。だが異なるのは、きっと彼女の横にホックリー卿と母ルース・デウィット・ブケイターが寄り添っているであろうこと。乗船前と全く変わらないこの状況こそ彼女にとっての死を意味しており、その意味でジャックは死の淵にいた(実際に出会いの場所は自殺を図った船の淵だったことも暗示しているように思う)ローズと入れ替わるように死を受け入れたことになるだろう。現に、登場する老婆となった現代のローズは孫娘が看病していた。それが誰の子かは明かされていないが、諦めず自分の人生を生きる、それはジャックとの最後の約束であり彼女は自分の選択で、きちんとそれを全うしようとしていた。待っているだけで誰かが "惰性の世界" から救い出してくれるなんて思ったら本末転倒だけれども、もし毎日やってくる選択を自分の意思で行うことができるのであれば、それは全うすべき "自由" に値する、なんてことを彼女の Liberté から学ばせてもらった気がしてならない。 『TITANIC / タイタニック』監督:ジェームズ・キャメロンキャスト:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、バーナード・ヒルほかこんな時に観たい:一日中感情を引きずれるとき、日々を新鮮に感じたいとき 〈 おこぼれ話 〉そういえば、第88回アカデミー賞のディカプリオ氏の受賞コメントが話題になりましたね。 "Let us not take this planet for granted. I do not take tonight for granted. Thank you." 今宵の時間も今日には過ぎ去っていってしまうもの。毎日やってくる1日という未知の時間を "gift" と捉えシンプルに今を生きるジャックと重ね合わせてしまい、胸が熱くなりました。そして!お気付きかと思いますが今回からコラムの挿絵をイラストレーターの hitomiさん が描いてくださることになりました。絵描きであるジャックを書いたタイミングに、不思議とご縁を感じてます。ちなみにジャックが描いていた劇中のスケッチはすべてJ.キャメロン監督によるスケッチ。ローズを書いていたシーンは利き手が異なるからといって画面を反転させたという拘りっぷりは頭が下がります。ということで、これからぜひ挿絵にご注目くださいね。 過去のコラムを覗いてみよう【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年02月27日「#足元くら部 」をつけてインスタ投稿したくなるブランドMARCOMONDE(マルコモンド)は要マーク!ソックスを中心に展開するマルコモンドは世界中を旅しながら毎シーズンのコンセプトを決めるユニークなブランド。2017年春夏コレクションのテーマはカリフォルニア。ラメやグリッター、ビビッドカラーを中心にレトロでキッチュなデザインが揃い、足元オシャレの強い味方になること間違い無し。伊勢丹のオリジナルブランドNUMBER TWENTY-ONEとコラボレーションしたシューズコレクションの他、ブランド初となるプリントTシャツも登場します。春夏は足元から彩りをプラス!MARCOMONDE 2017 SS LOOKMARCOMONDEMARCOMONDE(マルコモンド)は、毎シーズンそのテーマとなる国を訪れ、その土地の民族や建築、芸術、歴史などからインスピレーションを受けた独特なスタイルでデザインを行う。ソックスを中心にファッション、インテリアなどの企画・デザイン・ディレクションなど活動は多岐にわたり、大手セレクトショップ、百貨店などとのコラボレーションも多く手がけている。HP / Instagram / Facebook
2017年02月27日2016年よりスタートしたブランド、THE DALLASのポップアップフェアが伊勢丹新宿店2Fのリ・スタイルTOKYO、SLOBE IENA渋谷店、新宿店の3店舗で開催。新作の販売に加えて、リ・スタイルTOKYOでは別注アイテムの販売、SLOBE IENA2店舗では以前 ROBEでも掲載した人気商品、「vintage parts earring」の再入荷が行われます。また、デザイナー自身の手で行われたという店内装飾はブランドの世界観に浸ることができる貴重なチャンスです。リ・スタイルTOKYO 別注 スカーフバッグEXCLUSIVE スカーフ BAG ¥16,200 (tax.in)伊勢丹新宿店のリ・スタイルTOKYOで購入できる別注バッグは一点もののヴィンテージスカーフが使われており、インパクト抜群。シンプルなコーディネートでも一つで主張できるアイテムです。限定10点のみの販売となりますのでご購入の際はお早めに。THE Dallas"ザ・ダラス とは小さなこだわり。自立し凛とした女性をイメージしセクシーでありながら カッコイイ女性の服。自分自身が自由に 自分らしくいるこだり続ける為の服。"Instagram THE Dallas POP-UP FAIR会場:伊勢丹新宿店2Fリ・スタイル TOKYO会期:2/22(水)~2/27会場:SLOB IENA 新宿店 / SLOBE IENA 渋谷店会期:3/4(土)〜 3/17(金)
