人気漫画家・浅野いにおさんの長編漫画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(通称:デデデデ)が、ついにアニメ映画化!“くそヤバい地球”で、変わらない日常を送りながら青春に満ちた日々を過ごす、小山門出(こやま・かどで)と中川凰蘭(なかがわ・おうらん)を中心にした女子高生たちの物語をひもときます。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』3年前の8月31日、突如宇宙船“母艦”が襲来し、東京上空に停泊。度々起こる戦闘が日常となる中、高校生の小山門出と中川凰蘭は青春を謳歌していた。ところがある日、ふたりと世界は加速度的に破滅へと向かっていく…。©浅野いにお/小学館【魅力1】世界の“終焉”を描く圧倒的な世界観。物語は門出と凰蘭のいつもと変わらない朝から始まるが、上空には宇宙船が浮いている。その不気味な重厚感や文字で表現できないようなノイズ描写によって、読み手にただならぬ事態が起きているという恐怖や不安を抱かせ、“デデデデ”の世界観に一気に引き込む。【魅力2】主人公ふたりのリアリティあふれる日常。“ハイテンション女子高生ライフ”を送っている門出と凰蘭。受験勉強に追われつつ、毎晩オンラインゲームで盛り上がるイマドキの高校生。家族問題や将来の不安を抱えながらも、青春を楽しんでいるというリアルな描写により、ふたりの魅力や個性が際立つ。【魅力3】浅野いにおさんが紡ぐハイセンスな台詞。画力や物語の構成、生み出す世界観はもちろんのこと、時にグサリと、時に繊細にじんわりと心に染み入るような言葉選びが秀逸であることも浅野作品の大きな特徴。今作でも、女子高生のリアルな言葉や感情を文字にすることで、感情移入や共感性をもたらしている。直接的かつダイナミックに“世界の終わり”を描写。実写映画化もされた『ソラニン』や、『おやすみプンプン』などのヒット作を生み出した、漫画家の浅野いにおさん。今作の原作となった『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は、2014~’22年まで『ビッグコミックスピリッツ』にて連載された長編作品で、コミックス全12巻で完結。そしてファン待望の、浅野いにお作品初のアニメ化となった。浅野さんの他作品にも見られるテーマ“世界の終わり”は、今作でひと際直接的かつダイナミックに描かれており、その中で大人も胸をえぐられるような、繊細でエモーショナルな青春物語が繰り広げられている。アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』シリーズ構成・脚本/吉田玲子さんインタビュー。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズをはじめ、多くのアニメ作品を手がけてきた吉田玲子さん。人気原作の脚本を書く時に、気をつけていることとは?「コミックの場合、読みたいシーンはじっくり読んだり、パッパとページをめくったりと読者が時間をコントロールできます。でも映像作品は、作り手が時間をコントロールすることになる。原作者が伝えたいことを印象づけるために、表情や感情、映像でポイントとなる部分を作ることが大事なのですが、浅野先生は、最初に構成を組み立てる時や、その後の脚本打ち合わせにも何度か参加してくださいました。その上で『門出とおんたんが、イキイキとかわいく描かれるのが一番の希望』だとおっしゃっていたことを重視しつつ、壊れゆく世界の中でふたりが一緒に生きていく様を軸に物語を組み立てる、という方針を決めました」時間軸がかなり複雑で、キャラクターのバックグラウンドなどの設定も細かく描かれている作品だけに、情報の整理にはとくに時間を費やしたと話す。「物語は女子高生の彼女たちから見た世界もあるけれど、客観的に見た世の中の動きもあるので、時の流れなどを含め、丁寧に整理していく必要があって。そこで年表みたいなものを作っていただき、10年前に何が起こって、ここでこれが起きて…みたいに時系列を整理するところから始まりました。また新たに追加した描写も。例えば原作ではすでに“母艦”が浮いているところから始まっていますが、映像の場合、それがどのように出現したのかを見せたほうがわかりやすくなるし、物語の起点となった8月31日の厄災についても見る側が飲み込みやすくなるなど、世界設定を担当された脚本家の鈴木貴昭さんや、アニメーションディレクターの黒川智之さんと一緒に作っていきました」今作の声優を務めた幾田りらさんと、あのさんの声の演技については高い評価を寄せる。「門出はいろんな思いを抱えながらも、ちょっと冷めたようなところのある女の子。幾田さんの場合はリアルに近い役作りだったと思いますが、門出の内面にある感情をうまく表現してくださったと思います。声優初挑戦のあのちゃんは、びっくりするぐらいおんたんと一体化していて、芝居もうまい。感情の見えにくい難しい役を、飄々とご自分のペースで演じられていて素晴らしかったです。完成作ではふたりの表情や仕草がビビッドに描かれていて、どのシーンもすごくよかったです。今の世の中の生きづらさや理不尽さは、若い世代ほど感じているかもしれないけれど、そこを通ってきた20~30代のanan世代だからこそわかる部分もあるだろうし、もしかしたら今ももがいているかもしれません。世界の矛盾や不都合な真実、さらに自身の葛藤の中で自分をどう保ち、どう生きていくのかを模索するふたりに共感しながら、当時大人に怒りを感じていた原点みたいなものを思い出していただける作品になっていると思います」よしだ・れいこ広島県出身。テレビアニメ『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『弱虫ペダル』、アニメ映画『すみっコぐらし青い月夜のまほうのコ』、テレビドラマ『17才の帝国』など、さまざまなジャンルで活躍する脚本家。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』全2章・前章3月22日、後章4月19日全国公開。原作/浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)CV/幾田りら、あの、種﨑敦美、入野自由、諏訪部順一ほかアニメーションディレクター/黒川智之シリーズ構成・脚本/吉田玲子世界設定/鈴木貴昭©浅野いにお/小学館/ DeDeDeDe Committee※『anan』2024年3月13日号より。取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月10日前後章で公開される話題のアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(通称:デデデデ)で主人公の門出(かどで)を演じる幾田りらさんと、凰蘭(おうらん/おんたん)を演じるあのさん。アーティストとして時代を牽引する、#マブ(=マブだち)なふたりのスペシャルなインタビューをお届けします。幾田りら×あの――本編映像をご覧になって、感想はいかがでしたか?幾田りら:アフレコが進むにつれて、幾田りらを離れて、門出とおんたんが物語の中に存在している実感がありました。本編映像を観ても、ふたりがちゃんとその世界の中に生きていたので感動しました。あの:この大好きな作品の中に自分が生きているなんてめちゃくちゃ感激して、観入っちゃいました。改めてすごい量録ったなって思ったし、そのぐらいのものをやらせていただけたのも嬉しかったです。――お互いの役については、どんな印象をお持ちですか?あの:おんたんが自分に似ているっていうのもあるかもしれないけど、門出ってすべてを委ねたくなるような存在。すごく自然体でありながら、ちょっと達観している部分もあって魅力的なキャラクターでした。自分も門出みたいな人と出会えたらいいな、って。幾田:あのちゃんが早口に難しい言葉を使いながら、おちゃらけるおんたんを演じているのを見て、その台詞を書いた浅野(いにお)先生とおんたんと、あのちゃんとの親和性がすごいと思いました。おんたんを演じるのはあのちゃんじゃないと絶対ダメだった、と思うほど唯一無二な人だと思います。――あのさんが「おんたんが自分に似ている」と思ったのは原作を読んだ時点からですか?あの:そうです。100%ではないけど、ところどころ共感する部分があって。例えば結構強がりだとか、悲しい出来事があった時に無駄にテンション高く喋り出したりとか。おんたんの気持ちがわかりすぎて、収録中も泣きそうになったぐらい。特に、おんたんと門出が階段で言い合いになるシーンは、お互いを思いすぎてすれ違う様子にめちゃくちゃ共感しました。幾田:私は、大事なシーンに必ずいるおんたんのお兄さんのひろしの台詞が核心をつきすぎていて、毎回ひろしの言葉にグッときます。――前章主題歌は“ano feat. 幾田りら”としてあのさんが作詞、後章は“幾田りら feat. ano”として幾田さんが作詞・作曲を手がけたそうですね。あの:世の中が崩壊に向かう中、門出とおんたんの関係は変わらずに、平凡な日常を抱きしめていってほしいという対極な感情が僕の中に交ざっていて、それを歌詞で表現しようと思いました。自分にしか書けないような、面白いワードを入れることも意識して。幾田:私は、後章の最後に流れる曲なのでこの先ふたりの物語がどうあってほしいのかというのを考えながら、観終わった方の願いみたいなものを音楽にしたかった。“ザ・青春バンドサウンド”を目指しつつ、遊び心として私とあのちゃんの普通の会話を録音したものも入れたんです。――同じ物語でも、違う主題歌がつくというのは新鮮で楽しみです。ちなみに、コロナ禍を経験した今、この作品を届ける意味はどんなところに感じていますか?幾田:本当は、平穏というものは世界のかなり絶妙なバランスの上で成り立っていて、でも平穏の中にいるとなかなかそれに気づけない気がします。コロナ禍を経験した今こそ、それを思い出すという意味を持っているのかなって。非現実的なようだけど、でも何が起こってもおかしくないよね、という私自身の感覚を、きっとみなさんも感じていただける気がします。あの:コロナ禍においてみんなの考え方が違ったり、いろいろな思想が生まれたりしたからこそ、それによってコロナ禍以前からあったこの漫画はファンタジーとは言い切れない、現実味のある作品になったと思います。何か大変なことが起こっている中で、じゃあ自分は何を大切にしていくべきかを考えさせられたし、観てくれる人にもそれが伝わってもらえるといいなと思います。――ところで今日の撮影は、門出とおんたんのような“マブ(マブだち)なカンケイ”をテーマにしました。おふたりにとってのマブ=ベストフレンドとは?幾田:学生時代と大人になってからの“マブなカンケイ”って意味合いが違うかも。最近はお互いに忙しくて親友とは会えていないのですが、それでも心で繋がっている感じがするので、それはベストフレンドと言えるのかな。あの:僕は、婚姻届の証人欄に名前を書いてください、と言われたらベストフレンドということなのかな。実はこの前それを言われて、友達と思っていたのは僕だけじゃない、よかった!って。安心できるんですよね、紙って(笑)。(写真左)いくた・りら2000年9月25日生まれ、東京都出身。シンガーソングライターとして活動、昨年1stアルバム『Sketch』をリリースし、ワンマンツアーを成功させる。’21年に公開されたアニメ映画『竜とそばかすの姫』では、初の声優も担当した。中に着たタートルネック¥20,900(agnes b./アニエスベー TEL:03・4355・0110)ジャンプスーツ¥58,850(KISHIDAMIKIinfo@kishidamiki.com)バッグ¥43,100(ANTEPRIMA/WIREBAG/ANTEPRIMA JAPAN TEL:0120・03・6962)靴¥11,500(CHARLES & KEITH)その他はスタイリスト私物(写真右)あの9月4日生まれ。『ちゅ、多様性。』で2023年の日本レコード大賞で特別賞を受賞するなどソロアーティストとして活躍。作詞・作曲をした『YOU&愛Heaven』が発売中。またバンド「I’s」のボーカル&ギターとしても活動。シャツ¥55,000(MIKAGE SHINinfo@mikageshin.com)ジャケット¥66,000スカート¥35,200(共にRYOKAWACHI)ネクタイ¥18,700(KISHIDAMIKI)バッグ¥43,100(ANTEPRIMA/WIREBAG/ANTEPRIMA JAPAN)靴¥13,900(CHARLES& KEITH)その他はスタイリスト私物『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』全2章・前章3月22日、後章4月19日全国公開。原作/浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)CV/幾田りら、あの、種﨑敦美、入野自由、諏訪部順一ほかアニメーションディレクター/黒川智之シリーズ構成・脚本/吉田玲子世界設定/鈴木貴昭©浅野いにお/小学館/ DeDeDeDe Committee※『anan』2024年3月13日号より。写真・神戸健太郎スタイリスト・神田百実ヘア&メイク・YOUCA(幾田さん)YAMA依田陽子(共にあのさん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月10日『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』をより深く楽しむため、ここまで烏野と音駒の両校がたどってきた道のりを、プレイバック。日向翔陽「バレー好き?」孤爪研磨「別に なんとなくやってる…嫌いじゃないけど…」(1期/第11話)日向と研磨の初の邂逅は、ほんの偶然から。烏野高校バレーボール部に入部してまもなく、ロードワークに出た日向が道端で出会ったのが、座り込んでゲームをしていた研磨だった。そのときは名前も素性も知らず、カバンの中のバレー用のシューズを見て、嬉しくて声をかけただけ。しかしそのすぐ後、練習試合の相手だったことを知り、互いに興味を惹かれるように。いま思えば、人見知りの研磨が見ず知らずの日向と会話してたことがすごい。夜久衛輔「彼だって相当レベルの高いリベロなのに慢心するどころかひたすら上だけを見てる…恐いっスねェ」夜久衛輔「3番さんのレシーブ凄かったっス」(1期/第13話)ハイレベルなリベロ同士だからこそのリスペクト。初めての音駒との練習試合で、その守備力の高さに苦しめられた烏野。試合後、音駒のリベロ・夜久に話しかける機会を窺っていたのは、烏野で同じくリベロの西谷だった。てらいなくまっすぐに称賛の言葉を口にする西谷に、リベロというポジションへの誇りと、バレーへの真摯な姿勢を感じた夜久。この時点ですでに夜久は、西谷が現状に甘んじず、さらに進化していくことを確信していたはずだ。田中龍之介「なんだお前!けっこうイイ奴だな!」山本猛虎「…お前もな」(1期/第13話)烏野女子マネージャーの美しさを通じて一気に親密に。烏野の田中と音駒の山本は、どちらも熱血で硬派で仲間を大切にする一方、血の気が多く、敵となれば威嚇するという似た習性の持ち主。それゆえ当初は何かというと対立していたが、山本が田中に烏野のマネージャー・清水潔子の名前を尋ねながらも、「(本人に)話しかける勇気は無い」と素直にぶっちゃけたことから一気に打ち解け、互いに意気投合。その後、ライバルながらも固い絆で結ばれた友人関係に発展。日向翔陽「次は… 絶対…必死にさせて俺達が勝ってそんで―“悔しかった”とか“楽しかった”とか「別に」以外のこと言わせるからな!!」(1期/第13話)日向と研磨の因縁はまだまだ始まったばかり。初の烏野vs音駒の練習試合は、3戦やって烏野の全敗。たとえ練習でも勝ちたい日向は、圧勝しながらも淡々としている研磨が不思議でたまらない。「今日勝ってどう…思った?」と尋ねると、返ってきたのは「…別に普通…かなあ」と、やっぱり淡々とした様子。それは、烏野がまだ研磨を熱くさせるほどの対戦相手ではないということでもある。ここから徐々に研磨が変化していく姿が興味深い。黒尾鉄朗「君MB(ミドルブロッカー)ならもう少しブロックの練習した方がいいんじゃない?」(2期/第7話)いまいち本気にならない月島を黒尾がわざと皮肉で挑発。インターハイ予選で青葉城西高校に敗退した烏野は、さらなる成長を求めて、音駒高校と梟谷学園高校、森然高校、生川高校がおこなっている合同合宿に参加することになる。陽が落ちるまで練習した後も、みんなが自主練を続ける中、月島だけはひとり冷めたまま。身長にも頭脳にも恵まれながら、あと一歩を踏み出そうとしない月島のことをもったいないと感じた黒尾は、発奮させようと挑発を試みる。月島蛍「僕は純粋に疑問なんですがどうしてそんなに必死にやるんですか?」(2期/第8話)月島が烏野のブロックの要へと成長を遂げるきっかけに。幼馴染みの山口に「頭脳もセンスも持ってるくせに、どうしてこっから先は無理って線引いちゃうんだよ!」と詰め寄られるも必死になれない月島は、自主練中の黒尾らの元へ赴き、「たかが部活」になぜそんなに必死になるのかと疑問を投げかける。そんなやり取りをきっかけに、黒尾からブロックの技術を学ぶようになった月島は、いつしか烏野のブロックの要へと成長を遂げていく。