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「アンパンマン」の原作者・やなせたかしと小松暢の夫婦をモデルにした、2025年春放送の連続テレビ小説「あんぱん」が高知ロケでクランクイン。夫妻を演じる今田美桜、北村匠海からコメントが到着した。本作は、やなせたかしと小松暢夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生に寄り添い、2人があらゆる荒波を乗り越え、逆転しない正義を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。主人公・朝田のぶを演じる今田と、のぶの夫・柳井嵩を演じる北村は、9月8日にクランクインを迎え、高知で撮影された場面写真とともに心境を語ったコメントが到着した。今田美桜、「高知の皆さんが心地よく迎え入れてくださった」今田は、「クランクイン初日はいつも少しソワソワして緊張するんですが、今回は不思議とあまり緊張せずリラックスして撮影に入ることができました。それはなんといってもスタッフの皆さん、そして高知の皆さんが心地よく迎え入れてくださったからです」と感謝のコメント。「走るシーンから撮影は始まりましたが、『いだてんおのぶ』のまま撮影に臨むことができました。とても楽しい高知での撮影でした」と語り、「川沿いや海でも撮影を行いましたが、このような大自然のもとできっと暢さんとたかしさんは過ごしてきたんだと思いをはせました。これからも撮影は続きますが、ぜひ放送を楽しみにしていただけたらうれしいです」と語った。北村匠海、応援を肌で感じ「しっかりと作品で返せるように」また、北村も「高知で撮影を行ったことが、より一層『あんぱん』の世界観に僕たちを引き込んでくれたと感じるほど、ものすごくいい経験でした。これから僕たちは、さらに役を掘り下げてなじませたり、いろんな会話をしたりしながら進んでいきますが、まず最初に高知で撮影を始められたことがすごく良かったと思います」と高知でのロケに手応えをのぞかせる。「高知は本当にご飯がおいしくて、この大自然の中で住んでいる人や動物、植物などすべてがのびのびとしている、とてもいい空気の土地だと感じました」と話し、「現地の方の『あんぱん』への応援も肌で感じましたので、しっかりと作品で返せるようにこれから約1年間の撮影頑張ります」と、意気込みを新たにしていた。連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年09月10日今田美桜主演連続テレビ小説「あんぱん」に、松嶋菜々子と二宮和也が出演することが分かった。本作は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルにした物語。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった人生、何者でもなかった2人が、あらゆる荒波を乗り越え、逆転しない正義を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く。主人公・朝田のぶを今田が、柳井嵩を北村匠海が演じることが決定している本作。今回新たに出演が発表された松嶋と二宮がそれぞれ演じるのは、嵩の両親である柳井登美子と柳井清。母・登美子は、文化的な教養が豊かであり、美しく勝ち気で利発。奔放な振る舞いで、嵩を翻弄する人物。松嶋は「夫を早く亡くし、子供2人を親類に預けて離れて暮らした期間があるとうかがいました。家族の在り方が作品にも反映されていて、やなせさんの思いが詰まった『アンパンマン』という物語に大きな影響を与えたお一人だと思います。やなせさんの家族愛や人生観をより深く理解しながら大切に演じたいと思っています」とコメントを寄せている。松嶋菜々子父・清は、出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。すでに他界しているところから、物語は始まる。今回連続テレビ小説初出演となった二宮は、「本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは、考えてもいなかったので、ご期待に応えられる様、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います」と意気込みを語っている。二宮和也また、嵩の伯父・伯母役には、竹野内豊と戸田菜穂が決定。同じく連続テレビ小説初出演となった竹野内は、「私が演じる伯父の柳井寛という人物は、私たちが生きる上で根底に必要となる部分、忘れてはならないものを、日々の生活の中であたたかく思い出させてくれるような人物なのではないかと感じます」と役柄の印象を明かす。竹野内豊戸田は「18歳で連続テレビ小説『ええにょぼ』のヒロインを演じさせていただきました。いつの日かお母さんとして帰ってきたいなあと夢見ていました」と語った。戸田菜穂そのほか、嵩の弟・千尋役で中沢元紀、柳井家の女中・宇戸しん役で瞳水ひまり(ひとみ・ひまり)も出演。中沢元紀「朝ドラに出演することは役者としての一つの大きな目標だったので、出演が決まった時は心の底からうれしかったです」(中沢)、「出演が決まったときは『まさか私が!?』とびっくりしたと同時に、故郷である高知県へ恩返しができると本当にうれしくなりました」(瞳水)と出演を喜んだ。瞳水ひまり今回の発表に北村は「柳井家が発表となりました。錚々たるキャストの皆様が集結しました。僕らが紡ぐのは当たり前のようで当たり前ではない日々です。時代は違えど確かな愛や人間臭さや浮き沈みの機微を丁寧に我々で描いていきたいと思います。撮影は長く楽しく厳しい道のりですが、我々が笑って作り上げていく空気を楽しみにしていてください」と視聴者へメッセージを寄せた。連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年08月01日来春放送予定の連続テレビ小説「あんぱん」に、阿部サダヲが出演することが分かった。連続テレビ小説第112作目となる本作は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。2人があらゆる荒波を乗り越え、逆転しない正義を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。すでに、今田美桜がヒロイン・朝田のぶ、北村匠海がやなせさんをモデルとした柳井嵩を演じるほか、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太らの出演が決定している。そして、今回新たに出演が明らかになった阿部さんが演じるのは、風来坊のパン職人・屋村草吉。どこからともなく、ふらりと高知にやって来た謎の男で、お金にうるさく口は悪いが、パン作りの腕はたしか。のぶと嵩の人生に大きな影響を与えていく人物だ。「今のところ謎がたくさんあって、台本を頂くのが楽しみです!」とワクワクしている様子の阿部さんは、「『なんのために生まれて なにをして生きるのか』『なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ』この歌詞が元々すごく好きだったので、連続テレビ小説で関われることが嬉しいです!よろしくお願いします」とコメントしている。また、「日本の朝には、阿部サダヲさんが必要」と話す制作統括は、「中園ミホさんがユーモアたっぷりに描く“風来坊のパン職人”屋村草吉役と周りのキャスト陣が織りなす会話劇をお楽しみください!」とメッセージを寄せた。なお、本作のロゴも今回発表。やなせさんの文字の特徴と描かれる世界観を生かし、のぶの勢いをイメージしてデザインしたという。連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年07月17日連続テレビ小説「あんぱん」の新たな出演者として、今田美桜演じるヒロインの家族キャストが明らかになった。本作は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢夫婦をモデルに、中園ミホが脚本を手掛ける物語。今回新たに、ヒロイン・朝田のぶの両親、結太郎役で加瀬亮、羽多子役で江口のりこが出演。「台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました」と印象を語った加瀬さんは、朝ドラ初出演。「共演者たちと共に元気な空気を届けられたらと思います」とコメントしている。加瀬亮江口さんは「羽多子さんは、明るくてたくましい女性です。家族の笑顔を喜びに、日々ハツラツと動き回ります。名前の通り『アンパンマン』でいうところのバタコさんでしょうか」と役について述べ、「私自身もその家族の笑顔を喜びにして、撮影に励んでいきたいと思います」と語っている。江口のりこまた、のぶの妹・蘭子役で河合優実、妹・メイコ役で原菜乃華が出演する。真面目で器用なしっかり者の次女を演じる河合さんは「初めてのことに胸躍らせながら撮影を過ごしたいです」と朝ドラ初出演に意気込み、「高知はまだ一度も訪れたことがないので、新たに土地や住む人々のいいところをたくさん知りたいなとワクワクしています。そして土佐のことばに挑戦できるのもすごく楽しみです!」と心境を語る。河合優実天真爛漫で、歌うことが好きな三女を演じる原さんは「役者としていつかは出演してみたいと思っていた夢の場所です!たくさんの方に愛され続ける朝ドラの現場に参加させていただくのは身がしまる思いですが、思いっきり楽しんで、皆様の朝を明るくできるよう頑張ります!」と話し、「メイコはおっとりした性格で愛嬌(あいきょう)たっぷりの末っ子感のある可愛(かわい)らしい女性です。THE 愛されキャラ!を演じるプレッシャーもありますが、明るく朗らかに楽しんで撮影できたらと思います」と役柄についても明かしている。原菜乃華ほかにも、祖父母役で参加する吉田鋼太郎と浅田美代子は「どうすれば自分なりの血の通わせ方が出来るのか、生き生きとした人物像になるのか、模索中です」(吉田さん)、「演じるのがとても楽しみです」(浅田さん)とコメント。朝田家の一部屋に住む祖父の弟子・原豪として出演する細田佳央太は「初めての朝ドラに緊張はしていますが、観(み)てくださる方々にちゃんと元気を与えられるよう、日々の撮影も楽しむことができればと思っています」と意気込んだ。細田佳央太そして、今回の発表にあたって今田さんは「こんなにも豪華で心強い方々と一緒に『あんぱん』という大きな作品を作れることを光栄に思います。素敵なみなさんの中に朝田のぶとしてどんな自分がいるのか今からワクワクしております!」とコメントを寄せた。連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年06月26日「被告人は、いずれも無罪――」『虎に翼』の5月3日放送回では、ヒロインの父・直言(岡部たかし・51)が、1年半に及んだ裁判で無罪を勝ち取るシーンが描かれた。父を信じる寅子たちの思いによって、不利な状況を覆し無実が証明されたことに、SNS上などで感動の声が多数上がった。法廷闘争の間、お茶の間の注目を集めたのが、父親役の岡部の好演だ。「名バイプレイヤーとして数々のドラマに出演してきた岡部さんですが、’22年放送の『エルピス-希望、あるいは災い-』(フジテレビ系)でとがったプロデューサーを演じ、一躍知名度を高めました。朝ドラ『ブギウギ』にも“アホのおっちゃん”役で出演、先日放送の『情熱大陸』(TBS系)で特集されるなど“イケオジ俳優”としてブレーク中です」(演劇関係者)勢いに乗る岡部だが、じつはこの春に、一つの“別れ”を迎えることになるという。「演出家の平田オリザさんが芸術総監督を務める『こまばアゴラ劇場』が今月末に閉館し、40年の歴史に幕を閉じるのです。この劇場は若手俳優や地方の劇団に公演の場を提供してきており、岡部さんも数々の作品に出演しています」(前出・演劇関係者)岡部は芸能界入りを志して’96年に上京。柄本明(75)が座長を務める「劇団東京乾電池」の研究生になった。研究生としての卒業公演の舞台こそ、こまばアゴラ劇場だったのだ。自身の初舞台について岡部に取材を申し込むと、当時の様子を次のように振り返ってくれた。「勢い勇んで、脚本・演出、さらには主演もやろうとしたのですが、筆が進まず、十二指腸潰瘍を患い、異常なまでに激ヤセしました。さらに自分が書いたものが恥ずかしくて、本番では舞台上で前を向けず、どんどん舞台の後ろに下がっていってしまって。当時付き合っていた彼女からも……、これ以上は言わぬが花でしょう(笑)」記念すべき初舞台は自身にとって“有罪”の苦い記憶となっているようだが、この後正式に劇団員となった岡部は役者の道を本格的に歩みだす。初舞台から10年が経過したころ、壁にぶつかった際にヒントをくれたのも、こまばアゴラ劇場のステージだったと岡部は言う。「おれ停滞してるな、という気持ちになって、おもしろいと思う企画や劇団のオーディションを受けまくり、アゴラで開催する公演に出演することになったんです。これまでやってきたこととは違う稽古で新鮮だったのですが、同時に慣れないことへの戸惑いやふがいなさも感じました。それを乗り越えた公演が、おもしろかったと好評だったんです。自ら動き、実感を得たことは、俳優としての大きな経験になりましたね」それだけ思い入れの深い劇場が閉館することについて、いまの胸中を岡部に聞いてみると――。「心寂しい気持ちもありますが、僕の友人たちがすでにあちこちで活躍しているのを見ると、『こまばアゴラ劇場』で、平田オリザさんのもとで学び培ってきたものは、すでに未来に向かっているんだなと。ええ感じに伝承されていくんだな、と感じています」遅咲きのイケオジ俳優は初舞台を踏んだ“役者の原点”の記憶を胸に、これからも愛あふれる演技を見せてくれるに違いない。