2017年02月23日3月も半ばに差し掛かり、いよいよ春本番が目前に。思わず外に飛び出したくなるようなポカポカと暖かな日には、ぜひ横浜みなとみらいの新名所「MARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)」にお出掛けしてみてはいかがでしょう?横浜赤レンガ倉庫に隣接する「MARINE & WALK YOKOHAMA」は、2016年3月4日(金)にオープンしたばかりのオープンモール。セレクトショップやインポートブランド、オーシャンフロントの景観を活かしたレストランやカフェなど、モール内には25店舗の個性的なショップが並びます。話題のセレクトショップやデニムブランドのレポをお届けした前半に引き続き、後半でもハイセンスなショップや、行列必至のグルメスポットをリポートします。“紫のマラサダ”は必食!「KAKA’AKO DINING & CAFE」夢中になってショッピングを楽しんだ後は、ちょっと休憩。美味しいグルメでエネルギーチャージといきましょう。カジュアルハワイアンダイニング「KAKA’AKO DINING & CAFE(カカアコダイニング & カフェ)」にはハワイの有名ベーカリー「カメハメハベーカリー」がインショップとして併設されており、1号店の原宿・神宮前店で連日完売した、あの“紫のマラサダ”、「ポイ・グレーズド」を購入することができます!「ポイ・グレーズド」(1個¥180)は地元ハワイのロコも行列をつくるほどの大人気スイーツ!タロイモが練り込まれた紫色の生地はインパクト抜群ですが、食べてみると、これが意外なほどに優しい甘さ。もっちりフワフワの食感もたまりません!さらに2号店では、ピンク色のマラサダ「ストロベリー・ドーナツ」(1個¥180)が通常メニューとして新登場!グレーズの甘さとイチゴの甘酸っぱい香りが絶妙にマッチした一品です。そしてカフェメニューでは、「KAKA’AKO ローストビーフサンド」(¥1,280)がマストで押さえておきたい限定メニューのひとつ。実はこのサンドイッチのパンも、紫色なんです。色の正体は、もちろんタロイモ。紫色の特製パンの間にはジューシーなローストビーフがぎっしりと挟まれていて、たっぷりのボリュームに大満足できること確実です。それでもデザートは欠かせない!という欲張り女子は、ぜひ「マウラニパンケーキ」(¥1,500)をどうぞ。ふわふわサクサクのパンケーキの上には生クリーム&ラズベリー風味の泡状ソースがこんもり。口に含んだ瞬間、ソースがシュワっと溶けてラズベリーの爽やかな香りが広がります。ここでしか味わえない、新感覚のパンケーキ。遂に本格上陸を果たしたアップカミングブランド「KIT AND ACE」さぁ、お腹が満たされたなら、ショッピングの再開!「カナダ・バンクーバーから遂に日本本格上陸!」との噂を聞きつけて向かったのは、「KIT AND ACE(キット アンド エース)」日本第1号店。高級素材をデイリーウェアに落とし込み、機能性とデザイン性を兼ね備えたラグジュアリーなカジュアルウェアを展開します。なかでも注目したいのが、糸から独自開発したというウォッシャブルなカシミヤ素材「テクニカルカシミヤ」を使ったアイテム。カシミヤならではの軽く滑らかなタッチはいつまでも身につけていたくなるような極上の着心地です。そして、無駄のないミニマルなデザインは小物のアレンジ次第でカジュアルダウンもドレスアップも自由自在。幅広いシーンに対応し、ケアも簡単な「テクニカルカシミヤ」は、忙しい女性の毎日をサポートするウェアとして活躍必至!今後、日本でもじわじわと人気が高まること確実なアップカミングブランドとして、要マークです!今季の一押しアイテムは“東炊き染め”「Steven Alan」(株)ユナイテッドアローズの主力事業、「BEAUTY&YOUTHUNITED ARROWS」にて展開するニューヨーク発の人気セレクトショップ「Steven Alan(スティーブン アラン)」の店舗が、満を持して横浜に初登場!横浜店の店内には、同ブランドらしいシンプルで着心地が良いアイテムが並びます。その中でも、今季の一押としてスタッフの方に紹介していただいたのが、「東炊き(あずまだき)染め」の麻素材を使用したコレクション。「東炊き染め」とは、繊維を五右衛門風呂に入れて染めるという江戸時代の染色技術を現代の手法で復元した技術のこと。この「東炊き染め」で素材を染め上げることで、自然なシワが加わりより味わい深い表情に仕上がるそうです。今回、スタッフの山田有理沙さんには、「東炊き染め」のパンツを主役にしたコーディネートを披露していただきました。ボリュームのあるパンツに、程よくフィットするリブニットを合わせることで、シルエットにメリハリを演出、小物は白で統一してクリーンな雰囲気に仕上げています。ニット ¥12,000+tax、パンツ ¥16,000+tax、クラッチバッグ ¥36,000+tax、メッシュサンダル ¥26,000+ taxナチュラルなムードを加速させる「東炊き染め」のアイテムは、トレンドキーワードである“エフォートレス”なスタイルにぴったり。ぜひ、取り入れてみてはいかが?たわいもない会話をしながらショッピングをしたり、話題のグルメに舌鼓をうったり、爽やかな海風に吹かれながらお散歩したり。そんな自由気ままな時間が、ここ「MARINE & WALK YOKOHAMA」ではちょっぴり特別に感じられます。いつもより上質な週末を過ごしたくなったなら、ぜひ横浜みなとみらいへ!MARINE & WALK YOKOHAMAAddress神奈川県横浜市中区新港1-3-1Tel045-680-6101Open11:00~20:00(飲食店は23時まで)HP / Instagram / Facebook / TwitterText. Yuki Kimijima
2017年02月22日ジュエリーブランド HASUNA が横浜髙島屋にて期間限定ショップをオープン。ブランド初となる横浜高島屋でのポップアップストアは 2017年3⽉8⽇(⽔)〜3⽉14⽇(⽕) の一週間限定の開催。春の息吹を感じるような清々しいグリーンアメシストの限定ピアスをはじめ、新作を手に取ることができます。横浜高島屋店 限定アイテムロングピアス ¥37,800 (tax.in) ショートピアス ¥29,160 (tax.in)今回の限定店で特別に用意されたのは春らしい淡い色が揺れるロング&ショートピアス。さらに、期間中にジュエリーを購⼊した⽅全員に、HASUNA オリジナルジュエリークロスがプレゼントされます。また、マリッジリングをペアでご成約の⽅にはリングの内側にメレダイヤモンド(1mm×1粒)をプレゼント。この機会に春のジュエリーを新調してみてはいかがでしょうか。HASUNA 横浜高島屋期間限定店会場:横浜髙島屋1階 婦⼈アクセサリー特設会場会期:3月8日 (⽔) 〜 3月14日 (⽕)時間:10:00〜20:00TEL:03-6447-1763(株式会社HASUNA)HP / STYLER / facebook / Twitter / Instagram
