映画『戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版』のプレミア上映が、東京・YEBISU GARDEN CINEMAで開催中の『ポーランド映画祭2023』にて11月26日(日) に実施。ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのメンバーであり、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演するなど俳優としても活躍する小栗基裕(Oguri)が登壇した。第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワを奇跡的に生き抜いたひとりのピアニストの実話を基にした『戦場のピアニスト』は、第75回アカデミー賞主要3部門、第55回カンヌ国際映画祭パルムドールなど、世界中で数々の栄誉に輝いた作品。監督を自らも幼い頃クラクフのユダヤ人の強制居住区域であるゲットーで過ごし、母を収容所で亡くしたというロマン・ポランスキー、主演を昨今ではウェス・アンダーソン監督作の常連としても知られるエイドリアン・ブロディが務めた。初の4Kデジタルリマスター版として12月1日(金) から角川有楽町シネマなど全国で公開されるのを前に、ポーランド映画祭で初上映され、多くの映画ファンが集まった。映画が終わった後、小栗は「大きなスクリーンで映画を見ることができて感激です。戦争で壊された街の悲惨さ、壮絶さに言葉を失いました」と挨拶。映画と同じ原作をもとにした舞台『ある都市の死』に出演する小栗は、実際にポーランドにも訪れたとのこと。「ワルシャワの街のあちこちに戦争の記憶や、ゲットーの跡が残っていたり、それから当時の建物もそのまま残されていたりと、歴史を風化させないよう大切に伝えていこうという思いが浮かびました」と、現地を振り返りながらコメントした。また舞台については、「『戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版』の原作である書籍をもとに、著者、ウワディスワフ・シュピルマンさんのご子息、クリストファーさんから見た父の人生や戦争の傷や記憶、そしてシュピルマンさんを助けたドイツ人将校、ヴィルム・ホーゼンフェルトさんがどのような人間だったのか、どのような思いで生きたのかなど様々な視点から知ることができる物語になっています」と見どころを説明。「原作を読んでから映画を鑑賞すると、ますますひとつひとつのシーンへの理解が深まります」と、昨今新装版が刊行された原作の書籍にも触れた。なお、12月6日(水) から10日(日) に東京・草月ホール、12月12日(火)・13日(水) に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される舞台『ある都市の死』は、『戦場のピアニスト』のほか、シュピルマンの長男であるクリストファーの著書と、彼を救ったドイツ軍将校のホーゼンフェルトの手記をもとにした作品。シュピルマン役をs**t kingzの持田将史、そしてジャズピアニストの小曽根真が演じ、小栗は主人公・シュピルマンの息子役や、シュピルマンを窮地から救ったドイツ軍将校など、複数の役を演じる。<作品情報>『戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版』12月1日(金) 公開公式サイト:<公演情報>舞台『ある都市の死』12月6日(水) ~10日(日) 東京・草月ホール12月12日(火)・13日(水) 大阪・サンケイホールブリーゼチケット情報:公式サイト:
2023年11月27日ダイキングループは、ポーランド共和国ウッチ県での建設を発表していた※1ヒートポンプ暖房機の新工場の建設を開始しました。稼働時期は2024年7月、投資総額は3億ユーロ(1ユーロ141円換算で423億円)で、当初の計画通りです。新工場での雇用数は、2025年までに1000人、2030年までに3000人を計画しています。ポーランド共和国のヴァルデマール・ブダ開発技術大臣(写真右)出席のもと4月4日に執り行われた地鎮祭の様子ドイツ、ベルギー、チェコに次ぐ欧州の新たな生産拠点として、ポーランドに新工場を設立することにより、2025年には生産能力を4倍(2021年度比)に拡大し、急成長するヒートポンプ暖房市場において、製品を安定供給できる生産体制を確立します。欧州のヒートポンプ暖房機市場は、過去10年間で年平均10%以上の成長が続き、2021年の市場販売台数は100万台に達しました。2050年までにEU域内の温室効果ガス排出量ゼロをめざす欧州グリーンディール政策により、ヒートポンプ暖房機の普及がさらに加速しており、2025年には少なくとも年間350万台が販売される市場へと拡大が見込まれています。石炭や石油などの化石燃料を使用したボイラーによる燃焼暖房が主流だった欧州において、当社は2006年にいち早く電気式のヒートポンプ暖房機の販売を開始し、市場開拓につとめてきました。これまで欧州市場のリーディングカンパニーとして、各国で品揃えを充実させ顧客のニーズに応えるとともに、拡大する需要に対しては既存の工場において設備投資や雇用の拡大を行い、生産能力の増強を図ってきました。当社グループは、2025年までの戦略経営計画「FUSION25」においても、欧州をヒートポンプ暖房事業拡大の最重要地域と位置づけています。欧州でヒートポンプ暖房機を普及拡大させることで、環境負荷の低減によるサステナブル社会の実現に貢献していきます。※12022年7月8日発表の「ポーランドにヒートポンプ式暖房機の生産工場を設立」を参照ポーランドにヒートポンプ式暖房機の生産工場を設立 | ニュースリリース | ダイキン工業株式会社 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月07日株式会社セレブは、ポーランドで開発され、EUやUS基準の厳しいクラッシュテストを経て安全認証を取得し、国内でもEマーク適合と認められた、世界で唯一の携帯型子供用シートベルト「スマートキッズベルト」を春に向けて販促強化を実施します。春休みは帰省や行楽などのお出かけの機会が増えるので、今から準備しておくといざという時に大変便利です。携帯型子供用シートベルト「スマートキッズベルト」は、取り付けも持ち運びも簡単なので、旅先のレンタカー、タクシー、祖父母や親せき友人の車、家に数台車を所有しているご家庭、お友達のお子さまを乗せるとき…など、様々な場面で重宝します。重さは約120gで卵2個分と同等の軽さ、場所も取らないので幾つか持っているという方も多数いらっしゃいます。体格に合わせて調節が可能で、お子様の成長と共に長く使用できます。お子さま3人乗れて広々■チャイルドシートを嫌がるお子さまにもおすすめ【道路交通法第71条の3第3項について】スマートキッズベルトは警視庁交通局より、道路公社の定める「幼児用補助装置」への適合製品として、日本国内での使用を許可されております。【特徴】・取り付け、取り外しが簡単!・成長、体格に応じて調整可能・自家用車、タクシー、バス等に持ち運んで使える・世界基準クリアで安全!・120gで軽量【使用方法】装着も楽々適応体重は15kg以上から36kg以下、目安年齢は3~12歳。セレブ公式ショップでの販売価格は3,790円(税込)となっております。このスマートキッズベルトは、2023年2月16日(木)~2023年3月16日(木)に開催されます「セーフティグッズフェア」にも出品されました。今までも、さまざまなメディアで注目をされています。メディアでも注目春休みのお出かけ、日々のお子さまの送迎に…この優れた商品を是非お試しください。■スマートキッズベルトについて商品名 : 〔国内正規品〕スマートキッズベルトB1092製品サイズ : 最短 クリップ部含む 約42cm/クリップ除く 約35.5cm最長 クリップ部含む 約63cm/クリップ除く 約56cm製品重量 : 約120g(本体重量)セット内容 : ・スマートキッズベルト本体×1個・専用収納ポーチ×1個・取扱説明書適応体重 : 15kg以上~36kg以下目安年齢 : 3歳~12歳※但し、体格に準ずる価格 : 3,790円(税込)メーカー希望小売価格4,980円(税込)セレブ公式HP: 輸入販売元 : メテオAPAC株式会社■会社概要商号 : 株式会社セレブ代表者 : 代表取締役社長 大家 幸与子所在地 : 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-5-6 協和ビル5A設立 : 平成13年5月24日事業内容: TY通販、TV通販ベンダー業、化粧品製造販売業、化粧品販売(自社、卸し)、OEM商品の企画、化粧品や雑貨・キッチン用品などの企画資本金 : 1,800万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月03日刻々と変化する世界情勢のなかで生きる私たちにとって、学ぶべきもののひとつと言えば、過去の歴史的事実。そこで今回は、時代に翻弄された子どもたちの知られざる真実に迫っている必見のドキュメンタリー作品をご紹介します。『ポーランドへ行った子どもたち』【映画、ときどき私】 vol. 4941950年代、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られていたのは、1500人にも上る朝鮮戦争の戦災孤児。何もわからない異国に移送された子どもたちを我が子のように受け入れたのは、ポーランド人教師たちだった。いっぽう、現代の韓国でつらい思いを語っているのは、10代という若さで命がけの脱北を経験した大学生のイ・ソン。孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡るため、ポーランドへと向かうことに。いまでも子どもたちを懐かしく思い涙を流す教師たちの姿と戦争孤児たちの真実と向き合うなか、イ・ソンはいまも北朝鮮にいる家族のことを涙ながらに話し始めるのだった……。韓国でもほとんど知られていないという“歴史の闇”に迫り、異例の大ヒットを記録したことでも注目を集めている本作。そこで、各国でも絶賛評を得ている作品の背景などについて、こちらの方にお話をうかがってきました。チュ・サンミ監督女優としてさまざまな映画やドラマで活躍したのち、現在は監督としても才能を発揮しているチュ・サンミ監督。産後うつに悩まされるなかで偶然目にした北朝鮮の孤児たちの映像をきっかけに制作を開始し、映画のなかでは取材者として出演もしています。今回は、本作が観客に与えた影響や過去の事実から学ぶべきこと、そして自身の体験談などについて語っていただきました。―韓国での公開時にはかなり大きな反響があったそうですが、実際どのような反応が多かったのでしょうか。監督おそらく北朝鮮ではよく知られた話だと思いますが、韓国では一般の人だけでなく、政治に関わる人たちの間でも、ほとんど知られていないことでした。なので、観客のなかでは、初めて知る歴史的な事実に対する衝撃やショックを受けている方が一番多かったです。そのほかに上がったのは、「やっぱり私たちは同じ民族だと感じた」とか「なぜ統一したほうがいいかを考えるきっかけになった」という声でした。南北の分断が70年以上続いているので、若い人たちの間では統一に対する期待はほぼなくなっているというのが現状。それどころか、無関心になりつつあったので、そんなふうに言ってくれる方がいるだけでこの映画を作った甲斐があったと感じました。一ただ、国が積極的に明かしてこなかった事実について取り上げることに対する怖さもあったと思うのですが。監督もちろん、そういったことを映画にする負担みたいなものはありました。特に、私が取り組み始めた頃は、パク・クネ政権下で南北の関係もあまりよくない時期だったので、政権が変わっていなかったら公開すらできていなかったかもしれません。そのあと、ムン・ジェイン大統領になってからガラッと雰囲気が変わりましたが、オリンピックや南北首脳会談といった出来事によって時代の流れも変わったので、本作も多くの観客に受け入れられたのだと感じています。最初は不安もありましたが、みなさんからのフィードバックを見て安心しました。苦しみの克服に必要なのは“傷の連帯”―当初は産後うつを抱えていたそうですが、取材を進めるなかで心境が変化していくこともあったのでしょうか。監督私の場合、「自分はいいお母さんになれないのではないか」と考えるあまり、子どもに執着したり、不安に感じたりするような症状でした。ときには、子どもが巻き込まれる事件や事故のニュースを目にすると、彼らが感じる苦痛が自分の子どもと重なってしまって見ることすらできない状況に追い込まれることもあったほどです。そんなふうに、子どもたちの痛みに敏感だった時期に知ったのが、北朝鮮の孤児たちについて。彼らの親たちのことについてなど、いろいろと考えました。