2024年05月10日ドラマ『エルピス』での暴言セクハラプロデューサー、朝ドラ『ブギウギ』での「アホのおっちゃん」、そして『虎に翼』でのヒロインの父・猪爪直言。数々の個性的な役を演じてきた岡部たかし(51)の俳優人生がアラフィフで大きな花を咲かせたのには、人生の節目節目で応援してくれる、かけがえのない女性の影響があった――。就職した会社を辞め、地元・和歌山に戻った彼は、トラックの運転手や喫茶店などフリーターとして「自由な自分」を取り戻した。「運送業は、働いている先輩後輩も仲よくて職場が楽しくて。喫茶店は、母親が雇われ店長している店で、僕は名前を変えて、母と一緒に働いてました(笑)」良好な人間関係のもとでのフリーター生活は、楽しかったと同時に「これでいいんか?」と、思い始めた時代でもあったという。「やっぱり、和歌山から出たい気持ちはあったんです。ふんわりと“華やかな芸能界に行きたい”という感じやったんです」そんなとき、一人の女性が彼の背中を押してくれた。23歳のころから付き合い始めた5歳年上の美容師の彼女だった。「厳しい母とは真逆の女性で、僕を信じて受け入れてくれました。『和歌山、出たい』と、夢を語るだけで満足しちゃって、何も行動をしない、いちばんしょうもないパターンだった僕に、『そんなに東京行きたいなら、私も一緒に行く。やりたいこと、やったほうがええよ』と言ってくれたんですね。当時の僕にとって上京は、もう外国に旅立つ感覚でした。それでも『絶対、いけるよ』って背中を押してくれたんです」彼女の後押しにより、岡部は24歳で上京する。のちに妻となるこの女性は、まだ何者でもなかった彼の未来を「面白いから、絶対大丈夫!」と唯一信じてくれたのだ。’96年、上京した岡部は、柄本明が座長を務める「劇団東京乾電池」の研究生オーディションを受け、真っ白なスーツ姿で尾崎豊の『I LOVE YOU』を熱唱して合格。「芸能人にはなりたいけれど、どうしたらいいかわからない。ここは研究生の月謝が1万円ほどと安かったのが決め手でした」1年後、研究所の卒業公演。脚本・演出・主演を務めたが、筆が進まず、十二指腸潰瘍も患った。その舞台を見た彼女からは「やめたら?向いてないで」と厳しい言葉をかけられた。「僕、自分が書いたものが恥ずかしくて。舞台上で前をよう向かんかったうえ、どんどん自分から舞台の後ろに下がっていったんです」それでも正式に劇団員として認められ、うどん店・すし店の出前や居酒屋のバイトをしながら、芝居の道へ本格的に歩み出した。そして東京に一緒に来てくれた彼女と結婚。’00年、28歳で息子が誕生。同年、劇団を退団した。■「自分で道を切り開くのではなく、結局は他人任せの他力本願の人生」だが、当時の岡部はバイトが楽しくなりその仲間と遊んでばかり。「ホンマに東京に何しに来たん?」と、母親になった妻からそう言われても、「当時は『やってるよ!』と答えてはいたけれど、でもそれは“やってなかった”と今は思いますね。“何か”が見つかってへん感覚はありました。標準語もでけへんし、芝居も下手くそでした」厳しい母の庇護の下から外れた反動で、優しい妻に甘えすぎていたのかもしれないと振り返る。「おかんも奥さんも、僕のためになんでもしてくれて。自分で道を切り開くのではなく、結局は他人任せの他力本願。僕の人生、出会った人らに助けられてるんです」元ワハハ本舗の岩谷健司さんや、俳優・演出家の村松利史さん、またCMディレクター山内ケンジさん主宰の「城山羊の会」(’04年結成)と、現在にも続く芝居の仲間たちと出会ったのもこの時期だ。「面白いとは何か?」に取りつかれるように、岡部は脚本作り・芝居に没頭していった。「それまでの芝居は楽しい・軽い=面白いだけでしたが、このときは自分を突き詰めないといけなかった。それまで自分は、ずっと苦しみから逃げていただけやったと気づきました。芝居をやっていても誰にも褒められない。でもバイト先でなら『面白い!』と言ってもらえる。楽なほうへと逃げていたんです」岡部が大切にしている、作家・町田康の言葉がある。《面白いことはただ面白さだけでそこにあるのではなく、悲しみや苦しみとともにそこにある》自らの家族との日常を脚本のネタにしたこともある。芝居へ精魂を注ぐ彼の舞台を観た妻は「むちゃくちゃ面白い!」と爆笑していたという。「自分のこともネタにされても『こんなに面白いのは世に出るべきやで!』と言ってくれた。それ以降は、ずっと『面白い』と言ってくれています」役者としての修業時代、着実に力をつけていくのと反比例するかのように、夫・父としての役割は遠く、薄くなっていった。「正月に『サイゼリヤ』にこもってネタを作っていたこともあります。それまでは途中でいろいろとやめてきた僕が、それでも芝居をやめなかったのは、苦しいけれど“面白い”からでした」幼子を抱え、美容師の仕事も休んでいた妻は和歌山の岡部の実家で暮らし、別居する時期もあった。妻は東京に戻っても、生活費を稼ぐためパートの日々。時給のよいラブホテルで勤務したことも。その間も夫は家に帰ってこない。岡部はこのころ「子供と過ごす時間はほとんどなかった」と呟く。やがて、息子が6歳になるとき、妻は一つの決断を下す。《離婚してください。子供の養育費はちゃんと払ってください》「33歳で息子を産み、当時は高齢出産といわれた時代でした。美容師の職もあるし、将来のことを考えて決めたんだと思います」妻と息子は、地元・和歌山へと帰っていった。30代半ばを迎えた岡部にも変化が訪れていた。警備員、テレホンアポインター、デリバリー業とバイトは続いていたが、芝居での新たな出会いを求め、小劇場のオーディションを受け続けるようになった。「落ちてもいいから以前と違うことをやりたい衝動にかられました」離婚したことで他力から自力へと“自立”したのかもしれない。芝居ではさらに“面白い”を追求するようになっていた。「喋るのが下手なので、飲みに行って相手に向かい『お前、おもろない!』と言いすぎて、ケンカになることもありました。30代は尖ってたんです(苦笑)」悩んでいた岡部は、城山羊の会で出会い名脇役として活躍していた女優の深浦加奈子さんの言葉に助けられることになる。あるとき、岡部は深浦さんに「自分は普通で、おもろないんです」と嘆くと「そんなことで悩んでいるの?」と一笑され、こう答えてくれたという。「『普通をちゃんとやりなさい。とがっているだけじゃ駄目だし、作ってやるもんでもない。あなたのままをちゃんとしたら面白い。普通をちゃんとできる人って、あまりいないんだから』と。作らんでいいということを言われましたね」彼女の助言によって岡部の旧来の考え方に風穴が開き、ようやく壁を乗り越えられるように──。深浦さんは’03年に結腸がんを患っており、’08年天国へと旅立った。■東日本大震災を機に元妻と会話。「ちゃんとやらなあかんねんな」その3年後、2011年3月11日、東日本大震災が発生した。彼の人生も新たな局面を迎えることになる。「気になって息子に電話したら元奥さんが電話に出たんです」岡部は離婚後、息子とは時折会ってはいたが、元妻との交流は一切途絶えていた。「だから、間違い電話をかけてしまったと思ったくらいです」受話器の向こうから元妻は「大丈夫?」とまず彼を気遣ってこう続けた。「離婚をして、養育費を払わなくなる人が多いのに、ずっと払ってくれてありがとう。感謝してる」役者だけでは食えずバイトを掛け持ちしながらも、岡部は離婚時の約束を守り、毎月、養育費を払い続けていた。元妻とは、久々の会話だった。「そんなん言うなら、ちょっと甘えて『来月から安くしてくれとか言うぞ!』と冗談言えて(笑)。それからまた、元奥さんにも会うようになったんです。だから、ふざけたような生活をしてても『誠意』は大事で、ちゃんとやらなあかんねんなって思いました」当時、月収20万円を稼げればいいほうだったという彼に失礼ながら養育費の額を聞くと……。「毎月7万~8万円払ってましたよ(苦笑)。借金もしてましたし、みんなに助けてもらいました」離婚した母子家庭で、養育費を受給している世帯は、28.1%しかない(「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」)。“面白い”を追求してバイトで稼ぎながら、岡部が守った誠意とおとこ気を、元妻はしっかり感じ取っていたのだろう。「それからは定期連絡をするし、和歌山に戻ったときに元奥さんに許されて、家にも入れるようになりました。息子は息子で戸惑ったみたいです。説明せんままで、元奥さんの家に突然行くようになってるから(笑)」6歳で父と離れた息子は、中学時代、やんちゃな時期があった。当時の息子の言動について「それ、本当におもろいんか?おもろかったら、ええんちゃうん」と諭したこともあったという。大震災の翌年、40歳を迎え事務所も移籍すると、大きな劇場の芝居にも出演するようになった。「縁がつながっていったんです。前の事務所の社長が今の事務所を紹介してくれて。また僕がこれまでやってきたことが合致したタイミングがありましたね」’04年から続けている城山羊の会が、ドラマや映画の製作陣、役者たちの間で「面白い」と評判になり、劇場に足を運ぶ人が増えた。そこから岡部に声がかかる機会が増えていった。「売れることはもう諦めてました。だから売れるより誰が見ても『あの人面白いね』と言われる人になりたいと意識していました」不思議なことに“売れる”“目立つ”ことを諦めたことで、仕事が増えていった。人との縁を大事にして、深浦さんに教わった“普通にちゃんと生きて”声がかかった作品一つ一つを地道に真摯に誠実に積み上げて、俳優一本で生活できるようになったのだ。人生って“面白い”──。ちなみに、一部ネット情報では岡部が《元妻と再婚》と書かれているが「それは違う」と断言する。「彼女は美容室を経営して、夢をかなえてるし、僕は僕の道を歩んでいます。いい関係ですが、再婚はしていないと、太字で書いてください(笑)」別々の道を歩みながらも父母として絆を結び直し、私生活では新たな“家族の再生”を果たした。一方、俳優業では『エルピス』など、アラフィフで個性派俳優としての地位を確立。“翼”を得た今、まさに『虎に翼』でヒロイン寅子の父として、お茶の間の朝の顔になったのだ。■「役者の息子とは父子というより、先輩と後輩みたいな感じなんです」「(伊藤)沙莉ちゃんも仲野太賀くんも、僕のアドリブを受けて返してくれるし、猪爪家のみんなで盛り上がっている仲のよさは、きっと画面にも出ていると思います」『虎に翼』は、嫁入りするのが当然とされた昭和初期に、結婚だけが幸せではないと自らの道を切り開くヒロイン・寅子を描いている。岡部はその寅子について、「やりたいことがあるのは幸せだよね」と思いを募らせる。実は岡部の息子は高校3年に上がる前に城山羊の会で出演する彼の舞台を観ていた。「親父って、こんな面白いことをやってるんや」と衝撃を受け、俳優を志すようになっていた。「自分が18歳で就職して、やりたいことが見つからずに辛かったので、寅子にしても、息子にしても、誰しもやりたいことがあるのは本当に幸せだと思う。苦労をしても、悩みながらキラキラしているほうが絶対いいと思うんです」元妻から事前に「俳優になりたいみたい」と聞かされていた岡部は、息子から直接相談を受けると「おもろかったら、ええんちゃう」と即答。息子の名前は岡部ひろき(23)。’20年には父子で同じ舞台に立った。「離婚後も会ってはいましたけど、一緒に長いこと住んでなかったので、父と息子というより、先輩と後輩みたいな感じなんですよね」と、岡部はうれしそうに笑った。「これまで出会った人たちへの感謝しかない。やはり人間はやりたいことをやらなあかん。後悔だけはしてもらいたくない」“夢追い人”だった20代の岡部に「あなたは絶対面白い」と、背中を押してくれた元妻の存在は、とても大きかったようだ。「もう、彼女には『ありがとう』しかありませんね。実は僕と息子は高校も一緒なんです。先生にも『岡部の息子か?』と言われたらしい。芝居をやっているのも一緒で。なんかちょっと年上の女性に恋してるらしい。年上の女性と結婚して離婚して……って、そこまで親子で一緒やったら“面白い”と思いません?」このほほ笑みは、元妻への照れ隠しなのか─―。ようやく翼を得た岡部の半生にこそ、朝ドラに匹敵する人間ドラマがあった。(取材・文:川村一代)