2017年02月16日アクネ ストゥディオズより昨年8月に発表したEMOJIコレクションの第2弾が登場。今回はリゾート2017年コレクションにフィーチャーし、ピースサインやスカルにテディーベア、またビビットなマッシュルームのEMOJIが展開されます。EMOJIコレクション 第2弾ウィメンズ、メンズ共に刺繍もしくはプリントEMOJIの2オプションで提案されるコレクションは、今季の新型スウェットシャツ、 Tシャツにのせてブラック、ホワイト、グレーに加え5色のタイダイプリントでラインアップされます。 同コレクションは2月8日よりアクネ ストゥディオズ直営店(アオヤマ / ミドウスジ)および acnestudios.com にて展開中。fint bear sky blue ¥41,000fint bear zink grey ¥41,000fint peace black ¥41,000fint peace dark navy ¥41,000florida bears black ¥52,000florida bears zink grey ¥52,000florida head zink grey ¥58,000florida magic black ¥52,000niagara bear navy 価格未定niagara head dark navy 価格未定niagara head light ecru 価格未定niagara magic dark navy 価格未定niagara peace ink blue ¥28,000niagara peace mint green ¥28,000〈EMOJIコレクション 日本国内展開店舗〉アクネ ストゥディオズ アオヤマ/ Tel. 03-6418-9923アクネ ストゥディオズ ミドウスジ/ Tel. 06-6251-8670アクネ ストゥディオズ Spring/Summer2017 ポートレートシリーズ今季アクネ ストゥディオズがフォトグラファー Paolo Roversi に依頼し実現したポートレートシリーズは、Spring/Summer2017 コレクションを纏ったアーティストやライターなどクリエイティブな人物にフィーチャー。 同ポートレートシリーズはニューヨーク、香港、パリ、ミラノの街で逐次展開されます。Spring/Summer2017 コレクションは3月中旬より店頭および acnestudios.com にて展開開始。“今季コレクションで表現したのは心を開くこと、また世界を見渡すことです。 様々な国のアーティスト達がPaoloの視点と世界感を通してどの様に映し出されるのか大変興味がありました。 彼のパリスタジオで行われた撮影風景は、まるで錬金術のようで、立ち会えたことを光栄に思います。”ー Jonny Johansson, Creative Directorシリーズの登場人物Fatimal AI Qadiri:クウェート出身のミュージシャン・アーティストHayv Kahraman:イラク出身スウェーデン在住のアーティストSadaf H. Nava:イラン出身ニューヨークベースのパフォーマンス アーティストYasmina Benabdelkrim:パリ・ニューヨークで活躍するスタイリストNegar Azimi:ニューヨーク ベースのエディターGolshifteh Farahani:フランスベースのイラン人女優・ミュージシャン・歌手
2017年02月09日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。最近いよいよ気まぐれ連載になりました、《水曜のケセラセラ》第24回目です。前回はお洋服があり余っている現状に関しての話。今回はそんなお洋服ってどうやって作られているんだっけ?という無謀な実験のお話です。 変な形の服が好きです。目立ちたいという感情ではなくて、単純に変身した気になれるから。小さい頃に憧れたのは美少女戦士、怪盗ガール、風水師の巫女、カード使いの女の子などなど。すべてかわいい衣装が登場するアニメ・漫画の登場人物たちです。どうやら、大人になっても変身願望が抜けきらなかったようですね。そうして育った女の子がいつまでも憧れ続けるものは、豪華絢爛なドレスたち。日本ではなかなか見ることができないので、三菱一号館美術館で開催されたオートクチュール展など、ドレス関係の展覧会があれば飛んでいきます。上海、ドバイに続き今年の6月に大阪・阪急うめだで開催されたDiorの回顧展 Le Théâtre Dior(ル・テアトル・ディオール)も例外ではありません。ここでは実際に発表されたオートクチュールのドレスや小物がメゾンの職人たちの熟練の技術によって3分の1のサイズで作り直され、Diorの歴史を辿る形で展示されていました。記事中の写真はル・テアトル・ディオールで撮影したものです。今までオートクチュールのドレスや手の込んだプレタポルテを見る機会は何度もありましたが、ミニチュアサイズで再現された洋服たちを見ると、今までにはない胸にぐっと迫る感動が。しかもこの展覧会のために制作されたというドレスたちはすべて実際に使用された生地で仕立てているというのだから、そのこだわりぶりは想像を絶します。それにしてもこの服たち、こんなに小さいのになぜしっかりと人の形をしているのか?そこには徹底して計算された“設計図”があるのです。