ピリッとした辛味とトマトの酸味、ニンニクの香りが美味しいハーモニーを奏でる「アラビアータ」は、イタリアの定番ソースのひとつです。そんなアラビアータパスタを自宅で作ってみませんか? そこで今回は、大好評のペンネアラビアータの作り方から、アレンジレシピ、オススメのサイドメニューレシピまでご紹介します。■アラビアータとは?実はイタリア語の「アラビアータ」を日本語に直訳すると「怒りんぼ風」という意味になります。ソースの辛さにより、まるで怒ったように顔が赤くなることが由来なのだとか。アラビアータという名前から、「アラビア風のパスタ」だと思われることも多いそうですが、それは間違いです。また、アラビアータとは、唐辛子を使ったトマトソースのことで、パスタ以外のさまざまな料理も存在します。■ピリ辛で激旨! ペンネアラビアータの作り方【材料】(2人分)ペンネ 160g 塩 16gニンニク 1~1.5片赤唐辛子 2本オリーブ油 大さじ1.5バジル(生) 10枚<トマトソース> 水煮トマト(缶) 200g 玉ネギ(みじん切り) 1/4個分 オリーブ油 大さじ2 ローリエ 1枚塩コショウ【下準備】・<トマトソース>を作る。鍋に玉ネギ、オリーブ油大さじ2を入れて火にかけ、混ぜながら玉ネギが色づくまで炒める。ローリエ、水煮トマトを加え(ホールの場合は手でつぶしながら)、ときどき混ぜながら8~10分煮る。・ニンニクは縦半分に切って芽を取り、包丁の腹などでつぶす。・赤唐辛子は軸と種を取り、2~3等分に割る。・バジルは飾り用を残し、残りは半分くらいにちぎっておく。【作り方】1、小さめのフライパンにオリーブ油大さじ1.5、ニンニク、赤唐辛子を入れ、弱火にかけてニンニクがキツネ色になるまで炒める。2、(1)を<トマトソース>の鍋に加え、味がなじんだら塩コショウで味を調える。3、たっぷりの熱湯に塩を加え、ペンネを袋の指示通りゆでる。ザルに上げ、(2)の<トマトソース>の鍋に入れて混ぜ合わせ、バジルを加えてさらに混ぜ合わせる。4、器に盛り、残しておいたバジルを添える。■アラビアータのアレンジレシピ3選・カキと菊菜のアラビアータ寒い季節に食べたいアラビアータレシピがこちら! カキや春菊、白菜などを使った栄養満点な一品です。アラビアータソースを煮ている間に、生カキや菊菜、カリフラワーの下準備をすると時短できますよ。お好みで、粉チーズを振ってから召し上がってくださいね。ワインとのペアリングも◎。・レンコンのアラビアータレンコンを使ったアラビアータは赤唐辛子のピリ辛が効いていて、後を引く美味しさです。残ったアラビアータソースを使って作るのもオススメ。レンコンのゆで汁を切ってから、レモン汁、塩コショウ、アラビアータソースの順番でからめ、器に盛りましょう。お酒のおつまみにもピッタリです。・ツナのペンネアラビアータツナ缶と水煮トマト缶など保存食だけで作れるお手軽レシピです。ツナを加えることでボリュームアップし、食べ応えがあります。辛いのが好きな場合は、赤唐辛子をたっぷり加えてくださいね。最後に、チーズをプラスして和えるのがポイント。ピリ辛でまろやかな一品をお楽しみください。■オススメサイドメニュー&デザート&ドリンクレシピ10選・チキンのサラダペンネアラビアータと一緒にチキンサラダを作ってみませんか? 鶏もも肉の脂をしっかりと拭き取ることで、さっぱりといただけますよ。仕上げに、お好みの量のイタリアンドレッシングをかけてからどうぞ! ダイエット中にも最適なサラダです。・ヒジキとオイルサーディンのマリネ炒めたナスに、ゴロゴロとした大きめのオイルサーディンを和えた絶品マリネです。ペンネアラビアータの前菜としていただくのもアリでしょう。お好みで、イタリアンパセリを散らしてくださいね。あっさりとしていて、食べやすいのが魅力。いつものマリネに飽きたときにも良さそうです。・カブのホワイトポタージュジャガイモのとろみがアクセントとなったカブのポタージュ。野菜嫌いの子どもでもこれなら食べられるかもしれません。スープが熱すぎる場合は、粗熱を取ってからミキサーにかけた方がいいでしょう。仕上げに、粉パプリカを振ると彩りをプラスできます。・クロスティーニクロスティーニとは、イタリア料理で薄切りパンに肉やパテなどをのせて食べるカナッペのことです。