その後、脱北者の子どもたちから話を聞き、ポーランドの先生たちが持つ母性に触れるなかで、徐々に不安定な気持ちが変化していき、自然と産後うつを克服できたのだと思います。映画のなかでも“傷の連帯”という言葉を使っていますが、これらの経験こそがそれに通じているのではないかと感じました。―残念ながら、いままさにウクライナでも同じようなことが起きています。過去の出来事を知ったことによって、現代が抱える問題を見る目線も変わりましたか?監督そうですね。特に、子どもたちに対する見方は大きく変化したと思います。「今回の戦争でどれほどの孤児が出てしまうだろうか」と考えずにはいられないですし、多くの子どもが犠牲になったというニュースにも敏感に反応するようになりました。ただ、もしこのドキュメンタリーを撮っていなければ、それらは見逃していたことだったかもしれません。いまではいろいろな記事を積極的に読むようになりましたし、ウクライナからの避難民の世話をしているポーランドに対して誇らしく思う気持ちもあります。それはすべて、この作品によるものです。世界中の人々の連帯が強くなることを期待している―現在の私たちは国家の分断や戦争が起きている厳しい時代のなかで生きていますが、そのなかでどういった意識を持ったほうがよいとお考えですか?監督いまの時代というのはこれまでと比べると特別だと思いますが、その理由にはさまざまな戦争が起きていた時代と違って、SNSを通して全世界の様子が見えるようになったことが挙げられるのではないでしょうか。SNS上では国や政治家を批判したり、論争を繰り広げたりすることもありますが、それだけでなく、難民を助ける行動を起こすことも可能になりました。そんなふうに、ほかの国の状況まですぐに知ることができるようになったのは、大きなことではないかなと。どうしたら助けられるかを一緒に悩んだり、よりクリエイティブな発想で立ち向かったりできるようになったので、世界中の人たちの連帯が強くなることを期待できる時代になったと感じています。―監督は女優業を休止している間に、映画制作の勉強を始めたそうですね。作り手に回ろうと思ったのはなぜでしょうか。監督実は、若い頃は作家になるのが夢だったので、大学ではフランス文学を専攻し、文章を書いていたこともありました。その後、役者になり、20年近く仕事を続けていたのですが、ドラマなどで同じような役ばかりを求められるようになり、そのときに「これは自分が目指すものと違うのではないだろうか」と思い始めることに。それからしばらくは悩んでいたのですが、ちょうど体調も優れなかったときだったので、健康のためにも女優業を一旦休むことにしました。ところが、すごく暇になってしまって、やることがないなと(笑)。そこで、昔の夢を思い出したのですが、作家ではなく、役者としての経験を活かしたもので何かできないだろうかと考えました。そのときに、映画監督や脚本を書くことを思いついたので、大学院の映画演出科に進むことを決めたのです。日本とは傷を一緒に分かち合えると考えている―すごい行動力です。ちなみに、まもなく公開を迎える日本にいらっしゃったことはありますか?監督これまで日本には、6~7回ほど旅行で訪れたことがありますが、なかでも大分県の湯布院が大好きで3回は行きました。そのほかにもおもしろいと思っているのは、日本の神社。韓国にもお寺はありますし、隣の国ではありますが、文化はだいぶ違うと感じています。ただ、落ち着いて静かに話してくださる感じは、自分の性格とすごく合うので、私にとって日本は旅行していてもとても楽な気持ちでいることができる国です。それに、みなさんがとても親切ですよね。―ありがとうございます。それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督日本も多くの戦災孤児がいた国だからこそ、ポーランドという遠い国で起きた出来事だと思うのではなく、日本ともつながっている歴史だと捉えていただきたいです。また、私がぜひ観ていただきたいと思っているのは、個人的な傷やトラウマを抱えている人たち。なぜなら、そういった方々が負った傷というのは、同じような傷を持っている人たちと理解し合えれば、お互いのことを慰め合える可能性もあるからです。そんなふうに、自分が社会に善なる影響力を与える人にもなれることを知っていただけたらと。そして、映画を観ることでその傷が癒されたらうれしいです。“過去の闇”に光を当てることの意味を知る異国で起きた過去の出来事ではあるものの、現代が抱える問題にもつながっていることに気づかせてくれる本作。同じ悲劇を繰り返すことなく、傷ついた子どもたちを守るためにも、まずは歴史の裏側にある人々の思いを知り、痛みや傷を共有することから始めるべきだと感じるはずです。取材、文・志村昌美胸に迫る予告編はこちら!作品情報『ポーランドへ行った子どもたち』6月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開配給:太秦️©2016. The Children Gone To Poland.
2022年06月17日株式会社CREAKUが販売を行う、ポーランド発のナチュラルコスメ&ハウスケアブランド「YOPE」から、女性のデリケートゾーンケア商品【ナチュラル フェミニン ジェルウォッシュ】が2022年6月中旬に発売いたします。商品イメージ1YOPE ナチュラル フェミニン ジェルウォッシュ 300ml【アロエ&リコリス】【ゼラニウム&クランベリー】の2種類の香りをご用意。毎日のケアを正しく行うことは、感染症の予防に繋がり、自信と快適さを与えます。自分自身の身体が心地よさを実感できることほど嬉しいことはありません。それは「YOPE」が誕生したときから大切にしていることの一つです。そして、YOPEはナチュラルなデリケートゾーンケア製品を誕生させました!顔のケアをするように、それぞれの女性ならではの悩みに寄り添った製品です。マイルドな洗浄成分と、栄養豊富な植物由来エキスは、ヒトの体に共生する微生物(細菌・真菌・ウイルスなど)=マイクロバイオームを強化し、刺激から守ります。優しいジェル状のソープが毎日のデリケートゾーンケアを快適なものへ導きます。カロリーナとパーウェル夫妻栄養豊富な植物由来エキス■ポーランド発のナチュラルコスメ&ハウスケアブランドYOPEYOPEは2013年にポーランドで暮らすカロリーナとパーウェルの1組の夫妻から始まりました。ハンドソープや食器用洗剤など、毎日の生活に欠かせないアイテムを家族や友達みんなが安心して使えるのはもちろん、人だけでなく動物や環境にも配慮した製品づくりを行っています。本当に良い商品を消費者の手に取りやすい価格で販売したいという想い、消費者が安心してYOPEの商品を使ってもらえるようにYOPEの全ての商品ラベルに「%」を表示し、この表示は天然由来成分の配合のパーセンテージを表しております。可愛い動物が描かれた目を引くパッケージと、子供の頃の懐かしい記憶や世界中の旅を思い出させる香り。シンプルでありながら日々の生活を楽しく彩り、かつ安全であること。YOPEはこれからも生活にワクワクをお届けしていきます。YOPEの製品は、パラベン、人工保存料、人工着色料、シリコン、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)を使用していません。■店舗概要店舗 :YOPE NAGASAKI所在地:長崎県長崎市浜町9-6<YOPE 公式SNS>▼Instagram ▼Twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月27日韓国で異例の動員から大きな話題となったドキュメンタリー映画『ポーランドへ行った子どもたち』。北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児たちを、脱北者の大学生とともにたどった本作から予告編が解禁となった。韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたのは、ホン・サンス監督作品など俳優としても活躍するチュ・サンミ監督。この度の予告編では、現代から過去へ、朝鮮半島からポーランドへ。戦災孤児たちの悲痛な分断の記憶をたどる旅路が映し出されていく。子どもたちへのポーランド人教師たちのあたたかな眼差しと、いまもなお続く国家間の争いに傷つく子どもたちを優しく包むチュ・サンミ監督の想いが伝わる予告編。脱北の過去を持つ大学生イ・ソンがいまも北朝鮮にいる家族のことを語りはじめる場面にも注目だ。『ポーランドへ行った子どもたち』は6月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポーランドへ行った子どもたち 2022年6月18日よりポレポレ東中野ほか全国にて公開©2016. The Children Gone To Poland.
2022年05月12日韓国で異例の動員から大きな話題となったドキュメンタリー映画『ポーランドへ行った子どもたち』が、6月18日(土)より順次公開決定。ポスタービジュアルと場面写真、本作監督で俳優のチュ・サンミのコメントが到着した。監督のチュ・サンミは、出産後に子どもへの愛着や不安のために産後うつを経験する。そんな中、彼女は偶然目にした北朝鮮の孤児たちの映像をきっかけに、秘密裏にポーランドへ強制移送された戦災孤児たちの記録を知る。1950年代、自国も厳しい情勢下に異国の孤児たちを我が子のように受け入れたポーランド人教師たちと、彼らを「ママ」「パパ」と慕う朝鮮の子どもたちがいた――。チュ・サンミは、脱北の過去を持つ大学生イ・ソンとともにポーランドを訪問し、いまでも子どもたちを懐かしく思い涙を流す教師たちと出会う。あのとき彼らは何を思ったのか。その後、朝鮮に送り戻された孤児たちはどうなったのか。そして旅の途中、イ・ソンは泣きながらいまも北朝鮮にいる家族のことを語りはじめる…。タイトルの“ポーランドへ行った子どもたち”とは、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児のこと。韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたのは、ホン・サンス監督の『気まぐれな唇』や、イ・ビョンホン、チェ・ジウと共演した『誰にでも秘密がある』などに出演、出産・育児のため俳優活動を休止し、ドラマ「トレーサー」(2022)で13年ぶりにドラマに復帰して注目を集めるチュ・サンミ。演技を休止している間、大学院の映画制作科に進み、映画演出課程を修了した。取材に同行したのは、10代で命がけの脱北を経験した大学生のイ・ソン。現代から過去へ、朝鮮半島からポーランドへ。孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡る旅先で、彼女たちは異国の子どもたちを我が子のように育てた教師たちの記録を知る。いまもなお国家間の凄惨な争いが続くこの世界で、本作は抗えない傷を負う子どもたちの姿に近づき、消失した“愛”の再生の可能性を問いかける。ポスタービジュアルでは、韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたチュ・サンミ監督の横顔が描かれている。同行する脱北を経験した大学生のイ・ソンは何を思い涙を流すのか――。戦争や飢餓により彷徨い続ける子どもたちの“傷と愛”をめぐる旅路がデザインされた。「『傷の連帯』を感じて」監督からチュ・サンミコメント到着チュ・サンミ監督は、今回の日本公開を「長く待った甲斐あり」と喜びながら、「朝鮮戦争により親を失い、傷を負った戦争孤児たちの話は、北東アジアの国々と歴史的に関わりのある話でもあります。現在進行形の傷、ウクライナでつらい思いをしている子どもたちもまた、しらばらくすれば人々の記憶から消えてしまうかもしれませんが、共通する話だと思います」と言う。「日本の観客の皆さんも、韓国・北朝鮮の隣国の市民として、またウクライナ問題が起こっている同時代の世界市民として、『ポーランドへ行った子どもたち』を見て、『傷の連帯』を感じてもらえればと願います。世界のどこかで今も起こっている、子どもたちに向けられたすべての『暴力』がなくなることを祈っています」とコメントを寄せている。『ポーランドへ行った子どもたち』は6月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月19日株式会社アスニウムは、ヨーロッパで高い評価を受けているポーランドのハンモック専門メーカー、LESOVIK(レソヴィク)の製品を、2021年6月中旬からAmazonジャパン上で本格的に国内展開します。それを記念し、6月19日(土)から27日(日)まで、フラッグシップモデルのハンモックDRAKAに適用できる15%OFFの割引クーポン券を配布します。URL(レソヴィク)とは2013年に創業した、ポーランドのハンモックメーカー。