ジャケットを作ってみたら服にもパターンと呼ばれる設計図があります。建築物と同じで、立体物である服も最初は紙に描かれた線から生まれていくのです。2014年に銀座で開催された ESPRIT DIOR展ではコートが3Dスキャンされ、どのようなパーツで組み立てられているのかわかりやすく展示されていましたが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。あれを見れば服が立体物だということがよくわかります。(正確な数は忘れてしまいましたが、引くほど多いパーツ数でした笑)前置きがとても長くなりましたが、先日知人から著名メゾンのパターンを公開しているサイトを教えていただき、このディオールの回顧展を思い出して、型紙から服を作ってみることにしました。杉野服飾大学が「ファッション創造における芸術的技法の解析研究」というプロジェクトの一環で公開しており、資料はこちらのサイトからご覧いただけます。ここで公開されているパターンは5分の1のサイズだったので、ル・テアトル・ディオールと近い模型が作れるのでは、と軽い気持ちで組み立ててみました。 結論無理! 冒頭に言いました、「変な形の服が好きです。」この言葉の重さをずっしりどっしりと感じた2時間となりました。半身で諦めた。今回作ったのはYves Saint Laurent のウエストがキュッと絞られたスモーキングジャケット。普段何気なく着ているたくさんの服たちが、例えシンプルに見えたとしても、こんなにも複雑なパーツで作られているなんて、作ってみなければわからないことでした。型紙があれば量産できるとはいえ、一着にかかる労力は決して安いものではないのだなと、頭をひねって紙と戦った2時間で再認識。ちなみにわたくし、全く服作りの知識がないので感覚で組み立ててしまいました。これを機に服作りの基礎を勉強しようと思います。毎シーズン、素敵な服を届けてくれるブランドの皆さん、どうもありがとうございます!こんな努力の末に、テンションを上げてくれるお洋服が完成するのですね。さぁ、明日も変な形の服を着よう! Text : Azu Satoh
2017年02月06日11月30日、おそらく日本で最も美しく伝統的な“美”の戦いが東京・椿山荘で行われました。世界に誇る“日本の理想の花嫁”を決定するコンテスト、Bride of Japan 2016(ブライド オブ ジャパン)の最終審査会へ潜入!Bride of Japanとは1930年にシンガポールで設立され世界70カ国以上が参加する歴史あるグローバルビューティーコンテスト、Bride of the World。その日本代表を決めるのが Bride of Japanです。世界で唯一“ブライダル”に特化したビューティーコンテストで競われるのは、外見の美しさだけではありません。【家族の絆】【文化価値】【有限の時間】の大切さを伝えるべく、内面の美しさまで磨き発信していける女性が世界に誇る“日本の理想の花嫁”として世界大会 Bride of the World への切符を手にするのです。今年4月に応募が始まり、7月にファイナリスト7名が揃いました。大学生から現役のモデル、会社員までさまざまなバッググラウンドを持つ彼女達は「日本一の花嫁」になるべく、茶道や華道のレッスン、農業体験など約4ヶ月に渡り日本文化を学んできました。審査員を務めたのは世界的に活躍するブライダルファッションデザイナーの桂 由美さんや、その美しさで引退後も活躍の場を広げている元オリンピック代表バレーボール選手の大山 加奈さんなど。最終選考で披露されるのは和装・ウエディングドレスのランウェイ、スピーチです。世界に誇る美のコンテストをサポートするのは、ウエディング衣装は YUMI KATSURA PARIS、ジュエリーは FRANCK MULLER、ジュエリーウォッチは BACKES AND STRAUSS、メイクは SHISEIDO THE GINZAなど、名だたるブランドばかり。優美なドレスの数々と眩いジュエリーのクローズアップを含めた美しすぎるフォトレポートをお届けいたします。西陣織の和装ランウェイ美しき戦いは色とりどりに輝く YUMI KATSURA による打掛のランウェイからスタート。真紅に金糸でエレガントなものからさりげないリボンの髪飾りでキュートに仕立てた装いまで、ファイナリストはそれぞれの雰囲気にぴったりのコーディネートで登場。指先の動作まで美しくあるよう神経を行き渡らせた所作は息をのむ美しさ。スピーチでは大会への意気込み、日本文化への思い、理想の家族像など、ファイナリストそれぞれが自身の魅力を最大限にアピール。本物の結婚式を見ているかのようで、カメラを向けながらうっすら涙が浮かんできてしまうほど、感情がこもった数分間でした。桂由美によるウエディングドレスファイナリストは和装から純白のウエディングドレスにお召し換え。先ほどまでの大和撫子らしい厳かな美しさとはまた違う魅力を持つ、気品溢れるプリンセスに変身です。鍛え抜かれた抜群のプロポーションには同性でも惚れ惚れしてしまうほど。質疑応答では「もし異国の方に日本文化を勧めるなら何を勧める?」「家庭で披露したい料理は?」など各審査員からユニークな質問が飛び、会場は少し和やかな雰囲気に。運命の結果発表あっという間の最終選考が終わり、残るは結果発表のみ。純白のウエディングドレスをまとった花嫁達が再び舞台に出そろいます。堂々としたウォーキングやスピーチを披露した先ほどまでとは一転、どこか期待と不安が入り混じった表情。首元に飾られたジュエリーが濡れたように瞳を輝かせています。そして運命の結果発表。今年はグランプリ、2位、3位に加えてBeauty and Bravery Awardも追加され4名の受賞者が発表されます。第3位はPR、ナレーターなどで活躍する岩﨑 彩加さん。第2位は大学生の牛丸 麻衣子さん。