孤爪研磨「根性って多分最終奥義精神と体力を鍛えてきた者が満を持して発動できるもの」(4期/第18話)つねに淡々と冷静な研磨が語るチームへの信頼。春の高校バレー2回戦で、早流川工業と対戦した音駒。早流川の作戦は、音駒の頭脳である研磨を疲れさせるというもの。体力のない研磨は、敵の作戦通り第2セットで疲労のピークに。しかし、じつはそれも敵の策に乗ったと思わせ相手を翻弄する研磨の戦略だった。粘りと集中力を必要とする作戦だが、「できるよ。みんなは根性の使い手だから」との研磨の言葉に、チームメイトへの信頼が滲む。黒尾鉄朗「チームワークがハマる瞬間ってのは多分お前が思ってるよりずっときもちいいぞ」(OVA『ハイキュー!! 陸VS空』「ボールの“道”」)ひとりよがりだったリエーフがチームワークに目覚める。全国大会への出場権をかけた春の高校バレー東京都予選で、自分がいかに活躍するかばかりを考えているリエーフに対して、チームで勝つことの面白さを説いた黒尾。当初はピンときていなかったリエーフだが、3位決定戦の戸美学園との試合中、すべてのプレーがチームメイトとの連携により成り立っていることを自覚。同期の芝山優生との連係が成功したことで、チームワークの大切さと面白さに気づく。いざ、決戦の舞台へ!(4期/ 第25話)激戦を勝ち抜き、ついに訪れた決戦のとき。春の高校バレー2回戦で、優勝候補と謳われた稲荷崎高校を接戦のうえで破った烏野。そして同じく2回戦で、研磨の見事な戦略により早流川工業を倒した音駒。前日に激闘を制した両校が、決戦の朝、会場前で顔を合わせる。ここまで共に切磋琢磨を重ねてきた両校が、ついに約束の地で邂逅する。互いの長所も短所も知り尽くした好敵手。その結末は、劇場でぜひ目撃してほしい。『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』原作/『ハイキュー!! 』古舘春一(集英社 ジャンプ コミックス)監督・脚本/満仲勧キャラクターデザイン/岸田隆宏総作画監督/千葉崇洋アニメーション制作/Production I.G全国公開中©2024「ハイキュー!!」製作委員会©古舘春一/集英社※『anan』2024年3月6日号より。構成、取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月04日『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』ついに公開!烏野vs音駒、因縁の行方は?ひたむきにバレーボールに打ち込む高校生たちの青春を描く『ハイキュー!!』。その魅力は勝者に目が注がれがちなスポーツの世界にあって、バレーを愛するすべての人に光が当てられているところ。主人公・日向翔陽が影山飛雄という相棒を得てチームの要になったように、対戦相手や練習試合の相手、マネージャーやOB、応援団…あらゆるものがそのプレーや勝利を支えている。そのあたたかい視点があるからだ。そんな『ハイキュー!!』で、初期から描かれてきたのが、主人公が通う烏野高校と音駒高校との長年の因縁。これまで何度も練習試合を重ね切磋琢磨してきた両校が、今回の劇場版「ゴミ捨て場の決戦」で初めて公式試合で対戦する。制作陣の熱量に圧倒される!劇場版『ハイキュー!!』のここがすごい。たかがバレーの試合。それでも何かに打ち込んだ経験がある人なら、きっと心震わす瞬間があるはずだ。長きにわたる因縁・ゴミ捨て場の決戦がついに開幕。もともと宮城の烏野と東京の音駒がライバル関係になったのは30年前。現在、烏野のコーチを務める烏養繋心の祖父・烏養一繋と音駒の猫又育史監督とは中学時代にバレーでしのぎを削った仲。しかし高校では直接対決が叶わず、母校の監督となってから、いつか全国大会でと約束していた。すでに退任した一繋の志を孫の繋心が引き継ぎ、過去の約束が果たされると思うと、より胸アツ度が増す。劇場版だからこそ描ける大迫力の試合シーンに注目。アニメ『ハイキュー!!』の魅力のひとつは、バレーの試合を動きのある絵で見られること。テレビシリーズでもあらゆる角度から、さまざまな手法で臨場感のある試合を見せてくれていた。そして今回の劇場版はそこからさらにパワーアップ。迫力たっぷりの映像に、手に汗握ること間違いなしだ。研磨と黒尾の出会いから現在までの歴史に泣ける。今回の主人公ともいうべき存在が、音駒のセッター・孤爪研磨だ。子供の頃から他人と関わるのが苦手で家に引きこもりがちだった研磨。しかし黒尾鉄朗と出会ったことで、気が進まないながらもバレーを始め、体を動かすことが苦手なのにもかかわらずここまで続けてきた。今回、ふたりの歴史が回想シーンで描かれることで、多くを語らない研磨の心情に迫ることができ、共感度は一層増すはず。それぞれの努力の軌跡が進化となってあらわれる。今回描かれる試合は、春の高校バレー3回戦。両校とも、ここにたどり着くまでにさまざまなライバルと対戦し、その中で自らの弱点や多くの課題にぶち当たってきた。もっと上を目指すために、それぞれがその課題と真摯に向き合い、地道な練習を重ねてきた成果、その成長の跡が、試合の中で発揮される。あのときのあの悔しさも、進化のためには必要だったんだと思える。それこそが本作の魅力だ。お馴染みのキャラクターたちも多数登場し場を盛り上げる。両校の戦いには、多くのライバルや仲間たちも注目。上段左からシーンごとに、音駒のリエーフの姉・アリサと猛虎の妹・あかね。音駒と東京予選を戦った戸美学園の大将優と恋人の美華。烏野の田中の姉・冴子。烏野や音駒と合宿をおこなった森然高校の千鹿谷と小鹿野、生川高校の強羅。烏野と宮城大会決勝を戦った白鳥沢学園の五色、天童。月島の兄・明光、烏野OBの滝ノ上、嶋田。両校のライバル校・梟谷学園の赤葦と木兎。知ってる顔が登場するだけでアガる。『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』原作/『ハイキュー!!』古舘春一(集英社 ジャンプ コミックス)監督・脚本/満仲勧キャラクターデザイン/岸田隆宏総作画監督/千葉崇洋アニメーション制作/Production I.G全国公開中©2024「ハイキュー!!」製作委員会©古舘春一/集英社※『anan』2024年3月6日号より。構成、取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月04日放送のたびに、Xにトレンド入りするなど、約4か月にわたり世間を賑わしてきたTVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」が昨年末についに完結。複雑なストーリーや、大迫力のアクションシーン、人気キャラクターたちの本気のぶつかり合いなど、見応えだらけの「渋谷事変」の魅力を一気に振り返ります!TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」渋谷で死闘が同時多発!複雑な展開と重厚な物語。第1期から続く時間軸の物語である「渋谷事変」。10月31日、ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳(とばり)”が下ろされて、大勢の一般人が閉じ込められる事案が発生。高度な結界術であることに加え、一般人を介して「五条 悟(ごじょう・さとる)を連れてこい」という指名があったことから、呪術界の上層部は五条単独で渋谷平定を行うことを決定する。しかし、これは夏油 傑(げとう・すぐる)や真人(まひと)をはじめとする呪詛師と呪霊が手を組んで仕掛けた罠であった。また、“帳”の外側には、虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)や伏黒 恵(ふしぐろ・めぐみ)、釘崎野薔薇(くぎさき・のばら)といった呪術高専のメンバーや、七海建人(ななみ・けんと)など数多くの呪術師が集結。そして、呪術師と呪詛師&呪霊の大規模な争いが始まった。「渋谷事変」の大きな特徴として挙げられるのが、とにかくたくさんの登場人物たちによる、さまざまなバトルが同時多発すること。それぞれの戦いが絡み合っていたりと複雑さはあるが、物語は豊かで重厚なものに。各キャラクターの個性や成長がしっかりと描かれ、また、予想を超えてくる先の読めない展開や、迫力があってテンポのいいバリエーションに富んだアクションシーンなども大きな話題を呼んでいる。ここでは、渋谷事変の全容を記したタイムラインを紹介。いつ、どこで、誰がバトルを繰り広げ、どんな結末を迎えたのかということが、一目でわかる。作品を見る時のガイドにはもちろん、渋谷事変を整理しながら振り返りたい時にもおすすめです。東急百貨店 東急東横店/渋谷駅構内【20:31】五条、現着【20:40】五条 漏瑚、花御、脹相と会敵、戦闘都心メトロ渋谷駅 B5F新都心線ホーム花御撃破夏油登場、獄門疆を使って五条を封印【22:10】虎杖、駅周辺の対応を狗巻 棘に任せ渋谷駅構内へ。脹相と会敵、戦闘【22:20】直毘人、真希、七海 井之頭線渋谷駅アベニュー口で陀艮と会敵、戦闘伏黒、呪具を持って合流甚爾、合流甚爾が陀艮を撃破。漏瑚と会敵。伏黒は甚爾と駅外に宿儺、顕現。枷場美々子、枷場菜々子、宿儺の攻撃により死亡七海、真人の攻撃により死亡虎杖、真人と戦闘【23:19】虎杖と真人の戦闘が過熱 渋谷駅 道玄坂改札真人、分身と入れ替わる。虎杖、分身を撃破釘崎、真人の攻撃を受ける。虎杖、窮地に陥る。京都から駆けつけた東堂が合流虎杖、東堂 真人と戦闘その他/原宿駅明治神宮前駅青山周辺【20:39】冥冥、憂憂、虎杖、移動開始 青山霊園【20:51】同メンバー到着 都心メトロ明治神宮前駅2番出口側【21:03】虎杖 蝗GUYと会敵 都心メトロ明治神宮前駅 B2F蝗GUY撃破、“帳”が上がる【21:14】真人、登場。渋谷へ電車移動 都心メトロ明治神宮前駅 B5F新都心線ホーム【21:15】虎杖、冥冥と憂憂と合流 都心メトロ明治神宮前駅 B4F新都心線ホーム五条の封印とともにミニメカ丸発動虎杖、五条封印の旨を七海に伝達 都心メトロ明治神宮前駅~渋谷駅間【22:02】冥冥、憂憂 蛯名仁次を撃破 都心メトロ明治神宮前駅~渋谷駅間冥冥、憂憂 夏油と会敵、特級呪霊「疱瘡神(疱瘡婆)」と戦闘、呪霊を撃破【22:51】家入硝子、夜蛾正道 待機 首都高速3号渋谷線 渋谷料金所【23:09】東堂 葵、渋谷着渋谷駅周辺(広域)【20:14】七海、猪野琢真、伏黒 都心メトロ渋谷駅13番出口側 ※“帳”外禪院直毘人、禪院真希、釘崎 渋谷マークシティ レストランアベニュー入り口 ※“帳”外日下部篤也、パンダ JL渋谷駅新南口 ※“帳”外【21:22】禪院班、七海班、日下部班 3班同時突入虎杖、七海班と合流。七海別行動へ(伊地知潔高のもとへ)【21:40】釘崎 重面春太と会敵 松濤文化村ストリート ※“帳”外同戦闘に七海合流。七海、重面を撃破【22:01】虎杖、伏黒、猪野 粟坂二良、オガミ婆、孫と会敵、戦闘 渋谷セルリアンタワー同戦闘(オガミ婆の降霊術で伏黒甚爾登場)にて猪野、粟坂戦闘不能【22:04】同戦闘により“術師を入れない帳”が上がる甚爾の攻撃によりオガミ婆死亡伏黒、甚爾と戦闘。甚爾、自害【23:01】日下部、パンダ 菅田真奈美、祢木利久(夏油一派)と会敵、戦闘 渋谷ストリーム同戦闘に両面宿儺と漏瑚が乱入。宿儺、漏瑚を撃破【23:05】伏黒、重面から奇襲を受ける【23:07】伏黒、「調伏の儀」を開始。八握剣異戒神将魔虚羅を呼び出し、仮死状態に宿儺、伏黒を生かすため魔虚羅と戦闘、撃破【23:14】虎杖に戻る。宿儺を御せず渋谷で犯した大量殺人に絶望する【23:36】虎杖と真人の戦闘に夏油が合流、真人を吸収 渋谷警察署宇田川交番跡京都校のメンバー、日下部、パンダ、脹相、裏梅参戦夏油の正体が加茂憲倫であることが判明九十九由基合流。渋谷事変完結※『anan』2024年2月7日号より。取材、文・重信 綾©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会(by anan編集部)
2024年02月03日フォージャー家のキャストたちが『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の魅力を語ってくれました。ロイド・フォージャー CV 江口拓也楽しさも、ハラハラもたっぷり、“これぞ『SPY×FAMILY』”な映画です。「普段マンガやアニメを見ない人たちからも、この作品に関しては“見てるよ”と声をかけてもらうことが本当に多いんです。この間も飲み友のおじさんに、“娘が見てるんだよ、役の人と飲んでるって自慢できるんだ”と言われまして。この作品を通じてみんなが話をしたり、つながりを深めてくれるのが嬉しいです」劇場版の話を聞き、「もう作れるの?早いな!」と思ったと言う江口拓也さん。「しかもオリジナル版なので、スタッフも原作の遠藤先生もどれだけ大変なんだ…と。でも同時に、ファンはもちろん、もっと多くの人にこのエンタメを届けたいんだという熱意も感じました。実際、脚本を読ませていただくと、劇場版ならではの挑戦もたくさんあって、その上で、コメディ、シリアスがいいバランスでちりばめられている美しい展開で、まさに“これぞ『SPY×FAMILY』”な約110分。何度観ても飽きないものができたと思います」家族感も深まった中での劇場版。ロイドにも変化が?「偽りの中という前提はあるんですが、徐々に、“これ、素なのかも?”と思わせる部分が増えている気もしますね。彼のそんな情緒の色づきは、この劇場版の中でも見られるので、ぜひそのへんを楽しんでほしいです」映画にちなみ、旅に関して江口さんに聞くと「その前に休日が欲しい…」とのこと。「本来は旅、好きなんですよ。でもまとまった休みが長らく取れていないので、全然行けていない(笑)。えー、休みが取れたら?3か月沖縄に住みたい。で、地元の人が集まる居酒屋に行って、名物親父みたいな人と飲み明かしたい。そんな3か月、いいなぁ」LOID FORGER並外れた能力を持つ、敵国が恐れるスパイ。西国(ウェスタリス)の情報局の凄腕スパイで、コードネームは〈黄昏(たそがれ)〉。オペレーション〈梟(ストリクス)〉のため、アーニャを養子に迎え、ヨルと偽装結婚をし、仮初めの家族を作る。特技は変装。表の顔は精神科医。えぐち・たくや声優。代表作に、『アイドリッシュセブン』の六弥ナギ、『俺物語!!』の剛田猛男、『A3!』の皇天馬、『王様ランキング』のドーマスなど。アーニャ・フォージャー CV 種﨑敦美私たちが好きなフォージャー家の魅力が、全部詰まった劇場版です。「劇場版になると聞いたときに思ったのは、“フォージャー家を大きなスクリーンで見られるの、嬉しい、やったぁ!”ということ。それもこれも、“観たい”と思ってくださったファンの方がいるからこそ。本当に嬉しいです。最初に脚本を読んだときは、“私たちが見たいフォージャー家”が全部詰まっている、と思いました。アーニャもテレビシリーズ以上にいろんな感情を経験するんですが、似たような経験が自分にもあったりしたので、どれも“この気持ちわかる”と思いながら演じることができました。彼女の気持ちや行動に関してわからないことがこれまでなかったので、自分で言うのもなんですが、私はアーニャと相性がいいのかもしれません(笑)」今回は家族旅行でフリジスという地方に出かけ、旅先でアーニャがトラブルを巻き起こし…というストーリー。種﨑敦美さん自身も旅に出るのは好きだそうで、最近は三重県の鳥羽水族館に、自身が演じたキャラクターのモデルになったラッコに会いに行ったそう。「旅をするときは、なにか目的を持って出かけることが多いです。旅先での経験や、そのときに感じた気持ちなんかも自分の中にストックして、いつか何かの役を演じるとき活かせたらいいな…なんて思います」家族の楽しい時間はもちろんですが、激しいバトルも見どころの今作。スクリーンで躍動するフォージャー家に、期待が高まる!「TVアニメのSeason 2では豪華客船でバトルして、映画でもフォージャー家は激しく戦っていたので、もし次に家族でどこかに出かけるなら、ボンドも一緒に温泉でのんびり…とかがいいです。あるいは千葉県でピーナッツを採る、とか(笑)。スペクタクルのない旅行に連れていってあげたいですね」ANYA FORGERちちとはは、大好き!超エスパー能力者の少女。フォージャー家の一人娘で、人の心が読める超能力者。任務のために養子を探しに孤児院に来たロイドと出会い、彼の養子になった。名門のイーデン校に通う。性格は好奇心旺盛で、好物はピーナッツ。口癖は「わくわく」。たねざき・あつみ声優。代表作に、『葬送のフリーレン』のフリーレン、『ドラゴンクエストダイの大冒険』のダイなど。ニュース番組『サンデーステーション』のナレーションなども務める。ヨル・フォージャー CV 早見沙織この作品の魅力が詰まった、豪華なお弁当みたいな映画です。「最初のシーズンのときから“続きが作られたらいいな”と思っていたので、劇場版になる、しかもオリジナルと聞いたときには大興奮しました。そこから実際に脚本をいただくまで少し時間があったので、ワクワクしていた時間が長かったのをよく覚えています」強くて美しいが、ちょっと抜けてもいる。そんなヨルを演じる早見沙織さん。劇場版には期待通りの名場面が目白押しだと熱弁。「フォージャー家のバタバタも、スケール感もスピード感も劇場版ならでは。