「できるだけ快適に、楽しく、自然との一体感を味わってほしい」を製品づくりの理念とし、素材にこだわり、開発過程で何度もテストを繰り返して、ハンモックにおける究極のミニマムデザインを実現しています。その確かな品質は、ヨーロッパのデザインコンテスト「ŚląskaRzecz」での受賞、「Łódźデザインフェスティバル」での「MustHave!Award」受賞など、ヨーロッパ各国で高く評価されています。株式会社アスニウムは2020年より同社製品をAmazonジャパン上でテスト販売、日本で初めて紹介しました。2021年6月より、ダックダウン製の春秋用アンダーキルトのOTULAIR(オトゥルエア)をラインナップに加え、本格的な市場展開をスタートします。LESOVIK(レソヴィク)ハンモックハンモックに特化したプロフェッショナルメーカーならではのベストクオリティを実現したのが、レソヴィクのハンモック製品。持ち運びやすさに加え、初心者でも直感的に使いやすいよう、設置のしやすさにこだわりぬいたミニマム設計のデザインが特徴です。素材は一年を通じて快適を保つ、通気性のよいリップストリップナイロンを使用。タフでしなやかな生地は扱いやすさや耐久性もバツグンです。蚊帳付きオールインワンのフラッグシップモデル、DRAKA(ドラカ)、蚊帳なしオールウェザー対応、レソヴィクの歴史を代表するクラシックモデル、DUCH(ドゥフ)の2タイプで、アウトドアが楽しくなる3つの「映え色」(BalticBlue(バルチックブルー)/PineAmber(パインアンバー)/OliveGreen(オリーブグリーン)を展開。初心者、女性キャンパー、ソロキャンパー、エキスパートまで、幅広く使っていただける最高品質の製品です。思い立ったら、すぐ。地球上のあらゆるところをキャンプフィールドに変える機動性が魅力。カラーはパインアンバー、バルチックブルー、オリーブグリーンの3色。新製品OTULAIR(オトゥルエア)アンダーキルトのOTUL(オトゥル)シリーズは、ハンモックと組み合わせることで夜の寒さから身を守り、快適な睡眠を約束します。2021年に国内新発売のOTULAIR(オトゥルエア)はポーランド産ホワイトダックダウンを使用し、驚異的な軽量性と省スペース性を実現しています。7℃までの気温に対応した春夏秋用で、世界最高水準の素材を使用し、LESOVIKと山岳用品専門メーカーPAJAK社がノウハウを持ち寄って共同開発しました。OTULAIRは、ハンモックの周りに非常に効果的な温熱空気層を作り、特に寒さに弱い腕や足を包み込んで穏やかで快適な睡眠を実現します。ダウンが詰まった本体はマルチチャンバー構造で偏りにくく、ふわふわ感を常にキープします。操作性もシンプルかつ直感的で、取り付けはわずか1分半で完了し、ハンモックに横たわりながら断熱レベルをアジャスターで調整可能。収納時にはグレープフルーツほどの大きさになり、軽量でコンパクト。女子キャンパーに特におススメな、ハンモックの必携アイテムです。URL特別割引キャンペーンの概要Amazon.co.jpのLESOVIKDRAKAハンモックの商品ページ上で表示される「プロモーション情報」から下記のクーポンコードを入力すると、Amazon販売価格の15%OFFで購入可能になります(商品がなくなり次第終了)。【クーポンコード】LESPRT015URL■DRAKA(ドラカ)LESOVIKのフラッグシップモデル。最高品質のオールインワンハンモック~取り外し可能な蚊帳付き、サスペンションシステム付きAmazon販売価格21800円→15%OFF価格カラー:BalticBlue(バルチックブルー)/PineAmber(パインアンバー)/OliveGreen(オリーブグリーン)株式会社アスニウムについて世界一周のバックパッカーが創業。LESOVIK、DDHammocksをはじめとする世界各国のアウトドア製品等の輸入販売のほか、ソロキャンパー、ソロトラベラー向けのオリジナルブランド、SoloSapiens(ソロサピエンス)の企画・製造・販売などを行っています。【会社概要】会社名:株式会社アスニウム所在地:茨城県守谷市御所ケ丘2-17-1B101代表者:代表取締役山田肇設立:2019年10月1日株式会社アスニウム事業内容:アウトドア用品、トラベル用品、ホビー用品、玩具、メディア、衣料雑貨品、日用雑貨品の輸出入および製造販売【お問い合わせ先】各商品ページ上にある「カスタマーQ&A」または弊社ホームページのお問い合わせフォームからご質問をお送りください。商品ページ株式会社アスニウムHP企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年07月01日メニーモーニングス(MANY MORNINGS)の新作ソックスセット「ギフトボックス」が、2020年11月より発売される。ポーランド発カラフルソックス「メニーモーニングス」メニーモーニングスは、ポーランド発のソックスブランド。100年以上にわたり靴下の製造を行っている町アレクサンドルフ・ウツキで設立以来、伝統と歴史を大切にしながら、ポップでかわいいソックスを展開している。そんなメニーモーニングスの新作は、纏うだけでハッピーな気分になれる遊び心溢れるデザイン。ラインナップは、クリスマス、アーティスト、アニマル、フルーツ、ホビーの5種類だ。フルーツやクリスマススイーツ柄のソックスクリスマスシーズンにぴったりな「クリスマス」シリーズは、キャンディケインやジンジャーブレッドマンなど、この時期ならではのスイーツがモチーフ。ひらひらと雪が舞う冬の1シーンを描いた靴下も揃っている。「フルーツ」シリーズからは、ジューシーな果物をモチーフにしたソックスが展開。いちごやレモン、スイカなどのモチーフを散りばめた、カラフルなデザインで登場する。いずれもレギュラー丈のソックスが3枚セットになった「ギフトボックス」での展開なので、クリスマスプレゼントにもぴったりだ。サイズは、ユニセックスで楽しめる3サイズを取り揃える。【詳細】メニーモーニングス「ギフトボックス」(3足セット) 各4,800円+税発売時期:2020年11月※2020年10月下旬現在、ロフトにて先行発売。サイズ:35~38、39~42、43~46【問い合わせ先】ブルームーンカンパニーTEL:03-3499-2231
2020年10月25日コロナ禍の影響により、例年より短い期間での開催となる「ポーランド映画祭2020」。今年、9回目の開催になる本映画祭の第1弾作品として、名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の最高傑作ともいわれる『デカローグ』HDリマスター版と、2020年のアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた若手監督ヤン・コマサの『聖なる犯罪者』の上映が決定した。■キェシロフスキ監督作品『デカローグ』HDリマスター版旧約聖書の十戒をモチーフに、ワルシャワの巨大アパートに暮らす人々の人生模様を綴った連作集。当初はテレビドラマとして製作されたが、質の高さが大きな話題を呼び1989年ヴェネチ ア国際映画祭で上映、後に世界で劇場公開された。スタンリー・キューブリックが「重要な映画の1本」と絶賛したほか、エドワード・ヤンや候孝賢らが賞賛の声を贈った。「トリコロール三部作」と並ぶキェシロフスキ監督を代表する傑作。全10話からなる本編上映時間585分で、ポーランド映画祭史上最長篇作品。■第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作『聖なる犯罪者』本作が3作目となる38歳のヤン・コマサ監督。長編デビュー作『Suicide Room』(11)は第 61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、続く第2作『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』(14)は本国ポーランドで大ヒットを記録した。本作『聖なる犯罪者』は第92回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネート。前年の『COLD WAR あの歌、2つの心』(18)に続き、ポーランド代表作品が同賞にノミネートされたのは2年連続の快挙となった。主演は、28歳のバルトシュ・ ビィエレニア。少年院出身のダニエルと司祭トマシュという真逆の人物像を息もつかせぬ緊張感をもって演じきり、世界の映画祭でも評価された。いまポーランド映画界を牽引する気鋭監督と若手俳優による渾身の衝撃作。なお、映画祭開催に向けて監修イエジー・スコリモフスキからのメッセージ動画も到着している。ポーランド映画祭2020は11月20日(金)~23日(月・祝)、東京都写真美術館ホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2020年09月27日展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」が、京都国立近代美術館にて、2020年5月26日(火)から7月12日(日)まで開催される。映画とグラフィックの交錯第二次世界大戦の終結以後、共産主義の道を歩むこととなったポーランド。そのなかにあって、政治体制を賞賛する公式美術から脱した自由な表現がもっとも推し進められたのが、映画とグラフィック・デザインであった。とくに映画ポスターにおいてはロマン・チェシレヴィチやヤン・ムウォドジェニェツといったデザイナーが活躍し、映画の世界観を斬新な解釈で表現した。「ポーランドの映画ポスター」では、1950年代後半から1990年代前半にかけてポーランドで制作された、96点の映画ポスターを展示。ポーランド映画はもちろん、ヨーロッパ各国やアメリカの映画、さらに日本映画にも光をあて、“映画”と“グラフィック”双方の文脈から選んだ個性あふれるポスターを紹介する。ポスターでたどるポーランド戦後映画史ポーランドでは1950年代後半以降、アンジェイ・ワイダやイェジ・カヴァレロヴィチをはじめとする新世代の監督が活躍し、数多くの映画を生み出した。本展では、『ダントン』や『イルミネーション』といったポーランド映画のポスターを展示し、その独創的なデザインを楽しむのみならず、戦後ポーランド映画史を俯瞰できる。日本映画と“怪獣”の表現日本映画はポーランドでも盛んに公開され、とくに黒澤明監督の作品や怪獣映画、そして社会派の主題を持つ映画が取り上げられた。そうした映画のポスターのなかから、マチェイ・ヒブネルによる『美しさと哀しみと』などを展示。さらに、ポーランドのアーティストによる怪獣の個性的な表現方法にも迫る。ヨーロッパやアメリカ映画も冷戦のさなかにあっても、ポーランドは西ヨーロッパの映画を数多く輸入し、1980年代からはアメリカ映画の公開も増加した。そうした背景のもと作られた、『めまい』やベルトルッチ監督作『暗殺の森』などのポスターを豊富に展示し、チェシレヴィチをはじめとする一線級ポスター作家による斬新な表現に浸ることができる。展覧会概要展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」会期:2020年3月17日(火)〜7月12日(日) ※会期中に一部展示替えあり[前期 5月26日(火)~6月14日(日) / 後期 6月16日(火)~7月12日(日)]※3月17日(火)~ 5月25日(月)は臨時休館、 5月26日(火)より再開※当初は2020年3月17日(火)~5月10日(日)の会期を予定していたが、延期しての開催会場:京都国立近代美術館住所:京都市左京区岡崎円勝寺町休室日:月曜日開室時間:9:30〜17:00(入館は閉室30分前まで)料金:一般 430円、大学生 130円※高校生以下、18歳未満および65歳以上、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)※本料金でコレクション展も観覧可※夜間開館は休止※開館時間は変更となる場合あり■東京展〈終了〉会期:2019年12月13日(金)〜2020年3月8日(日) ※会期中に一部展示替えあり会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月30日恒例の特集「ポーランド映画祭」が今年も開催されている。8回目を迎える本年度は、映画作家のイエジ―・スコリモフスキが監修を担当。ポーランドの最新作から歴史に残る名作、レア作まで幅広い作品が揃う。映画ファンにとってポーランドは、アンジェイ・ワイダやクシシュトフ・キェシロフスキを輩出したなじみの深い国で、近年も『イーダ』や『COLD WAR あの歌、2つの心』など良質な作品が多く製作されている。2019年はポーランドと日本の国交樹立100周年、ポーランド民主化30周年にあたるアニバーサリー・イヤー。これまで以上に充実した作品群が映画祭に集まった。巨匠アンジェイ・ワイダの特集では名作『灰とダイヤモンド』、『死の教室』、そして彼が創設した映画学校の生徒による短編作品を上映。2017年に翻訳が出版され話題を呼んだボレスワフ・プルスの小説を映画化した1968年製作の『人形』、ワイダがドストエフスキーの『白痴』を原作に坂東玉三郎を主演に迎えて描く『ナスターシャ』、ロマン・ポランスキー監督がポーランド時代に手がけた短編集など、映画ファン垂涎のプログラムが並ぶ。さらに最新のポーランドも数多く紹介され、本映画祭でジャパンプレミアを迎える。飛行機に乗り合わせた様々な人々の姿を描いた『パニック・アタック』をはじめ、映画祭の監修者スコリモフスキが俳優として出演する『ユリウシュ』、知られざる史実に迫るドキュメンタリー『パラグアイへのパスポートポーランド外交における秘話』などが続々と上映される。会期中には上映だけでなく監督によるトークや、ゲストを招いた上映後解説も予定されており、長年に渡って映画ファンを魅了し続けてきたポーランド映画をさらに深く、多角的に楽しめる内容になっている。ポーランド映画祭201911月23日(土)まで東京都写真美術館ホールで開催中