Beauty and Bravery Awardはモデルの川村春霞さん。そして2016年のBride of Japan グランプリはモデルの稲垣 翔子さんに決まりました。発表の瞬間、瞳が潤んだところをキャッチ!最後に受賞のスピーチとウォーキングを披露し、世界大会への意気込みを語ってくれました。美しい戦いを見せてくれた7名のファイナリストに盛大な拍手を送り、日本で唯一のブライダルコンテストは幕を閉じました。グランプリに選ばれた稲垣 翔子さんは一年間Bride of Japanのスポークスウーマンとして世界大会出場や社会貢献活動などを行い活躍していくそう。女性の生き方が多様化する中、今改めてウエディングのあり方が問われています。Bride of Japanが掲げる有限の時間を大切にすることについて、家族や支えてくれている周りの人たち、パートナーとぜひ一緒に考えてみてください。表紙Photo : オフィシャルPhoto & Text : Azu Satoh
2017年02月06日季節は冬でも気分は春へ!LACOSTEの2017年春夏展示会にお邪魔しました。今年9月にNYコレクションで開催されたランウェイ会場の雰囲気をそのままに、展示会もトロピカルなムードが満載。ご機嫌なモデルたちが会場に華を添え、スポーツウェアからデイリーウェア、小物までずらりと並んでいます。17年春夏コレクションはトロピカルムードラコステらしいスポーティーな雰囲気をそのまま現代へと落とし込んだデイリーウェアはどれも取り入れやすいアイテムばかり。ダイナミックな葉柄はグラフィカルな黄色のラインによって色付けられ、ポップで生き生きとした印象に。男女でミックスして着るのも可愛いかも!シンプルな白のスニーカーにはワニのスタッズがチラリと潜んでいます。遠目だとドットのように見える柄はよーく見るとハート柄といういたずらっぽさもLACOSTEの魅力。Musée de Lacoste展示会の目玉となったのは、一夜限りで開かれた Musée de Lacoste(ラコステ美術館)と題された展示スペース。ここでは創業者であるフランスのテニス選手René Lacoste(ルネ・ラコステ)がブランドを立ち上げた歴史から貴重なラケット、定番ポロシャツの分解図まで展示されていました。パリに生まれたルネ・ラコステは1921年、17歳で初めてトーナメント優勝を果たし、1924年には全仏オープンで優勝。一躍世界一の男子テニスプレーヤーとなりました。当時のテニススタイルは今振り返ってもおしゃれですね。その粘り強いプレースタイルから「ワニ」というニックネームを付けられていたラコステ。ここからシンボルマークであるワニが生まれます。ニックネームを気に入ったラコステは友人のロベール・ジョルジュにロゴ制作を依頼し、1926年には今では世界中で知られているワニのワッペンがルネ・ラコステのブレザーに付けられることになります。ポスターのワニはちょっぴりリアルで怖いかも...?ポロシャツの解体図はなかなか見ることのできない貴重な図。一着の服はこうしてさまざまなパーツからできているんですね。どこがどの部分かわかりますか?この一着を作るのに、27人の職人の手が必要です。22mmのワッペンを刺繍するのに1,400のステッチが必要なんだとか!襟付けのチェック、ボタンの位置調整などもすべて手によって行われる、まさに職人技が詰まったこだわりの一着なのです。ポロシャツのカスタムオーダーに挑戦!ポロシャツといっても形は様々。定番の型からボタンラインが長めのもの、襟が立ったシャツ仕様で五分丈のものなど、個性豊かなラインナップです。マネキンは後ろがメンズ、前がレディース。1951年にラコステで初めてカラーレンジが設定されてから、現在では40以上の色展開があります。この美しい発色を実現するため、強い自然光に生地を2,000時間晒して色を安定させるそう。レインボーカラーに並んだポロシャツは見ているだけでも気分を上げてくれますね。カラーポロシャツを使ったコーデはこちらも参考にどうぞ。こんなにカラーと形があったら悩んでしまう!という方にはポロシャツを自由にカスタマイズできる「CUSTOM POLO」オーダーサービスが便利。メンズは80年以上変わらない大定番の型「L.12.12」、ウィメンズは新定番「PF958E」の袖、襟、ボタンの色をカスタマイズできます。最後にワニエンブレムの種類を決めて完成!商品到着は約1ヶ月。今から頼めばギリギリクリスマスに間に合うかも...? ポロシャツが映えるのはコートの上だけじゃない!日常に取り入れるおしゃれな歴史をラコステで感じてみませんか?Text : Azu Satoh
2017年02月02日年に一度の大イベント、クリスマスはもうすぐそこ。過ごし方は人それぞれですが、せっかくの特別な日だからファッションもプレゼントも行く場所も、いつもとは違った楽しみ方をしたい!そこでROBEでは11月某日、Xmas緊急街頭アンケートを実施しました。渋谷・恵比寿・六本木・WEBでキャッチした男女計 142 名に伺ったのは、みんな気になるXmasデートに関する3つの質問。 ⒈ クリスマスに異性に着てほしいコーディネートは?⒉ クリスマスデートで行きたい場所は?⒊ クリスマスに欲しいプレゼントは? 調査の内訳はこちら。男性が41.4%、女性が58.6%、年齢は19歳までが13.6%、20〜25歳が63.6%、26〜30歳が17.9%、31〜35歳が5%という結果になりました。女性に伺った結果はROBEの兄妹サイトメンズファッションウェブマガジンのSTYLER MAGで近日公開予定!平日の17時から20時まで行われた街頭調査では幅広い方にご協力いただきました。熱く詳細に語ってくださった方や「似合うならなんでもいい」と控えめに模範解答をしてくれた紳士まで、バラエティ豊かな解答が勢ぞろい。 結果は近日公開予定なのでお楽しみに!あなたはXmas、どう過ごす?