2024年04月14日’25年前期に放送されるNHK朝ドラ『あんぱん』のヒロイン役を務めることが決まった今田美桜(26)。『あんぱん』は、「アンパンマン」の作者であるやなせたかしさんと妻・小松暢さん夫婦をモデルとして描いた作品で、今田は妻の朝田のぶ役を演じる。今回ヒロインを決めるにあたって、東京制作としては7年ぶりにオーディションを開催し、歴代最多の3365人が参加。最終カメラテストには名だたる若手女優たちが参加していたというが、今田だけが唯一、スタッフたちが涙を流すほど感動させることができたといい、満場一致で決まったという。高視聴率を獲得し、ヒロインを務めた後は女優として大きな躍進に繋がるNHKの「朝ドラ」のヒロイン。これまでも『あまちゃん』ののん(30)や、『べっぴんさん』の芳根京子(26)などは人気女優を輩出してきた。そこで、本誌は男女500人を対象に、これまで朝ドラヒロインを務めたことがない10代から20代の若手女優のなかから、「今後ヒロインに選ばれてほしい人」は誰かを調査するアンケートを行なった。その結果をランキング形式で発表する。まず、3位に選ばれたのは、小芝風花(26)。59票を獲得した。’11年に『イオン×オスカープロモーション ガールズオーディション2011』でグランプリを獲得すると、’14年の映画『魔女の宅急便』で演じた主人公キキ役が話題に。以来、数々の話題作に出演し、現在も『大奥』(フジテレビ系)で主演を務めるなど、押しも押されぬ人気女優に。また、朝ドラ『あさが来た』(’16年)でのヒロインの娘役や『トクサツガガガ』(’19年)での主演など、NHK制作のドラマにも多数出演しており、その点でも実績は十分だ。抜群の透明感と天真爛漫な雰囲気を持つ小芝だけに、朝ドラのヒロインとして推す人が多いようだ。「とても可愛いのと性格が良さそうな人だから」「素朴で可愛い。誰にでも愛されるキャラ」「可愛くて清楚なイメージだから」「透明感があり、ぴったりなイメージ」昨年主演したドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)でのマシンガントークや、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)では「グルメチキンレース ゴチになります!24」(日本テレビ系)のレギュラーメンバーになるなど演技や仕事の幅も広いことから、「演技の幅が広くどんな役でもこなせそうだから」「少し古い話でも、現代の話でも違和感なく視聴できそうだと思うから」という意見もあった。続いて2位に選ばれたのは、広瀬アリス(29)。82票を獲得。妹・広瀬すずが先に19年の朝ドラ『なつぞら』ヒロインを務めるなど、女優としては先にブレイクしたが、アリスも毎年のように主演ドラマを抱えるなど人気女優に。今年4月放送予定の『366日』(フジテレビ系)ではついに月9初主演も務める。小芝と同じくNHKのドラマの出演経験が多数あり、’17年の朝ドラ『わろてんか』では旅芸人の秦野リリコ役を演じ、’23年の大河ドラマ『どうする家康』では家康の側室・於愛の方役で出演している。ドラマ中で見せるコミカルな演技に定評があり、「R-1グランプリ」の司会を務めるなどバラエティ番組に数多く出演したりしていることから、快活なイメージを持つ人は多いよう。「明るい爽やかさがヒロインを演じるのにぴったりだ」という意見が寄せられていた。「いつも明るいから」「明るく爽やかなイメージ」「性格も演技も明るく前向きなイメージがある為」「かわいいしさっぱりしていて、演技も好きだから」また、アリスといえば『釣りバカ日誌』(テレビ東京系)といったコメディ作品から『マイ・セカンド・アオハル』などの恋愛作品まで幅広く出演している。そのため、「いろんな役に合うと思ったから」「好きな女優さんでマルチに活躍してるので演技にも期待出来ると思ったから」と評価する声も多かった。そんな超人気女優の2人を抑えて、1位に選ばれたのは、芦田愛菜(19)。100票を獲得した。‘10年のドラマ『Mother』(日本テレビ系)で、ネグレクトを受ける娘という難役を当時5歳にして演じきり“天才子役”として大ブレイク。’11年のドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)ではゴールデン帯連ドラでは史上最年少となる主演を務め、同年のNHK大河ドラマ『江?姫たちの戦国?』でも茶々の幼少時代を演じている。その後も、’18年度の朝ドラ『まんぷく』ではナレーションを担当し、現在は日曜劇場『さよならマエストロ』(TBS系)で西島秀俊(52)演じる主人公の娘役としてW主演を務めるなど、話題作への出演が続いている。また’19年11月には、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で祝詞を述べるという大役も務めており、国民的女優といえる存在に。そんな芦田だけに、朝ドラヒロインとしても見たいという人が多いようだ。「子役の頃からみており朝ドラに脇役としても出てないから」「全世代の方が知ってると思うから」「今のままで十分活躍していて知名度も抜群だと思うけど、さらに多くの人年代の人が見る朝ドラのヒロインをやってもらい、不動の人気を集めて欲しい」「天才子役だった彼女が大人になり、大人の女優として成長した姿を見たいから」また、読書が趣味だと公言したり現役で慶應大学に通っていたりなど、知的なイメージも好感度に繋がっているよう。「可愛くて聡明だから」「知的でNHKの雰囲気に合っている」「知的でクリーンだから」と、NHKの朝ドラのヒロインにふさわしいという意見も多く寄せられていた。いつか朝ドラのヒロインとして選ばれる日は来るかーー。
2024年02月24日2024年2月20日、演歌歌手の細川たかしさんがX(Twitter)を更新。内容に「ネットとの付き合い方が上手すぎる」「爆笑した」といった反響が集まりました。細川たかしの投稿に「好感度が爆上がり」同年1月、一部週刊誌で再婚を報じられた細川さん。その際、ド派手なドクロ柄のセットアップを着る細川さんの写真がネット上で話題になりました。ネットでは、さまざまな画像に細川さんの写真をコラージュするのが流行。細川さんは、そんな話題になった自身の私服姿をグッズ化したようで…。こちらの投稿をご覧ください!満足げな細川たかし #とうとうできた ! #ドクロ柄セットアップ #少し大きい #比較 #白菜足りない pic.twitter.com/jQOde8IHc0 — 細川たかし (@takashihosokee) February 20, 2024 細川さんのアクリルスタンドが大量…!そう『ドクロ柄のセットアップを着る細川さん』をアクリルスタンドとして、グッズ化していたのです。「満足げな細川たかし」という投稿文のとおり、本物の細川さんは、素敵な表情でカメラに視線を向けています。あまりに大量に並んでいるので、インパクトが大きく、笑ってしまいますね。ちなみに、ハッシュタグになっている「白菜足りない」の『白菜』というのは、袴姿のアクリルスタンドのこと。袴のデザインが白菜に似ていることから『白菜』と呼んでいるようです。ネット上の反応も楽しんでいる様子の細川さんに、称賛の声が相次いでいます。・爆笑した!ネットとの付き合い方が上手すぎる。・好感度が爆上がり。アクスタ欲しいです。・「また細川たかしさんでふざけているやつがおる」と思ったら、ご本人のアカウントで笑った。・有能なスタッフさんがいるのだろう。時代に合わせられる細川さんの柔軟な感性も素敵。・ずるいわ、こんなの!はじめてアクスタを欲しいと思いました。細川さんのアカウントでは、本人とアクリルスタンドを一緒に写した写真が、日々投稿されています。同年1月からXを始めた、細川さん。これからもお茶目な一面を見せ、我々を笑顔にさせてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年02月23日「最近、番組のキャスティングの際によく名前が挙がるのが演歌歌手の細川たかしさん(73)です。“ドクロ私服”で若い世代からも人気を集めているんです」こう話すのは芸能関係者。今年1月に50代の女性と昨年6月に結婚していたことを発表した細川だが、テレビ局が熱視線を送っているという。「1月に細川さんの結婚を『FRIDAY』が写真付きで報じました。その際に細川さんが着ていたのは、黒地に白でドクロが大きくデザインされたセットアップ。73歳にしてド派手でワイルドな私服がたちまち話題を呼びました」(スポーツ紙記者)“ドクロ私服”がネット上で注目されていることを細川自身も耳にしたようで、《ベストも持っている》と同じドクロ柄のベストを着用している動画をTikTokに投稿。さらに、特徴的な髪型を自らハサミで整える様子をXに投稿するなど、SNSでは大御所演歌歌手とは思えないお茶目な表情を見せている。「細川さんがここまでSNSを活発に更新するようになったのは最近のこと。コロナ禍でコンサート活動が制限されるなか、ファンとの交流の場としてSNSを開設する演歌歌手が多くいました。ところが細川さん『やらない』とかたくなでした。しかし、昨年10月にTikTokを開設。Xは15年から開設していましたが1月から頻繁に投稿するようになり、1日に複数回投稿することも珍しくありません。“ドクロ私服”が話題になっているこのタイミングで始めるのが“おいしい”と考えたそうです」(前出・芸能関係者)これには、結婚したばかりの22歳年下の新妻が関係しているという。「SNSに投稿している写真や動画は奥さんが撮影していることも多いそう。奥さんは細川さんのマネージャー業務も行っていて、細川さんの着物の着付けも行っています。普段から間近で接しているだけに、細川さんの魅力が伝わる投稿ができるのでしょう。“ドクロ私服”の反響も2人で楽しんでいるといいます」(前出・芸能関係者)新妻と切り拓く新境地。来年にはデビュー50周年も控えており、さらなる魅力がさく裂しそうだ。
2024年02月16日2月2日、来春のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインを今田美桜(26)が務めることが発表された。彼女が演じるヒロインのモデルは小松暢さん。『アンパンマン』作者のやなせたかしさん(享年94)の妻だ。もともと高知新聞の同僚として出会ったふたり。結婚後、暢さんはやなせさんを支え続けた。2002年、やなせさんは本誌の「シリーズ人間」というインタビューページに登場し、妻について語っていた。《漫画家としてひとりだちを目指すやなせさんを暢さんはこう励ました。「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」》《限界まで働くやなせさんを支え続けたのが暢さんだった。「仕事以外はすべてカミさんに頼っていた。散髪も彼女にしてもらったし、病気になると全力で看病してくれた」(たかしさん)》’88年にアニメ化された『アンパンマン』が大ヒット。70歳前後にして大きな成功をつかんだ夫に満足したかのように、‘93年11月に暢さんは75歳で逝去した。■「死にたくねぇよ。おもしろいところへ来たのに」アンパンマンの大ヒット後も、精力的に活動を続けたやなせさん。多くの人が忘れられないシーンがある。2013年6月、94歳のやなせさんがアニメのスタッフと面会したときの様子が映像に残され、テレビで放送されている。自分の孫以上に若いスタッフもいるなか、やなせさんはこう語り出した。「来年までに俺は死ぬんだよね。朝起きるたびに、少しずつ体が衰弱していくのが分かるんだよね」戸惑うスタッフを前に、やなせさんは絞り出すように言った。「まだ死にたくねぇよ。おもしろいところへ来たのに。俺はなんで死ななくちゃいけないんだよ」それから約4カ月後の10月13日にやなせさんは亡くなった。最後まで、作品作りを楽しみ、多くの人を喜ばせることに力を尽くしていた人生だった。そんなやなせさんと、妻の暢さんをモデルにした朝ドラは、どんな作品になるのだろうか。
2024年02月02日演歌歌手・細川たかし(73)の私服が話題を呼んでいる。きっかけは、細川の再婚を1月11日に報じた「FRIDAY」。1月中旬、奈良県でのコンサート後の私服姿の細川を写真に収めていたのだ。「FRIDAY」は《1月中旬、奈良県でコンサートを終えて会場を後にする細川》として写真を掲載。その際に細川が着ていたのは、カジュアルなデザインのセットアップ。黒と白を基調とし、トップスの中央にはなんとドクロの柄があしらわれている。「この服は、木村拓哉さん(51)がアンバサダーを務めるゴルフアパレル『MARK&LONA』のものです。大きなドクロ柄はブランドのロゴで、昨年の秋冬コレクションで発表されたボア素材の商品です。価格はトップスとボトムス合わせて、13万円以上すると言われています」(ファッション誌ライター)73歳とは思えないワイルドすぎるファッションがたちまち話題を呼び、15日にはレイザーラモンRG(49)が同じセットアップを着用した写真をXに投稿していた。細川も自身の服装が注目されていることを耳にしたようで、なんと19日にTikTokで《ベストも持っている》と、同じドクロ柄のベストを着用している動画を投稿したのだ。さらにこの動画に寄せられたユーザーからの《最近、Xのタイムラインが細川たかしコラ画像ばかりでしたよ》という声に、《そうみたいね》と反応。《ベストも持ってるんやぞ!ってRG挑発してるっぽい》との声にも《笑》と返していた。大御所歌手の大胆なファッションとお茶目なTikTokでの様子は、Xでも拡散。多くの人がにっこりしたようだ。《眩しいよ、似合ってるよ》《待ってwwwwwそれはw反則wwwwwww》《ベスト着てるだけで笑ったの初めてやわ》《夜中の2:17に自宅のトイレで声出して笑った。明日も頑張るわ。》《なんか元気出た金曜日乗り切れそうw》《この服を着こなせてるのすごい》