この作品は、通常のTV版だと15分のお話が2本という感じのことも多いのですが、今回は映画1本分の長さで1つのお話をじっくり描いています。そのボリューム感はここでしか観られない。なんでしょうか、品数が豊富な豪華なお弁当みたいな感じです(笑)」劇場版の中で、ヨルがちょっとおとぼけなことをしたことにより、その流れでロイドと少し長く喋るシーンがあるそうで、「その会話を録音しているときに、Season 2まで積み上げてきた家族の信頼関係や、ヨルさんが持つ家族への無意識の愛などを感じることができて、私自身すごく胸が温かくなりました。ぜひそのシーンは観てほしいです」実はこの取材時、早見さんは『SPY×FAMILY』のイベントで韓国に滞在中!「韓国に来るのは初めてなのですが、空港から移動するときにバスの車窓から見えた街並みや、一瞬外に出たときに吸った空気、それから街の情報などを伺って、ワクワクが止まらないです(笑)。旅に出て自分が知らない何かに触れるのは、本当に楽しいです。そうそう、旅ってこんなふうにアドレナリンが出るんだった…と思い出し、今まさに幸せを味わっています」YOR FORGER優しく天然な「はは」、裏の顔は殺し屋…。偽装結婚をして、ロイドの妻、アーニャの母となった。表の顔は市役所の事務職員で、殺し屋という裏の顔を持つ。コードネームは〈いばら姫〉。優しく温和な性格だが酒癖が悪い。料理の腕は壊滅的、でもきれい好きで掃除は得意。はやみ・さおり声優、アーティスト。代表作に『ONE PIECE』のヤマト、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ、『うる星やつら』のおユキ。洋画『ローマの休日』〈新吹替版〉のアン王女など。アルバム『白と花束』(ワーナー)が発売中。ボンド・フォージャー CV 松田健一郎大冒険するアーニャに寄り添い、見守るボンドがかわいいです。作品に品格を与える渋いナレーションに加え、犬のボンドの声も演じているのが松田健一郎さん。なんと松田さん、これまでに少なくとも4頭の犬を演じてきたそう。「1頭目のときは、別の役でスタジオにいたときにたまたま演じただけだったんです。ボンドに関しては、ナレーションのトレーラーの録音のときに“実はこの作品、犬がいまして…”と声をかけていただき、もともと作品のファンでボンドの存在も知っていた僕としては“ぜひ!”と快諾。犬の鳴き声に感情を乗せるのは役者としてはとても楽しい作業なのですが、アフレコの際、他の役者さんが一生懸命喋っているのに、ボンドは“ボフッ”一言で終わったりするので、僕だけ楽させてもらってすみません…と思っています(笑)」TVアニメSeason 1の時点で相当反響が大きかったため、当時から“劇場版が作られるのではないかな”と思っていた、とのこと。「でもこんなに早くそうなるとは…。TVシリーズがあるアニメにとっての劇場版は、ファンの皆さんへのお礼みたいなものですよね。劇場版の中でも、ボンドはアーニャにピッタリ寄り添って彼女の冒険を見守っていますので、そんなふたりを楽しんでいただけたら」松田さんにも、旅について、ご自身の願望を聞いてみると「インドア派なので、そんなにしょっちゅう出かけるほうではないのですが、強いて言えば温泉は好きです。少し前にアルパカ牧場に出かけて、その帰りに温泉に寄ったことがあったのですが、そこで湯上がりに飲んだビールがものすごく旨かった!なので休みが取れたら、寒いところの温泉に行ってビールが飲みたいなぁ。でもうちに猫がいるので、泊まらず日帰りで帰ってきます(笑)」BOND FORGER未来予知ができる犬、アーニャの相棒!テロリストたちとの騒動の中でアーニャと出会い、フォージャー家に加わった犬。未来予知の能力を持っており、年齢不詳だが大人の貫禄が漂う。名前の由来はアーニャの好きなアニメの主人公「ボンドマン」を彷彿とさせたことから。まつだ・けんいちろう声優、ナレーター。代表作に、『ヴィンランド・サガ』のトールズ、『ブラッククローバー』のゴードン、ナレーションなど。海外ドラマや海外アニメの吹き替えも務める。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』オペレーション〈梟〉担当変更の指令がロイドに下った。同時にアーニャが通うイーデン校で、優勝者に〈星(ステラ)〉が授与される調理実習が実施されることに。ロイドは任務継続を交渉するために、審査員長の好物・フリジス地方の伝統菓子《メレメレ》作りをアーニャに提案。一家はフリジスに家族旅行することに。道中、アーニャが重大な秘密が隠されたチョコレートを飲み込んでしまい…。原作・監修・キャラクターデザイン原案/遠藤達哉監督/片桐崇脚本/大河内一楼大ヒット上映中。※『anan』2024年1月24日号より。©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会©遠藤達哉/集英社(by anan編集部)
2024年01月24日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』にゲスト声優として参加する、中村倫也さんと賀来賢人さんが作品の魅力を語ります。ドミトリ CV 中村倫也声を作っての演技の難しさに悶絶。どんな声なのかは、ぜひ劇場で!ピンチに陥ったアーニャの前に立ちはだかる敵役のドミトリを演じたのが、中村倫也さん。もともとこの作品はマンガもアニメも大好きで、出演依頼はとても嬉しかったそう。「ただ、演じたドミトリのビジュアルを見て、“なぜ僕のところにオファーが来たのか…”と思いました。骨格から何からすべてが僕と異なるキャラなので…。正直今も、なぜ僕がやらせてもらえたのか、よくわかりません(笑)」演じるドミトリは、中村さん曰く「ちょっと変なヤツ」。演じるにあたり、普段の喋り方や声ではなく、声を作って演じようと思ったとのこと。「猫背で、なるべくローに響く省エネな発声法を意識しました。あまり口を縦に開けない、こもった声のイメージです。最初は松重豊さんみたいに喋ろうと思ったんですが、そうするとバタバタした喜劇にしづらく、栗原類さんのように…と考えたものの、今度はワーキャーできない。この年になると、新人のときに感じたような“どうすりゃいいの?!”みたいな状況にはあまり陥らないけれど、今回は久々にそんな感じ(笑)。でもだからこそ、収録はとても楽しかったです」この仕事を通じ、自身の小さい頃の冬休みを思い出した、と中村さん。「そういえば自分も、子供の頃、兄貴と一緒に親に連れられて、アニメ映画を観に行ったことがありました。冬の街並みって映えるし、旅に出るという展開も、特別感があっていい。大人の皆さんはそんな懐かしい気持ちになってくれると嬉しいし、小さい子供たちも、この作品を映画館で観たということを、いつか思い出してほしい。そんなふうに楽しんでもらえたらいいですね」DOMITRI東西平和の転覆を目論む、軍情報部の特別偵察連隊の一員。ひょろりとした細い体躯と、猫背が印象的なキャラクター。なかむら・ともや1986年生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。近年はドラマ『ハヤブサ消防団』、映画『沈黙の艦隊』、舞台『OUT OF ORDER』などに出演。2月よりAmazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』がPrime Videoにて配信予定のほか、映画『ミッシング』(5/17公開)が控えている。ルカ CV 賀来賢人声の仕事に関しては、ほぼ新人。相手役が中村倫也でよかったです。「原作の面白さに加え、キャラクターにぴったりの声、躍動感のある動き。このアニメは、エンタメの王道として、大人も子供も楽しめる作品です。でもその素晴らしさが、自分が出演するとなってからは非常に大きなプレッシャーに…。これは失敗できないなと、収録まではとにかく風邪をひいてはいけない、とだけ考えていました(笑)」賀来賢人さんが演じるのは、ドミトリとコンビを組み、アーニャたちを邪魔しにかかる男・ルカ。自身とはあまり共通点がないキャラだそうで、「見た目が結構ゴリッとしている感じなので、僕もなぜ自分にオファーしてくださったのかは、未だ最大の謎。実は僕は声優の仕事をさせてもらうのはまだ3回目なので、ぴよぴよの新人。音響監督の言うことを汲み取るだけで精一杯でした。なのに横で(中村)倫也が楽しそうにやってるから余計に焦って(笑)。“楽しそうにやってんな!”と思いながらのアフレコ現場でした」全身を使っての芝居の場合、動作や表情で表現を補える。でも声だけの芝居の場合、それができないのが本当に難しい、と賀来さん。「今回は音響監督からのアドバイスで、普段の声とは違う声で演じていますが、声の高さ、強弱など、テクニカルなことが本当に難しかった。改めて、声だけの芝居は難しいと思いましたね。願わくば、エンディングまで僕の声だと気が付かれないといいな、と思います」今回、種﨑敦美さん、早見沙織さんの声を事前に聞いてからアフレコに臨んだそうで、「声を聞いた瞬間“うわー!”となりまして、めちゃくちゃ感動しました。二人とお芝居ができたこと、それだけで僕は大満足です(笑)」LUCAドミトリ同様、東西平和の転覆を目論む、軍情報部の特別偵察連隊の一員。相方とは対照的にガッチリした体格が特徴。かく・けんと1989年生まれ、東京都出身。2007年に映画で俳優デビュー。以降ドラマ、映画、舞台で幅広く活躍中。ドラマ『今日から俺は!!』『Nのために』『半沢直樹』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、連続テレビ小説『花子とアン』などに出演。今年、ドラマ『忍びの家』がNetflixにて配信予定。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』オペレーション〈梟〉担当変更の指令がロイドに下った。同時にアーニャが通うイーデン校で、優勝者に〈星(ステラ)〉が授与される調理実習が実施されることに。ロイドは任務継続を交渉するために、審査員長の好物・フリジス地方の伝統菓子《メレメレ》作りをアーニャに提案。一家はフリジスに家族旅行することに。道中、アーニャが重大な秘密が隠されたチョコレートを飲み込んでしまい…。原作・監修・キャラクターデザイン原案/遠藤達哉監督/片桐崇脚本/大河内一楼大ヒット上映中。※『anan』2024年1月24日号より。©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会©遠藤達哉/集英社(by anan編集部)
2024年01月23日TVアニメのSeason 1から助監督として関わってきた片桐崇さんにとって、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は初監督作品。人気シリーズの劇場版を任されたことは、一体どんな経験だったのか。作品完成直後に、お話を伺いました。プレッシャーだらけの初監督作、「相当頑張らねば…」と覚悟。TVシリーズの助監督を経て、今回劇場版では監督に抜擢された、片桐崇さん。原作もTVアニメも大ヒットという作品を任せたい、と言われたときには、一体どんな思いがよぎったのでしょうか。「劇場版を作るという話は、構想としては実はけっこう前からあったので、ある日突然“やってくれ!”と言われたわけではないんです。そんな頃から、“もしかしたら、メインでやってもらうかも…”みたいな感じでの予告があったので、心の準備にはけっこう時間をかけることができた気がします。とはいえ、TVシリーズの反響は日ごとに大きくなり、結果的に人気もとても大きくなりました。ということは、劇場版への世間からの期待も相当大きくなるだろうな…というのを予想できるわけで、これは相当頑張らねば…と思いましたね」人気の作品で、しかも初監督。今回のインタビューの中で、片桐さんの口からは、“プレッシャーが大きかった”という言葉が何度も出たのが印象的だった。「そうですね、本当に。正直言うと、プレッシャーしかなかったです(笑)。しかもスタッフの中で僕は一番若手だったので、他の方より経験も乏しいわけです。TVシリーズのときは助監督で、監督から指示を受け、それを形にするために動く、という立場だったのが、劇場版ではその指揮系統が逆になった。まずはそれがとても難しかったです。とはいえ、シナリオが完成したとき、その内容に手ごたえを感じて、“自分はこれから、こんなすごい作品に携われるんだ…!!”という喜びがとにかく大きかった。これを映像化できれば絶対いいものは作れる、と思えたので、それを支えに頑張りました(笑)」アニメーション作品は非常に細かい分業から成り立っており、特に劇場版となると、作画スタッフだけでも何百人も関わっているそう。絵コンテや設定資料といった、その作品の「取扱説明書」を作り、上がってきたものが説明書どおりになっているかを確認するのが、アニメーション作品における監督の仕事、と片桐さん。「この作品を監督する上でまず自分が一番に考えたのは、TVシリーズと同じ品質のものを作る、ということ。ファンの皆さんも、おそらくTVシリーズの延長として劇場版を観に来ると思ったので、まずは古橋一浩監督が作った“TVアニメの『SPY×FAMILY』”のルックを大きく変えないように心がけました」作品に関わるスタッフの思いをすくい上げられる監督でありたい。今回の劇場版が今までと大きく違うところは、ストーリーがオリジナルであること。原作者である遠藤達哉先生が監修に入っているものの、脚本は大河内一楼さん執筆の完全オリジナル。オリジナルゆえの難しさもあったようで…。「漫画があれば、そこに載っている絵を指針にしてやっていけばいいのですが、オリジナル脚本なので、原作の絵はないわけです。でも逆に言えば、絵がないからこそ考える余白があるともいえるわけで、自由な発想でアイデアを出していける。アニメーターさんがいろいろと工夫をして絵を描いてくれたので、それを見るのが監督としてはとても刺激的でした。特にアクションシーンを担当してくださった方のフィニッシュワークを見たときには、“ものすごい作品ができた…”という感動がありましたね」一方で、スタッフみんながこの作品を愛しているがゆえに起こる問題もあったようで…。「みんながこの作品のファンだからこそ、“私が思うアーニャはこう”というのを皆さんそれぞれが持っていて、それぞれの愛が良い意味で重い(笑)。皆さんが愛を込めて作った断片を集約し、そこから何を選び、どうまとめるのかを判断するのが監督の仕事なのですが、それが本当に難しかった。愛が大きすぎても“『SPY×FAMILY』らしさ”を超えてしまうことになるので、そのへんのコントロールをかなり意識はしながら作っていたと思います」片桐さんの言葉の端々に、一緒に仕事をするスタッフへの気遣いと感謝が溢れていたことがとても印象的。「アニメーションは作品ごとにスタッフが集まりチームが作られるわけで、毎回のスタッフィングごとに“その作品にとっての大事なこと”は異なります。僕は、監督として譲れない何かを持つ、ということよりも、チームに集まったスタッフが何をしたいのかをすくい上げ、それを実現しやすい環境を作ることが大事だと思っていて。作品が出来上がったとき、ファンの方に楽しんでもらいたいのはもちろんですが、同時に作り手たちにとって手ごたえがあるものを目指したい。そういう作品作りができたらいいな、と思います」ようやく完成した初監督作品。ファンの方には、何度でも劇場に足を運んでほしい、と片桐さん。「たくさん伏線が張られているので、観るたびに、新しい発見があると思う。ストーリー展開も素晴らしいですし、キャラクターの表情も本当に豊か。大きなスクリーンで、フォージャー家の活躍をぜひ楽しんでください」かたぎり・たかしアニメーション監督。WIT STUDIO所属。これまでに関わった作品は、『Hello WeGo!』『グレートプリテンダー』『バブル』など。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』オペレーション〈梟〉担当変更の指令がロイドに下った。同時にアーニャが通うイーデン校で、優勝者に〈星(ステラ)〉が授与される調理実習が実施されることに。ロイドは任務継続を交渉するために、審査員長の好物・フリジス地方の伝統菓子《メレメレ》作りをアーニャに提案。一家はフリジスに家族旅行することに。道中、アーニャが重大な秘密が隠されたチョコレートを飲み込んでしまい…。原作・監修・キャラクターデザイン原案/遠藤達哉監督/片桐崇脚本/大河内一楼大ヒット上映中。※『anan』2024年1月24日号より。©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会©遠藤達哉/集英社(by anan編集部)