2019年11月14日「ポーランド映画祭2019」が、東京都写真美術館ホールで開催。期間は2019年11月10日(土)から23日(土・祝)まで。日本×ポーランド国交樹立100周年などを記念したプログラム8回目の開催となる2019年の「ポーランド映画祭」では、日本とポーランドの国交樹立100周年およびポーランド民主化30周年を記念した8つのプログラムを用意。抱腹絶倒のコメディから歴史ドキュメンタリー、スリラーまで様々なジャンルの映画作品を上映する。日本とポーランドの“絆”を感じる作品たち1919年に国交を樹立して以来、政治、文化、経済などあらゆる面で友好関係を維持してきた日本とポーランド。そんな両国の“絆”を感じることが出来るような作品として、ポーランド人のアンジェイ・ワイダが監督を務め、坂東玉三郎が男女一役を演じた『ナスターシャ』(1994)や、ポーランド・ウッチ映画大学に在籍していた石川慶による『愚行録』(2017)などをラインナップする。民主化30周年記念&巨匠への追悼上映民主化30周年記念映画として共産党政権時代に制作された『月曜日が嫌い』(1971)、2019年のアカデミー監督賞・撮影賞・外国映画賞候補になったシリアスドラマ『COLD WAR あの歌、2つの心』(2018)を上映。また、2018年から2019年にかけて無くなったポーランド映画界の巨匠、カジミェシュ・クッツ、リシャルト・ブガイスキ各監督の作品『沈黙の声』(1960)『尋問』(1982)が登場する。アンジェイ・ワイダの短編作品をリストアップこの世を去ってからもなお、世界中の映画人が多大なるリスペクトを送るアンジェイ・ワイダ監督の代表作と短編作品をリストアップ。代表作として『死の教室』(1976)『灰とダイヤモンド』(1958)、3作品同時上映となる短編作品には『彼女の事情』(2006)『ゲーム』(2013)『ワイダの目、ワイダの言葉』(2014)のタイトルが並ぶ。映画音楽にフォーカスしたプログラム現代ポーランド芸術の立役者との呼び声も高い、即興音楽ユニット「シャザ」が来日。ロマン・ボランスキーとヴワディスワフ・スタレーヴィッチの両監督の短編映画集に合わせて生演奏を披露する。その他、ポーランド随一のジャズピアニスト・作曲家であり、多くの映画音楽を手掛けたクシュトフ・コメダの魅力が分かる2作品などを用意し、映画音楽に焦点を当てたプログラムを構成する。ポーランド映画初の米国アカデミー賞受賞作品をアンコール上映さらに、ポーランド映画初の米国アカデミー賞外国映画賞受賞作となった、パヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イーダ』(2013)をアンコール上映。ポーランド映画史上の名作を是非スクリーンで堪能してみて。【詳細】ポーランド映画祭2019開催期間:2019年11月10日(日)~23日(土・祝)会場:東京都写真美術館ホール住所:東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内※11月11日(月)・18日(月)は休館。※詳細スケジュールは公式ホームページ(参照。
2019年11月10日東京都写真美術館では、日本・ポーランド国交樹立100周年を記念して、東欧の文化大国ポーランドの1970年代以降の美術を、女性作家と映像表現のあり方に注目して紹介する展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」を8月14日から10月14日まで開催する。カロリナ・ブレグワ 《嗚呼、教授!》 2018年 Courtesy of the artist20世紀のポーランド美術史・映画映像史は、数多くの男性の名によって語られてきた。しかし、ベルリンの壁崩壊後いっきに東側に流れ込んできたグローバル経済の波に参画し、EU加盟も果たした21世紀のポーランドにおいて、女性たちによる多くの表現が、特に映像表現の領域で存在感を放っている。と同時に、これまで十分に語られてこなかった、女性作家の映像を用いた表現の先駆例について再検証しようという流れが生まれている。展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」は、ポーランド国内外の研究者やキュレーター、関連機関との連携交流を通じて、ポーランドの1970年代からの美術の歩みを、その時代背景をふまえながら新たな視点で読み解く。そして、世代を異にする女性アーティストたちが、自身のおかれた社会環境を見つめ、それぞれの表現方法で発信する術を、いかに見出してきたかをたどる、きわめて意欲的な展覧会だ。アンナ・クテラ 《対話》 1974年 Courtesy of the artistみどころの一つは、ポーランド女性作家が選んだ「アート」という闘いかた。世界的に広まった#MeTooや日本の#KuTooなど、女性に関する問題は、いまも日常的に身近なところで起こっている。ポーランドでは伝統的な慣習が大切にされ、女性には「良き母」「良き妻」「良き娘」そして、「良き働き手」であることが理想として求められてきた。また、東欧と西欧の格差による差別や、多様な性への偏見といった根深い問題もあり、これらは時に、女性たちの自己実現を難しくしてきた。このような目に見えないさまざまな問題と向き合うために、ポーランドの女性作家たちは、社会のなかで自分らしく生きるための術として、「アート」を必要とした。彼女たちが挑む、しなやかな闘いかたは、性別を越えて、私たちに、社会のなかで自分らしく生き抜くためのアイディアと希望を与えてくれるはずだ。ズザンナ・ヤニン 《闘い》 2001年 Courtesy of Zuzanna Janin Studio and lokal_30, Warsaw実験的な映像表現にも注目したい。1970年代、世界ではヴィデオ・カメラを使った映像が、絵画や彫刻、映画とも異なる新しい分野の芸術として頭角を表した。本展では1970年代から約50年にわたる、ポーランド女性作家の映像表現の変遷を一望することができる。冷戦下の共産圏を生きたパイオニア世代から、グローバル化した現代のデジタル世代に共通する実験精神は、誰もが気軽に動画を撮影・発信できる時代のいまだからこそ、新鮮な驚きをもたらしてくれるだろう。カロル・ラヂシェフスキ 《カロルとナタリアLL》 2011年 Courtesy of the artist and BWA Warszawa, Warsawまた本展は、東京都写真美術館が、出品アーティストのみならず、現地ポーランドで活躍する気鋭の研究者、キュレーターを始めとする多くの人々との交流の成果として、実現するもの。作品のほぼすべてが日本初公開となり、これまでとは異なる新たな切り口で、ポーランドの同時代美術と映像表現の変遷を紹介する。会期中には関連イベントも多数開催。8月15日には、出品アーティストによるリレートークが開催。講演会は、8月18日に「ポーランド美術とフェミニズム(仮)」、8月31日に「クリティカル・アート潮流の中で(仮)」が開催される。【展覧会情報】しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ会期:8月14日~10月14日会場:東京都写真美術館 地下1階展示室時間:10:00~18:00 ※木・金は20:00まで、入館は閉館30分前まで料金:一般500(400)円、学生400(320)円、中高生・65歳以上250(200)円※( )は20名以上の団体料金、小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料、第3水曜日は65歳以上無料※8月15日~8月30日の木・金17:00~21:00はサマーナイトミュージアム割引(学生・中高生無料、一般・65歳以上は団体料金)、9月16日(敬老の日)は65歳以上無料、10月1日は都民の日につき入場無料休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日、振替休日の場合、翌火曜日休館)
2019年07月23日展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」が、2019年8月14日(水)から10月14日(月・祝)まで東京都写真美術館にて開催される。文化大国ポーランドの女性作家による映像作品にフォーカス数多くの男性の名によって語られてきた20世紀のポーランド美術史・映画映像史。ベルリンの壁崩壊後の21世紀のポーランドにおいては、女性たちによる映像表現が存在感を放っている。「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」は、女性作家と映像表現のあり方にフォーカスを当て、東欧の文化大国であるポーランドの1970年代以降の美術を紹介する展覧会。会場には、世代の異なる24組のアーティストによる25の映像作品を展示。女性作家たちが、自身の置かれた社会環境から、いかにしてそれぞれの表現方法で発信する術を見出してきたかをたどっていく。なお、本展で紹介する作品は、ほぼすべてが日本初公開となる。フィルムを使った1970年代ビデオ・カメラを使う機会が限られていた1970年代、フィルムを使った表現方法が試みられていた。1975年に国際的なフェミニスト運動に加わったナタリア・LLは、ポーランドの作家による初のフェミニスト作家の展覧会「女性たちの芸術(Women’s Art)」を企画・開催したことで知られている。ビデオ・カメラなど新たな技術を駆使した1990年代民主化を果たした1990年代には、ビデオ・カメラをはじめとする新しい映像技術を使った表現がつぎつぎと誕生。それらを駆使した人間性の闇の部分に迫り作品によって露にする社会批評的な表現を意味する「クリティカル・アート」の潮流があらわれていく。カタジナ・コズィラの《罰と罪》では、単に暴力を批判するだけでなく、誰にでも潜在し得る理由なき破壊衝動を描きだしている。表現の豊かさが特徴の2010年代以降2010年代以降には、カロリナ・ブレグワによる《嗚呼、教授!》といった自分自身がカメラの前に立ってアクションする「セルフィー」や、日常を非日常に置き換える「発想の転換」など、映像表現としての豊かさにも創意を傾けた作品が次々と登場。民主化以降の若手世代の作品もまた、社会や人間の暗部までを鋭く暴き出す「批判精神」や、既存のシステムやメディアを利用して表現をする「ハッキング」など、民主化以降に生まれた若手世代のしなやかな批評性が特徴の作品も紹介。ネット上の投稿動画を想起させるアンナ・ヨヒメク&ディアナ・レロネクの《ディレクトレシィ(女性館長)》は、直截な言葉で次々と投げかけられる、「改革案」の形をとった挑発的な映像作品だ。【詳細】しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ会期:2019年8月14日(水)~10月14日(月・祝)会場:東京都写真美術館 地下1階展示室住所:東京都目黒区三田1丁目13-3開館時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)※入館は閉館30分前まで。ただし8月15日(木)~8月30日(金)の木・金曜日はサマーナイトミュージアム期間につき21:00まで開館。休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日の場合、翌火曜日休館)観覧料:一般500(400)円/学生400(320)円/中高生・65歳以上250(200)円※( )は20人以上の団体料金。小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳持参者とその介護者は無料。第3水曜日は65歳以上無料。※8月15日(木)~8月30日(金)の木・金曜日17:00~21:00はサマーナイトミュージアム割引。(学生・中高生無料、一般・65歳以上は団体料金)※9月16日(月・祝)敬老の日は65歳以上無料、10月1日(火)は都民の日につき入場無料。※各種割引の併用は不可。