2024年01月19日ドラマ『エルピス』で軽薄なようで内に熱いものを秘めたテレビプロデューサーを演じ、注目された岡部たかしさん。今さまざまなドラマでお見かけする“あの人”の正体とは?自分の普通の生活も、突き詰めて演じれば、人には面白く見えるんだなと。――もともと俳優を目指されたのは、どういう理由からですか?僕はバブル最後の頃に高校生だったんで、卒業後はわりといい会社に就職できたんですよ。でも、つまらなくて1年くらいで辞めちゃったんです。当時は会社に入ったら一生勤めるのが当たり前みたいな時代だから母親は大激怒。そこからバイトはしてたけど、23~24歳くらいになると周りと話が合わなくなって、田舎にいたくなくなるんですよ。そんなときに、芸能人になったらオモロいかなって…ただの現実逃避ですけどね。――でも芸能人になろうと思って、なれるものでもないですよね。だからまず劇団に入ろうと思うわけですよ。松田優作は文学座出身やったな、とか思って。でもそういう有名な劇団の研究所は授業料も高い。そんななか、非常に安かったのが柄本明さんの東京乾電池でした。でも当時は柄本さんのこともようわかってなかったです。ジャッキー・チェンは好きだったけど、映画をたくさん観てたわけでもないし、小津安二郎も黒澤明も観たのは東京に出てきてから。それも、観たら柄本さんと喋れるようになるのかなっていうくらいの理由でしたから。――東京乾電池というと、チェーホフなどの翻訳劇や、別役実の不条理劇などをやりますが、当時はそれも面白かったですか?僕は3年くらいしかいなかったんですけどね。別役さんも初めて知ったし、劇団内の作家が書いたホンもやってましたけど、あんまり意味はわかってなかったです。――でもお芝居は面白かった?城山羊の会(※山内ケンジさんが主宰、作・演出)の最初の頃と同じですけど、言葉も難しいし、苦しみしかなかったです。ただ、その頃所属していた事務所がホテルなどでミステリーイベントを製作していて、そこでお芝居するのは楽しかったんですよね。結構自由にやらせてもらえて。でも、“演劇”ってなると苦しみの方が大きくてどう楽しんでいいかって感じで。――でも辞めなかったわけで…。少しずつわかってきてはいたんでしょうね。でも、30代半ばぐらいになって、山内さんとやってきたこととかそれまでやってきたいろんなことと、自分の中の面白いと思えることとが、ようやく一致してきたというか。それまでもふざけてはいたんですけどね。――先ほどの話でいうと、フィットしない服をどうしたら面白がって着られるかをずっと模索し続けてきたのかなと思いました。本当に、面白くなかったらあかんっていうのはつねに思っていますね。何をするにも。――その頃には、演劇も面白くなってきたわけですか?城山羊の会で共演している岩谷(いわや)(健司)さんから、「あの瞬間から岡部がすべてわかった感じがした」と言われる舞台はあります。自覚はないんで「そうなんや」くらいですが。でも僕は感覚でやるタイプで、結局今でもノリなんですけど、岩谷さんは面白さを論理立ててやれる人なんですよね。――そんな岡部さんが、ご自身ですすんで出たいと思うような作品とか役はありますか?これはあまり言いたくない、というか恥ずかしいですけど、やっぱり城山羊の会にずっと出続けたいというのはあります。山内さんは、おもんなくなったら絶対呼んでくれへんやろなって思うんで。それは本人にもよう言わないですけど、山内さんが舞台をやるって聞いたら、声をかけられる前から勝手にスケジュールを空けて待ってます。でも少し前に、山内さんが長塚(圭史)さんと僕とで鼎談したときに「岡部さんとずっと一緒にやっているのは、やっぱり面白いからですよね」って長塚さんに聞かれて、「まあ、ずっといるからね」って答えたんですよ。少なくとも“いる”才能があってよかったと思ってます(笑)。でもそれ、なんかいい言葉やなと思ったんです。面白いですよね。――じつは昨年、出演者が自分の身に起きたことを演劇にして演じる『ワレワレのモロモロ』という舞台で、息子さんである俳優の岡部ひろきさんの回を拝見しまして。観ましたよ。――あれ(両親が離婚。久しぶりに会った父親の舞台を観て俳優を目指すお話)はどうご覧になりました?岩谷さんと村松(利史/としふみ)さんと午後の男優室というユニットで舞台をやっていたときも、自虐ものばかり作ってたんです。「自分のことじゃないと面白くない」というのは村松さんによく言われていて、それを書くのもどっか好きだったんですよね。自分の普通のあまり面白くない生活も、突き詰めて書いて自分で演じると、人には面白く見えるんだな、と。――そこは知らせないでよ、とかは思われなかったんですね。そうですね。本当のことですし、面白かったんでいいかなと(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日近頃、頻繁にドラマでお見かけするようになった岡部たかしさん。でもご本人ときたら「気づかれても、たぶん名前は出てこないと思う」と自嘲する。でも間違いなくその存在が気になっている人、増えてます。役とノリが合わないときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。――連続テレビ小説『ブギウギ』をはじめ、近年ドラマでの存在感が光っています。ご自身ではその活躍をどう感じていますか?舞台でも映像でも、お仕事をいただけるのは光栄なことだと思っています。でもそんなに変化はないんです。店で隣り合わせて気づかれても、たぶん名前は出てこないし、呼ばれたと思ったら検索したスマホ画面が見えてたり(笑)。――仕事を引き受ける、引き受けない、の線引きはありますか?いや全然ないですね。こういう役をやりたいとか、やりたくないとか全くないんですよ。――そうなんですね。少しトボけた風味の笑える作品に出られている印象が強いので…。それは城山羊の会によく出ているからじゃないですか。――それはあるかもしれません。山内ケンジさんが主宰、作・演出する城山羊の会は、隠しきれない人間の本能や本性があぶり出される瞬間を笑いに包んで描く作風で人気の演劇ユニットです。城山羊の会には長いこと出してもらってるんで、山内さん、もう書くことなくなるんちゃうかって不安になったりすることはありますけど。どんな作品でも、声をかけてもらえるのは、嬉しいです。――山内作品を初めて観たとき、あまりにシュールで笑っていいのか迷ったんですが、岡部さんは当初から面白いと確信してました?面白いとは思っていましたけど、最初の頃は全然芝居ができないし、和歌山出身で標準語も慣れてなくて、苦労した覚えがあります。山内さんが求めるのは…今も一貫しているんですが、声のトーンと大きさ。とにかく役を作らないでくれ、と。でもやっぱり初めの頃は作っちゃう。それで「やりすぎ。そんなでっかい声でやるんだったら聞こえない方がマシ」って言われてました(笑)。当時、山内さんの舞台には亡くなった深浦加奈子さんが毎回出ていらして、深浦さんに相談したりしてたんですけど、「世界一面白い人と芝居やってるんだから、それを自覚しなさい」と言われたのは覚えています。――今やレギュラーメンバーです。稽古初日の台本の読み合わせから、やっぱり笑えるんですよ。山内さんは結構当て書きされる人で、その人が言うだけで面白かったりするんで、すごいんですよ。僕が面白くなってるかはわからないんですけど、その人にフィットしているセリフやから、無理にいじったり作ったり無理矢理着こなさない方がいいんかなって思います。――でもつい、面白く見せたいって気持ちになってしまいそうです。僕はむちゃくちゃなるんです。でも一回、本番でめちゃくちゃウケて終わった後に、「狙ってやってるのがムカつく」と言われました。バレないようにやってたつもりだったのに。だから最近はバレないように(笑)。そこはちょっとうまくなってきている気がします。――次回作『萎れた花の弁明』は、どんな作品になるんでしょうか。まだわからないんですが、前作がわりと王道だったので、次はめちゃくちゃなことをしたいと言ってましたから、楽しみにしています。ただ、過去には途中でお客さんが帰るくらい激しいものもありましたからね。まあ、山内さんはそれすらも喜んでましたけど(笑)。――出ている側としては?まあ面白いですよね(笑)。山内さんが喜んでるんやったらええか、みたいな感じです。――ちなみに岡部さんご自身は、どんなものを面白がるんですか?この間の『キングオブコント2023』のサルゴリラさんとか、ニッポンの社長さんとか好きでしたよ。ただ、単にネタだけじゃなく、やっぱり演技のうまさがきいてて、やってるその人自身が滲み出るような方が好きなんかなと思います。山内さんの言葉じゃないですけど、やっぱりその人に似合ってないことをやってると笑えなかったりするんですよ。――でも、自分にフィットする役がくるとは限りませんよね。役をもらって困ることがあるんですよ。自分と役のノリが全く合わなくて。いくら面白くしようとしても全然楽しくならない。でもそういうときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。じつはそういうことを考えたのはわりと最近なんですけど。たとえば、銀行員っていうとちゃんとせなあかんイメージありますけど、姿勢が崩れた人もいるわけじゃないですか。必ずしも感情から入らなくても、体から役のノリを作っていくのもありかなって。――なにかそこに気づいたタイミングがあるんでしょうか。いろいろなタイミングがあるんですけど、近いところだとドラマ『リバーサルオーケストラ』ですね。主人公を追いかけた後に、すごく長いセリフを喋るんですけど、どうも面白くない。それで追いかけるシーンで、必死になって本気で走ったんです。そしたらすごく滑稽な体になって、それがノリになって、セリフも喋れたってことがあって。体が変わったら感情が追いつくんやって、この歳になって発見するっていう(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日Studio Tabby やなせなな事務所は、シンガーソングライター・やなせななの楽曲をテーマにした短編映画『蜜柑』制作に向けて、クラウドファンディングを開始いたしました。クラウドファンディングメイン画像シンガーソングライターと、お寺の住職という2つの顔を持つ奈良県在住の“歌う尼さん”やなせなな。公演でも人気が高い代表曲「蜜柑」は、認知症の主人公〈あなた〉と共に暮らし見守る〈わたし〉の心の動きを、庭に実る蜜柑を通して描いた作品です。人生の終焉に向かう大切な人への想いを綴った歌は、発表からおよそ20年という長きにわたり、各地で感動を呼んできました。高齢化が進み、ますます多くの人が家族の認知症と向き合うことになる中で、改めてこの曲が持つあたたかなメッセージを、より多くの人に知ってもらうために、やなせなな個人が企画・立案を行い、この歌をテーマにした短編映画を制作します。監督に迎えたのは、日本テレビNNN'ドキュメント11『歌う尼さん~がん闘病から奏でるいのち~』のディレクターとして、やなせななを取材した吉田陽です。取材以降、長年交流を深めてきた二人がタッグを組み、吉田監督の故郷である和歌山県有田市を舞台に、監督の書き下ろし脚本による、心あたたまる新たな世界を作り上げます。必要経費の総額は、約300万円。そのうちのおよそ半分に当たる150万円を、Motion Galleryでのクラウドファンディングを通じて、皆さまに応援していただきたいと考えています。クラウドファンディングページ 【やなせななプロフィール】シンガーソングライター/僧侶(浄土真宗本願寺派教恩寺住職)1975年奈良県・教恩寺に生まれる。2004年5月シングル『帰ろう。』でCDデビュー。これまでに5枚のシングルと7枚のアルバムを発表し、CMソングや、ゲームのテーマソング、劇中歌などに起用される。その一方で、YAMAHA『音遊人』や朝日新聞奈良版でのエッセイ連載、仏教エッセイ・絵本の出版、ラジオのパーソナリティ(2012年~Date fm「やなせなな はじまりの日」/提供:株式会社ごんきや)、映画『祭りのあと』(主演・大塚まさじ、監督・渡辺和徳)の脚本・企画など、多彩な活動を展開。30歳で子宮体ガンを克服した経験と、寺院に暮らす僧侶という視点を生かし、いのちの尊さを訴える歌を数多く制作。慈しみに満ちた唯一無二の世界観、美しいメロディ、包容力のある歌声が持ち味で、年代・性別を超えた幅広い層から確かな支持を獲得し、全国47都道府県約600ヶ所での公演において成功を収めた実績を持つ。オフィシャルホームページ 【吉田陽プロフィール】監督 吉田陽1984年 和歌山県・有田市に生まれる。2005年 株式会社クリーク・アンド・リバー社に入社後、読売テレビに配属。ニュースディレクターとして多くの特集を手掛ける。2010年 NNNドキュメント「歌う尼さん」でやなせななを取材。2013年 YTV開局55周年特番「ミヤネと学ぶ南海トラフ巨大地震」2016年~ 報道番組「かんさい情報ネットten」内コーナー「恩人」にて、北野武・坂本龍一・広瀬すず・トータス松本・山中伸弥 etcを担当。2020年~ ドキュメント「死ぬまで生きてやろうじゃないか」YTV・NTVで放送。今作はヒューストン国際映画祭にて銀賞を受賞した他、ニューヨークフェスティバル・日本賞ファイナリストに選出された。