2017年02月02日大阪のファッションシーンを牽引し続けている老舗セレクトショップ Cleopatra(クレオパトラ)のディレクターであるEIKO TANAKAが手掛けるレディス・ファッションレーベル SOLOV (ソロヴ)が2017年春夏コレクション “JAM” を公開。2月1日より店頭及びオンラインショップにて展開中。キーワードは“リアリティと自由”SOLOV 2017SS LOOKSOLOV 2017SS imageSOLOV大阪発のセレクトショップ Cleopatra ディレクター EIKO TANAKA が手掛けるオリジナルブランド。“どんなときも、自分らしくいるための服” をテーマに着心地を重視したウェアラブルなアイテムを展開。デザイナーが旅で出会う人、音楽、歴史、そしてストリートからインスパイアされたアイデアは大人の女性にふさわしいエレガントなスタイルに昇華され、どのアイテムも一枚で様になるクールな華やかさに溢れている。HP / Instagram / OnlineSHOP
2017年02月02日突然ですが、あなたはバラ色の人生?と聞かれ首を縦に振れる? "ラビアンローズ(=バラ色の人生)" なんておとぎ話と侮っていてはつかめる幸せも逃げてしまうかも。今年もまだ始まったばかりだし、たらればの御託を並べる前に "ラビアンローズ" への一歩を踏み出しませんか?戦後のシャンソンから生まれた "ラビアンローズ"すっかりカタカナで定着したこのフレーズが生まれたのは遡ること半世紀超、シャンソン歌手のエディット・ピアフが戦後直後の1946年に発表した〈 La vie en rose 〉からでした。Quand il me prend dans ses brasIl me parle tout basJe vois la vie en rose〈 彼の腕の中にいて/彼が優しく囁くとき/わたしはバラ色の人生を見る〉——、桃色だと違和感だったことからバラ色になったんだとか。けれども仕事に勉強にと追われる毎日を過ごすわたしたちは、毎日があっという間。ましてや〈 東京タラレバ娘 〉に震撼している女性たちからしたら、毎日がふわふわとバラ色に過ぎていかないことなんて、既知事項ではないかしら。魔法の代わりになるのは、鵜呑みにしない賢さこの名曲〈 La vie en rose 〉が奇しくもグラミー賞名誉賞を受賞した1998年に制作されたのが、映画〈 エヴァー・アフター(原題:Ever After)〉でした。"happily ever after." が由来であることから察しがつくように、原案はおとぎ話(シンデレラ)です。主役ダニエルを好演するのは、〈 E.T. 〉で天才子役の名を世界に轟かし、着実にキャリアを積んでいたドリュー・バリモア、当時22-3歳!(最新作〈 マイ・ベスト・フレンズ 〉も記憶に新しいですね。)この作品で注目すべきは、"シンデレラが実在した" という新しい切り口で描かれていること。それって、一見ものすごく可愛らしい響きだけれど、つまり、"ビビディ・バビディ・ブー!" を唱えてくれる魔法使いはいないからカボチャは馬車にならないし、歌いながらネズミはドレスを縫い上げてくれない。じゃあ、どうやって王子のハートを射止めたのかって?キーになったのは『ユートピア』でした。16世紀に英国人思想家のトマス・モアが出版した、現代に至るまでの名著ですね。亡くなったダニエルの父が残した形見の書籍として、彼女が後生大事に持っていた宝物でした。読書家だったダニエルは、この本で架空国家として登場する "ユートピア" と父との思い出と重ね合わせ、心の拠り所としていたのです。読書家だった彼女は、ひょんなことから王子様にこの一節を諳んじるほか、機転の利いた行動の数々で、魔法がなくても、彼のハートをつかんでいくのです。ラビアンローズへの一歩はユートピアと入れ替わりにかといっても、現実世界でバラ色の人生を歩もうたって、いま世界はトランプ大統領を起点にその一挙手一投足にあたふたするばかり。金色になったカーテンや傍若無人な大統領令の報道に、ビフ・タネンを彷彿とさせられるけれど、これは紛れもない現実のお話。その一方、自由を奪われ(かけて)いる人々の多くは声を上げ、その輪は大きくなってきているというのも現実のお話であることを忘れてはいけません。先日のウィメンズ・マーチへのエマ・ワトソンの参加は心強かったし、@Trump_Regretsや#Trumpretsからは後悔が先に立たないことをわたしたちは学んだはず。ところで、〈 エヴァー・アフター 〉で義理の姉は物語の終盤、ダニエルの『ユートピア』を燃え盛る暖炉の中へ投げ捨てます。唯一の形見が灰になった姿を見てダニエルは怒り心頭、その後継母らへの猛攻へでるのです。つまり、強烈なマイナス体験が、結果的な "happily ever after" へと向かうトリガーとなったのです。現実はもっと複雑怪奇だとしても、今のあなたがダニエルだとしたら、この瞬間からバラ色に染められるかはあなた次第だと思いませんか?そもそもバラ色とはマゼンダと赤の間にあるいくつかの色を指す言葉であり、カラーコードが指定された一色ではありません。ということで、ピアフの歌う「バラ色」に加えて、自戒も込めてこの言葉を。人生はバラ色。