2024年01月23日シヤチハタは1月5日、持ち物への名前書きをイラスト入りで押すことのできる「どこでももちものスタンプ」より、人気のキャラクター『ちいかわ』のイラストを盛り込んだ「どこでももちものスタンプ ちいかわ」を発売しました。■ちいかわ・ハチワレ・うさぎがスタンプに!「どこでももちものスタンプ ちいかわ」は、ちいかわのイラストと一緒に名前が押せる、浸透印タイプのスタンプ。ちいかわ、ハチワレ、うさぎが見せる表情はさまざまで、見ているだけで自然とほっこりしてしまいます。紙・プラスチック・布・金属・木などにも押せるので、ノート、定規や体操服など、さまざまな持ち物に名前書きができます。スタンプの本体色は、ブルー、ピンク、イエローの3色。インキ補充が可能で繰り返し使うことができ、経済的です。イラストは、ちいかわ・ハチワレ・うさぎの3種類で、それぞれノーマルな表情からキャラクター独自の特徴的な表情など3タイプを揃え、全9種類の中から選べます。プライベートで大活躍しそうなスタンプです!気になる人は検索してみてくださいね。■商品概要「どこでももちものスタンプちいかわ」1980円(エボル)
2024年01月05日シリーズ累計発行部数1000万部(デジタル版含む)超の大ヒット漫画、『ダンジョン飯』。ファン待望のアニメ化を手掛けるのは実力派スタジオTRIGGER(トリガー)。監督が語る、制作の裏側とは。見ているだけで気持ちいい!迫力映像で話題のスタジオ。スタジオの立ち上げ以降、アニメ好きを唸らせるハイクオリティな作品を制作し続けているTRIGGER。なんといってもその魅力は圧倒的な映像美だろう。緩急の利いた動きやビビッドな色使いはシンプルにカッコ良く、普段アニメを見ない層であっても「何か、技術的にものすごいことが起きているぞ!」と直感的に分かるはず。そして、彼らの本領はド派手なアクションだけではない。今作『ダンジョン飯』では、見ているだけでお腹が減ってくる調理シーンにシズル感たっぷりの料理カットと、新境地を開拓している。トップアニメーターは、どんなジャンルを描いても上手い…そんな事実を噛みしめさせられる。TRIGGER・宮島善博監督インタビュー原作漫画を読んだときの感動を共有したい!「アニメ業界で『ダンジョン飯』を最も愛しているのは僕です!」と断言する宮島善博監督は、10数年来の九井諒子ファン。「九井先生の初長編、しかもダンジョン×ごはん!?と驚きつつ連載開始時から愛読していた『ダンジョン飯』。1巻が出た2015年当時、僕の役職は制作進行だったんですが、TRIGGER社内でアニメ化の希望を出しました。そこから約9年、念願叶って監督を任せてもらえることになりました」ドラゴン、冒険者、魔法などファンタジー濃度増し増しの作品世界のもうひとつの主役ともいえるのが、美味しそうな魔物料理だ。「モンスターが倒され、解体されて食材に、調理されて料理に変わっていく。現実にない食材で作る料理を描くためにモンスターをデザインすることから始めました。解体したらどうなるか、調理の過程でどんな音がするか、味や食感は何に似ているかなどをデザイナーと作画監督陣で話し合い、音響効果担当にも無茶振りをして。イラストレーターさんに料理のイメージボードを描いてもらってそこから逆算するなど、いろいろな方向からアプローチしています。音響監督が現場にサソリを持ってきたときはさすがに驚きましたが(笑)、アニメをご覧になる方たちにも、代用品を探しながらダンジョン飯を作る楽しみを共有してもらえるんじゃないかと思います」ライオス、マルシル、チルチャック、センシを筆頭に、キャラクターたちは度々ごはんを食べる。「食事や調理中の手つきや身ぶりには、そこからキャラクター性が見えるくらいこだわっています。トールマン、エルフ、ハーフフットにドワーフなどの種族間の差や分かり合えなさは、作品の基調ともいえる部分。例えば長身のライオスと彼の膝の高さほどのチルチャックを同じ絵に収めることには苦労もあります。でも、それを活かした構図や演出を考え、重厚に膨らんでいく作品テーマをより深く表現することを目指しました」来年1月に始まるTVアニメ放送とそれに先立つ劇場上映。監督イチオシの場面やエピソードは?「絵コンテ、作画監督、アニメーターもみんな気合十分で臨んでいるのでひとつを選ぶのは難しいんですが…個人的には第3話の“動く鎧”かな。アクションも料理のシーンも、洗練された作画に音楽ががっちりハマって、カッコいい仕上がりになりました。原作漫画ファンにも、アニメで『ダンジョン飯』に出合った方にも、僕が初めてこの漫画を読んだときと同じくらいの感動を覚えていただけたら嬉しいです!」『ダンジョン飯』読めばお腹がすいてくる!迷宮グルメ漫画ついに完結。原作は九井諒子による漫画。地下深く、謎多き大迷宮を行くライオス一行。妹ファリンを食ったドラゴンを倒すため、魔法使いのマルシル、鍵師のチルチャック、魔物料理に精通するセンシと自給自足の旅を続ける。KADOKAWA/全14巻 各792円TVアニメ『ダンジョン飯』食うか、食われるか。ダンジョンに潜む魔物たちとの冒険活劇が動き出す!12月8日~3週間限定の劇場先行上映中。TVアニメは2024年1月4日より全国28局にて連続2クール放送。Netflixほかで順次配信予定。©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会映像制作会社TRIGGER 2011年設立のアニメ制作会社。『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られるスタジオ〈ガイナックス〉に所属していた3人によって立ち上げ。初のテレビアニメ作品『キルラキル』はダイナミックな映像とけれん味たっぷりのスタイリッシュな演出で大きな話題に。以降も、コンスタントに話題作を生み続けている。監督・宮島善博TRIGGER作品の制作進行、演出、絵コンテ、助監督などを経て、2023年『劇場総集編SSSS.DYNAZENON』で監督デビュー。’22年『サイバーパンク: エッジランナーズ』7、8話に参加。※『anan』2023年12月27日号より。取材、文・鳥澤 光(by anan編集部)
2023年12月24日anan誌上で連載され、舞台、映画などさまざまな形で愛され続けている、辻村深月さん(辻は二点しんにょう)の小説『ハケンアニメ!』。今度はWEBTOON(ウェブトゥーン)で、“彼ら”にまた会えることに!アニメ業界で奮闘する“彼ら”に、新たな形で再会!上から時計回りに、行城、香屋子、瞳、王子。お仕事エンターテインメントの傑作『ハケンアニメ!』がウェブトゥーン化。11月18日(土)より「LINEマンガ」独占先行配信。制作プロデュース:マガジンハウス制作:WONDER TOON LABウェブトゥーンとは韓国発のウェブコミックなのだが、制作を担当した雲井蛍さんはその特徴を次のように説明する。「右から左へ横に読んでいく日本のマンガと違い、主にスマートフォンで読むことを想定しているので、縦スクロールでフルカラーの作品になります。制作に関しても、キャラクターデザイン、シナリオ、線画、着彩などを分業で行う韓国のスタイルを踏襲しています。そのためITベンチャーやゲーム制作会社など、マンガ業界以外からの参入も多く、日本でも盛り上がってきています」ウェブトゥーン版『ハケンアニメ!』の制作チームは6名ほど。作中で描かれるアニメの制作現場ほど大所帯ではないが、本作自体もチームワークで作り上げているのだ。「しかも私は、前職でアニメの宣伝と企画プロデューサーをしていたので、不思議なご縁を感じます。良くも悪くも本音でぶつかり合う、アニメ業界の人々の正直さや良心を、きちんと描いた小説だと思いました」今回配信されるのは、原作の第1章「王子と猛獣使い」。伝説の天才アニメ監督・王子千晴を、プロデューサー・有科香屋子が口説き落とし、一緒に仕事をすることになったものの、シナリオが未完成のまま王子が行方不明に。一方、同クールには気鋭の監督・斎藤瞳と敏腕プロデューサー・行城理がタッグを組む話題作も控えていて……。雲井さんはキャラクターデザインとシナリオ、さらにはネーム監修を担当している。「原作を読んだ人は、連載時や書籍の表紙でイラストを描かれているCLAMPさんの絵柄のイメージが強いと思います。香屋子や瞳は、自然とそれに近くなったのですが、王子や行城など男性のキャラクターデザインは、あえて少し違う雰囲気にしています。例えば王子は、見た目は若くて生意気だけど30代半ばになろうとしているじゃないですか。目や鼻など顔のバランスや服装をリアルに寄せつつ、キャラクターとして萌えるビジュアルを意識しました」シナリオには、登場人物のセリフはもちろん、そのときの表情、コマの情景、画角まで細かく盛り込み、物語の設計図を作成。その過程で雲井さんが気づいたのは、ウェブトゥーンと小説の相性の良さだった。「ウェブトゥーンは私たちが読んできたマンガよりも、主人公のモノローグが多い傾向にあるんです。それは読者とキャラクターの距離を早く縮めるのに効果的だったりするのですが、登場人物の内面を細かく描写する小説は、ウェブトゥーン化にとても向いていると思いました」スクロールで流れるようにコマが展開するため、映像を見ているような感覚を味わえるのも特徴。全体的に原作に忠実な印象だが、絵だからこそ表現できるニュアンスも。「香屋子と王子のやり取りで、“ちょっといい雰囲気”を演出しています。仕事場のディテールなどもリアルな描写にこだわっているので、その辺りもぜひ見てほしいですね」ウェブトゥーン版『ハケンアニメ!』はこちら原作・辻村深月さんからのコメントも到着!「また新しい王子や香屋子に会えて、とても嬉しいです。マンガ版の彼らも表情豊かで可愛く素敵。そして、熱いです!」『ハケンアニメ!』2012年から2年弱にわたって本誌で連載され、昨年の映画化も話題になった、辻村深月さんの長編小説。同クールに放送されるTVアニメで、最も成功した作品に与えられる「ハケン(覇権)」の称号を巡り、奮闘する人々を描く。仕事との向き合い方を教えてくれる、熱い群像劇。マガジンハウス文庫968円お話を伺った方・雲井 蛍さん(クリエイティブディレクター/WEBTOON作家)くもい・けいTVアニメの宣伝・企画プロデューサーを経て、現在はギークピクチュアズでクリエイティブディレクター及びWEBTOON原作者として、オリジナル作品を制作中。※『anan』2023年11月22日号より。写真・土佐麻理子(辻村さん)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2023年11月18日今やアニソンシーンの顔といえる活躍っぷりで、世界最大のアニソンライブ「アニメロサマーライブ」では今年の大トリを務めるほど確固たる地位を築いているオーイシマサヨシさん。今年、デビュー10周年イヤーがスタートし、来年はついに武道館公演が決定。それだけでもすごいのに、なんと開催の半年以上前にはチケットが完売。アニメやアニソン全盛の時代に、オーイシさんはどのようにして快進撃を続けているのだろうか。――新曲「好きになっちゃダメな人」は、放送中のTVアニメ『お嬢と番犬くん』のOPテーマ。本作は、身分差×年齢差の恋を描く極道ラブコメですが、作品の世界観をどのように吸い上げて楽曲制作をされたのでしょうか?オーイシマサヨシさん(以下、オーイシ):今回、自分の中で大きなチャレンジをしまして。一人称が“わたし”の曲を書いたんですよ。女の子の気持ちや視点に立って、男性である僕が“わたし”を歌うアンニュイさを楽しんでもらおう、と。そもそも『お嬢と番犬くん』は“極道に恋をするJK”の話。恋をしてはダメな人、好きになっちゃダメな人を好きになってしまう。好きになったところで、いい未来が待っていないと頭ではわかっていても、抗えない気持ちが原作からほとばしっていて。それを曲でも表現しようと思い、ヒロインの瀬名垣一咲(せながき・いさく)の心の動きに注目して曲を書きました。さらに、ストリングスやコーラスを多めにして、祝祭感が出るようなサウンド感を意識しました。好きになっちゃダメな人だけど、恋をすることは決して不幸ではない。それを音やアレンジで演出したかったんです。――他にも3月には『ギフト』、5月には『死んだ!』、9月は「黄金航路」と破竹の勢いでシングルを発表されて。ご自身で歌う曲以外にも、TVアニメ『【推しの子】』の「サインはB」など楽曲提供も精力的に行っています。オーイシ:自分で歌う場合は、作品と現実世界とのリンクポイントを探します。楽曲提供の場合は、よりその作品との親和性や、作品の一部になれる楽曲を意識します。キャラソンを書く時は徹底的に原作を読み込む。例えば『【推しの子】』のファンの方々が、このシーンをどう思っているのかをSNSで調べたり、「そういう視点もあるんだ」と参考にしたり。自分ひとりで作ったというよりも、みんなで作っている感覚ですね。激動のアニソンブームの中、変わらずに“オーイシ”を貫く。――今やアニメ好きを公言したり、アニメを推すことを隠さないのが当たり前になり、ライトなユーザーも増えてきています。そんな時代の変化とともに、アニソンシンガー以外がアニメ主題歌を担当することも多くなりました。この状況をどう見ていますか?オーイシ:僕はポジティブに捉えています。他の業界の方だとか、ロックバンド、J‐POPアーティストがアニソンに流入してくることで、僕らの席がなくなるか?といったらそうではなくて。先日「アニサマ」に出て思ったんですけど、ロックバンドやJ‐POPシンガーは『ロウきゅーぶ!』の歌を歌われへんもんなって(笑)。確かに人気アーティストは、売れているアニメタイトルの主題歌を歌っているかもしれないですけど、でも僕らからすると、もっと別の濃度が高い文化も知っている。アニソンの中で、J‐ROCK、J‐POPバンドたちが歌えない層も存在する。だからこそ、僕らの存在意義は全然揺らいでないと思っているんです。アニメタイトルも増えていますしね。普段は40タイトルくらいなんですけど、今期は1.5倍の60タイトルに増えているらしくて。製作委員会もアニメドリームを夢見て出資してるし、こういう時代だからこそ、チャンスがたくさん転がっていると思います。――「アニサマ」の話が出ましたが、今年は3日間の大トリを務められましたね。これまでにもテーマソングを担当されたり、大きな存在感を示されていましたが、アニソン界における立場をどのように感じていますか?オーイシ:大層な感じよりも、僕は“たまたまアニソンファンの代表に押し上げられた人間”という立ち位置をずっと貫きたいんです。運良く神輿に担ぎ上げられて、今は音頭を取らせてもらってますけど、みんなと同じアニソン・アニメファンであり、あくまで神の視点を持たない人間。ただ、なんとなくみんなが知ってくれているとか「オーイシがいる現場は楽しいらしいぞ」という噂が広がるとか、そういうのがずっと続けられたらいいなって思います。僕なりのアニソン道は、そこにあるのかなと。――その思考はどこから?オーイシ:アーティストとしての経緯が関係していると思います。22年前にバンドマンとしてデビューをし、解散後はシンガーソングライターとしてJ‐POPアーティストに転身して、その後アニソンシンガーとなりアニソン界に合流した経緯があるので。やっぱりどこかアニメとアニソンのファン目線のまま、アニソンを神格化して捉えている自分がいるんですね。――アニソンシンガーになる前に遡ると、30代までは音楽だけでは生計を立てられず、アルバイトをしていた時代がありましたよね。当時は音楽で食べていくことが目標だったと思いますが、今のモチベーションはなんでしょうか?オーイシ:それが最近の大きなテーマなんですよ。幸いなことに皆さんのおかげでごはんが食べられるようになって、生活のために音楽をするモチベが、以前と比べると低くなっている。周りを見てもいるんですよ。お金を持つと急に歩みを止めてしまうとか、緩めてしまうとか。それも一つの答えですし、別にいいと思うんですけど、僕はカッコ悪い歩みの緩め方や止め方はしたくなくて。最近は前よりもお仕事をセーブさせていただくようになっていますし、イベントやライブも、吟味した上でゴーサインを出させてもらってます。ちなみに、今年は学園祭のオファーをたくさん受けているんですよ。今は大学生のみんなと一緒に、アニソンを楽しみたいモチベがすごく高いです。――それって、損得勘定とは違いますよね?オーイシ:そう、ギャラじゃないんです。ただ、学園祭に出るのは将来の得にもなると思っていて。ライブを観た大学生が30代とか40代とかになって、その会社や業界で力を持ち始めた時に「そういえば、ウチの大学にオーイシが来てくれたことあったな。今度のイベントに呼んでみようかな?」と10年、20年後の財産になる可能性があると思っていて。なので、慈善事業をやりたいわけじゃないんです。そこまでいい子じゃないので(笑)。「講座を開くとかアシスタント雇うとか、自分の意思を繋げることをやったら?」と聞かれるんですけど、「それだけは絶対に嫌だ」と言っていて。先生みたいな立場になるとか、誰かに何かを教えるということは、下に人を作ることになる。僕は、若い方々もみんなライバルだと思っているし、ずっとバチバチやっていたい。現役でいたいから教える側になるとか、評論するような仕事はお断りしているんです。それも自分の立ち位置や環境作りの一つです。放送中のTV アニメ『お嬢と番犬くん』のOP主題歌「好きになっちゃダメな人」が発売中。『オーイシマサヨシ×鈴木愛理のアニソン神曲カバーでしょdeショー!!』で共にMCを務める鈴木愛理の最新シングル「最強の推し!」の作詞・作曲と編曲を担当した。2024年3月2日に、自身初となる日本武道館でのワンマンライブが決定。オーイシマサヨシ1980年生まれ、愛媛県出身。学生時代にスリーピースバンドSound Scheduleを結成し、2001年にメジャーデビュー。その後、’08年に「大石昌良」名義でソロデビュー、’14年にはアニメ・ゲームコンテンツ向けの「オーイシマサヨシ」名義でも活動を始める。自称“アニソン界のおしゃべりクソメガネ”。趣味はエゴサーチ。※『anan』2023年11月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・瓜本美鈴インタビュー、文・真貝 聡(by anan編集部)