2021年からは、テレビに留まらずMV監督としての活動も開始。デビュー作のSABOTEN「アサインブレーカー」や、四星球「君はオバさんにならない」などが注目される。【映画あらすじ】蜜柑畑国内有数の蜜柑の生産地・和歌山県有田市。この町で蜜柑農家をつづけていたカズノリは、3年前に認知症を患い、現在は息子家族と同居しながら介護を受けている。進行する病と共に、自室から見える庭の蜜柑の木を虚ろな目で眺める日々。ホームヘルパーとしてカズノリの介護を担当しているカナデは、だんだんと家族のことも曖昧になっていくカズノリが、時々話す「蜜柑畑の“たからもの”を掘りに行こう」と言う言葉が気になっていた。広大な蜜柑畑、しかも現在は地元企業に譲渡しているということもあり、あまり積極的ではない家族ではあったが、カナデの助力で、時々カズノリが発する単語や落書きを頼りに“たからもの”を発見。その正体とは… 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月07日2025年春の朝ドラのモデルが、『アンパンマン』作者のやなせたかしさん(享年94)と妻の小松暢さん(享年75)に決定したことが、10月20日に発表された。朝ドラのタイトルは『あんぱん』。ヒロインはオーディションで決まるという。大正8年に高知で生まれたやなせさんは、終戦後に勤めていた高知新聞で暢さんに出会う。同社が戦後初めて採用した女性記者だったという彼女は熱血な性格で、土佐弁でいうところの“ハチキン”な性格だった。やなせさんより先に上京した暢さんは、漫画家デビュー後も苦しむことの多かった夫を支え続けた。やなせさんが妻について語った本誌‘02年7月16日号「シリーズ人間」を紹介しよう。《漫画家としてひとりだちを目指すやなせさんを暢さんはこう励ました。「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」》《限界まで働くやなせさんを支え続けたのが暢さんだった。「仕事以外はすべてカミさんに頼っていた。散髪も彼女にしてもらったし、病気になると全力で看病してくれた」(たかしさん)》‘93年11月、がんのため逝去した暢さん。子供のいなかったやなせ夫妻にとって、アンパンマンはまさに“子供”なのだという。暢さんの死から30年、たかしさんの死から10年、“家族”の物語が時を経て再生することになった。
2023年10月20日第112作目となる、2025年度前期の連続テレビ小説が、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルにした「あんぱん」に決定した。脚本は、中園ミホが手掛ける。昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいた。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(やないたかし)は、叔父の家に引き取られ、そこでのぶに出会う。2人を結びつけたのは、一個のあんぱん。戦争の足音が近づく頃、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女に。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋(ちひろ)を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くした。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、2人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安だった。のぶはそんな嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まる。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と2人は結婚。「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るのは、まだまだ先のことだった…。あらゆる職業を転々としながら定まらない人生を送っていた、遅咲きの漫画家・やなせたかしが70歳にして生きる喜びを書いたアンパンマンのマーチの歌詞を生み出した背景には、戦前・戦中・戦後と激動の時代を、ちょっと気が弱くて自信のないたかしと共に生き、けん引し続けた「ハチキンおのぶ」の存在があった。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。本作は、実在の人物である、小松暢(1918―1993)とやなせたかし(1919―2013)がモデルとし、激動の時代を生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成する。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描かれる。尚、ヒロイン・のぶ役はオーディションにて決定する。中園ミホ<執筆にあたって 作者 中園ミホコメント>「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」こと、小松暢さんをモデルにした朝田のぶがこのドラマのヒロインです。ハチキンとは、土佐弁で男勝りの女性のこと。県大会で優勝するほど脚が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインです。彼女は、あの『アンパンマン』に登場する『ドキンちゃん』のモデルと言われています。いつも好奇心に目を輝かせ、「お腹がすいた~!」というのが口癖のチャーミングな妖精です。そして、暢さんが生涯のパートナーとして選んだ男性は、漫画家で詩人の柳瀬嵩(やなせたかし)さん。彼ははっきり言って遅咲きの人です。日本中の子どもたちの間でアンパンマンが大人気となり、漫画家として世間に認められたのは、なんと70歳になってからでした。幼い時に父を病気で亡くしたやなせさんは、高知県の後免町にある伯父の家に引き取られ、やがて戦争が始まり、出兵します。終戦後の混乱期、二人は高知新聞社の編集部で記者として働いていましたが、暢さんは「私、先に東京へ行ってるから」と言い残し、さっさと新聞社を辞めていなくなります。彼女を追いかけるようにやなせさんも上京し、漫画家となるきっかけをつかむのです。こうして、暢さんは持ち前の行動力と飽くなき好奇心で、様々な職場を渡り歩き、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男……等々、才能豊かで個性的な人たちと出逢い、関わり合いながら、ちょっと気が弱くて自信のないやなせさんを励まし続けます。やなせさんの才能がいつか必ず開花することを信じていたパートナーの存在がなかったら、アンパンマンがこの世に誕生することもなかったかもしれません。「正義は逆転することがある。信じがたいことだが。じゃあ、逆転しない正義とは何か?飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ」これはアンパンマンの神髄であり、二人が逆境や失敗をいくつも乗り越えて、つかんだ人生のテーマです。二人が最も輝いていたはずの青春期、戦争が始まりました。やなせさんはたった一人の弟(千尋さん)を戦争で亡くしました。戦場にも日本中にも飢えて死にそうな人があふれていました。だからこそ、晩年になってアンパンマンを書かずにいられなかったのだと思います。お腹をすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです。初めは「自分の頭を食べさせるなんてグロテスク」とか「太っていてカッコわるい」と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです。最後に、とても個人的な打ち明け話をします。アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? お腹はすいていませんか?」と声をかけてくれました。戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼い頃のように胸を高鳴らせています。ドキンドキンと――<制作にあたって 制作統括・倉崎憲 チーフプロデューサーコメント>ここ数年ほどアンパンマンのテーマ曲を無意識に口ずさむ頻度が増えました。「なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ!」人生百年時代と言われ、大人になればなるほど生き方に悩み、この歌詞が身に染みるのです。人生って一回きりなんだなー、と。この歌詞を生み出したやなせたかしさんをぐいぐいと抜群の行動力で引っ張ってきたのが、小松暢さんです。上京する時、結婚する時、漫画家として独立する時、いつも暢さんのアクションがありました。暢さんがいなかったらもしかしたらアンパンマンも生まれていなかったかもしれないと、二人の物語を描きたいと思いました。中園さんにやなせさんの書籍を差し出したところ、「私、やなせさんと小学生のころ文通していました」という驚きの発言が。これは運命だと感じ、そこからあっという間に今に至ります。二人が生きた激動の半生を通じて、生きる喜びが身体中から湧いてくるような、生きていて良かったなと感じていただけるような朝ドラをお届けできたらと思います。2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月20日名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク(所在地:三重県桑名市ナガシマスパーランド正面ゲート隣)の「やなせたかし劇場」は、この春にリニューアル1周年を迎えました。4月28日(金)より、新ステージ第四弾「イッツ!しらたまショータイム!」を上演します。新しいお芝居を求めて旅をするトップスターの「しらたまさん」が、「やなせたかし劇場」に颯爽と登場。客席にいるお子さまやパパとママたちの中から役者探しを始めます。ご家族みんなを笑顔で元気にする参加型のステージです。アンパンマンとばいきんまんは、「しらたまさん」の厳しい演技指導にタジタジとなりながらも、体当たりでお芝居に挑戦しています。立体音響と最新の照明演出が舞台を一層華やかにします。圧倒的ショータイムをぜひご覧ください。さあ、「しらたまさん」と一緒に、みんなで世界を楽しくしよう!イッツ!しらたまショータイム!■やなせたかし劇場 新ステージ第四弾「イッツ!しらたまショータイム!」期間:2023年4月28日(金)~6月25日(日)上演:1日3公演 (1)10:30 (2)12:00 (3)14:30※4月29日(土・祝)~5月6日(土)(1)11:00 (2)13:00 (3)14:45 (4)16:30出演:しらたまさん アンパンマン ばいきんまん鑑賞料:1歳以上 500円(税込)※劇場鑑賞には「劇場鑑賞チケット」の予約購入が必要です。「日付指定WEBチケット」で「入場チケット」と合わせてお買い求めください。1公演ごとで予定枚数に達し次第、販売を終了します。やなせたかし劇場■名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク所在地 :〒511-1135 三重県桑名市長島町浦安108-4入場料 :日付指定WEBチケットによる販売(入場希望日の7日前15時より)1歳以上 2,000円(税込)※1歳未満無料/1歳以上小学生以下のお子さまには入場記念品つき営業時間:10:00~17:00(最終入場16:00)※4月29日(土・祝)~5月6日(土) 9:30~17:30(最終入場16:00)入場記念品 フリフリマラカス公式ホームページ 二次元コード(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月25日河村たかし名古屋市長(74)の“かじりパフォーマンス”がまた議論を呼んでいる。河村市長と言えば`21年8月、東京五輪で優勝したソフトボール日本代表・後藤希友投手(22)が表敬訪問に訪れた際に、許可をとらず差し出された金メダルに噛みついたことが大問題に。これを受けて名古屋市に苦情の電話やメールが殺到し、河村市長は謝罪。金メダル交換にかかる費用の負担を河村市長が申し出たが、国際オリンピック委員会が却下し同委員会が負担した。金メダルかじり騒動から1年と7カ月がたち、河村市長が新たに“かじったもの”とは――。「今年1月、河村市長のもとへ岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(38)が特産品である堂上蜂屋柿をPRするために来訪。その際に河村市長は笑顔で干し柿にかじりつくパフォーマンスをおこないました。この行為に対して3月に開催された美濃加茂市議会の定例会で、干し柿の生産者でもある坂井文好市議が『(堂上蜂屋柿は)私たちにとって金メダルのようなもので、侮辱された気持ち』と胸中を明かし、かじる河村市長を横で見ていた藤井市長を批判したのです。坂井市議としてはヘタをとり、手で8つに裂いて食べて欲しかったようです。藤井市長は『河村市長はPRを含めてのご対応だと思っている』と、述べていました」(地方紙記者)PRの目的で柿にかぶりついたものの批判を受けた河村市長。今回は擁護する声がSNS上で多数あがった。《さすがにこれは河村市長が気の毒かな》《まあさすがに難癖じゃねえのこれは》《これはさすがに河村市長がかわいそうだわ。いちゃもんにも程がある。》