2019年07月21日モーツァルトのオペラの殿堂、ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場が、この秋に来日する。1999年の初来日以来、今回で8回目の来日となる。モーツァルトのオペラ全21作品をレパートリーに持つという同劇場だけに、今回も得意のモーツァルトを披露する。【チケット情報はこちら】オーケストラはモダン楽器ではなく、同劇場の来日公演では初めてというピリオド楽器(その楽曲が作られた当時使われていた楽器のこと。オリジナル楽器、古楽器ともいう)を使用。「モーツァルトの時代を作りたい!」という熱のこもった演奏にも期待がふくらむ。演目は『フィガロの結婚』と『魔笛』。モーツァルトの代表作であるばかりか、あらゆるオペラのなかでも屈指の人気作といっていいだろう。これまでオペラにはなじみがなかった方が、オペラ・デビューを果たすのにも格好の2作品といえる。まずは『フィガロの結婚』。1786年、ウィーンで初演された。当時、絶頂期のモーツァルトが、ボーマルシェの戯曲をもとに作曲。台本は台本作家のダ・ポンテがイタリア語で書いた(イタリア語上演/日本語字幕付)。ストーリーをひと言でいえば、18世紀版の「ラブコメ」だ。主人公のフィガロはアルマヴィーヴァ伯爵の使用人。同じく使用人のスザンナとの結婚が決まっているが、そのスザンナをものにしたい伯爵と、伯爵の浮気を嘆く伯爵夫人、女と見ればだれにでも恋をしてしまう美少年ケルビーノらが加わり、てんやわんやの大騒動がくりひろげられる……コメディだが、その裏に込められるのは階級社会批判。笑って、泣けて、考えさせられる作品だ。モーツァルトの筆は神がかっていて、「恋とはどんなものかしら」「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」など名アリアが満載。最初から最後まで全編が聴きどころと言ってもいいほど。これほどの高揚感と幸福感にあふれた作品がほかにあるだろうか。『フィガロの結婚』が全盛期なら、『魔笛』はモーツァルトの終着点だ。初演は1791年、ウィーンにて。初演からまもなく、モーツァルトはわずか35歳で世を去った。『魔笛』はドイツ語で書かれている。大衆的な劇場のために書かれた歌芝居のため、格調高いオペラとは違い、母国語で上演されたのだ(ドイツ語上演/日本語字幕付)。こちらの物語は、ずばり、大人のためのメルヘン。王子タミーノがパートナーを見つけて結婚するという話なのだが、そこに夜の女王や神官ザラストロ、道化役の鳥人間パパゲーノなど、超自然的な存在が関わってくる。ハッピーエンドの結末ながら、なにが善でなにが悪なのか……終演後に語り合いたくなるオペラだ。高音を駆使する『夜の女王のアリア』をはじめ、こちらも聴きどころ満載になっている。キャッチーな名曲の数々と魅力的なストーリー。親しみやすさと奥深さを兼ね備えたふたつの傑作を堪能したい。公演は11月9日(土)・10日(日)の東京文化会館 大ホールのほか、八王子、群馬、神奈川を巡演。文:飯尾洋一
2019年06月25日いよいよ夏が近づいてくると、今年はどんな思い出が増えるのかと胸が高鳴るところ。そこで、人生を変えるひと夏を過ごしたある少年を描いた注目作をご紹介します。その作品とは……。心を揺るがす話題作『メモリーズ・オブ・サマー』!【映画、ときどき私】 vol. 2361970年代末の夏、ポーランドの小さな町に暮らしている12歳のピョトレック。父親は海外へ出稼ぎに行っているため、大好きな母とふたりで夏休みを存分に楽しんでいた。ところが、母親はピョトレックを残して毎晩出かけるようになり、いつしか不穏な空気が漂い始める。そんななか、ピョトレックが好意を抱き始めていたのは、都会からやってきた少女のマイカ。しかし、マイカもまた不良青年へ夢中になり、ピョトレックは失望するのだった。はたして、ピョトレックが経験したひと夏の行方とは……。近年、映画界において注目度の高いポーランドですが、今回は「ポーランドから生まれた新たな才能!」と言われているこちらの方に、本作についてお話をうかがってきました。それは……。アダム・グジンスキ監督!グジンスキ監督にとって長編2作目となる本作ですが、日本での劇場公開は初めて。そこで、作品の背景やそこへ込めた思いなどについて語っていただきました。―本作はご自身の経験にもとづいている部分もあるということですが、具体的にはどのあたりが作品に反映されているのでしょうか?監督まずはここに描かれている子どもたちの世界。つまり、小さな町の中にある湖で過ごす子どもたちのなかには、さまざまな人間関係があるということです。首都であるワルシャワから女の子がやってきて、みんなが興奮したというような出来事も、すべて私が経験したことでした。そのなかで一番忘れられないのは、劇中にも描いている子どもが溺れてしまう事故。これは私が溺れたわけではなく、学校の友達に起きてしまった出来事でした。12歳前後のときに、その子の両親は外国へ働きに行っていましたが、そのために子どもがひとりで夏を過ごしており、溺れてしまったのです。そういう不幸が人間には起こり得るんだと、非常にショックを受けた覚えがあります。―では、ピョトレックのキャラクターのなかにご自分を投影したところもありますか?監督そうですね、彼は私に似ていると思います。特に、感受性の部分では、私の持っているそれに近いかもしれません。それから、私自身も母親と非常に密接な絆があったので、そういう意味でも似ていると言えるでしょう。ただ、映画に出てくる両親に関するエピソードは、実際の話ではありませんよ。そのほかに、当時を反映しているといえば、子どもの目線から見た大人の女性たちの世界。昔はいまよりも遅い時間まで仕事をしていなかったこともあり、他人が家に集まることもよくありました。そんななかで、大人の女性たちがどのように振る舞うのかというのは、自分の目でよく見ていたと思います。人は初恋や人間関係を通して大人になっていく―本作では、ピョトレックが大人への階段を上る瞬間が映し出されていると思いますが、監督にとっても、“大人への通過儀礼” だったと感じるような出来事はありましたか?監督あるひとつの具体的な瞬間というのを覚えているわけではないですが、私はゆるやかに話し方や考え方が変わっていき、いつの間にか大人になっていったと感じています。というのも、この映画ではひと夏ですべてが起きてしまうように描かれていますが、通常はもっと長い時間をかけて変わっていくものですよね。つまり、初恋や大人たちとの関係性を通してだんだんと変化していき、あるとき別の観点から世の中を見ていることに気がつくものなのです。―母と息子の関係というのは、普遍的なテーマでもあると思いますが、今回この題材を選んだ理由を教えてください。監督この物語を父と娘にすることもできたとは思いますが、いずれにしても母と息子、あるいは父と娘というのは人間が最初に結ぶ非常に強い絆だと感じています。それだけに、男性であればその人にとっての女性観というのを一生に渡って作り上げてしまうものだと思うのです。女性においても逆のことが言えますが、実際に私の妹が自分のパートナーを探す時に父親がひとつのモデルとなり、相手のなかに自分の父親を見ていました。そのときに、異性の親との関係性というのは、強烈な影響を与えるものなんだということに気がついたのです。私自身は、母との関係性については自分の経験で知っていたので、どういうふうに一緒に時間を過ごしていたかというのはこの映画のなかで描いています。母と息子の危うい関係性とは?―ただ、ピョトレックと母親は親子というよりは恋人のような距離感でしたが、これはポーランドでは普通なのでしょうか。それともより密接な関係ですか?監督この2人の関係性というのはちょっとゆがんでいるので、そこに気がついてもらえるのはうれしいことです。つまり、父親がいなかったり、父親が弱い存在であったりすると、母親は息子に対して過剰な感情を与えてしまうもの。それによって、母と息子の距離感というのが踏み越えられ、あまりにも密接で見ていて不安になるような依存関係になってしまいます。この映画では、そういったことを表しているので、そこにある危うさというのが、観る方に伝わるのであれば、私の狙い通りです。特に、母親が不倫をしているということが明らかになると、夫だけでなく息子も裏切っていることになりますが、それは少年にとっては衝撃的な経験。そういう裏切りの感情が起こり得る危険な関係性だというものを表しています。―劇中では、恋愛によって徐々にメイクや服装が変わっていく母親の姿もリアルに感じましたが、女性を描くうえで意識したことはありましたか?監督今回、女性をどう扱うかというのは、非常に微妙なテーマでした。というのも、女性は子どもを家で育てなければいけないのに、夫を裏切ったり、子どもを捨てたりするというのは、ポーランドの社会ではどうしても受け入れられないからです。男性の場合ならありえなくはないとされているところもありますが、女性が家族を捨てるということに関しては、厳しい見方をされていると思います。それだけに、母親役を演じた女優とはずいぶんと長いディスカッションを行いました。その結果、「自分を認めてもらいたい」という欲求のある女性を弁護したいという考えに至ったのです。実際に不倫を経験した女性の話を聞いたりしたわけではなく、すべて私が観察したうえで作りましたが、映画を観た方々と話し合ってみると、「この映画は女性が感情を持つ権利を認めてくれた」とか「女性を守る映画である」といった意見を言ってくださる方も多く見られました。自分のなかにある“問い”を見つけて欲しい―そういう意味では、日本の女性たちも鑑賞後にいろんな思いが湧き上がると思うので、最後にananwebの女性読者へ向けてのメッセージをお願いします。監督おそらく、みなさんそれぞれが自分にとっての“問い”のようなものを見つけてくれるだろうと思っています。つまり、それは子どもや夫との関係であったり、自分自身の問題であったりということです。ただ、それはひとつの答えを目指すものでも、単純な答えに辿りつくものでもないと思うので、“考えの種”となるような多くのテーマを発見していただきたいと感じています。私にとって、映画というのは問いを投げかけるものであって、答えを出すものではありません。なので、そのなかから会話の材料になるようなことを探していただけたらと思います。この世界観に誰もが引き込まれる!思春期ならではのきらめきと切なさ詰まった本作。美しい景色のなかで繰り広げられる忘れられないひと夏の経験を味わってみては?自分の中に秘めていた懐かしい思い出がよみがえってくるかも。夏の気配を感じる予告編はこちら!作品情報『メモリーズ・オブ・サマー』6月1日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA/UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開配給:マグネタイズ© 2016 Opus Film, Telewizja Polska S.A., Instytucja Filmowa SILESIA FILM, EC1 Łódź -Miasto Kultury w Łodzi
