この度、松原食品株式会社は、「おうちで旅する世界の絶品グルメ」シリーズ第10弾としてスロベニア大使館監修「ヨタ」を全国のスーパーマーケット、通販サイトなどにて2024年1月15日より販売いたします。優しい酸味のあるシチュー■商品名:スロベニア料理ヨタ■価格:810円(税込)■内容量:200g■販売先:全国のスーパーマーケット、通販サイトなど通販サイト■召し上がり方:熱湯もしくは電子レンジにて温めてください。【ヨタとは】「ヨタ」はスロベニアの山小屋で必ず食べる伝統的な郷土料理で優しい酸味のあるシチューです。美しいアルプスの山を登る習慣にあるスロベニアでは、心と体も温めるお豆とジャガイモの入った「ヨタ」が疲労を回復されると言われています。地方によってザワークラウトやカブ漬けを使用し風味が異なりますが、その独特な濃厚で優しい酸味は癖になる美味しさです。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年01月10日前回に続き、後編スタートです! スロベニアとクロアチアのプリトヴィッチェへのレンタカー旅。ドゥブロブニクのあとは、プリトゥヴィチェ湖畔国立公園へ。大小16の湖と92個の滝を持つ広大な公園で、こちらもユネスコ世界遺産です。遊覧船やバスを使いながらいろいろなウォーキングコースがあり、すべての湖をめぐろうと思うと5~6時間かかります。地球の歩き方など有名なガイドブックでも3ページしか内容のない公園ですが、ここを訪れた友人がとても感動したと話していたので、山や森好きなわたしたち家族はここには絶対に行こうと決めていました。湖畔に降りる前に上からみるとこの景色。 カメラについてくわしくないわたしたちが撮ってもこの美しさ。 実際にみる湖のエメラルドグリーンは息をのむほどきれいでした。こんな色が自然にあるのか、という感じでした。天気があまりよくなかったのにもかかわらず、湖は透きとおって輝き、白い岩の崖と木々との色の対比にもはっとさせられ、滝の流れる音が心地よくて、癒しの光景でした。 この日の朝まで灼熱のドゥブロブニクにいたのに、ここは深い森と谷で空気が凛として涼しかったです。ドゥブロブニクもとてもよかったのですが、わたしはここの気持ち良さには勝てないぞと思いました。 小雨も時折降りました。少し残念だなと思いましたが、そのおかげかもやが山の上のほうにでてきて幻想的な景色も見れました。湖の横からみた色のグラデーション、この景色をずっとみながら歩くことができます。 ここもみんなが寄るスポットのひとつで、最大の滝ヴェリキ滝です。落差78メートルあって、広い面積で落ちてきます。わたしの写真じゃその迫力が伝えられないのが残念。 16個の湖に落差があるので、湖と湖の間は滝があったり、急流の川になっています。川のところは透明で澄んだ水が白い水しぶきをあげながら勢いよく流れていきます。階段も多く濡れているので、3歳の次男はけっこう抱っこの時間が長くわたしたち親も疲れましたが、6歳の長男はすべて歩ききりました。 ベルギーは山が少なく、川も身近じゃないので、雄大な自然の芸術を実際に体験できてとてもよかったです! ドゥブロブニクでもそうでしたが、日本人はほとんどいませんでした。ただ韓国の方がとっても多くびっくりしました。ツアーで来られている方が多かったのですが、話を聞くと韓国でヒットしたドラマの舞台になっていたそうです。なるほど~笑アンニョハセヨと声かけられることもあってびっくりでした。 プリトゥヴィツェに行く前にレンタカーで向かったのが隣国スロベニアのポストイナ鍾乳洞。ヨーロッパ最大級の鍾乳洞で長さが奥に約27キロも広がっています。鍾乳洞の奥に行く際に、トロッコ列車に乗って向かうと聞いて、こどもたちも楽しいかな、とここに行くことを決めました。 …ただまず不安だったのが国境の超える際の検問です。ベルギーに住んでいると隣国のオランダ、フランス、ドイツに入るのになんの検問もありません。ただクロアチア周辺はそれぞれが独立してからまだ日が浅く、友好関係がまだ薄い国同士もあって、検問がきびしく、例えばボスニアやセルビア方面からの車がいると大渋滞になるそうです。もともとはみな同じ国だったことを思えば悲しい現実ですが、民族や宗教の違いはきっと日本人がすんなり理解できない深い根っこのようなものがあるのでしょうね。 わたしたちが行ったときはそこまでの渋滞はなかったのでよかったのですが、検問はとても厳重でした。レンタカーを借りるときにスロベニアにも行きたいと伝えていたので、なにか書類を書いてくれていました。それがあってよかったです。 ポストイナにつくと思っていた以上に観光客がいっぱいでした。トロッコもほぼ満席!ベルトもなにもないトロッコだったのに思った以上にスピードはでるし、壁すれすれだし、日本人にとってはスリル満点でした。日本でこんなトロッコ許可降りないんじゃないかしら?気温はみるみる下がり、中の気温は8~10度。外は27度くらいだったのでもう寒くてびっくりでした。トロッコにしばらく乗って鍾乳洞の中心につき、そこからはガイドさんの説明を聞きながら歩いて散策です。約2キロ中を歩きます。 私、日本でも鍾乳洞には行ったことがなくて初体験!細かい人工的な装飾のようなのに自然がつくったものということに感動しました。これなんてウェディングケーキみたいです。 静かで暗い洞窟の中を歩くと、水が上から落ちてぴちゃんという音が響くとても幻想的な冒険でした。 鍾乳石が1mm成長するだけで10~30年かかるといわれているそうです。大きな鍾乳石ばかりなのでその途方もない時間と地球の神秘にただただびっくりです。 そしてトラブル発生。鍾乳洞を歩いて散策する途中、深い鍾乳洞の中で停電したのです。もう真っ暗!なにが起きたのかよくわからず、とりあえず本当に真っ暗で危ないのでスマホのライトをつけました。周りにひともいなかったので、とりあえず誰か同じトロッコのメンバーの近くには行こうと真っ暗な中こどもたちを抱っこして進みました。 でもびっくりしたことに誰も慌てていないんです。すごい。ヨーロッパの人、停電に慣れています笑すぐなおりますので、といったアナウンスもなにもありません。 ベルギーに住んでいてもそういえば一度停電しました。よくわからないまま、しばらくしたら復旧したのですが、そういう環境になれているからかみんな動じません。日本だったらパニックになっていそうですよね。無事5分後くらいに復旧しました。 とまあトラブルもあったものの、トロッコも停電もおもしろく、鍾乳洞は美しく雄大で、スロベニアに寄ってよかったです。とてもたくさん歩いた2日間になりました。 《today’s knitting 》 rustic flowers of croatia 美しかったプリトゥヴィツェの湖畔に咲く素朴な花がとてもかわいく、夜ホテルで図案をせっせと描きました。図案にしたいものは出会うとほんとにビビビッときます。そしてさっと図案が描けます。今期の新作です。日本のお店に冬のはじめに納品予定です。 編み物やベルギー生活の日々のことはinstagram@shiotasunaoもご覧ください。 文・塩田素直(編み物作家・handmade mittens SUNAO)インスタグラム::
2018年10月14日