/願わくば情熱的な真紅の薔薇より/100色の薔薇の花束を抱えていたい(THE LADY / La vie en Rose)ROBEがこれまでもこれからも提案したいのは、ヒールが側溝にハマって転んでも、至らなさに辟易して泣き明かしても、それでもしなやかな強さを失わないレディたち。2017年のみなさんが、十人十色のラビアンローズを手にできますように! エヴァー・アフター (1998)監督:アンディ・テナントキャスト: ドリュー・バリモア、アンジェリカ・ヒューストン、ダグレイ・スコット、ジャンヌ・モロー ほかこんなときに観たい:自分の背中をちょびっと押したいとき参考:トマス・モア「ユートピア」(1957、岩波文庫 赤202-1)〈 洒脱なレディ論 〉では映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていきます。目指すのは、混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きるための指南書です。 過去のアーカイヴはこちらText. Midori TokiokaIllustration. Sandra Jockus
2017年01月30日映画鑑賞中、手元のノートにメモを取る癖のあるわたしは物語中盤、イヴの言葉にハッとする。『この先の10年を社会に文句を言っているだけで過ごしていいの?』この言葉を思わず走り書きで、書き留めた。ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールーーー、20代前半のわたしにとってはまるで生き写しのような映画のひとつだ。精神疾患ガールの爽やかなまでの成長物語高校卒業後してすぐ男を追って渡英したイヴは精神を病み病院暮らし。物語はその病棟を抜け出して潜り込んだクラブで心優しいギタリスト(だけれども大学内にあるプールのライフガードで生計を立てている)のジェームズと出会うところから始まる。ジェームズはスクールカーストの底辺を生きてきたようなTHE 文化系ボーイ。ギタリストとしていつか自分のレコードをリリースすることを夢見ながら、現実は日々ライフガードで日銭を稼ぎ、クラブで自作の歌を披露しようものなら地元のギャングに叩かれる。そんなさえないジェームズを気に入ったイヴはある日、彼の住むアパートメントの隣の部屋に転がり込む。ウェイターの仕事を見つけ、病院から持ち出した薬が減っていくのに比例して、充実した新生活を始めていた。そんな毎日において、ジェームズがイヴの音楽の才能に気づくのにそんなに時間はかかるまい。すぐにジェームズは彼女を名ばかりのアシスタントに命名し、教え子キャシーの元へと訪れる。私立学校に通う生粋のお嬢様であるキャシーは、大した才能もないのに歌を作りたい情熱はジェームズを個人レッスンを依頼するほど。こうして集まった3つの才能は、1つのバンドとして開花する。…と、ここまで読んだ方は、音楽を通じてヒロインが自己発見をするなんてきっとわたしたちはハイスクール・ミュージカルでお腹いっぱいだと仰るかもしれない。たしかによくあるといってしまえばそれまでのあらすじだろう。それが新鮮なのは終始曇り空で展開される物語の色合いと、それを助長させる全編16mmフィルムで撮影された映像の果たす役割は大きい。そもそもこの映画は構想から数えると10年もの月日をかけて作られた映画。ベル・アンド・セバスチャンのフロントマンであるスチュアート・マードックがランニング中に思いついたフレーズから端を発したこの作品は、彼自身が引きこもり生活を経験していたこともあり、イヴはどこまでも繊細で詳細に、そして物語は常に優しいトーンで紡がれていく。唯一の救いは、歌うことバンドのサクセスストーリーでもなければましてや恋愛映画にすら属さない。それどころかどこにも着地点を持たぬまま、バンドは解散。結局、イヴはグラスゴーという小さな田舎町から飛び出しロンドンの音楽大学を目指す。ジェームズはあいかわらずライフガードの生活だ。別の道を選んだ経緯は、まさしくスタンスの問題である。イヴにとって音楽というものは、いま以上に広い社会と共有したいという目的において唯一の手段であり、それは「自分のレコードが出せれば満足、誰が聴くかは二の次だ」というジェームズの想いとはとっくに違ってしまっていた。「小説や映画ならあなたたちは恋人同士になるはずなのに」「僕らはちがう。イヴにとっての唯一の救いは歌なんだ」というキャシーとジェームズのやりとりがその核心を突いている。好きの一辺倒だけでは、惚れた腫れたは続かぬというのは世の常のよう。評論家らしく時代背景を分析して共通点を見つけては賛否を述べる……ことよりも、主人公と同じ目線で「今」に胸を焦がすことをこの映画においてはオススメしたい。特に、いまレディへと向かう同世代の一人として。殊にゴッド・ヘルプ・ザ・ガールは、人生のこのポイントで出会えてよかった作品のひとつになること請け負いです。そして観た後にぜひ問わせてください。『この先の10年を社会に文句を言っているだけで過ごしていいの?』と。さあ、貴女ならどんな答えを用意する?God Help The Girl / ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール監督・脚本:スチュアート・マードックキャスト:エミリー・ブラウニング、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリー ほかこんな時に観たい:ひとつの恋が終わったとき、次の環境へ行くとき公式サイト 〈 おこぼれ話 〉ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールと同時期に、 BORN TO BE BLUE という映画を鑑賞する機会に恵まれました。