こちらのレシピでは、鶏レバーをメインで使います。ニンニク、玉ネギ、アンチョビ、ローリエなどを加えるため、風味豊か。この一品とペンネアラビアータを作れば、本格的なイタリア料理を味わっている気分に!・卵たっぷりのキッシュお腹いっぱい洋食を味わいたくなったら、こちらのキッシュを作るのもいいでしょう。卵のほか、ベーコンやグリーンアスパラ、ミニトマト、玉ネギなどがギッシリと入ったキッシュです。具は、ゆでたジャガイモ、ソーセージ、サーモン、キノコなどに代えても美味! 家族みんなが大満足できるレシピです。・食欲そそる香り! エビとジャガイモのガーリック炒めエビとジャガイモのシンプルな炒め物も、ペンネアラビアータとの相性抜群です。ニンニクの香りがたまりません。ジャガイモのホクホク食感とエビのプリプリ食感を同時に楽しめますよ。お酒のおつまみとしても最高です。・ヨーグルトのババロアペンネアラビアータのデザートに最適なのがこちら! 優しい甘さのハチミツとヨーグルトの酸味がベストバランスなババロアです。仕上げにお好みで、バナナをのせ、ミントの葉を飾りましょう。リピートしたくなる美味しい一品です。・イタリア本場の本格ティラミスプロが教える、イタリアを代表するティラミスレシピです。ビスキュイも手作りの本格派! 少し時間はかかりますが、本場の味を堪能できますよ。高度なテクニックも不要です。最後に茶こしでココアをまんべんなく振ってくださいね。一から作ったティラミスは格別です。・チョコレートとコーヒーのカクテルチョコレートリキュールで作るほど良い甘さのカクテルです。コーヒーリキュールと牛乳をプラスするので、飲みやすいのがポイント。ピリ辛のペンネアラビアータを味わった後、ぜひこちらのカクテルを楽しんでみてくださいね。・ホットワインホットワインはアルコールをある程度、飛ばすことができるので、アルコールが苦手な人にもオススメです。柑橘のさわやかな香りがふわっと広がります。ペンネアラビアータを食べる前に食前酒として飲むのも良さそうです。体がホカホカと温まりますよ。ピリッとした辛さがたまらないアラビアータ。「刺激的なものが食べたい」「体を温めたい」と思ったときに、ぜひ作ってみてくださいね。アラビアータは保存容器に入れて、冷蔵庫で3日程度、保存可能です。[参考] ナポリの壺
2022年11月02日食物繊維豊富で冬が旬のごぼう。和風になりがちなごぼうで、ちょっと視点を変えてイタリアン風お惣菜をパパッと作りましょう。ピリ辛のトマト味でどんどん箸が進みます。あると嬉しい野菜の作りおき!しっかり味だから、お弁当のおかずにもぴったりですよ。ごぼうのアラビアータ切る手間は、ごぼうをスライスするだけ!後はフライパンで炒めるだけのクイックレシピです。辛いのが苦手な方は、赤唐辛子の量を1本に減らして作ってみて下さいね。【材料】(作りやすい分量)ごぼう・・・150gにんにく・・・10gオリーブオイル・・・大さじ1塩・・・小さじ1赤唐辛子・・・2本カットトマト缶・・・1缶水・・・100cc黒こしょう・・・少々パセリ・・・適宜【作り方】1.にんにくは包丁の腹でつぶし、オリーブオイルとともにフライパンに入れ、弱火にかけます。にんにくの片面に色が付いてきたらひっくり返してさらに加熱します。2.にんにくを加熱している間に、ごぼうを2~3mmの斜め薄切りにしておきます。赤唐辛子は半分に切り、中の種を除いておきます。3.にんにくがヘラで押して多少つぶれるくらいに柔らかくなったら、1にごぼう・塩・赤唐辛子を入れ、中火で3分炒めます。4.3にトマト缶、水を入れて強火にします。沸騰後、中火にして10分煮たらできあがり!焦げないように時々かき混ぜて下さいね。黒こしょう少々で味を調えます。できあがりが水っぽいように感じたら、最後に強火にして水気を飛ばして下さいね。冷蔵庫で4~5日持ちますよ。パセリがあれば、食べるときに散らすと彩りもきれいで味にもアクセントが加わります。美味しいお惣菜が冷蔵庫にあると、ちょっと嬉しいですよね。ワインなどに合わせて、おしゃれでヘルシーなおつまみにも。簡単なので、是非作ってみて下さいね!(トップ画像・レシピ制作/成瀬優子)
2017年01月28日