2023年03月10日株式会社文藝春秋コミック編集部は『少年と犬』(原作・馳星周、漫画・村上たかし)を刊行します。全国書店にて6月28日(火)より発売します。電子版も同時配信し、マンガアプリでも配信を開始します。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と離ればなれになった一匹の犬“多聞”が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅をする物語です。家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師、震災で心を閉ざした少年……旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々です。彼ら彼女たちは、多聞の持つ“不思議な力”によって心を洗われ、勇気と愛をもらいます。東北から本州を縦断し、ひたすら南西へと向かう多聞が目指す“目的地”とは──。人間という愚かな存在を、犬の視線を通して描いた珠玉の連作集である原作は、2020年に第163回直木賞を受賞、25万部を超えるロングセラーとなっています。コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を描いた『星守る犬』シリーズが100万部超の大ヒットとなり、映画化もされました。今作では抑制の効いた語り口でドラマを紡いだ原作を踏襲しつつ、きめ細やかな作画力で、感動的にコミカライズしました。犬好き、マンガ好き、文芸ファンだけでなく、幅広い読者を引きつける魅力にあふれた作品です。(村上たかしさんのコメント)私は元々「多聞」に、強くて優しくて、そして切ないその犬に、魂を持って行かれた一読者です。「多聞」の物語を一人でも多くの読者に届けたい、その一心で、とても深く豊かで、その分コミカライズするには困難な馳先生の原作に必死で食らいつき、持てる力のすべてを駆使して描きあげました。よろしくお願いします。書名:少年と犬販売価格:1100円(税込)体裁:A5判 並製カバー装詳細URL: ■関連情報■◎プロモーション動画公開中 ◎文春オンラインで連載 ◎マンガアプリ「LINEマンガ」で6/28より配信開始 ◎マンガアプリ「ピッコマ」で6/28より配信開始 ■著者プロフィール■馳星周(はせ・せいしゅう)1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務、書評家などを経て、96年『不夜城』で小説家デビュー。同作で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大藪春彦賞受賞。2020年『少年と犬』で直木賞受賞。主な著書に『生誕祭』『復活祭』『雨降る森の犬』など多数。村上たかし(むらかみ・たかし)1965年生まれ。85年『ナマケモノが見てた』でデビュー。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を綴った『星守る犬』が大ヒット。ほかに、『後妻業の女』(原作・黒川博行)などコミカライズ作品も手掛けている。主な著書に『続・星守る犬』『青い鳥~わくらば~』『探偵見習いアキオ…』『ピノ:PINO』など多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月27日名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク(所在地:三重県桑名市 ナガシマスパーランド正面ゲート隣)の「やなせたかし劇場」では、6月10日(金)より、新ステージ「ばいきんまんのダンス!ダンス!!ダンス!!!フィーバー」を開演します。アフロヘアのダンサーに変装した、ばいきんまんとドキンちゃんにホラーマンが登場して、超ノリノリのパフォーマンスを繰り広げます。それに負けじとアンパンマンもダンスを披露!?昨年秋に横浜アンパンマンこどもミュージアムで大ヒットしたプログラムをより一層パワーアップしておとどけします。横浜に続き振付を手掛けたのは、バブリーダンスで一躍注目を集めたakaneさん。3D立体音響と最新の照明演出も加わって、ハチャメチャに楽しいダンスショーになっています。この春に新しく生まれ変わった「やなせたかし劇場」の第二弾がいよいよ開幕!小さなお子様から大人まで、ご家族みんながフィーバー!笑顔で元気になれるステージです。劇場新ステージ■やなせたかし劇場 新ステージ「ばいきんまんのダンス!ダンス!!ダンス!!!フィーバー」期間 :2022年6月10日(金)~9月4日(日)上演 :1日3公演 10:00 12:00 14:30 予定出演 :ばいきんまん、ドキンちゃん、ホラーマン、バイコング、アンパンマン振付 :akane日本を代表する振付師。各社CMの振付や映像監修などマルチに活動する。2017年にYouTubeでバブル時代の女性をイメージした「バブリーダンス」を配信して、1億回以上の再生回数を更新中。ダンスカンパニー「アカネキカク」主宰。鑑賞料:1歳以上 500円(税込)※劇場鑑賞には「鑑賞チケット」の予約購入が必要。「日付指定WEBチケット」で「入場チケット」と合わせてお買い求めください。1公演ごとで予定枚数に達し次第、販売終了。振付師akane■名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク所在地 : 〒511-1135 三重県桑名市長島町浦安108-4入場料 : 日付指定WEBチケットによる販売(入場希望日の6日前15:00より)1歳以上 2,000円(税込)※1歳未満無料/1歳以上小学生以下のお子様には入場記念品つき営業時間 : 10:00~17:00(最終入場16:00)公式サイトURL: 感染症対策として、設備・遊具などの定期的な消毒と屋内施設の換気を強化していますやなせたかし劇場公式サイト二次元コード(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月23日名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク(所在地:三重県桑名市 ナガシマスパーランド正面ゲート隣)では、新しく生まれ変わった「やなせたかし劇場」が、2月7日(月)にオープンします。屋外に建つアンパンマンの専用劇場としては、全国5カ所にあるアンパンマンこどもミュージアム史上初のことです。壁面にカラフルな装飾が施された劇場内は、足を踏み入れただけでワクワクする造りとなっていて、アンパンマンたちがスロープ形状の舞台から客席の直ぐ近くまでやって来ます。オープニングを飾る新演目では、アンパンマンが空を飛び、巨大なバイキンUFOが乱入します。子供たちにとっては驚きの新体験です。ショーの内容は定期的に変わり、年間を通して色んなステージをお楽しみいただけます。劇場は2020年春にお披露目する予定でしたが、感染症拡大の状況を鑑み、見合わせていました。遊園地・テーマパークにおけるガイドラインに沿った感染症対策を徹底して運営にあたります。やなせたかし劇場アンパンマンとバイキンUFO■「やなせたかし劇場」概要オープン日:2022年2月7日(月)~上演回数 :1日3公演演目 :年間を通して定期的に変わります。収容人数 :1公演230人 ※延床面積約368m2(約111坪)※劇場鑑賞には「鑑賞チケット」の予約購入が必要となります。「日付指定WEBチケット」で「入場チケット」と合わせてお買い求めください。1公演ごとで予定枚数に達し次第、販売終了となります。やなせたかし劇場外観■名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク所在地 :〒511-1135 三重県桑名市長島町浦安108-4事前予約制の日付指定WEBチケットによる販売入場料 :【劇場鑑賞なし】1歳以上2,000円(税込)【劇場鑑賞付き】1歳以上2,500円(税込)(入場チケット2,000円+鑑賞チケット500円)1歳未満無料/1歳以上小学生以下のお子様には入場記念品つき営業時間:10:00~17:00(最終入場16:00)感染症対策として、設備・遊具などの定期的な消毒と屋内施設の換気を強化しています空飛ぶアンパンマン公式HP QRコード(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月14日やなせたかし先生をはじめ、多くの著名な漫画家を輩出している高知県は、「まんが王国・土佐」を宣言し、今年第30回を迎えた「まんが甲子園」の開催やまんが文化の情報発信拠点「高知まんがBASE」の開設など、まんが文化を振興するための取り組みを進めています。この度、皆さまにまんがに親しんでいただく企画として、オンライン上で4コマまんがのコンテスト「挑戦!4コマまんが道場」を開催します。受賞者は一般投票で決定するほか、高知県在住の漫画家「村岡マサヒロ」先生による審査員特別賞も設けています。受賞者には副賞もあります。お気軽にご参加ください。挑戦!4コマまんが道場【コンテスト名】挑戦!4コマまんが道場コンテストサイト: 【募集内容】まんが王国・土佐のキャラクターが登場する4コマまんがテーマ:「まんが王国・土佐の日常」【審査員】村岡マサヒロ先生代表作の4コマまんが「きんこん土佐日記」は平成16年(2004年)4月1日から高知新聞紙面に連載を開始し、令和3年(2021年)3月には連載5,000回を突破した。(単行本は11巻まで販売)【応募資格】どなたでも応募できます。【応募方法】テーマに沿った4コマまんがを制作してください。コマのサイズは問いません。(カラー・白黒どちらでも可)テンプレートをダウンロードのうえ、制作いただいても構いません。・手書きの原稿を写真に撮ったものや、スキャニングしてデータ化したものも可とします。・1人何作品応募いただいても結構です。ただし、同じペンネームでご応募ください。・作品に使用する言語は問いません。・応募の際は原稿をJPEG、PNG、GIF(アニメーションは除く)のいずれかの形式で、投稿フォームから応募してください。・投稿フォーム: 【応募期限】令和3年12月12日(日)23時59分【各賞(審査方法)】優勝(一般投票で決定)・図書カード30,000円分・賞状・村岡マサヒロ先生のサイン入り「きんこん土佐日記」最新刊(11巻)・高知まんがBASEでの作品展示準優勝(一般投票で決定)・賞状・村岡マサヒロ先生のサイン入り「きんこん土佐日記」最新刊(11巻)・高知まんがBASEでの作品展示入選(一般投票で決定)・賞状・高知まんがBASEでの作品展示審査員特別賞(村岡マサヒロ先生の審査で決定)・図書カード5,000円分・賞状・高知まんがBASEでの作品展示※高知まんがBASE: 【コンテストについての問い合わせ先(応募者向け)】〒780-0870 高知県高知市本町3丁目1番1号株式会社高知広告センター まんが王国・土佐係担当:町田TEL :088-856-6285(問い合わせ時間/平日10:00~17:00)FAX :088-856-6292 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月19日有名人が炎上し、謝罪や辞任に追い込まれるケースが後を絶たないこの頃。河村たかし名古屋市長(72)のような“昭和の化石”とも言われる高齢者から、“渋谷系”と呼ばれた平成のカリスマ・小山田圭吾(52)、さらにはネットを主なフィールドとする新しい時代の発信者・メンタリストのDaiGo(34)まで、やらかすのは総じて「男」が多い。そこで『女性自身』編集部では、読者の皆さんへ「有名人の謝罪」に関するアンケートを実施(8月17日~8月19日)。その結果をランキングでお伝えする。まずは「最近の有名人の謝罪で嫌いだと感じたものは?」という質問。第3位は張本勲(81)。「喝!」でおなじみ『サンデーモーニング』(TBS系)で、東京五輪ボクシング女子の入江聖奈選手(20)が金メダルを獲得したことに対し「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね」と発言した。番組プロデューサーと共に謝罪コメントを出したが、「ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかった」という無理のある弁明で炎上が拡大。15日放送の番組では、司会の関口宏(78)が「おわびしなければなりません」と切り出したものの、謝罪コメントを読み上げたのが、張本本人ではなかったこともあり、今なお国民の多くに反省が伝わっていない状況だ。アンケートには《言ってることを全て覆すような謝罪は許せない。周りがうるさいからとりあえず謝ればいいんでしょ、というのがミエミエだった。