印刷ミスや書き損じの年賀状、捨ててしまってはいませんか?『あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン』(2011年12月1日〜2012年3月31日)は、そんな行き場のない1枚を発展途上国の子供たちのために役立てるキャンペーン。使わないはがきが、ネパールやバングラデシュの子どもたちを支援する活動への寄付につながる。 参加方法は実に簡単。印刷ミスや書き損じ、または使わなかった年賀はがきや官製はがきを封筒に入れて、キャンペーン事務局へ郵送するだけ。はがきは郵便局で切手シートに交換した後、専門業者で現金化され、国際協力NPO「シャプラニール=市民による海外協力の会」が行う、バングラデシュやネパールで働く子どもたちの支援活動に使われる。 現在、バングラデシュでは子どもの20人に1人、ネパールでは5人に1人が児童労働をしていると言われている。シャプラニールは、家事使用人として働くバングラデシュの少女に読み書きや算数などの教育を行う他、ネパールでは児童労働廃止に向けた行政やメディアへの働きかけを行い、この状況を改善するための活動を行っている。集まったはがき10枚でバングラデシュの家事使用人として働く少女の読み書き授業1回分の寄付に、65枚でネパールのレストランで子どもを働かせないよう呼びかけるラジオCM1回分の寄付につながるという。昨年の同時期に行ったキャンペーンでは、10万8,000枚のはがき(385万円相当)が集まり、子どもたちのために使われた。今年の目標は、12万枚(400万円相当)。年賀状の準備が終わったら、今年はちょっとしたひと手間をかけて、社会貢献活動に参加してみてはいかが?『あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン』期間:2011年12月1日〜2012年3月31日寄付になるもの:書き損じ、または使わなかった年賀はがき(未投函のもの)・官製はがき、未使用・使用済み切手など寄付の仕方:はがきを封筒に入れ、下記まで郵送してください。〒169-8611東京都新宿区西早稲田2-3-1シャプラニール「あなたのはがきが、だれかのために。」係取材/池田美砂子
2011年12月26日