2019年12月22日 20:00
【FP解説】社会保険の扶養範囲を外れたらどうなる?損しないための基礎知識
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「扶養から外れないよう、年収130万円以上は働きたくない!」と気にする方は多くいます。
扶養に入れる基準は「年収130万円」だけではありません。また130万円を超えると本当に損なのか。生涯受け取れる年金額と併せて確認しましょう。
扶養になれる人の範囲
社会保険で扶養される人(被扶養者)になれる範囲は次のとおりです。
被扶養者…扶養される人。”会社員の夫と専業主婦の妻”であれば妻のこと。
厚生年金:夫・妻のみ
厚生年金で扶養できるのは「配偶者」、つまり夫か妻です。親や子などは、健康保険で扶養になる場合でも、公的年金には自分で加入して保険料を払う必要があります。
健康保険:わりと広い
健康保険では、厚生年金と比べて広い範囲の人を扶養することができます。
生計維持関係があればOKの人
直系尊属(父母、祖父母、曾祖父母…)配偶者(事実婚も可)子(養子も可)孫兄弟姉妹生計維持関係とは、後に述べる「年収の基準」のことです。
生計維持関係+同一世帯が条件の人
そのほか3親等内の親族(叔父叔母、甥姪…)事実婚の配偶者の父母・子亡くなった事実婚の配偶者の、父母・子これらの人は、年収の条件をクリアすることに加えて「同一世帯」