2023年11月11日幼少期に手塚治虫の漫画を読みふけったことが漫画家になる原点だったという浦沢直樹さん。手塚漫画をリメイクした『PLUTO』に込めた想いに迫ります。子どもたちに希望のある未来を示すのが我々の役目だと思う。Netflixオリジナルとして制作されたアニメ『PLUTO』は、『鉄腕アトム』に収められた「地上最大のロボット」というエピソードを下敷きにして浦沢直樹さんが新しいストーリーに仕上げた一作。誰もが知る手塚治虫さんの代表作をリメイクするにあたっては、少し意外な経緯があったのだとか。「手塚先生の『鉄腕アトム』では2003年4月7日にアトムが誕生するんです。それで現実にその日が迫った時期に、手塚プロダクションから漫画界を挙げてアトムの誕生を祝うような企画を考えたいというお話をいただいて。そこで僕が勢い余って大それたことを言っちゃったんですよ。『手塚作品をオマージュしたイラストを描いたりするのもいいけど、「地上最大のロボット」のリメイクに真正面から挑むような気骨のある漫画家はいないもんかね』って。そしたら周りの編集者に『そんなの自分がやればいいじゃん』ってツッコまれてしまったんです。いやいやいや…と思って。僕は5歳のころからこの作品とともに生きてきましたから、ものすごいものを背負い込んでしまったなと(笑)」実際に手塚プロダクションからGOサインが出た際には「プレッシャーで全身に蕁麻疹が出た」と当時を振り返った。「地上最大のロボット」は浦沢さんにとってそれほど大きな存在だったのだ。「生まれて初めてこんなに切ない話を読んだという感覚になったんですよね。子どものころにはっきり意味が理解できる物語って、いわゆる“正義と悪”の図式になっていて勧善懲悪なものが多い。でも『鉄腕アトム』は悪者として登場するキャラクターにも心があるし、敵に勝っても嬉しくない、戦いなんて無意味だと問いかけてくる。当時は『なんなんだこれは』と理解が追いつかなくて、なにか重いものを投げかけられた感覚だけがあった。でもわからなかったからこそ、人生を懸けて追いかけていくものになったんです」リメイクが発表されると、世間からは「なんで私が『地上最大のロボット』を一番好きだと知ってるんですか?」というリアクションをもらうこともあったという。「そこで初めて、この物語を愛している人がたくさんいることに気づきました。当時はSNSのようなつながりがありませんでしたから、みんながひとりでこの作品への想いを温めていたんですね」『鉄腕アトム』の連載開始からおよそ70年が経つ現在もそうして読み継がれていることについて、「おそらく、手塚作品はわかりやすい勧善懲悪ではないぶん、難しいんですよ。でもだからこそタイムレスな魅力があるんです」と語る浦沢さん。そこには革新的な漫画表現に加え、人間の愚かさや争うことの虚しさを一貫して描いてきた手塚作品の強度がうかがえる。「リメイクするうえでは、『鉄腕アトム』は素晴らしかったと単に懐古主義に陥るんじゃなくて、この作品が問いかけたメッセージが今もなお有効であることを伝えたいと思っていました。もしかすると、1964年に『地上最大のロボット』が発表されて以降、2023年の今が一番、この物語の適合する時代かもしれない。それは逆に問題でもありますよね。反戦の願いを込めた話は、人類がいろんなことを克服して、いつか古びたものになるべきだから」手塚さんが『鉄腕アトム』ならびに「地上最大のロボット」で描き、『PLUTO』へと受け継がれた想い。それは、いつの時代も人と人は争うけれど、そこに根本的な解決はないということ。ならば、人の残酷さや憎しみを持つ心はどのように行き場所を見つけるのか、というもの。「今の世界の都市の風景を見ると、私たちは手塚治虫が願いを込めて描いた未来像を一生懸命実現しようとしてる気もするんです。我々はそうした希望のようなものを描かないといけないと。子どもたちが目指したいと思う未来を提示するのが、漫画家の役目でもあるのだと思います」浦沢さんがそうした大きなものを背負って『PLUTO』を作り上げていく作業は大変な面も多かったというが、全8巻の濃密な物語を読むと見事に浦沢さんの作風になっているのがわかる。しかし、企画がスタートした当初は原作の『鉄腕アトム』を踏襲した絵柄を提案したこともあったのだそう。「やっぱり手塚先生の絵に自分が手を加えるなんてあり得ないと思っていたので、原作の権利を持つ手塚眞さん(手塚治虫さんの長男)に提案したプロットは、原作のアトムの絵のまんまだったんです。しかしそれに対して眞さんは『ぜひ浦沢さんの絵で描いてほしい』と言ってくれた。自分の絵で描き出すと、やっぱり自分の漫画になっていくんですよね」“自分の漫画になる”というのはどういう感覚だったのだろう?「もちろん骨子としての『地上最大のロボット』のストーリー展開は絶対に守らないといけないんだけど、決まったラストに向けてならどこまでも脇道に逸れていいという気持ちでいました。前半に登場するノース2号のエピソードなんかに関して言えば、改めて原作を読み返して『あれ?こんなに短かったっけ?』と思ったくらいで。子どものころに読んだ記憶のなかではもっとたくさんシーンがあったのに、見返してみたらないんですよ。要するに僕が勝手に妄想してたってことで。だから『PLUTO』は、コマとコマの間で自分が妄想していたことを全部入れてみたような作品なんです。5歳で初めて読んだときから自分の頭の中で作り上げられた行間をそのまま描いたって感じですよね」浦沢さんはいつも、創作のある過程で「キャラクターが勝手に動き出す」瞬間を経験するのだという。浦沢作品に限らず1巻目と5巻目でキャラクターの顔が変化するような漫画もあるが、それは浦沢さんによれば「物語の中でキャラクターがどんどん未知のことを経験していくことで、育つから」なのだとか。「描いてると、演技プランをどんどんキャラクターが言ってくるんです。『ここで泣きましょうか?泣き方はこんな感じがいいんじゃないですか?』って。それに従って描いていくので、そうなってくると本当楽しいんですよ」浦沢作品におけるキャラクターの「表情」はいつも繊細だが、勝手に動き出していたと考えると興味深い。今回のアニメでも、表情は注目ポイントのひとつ。「漫画とは喜怒哀楽をシンプルに表現するものだと思われているかもしれませんが、僕はその間にある数え切れない表情を描こうとしてきたんですよね。実は『PLUTO』の主人公であるゲジヒトって、ドイツ語で“表情”を意味するんです。そんな名前を付けた当時の手塚先生はすごいという話なんですが(笑)。ロボットを人間に近づける際にも顔の動きはすごく大事な要素で、アトムのような高性能な人型ロボットは表情も人間に似せる必要がある。だからこの作品では、ロボットを描くときも人間を描くときと同じように感情の機微を表現しようとしました。なんともいえない表情をするのが人間らしい証しですからね」完成したアニメを見た際には、原作者の性というべきか「脳が全部に反応しちゃって、まだ一気見できてないんです」と話す浦沢さん。「あそこまで動くとね、アニメではこうやるのか!とすごく感慨深いですよ」と興奮を露わにする。今の世に投げかけられる「地上最大のロボット」と『PLUTO』の物語は新しい視聴者にどう受け止められるだろうか。「手塚先生は『鉄腕アトム』を通して、“AIは感情を理解できるのか”といったテーマも描いていて。それは今考えるとすごく先を行ってますよね。ただ、当時から技術の進歩に対してそんなに無邪気ではなくて、『大丈夫か?』という感覚で物事を見てる。僕も“進歩”って言葉は非常に怪しいと思っていて、視点を変えると退化していることもありうるわけですよね。目の前にある二次元の情報に近づきすぎるのではなく、時にはちょっと目を離して物事を対象化して見てみることも大事だと思う。もし今回のアニメを見てから漫画の『PLUTO』、手塚先生の『地上最大のロボット』へとさかのぼって見ていただけることがあれば、そうしたパースペクティブな視点を体感してもらえるのかなと思っています。現在から距離を置いて歴史の奥行きを知ることは、ものすごい刺激になると思うんですよね」【手塚治虫】数々の名作を残し今も読み継がれる「漫画の神様」。『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など今も世界中で多くの人に読み継がれている傑作を生み出し、「漫画の神様」とも呼ばれる存在。映画のような大胆なコマ割りや時間・空間の新しい表現を開拓し、漫画を芸術の域にまで押し上げた立役者でもある。“生命の尊厳”をテーマに掲げた作風を含め、後進にも多大な影響を及ぼしている。【浦沢直樹】漫画界の第一線で幅広いジャンルを描き続ける天才。1983年にデビューして以降、女子柔道を描いた『YAWARA!』や天才脳外科医を主人公に据えた『MONSTER』などの漫画を次々と発表。前者ではコメディタッチでスポーツと青春を描いた一方、後者では重厚な社会問題をテーマにサスペンスドラマを編み、こうした相反する作風を巧みに使い分けて多くの人を魅了してきた。長い時間軸で物語を展開するのも特徴のひとつ。『PLUTO』世界最高水準のロボットが次々に破壊される事件が発生し、刑事ロボットのゲジヒトやアトムも標的に。10月26日よりNetflixにて世界配信。©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/「PLUTO」製作委員会※『anan』2023年10月4日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・原 航平(by anan編集部)
2023年10月26日手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』に、浦沢直樹が新たな命を吹き込んで誕生した漫画『PLUTO(プルートゥ)』。連載開始から約20年を経て遂にアニメ化!今よみがえる『PLUTO』。鉄腕アトムの揺るぎないメッセージ。手塚治虫作品の金字塔とも呼ばれる『鉄腕アトム』。1952年に漫画連載をスタートし、’63年には日本初の30分テレビアニメシリーズにもなった日本のカルチャーを代表する名作だ。“世界で初めて心を持つロボット”として描かれたアトムは、その可愛らしい見た目に反し差別や戦争といった深いテーマを扱ったことも話題に。そんな物語のなかでひと際異彩を放っていたのが「地上最大のロボット」というエピソード。最強のロボットとして作られた“プルートウ”が、アトムをはじめとする世界で最も強い7体のロボットに戦いを挑んでいくストーリーが描かれる。人間のために作られたロボット同士がなぜ争う必要があるのか、なぜ人間はこれほど残酷なのか。そうした問いかけが多くの読者の胸を貫いた。そして、当時5歳だった浦沢直樹も幼いなりにこの物語の“得体の知れないメッセージ”に強く心を動かされたひとり。『YAWARA!』や『20世紀少年』などの名作を次々に世に放ってきた浦沢直樹の原点は、幼少期に読みふけった手塚作品にある。そんな彼が、『鉄腕アトム』の物語世界でアトムが誕生した2003年に、「地上最大のロボット」を『PLUTO』としてリメイク。刑事ロボット・ゲジヒトを主役に、SFサスペンスとして生まれ変わった。そして、遂にアニメ化されたNetflixの『PLUTO』は、10月26日に配信開始。アトムの活躍にも注目!【手塚治虫】数々の名作を残し今も読み継がれる「漫画の神様」。『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など今も世界中で多くの人に読み継がれている傑作を生み出し、「漫画の神様」とも呼ばれる存在。映画のような大胆なコマ割りや時間・空間の新しい表現を開拓し、漫画を芸術の域にまで押し上げた立役者でもある。“生命の尊厳”をテーマに掲げた作風を含め、後進にも多大な影響を及ぼしている。【浦沢直樹】漫画界の第一線で幅広いジャンルを描き続ける天才。1983年にデビューして以降、女子柔道を描いた『YAWARA!』や天才脳外科医を主人公に据えた『MONSTER』などの漫画を次々と発表。前者ではコメディタッチでスポーツと青春を描いた一方、後者では重厚な社会問題をテーマにサスペンスドラマを編み、こうした相反する作風を巧みに使い分けて多くの人を魅了してきた。長い時間軸で物語を展開するのも特徴のひとつ。『PLUTO』に登場する主要キャラクターを紹介!ゲジヒトCV.藤 真秀ユーロポールが誇る高性能な刑事ロボット。アトムCV.日笠陽子日本を代表する世界最高水準のロボット。モンブランCV.安元洋貴スイスの山林保護担当官を務めるロボット。ノース2号CV.山寺宏一スコットランドの音楽家の執事ロボット。ブランドCV.木内秀信トルコが誇る、ロボット格闘技のチャンピオン。ヘラクレスCV.小山力也ギリシアの国民的英雄である格闘技ロボット。エプシロンCV.宮野真守光子エネルギーを操る、孤児を育てるロボット。プルートゥCV.関 俊彦竜巻を起こしながら飛来する謎のロボット。ウランCV.鈴木みのりアトムの妹のロボット。他者の感情を察知できる。お茶の水博士CV.古川登志夫日本の科学省長官で、アトムの育ての親。天馬博士CV.津田英三アトムを生み出した、天才科学者。『PLUTO』世界最高水準のロボットが次々に破壊される事件が発生し、刑事ロボットのゲジヒトやアトムも標的に。10月26日よりNetflixにて世界配信。©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/「PLUTO」製作委員会※『anan』2023年10月4日号より。取材、文・原 航平(by anan編集部)
2023年10月26日新たに2ディビジョンが加わった『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』の最新アニメシリーズ『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』Rhyme Anima+。今回は、『ヒプノシスマイク』で一番オトナで危険なディビジョン、ヨコハマのMAD TRIGGER CREWを演じる3人に注目!前作より3年の時を経て、さらに絆が強まった彼らがそれぞれ演じるキャラクターの魅力や、『ヒプアニ』2期の見どころを語ってくれました。MAD TRIGGER CREW血気盛んな左馬刻をリーダーに、冷静沈着な銃兎と理鶯が脇を固めるスリーマンセル。ラップバトルはもとより、物理的な攻撃力も高い。6ディビジョン中もっとも危険度が高い!?…と思いきや、左馬刻と銃兎の小競り合いを止めるためゲテモノ料理を振る舞おうとする理鶯など、コミカルな一面も。毒島メイソン理鶯(CV神尾晋一郎)元海軍の一等軍曹で、当時は特殊掃滅作戦部隊に所属していた。武力による戦争が根絶され、軍が解体されたH歴の今も軍人としてひとりでベースキャンプ生活を続け、中王区の情報を探りながら元上官を救うための機会を窺っている。野営生活が長いせいか、料理はうまいが食材にゲテモノを使うため、M.T.Cの二人はちょっと困っている…。MC NAMEはCrazy M(クレイジーエム)。碧棺左馬刻(CV浅沼晋太郎)ヨコハマを縄張りとするヤクザの若頭で、血の気は多いが組員や地域住民には慕われている。行方知れずの妹・合歓(ねむ)を捜していたが、自身の主義とは真逆の“言の葉党”にいることが判明。連れ戻そうとするも、今は本人の意思を尊重している。オオサカ・ディビジョンの白膠木簓(ぬるで・ささら)とはかつて同じチームにいたこともあり、旧知の仲。MC NAMEはMr.Hc(ミスターハードコア)。入間銃兎(CV駒田 航)ヨコハマ警察署の組織犯罪対策部・巡査部長でありながら、自らの目的のためには違法捜査も厭わない悪徳警官。過去に薬物中毒者に両親を殺され、また友人を薬物中毒で亡くしており、違法薬物を激しく憎んでいる。両親と友人の死のきっかけとなった男を逮捕したものの、薬物蔓延の原因が中王区にあると確信、組織と戦う決意をする。MC NAMEは45 Rabbit(フォーティファイブ ラビット)。駒田 航×浅沼晋太郎×神尾晋一郎神尾:前作を経て、今期はコミカルなシーンはよりコミカルに、シリアスなシーンはさらにシリアスみが増すというふうに、パワーアップしましたね。『ヒプノシスマイク』って、僕はいい意味で尖ってるコンテンツだと思っているので、1期よりもさらに尖ったものが出来上がったなと思います。浅沼:僕はサービス精神が旺盛だなと思いましたね。1期でたった1回しか出番がなかったあのキャラが2期でも再登場します。それに、1期のオープニングで話題になった山田3兄弟の「Verse蹴飛ばすLyrics」のシーンを、2期では本編で再現してるんですよ(笑)。神尾:左馬刻と一郎が頭をぶつけながら対峙するシーンも、実はあれってアルバム・ジャケットの再現だったんですよね。あの一瞬で前髪が絡み合うってすごいなって思って見てました(笑)。そういうサービス精神旺盛なところが1話から感じられるのがすごいなって。駒田:オープニング、エンディングもしっかり作り込まれてて、それもアニメの醍醐味ですよね。