結局全く反省なんてしていないことが丸見え!》《なぜ唐橋ユミアナに代読させたのか》といった読者の意見が寄せられた。第2位には自身のYouTubeチャンネルでホームレスや生活困窮者に対しての差別発言をしたDaiGoがランクイン。「自分にとって必要のない命は僕にとっては軽いんで。ホームレスの命はどうでもいいんで」といった発言が炎上した。炎上直後には強気の姿勢を見せたこともあったが、13日に謝罪動画を配信。それでも「謝罪は単なるポーズの域を出ていない」と生活困窮者支援4団体から緊急声明が出され、出演CM「霧島天然水のむシリカ」が放送自粛となると、DaiGoは14日夜にスーツ姿で「謝罪を撤回します」と“再謝罪”する動画を配信した。アンケートでは《あそこまで人の命を軽視した発言を公にしておいて、謝罪したからといって考えが180度変わることは恐らくありえない。メンタリストなので、こういう方法で謝罪すれば許してもらえると分かった上で謝罪してると思うので、尚更気に入らないです》《彼の最初の謝罪配信についてですが、配信開始前からチャット欄で言い訳がましくファンらと談笑。広告料を寄付するという身銭を切らない形。反省のはの字も感じられない内容でした》など厳しい意見が出た。そして第1位は、表敬訪問をした東京五輪ソフトボール日本代表・後藤希友選手(20)の金メダルを無断でかじった河村たかし名古屋市長。河村市長はトヨタからも抗議を受け謝罪を行なったが、憮然とした態度と「最大の愛情表現だった。迷惑をかけているのであれば、ごめんなさい」といった言い訳がましい謝罪文の読みあげに終わり、まさに火に油といった感じで非難の声が殺到した。炎上が収まらない河村市長は16日の定例会見で自身の給与3カ月分150万円をカットすると説明したが、辞職については否定。また、五輪組織委員会は今回の騒動で後藤選手の金メダルを新品に交換すると明らかにした。アンケートでは《顔がにやけていて誠意が感じられない。自分では悪いと思っていなさそう。正式な謝罪なはずなのに、方言(名古屋弁)を用いているのもマイナス》《紙を見ながらの謝罪で他人事のように見えた》《反省の色を感じない。メダルを交換ではなく知事を交換すべき》など厳しい意見が続出した。【最近の有名人の謝罪で嫌いだと感じたものは?】1位河村たかし名古屋市長:34%2位DaiGo:24%3位張本勲:12%4位有村昆:10%5位小山田圭吾:8%■許せる謝罪ってどんな形?謝罪に関心高い若者世代では、実際にどんな謝罪だったら読者の皆さんは許せたのか?最も誠意が伝わる謝罪の方法と行動に関して聞いた。【最も誠意が伝わる謝罪の方法は?】1位記者会見:70%2位謝罪文:9%3位YouTubeやSNSなどのネット媒体:5%4位テレビ出演:3%【最も誠意が伝わる謝罪時の行動は?】1位被害者へ直接の謝罪:42%2位辞任・活動の自粛:33%3位社会奉仕活動:11%4位涙の会見:4%5位減給:2%5位土下座:2%圧倒的に多かったのは記者会見を広くべきという意見。ネット媒体での謝罪を支持する声がテレビ出演を上回ったが、《媒体は何でもいいので、自分の言葉で真摯に、真剣に受け止め反省していることがわかること》を許せる謝罪の条件として投稿をした読者もいた。今回のアンケートでは回答者のうち20代が最も多く、31%となった。過去の企画に比べてその割合が大きいのは、若い世代のハラスメントに対する意識の高さが現れているかもしれない。そもそも炎上しないにこしたことはないが、もしやらかしてしまったら、「謝罪」の重要性は肝に銘じたい。
2021年08月21日『がんばれ!TEAM NACS』のエピソード6が7月25日(日)に配信される。このなかで細川たかしと大泉洋がまさかの超強力なユニットを結成し『洋とたかしのソーラン節』で紅白出場を目指すことが分かった。TEAM NACSの出身地である北海道を盛り上げる応援企画でもあり、彼らの結成25周年とWOWOWの開局30周年を記念した『がんばれ!TEAM NACS』。メンバーがあの名作映画をオマージュしたヒーローに扮し、吉田羊が悪役“女帝デロリアン”として参戦する「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」を皮切りに、国民的グループを目指す「NACS 新メンバーオーディション」では大黒摩季やコロッケ、タカアンドトシ、武田真治らも出場した「NACS 新メンバーオーディション」も開催。今後も気になるプロジェクトが目白押しとなっている。エピソード6では大泉の企画である国民的グループを目指しての楽曲制作を「NACS 新メンバーオーディション」に出場した大黒摩季の働きかけで、細川が勝手に快諾して登場。いきなりビルの屋上での歌唱トレーニングに励んだり、衣裳を決めたり、あれよあれよという間にユニット結成に至り、さらには『洋とたかしのソーラン節』という楽曲まで制作することに。超大物演歌歌手の豪快で強引なペースに大泉も終始困惑気味。果たしてこのユニットの顛末はいかに。ぜひ本編を見届けてほしい。なお「洋とたかしのソーラン節」は後日、ミュージックビデオを解禁予定とのこと。こちらも楽しみに待とう。■番組情報『がんばれ!TEAM NACS』毎週日曜夜11時、第1話無料放送(全9話)
2021年07月22日サンリオ史上最大の博覧会『サンリオ展ニッポンのカワイイ文化60年史』が開催!(’21年4月24日〜6月12日名古屋・松坂屋美術館、7月10日〜9月5日大分県立美術館、9月17日〜’22年1月10日六本木ヒルズ・東京シティビューにて)これまでに400以上のキャラクターを送り出してきたサンリオ創成期の歴史をたどりながら、キャラクタービジネスのヒミツをも解明していく本展。“カワイイ”文化をまるっと体験できちゃう貴重な機会です。デビュー以来ずっと現役のハローキティにも人気が下降する時期があり、それを乗り越えるために担当デザイナーはどうしたのか?といったディープな苦労話も明かされます。新たな発見ができる本展からプレミアムアイテムをご紹介ーー。■初期は有名イラストレーターを起用出版事業を’66年にスタートさせたサンリオ。贈るための本をコンセプトに人気イラストレーターを起用。読み継がれる名作が発刊された。【恋する女の子たち/内藤ルネ】(’67年)/【ひとりぼっち/田村セツコ】(’69年)縦10.5センチほどのミニブックシリーズは、プレゼントやお部屋のインテリアとしてヒット。【いちごえほん】(’75年1月号)美しい絵と詩の雑誌『詩とメルヘン』のジュニア版として創刊。どちらもやなせたかし責任編集。■キャラクターのラフや原画も展示!当初はイラストレーターのデザインを借りて商品化していたものの、自由には使えなかったため自前でキャラクターを開発するように!【リトルツインスターズ】(’75年)【マイメロディ】(’75年)【タキシードサム】(’79年)【ハンギョドン】(’85年)■懐かしグッズが集合!日常生活に欠かせないグッズをたくさん作ってきたサンリオの、当時の定番からレアなものまでが大集合。「懐かしい!」が止まりません【ハローキティコインパース】(’70年代)【パティ&ジミーパース】(’70年代)【ザボードビルデュオミラー】(’80年代)【ポチャッコ缶ペンケース】(’80年代)【タキシードサム扇風機】(’80年代)【ハンギョドンクリアボックス】(’80年代)■いちご新聞から見るファンとの関係’75年4月に創刊。’70〜’80年代はいちごメイト(読者)からのお便りを中心とした読者参加型で、学校や友達の悩みなどが寄せられていた。【いちご新聞15】【いちご新聞17】【クリアファイル】各440円【アクリルマグネット】各770円【刺繍タオル】各715円■レディー・ガガのキティドレスも再現!歌姫ガガが着用したドレスの再現展示も今回の目玉!「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月26日年が明け、2021年がやってきた。昨年は『鬼滅の刃』が驚異的なヒットを飛ばす一方で、『今日から俺は!!劇場版』や『コンフィデンスマンJP プリンセス編』『事故物件恐い間取り』なども多くの観客の支持を集めた。今年も数多くの日本映画、アニメーション映画が待機しており、劇場をわかせることになりそうだ。今年最大の注目作は、昨年から延期になったものの、ついに公開になる『るろうに剣心最終章』だ。2012年にスタートした実写映画版シリーズは、アクロバティックなアクションと、激動の時代に翻弄される人々のドラマを緊迫のあるタッチで描いて大ヒットを記録。本作では主演・佐藤健、監督・大友啓史のコンビがついにその終わりを描く。最終章は二部作で、最後の戦いを描く“The Final”が4月23日に、剣心の頬に刻まれ得た十字傷の謎に迫る“The Bigining”が6月4日に公開。前作以上のアクションとドラマに期待したい。そして今年、映画ファンが最も“どんな作品になるのか期待を寄せている”作品は、初夏公開の『シン・ウルトラマン』ではないだろうか。2016年に公開された『シン・ゴジラ』は日本が世界に誇る稀代の怪獣をまったく新しい解釈とドラマで描き大ヒットしたが、本作は『シン・ゴジラ』の製作陣が参加し、歴史に残る空想特撮シリーズを新たな視点で描くという。企画と脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣が務め、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊らが出演する。オリジナルの『ウルトラマン』ではM78星雲からやってきた正義の使者ウルトラマンが地球の科学特捜隊と怪獣の脅威に立ち向かう姿が描かれたが、本作のウルトラマンはどこからやってきたのか? そもそも今回のウルトラマンは正義の味方なのか? 『シン・ゴジラ』同様、観客をアッと驚かせる展開が待っている可能性は高い。ほかにも、岡田准一主演の『ザ・ファブル殺さない殺し屋』や、綾野剛が鬼才・山本英夫の傑作コミックに挑む『ホムンクルス』、松村北斗(SixTONES)と森七菜が主演を務める『ライアー×ライアー』など人気コミックの映画化作品や、ロバート・A・ハインラインの名作SF小説を日本で映画化する『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』、島本理生の直木賞受賞小説を北川景子、中村倫也らをキャストに迎えて映画化する『ファースト・ラヴ』、木村拓哉が主演を務めて大ヒットを記録した『マスカレード・ホテル』の待望の続編『マスカレード・ナイト』、人気ドラマが放送開始から20年を経てついにスクリーンに登場する『科捜研の女 -劇場版-』など話題作も続々と待機中。さらに名匠・山田洋次監督の最新作『キネマの神様』、司馬遼太郎の名著を役所広司主演で描く『峠 最後のサムライ』、同じく司馬遼太郎の人気小説を壮大なスケールで映画化した『燃えよ剣』など、映画館でじっくりと観たい作品も公開を予定している。昨年はコロナ渦で多くの映画が公開の延期を余儀なくされ、定番のアニメーション映画も例年とは違う時期に公開されたが、2021年は“おなじみの時期”でのお披露目になりそうだ。春にはあの人気ドラ映画を新たに描く『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が、GWには世界最大のスポーツの祭典が舞台になるシリーズ第24弾『名探偵コナン 緋色の弾丸』、シリーズ初の本格(風)ミステリーになる『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』が公開され、6月には毎年多くの子どもたちが映画館に集う『それいけ!アンパンマン』の新作も登場。定番シリーズの新作が映画館にやってくることで季節の訪れを実感する。そんな“いつもの日常”が戻ってくることを期待したい。そして、今年は年始早々に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開になり、5月には昨年から公開が延期になっていた『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や、細田守監督が全世界で登録アカウント50億人を突破するインターネット世界“U”を舞台に描く新作『竜とそばかすの姫』、湯浅政明監督の最新作『犬王』、上橋菜穂子のファンタジー小説を映画化する『鹿の王』なども公開予定。『Fate/Grand Order』『交響詩篇エウレカセブン』『ソードアート・オンライン』の新作も公開に向けて制作中だ。昨年は映画館が休館になったり、新作の公開が延期になるなど、ファンはさみしい想いをすることも多かったが、今年は大きなスクリーンで待ちに待った映画を観賞できるチャンスが増えそうだ。■2021年に公開予定の日本映画(一部)1月22日さんかく窓の外側は夜1月29日花束みたいな恋をした1月29日ヤクザと家族 The Family1月29日名も無き世界のエンドロール2月5日樹海村2月5日ザ・ファブル殺さない殺し屋2月11日すばらしき世界2月11日ファーストラヴ2月19日あの頃。