2019年05月30日日本とポーランドの国交樹立100周年記念事業の現代美術展覧会「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展2019 in Japan(CELEBRATION-Japanese-Polish Contemporary Art Exhibition)」が5月18日、京都で開幕した。岡本光博「トラロープ」@ロームシアター京都京都芸術センター、ロームシアター京都、ザ ターミナル キョウト、二条城・東南隅櫓の京都市内4会場で6月23日までの約1ヶ月にわたって行われる同展(二条城は5月18、19日2日間のみ開催)には、日本とポーランドの若手現代美術アーティスト21組が参加。パフォーマンスや映像、インスタレーションなどの作品は、すべての会場において無料で公開される。また、ポーランドのポズナン、シチュチンの各都市では、同展を再編した展覧会が行われる。同展はいずれも2000年に設立されたポーランドの国立文化機関であるアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート(Adam Mickiewicz Institute)と京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)の主催により、キュレーションは中欧の現代美術を専門とする加須屋明子・京都市立芸術大学教授と、草間彌生など日本の現代美術を研究するポーランド文化省のパヴェウ・パフチャレク氏(大阪大学博士後期課程)が担当した。@ザ ターミナル キョウト出展作家は先日、ナイキとアンダーカバーのコラボスニーカーのPVに起用され話題になった、コンタクト・ゴンゾ(contact Gonzo)が映像作品で参加。ワルシャワ美術アカデミーと東京藝大で学び写真、映像、音楽、絵画などさまざまな技術を使い、今回は植物を使ったミクストメディアを京町屋(ザ ターミナル キョウト)の床の間に展示しているアグニェシカ・ブシェシァニスカ(Agnieszka Brzezanska)、同町屋のエントランスと地下の防空壕や明倫小学校跡である京都芸術センターの環境を使い、樹脂のオブジェ作品を展示した東影智裕、東京とポーランド・クラクフの両都市に在住し、パンクをテーマとした作品を展開するピョトル・ブヤク(Pitr Bujak)、アーティスト集団「キュピキュピ」を主宰し海外での活動でも知られる石橋義正、本人がモデルとしても登場する映像やインスタレーションなどすべて自身で制作する笹岡由梨子、ロームシアター京都のエントランスに工事用ロープでトラの頭部を制作した岡本光博、造形作品に身体を介在させアクティベートさせたパフォーマンスを作品として提示する谷中祐輔など、日波の若手中堅アーティストのなかでも先鋭的でクリティカルな作風を特徴とする作品がキュレーションされている。笹岡由梨子、ジャイロ(Gryo)@京都芸術センターピョトル・ブヤク(Piotr Bujak)「THIS_IS NOT AMERICA」@京都芸術センター「日本とポーランドの両国と何らかの関係を持つ作家と、ポーランドアートの特徴とも言える内面に深く問いかける作品を特徴とする作家たち」(加須屋明子教授)、「ただ日本とポーランドに滞在して作品を制作するのではなく、それぞれが刺激を与えつつ、何らかの関係性が生まれ、お互い協力して継続していく活動が出来ること」(パヴェウ・パフチャレク)と、キュレーターの2人は今回の企画の意図を説明。主催者のアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートは、今回の展覧会を東京ではなく京都だけで開催した理由を「コマーシャル、経済活動が優先する東京ではなく、歴史を大切にして芸術系の大学も多い京都でじっくりと作品を展示する方法を我々は選択した。セレブレーションのタイトルが示すように過去を振り返るのではなく、未来を見つめ世界が近くなっている現在を提示した」と説明する。アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーなどの映画監督を輩出したポーランド映画のDNAを感じさせる社会性の強い映像作品はカロリナ・ブレグワ(Karolina Bregula)、アリツィア・ロガルスカ(AlicjaRogalsaka)などの作品とともに、日本の小泉明郎の作品が各会場で終日鑑賞可能。京都ロームシアターでは川田知志とスタフ・シュムスキ(Stachu Szumski)が今回のために共作した作品が展示されている。5月17、18、19日のオープニングには京都芸術センターで西原尚とパヴェウ・ロマンチェク(PAWEL ROMANCZUK)の即興演奏、ライブハウス外SOTOで京都を拠点に活動する音楽集団・空間現代とポーランドのギタリスト、フベルト・コストキェヴィチ(Hubert Kostkiewicz)のライブなどが行われた。西原尚とパヴェウ・ロマンチェク(PAWEL ROMANCZUK)@京都芸術センターText by Tatsuya Noda【イベント情報】セレブレーション-日本ポーランド現代美術展2019 in Japan(CELEBRATION-Japanese-Polish Contemporary Art Exhibition)会期:5月19日〜6月23日会場・時間:●芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)10:00〜18:00 ※5月29日、6月12日は休業(ギャラリー北・南は20:00まで、無休)●ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)10:00〜19:00 ※5月29日、6月3日、6月12日は休業●ザ ターミナル キョウト(京都府京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424)10:00〜18:00 ※無休入場無料<出展作家>カロリナ・ブレグワアグニェシュカ・ブジェジャンスカピョトル・ブヤクcontact Gonzo東影智裕Hyslom今村遼佑石橋義正+安藤英由樹川田知志小泉明郎ダニエル・コニウシュロベルト・クシミロフスキマリア・ロボダ松田壯統岡本光博アリツィア・ロガルスカ笹岡由梨子ウーカシュ・スロヴィエツスタフ・シュムスキ谷中佑輔山本麻紀子<イベント>■パフォーマンス「巨人と眠りーポーランド編」ポーランド南部にあるタトラに残る伝説を追いかけた実体験を夢と現実の間で思い出しながら語る。即興演奏あり。全員布団に横たわる。日時:2019年6月23日 14:00〜15:00会場:京都芸術センター 和室「明倫」 ゲスト:野村誠(音楽家)、やぶくみこ(音楽家)定員:15名(先着順)※無料・要事前予約<ポーランドでの展覧会概要(予定)>■セレブレーション-ポーランド日本現代美術展― in ポズナン会期:2019年5月31日〜7月31日 ※5月31日〜6月9日 ポズナンアートウィーク会場:ポズナン芸術大学ギャラリー、スターリ・ブロウヴァルほか■セレブレーション-ポーランド日本現代美術展― in シチェチン会期:2019年6月13日〜8月31日 会場:トラフォスタツィアほか
2019年05月25日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ポーランド発の育児がラクになるアイデア本の紹介です。 赤ちゃんとの生活はハッピーで楽しいけど、時に大変なこともあります。そんな日々のピンチをユニークアイデアで乗り越えたパパ・ママの知恵が集まった『毎日が楽しくなる子育てハック』(フォレスト出版)をご紹介します。 世界は広くても子育てに国境はなし! これを読めば毎日の育児が楽しくなるはずです。 「子育てハック」とは?「子育てハック」とは、日々の子育てで直面するピンチに対する独創的で意外な解決策のことです。それは賢い応急処置、インスピレーションで沸いた時短術、手っ取り早い手段などなど。 このアイデアたちが育児の流れをガラリと変えてくれて、毎日の子育てを楽しくしてくれるスパイスになります。 子育てコミュニティから生まれたアイデアこの本は、全米のママに支持されてきた子育てコミュニティ「ParentHacks.com」に集まったアイデアから122の選りすぐりの裏ワザをまとめたもの。著者のアーシャ・ドーンフェストは、私自身が新米ママだったころにどうしても知りたかったことをきっかけにこの子育てコミュニティをつくりました。 世界中のママたちに支持されてきた、妊娠後期、出産、育児初期に役立つヒントをこの本では紹介しています。おうちの整理整頓から子どもたちの食事や着替え、外出や旅行をスムーズにするコツなど、いろんなアイデアを読みやすいイラストと一緒にお伝えします。 ちょっとしたテクでラクになる裏ワザがいっぱいトイレットペーパーの無駄遣いを減らすテク こんなふうに軽く潰して芯を楕円にするだけで、トイトレ中の子どもが大量にトイレットペーパーを使うのを防ぐことができるとは! これなら0円でできて効果もありそうです。 左右は絵合わせで覚えよう! 子どもの靴は左右を見分けるのが大人でも難しいものもあります。そんなときにはこのアイデアがおすすめ! 大きめのシールを半分にカットして中敷に敷くだけで、子どもでもパッと見て左右がわかるようになります。 こんなユニークで楽しいアイデアが122も詰まった『毎日が楽しくなる子育てハック』。購入者プレゼントとして、「お誕生日・特別イベントのハック」(pdfファイル)のダウンロードもあるので、ハーフバースデーや1歳のお誕生日に合わせて買うのもいいですね。 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2019年05月22日突然ですが「ポーランド」という国名を聞いて何を思い浮かべますか?あまりなじみのない国かも知れませんが、実はポーランドは食器が有名なのです。一つ一つ手作業で絵付けされるポーランド食器は、温かみのある絵柄でとてもかわいい!しかも、丈夫で普段使いにもぴったり。〔ケルセン〕は、そんなポーランド食器を専門に扱う、日本では珍しいお店。今回は〔ケルセン〕でポーランド食器の魅力を取材してきました!日本では珍しい!ポーランド食器専門店の〔ケルセン〕ポーランド食器が整然と並べられた〔ケルセン〕の店内。自由が丘駅から徒歩3分。雑貨屋が立ち並ぶ通りの一角に、〔ケルセン自由が丘店〕はあります。〔ケルセン〕は、日本では珍しいポーランド食器を専門に扱うお店です。2009年ごろからインターネットにてポーランド食器の販売を開始し、2012年ごろに自由が丘で店舗をオープンしました。オーナーが、ヨーロッパに住む親族の方からポーランド食器を紹介されたときに、「なんてかわいい食器なの!」と心を奪われたことがきっかけとなり、日本でポーランド食器の輸入・販売をはじめたそうです。しかし、日本人にとってポーランドという国は、あまりなじみがないかも知れません。「フランスやドイツの食器は知っているけど、ポーランドの食器……?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実はポーランドの食器も世界各国で愛されているのです!今回はまだあまり知られていない、ポーランド食器の魅力をたっぷりお伝えしますね!かわいいだけじゃない!丈夫で実用的なポーランド食器新商品の紹介コーナー。新しい商品は年に10回ほど入荷しているとのこと。「ポーランド食器」と呼ばれているのは、ポーランド西部、ドイツとの県境に近いボレスワヴィエツという地域で作られた食器をさします。ポーランド食器の大きな特徴の一つは、ハンドメイドである点です。かわいい絵柄が筆やスタンプなどで丁寧に絵付けされているので、全く同じのものは二つとしてありません。同じモチーフであっても、細かな違いを楽しむことができますね!そしてポーランド食器が持つもう一つの特徴が、耐久性の高さです。「ハンドメイド」というと、見た目のかわいさなどに注目する代わりに「耐久性」という点は見過ごされることもあります。しかし、ポーランド食器はユニークな製造工程によって、非常に丈夫な食器となります。そのため少しの衝撃ではびくともせず、絵柄が剥がれ落ちるということもありません!さらにうれしいのが、電子レンジやオーブン、そして食洗機にも入れられる点。丈夫なポーランド食器は、普段使いにぴったりなんです♪それでは、〔ケルセン〕にある実際の商品をいくつか紹介していきますね!大容量で冷めにくい!ふっくらした形が特徴的な《ポーリッシュマグ》《ポーリッシュマグ・小》2,700円(税込)まずは自分用にもお土産用にも大人気なマグカップを2種類紹介します。こちらのマグカップは、蚊のような模様があることから「モスキート」と呼ばれています。ポーランドのマグカップの特徴はその形です。このふっくらした姿がポーランドの伝統的な形で、《ポーリッシュマグ》と呼ばれています。たくさん注げるうえに温かい飲み物も冷めにくいので、このマグカップでコーヒーを飲みながらゆったり読書、なんて時間を過ごすのも良いですね。《ポーリッシュマグ・小》2,916円(税込)こちらは〔ケルセン〕で一番人気のマグカップ。スタンプだけでなく、筆を使ってかわいらしく描かれたすずらんが人気の一つだそうです。ポーランド食器は《モスキート》のような伝統的な模様がない場合は特に名称はないのですが、そのぶんバリエーションが豊富なので、マグカップ一つ選ぶのにもついつい目移りしてしまいます♪スープにパスタ、カレーやチャーハンにも!幅広く使える《スープ・パスタ皿》《スープ・パスタ皿》4,590円(税込)こちらは、白と青の2色で模様がつけられたシンプルな《スープ・パスタ皿》です。スープやパスタはもちろん、リゾット、シチュー、カレー、チャーハンなど幅広く使えるのが人気の理由の一つです。特に一人暮らしの方にとってこの《スープ・パスタ皿》は喜ばれるようで、新生活を始める人への贈り物としても人気なんだとか!和食でも洋食でも自然に溶け込む、なじみのある《菊鉢》《菊鉢φ12cm》2,808円(税込)菊鉢は、和食器として日本人にもなじみのある食器です。和洋問わず、どんなテイストでも使いやすいデザインと形が人気です。〔ケルセン〕にあるポーランド食器はすべて、〔ケルセン〕の要望をもとにしてポーランド食器メーカーが受注生産で作ります。