視聴者の気分を上げてくれるワクワク感があります。浅沼:それになんせトラックを作ってるのがケツメイシさんですから!ついにケツメイシさんが『ヒプノシスマイク』に参戦です。神尾:僕らのバースはICE BAHNさんが書いてくださって。浅沼:贅沢だよねえ!そして2期で特筆すべきはなんといっても新たにオオサカ、ナゴヤの2ディビジョンの参戦。とはいえ左馬刻は過去にオオサカの簓と同じチームで共闘していたことがあるので、よく知る間柄である感じがすごく出てる。簓が左馬刻にかける言葉も、すごく“らしい”んですよね。1期に比べて人間関係が広がって、さらに面白くなったと思います。駒田:2ディビの登場シーンもかわいかったですもんね。それぞれのチームカラーが出てるというか。わかりやすく1人ずつ出てくる感じではないナゴヤと、オオサカは簓が陽気なステップでくるくる回ったりして(笑)。そういう日常風景を見られるのもアニメのよさ。神尾:MAD TRIGGER CREWの推しはやはり2話ですね。『ヒプアニ』にはいわゆる“お当番回”という各ディビジョンがメインを張る回があるんですけど、そこでそのディビジョンの楽曲が出るんですよ。浅沼:ラップバトルで敵を攻撃するシーンがさらにパワーアップしてるのも見どころです。理鶯なんかは巨大化しましたもん(笑)。神尾:巨大化してましたね(笑)。僕が一番好きなのは、左馬刻のラップバトルのイメージシーン。でっかいスカルがCGで動いてて、めちゃくちゃかっこよかったです。駒田:リリックで戦うシーンを絵で表現するっていうのが『ヒプアニ』の新しさでもあったので、2期ともなればさらに演出も多岐にわたって、面白くなってます。『ヒプノシスマイク』って単純に音楽を聴くコンテンツというイメージを持たれているかもしれませんが、アニメになって絵がつくと、実際はみんなこんなふうに戦ってるのかなって、想像が膨らみますよね。浅沼:変わらないところは変わらないけど、多少成長した3人を見てもらえたらと思います。駒田:前作以上の強敵を相手に、他のディビジョンと協力し合うのか、それともいがみ合うのか…はまだ言えませんが、そこも個人的には注目していただきたいですね。神尾:音楽と、ラップと、イメージと、映像の力が加わったラップバトルをぜひ楽しんでいただけたらと思います。浅沼:毎回新曲が出るというのも贅沢ポイント。ぜひ1話たりとも見逃さずに見てほしいです!(写真中央)あさぬま・しんたろう1月5日生まれ。脚本家、演出家、コピーライター、デザイナーなど多岐にわたって活躍中。2006年、『ZEGAPAIN‐ゼーガペイン‐』より声優としても活動を始め、『A3!』『あんさんぶるスターズ!!』など声優としての出演作も多数。ジャケット¥110,000パンツ¥48,400(共にONEMADE/MIX SENSE TEL:03・3710・0714)(写真左)こまだ・わたる9月5日生まれ。声優である傍ら、カメラマンとして雑誌の撮影もこなす。2013年より声優として活動し、『あんさんぶるスターズ!!』『ツイステッドワンダーランド』など出演作多数。『news zero』(日本テレビ系)のナレーション(木・金曜)も担当。コート¥99,000ジャケット¥41,800パンツ¥41,800(以上ANEI/JOYEUX TEL:03・4361・4464)(写真右)かみお・しんいちろう1月13日生まれ。2013年に声優デビュー。アニメやゲームのみならずラジオドラマ、オーディオブック、映画の吹き替え、舞台俳優など多様なジャンルで活躍。『世界はほしいモノにあふれてる』(NHK総合)のナレーションも担当している。ベスト¥29,700ジャケット¥40,700シャツ¥19,800パンツ¥33,000(以上NOT CONVENTIONAL TEL:03・3405・7414)イヤリング¥13,200(ARKANUM/JOYEUX)リング(左手人差し指)¥33,000(JOHAN SILVERMAN/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』Rhyme Anima+TOKYO MX(毎週金曜24:00~)ほかにて放送。ABEMAで地上波同時配信。各種配信も。詳細は公式サイト参照。アニメ内で登場する楽曲を収めた音楽アルバム『Welcome 2 Rhyme Anima+』が来年1月10日(水)発売!©『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』Rhyme Anima 製作委員会※『anan』2023年10月25日号より。写真・赤澤昂宥スタイリスト・ヨシダミホヘア&メイク・AKi(浅沼さん、駒田さん)山脇志織(emu Inc./神尾さん)取材、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2023年10月25日誰でも知っていると思い込んでいた「円盤」という言葉が伝わらず、驚いた話です。■オタク用語じゃないはず!?伝わると思ってた。円盤ってオタク用語じゃないと思ってたんだけど……違うの……?(ちょこっと調べたらアニメ業界の用語みたいですね……そうかそうか(汗))。
2023年10月21日2023年10月17日(火)から、全国のファミリーマートでは、TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」とコラボした「ファミリーマート×呪術廻戦コラボキャンペーン」をスタート!今回もキャンペーン期間中(10月17日~11月13日)、コラボ商品の販売やオリジナルグッズのプレゼントなど、さまざまな企画が展開されます。中でも、対象のお菓子やカップスープを3点購入すると、五条悟や虎杖悠仁など5人のキャラが描かれたオリジナルA4サイズのクリアファイルが1枚もらえる企画は、前回も大人気であっという間になくなってしまったので、欲しい人は急いでチェックです!10/17~先着で「呪術廻戦」オリジナルグッズがもらえる!対象お菓子を買うと、先着順でファミマ限定の描きおろしコラボイラストを使ったオリジナルグッズがもらえる「菓子コース」は、10/17(火)からの第1弾、10/31(火)からの第2弾があります。第1弾はオリジナルA4サイズクリアファイル全5種、第2弾はオリジナルステッカー全5種。先着でクリアファイルがもらえる「菓子コース 第1弾」オリジナルの「呪術廻戦」A4クリアファイルは全部で5種類。それぞれ、虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、五条悟、七海建人の5人が描かれており、渋谷の街並みや地図がデザインされています。対象のお菓子を3つ選び、好きな柄のクリアファイルをもってレジに行けばOKです。左から五条悟、虎杖悠仁、伏黒恵左:七海建人、右:釘崎野薔薇<期間> 2023年10月17日(火)~ ※景品がなくなり次第終了。<内容> 対象ポップのついた、ロッテや明治などのお菓子や、クノールやサッポロのスープなどの加工食品を3点購入するとクリアファイルが1枚もらえます。前回のコラボ同様、5種類いずれのデザインでも主要キャラクターたちがファミマの商品を持っています。野薔薇ちゃんの食べている肉まんがおいしそう・・・!更に、5つ組み合わせると渋谷のマップが完成!左上が五条悟、右上が七海建人、左下が釘崎野薔薇、中央下が虎杖悠仁、右下が伏黒恵となっています。渋谷駅があるのは主役の虎杖悠仁です!クリアファイルの裏には渋谷のマップが!対象店舗には各種類5枚ずつ置いてありますが、先着順で、なくなったら終了となるので、早めのチェックが必要です。店舗により一部取り扱いのない場合があります。先着でステッカーがもらえる「菓子コース 第2弾」<期間> 2023年10月31日(火)~ ※景品がなくなり次第終了。<内容> 入手方法は第1弾と同じ。対象のお菓子を3点と、欲しいステッカーをもってレジに行けばOK。先着でマルチケースがもらえる「ドリンクコース」<期間> 2023年10月24日(火)~11月6日(月) ※景品がなくなり次第終了。<内容> 対象のドリンク2本と、欲しいマルチケースをもってレジに行けばOK。コラボ商品発売+パンダの中華まん袋も登場!今回のコラボでも呪術廻戦ファンにはたまらない、美味しさ“特級クラス”の5種類のコラボ商品が登場します!「虎杖悠仁の肉団子鍋風スープ」や「狗巻棘のツナマヨサラダ」の他、パンやお好み焼き、水まんじゅうがラインナップ。更に、キャンペーン期間中、中華まん袋がパンダのオリジナルデザイン(3種類・数量限定)になって登場。パンダと一緒に中華まんを楽しみましょう♪アプリ「ファミペイ」で限定グッズも当たる!クリアファイルがもらえる「菓子コース」、美味しさ特級クラス「コラボ商品コース」は、ファミリーマートのアプリ「ファミペイ」を使用して対象商品を購入し、スタンプをためると、抽選で缶バッジセットやビッグタオルなどのキャンペーン限定グッズが当たるプレゼントキャンペーンも同時開催。「菓子コース」の対象商品を買うと応募できる缶バッジセット「コラボ商品コース」の対象商品を買うと応募できるビッグタオルまた、店頭や「ファミペイ」WEB予約限定のオリジナルデザインのグッズや物販アイテムも展開されているので、ファンは見逃せません。若い人から大人まで、ファンの多い「呪術廻戦」とのコラボ企画、ぜひチェックしてみてくださいね。◤◢◤◢◤◢◤◢◤本日10/17(火)から #呪術廻戦 コラボキャンペーンがスタート◤◢◤◢◤◢◤◢◤五条の虚式「茈」が水まんじゅうに!描き下ろしA4クリアファイルなどを展開詳細は五条CSO(チーフ・最強・オフィサー)が発表!?画像タップでチェック #大丈夫ファミマ最強だから pic.twitter.com/Wzv7VZw46r — ファミリーマート (@famima_now) October 17, 2023
2023年10月17日2020〜’21年に放送された『ヒーリングっどプリキュア』でヒーリングアニマル〈ラビリン〉を演じていた加隈亜衣さん。今年は『ひろがるスカイ!プリキュア』でプリキュアの一人、キュアプリズム/虹ヶ丘ましろとして作品に参加。「もともとプリキュアという作品に対しては、〝女の子の憧れ〞とか〝キラキラ〞といったイメージがありました。でも『ヒーリングっどプリキュア』に参加させていただき一話一話世界観を体感する中で、元の印象に加えて、誰でも弱さや駄目な部分があってもいいし、それを仲間と一緒に支え合い補い合いながら、一歩一歩強くなる、それがプリキュアなんだ、ということを知りました」今年は『ひろがるスカイ!プリキュア』でプリキュアの一人、キュアプリズム/虹ヶ丘ましろとして作品に参加。「キュアブラックをご担当されている本名陽子さんとご挨拶する機会があり、〝バトンを受け取ったので、精一杯頑張ります!〞とお伝えしたところ、〝あなたたちならではの色を見つけて、思い切り楽しんでね〞と声をかけてもらい、少しプレッシャーから解放された気がしました。プリキュアはみんなの憧れやキラキラ、そして純粋な気持ちが詰まった子たちばかり。でも私自身は彼女たちのように真っすぐではないし、駄目なところがたくさんあるんです。だからこそ、つらいときや気持ちが弱っているときには〝私、プリキュアをやっているんだから頑張ろう!〞と自分を励ます原動力になっています。そういう意味でもプリキュアの力ってすごいです(笑)」演じているましろは、「人の気持ちに寄り添えて、人のいいところを見つけられる、そんな優しさのある女の子」と加隈さん。「私からすると、料理が上手で素敵なところばかりを持った人なのに、本人的には自己肯定感が意外と低い。その辺がすごくリアルな子なんです。ましろちゃんは失敗した自分を見せたくなくて作り笑顔でごまかしたりするんですが、そういう経験をしたことがある人っていますよね。でもそんな彼女がプリキュアになって誰かを救っている。普通っぽさや完璧じゃないところが見ている人の心を震わせるのかな、と思います。あと、結構ツッコミ上手なところもあって(笑)。ちなみに映画の中で、〝渾身のツッコミ〞と脚本に書かれているシーンがありまして、私はそれを読んだとき、〝あなた、ここで行ける子なのね!〞と驚いたんです。ぜひそこも映画館で楽しんでほしいです!」もともとは小さな子どもたちに楽しんでもらうために作られた「プリキュア」シリーズ。でも実は、大人の心を震わせるようなメッセージがギュッと詰まったアニメーションでもある。「『ふたりはプリキュア』のキャッチコピー〝女の子だって暴れたい!〞を読んだとき、私はこの作品が持つ〝挑戦心〞を感じました。毎年提示されるテーマはもちろん、例えば今年は男子のプリキュアが登場するなど、常に新しいことにチャレンジし続けている気がします。大人の方がプリキュアを見ると、あちこちで涙してしまうことがあるという声を聞きます。今回の映画も、特に後半は胸熱シーンの連続なので、劇場でそれを噛み締めてほしい。きっと〝心の栄養〞になる何かを持って帰ってもらえると思います」Cure Prism / Mashiro Nijigaoka虹ヶ丘ましろはソラシド市の中学2年生。優しくて思いやりがあり、料理や自然についての知識も豊富。両親は海外赴任中で祖母と2人暮らし。光のプリキュア〈キュアプリズム〉に変身。Ai Kakuma代表作に『ヒーリングっどプリキュア』のラビリン、『青のオーケストラ』の秋音律子など。今秋アニメは『攻略うぉんてっど!』に出演予定。趣味は趣味探し。カッパ捕獲許可証を取得。プリキュア2004年より放送されているアニメシリーズで、普通の女の子がプリキュアに変身し、激しいアクションで敵と戦う物語。プリキュアはプリティとキュアを合わせた造語で、開始当初のキャッチフレーズは“女の子だって暴れたい!”。第1作の『ふたりはプリキュア』に始まり、20 作目が現在放送中の『ひろがるスカイ!プリキュア』。『映画プリキュアオールスターズF』声の出演/関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵ほか映画主題歌/「うれしくて」いきものがかり原作/東堂いづみ監督/田中裕太脚本/田中仁全国で公開中。©2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会※『anan』2023年9月27日号より。(by anan編集部)
2023年09月24日現在テレビで放送中、プリキュアの最新シリーズ『ひろがるスカイ!プリキュア』で、主人公・キュアスカイ/ソラ・ハレワタールを演じているのが、関根明良さん。その役名の通り、澄み切った青空のような凛々しさを感じる素敵な声の持ち主です。「以前の話ですが、ある日曜日の朝、たまたまテレビをつけたら、女の子が戦っているアニメが流れていて、出かけなきゃいけないのについつい見入ってしまい、遅刻をしかけた、という経験があります(笑)。その後お仕事をいただくようになり、プリキュアのオーディションを受けさせていただいた際に改めて作品をみたのですが、私があの朝見入った作品は、『スマイルプリキュア!』の第46話、バッドエンドプリキュアが登場する回だったんです。たった1回しか見ていないのにこんなに胸に残る作品なのか…と驚いたことを、今でもよく覚えています」プリキュアを演じるということはさまざまな意味で責任を感じる、と関根さんは言います。「小さい子に見てもらえるということに加え、大人になってからも〝このキャラクター、好きだった〞と思い出してもらえる。心の奥底にずっと存在できるということは素敵で幸せなことだと思います」とはいえ、プレッシャーは相当で、収録が始まるまではドキドキの毎日だったとか。「いろんな方から〝頑張ってね〞〝見るよ!〞と声をかけてもらうようになってからは嬉しく前向きに頑張ろうと思っていたのですが、しばらく時間が経つと妙に冷静になってしまい、〝20周年だって、どうしよう〞とか、〝1年間、私、できるのかな〞など、どんどんネガティブな自分が出てきてしまい…。そんな中、いただいたソラちゃんに関する資料を読んでいるとき、なんだかふとソラちゃんが私に、〝一緒に頑張りましょう!〞と言ってくれた気がする瞬間があって。ソラちゃんは〝ヒーローを目指す女の子〞だから、未完成。だから私もソラちゃんと一緒に目標に向かって頑張ればいいんだと思ったんです。それからはソラちゃんに背中を押されながら、一緒に頑張っています」真っすぐな心を持ち、人との出会いや起こる出来事をすべて素直に受け止め、学びながら前に進む。ソラはそんな女の子。「今作の映画でも、ソラちゃんのいいところが存分に発揮されています。ソラちゃんは、『デリシャスパーティプリキュア』のキュアプレシャス、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のキュアサマーと同じチームで行動するのですが、初めて出会う先輩方から色々なことを学び、成長していきます。また映画オリジナルキャラのキュアシュプリームが加わり、どんな化学変化があるのか、そこもぜひ観ていただきたいです」プリキュアの映画に欠かせないものといえば、ミラクルライト!重要なシーンでライトを振って、プリキュアたちを応援するアイテムですが、今年はめでたく復活。加えて声を出しての応援もできるようになるそう!「私自身もプリキュアを応援したいので、絶対に劇場に行こう、と思っています。プリキュアへの愛とエールが溢れる空間で、みんなと一緒に作品を観られるのは、映画の楽しみのひとつですよね!」Cure Sky / Sora Harewata-ruソラ・ハレワタールはスカイランドに住む運動神経抜群の女の子で、ヒーローになるのが夢。ソラシド市のましろの家にエルと共に居候中。空のプリキュア〈キュアスカイ〉に変身する。Akira Sekine代表作に『プリンセス・プリンシパル』のプリンセス、『アイカツ!』の藤原みやびなど。今秋アニメは『ミギとダリ』に出演予定。趣味は城や寺巡り、特技はオーボエ演奏。プリキュア2004年より放送されているアニメシリーズで、普通の女の子がプリキュアに変身し、激しいアクションで敵と戦う物語。プリキュアはプリティとキュアを合わせた造語で、開始当初のキャッチフレーズは“女の子だって暴れたい!”。第1作の『ふたりはプリキュア』に始まり、20 作目が現在放送中の『ひろがるスカイ!プリキュア』。『映画プリキュアオールスターズF』声の出演/関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵ほか映画主題歌/「うれしくて」いきものがかり原作/東堂いづみ監督/田中裕太脚本/田中仁全国で公開中。©2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会※『anan』2023年9月27日号より。(by anan編集部)
