食材を酢みそで和えた「ヌタ」は素材の持ち味を引き出す上品な副菜です。ひな祭りなどのイベントやおもてなしなど、華やかな席で映えるので、テーブルを格上げしてくれるオススメの料理。簡単にできるのに料理上手に見られること間違いなし!そこで今回は、絶品のヌタレシピを15選ご紹介!名前の由来や、酢みそとの違い、そしてわけぎで作る基本レシピやアレンジなど使えるものばかりです。日本酒と相性が良いのでお花見シーズンにもオススメですよ。■「ヌタ」ってなに?酢みそとの違いは?ヌタとは一般的に、みそ、砂糖、酢を合わせて作った「酢みそ」で和えた料理のことを「ヌタ」と言います。ヌタは漢字で書くと「沼田」と書きます。沼のようにドロドロしていることからヌタと呼ばれるようになったようです。また、高知県で食べられる郷土料理のヌタは、葉ニンニクを使うので緑色が特徴的です。京都では「てっぱい」と呼ばれることもあるそう。地域によってヌタもいろいろな呼び名や食べ方があるんですね。■材料少なく簡単絶品!【基本のわけぎのヌタ】大定番の「わけぎのヌタ」をマスターしましょう。レシピではアオヤギを使っていますが、サッとゆでたイカや貝柱、焼いた油揚げなどの食材でもおいしく作れます。酢みその黄金比をマスターしておくと、いざという時に大活躍します。素材をぐっと格上げしてくれる「ヌタ」の基本レシピ、オススメです。甘酢は時間がないときは「寿司酢」で代用しても◎・酢みそはもちろん炒め物にも!「作り置き甘酢」の作り方お寿司に野菜に炒め物に何でも使える甘酢です。作り置きしておくと大重宝。■わけぎ以外も!【野菜のヌタ 5選】・定番ウドの酢みそ和え酢水につけてアク抜きしたウドを酢みそで和えて、ほろ苦さと春の香りを味わいましょう! 優しい甘みの酢みそはお子さんにも喜ばれます。・ブロッコリーの茎のヌタブロッコリーの茎を余すことなく使ったレシピです。かたい皮の内側は柔らかく、アスパラガスのような甘みがあります。酢みそに合わせ、ヌタ仕立てに。フードロスにつながる一品です。・菜の花の酢みそ和えほろ苦さが印象的な春の訪れを告げる菜の花を、からし入りの酢みそで和えました。苦いみと甘辛さでお酒が進みます。ちらし寿司を相性が良い副菜ですよ。・モロヘイヤのヌタ鉄分が豊富で美肌効果も期待できる栄養豊富なモロヘイヤ。甘酸っぱい酢みそで和えて食べやすく仕上げました。サラダ感覚でパクパク食べられますよ。・ネギとトマトのゴマヌタ焼くほどに甘みが増すネギとトマトを合わせた新鮮な組み合わせ。下仁田ネギは、網で外側が真っ黒になるまで焼き、外側の皮をむきましょう。ネギ好きにはたまらない一品に仕上がります。■酢みそと合う【魚介のぬた 6選】・ホタルイカのヌタ春の訪れを告げるホタルイカ。もっとも美味しい食べ方が酢みそをかけたヌタではないでしょうか。お酒に合うのでおつまみにオススメです。菜の花を添えて春を意識しても良いでしょう。・カツオのヌタたっぷりの薬味とポン酢で食べることが多いカツオですが、酢みそとの相性も抜群です。カツオは春と秋が旬の魚です。同じ旬のフキを合わせて食べてください。・マグロのヌタ食卓を華やかにしてくれるマグロ。ひな祭りなどのイベントに欠かせませんね。お刺身で食べるのも良いですが、酢みそで和えてヌタもオススメです。焼いた白ネギもトロトロで甘くて美味!・ニラとイカのヌタニラとイカを酢みそで和えた、お酒のおつまみに最適な一品です。酢みその爽やかな酸味がサッとゆでたニラによく合います。イカのねっとりした食感と共に味わってください。・おつまみに!ホタテとネギのヌタプリップリのホタテの甘みと酢みそがよく合う一品は、ホタテ以外にもお好みの貝で作れます。日本酒のお供にオススメです。・イカ&キュウリのヌタ白みそ、甘酢、からしで作る酢みそにユズコショウをプラスしました。イカはあらかじめカットされているイカそうめんを使うと手早く作れます。ちらし寿司のお供にも合うので、ひな祭りにもオススメです。■その他の食材の酢味噌和え 3選・ミツバとささ身の酢みそ和え魚介類で作ることが多いヌタですが、淡白なささ身でも作れます。香り高いミツバを合わせて。簡単に作れるのであと一品ほしい時に役立ちます。・厚揚げの酢みそ和え食べごたのある厚揚げは、焼いたり煮物にしたりなにかと使い勝手の良い食材ですね。そんな厚揚げを白みそと作り置きの甘酢で和えたらお酒に合う万能副菜が完成します。トースターで焼くだけなので火を使わず作れます。・カマボコのからし酢みそ和えお正月など、カマボコが少し残ったら作ってほしい、カマボコの酢みそ和え。レシピではブロッコリーを合わせていますが、ミツバや水菜、菜の花などもあいます。お好みの野菜を合わせて作ってみてください。食材の持ち味をいかんなく引き出す「ヌタ」。おもてなしやひな祭りにもオススメです。これからのシーズンはホタルイカとワカメ、ウドや菜の花など、旬の食材を使うとより華やかになります。ぜひ参考にしてくださいね。
2024年02月23日