そのため、日本でも受け入れられやすいデザインや形のポーランド食器を販売できるのです。適度な深さで使い勝手が良い!華やかな模様の《オーブン皿》《オーブン皿・オーバル・大》7,182円(税込)こちらは華やかな模様が特徴的なオーブン皿。適度な深さで使い勝手も抜群です。サラダをはじめとした盛皿としてはもちろん、グラタンなどのオーブン料理にも使えます。「オーブン皿は使っていくうちに絵柄が剥がれるのが心配」という方もご安心を。ポーランド食器は表面がガラス質で覆われるので、絵柄が落ちることはありません!豚の表情がキュート!小物入れとしても使えるボウル・《ピギー》《ピギー》3,132円(税込)〔ケルセン〕には、《ピギー》のようなユニークな形の食器もあります。《ピギー》は豚をモチーフにしたかわいらしいボウルです。特に子ども用として人気があり、この食器を使ったら子どもが苦手な食べ物でも食べられるようになった、なんてエピソードもあるそうです!食器としてだけでなく、小物入れとしても使えますので、自分のライフスタイルに合わせて使ってみましょう♪ラッピング用の巾着袋もかわいい!さくらんぼのマークがかわいいラッピング用の巾着袋おまけに、〔ケルセン〕はラッピング用巾着袋もかわいいんです!この巾着袋は生地がしっかりしているので、ちょっとした小物をまとめたいときなどにおすすめです。中には、この巾着袋だけを買う方もいるほどの人気なんだとか。ポーランド食器のプレゼントとともに喜んでもらえること間違いなしです!程よい重量感!かわいいながらもチープには見えない小物・カトラリー〔ケルセン〕にはマグカップやお皿と同様に、手作業で絵付けされた小物やカトラリーもあります。陶器でできたうさぎのオブジェやカードホルダー。陶器のスプーンや箸置き。もちろん小物やカトラリーも、一つ一つ手作業で絵付けされています。程よい重量感があるので、かわいい絵柄でもチープに見えないところが大きな魅力です。ポーランド食器でそろえた食卓なら、毎日の食事がますます楽しくなってきますね!〔ケルセン〕でお気に入りのポーランド食器を見つけよう!よく見ると一つ一つ微妙に異なるので、選ぶのが楽しくなる。ポーランド食器は、丁寧に絵付けされた温かみのある模様と、食洗機やオーブンにも入れられる丈夫さが大きな特徴です。オーナーの方は、「日常的に、惜しみなくポーランド食器を使っていただきたい」と言います。〔ケルセン〕ではポーランド食器の魅力を感じられるだけでなく、ポーランドという国自体の文化の一端を知ることもできるはずです。ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?【ケルセン自由が丘店店舗詳細】●住所東京都目黒区自由が丘1-24-8ミニドーム自由が丘1F●TEL03-6421-3626●アクセス自由が丘駅から徒歩3分●営業時間11:00~19:00〔ケルセン〕公式サイト
2019年02月17日ポーランドと日本の社会における女性の役割と女性観を探ることを目的にした、ポーランドと日本の女性イラストレーターによる展覧会「Inner strength/内なる力」が、9月25日から30日まで、表参道のスパイラル1階のスパイラルガーデンにて開催。ポーランドの女性と日本の女性は、似ているか否か。どんな自己像を持ち、仕事をし、何を娯楽に、どんな家族観で日常生活を送っているのか。現代社会において女性の役割はどう変わっていて、女性の社会的地位の確立を助けている「内なる力」とは何か。本展は、これらの問いにポーランドと日本の女性イラストレーターたちが答えようと試み、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート(Instytut Adama Mickiewicza)との共催プロジェクト「ポーランドと日本の女性たち Innner strength. The women of Poland and Japan」の成果となる作品が展示される。このプロジェクトには、ポーランドと日本から女性アーティストたちが招かれ、それぞれが内なる力の定義を表現している。世界の離れた場所、二つの異なる国、西洋と東洋の文明、彼女たちがどんな自己像を持ち、どんな枠組みから自由になろうとしているのか、どれくらい違って、何が共通しているのか。伝統、信念、迷信、また日常生活や仕事上の困難を明らかにしながら、自分たちがどう活動し、何がその動機となっているかを紹介する。自らが経験している問題を取り上げ、ステレオタイプや割り当てられた社会的役割を打ち破ると同時に、代々受け継がれてきた知恵や相互の支え合いにも触れる。彼女らに通底しているのは、不公平や不平等な扱いに対する反意であり、他者への深い思いやりだ。エヴィリナ・スコブロンスカ(Ewelina Skowronska)の作品参加イラストレーターは、ポーランドから、バシャ・グジボフスカ・フロレス(Basia Grzybowska Flores)、マグダ・ピラチンスカ(Magda Pilaczynska)、パトリツィア・ポトコシチェルヌィ(Patrycia Podkoscielny)、エヴィリナ・スコブロンスカ(Ewelina Skowronska)、ダリア・ソラク(Daria Dolak)と、日本から、林青那、いとう瞳、石橋あき、吉田典世、前田ひさえ・塩川いづみ・ひがしちかによるミーム(meme)。「数世紀にわたって、女性たちは幾度となく内なる力を使い、平等な扱いを求めて戦わなければならななかった。だから、展覧会に展示された作品を見ていると、感受性、直感、美、決意に溢れる。」と語るのは、The Spirit of Poland財団のモニカ・ブラウンチュ(Monika Brauntsch)と共に本展のキュレーターを務める、東京在住ポーランド人イラストレーター、エヴィリナ・スコブロンスカ。本展の作品を通して、“女性”について考えてみては。【展覧会情報】Inner strength/内なる力会期:9月25日〜30日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23 Spiral 1F
2018年09月03日「スイーツ」とひと口に言っても、ケーキやクッキーなどのような海外のものだけでなく、日本ならではの「和菓子」もありますよね。和菓子と同じように、海外にもその国では定番になっているスイーツがきっとあるはず。そこで今回は、サッカー効果もあってか話題になっているポーランドのスイーツレシピを調べてみました。キシェル「キシェル」とは、フルーツやフルーツジュースに片栗粉でとろみをつけたドリンクのこと。ポーランドではメジャーなドリンクです。【材料】・オレンジ…1/2個・100%オレンジジュース…300cc・片栗粉…適量・水…少々【作り方】1)オレンジをくし切りにする2)オレンジジュースを鍋に入れ、弱火で沸騰させる3)水溶き片栗粉でとろみをつける4)マグカップに注ぎ、くし切りにしたオレンジを飾ったら完成!今回はオレンジを使用していますが、イチゴやキウイなどお好みのフルーツでOK。また市販のジュースを使わずに自分で絞ったり、牛乳を入れてフルーツオレ風にしたりしてもおいしいですよ。夏はついつい冷たいものを多く摂りがちになってしまうので、寝る前などに1杯飲めば冷えすぎも予防できそうです。ファヴォルキ「ファヴォルキ」はポーランドの揚げ菓子で、あえて言えばクッキーに似ているもの。作り方も意外と簡単なんです。【材料】・薄力粉…200g・サワークリーム…大さじ3・生クリーム…大さじ1・卵黄…3個分・ウォッカ…大さじ2・バター…10g※バターは室温程度に戻しておく・塩…少々・粉糖…少々・サラダ油…適量【作り方】1)粉糖とサラダ油以外の材料をすべてボウルに入れ、混ぜる2)1を伸ばし3×10cmほどの長方形に切る3)2をそれぞれ真ん中でひねる4)180℃の油で揚げ、最後に粉糖をまぶしたら完成!ウォッカを入れることで、揚げた時に余分な油を吸いすぎないよう、予防になるのだそう。ウォッカがない場合は、同量の酢でもいいそうです。ほかにも、ポーランドではイースター(復活祭)やクリスマスなどのイベントの日に食べるのが一般的になっている「マズレック」や日本の揚げドーナツのような「ポンチュキ」など、まだまだおいしそうなポーランドスイーツはたくさん!普段なかなか作ろうとは思わないかもしれませんが、これを機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年06月28日株式会社アヴァンサが運営するポーランドランジェリーセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」が4月11日〜17日まで福岡・岩田屋本店 本館3階 婦人肌着売場に期間限定で再登場します。アヴァンサは東急プラザ銀座3階ヒンカリンカ1stにてポーランドランジェリーのセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」を展開。<kobietaの特徴>■中欧ポーランドランジェリーブランド「アクサミ」「サブレン」「エヴァ・ビアン」「ベネチアナ」を展開。■繊細なディテイルとデザインはハイブランドにも劣らない美しさでありながら、手の届くリーズナブルなプライスを実現。ブラジャー8,000円〜(税別)、ショーツ5,000円〜(税別)。■インポートランジェリーとしては珍しい、アンダーバスト65cmから展開。(お問い合わせ先)アヴァンサTEL 052-753-5551
2018年04月08日株式会社アヴァンサが運営するポーランドランジェリーセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」は2月14日〜20日まで名古屋・JR名古屋タカシマヤに期間限定出店。JR名古屋タカシマヤ4階ランジェリー&リラクシング イベントスペースにて「新しい自分に出会う!運命のランジェリーフェア」を開催します。■kobietaの特徴■中欧ポーランドランジェリーブランドを展開。■繊細なディティールとデザインはハイブランドにも劣らない美しさでありながら、手の届くリーズナブルなプライスを実現。ブラジャー8300円〜(税別)、ショーツ5000円〜(税別)。■インポートランジェリーとしては珍しい、アンダーバスト65cmから展開。豊富なサイズ展開をご用意しておりますが、在庫に限りがございますので、お早目のご来店をお待ちしています。■フェア特別企画DRESSでコラム連載中の石川智恵によるマンツーマンランジェリーアドバイス会実施。一人ひとりのライフスタイルに合わせたあなたのためのランジェリーを一緒にお探しします。2月15日〜18日(4日間のみ、予約制)フィッティングご予約先:お問い合せ窓口:052-566-8277(直通)ジェイアール名古屋タカシマヤ4階(お問い合わせ先)アヴァンサTEL 052-753-5551
2018年02月11日“朝ごはんを通して世界を知る”がコンセプトの東京・外苑前にあるカフェレストラン、ワールド・ブレックファスト・オールデイ(WORLD BREAKFAST ALLDAY)に、2月6日から4月1日まで「ポーランドの朝ごはん」(1,500円)が登場。「ポーランドの朝ごはん」(1,500円)ポーランドはHeart of Europeといわれ、地理的にも文化的にも東西ヨーロッパの懸け橋となっているヨーロッパの中央に位置する国。ポーランドの料理はロシアやイタリア、フランスは言うまでもなく、エキゾチックなモンゴル、アルメニア、リトアニア、コサック、ハンガリー、ユダヤ料理からの影響を受けてきた。りんごの生産がヨーロッパで一番のポーランドでは、そのまま食べることはもちろん、デザートや料理にもたくさんりんごを使う。朝ごはんも、りんごが入った「ラツーシュキ」というパンケーキが定番。また、ポーランドでは主食といえるほど食べられているじゃがいもと小麦粉で作る「プラツキ」というパンケーキも朝ごはんとしてよく食べられている。「ポーランドの朝ごはん」にはその他にも、ラディッシュとネギの入った白チーズの「トゥファルグ」や、ポーリッシュソーセージの「キエウバサ」、トマトなどが入ったスクランブルエッグといったメニューがワンプレートに。期間中はポーランドらしい「穀物コーヒー」、果物を砂糖で煮出した「コンポート」といったドリンク、りんごを使った「シャルロトカ」、チーズケーキの「セルニック」といったデザート、「ジュレック」というスープや「ピエロギ」といったサイドメニューなども提供。またポーランドに関するイベントも開催予定。詳細はホームページ()にて。【店舗情報】ワールド・ブレックファスト・オールデイ(WORLD BREAKFAST ALLDAY)住所:東京都渋谷区神宮前 3-1-23-1F営業時間:7:30~20:00(L.O19:30)不定休