2023年09月24日愛され続けて20周年! アニメ「プリキュア」シリーズの映画最新作映画『プリキュアオールスターズF』が公開中。自ら選択し、挑戦する。誰かと手を取り、支え合う。ずっと変わらない真っすぐなメッセージを携えて、しかし成長もし続ける同作品が、節目に描くのは? ファン、ビギナー問わず、全世代でその真価を見届けて。キーワードは“ 繋ぐ”! “ 全プリキュア世代”を一つにするポイントプリキュア2004年より放送されているアニメシリーズで、普通の女の子がプリキュアに変身し、激しいアクションで敵と戦う物語。プリキュアはプリティとキュアを合わせた造語で、開始当初のキャッチフレーズは“女の子だって暴れたい!”。第1作の『ふたりはプリキュア』に始まり、20 作目が現在放送中の『ひろがるスカイ!プリキュア』。まるで全編ハイライト。73分で描かれる、歴代プリキュア78人の姿。今回の映画は、シリーズを超えてプリキュアが登場するオールスターズ映画。20年の歴史&思いを詰め込んだ濃厚な内容で、出てくるプリキュアの人数はシリーズ歴代最高人数の78人!!最新作の『ひろがるスカイ!プリキュア』のキャラクターを中心に、出会い、友情、変身、そしてバトルが次から次へと描かれる、瞬きもできない怒涛の73分!!「あなたもプリキュアなの!?」物語は、仲間とはぐれ、新たな出会いからスタート。ソラ(キュアスカイ)が目を覚ますとそこは不思議な世界。仲良しのましろ(キュアプリズム)たちとははぐれてしまったものの、たくさんの新しい友だちと出会うソラ。だけどみんなの記憶はあやふやで、しかも気がつけばここは“プリキュア”しかいない…!?元の世界に戻るための手がかりは、遠くに見えるお城。さあお城を目指して冒険のスタート!!“オールスターズ”でしか見られない、世代を超えたプリキュアのコラボレーション。数あるプリキュア映画の中でも、シリーズの垣根を越えてプリキュアが登場し、おしゃべりしたり共に戦う姿が見られるオールスターズはやっぱり格別。オールスターズ映画としては5年ぶりの今作では、20年の歴史を感じさせる描写が随所に見られます。さらに映画オリジナルの新しいプリキュア〈キュアシュプリーム〉も加わるのが嬉しい。あらゆる意味を含む“F”と改めて考えるプリキュアとは何か。タイトルの最後についたFの意味は何?Festival、Friend、Forever…など考えるほどに想像が膨らむけれど、映画を観ると、きっと“あなたのF ”の意味が見つかるはず!果たして20周年を迎えたプリキュアが放つメッセージとはなんなのか。大人の目で観ることで、作品の持つ深い意味合いに気がついたり、新たな魅力を発見する楽しみも!『映画プリキュアオールスターズF』声の出演/関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵ほか映画主題歌/「うれしくて」いきものがかり原作/東堂いづみ監督/田中裕太脚本/田中仁全国で公開中。©2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会※『anan』2023年9月27日号より。(by anan編集部)
2023年09月23日アメコミからは大ヒットを記録する作品が数多く誕生していますが、そのなかでも映画、アニメ、ゲームなど幅広い分野で世界的な人気を誇るシリーズのひとつといえば『ミュータント・タートルズ』。今回オススメするのは、ティーンエイジャーとなった4人組のカメたちが繰り広げる冒険をCGアニメで描いた最新作『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』です。そこで、日本語吹替版の声優を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。宮世琉弥さん【映画、ときどき私】 vol. 6002019年に俳優デビューを果たしたのち、ドラマ『恋する母たち』や『君の花になる』などの話題作へ次々と出演して注目を集めている宮世さん。現在は音楽活動にも取り組むなど、多岐にわたる活躍を見せています。そんななか、本作では声優に初挑戦。“チーム・タートルズ”と呼ばれるミュータント化してしまったカメの兄弟の一員で、リーダーを務めているレオナルドの声を担当しています。そこで、役作りの裏側や10代最後にしたいことなどについて語っていただきました。―小さい頃から『ミュータント・タートルズ』がお好きだったそうですが、きっかけは何ですか?宮世さん実は、僕は家系的に見てもカメとはご縁があるんです。実際にカメを飼ってたこともありますし、昔からタートルズの実写版を観たり、フィギュアを持っていたりしたので、声優のお話が決まったと聞いたときはびっくりしました。―まさに運命的ですね。そのことはご家族にも話されたんですか?宮世さん「声優をすることになった」と伝えたら、すごく喜んでくれました。最近もお父さんが映画館に飾ってあるタートルズのボードを見つけて、わざわざ写真を送ってくれたほどです。この作品を通して、世界に触れられたような気がした―今回のアフレコを通して、新たな魅力を感じた部分もありましたか?宮世さんタートルズたちは小さい頃から人間に見つからないように生活をしてきているので、彼らにとって外の世界は当たり前じゃない。レオナルドを演じていて、自分もいま当たり前だと思っていること1つ1つが大切なことなんだと教えてもらいました。―名字の「宮世」には、出身地である宮城から世界へ羽ばたけるようにという思いが込められているそうですが、この作品では世界を近くに感じたのでは?宮世さん今回はアフレコのときにちょうど日本にいらっしゃったジェフ・ロウ監督ともお会いできましたし、歴史のある作品でリーダー役の声優を務めさせていただいたので、世界にちょっと触れられたような気がしました。この作品を広めたいというのはもちろんですが、自分の音楽なども含めて、いつかは日本だけでなく海外の人にも知ってもらいたいという気持ちが高まっています。―ちなみに、宮世さんもタートルズのように親の言うこと聞かずに外へ飛び出しちゃうタイプですか?宮世さんはい、僕も飛び出すタイプだと思います。特に、このくらいの年齢のときは、親の言うことを聞いていなかったですね(笑)。なので、共感する部分はたくさんありました。タートルズと同じく、15歳で新しい世界を知った―劇中のタートルズは15歳という設定ですが、ご自身も15歳で俳優デビューをしたので、そこがひとつの転機だったのではないかなと。宮世さんそうですね。僕も15歳はいろんな経験をさせていただいた年だったので、タートルズと同じような気持ちだったかもしれません。新しい世界を知り、新しい人と出会って繋がっていったという意味では似ている気がします。―では、できあがった作品をご自身で観たときの感想を教えてください。宮世さん初めてのことですごく緊張していましたし、周りの声優さんたちが本当にすごい方ばかりなので、全力は尽くしましたが反省する点は多いように思いました。でも、逆に反省することがなくなったら終わりかなとも感じているので、もっとよくなるようにがんばっていきたいです。大変だったけど、自分らしさを出すことができた―とはいえ、これまでの俳優業で得たものが活かされた部分もあったのではないでしょうか。宮世さん普段、役作りをするときは自分の“引き出し”を増やすために、いろんな作品をたくさん観るようにしているのですが、そこは役に立ったのかなと。その作業をするとイメージがしやすくなって、台本の読み取り方が全然違うんです。たとえば、今回も『キングスマン』とか『ジョン・ウィック』、『マトリックス』みたいな作品を観ていたおかげで、敵と戦うシーンはうまくできました。そういうところは、役者をやっていてよかったなと思ったところです。―なるほど。逆に、苦労したのはどんなシーンですか?宮世さん殴られたときの音や呼吸の音とかは難しかったですね。役者の場合だと、実際の行動と合わせて出るものなので、それをせずにただ映像を見ながらするのは大変でした。でも、いろんなアドバイスをしていただいたおかげで、自分らしさも出せたと思っています。プレッシャーもありましたが、楽しかったです。―ということは、今後もまた声優には挑戦してみたいと。宮世さんこの作品は続きがあるかもしれないので、ぜひもう一度したいです。そのためにも、ヒットさせられるようにがんばります!相手のことを考えられる大人になれるように成長したい―“チーム・タートルズ”の4人は、それぞれ違った個性を武器に強大な敵に立ち向かいますが、宮世さんが考えるご自身の強みはどんなところ?宮世さん僕は顔が特徴的なところもあるので、自分にしか出せない表情というのがあるんじゃないかなと感じています。あとは力の入れ方によって目の印象を調整できるので、目も武器だと思っています。―逆にコンプレックスみたいなものはあるのでしょうか。宮世さん直したいという意味では、すぐに思ってることが顔に出てしまうところです(笑)。20代になったら、もう少し大人になりたいなと。相手が喜ぶことをしてあげたいので、相手のことをちゃんと考えられる人になれるように成長していきたいです。―10代もいよいよ最後の年になったので、いまのうちにしておきたいこともあるのではないかなと。宮世さん自分のお金で海外旅行をしてみたいです。1人でバックパッカー的な感じで行けたらいいなと思っています。―どこに行きたいですか?宮世さんフィンランドでオーロラを見たり、ギリシャに行ったりできたらいいですよね。自然のあるところに行きたいです。いつかお芝居で賞をもらえるようになるのが目標―理想の休日の過ごし方はありますか?宮世さんありがたいことに最近はすごく忙しいので、いまは寝る時間が一番うれしいです(笑)。でも、お仕事は本当に楽しいですし、若い間しかこんなに動けないので、「大変だったけど、そのおかげでいまがある」といつか思える日が来ると信じています。―では、近い将来の目標と遠い将来の目標を教えてください。宮世さんいまは本気でお芝居に取り組んでいるところなので、そのなかで賞をいただけるようになれたらいいなと思っています。あとは、これまでお仕事した方々とまたご一緒して、みんなで切磋琢磨しながらいいものを作っていきたいです。先の目標としては、『ミュータント・タートルズ』を『ハリー・ポッター』みたいにシリーズ化させて、ぜひ8まで続けたいですね(笑)。―期待しています。それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。宮世さんみなさんも疲れることがあるかもしれませんが、「疲れた」ということはがんばった証拠です。そういうときは自分が幸せになれる楽しいことをして、自分へのご褒美をちゃんとあげてください。僕もがんばりますので、お互いにがんばっていきましょう!そして、僕の作品を観て、元気になっていただけたらうれしいです。インタビューを終えてみて…。タートルズたちと同じように、冒険心とヤンチャさを兼ね備えているところが魅力の宮世さん。これからどんな形で世界へと向かっていくのか、楽しみなところです。まずは、初挑戦とは思えない見事な吹き替えにもぜひ注目してみてください。タートルズの新たな魅力の虜になる!現代のストリートカルチャーや遊び心をふんだんに詰め込み、ストーリー的にも映像的にも見どころ満載の本作。ティーンエイジャーだけでなく、幅広い層が一緒に楽しめること間違いなしの1本です。写真・園山友基(宮世琉弥)取材、文・志村昌美ストーリー子供のころより、“危険な存在”とされる人間から隠れて暮らしてきたタートルズたち。しかし、人間が住む大都市ニューヨークで、“普通のティーンエイジャー”としてみんなに愛され受け入れられたいと思っていた。ミュータント化してしまったカメの兄弟レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ、ドナテロの4人は、その願いを叶えるために新たな友人エイプリルの助けを得て謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。そんな彼らの前に現れたのは、ミュータント化した敵の大群だった…。テンションが上がる予告編はこちら!作品情報『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』9月22日(金)全国公開配給:東和ピクチャーズ(C) 2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.写真・園山友基(宮世琉弥)
2023年09月21日いよいよ盛り上がりを見せてきた『呪術廻戦』TVアニメ第2期で、高専時代の若かりし五条 悟の成長と夏油 傑との決別が描かれた「懐玉・玉折」。「渋谷事変」が始まる前に、盛り上がりに乗り遅れないよう一気に振り返ります!「懐玉・玉折(かいぎょく・ぎょくせつ)」を振り返るために押さえておきたい要点をチェック!主なキャラクターと物語の時系列、基本のキーワードを紹介。CHARACTER五条や夏油をはじめとするメインキャラクターたちをそれぞれの個性が伝わるセリフとともに紹介します。【呪術高専】対呪い専門機関。呪術師を育てるための学校でもある。五条 悟「おれ 正論嫌いなんだよね」呪術界の御三家・五条家の血筋で、無下限呪術の使い手。正論嫌いで不遜、マイペース。後に、最強の呪術師となる。夏油 傑「そうか 死ね」呪霊を取り込んで操る、呪霊操術の使い手。礼節を重んじ、非術師の救済が信条だが、後に最悪の呪詛師と呼ばれる。家入硝子「なりませんよ あんなクズ共」負の呪力同士を掛け合わせて正の呪力を生む、数少ない反転術式の使い手。五条と夏油のことを「クズ共」と呼ぶ。七海建人「一年に務まる任務じゃない」無愛想で冷静ながら責任感の強い人物で、人好きな同級生の灰原 雄とは対照的な性格。髪を下ろした状態の七三分け。【星漿体】呪術界存続のために不可欠な重い宿命を背負う。天内理子「天元様は妾(わらわ)で妾は天元様なのだ!!」天元と同化することを運命づけられた星漿体と呼ばれる存在。五条と夏油は彼女を護衛、抹消する任務を受ける。黒井美里「お嬢様から 何も奪うな」天内理子が幼い頃に両親を亡くしてからずっと、面倒を見てきた世話係で、理子にとっては家族のような存在。【天与呪縛】呪術師に対抗できる強い力とフィジカルを持った存在。伏黒甚爾「勝負はこれからだろ」盤星教を信仰する宗教団体から、星漿体の暗殺を依頼される。天与呪縛による驚異的な身体能力を持つ。STORY『呪術廻戦』のTVアニメと劇場版で描かれた物語の、時系列をおさらい。「懐玉・玉折」(2023)五条 悟と夏油 傑の高専時代を描く。呪術師として活躍する二人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元から星漿体である天内理子の「護衛」と「抹消」依頼が届く。そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が介入し…。劇場版で示唆された、親友の二人が決別した過去がついに明らかにされる。『劇場版 呪術廻戦 0』(2021)『呪術廻戦』の前日譚であり、作品の原点ともいえる物語。子供の頃、幼馴染みの祈本里香を交通事故により、目の前で失った乙骨憂太。里香の呪いに苦しみ、死を望む乙骨だが、五条の計らいで呪術高専に編入。しかし、非術師の殲滅を目論む夏油が現れ、彼を止めるべく戦いに挑むことに。TVアニメ『呪術廻戦』(2020)驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁が主人公。友人を呪いから救うため、特級呪物である“両面宿儺の指”を喰らい、自らの体に呪いを宿すことに。その後、死の窮地に立たされるが、五条によって導かれ呪術高専に編入。呪術師としての人生をスタートさせる。TVアニメ第1期。『渋谷事変』(2023)夏油などの呪詛師や呪霊の手により、ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に降ろされた“帳”。