2月19日ライアー×ライアー2月19日夏への扉 ―キミのいる未来へ―3月5日太陽は動かない3月12日ブレイブ ‐群青戦記‐春バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~3月19日奥様は、取り扱い注意3月26日騙し絵の牙4月2日ホムンクルス4月16日キネマの神様4月23日るろうに剣心最終章 The Final5月ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~5月21日いのちの停車場6月キャラクター6月4日るろうに剣心最終章 The Beginning6月18日峠 最後のサムライ初夏シン・ウルトラマン夏妖怪大戦争 ガーディアンズ9月17日マスカレード・ナイト10月燃えよ剣秋護られなかった者たちへ秋総理の夫2021年孤狼の血II(仮)2021年東京リベンジャーズ2021年きのう何食べた?2021年ルパンの娘2021年科捜研の女 -劇場版-1月8日 劇場版 美少女戦士セーラームーン Eternal 前編1月8日 銀魂 THE FINAL1月23日 シン・エヴァンゲリオン劇場版3月5日 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021春 劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram3月20日 映画ヒーリングっどプリキュアゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!4月16日名探偵コナン 緋色の弾丸4月23日映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園5月7日機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ6月25日それいけ!アンパンマンふわふわフワリーと雲の国夏僕のヒーローアカデミア THE MOVIE3(仮題)夏竜とそばかすの姫2021年交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション32021年犬王2021年映画すみっコぐらし2(仮)2021年劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア2021年鹿の王(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会(C)2021「燃えよ剣」製作委員会(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2020(C)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会(C)2021 スタジオ地図(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2021(C)創通・サンライズ(C)2020「鹿の王」製作委員会(C)2021「ファーストラヴ」製作委員会(C)2021 「夏への扉」製作委員会(C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
2021年01月02日「最初の2年間ぐらいは仕事をセーブしながらなんとか介護を続けました。でも、介護制度の変更で、これまで自宅で受けられたサービスが大幅に受けられなくなってしまって。これがきっかけで、仕事を一時休止して、私が母のそばでずっと介護をしようと決めました」ときおり涙を浮かべながら、3年前に亡くなった最愛の母、美年子さん(享年83)の思い出を語ってくれた、女優の杉田かおるさん(56)。介護の始まりは’13年8月。長年患っていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)が悪化し、美年子さんは病院に救急搬送された。幸い命は取り留めたが、退院後も24時間の在宅酸素療法が必要になる。ここから4年半にわたる杉田さんの介護の生活が始まった。「私のデビュー作の『パパと呼ばないで』が、毎週、再放送されている時期があって、母と一緒に楽しみに見ましたね。当時の思い出話をしたりして(笑)。母の楽しそうな顔を見ていると“あっ、女優になってよかったな〜”と。親孝行ができた気がしました」’72年、杉田さんは7歳のときにテレビドラマ『パパと呼ばないで』で子役デビュー。彼女は子役から大人になる過程で、人生を左右する大きな出会いが2回あったそうだ。最初は12歳のときーー。「子役からデビューすると、大体“12歳の壁”というものにぶつかります。男の子だと声変わりの時期。女の子だと生理が始まるころ。当時の私も、自分がどういう立ち位置で表現をしていけばいいか戸惑っていました。そんなとき、絵本作家のやなせたかしさんと作曲家のいずみたくさんの童謡を歌わせていただく機会がありました」それが、あの名曲『手のひらを太陽に』だった。「やなせ先生は、子どもたちが未来に希望を持って生きていくために作った歌なのに、それを歌っている子が悩みを抱えていてはいけないと、本気で私の将来のことを心配してくれて……。『あなたは大女優になって賞を取ろうとか、お金持ちになろうとか、そういうことではなくて、幸せになることだけを考えて生きなさい』と、アドバイスしてくれました。子どもながらにすごくいい言葉だな〜、と思いました」そして2回目の出会いは、15歳で出演した『3年B組金八先生』(第1シリーズ)のとき。杉田さんは、妊娠・出産する中学生、浅井雪乃役を演じて、大きな話題になった。「小山内美江子さんの脚本の中で、妊娠中の雪乃が、鶴見辰吾くん演じる宮沢保と荒川の土手を歩くシーンがあって、そこで『私、絶対に幸せになる!』というセリフを言ったんです。この小山内先生のセリフとやなせ先生からいただいた言葉は、40年たった今でも、私の人生の中で、ずっと生き続けています」幸せになるーー。このキーワードは、母・美年子さんの介護にも、大きな影響を与えた。介護生活が始まる前年、初めて“世界一幸せな国”ブータン王国を訪問したことも大きかった。「決して裕福ではないのですが、畑をやる人、家畜の世話をする人、そして自宅用のお酒をつくる人、料理をする人など、それぞれみんなが自分のできる範囲の仕事をしながら助け合っていました。地方の村では、夜になると小さなお子さんからお年寄りまで集まり、楽しく笑いながらご飯を食べている。日本から来た私たちにも、損得なしに無償でおもてなしをしてくれました。皆さん満たされたいい表情をされていて、自分の役割を持って楽しく生きている姿に、こういう幸せもあるのか、と」人には役割があって、それぞれの役割によって成り立っている。そのことに、あらためて杉田さんは気づかされたという。介護生活が始まると、「今は役者をやるのが私の役割ではなく、母の介護をしっかりやることが役割」だと、悩むことなく介護に専念できたそうだ。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月29日作詞家で作家・なかにし礼さんが23日に心筋梗塞で亡くなったことを受け、歌手の細川たかしが25日、所属事務所を通じてコメントを発表した。細川は、デビュー曲の「心のこり」や、『第24回日本レコード大賞』を受賞した大ヒット曲「北酒場」など、なかにしさんの手掛けた曲を多数歌ってきた。細川は訃報を聞き「また1人昭和の偉人が亡くなってしまい残念でありません。長い間闘病されていたと聞いていたので今は天国でゆっくりとお休み下さいと祈るばかりです」とコメント。また「心のこり」について「『私バカよね おバカさんよね』冒頭の歌詞が余りにインパクトが強く、よくキャンペーンなどで子供に『あっおバカさんが歩いてる』などと言われる程でした。元々タイトルが『私バカよね』でしたがデビュー曲でこのタイトルは可哀想だと先生が『心のこり』と付けてくれたんです」と秘話を明かす。最後に再び「先生本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りしております」と感謝を告げた。なかにしさんは、大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、「知りたくないの」(64年)のヒットを機に作詞家となる。その後もヒットメーカーとして活躍を続け「今日でお別れ」(67年)、「心のこり」(75年)、「石狩挽歌」(75年)、「時には娼婦のように」(78年)、「北酒場」(82年)など、約4000曲の作品を生み出した。日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、ゴールデンアロー賞など、多数の受賞歴を誇る。近年も、氷川きよし「母」(20年)の作詞などを手掛けていた。
2020年12月25日子どもたちに大人気の映画『それいけ!アンパンマン』シリーズから最新作『それいけ!アンパンマンふわふわフワリーと雲の国』の公開が決定。アンパンマンがタイトル決定を発表する動画も到着した。1988年10月からTVアニメがスタートし、翌年3月には劇場版が初公開され、今年シリーズ32作目となる劇場映画。アンパンマンの生みの親やなせたかし生誕100周年記念作品となった31作目『それいけ!アンパンマンきらめけ!アイスの国のバニラ姫』は、シリーズ屈指の大ヒットを記録し、27作目から5年連続で興行収入5億円超え、最終的には6億円を突破するという快挙を達成した。今回公開が決定した最新作は、雲の国で生まれた“雲の子・フワリー”とアンパンマンたちが、雲の国を救うために大奮闘する物語。“雲”を色々な町や星に配って旅をする雲の国。そこで生まれた雲の赤ちゃんはばいきんまんたちと出会い、ドキンちゃんにフワリーと名付けられすくすくと成長、絆を育んでいく。その頃、謎の汚れで飛べなくなった雲の国では、雲の子たちがアンパンマンたちに助けを求めるも、ばいきんまんが発明した黒い雲“バイグモラ”が大暴走してしまう…というストーリーだ。今年も映画の冒頭には、アンパンマンたちと一緒に歌って手拍子で楽しめる、子どもたちに大好評のパートが登場。アンパンマンスタジアムを舞台に2020年にふさわしい様々なスポーツ競技を開催し、その中でお馴染みの“サンサンたいそう”や“たましいの歌”で盛り上がる。映画『それいけ!アンパンマンふわふわフワリーと雲の国』は6月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月10日展覧会「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」が、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接の美術館「えき」KYOTOにて2019年11月23日(土・祝)から12月25日(水)まで開催される。「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」は、絵本、雑貨、アニメーションや舞台美術など様々な分野で活躍するアーティスト。紙を切って様々な色と形で彩る「貼り絵」や「コラージュ」を駆使した、思わずクスッと笑ってしまうような仕掛け、ユーモアにあふれた作品を次々に発表している。『しろくまのパンツ』が「第18回日本絵本賞読者賞」や「第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」など数々の賞を受賞したのに続き、『パンダ銭湯』も「第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」を受賞。また、『わくせいキャベジ動物図鑑』は、「第23回日本絵本賞大賞」「第1回やなせたかし文化賞大賞」を受賞し、英語やフランス語など世界11言語に翻訳されている。「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」では、「tupera tupera」の絵本の原画を中心に、立体やイラストレーション、映像作品など約300点の作品を展示。「tupera tupera」の活動の軌跡を辿っていく。さらに、新作の制作過程も紹介。色鮮やかで繊細な手仕事が織り成すチャーミングな世界観を楽しめる。会場では展示の他、展覧会オリジナルグッズや京都を中心にものづくりを行うクリエイターとのコラボレーション商品も販売される。【詳細】ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展会期:2019年11月23日(土・祝)~12月25日(水) 会期中無休会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(入館締切:閉館30分前)※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。入館料:一般 900円(700円)、高・大学生 700円(500円)、小・中学生 500円(300円)※価格はすべて税込み。※( )内は「障害者手帳」提示の本人と同伴者1名の料金。※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合あり。【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2019年11月25日