イーサン・ホーク演じる伝説のトランペッター、チェッド・ベイカーの半生を描いたこの作品は、一度地に落ちた名声の復活という華やかさの裏で、恋人の支えも虚しく麻薬に溺れる彼自身のリアリティをおぞましいほどに大衆的に描いた秀作。芸を極めるために孤独はいつも付きまとい、それでも芸術家は愛と引き換えにしてでも芸に惹かれることもある、と。(本邦公開の情報が一向に耳に入らないことが信じ難いほどに素晴らしい作品だと思っている。※ 2016年冬より無事、日本公開。)もっとも、麻薬や名声といった類いの単語は、瑞々しいゴッド・ヘルプ・ザ・ガールの世界には縁遠い。それでも、イヴにとっての唯一の救いが歌(音楽)であるという点と、チェッド・ベイカーとの共通点を鑑みればわかるように、ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールが一辺倒な恋愛映画や青春スポ根映画とも一線を画しているという事実に、底なしの不気味さを感じてしまったのはいうまでもありません。【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。過去のアーカイヴはこちらText. Midori Tokioka (@mdrtkk)
2017年01月28日「スターウォーズ脚本家」がメガホンをとる90年代ラブコメローレンス・カスダンはスターウォーズⅣでは脚本チームに参画し、2015年公開されたエピーソードⅦでは脚本の主担当。もともと教師を目指していたが、広告業界でコピーライターとしてキャリアをスタートさせたカスダンは、ハリウッドに脚本を送り続けた成果が実を結び『ボディーガード』が映画化。その後脚本家・プロデューサーとしてキャリアを築いてきた彼が監督を務めたのが、1995年公開のラブコメ映画『フレンチ・キス』です。舞台はフランスカナダ国籍取得中の歴史教師ケイト(メグ・ライアン)は、医者のチャーリーとの結婚を間近に控え、すっかり有頂天気分。しかし仕事でパリに行っていたはずの彼は現地で新しい恋に落ちてしまう。ケイトの心配をよそにアバンチュールを満喫する彼に、国際電話で一方的に別れを切り出される。なんとかして彼の気持ちを取り戻そうと、苦手な飛行機に耐えてパリへ向かったケイトは、現地で即盗難に遭い一文無しという災難続き。しかも、そこで出会った一人の怪しげなフレンチ男(ケビン・クライン)と、ひょんなことからチャーリーが羽を伸ばすカンヌへと一緒に向かうことに。〈これだ!〉を逃してしまっても更新しつづけること「タイミング」の重要性を説くのは結婚に限ったことではないようだけれど、最たる例は結婚だ、といわれるのは多くの人が直面する出来事だからかもしれない。実際のところ人間関係と相性の良い言葉だけあって、それは仕事でも恋人でも言えてしまことに過ぎない。つまりあのとき〈これだ!〉のタイミングを逃しても(こうじゃなかった (よかった)!)なんてよくあること。もちろん、それで後悔することも宜なるかな、ではありますが。でもそしたら別の〈これだ!〉を見つけられれば良いわけです。現に、111分のこの映画で証明されている通り、主人公ケイトは婚約者との〈これだ!〉を逃すものの、その後運命的な恋に落ち着きます。結局、〈これだ!〉という確信はそのときどきで違っていて、掴みつづけることがわたしたちにとって「幸せ」という精神状態なのかもしれませんね。パリジェンヌでないヒロインの THE フレンチファッションいまとなってはレッドカーペットに登場するたびに「まるで別人」「どうしちゃったの?」と整形疑惑をかけられるメグ・ライアンも、かつてチャーミングっぷりを世界中にばらまいていたというなによりの証拠。その魅力は『フレンチ・キス』の3年後に制作された『ユー・ガット・メール(原題 You’ve Got Mail)』でもいかんなく発揮されています。『フレンチ・キス』でも、彼女のボーイッシュな魅力が最大限に表現されていたので特にファッションは要チェック。ほぼ全編フランス撮影というこの作品のひとつのポイントは、主人公ケイトの終始クリーンな THE フレンチシックなルックたち。2000年代に流行ったウルフカットをさらに短くしたようなボーイッシュなヘアは、外ハネで多少の野暮ったさをトッピング。洗いざらしのボーダートップスをダボっと着て、裾はご丁寧にストレート・ジーンズにイン。オーバーサイズのお陰で彼女の華奢さが目立ち、ラフな服装が余計に彼女の魅力を増幅させているかのようです。映画のラストシーンはプロヴァンスの地で、流れるBGM "La Vie en rose" というこれ以上ないラブコメ王道の徹底ぶり。終始恋愛に生きるヒロインからの恋愛賛歌、つかの間の休息に幸せな気分になれることまちがいなし。 『 フレンチ・キス 』監督:ローレンス・カスダンキャスト:メグ・ライアン、ケヴィン・クライン、ジャン・レノ ほかこんな時に観たい:片手間でキュンとしたい時 アーカイヴはこちらから【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年01月28日