閉じ込められた大勢の人を救うため、五条や呪術師メンバーが集結。大規模な戦闘が始まることに。KEYWORD「懐玉・玉折」を読み解くキーワード。今作に登場する、重要な用語を解説。盤星教日本の呪術界の要である天元を神として讃え、崇拝している宗教のこと。作品に登場する非術師の宗教団体である「時の器の会」は、一神教的考えを持っており、絶対的な神である天元に人間が交ざることを快く思っていない。そこで、星漿体との同化を阻止すべく、天内理子の暗殺を企てる。天元呪術界の要であり、不死の術式を持ち古来生き続けている術師。呪術高専東京校地下最深部にある薨星宮(こうせいぐう)本殿にて隠遁生活を送っており、多くの術師から「天元様」と呼ばれ、崇められ、畏れられている。不老ではないため、500年に一度、星漿体と同化することが必要。星漿体500年に一度、呪術界の要といわれる“不死”の術式を持つ天元が存続するために必要不可欠な、天元と同化する素質を持った人間のこと。『呪術廻戦』TVアニメ第2期は毎週木曜23時56分~MBS/TBS系列全国28局にて放送中。各動画配信サービスで配信中。対立することも多いが、互いに認め合っている、同級生の五条と夏油。五条、夏油、家入らの担任の夜蛾正道や、高専の卒業生であるフリーの呪術師・冥冥、五条や夏油の先輩の庵歌姫なども登場。楽しくエモいやりとりも楽しみたいポイント。さらに彼らがTVアニメ第1期と続く時間軸の「渋谷事変」でどのような展開を見せるのか要注目だ。©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会©2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会©芥見下々/集英社※『anan』2023年9月6日号より。原画:清水貴子着彩・撮影:MAPPA取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年08月31日突然ですが「の〇ま〇あ〇れ」とは、誰のことか分かりますか。とある漫画家の作品に登場するキャラクターです。同漫画家は世界的人気を博しており、もはや名前を知らない人は、日本にいないほど。読んだことがある人もない人も、老若男女に知られる作品を生み出した人物です。ここまで説明すれば、漫画やアニメ好きは、もう正解が分かってしまったかもしれませんね。次章で発表していきます。正解は…人気漫画の主人公!正解は『Dr.スランプ』の主人公「のりまきあられ(則巻アラレ)」。アラレちゃんの愛称で親しまれているキャラクターです。同作の作者は鳥山明先生。代表作といえば、誰もが知る『ドラゴンボール』ですよね。『ドラゴンボール』の人気は日本国内だけにとどまらず、2009年にハリウッド映画化されるなど、世界中にファンを抱える作品です。もちろん、アラレちゃんが登場する『Dr.スランプ』『Dr.スランプアラレちゃん』なども、ドラゴンボールに負けず劣らずの知名度を誇ります。大きな丸メガネとオーバーオールがトレードマークのアラレちゃん。漫画・アニメ界において、作中で「眼鏡っ子」と呼ばれたキャラクターの第一号です。天真爛漫な性格と天然っぷりで、多くの読者を虜にしてきました。「バイちゃ!」「んちゃ!」「ほよよ~」などのアラレ語を、真似して使っていた人も少なくないでしょう。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月21日「の〇ち〇み〇」って誰のことか分かりますか。誰もが知る有名人・有名キャラクターでも、フルネームを問われると、答えに悩んでしまうことは多々あります。「の〇ち〇み〇」もまた、その1人かもしれません。「の〇ち〇み〇」は、ある国民的アニメにクラスメートとして登場するキャラクターです。しかし苗字の認知度と比べて、下の名前はあまり知られていません。それでは「の〇ち〇み〇」とは、一体誰のことでしょうか。次章では、正解とともにキャラクターの詳しいプロフィールも紹介していきます。正解は…国民的アニメのクラスメート!正解は「のぐちえみこ(野口笑子)」。アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)に登場するキャラクターであり、作中では「野口さん」と呼ばれています。まる子(さくらももこ)のクラスメートであり、「クックック」といった笑い方が特徴。ほかにも「知~らない、知~らない」といった口癖もあります。基本的に、無口で無表情。やや暗い印象のある彼女ですが、意外にもお笑い好きなのだそう。笑子(えみこ)という名前も、見た目の印象とギャップがありますよね。もちろんホラーやオカルト好きといった、イメージに沿った趣味もあります。主人公まる子の親友として、真っ先に名前が上がるのは「たまちゃん」でしょう。しかし作中ではあまり登場しないものの、お笑い好きといった共通点から、まる子と野口さんは仲良しなのだそう。野口さんのお笑い好きなど、知っていると思っていたキャラクターにも、まだまだ知られざる設定が盛り込まれているかもしれません。ぜひあらためてチェックしてみてください。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月14日「と◯た◯ろ◯」とは、誰のことか分かりますか。ヒントは国民的アニメ、『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系列)の登場人物。ちびまる子ちゃんは、家族や学校のクラスメートなど、多くの登場人物がいます。本記事で出題した「と◯た◯ろ◯」は、ある愛称で呼ばれるシーンが多いことから、本名があまり知られていない人物です。次章で、気になる正解を発表していきます。正解は…鼻が特徴的な「まる子のクラスメート」正解は「とみたたろう(富田太郎)」。ブー太郎の愛称で呼ばれている、まる子のクラスメートです。ブー太郎のチャームポイントは、何といっても「鼻」。豚のような鼻であることや、好きな食べ物が豚肉と豚まんであること、語尾に「ブー」を付けて話すことから、ブー太郎というニックネームになりました。なお語尾に「ブー」を付けて話すという設定は、後付けであったそうです。まる子のクラスメートには、ブー太郎と同じようにニックネームで呼ばれていることが多く、本名があまり登場しないキャラクターはほかにもいます。例えば「はまじ」。はまじの本名は「浜崎のりたか」といいますが、基本的にははまじと呼ばれています。この機会に苗字や愛称しか知らない、ちびまる子ちゃんのキャラクターがいないか、チェックしてみましょう。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月08日「の◯の◯す◯」とは誰のことでしょう。ヒントは、国民的アニメに登場するお父さん。しかし「の◯の◯す◯」は、クレヨンしんちゃんの野原ひろしなど、そのほかの国民的アニメに登場するお父さんの中では、少し印象が薄いかもしれません。「の◯の◯す◯」の正解を、次章で見ていきましょう。「もう少し悩みたいな」という人は、ストップしてください。正解は…厳しくも優しい〇〇〇のお父さん!正解は「のびのびすけ(野比のび助)」。アニメ番組『ドラえもん』(テレビ朝日系)の主人公(一説では副主人公)である、野比のび太の父です。昼間は仕事で家を空けているためか、作中ではお母さん(野比玉子)とのび太のやりとりに比べると、登場頻度はやや少ないように感じられます。また人物の特徴においても、あまり知られていないことが多いかもしれません。・不器用・チェーンスモーカー・野球好き・画家の才能がある・オチ要員のび助は非常に不器用であり、運動音痴。自動車教習所で教官に、サジを投げられてしまったこともあるそうです。チェーンスモーカーであり、これまでに何度も禁煙に失敗しています。作中ではのび助がテレビを見ているシーンも多くあり、見ている番組のほとんどが野球です。応援している球団の勝敗によって、機嫌が変わります。絵の才能があり、若い頃は画家を目指していたという過去があります。作中においてのび助は「オチ要員」として描かれるケースが多いことも特徴。のび太たちだけでは、どうにもならない状況に陥ると、フラグ回収要員としてのび助が登場します。『ドラえもん』を始め、長寿アニメは主人公だけでなく、周囲のキャラクターにも細かい設定が盛り込まれています。この機会に、一人ひとりのキャラクターを深堀してみてください。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月08日注目クリエイター・可哀想に!さんによって生み出されたおぱんちゅうさぎ。ピュアで人間味もある内面性こそが、おぱんちゅうさぎの真の魅力。クスッとしたり、ホロリときたり…。たった2コマで魂が揺さぶられまくり!1、誰かのために命がけ!?まるでようせい。正義感が強く、お人好し。困っている人を放っておけないおぱんちゅうさぎは、あらゆる困りごとを一生懸命サポートしてくれる街の小さな救世主。ただしちょっぴりドジっ子なので、ついやりすぎてしまったり、しわよせが自分に降りかかってきたりと、親切が裏目に出るケースも…。身を挺して人々を守っても、誰にも気づかれないこともしばしば。それでもめげることなく、自分のなすべきことを粛々と続けているのが偉いところ。もしかしたら、今日もどこかであなたのことをこっそり守ってくれているのかも?2、いつかの出来事のようで。まるでじぶん。おぱんちゅうさぎの毎日には、ほんのり悲しい“あるあるネタ”が満載。洗濯物を干した日に限って雨が降る、みんなで木陰に座っていると自分の場所だけ日が当たる…など、誰もが一度は経験したことがあるような出来事が次々と身に降り掛かる模様。また、前方の席が当たって喜んでいたのに、ステージが全然見えない…など、推し活に勤しむオタクの心に突き刺さる“オタクあるある”も。思わず“可哀想に!さんってもしや身近にいる?”と疑いたくなるほど何から何まで共感しすぎて、膝打ちがボンゴ状態になるはず。3、なんだか報われない。ふびんもえ。スポーツ観戦で負けそうなチームを応援したり、売れないアイドルを支えたくなったりと、可哀想だと感じるものに人は心惹かれるもの。日々頑張って生きているのになぜか報われないおぱんちゅうさぎは、まさにそんな“不憫萌え”を体現する存在。いいことが起こりそうだと期待してはうまくいかずに打ちひしがれ、他者への配慮に欠けた不条理な世界にやるせない気持ちにさせられ…。時にぽろりと涙を流しながらも一言も文句を言うことがないそのひたむきな姿を、ギュッと抱きしめてあげたくなる人も多いのでは?※『anan』2023年8月9日号より。©KAWAISOUNI!文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年08月06日国内にとどまらず、海外でも人気が急上昇している話題のキャラクター“おぱんちゅうさぎ”。見るものの心をギュッと掴んで離さない、その底ナシな魅力を徹底分析しちゃいます。おぱんちゅうさぎって?白いおぱんちゅを纏い突如現れたキャラクター界の風雲児。愛らしい風貌&独特な世界観で、沼落ちファンが続出!注目クリエイター・可哀想に!さんによって生み出されたおぱんちゅうさぎ。そのいたいけなビジュアルから想像するほっこりした世界観とは裏腹な、悲哀が滲む日常を描いたイラスト&マンガがSNSで大人気に。昨年末の本誌「NEXT! 2023」特集にブレイク寸前なキャラクターとして登場した際は、無言の登場ながらも強烈すぎるインパクトを残し多くの反響を呼んだ。テレビCMに抜擢されるなど注目度は右肩上がりで、今年1月にはK‐POPグループ・Stray Kidsの日本版MVへのコラボ出演が実現。国境を超えた活躍でファンを増やし続けている。そこで今回は、おぱんちゅうさぎの人気の秘密を深掘り。ただかわいいだけじゃない、心の深~く柔らかな部分にグサッとササる理由とは?知れば知るほど、トリコになること間違いなし!作者・可哀想に!さんって?“おぱんちゅうさぎ”や“んぽちゃむ”などのキャラクター作品に加え、自身の経験や気づきを描いたシュールなアニメーションも大人気のクリエイター(CHOCOLATE Inc.所属)。SNSの総フォロワー数は300万人超え。おぱんちゅうさぎの基本情報をおさらい!どこか謎めいて、だからこそ好奇心が刺激されるおぱんちゅうさぎワールド。ここではキュートな2頭身ボディに隠された秘密や、日頃の交友関係に迫ります。1、おぱんちゅうさぎのひみつ。おぱんちゅうさぎは地球在住。組み立てに失敗した不安定すぎるベッドや、パンツ型の小粋なフロアライトがある部屋に住んでいることが作品内で明らかになっている。みんなを助けたり励ましたりするために日々奔走しているというが、頑張っても報われないのが辛いところ。毎日泣きそうになりながらも健気に生きている、おぱんちゅうさぎに幸あれ!2、コロコロ変わるひょうじょう。言葉では多くを語らないけれど、心の動きがしっかり伝わってくる豊かな表情がおぱんちゅうさぎのチャームポイント。今にも涙がこぼれ落ちそうなウルウルの瞳や口角がきゅるんと上がったぷっくり唇をはじめ、全身を使って喜怒哀楽を表現する姿に思わずキュン!3、個性豊かなキャラクターたち。【脱帽カッパ】悪気のない鈍感さがかえってギルティ。おぱんちゅの生活を語る上で欠かせないのが、食や遊びを共にする愉快な仲間たち。大親友の脱帽カッパは、おぱんちゅのスペースを侵害したり気遣いをスルーしたりと、悪気はないが絶望的に気が利かないのが難点。【着衣グマ】仲良しに見えるけど実はケンカ続行中!?毎日トレーナーを着ている着衣グマは、おぱんちゅの幼なじみ。一緒に歩道を歩くと必ず幅寄せしてくるため、壁に押し付けられたおぱんちゅの側面が汚れまみれに…。今までに3回ケンカして、2回仲直りしているそう。4、誕生日は8月2日。今号の発売日である8月2日は、おぱんちゅうさぎの誕生日。8(ぱん)2(つ)にちなんで下着を新調したり、おぱんちゅうさぎカラーでコーディネートしたりして、お祝いしましょ※『anan』2023年8月9日号より。©KAWAISOUNI!文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年08月06日意外と難しい穴埋めクイズに挑戦!「は〇わ〇ず〇こ」の〇に文字を入れると、ある人物の名前になります。穴埋めクイズは直感が大切なので、まずはヒントなしで考えてみてくださいね。どうしてもわからない人にはヒントをどうぞ。・国民的アニメの登場人物・主人公のクラスメイトでお金持ち・口癖は「ベイビー」もうわかりましたよね!それでは正解を発表します。正解は...クイズの答えは「はなわかずひこ(花輪和彦)」です。答えを聞いてもピンとこない人も、国民的な知名度の漫画・アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)に登場する「花輪くん」と聞くとわかるのではないでしょうか。下の名前はあまり知られていないようです。花輪くんは、ちびまる子ちゃんの主人公「まる子」のクラスメイトの1人です。お金持ちのお坊ちゃんで「ヘーイベイビー」「セニョリータ」といった口癖があり、外国かぶれのキザな一面があります。しかし、お金持ちであることを自慢することはありませんし、誰に対しても紳士的で優しい性格なので、誰も嫌味には感じておらず女の子からはかなりモテています。ちびまる子ちゃんの登場人物の中でも人気が高く、花輪くんをメインに描かれたストーリーも多くあります。ちびまる子ちゃんは、日本人なら誰もが一度は見たことのある漫画・アニメでしょう。最近見てないなという人も、大人になってから見てみると子供の時とは違った目線で楽しめるかもしれません。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月06日ある人物の名前の一部が〇で隠されているので、見える部分から推測して人名を答えましょう。「の〇ら〇ま〇り」誰のことかわかりますか。ある国民的アニメの登場人物ですよ。主人公ではなく途中から登場した人物ですが、主人公との関わりが強くそのかわいらしさとキャラの強さにファンも多いです。最大のヒントは、「主人公の妹」です!もう分かりましたか。それでは、正解を見ていきましょう。正解は...答えは「のはらひまわり(野原ひまわり)」です。アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)の主人公「野原しんのすけ」の妹です。クレヨンしんちゃんのアニメは1992年から放送されていますが、ひまわりが登場したのは1996年からです。茶髪の天然パーマで、子供の頃の母・みさえとそっくりな見た目だけでなく、「光りもの好き」「イケメン好き」という性格まで受け継いでいます。また、0歳児とは思えぬ判断力や身体能力の持ち主でもあります。「ひまわり」という名前は一般公募で決まったものですが、アニメのストーリー上では兄のしんのすけが命名したことになっています。ひまわりは兄のしんのすけを慕っており、しんのすけは妹のひまわりのことを大切にしています。仲良しで強い絆で結ばれた兄妹の姿がなんとも微笑ましいですね。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月05日