2018年01月31日株式会社アヴァンサが運営するポーランドランジェリーセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」は日頃のご愛顧に感謝して、11月23日〜12月6日まで、ヒンカリンカ1st(東急プラザ銀座3階)にて「新しい自分に出会う!運命のランジェリーフェア」を開催します。■kobietaの特徴■中欧ポーランドランジェリーブランドを展開。■繊細なディティールとデザインはハイブランドにも劣らない美しさでありながら、手の届くリーズナブルなプライスを実現。ブラジャー8000円〜(税別)、ショーツ4300円〜(税別)。■インポートランジェリーとしては珍しい、アンダーバスト65cmから展開。■フェア特別企画■DRESSでコラム連載中の石川智恵によるマンツーマンランジェリーアドバイス会実施。一人ひとりのライフスタイルに合わせたあなたのためのランジェリーを一緒にお探しします。11月24日〜26日、12月1日〜3日(6日間のみ、予約制)フィッティングご予約先:HINKA RINKA 銀座店お問い合せ窓口:03-3572-0056(直通)担当:石井■通常の売り場を拡大し、Axami sexy新作先行発売およびフェア期間中限定の商品ラインアップを豊富なサイズと共に展開。■フェア期間中、商品をお買い上げのお客様にフェア終了後からご利用いただける割引クーポン券をプレゼントします(なくなり次第終了とさせていただきます)。(お問い合わせ先)アヴァンサTEL 052-753-5551
2017年11月17日「ポーランド映画祭2017」が、2017年11月25日(土)から12月15日(金)まで東京都写真美術館にて開催される。今回の開催で6年目を迎える「ポーランド映画祭」。今年は、ポーランドを代表する映画監督の一人であるイエジー・カヴァレロヴィッチ監督の没後10年に際し、カヴァレロヴィッチ監督作品にフォーカスを当てる。『影』『尼僧ヨアンナ』『夜行列車』『太陽の王子ファラオ』 の4作品を、デジタル・リマスター版にて上映する。さらに、新しい映画に注目する「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」では、山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞の『オラとニコデムの家』、子供と大人の狭間の時期をリアルに描いた『プレイ・グラウンド』、社会主義政権下において700万部の売上を記録した書籍の著者ミハリナ・ヴィスウォツカについての映画『アート・オブ・ラビング』の3作品を上映。加えて、2017年12月に劇場公開される『ユダヤ人を救った動物園 〜アントニーナが愛した命〜』もプレミア上映される。第二次世界大戦中のポーランドでの出来事を描いた、感動のノンフィクションだ。また、これまで日本で見られる機会がほとんどなかった、イエジー・スコリモフスキ監督の幻の作品『早春』や、世界中で絶大な人気を誇る作家スタニスワフ・レム特集として、レムの伝記映画『ソラリスの著者』、ボグダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー5作品など、見逃せない作品が目白押しになっている。予告映像も公開されているので、イベントに足を運ぶ前に是非チェックしてみて。【詳細】ポーランド映画祭2017会期:2017年11月25日(土)~12月15日(金)※11月27日(月)、12月3日(日)、12月4日(月)、12月11日(月)は休館につき上映なし。場所:東京都写真美術館ホール住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内TEL:03-3280-0099上映作品:・ポーリッシュ・シネマ・ナウ!『プレイグラウンド』、『アート・オブ・ラビング』、『オラとニコデムの家』、『二つの冠』、『ゆれる人魚』、『ユダヤ人が救った動物園アントニーナが愛した命』・スタニスワフ・レム特集『ソラリスの著者』『寄せ集め』(2作品同時上映)・イエジー・スコリモフスキ!『早春』デジタル・リマスター版(2018年1月 YEBISU GARDEN CINEMA にて公開)、『イレブン・ミニッツ』・ボクダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー『アイスホッケー』、『クラシック・バイアスロン』、『人生の舞台』、『フェンシング選手』、『フランツ・クラマーとスキーの風景』(5作品同時上映)・アンジェイ・ワイダ監督追悼『コルチャック先生』、『カティンの森』、『残像』・イエジー・カヴァレロヴィッチ監督特集『影』、『夜行列車』、『尼僧ヨアンナ』、『太陽の王子ファラオ』・画家ベクシンスキー特集『最後の家族』、『ベクシンスキー家の人々 映像と音声のアルバム』・ポーランド俳優ツィブルスキ没後50年『灰とダイヤモンド』『ズビシェク』・ポーランド・アニメーション70周年企画『ツィーゲノルト』『黒』『魔法のえんぴつ』『ボレック&ロレック』(4作品同時上映)・アンコール上映『イマジン』『イーダ』『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』
2017年10月26日株式会社アヴァンサが運営するポーランドランジェリーセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」が8月16日〜22日まで名古屋・JR名古屋タカシマヤ4F ランジェリー&リラクシング イベントスペースに期間限定で出店します。アヴァンサは東急プラザ銀座3階ヒンカリンカ1stにてポーランドランジェリーのセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」を展開。■kobietaの特徴■中欧ポーランドランジェリーブランドを展開。■繊細なディテイルとデザインはハイブランドにも劣らない美しさでありながら、手の届くリーズナブルなプライスを実現。ブラジャー7800円〜(税別)、ショーツ4700円〜(税別)。■インポートランジェリーとしては珍しい、アンダーバスト65cmから展開。(お問い合わせ先)アヴァンサ TEL 052-753-5551
2017年08月08日すべてが塩でできている礼拝堂。地下にいても坑夫たちは欠かさず祈りを捧げていた成田から直行便あり!気軽に行けるポーランド日本(成田)から首都ワルシャワまで直行便もあるポーランド。2017年7月には増便され、週4便が両国をつなぎます。直行便がある、というだけでぐっと子連れにも行きやすく感じるもの。ヨーロッパで成田空港から直行便で行けるのは14か国のみ(2017年7月現在)ということを考えると、これはぜひ子連れで行ってみたいものです。なにしろポーランドといえば長い間“東側”の国としてべールに包まれていた存在。世界遺産のアウシュビッツ・ビルケナウがあまりにも有名ですが、実は美しい旧市街の街並みや豊かな自然などほかにもたくさんの世界遺産があるのです。世界遺産、クラクフの旧市街にある聖マリア教会はシンプルな外観からは想像できないほど豪奢で美しいポーランドを代表する世界遺産の数々とかく悲惨な歴史が語られることの多いポーランドですが、敬けんなカソリック教徒が人口の大半を占めるのどかで穏やかな国。数百年の歴史ある木造教会群もポーランドの世界遺産として代表的なもののひとつです。そしてもうひとつ、そんなポーランドらしい世界遺産が、ヴィエリチカ岩塩坑。古都クラクフから車で30分ほどの近郊にあるヨーロッパ最古の岩塩鉱です。ヨーロッパには古くから使われていた塩鉱がいくつもありますが、こちらは規模の大きさ、そしてつい最近まで実際に稼働していたこともあって1978年に世界遺産に認定されたのでした。現在は年間150万人もの人が訪れる、ポーランドきっての人気スポットとなっています。坑道の全長はなんと300㎞!降りるときは階段だが、最後にはリフトで一気に地上に戻れる。最後のリフトが狭いのと、階段も多いのでベビーカーは難しそう冒険心をくすぐるツアーも家族で参加できるこの岩塩鉱は地下327m、坑道の長さは300㎞にも及ぶとあって、かなりの規模を誇ります。9層にわかれた構造のうち、観光客が訪れることができるのは3層まで。見学するには入場の前にガイドツアーに参加しなければなりませんが、残念ながら日本語のツアーはありません。ただ、「坑夫たちのルートMiner’s Route」を選択すれば、ヘルメットにヘッドライト、作業着を着ての本格的ないでたちで普通の観光客と違う、もっと詳しく塩鉱内部に触れることが可能。こちらは地元の小学生などもよく訪れる、社会科見学コースのような感じですが、大人でも楽しめます。家族で参加するのがおすすめです。作業着に身を包み、ヘルメットをつけて。一般のツアーと違うコースを歩くので、歩きやすい靴で参加を。この日は地元の高校生グループが参加していた聖キンガ礼拝堂などすべてが塩でできた礼拝堂は必見ヴィエリチカのハイライトといえば、坑内に設置された数々の礼拝堂や装飾。一度塩鉱に従事すれば何か月も地上に出ることができなかった坑夫たちも、やはり敬けんなカソリック教徒たち。坑内に40を超える礼拝堂を彫り、信仰を忘れず地下での仕事の無事を祈ったのでした。なにがすごいって、塩鉱なのでそれらの素材はすべて塩、というところです。中でもその規模や彫られているレリーフの美しさで知られる聖キンガ礼拝堂は、頭上に下がるシャンデリアまでも塩でできているという徹底ぶり。ポーランドの人々の敬けんぶりもさることながら、芸術的技術の高さにも驚かされます。最大の聖キンガ礼拝堂内には宗教画『最後の晩餐』も壁に彫りこまれている。現在はパーティーなどに使われることもある幻想的な空間塩の効能?研究が進む療養施設もうひとつ、興味深いのが、岩塩鉱に併設された施設です。科学的な証明はさておき、約1000年もの歴史あるこの岩塩鉱では働いている坑夫たちには肺病が見られなかったというデータがあるそうで、それに基づいて多くの研究が現代でも活発に進められています。というのも、坑内の空気には塩分が含まれているといい、それが肺病やアレルギーの症状を緩和すると考えられているのだそう。そのため、ヴィエリチカにはヘルスリゾートも設置され、子ども向けの施設ではサマースクールのように楽しくわいわい活動しつつ自然の恩恵にあやかろうというプログラムもあります。また、敷地内に近年設置されたばかりの「Graduation Tower(Teznia Solankowa)」は小枝で組んだ壁の中を塩水が循環し、塩分を含む細かなミストが充満するエリアで、これもまた癒しを目的に作られたものです。とはいえ、治療や効能を求めて、というよりのんびりと友と語らうために訪れる地元の人が多いよう。確かにガーデンの緑に囲まれた中、流れる水の音が涼しげでのどかな雰囲気。特に夏場は毎日でもふらっと散歩に来たくなるような施設です。せっかく世界遺産を訪れたなら、ぜひこちらにも足を運んでみましょう。観光地めぐりでとかく忙しくなりがちな旅行中、ほっと一息つくいい時間になることはまちがいありません。壁がすべて小枝で編まれた不思議な建物。内部を塩水が通っているので、近づくとちょっと涼しく、リフレッシュ。塩鉱とは別料金ヴィエリチカ岩塩坑入場料(ポーランド語以外のガイド)大人:84ズロチ子ども(4歳~16歳):64ズロチファミリー(大人2人、子ども2人):232ズロチグラデーションタワー入場料大人:9ズロチ子ども(4歳~16歳):6ズロチファミリー(大人2人、子ども2人):16ズロチ(通貨:1ポーランドズロチ=約30円※2017年7月現在)<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年07月24日ポーランドとドイツを訪れる5日間のツアーに出かけたウィリアム王子一家。最初の訪問地のワルシャワで、ジョージ王子が早速かわいらしい話題を提供した。ワルシャワに着陸後、ウィリアム王子に手を引かれて航空機の出口に現れたジョージ王子。快適な機内とは打って変わり、少し肌寒く曇り空だったこの日のワルシャワの気候にご機嫌斜め!?階段を降りることを拒んで機内に戻ろうと踵を返し、その姿がかわいいと話題に。ウィリアム王子に促されて再び姿を現し、無事、ワルシャワの地を踏むことができた。後ろにはシャーロット王女を腕に抱えたキャサリン妃が続いた。このときのジョージ王子の装いはスペインブランド「Tizza」の赤×青のチェックのシャツと、ジョージ王子のトレードマークともいえる紺の半ズボン。「Mail Online」によると、ジョージ王子がワルシャワに上陸して24時間以内にチェックのシャツが完売になったという。約4,600円のお手頃価格で販売していたようだ。キャサリン妃は「アレクサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のホワイトスーツでクラッシーに、シャーロット王女は赤いリボンのヘアアクセサリーと花柄の赤いワンピースのキュートなファッションに身を包んでいた。(Hiromi Kaku)
2017年07月19日