「サルティンボッカ」はイタリアの郷土料理で、薄く伸ばした肉に生ハムとセージを重ねて焼いたもの。”口に飛び込んでくる”という意味の通り手軽に作ることができ、ハーブやバターの香りが食欲をそそります。・叩く必要がない生姜焼き肉で手軽にお店でも料理教室でも紹介した一品で、料理教室ではヒレ肉を叩いて伸ばすなど少し手間がかかりましたが、今回は生姜焼き用の豚肉を使ってより手軽なレシピにしました。おもてなし料理にもぴったりなのでこれからのパーティーシーズンに取り入れてみてはいかがでしょうか。ポイントは塩加減です。生ハムの塩分を差し引いて、下味の塩は控えめにしてください。また、ハーブ類はドライハーブで代用できます。■ショウガ焼き用の豚肉で「サルティンボッカ」調理時間15分レシピ制作:保田 美幸【材料】 2名分豚肉(ショウガ焼き用)…8枚生ハム(小判)…4~5枚バジル(生)…適量セージ(生)…8枚小麦粉…適量塩…少々オリーブ油…大さじ1.5バター…10g白ワイン…大さじ2ベビーリーフ…適量【準備】・豚肉は反り返りを防ぐために赤身と脂身の境目に包丁で数カ所切り込みを入れる。【作り方】1、豚肉4枚の両面に小麦粉を薄く振って並べ、生ハムをちぎってのせる。2、バジルとセージをのせて小麦粉を薄く振り、残りの豚肉をのせて手で軽く押す。上面に塩と小麦粉をかるく振る。3、フライパンでサラダ油を中火で熱し、(2)を並べる。焼き色が付いたら返して火を通し、器に盛る。4、(3)のフライパンにバターと白ワインを加えて強火にかけ、フライパンについた旨みをこそぎながら煮詰めて、器に盛った豚肉にかける。ベビーリーフを盛り合わせる。■お手頃なものもある赤ワイン「サンジョベーゼ」を料理に合わせるワインに「サンジョベーゼ」を選びました。サンジョベーゼはイタリアを代表する赤ワインで、すみれやドライトマトなどの香りと酸味とタンニンから出る渋みが特長です。軽やかなタイプから重厚なものまで幅広いですが、軽やかなタイプで十分に重厚さが感じられるので肉料理によく合います。お手頃価格のものが多いので、ぜひ気軽に試してみてください。 Amazonで「サンジョベーゼのワイン」を探す 料理家・ソムリエ 保田 美幸のコラム バックナンバーはこちら>>
2022年11月01日第114飯「サルティンボッカ」■材料豚フィレ肉300g生ハム6枚セージの葉6枚塩・胡椒オリーブオイルマルサラ酒 ■作り方①肉を(6等分に)切り、ラップをかぶせて麺棒で叩いて平たく伸ばす。 ②伸ばした肉の片面を生ハムで覆い、中心に生のセージの葉を1枚のせて、この3枚を一緒に爪楊枝でとめる。 ③フライパンにオリーブオイルを熱し、生ハムとセージの面を下にして上面に塩胡椒をして焼き目がつくまで焼く。 ④裏返し、ここでマルサラ酒でフランベする。 ⑤皿に盛り付けレモンを添える。 ※豚フィレ肉は火を通しすぎると固くなるのでご注意を!生ハムは、欧州産などの塩気の強いものは塩、胡椒は加減しましょう。
2017年02月28日